JPS6256840A - 硬度計 - Google Patents

硬度計

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JPS6256840A
JPS6256840A JP19743485A JP19743485A JPS6256840A JP S6256840 A JPS6256840 A JP S6256840A JP 19743485 A JP19743485 A JP 19743485A JP 19743485 A JP19743485 A JP 19743485A JP S6256840 A JPS6256840 A JP S6256840A
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pedestal
sliding body
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ball support
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Yoshihiro Makino
牧野 良弘
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Shinei Seisakusho KK
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、金属材料の硬度を測定する硬度計に関する
ものである。
〔従来技術〕
従来知られている硬度計は、被測定物に圧痕をつけ、そ
の縦横の径を測定し、その平均径を算出して硬度表と対
照するものであったから、圧痕をつける面の仕上加工が
必要である他、(ぼみの周囲の盛り上がりによる誤差と
かルーペによる目測時の個人差による誤差等を生じ易い
、といった欠点があった。
そこで、本発明者は、さきに、特開昭59−19783
4号公報に開示されているような鋳物材料試験機を開発
した。そして、この鋳物材料試験機では、一対の硬さ試
験球を対向状に配置し、この一対の硬さ試験球の間に試
験片を挟んで、それを所定の圧力でもって挟圧したとき
における、一対の硬さ試験球間の距離の変化を測定する
ことで、試験片の硬度を測定することを提案した。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記特開昭59−197834号公報に
開示されている試験機では、試験片を一定の圧力でもっ
て挟圧したとき、試験片に不確定な弾性変形が起ると、
硬度を測定できなかった。
したがって、この試験機では、所定の厚さの試験片でし
か硬度を測定できない、といった問題がなお残っていた
そこで、この発明は、試験片の厚さが不特定でも、つま
り被測定物が任意の厚さであっても、また、被測定物が
、それに硬度測定のための荷重を加えたとき不確定な弾
性変形を起すようなものであっても、全く支障なく、被
測定物に加えた荷重の変化に対応する圧痕深さの変化を
測定することによって、被測定物の硬度を知ることがで
きる、硬度計を提供しようとするものである。
c問題点を解決するための手段〕 この発明の硬度計は、その上に被測定物4を載せるため
の受台3と、その下端部に試験球8を支持している試験
球支持体2が、両者間に被測定物4を位置させるための
適宜の空間を与えて対向状に配置されており、上記受台
3と試験球支持体2間の間隔は可変で、両者間には、試
験球支持体2に支持された試験球8を受台3上に載置さ
れた被測定物4に対して圧入するための加圧手段(油圧
シリンダ5)が配設されている。試験球支持体2には摺
動体10が上下動自在に支持されていて、この摺動体は
、ばね14又は重錘によって常時下向きに附勢されてお
り、この附勢は、係止装置によって摺動体10の下端縁
10dが前記試験球8の下端面8aよりも若干下に位置
する所定の最降下位置に係止されている。試験球支持体
2に対する摺動体lOの相対的な移動量を測定してそれ
を被測定物4の硬度として表示部16に表示する、摺動
体の移動量測定装置20を設けてあり、この摺動体の移
動!測定装置20には、試験球8の被測定物4に対する
荷重が所定の予圧荷重PIに達すると入るクラッチ23
を付設してあって、このクラッチ23が入った以後の摺
動体10の試験球8に対する相対的な移動量のみが表示
部16に伝達されるようになっている。
〔作用〕
上記の技術的手段は次のように作用する。
受台3の上に被測定物4を載置した上、試験球支持体2
に支持された試験球8を受台3上にLitされた被測定
物4に対して圧入するための加圧手段(油圧シリンダ5
)を使用して、試験球支持体2を降下させるか又は受台
3を上昇させることにより、相対的に受台3と試験球8
間の距離を縮めて、被測定物4の硬度測定部に試験球8
を当てようとすると、その下部に試験球8を支持してい
る試験球支持体2には、摺動体10が、摺動体10に対
して相対的に上下動自在に支持されており、この摺動体
10は常時下向きに附勢されており、この附勢は係止装
置によって摺動体10の下端縁10dが前記試験球8の
下端面8aよりも若干下に位置する所定の最降下位置に
係止されているので、試験球8が被測定物4の硬度測定
部に接触する以前に、先づ、上記摺動体10の下端縁1
0dが被測定物4の表面に接触し、しかる後摺動体10
の下向きの附勢に抗して摺動体10が試験球支持体2に
対して相対的に上昇せしめられると、初めて、試験球8
が被測定物4の表面に接触せしめられることにな為。そ
して、試験球8が被測定物4の表面に接触した後も、引
き続いて前記加圧手段により、試験球支持体2と受台3
間の距諦を縮めると、今度は試験球8が被測定物4の測
定部に圧入されることになる。
また、この発明の硬度計では、摺動体10に与えられて
いる下向きの附勢を適当に設定しておくと、摺動体10
の下端8.!lodが被測定物4の表面に接した以後の
時点において、該下端8Hodが確実に被測定物4の表
面に密着された状態を得ることができる。したがって、
試験球8が被測定物4に圧入されたときにおける、試験
球支持体2に対する摺動体10の相対的な移動量は、正
確に、被測定物4に圧入された試験球8の被測定物4表
面からの圧入深さに相当することになる。
そして、この発明の硬度計には、上記試験球支持体2に
対する摺動体10の相対的な移動量を測定する摺動体の
移動1劃定装220を設けてあって、上記移動量が、被
測定物4の硬度として表示部に表示されるようになって
いるのであるが、この摺動体の移動蓋測定装置20には
、試験球8の被測定物4に対する工大荷重が所定の予圧
荷重P、に達すると入るクラッチ23を付設してあって
、このクラッチ23が入った以後の摺動体10の試験球
8に対する相対的な移動量のみが、前記表示部16に伝
達されるようになっているので、上記クラッチ23が入
るときの予圧荷重P1を、この予圧荷重P1を加えたと
きにおいて、被測定物4の表面の粗面及び又は被測定資
料が鋳物の場合には表面の硬度異常層が試験球8によっ
て押し潰される程度の適当な荷重(例えば100〜10
00kg程度)に設定しておくと、試験球8が被測定物
4の粗面を押し潰した以後の時点において被測定′!:
yJ4に加えられた測定荷重P2によって、被測定物4
に圧入された試験球8の圧入量のみを、前記摺動体10
の試験球支持体2に対する相対的な移動量h2として計
測し、それを前記表示部16に被測定物4の硬度として
表示せしめることができる。
このようにして、上記表示部16には、試験球8が被測
定Th4の粗面を押し潰した後、被測定物4に圧入され
た試験球の圧入量が、この発明の硬度計の表示部1Gに
硬度として表示されることになるのであるが、この圧入
量は、被測定物4の硬