JPS6257248B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6257248B2 JPS6257248B2 JP3289182A JP3289182A JPS6257248B2 JP S6257248 B2 JPS6257248 B2 JP S6257248B2 JP 3289182 A JP3289182 A JP 3289182A JP 3289182 A JP3289182 A JP 3289182A JP S6257248 B2 JPS6257248 B2 JP S6257248B2
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- JP
- Japan
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- laminate
- hole
- electrode
- electrodes
- present
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 229910052573 porcelain Inorganic materials 0.000 claims description 11
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Landscapes
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、磁器誘電体の内部に埋設された内
部電極を確実に露出させることのできる貫通孔を
有する積層コンデンサの製造方法に関し、特に貫
通コンデンサとして有用なものである。
部電極を確実に露出させることのできる貫通孔を
有する積層コンデンサの製造方法に関し、特に貫
通コンデンサとして有用なものである。
従来、第1図の側断面図で示したような構成の
貫通コンデンサとして用いられる積層コンデンサ
は、第2図で示した分解斜視図からよくわかるよ
うに、次のような方法で製造されている。まず、
外周部を除いて一平面に円形電極1aが付与され
た第1の磁器シート1と、中央部を除いて一平面
にリング状電極2aが付与された第2の磁器シー
ト2とを準備し、これらの適宜枚数交互に積み重
ねて積層体Mを形成する。この積層体Mの上下面
には、絶縁のための磁器シート3,3がさらに積
み重ねられている。次いでこの積層体Mの中央部
に、適当なパンチ手段により貫通孔4を形成し、
その後焼成する。そしてこの積層体Mの外周面お
よび貫通孔4の内壁面に外部電極5,6がそれぞ
れ付与される。
貫通コンデンサとして用いられる積層コンデンサ
は、第2図で示した分解斜視図からよくわかるよ
うに、次のような方法で製造されている。まず、
外周部を除いて一平面に円形電極1aが付与され
た第1の磁器シート1と、中央部を除いて一平面
にリング状電極2aが付与された第2の磁器シー
ト2とを準備し、これらの適宜枚数交互に積み重
ねて積層体Mを形成する。この積層体Mの上下面
には、絶縁のための磁器シート3,3がさらに積
み重ねられている。次いでこの積層体Mの中央部
に、適当なパンチ手段により貫通孔4を形成し、
その後焼成する。そしてこの積層体Mの外周面お
よび貫通孔4の内壁面に外部電極5,6がそれぞ
れ付与される。
つまり前記第1の磁器シート1上に付与された
電極1aが、貫通孔4内において外部電極6と、
第2の磁器シート2上に付与された電極2aが、
外周面において外部電極5と、それぞれ接続さ
れ、積層コンデンサが形成されるのである。なお
これを貫通コンデンサとして実際に使用する場合
は、前記貫通孔4内に貫通端子(図示せず)を貫
通し、外部電極6と導電接続されることになる。
電極1aが、貫通孔4内において外部電極6と、
第2の磁器シート2上に付与された電極2aが、
外周面において外部電極5と、それぞれ接続さ
れ、積層コンデンサが形成されるのである。なお
これを貫通コンデンサとして実際に使用する場合
は、前記貫通孔4内に貫通端子(図示せず)を貫
通し、外部電極6と導電接続されることになる。
ところがこのような積層コンデンサにおいて
は、磁器シート1,2,3と内部電極1a,2a
とが同時に焼成されるが、焼成時に磁器シート
1,2,3が粒成長するため、その結果電極1
a,2aの端部が貫通孔4および外周面に露出さ
れず、積層体M内に埋設されたようになつてしま
う。このため外部電極5,6との導電接続が良好
に行なわれず、いわゆる容量落ちが生じてしまう
ことになつていた。この容量落ちを防止するに
は、焼成された積層体Mの外周面および貫通孔4
内壁面を研削し、電極1a,2aを露出させれば
よいが、積層体Mの外周面の研削は、センタレス
研磨等によつて容易に行なえるが、貫通孔4内壁
面の研削は、貫通孔4の径の小さいことからも、
実質上行ない得ないものであり、従つてこの種積
層コンデンサは、いまだ実用に供されていないの
が実情である。
は、磁器シート1,2,3と内部電極1a,2a
とが同時に焼成されるが、焼成時に磁器シート
1,2,3が粒成長するため、その結果電極1
a,2aの端部が貫通孔4および外周面に露出さ
れず、積層体M内に埋設されたようになつてしま
う。このため外部電極5,6との導電接続が良好
に行なわれず、いわゆる容量落ちが生じてしまう
ことになつていた。この容量落ちを防止するに
は、焼成された積層体Mの外周面および貫通孔4
内壁面を研削し、電極1a,2aを露出させれば
よいが、積層体Mの外周面の研削は、センタレス
研磨等によつて容易に行なえるが、貫通孔4内壁
面の研削は、貫通孔4の径の小さいことからも、
実質上行ない得ないものであり、従つてこの種積
層コンデンサは、いまだ実用に供されていないの
が実情である。
それゆえに本発明は、容易安定性にすぐれた貫
通孔を有する積層コンデンサを得るための製造方
法を提供せんとしたものである。
通孔を有する積層コンデンサを得るための製造方
法を提供せんとしたものである。
本発明を要約すれば、積層体に形成する貫通孔
を、積層体の焼成後にサンドブラストによつて形
成させるようにしたことを特徴とする積層コンデ
ンサの製造方法である。
を、積層体の焼成後にサンドブラストによつて形
成させるようにしたことを特徴とする積層コンデ
ンサの製造方法である。
本発明のその他の目的と効果は、以下に図面を
参照して行なう実施例の説明から明らかとなろ
う。
参照して行なう実施例の説明から明らかとなろ
う。
第3図は本発明製造方法の一過程である穿孔工
程を示す概略斜視図、第4図は穿孔工程後の積層
体の貫通孔近傍を拡大して示した断面図である。
なお本発明において、積層体Mを形成するまでの
工程、および外部電極5,6の付与工程以後は、
従来例として示した上述のものと同じであるの
で、説明の重複を避け、以後の説明は従来例との
相違点のみに留める。
程を示す概略斜視図、第4図は穿孔工程後の積層
体の貫通孔近傍を拡大して示した断面図である。
なお本発明において、積層体Mを形成するまでの
工程、および外部電極5,6の付与工程以後は、
従来例として示した上述のものと同じであるの
で、説明の重複を避け、以後の説明は従来例との
相違点のみに留める。
磁器シート1,2,3を積み重ねて得られた積
層体Mは、まずそのまま焼成される。その後必要
により、積層体Mの外周部を、たとえばセンタレ
ス研磨により研磨し、第2の磁器シート2に付与
されていた電極2aの端部を露出させる。次い
で、積層体Mの中心部に、研磨粉を噴射させるノ
ルズ10を近接させ、サンドブラストによつて研
磨し、貫通孔4を穿設する。同時にこの貫通孔4
の内壁面に第1の磁器シート1の電極1aを露出
させるのである。この電極1aの露出形態は、第
4図の拡大図で示したように、電極1aの端部が
誘電体よりも突出したようになる。これは焼成後
の磁器が金属電極よりも研磨され易いことによ
る。
層体Mは、まずそのまま焼成される。その後必要
により、積層体Mの外周部を、たとえばセンタレ
ス研磨により研磨し、第2の磁器シート2に付与
されていた電極2aの端部を露出させる。次い
で、積層体Mの中心部に、研磨粉を噴射させるノ
ルズ10を近接させ、サンドブラストによつて研
磨し、貫通孔4を穿設する。同時にこの貫通孔4
の内壁面に第1の磁器シート1の電極1aを露出
させるのである。この電極1aの露出形態は、第
4図の拡大図で示したように、電極1aの端部が
誘電体よりも突出したようになる。これは焼成後
の磁器が金属電極よりも研磨され易いことによ
る。
このように積層体Mへの貫通孔4の形成を、焼
成後にサンドブラストによつて行なうことによ
り、電極1aの露出を完全に行なえ、外部電極6
との導電接続が確実となり、容量落ちのない、安
定な品質の積層コンデンサを得ることができる。
成後にサンドブラストによつて行なうことによ
り、電極1aの露出を完全に行なえ、外部電極6
との導電接続が確実となり、容量落ちのない、安
定な品質の積層コンデンサを得ることができる。
なお上記の説明ならびに図面は、本発明を具体
化させるためのもので、本発明がこれらに特定さ
れることはない。特に積層コンデンサの形状、磁
器シートや電極の形状等はまつたく任意で円に限
らず角でもよく、第5図に示したような形状のも
のにも適用できる。また積層体への貫通孔の穿設
位置も、中央部に限ることはない。さらに上記の
説明では、1個の積層コンデンサを単独で得るも
のとして説明したが、1枚の磁器シート上に多数
の電極を付与したものを用いて、複数個の積層コ
ンデンサを同時に得るようにしてもよい。
化させるためのもので、本発明がこれらに特定さ
れることはない。特に積層コンデンサの形状、磁
器シートや電極の形状等はまつたく任意で円に限
らず角でもよく、第5図に示したような形状のも
のにも適用できる。また積層体への貫通孔の穿設
位置も、中央部に限ることはない。さらに上記の
説明では、1個の積層コンデンサを単独で得るも
のとして説明したが、1枚の磁器シート上に多数
の電極を付与したものを用いて、複数個の積層コ
ンデンサを同時に得るようにしてもよい。
本発明において、貫通孔の穿設をサンドブラス
トに特定したのは、焼成後の積層体に、たとえば
ドリルで穿孔しようとすれば、積層体のワレやカ
ケが生じるため好ましくなく、またレーザー加工
で行なえば、貫通孔内壁面への電極の良好な突出
が得られないためである。
トに特定したのは、焼成後の積層体に、たとえば
ドリルで穿孔しようとすれば、積層体のワレやカ
ケが生じるため好ましくなく、またレーザー加工
で行なえば、貫通孔内壁面への電極の良好な突出
が得られないためである。
第1図は、貫通孔を有する積層コンデンサの象
徴的な例を示す側断面図、第2図はその分解斜視
図、第3図は本発明製造方法の一過程である穿孔
工程を示した概略斜視図、第4図は本発明により
得られた積層コンデンサの積層体の主要部を示す
拡大断面図、第5図は本発明により得られた積層
コンデンサの他の形状例を示す側断面図である。 1……第1の磁器シート、1a……電極、2…
…第2の磁器シート、2a……電極、4……貫通
孔、5,6……外部電極、M……積層体、10…
…研磨粉噴射ノズル。
徴的な例を示す側断面図、第2図はその分解斜視
図、第3図は本発明製造方法の一過程である穿孔
工程を示した概略斜視図、第4図は本発明により
得られた積層コンデンサの積層体の主要部を示す
拡大断面図、第5図は本発明により得られた積層
コンデンサの他の形状例を示す側断面図である。 1……第1の磁器シート、1a……電極、2…
…第2の磁器シート、2a……電極、4……貫通
孔、5,6……外部電極、M……積層体、10…
…研磨粉噴射ノズル。
Claims (1)
- 1 異なる位置に電極が付与された第1、第2の
磁器シートを複数枚、交互に積み重ねて積層体を
形成して焼成し、前記第2の磁器シートの電極を
積層体の外周面に露出させた後、その積層体にサ
ンドブラストによつて貫通孔を形成し、この貫通
孔の内壁面に、前記第1の磁器シートの電極を露
出させるようにしたことを特徴とする貫通孔を有
する積層コンデンサの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3289182A JPS58148420A (ja) | 1982-03-01 | 1982-03-01 | 貫通孔を有する積層コンデンサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3289182A JPS58148420A (ja) | 1982-03-01 | 1982-03-01 | 貫通孔を有する積層コンデンサの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58148420A JPS58148420A (ja) | 1983-09-03 |
JPS6257248B2 true JPS6257248B2 (ja) | 1987-11-30 |
Family
ID=12371502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3289182A Granted JPS58148420A (ja) | 1982-03-01 | 1982-03-01 | 貫通孔を有する積層コンデンサの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58148420A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4548571B2 (ja) * | 2002-10-08 | 2010-09-22 | 日本特殊陶業株式会社 | 積層コンデンサの製造方法 |
-
1982
- 1982-03-01 JP JP3289182A patent/JPS58148420A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58148420A (ja) | 1983-09-03 |
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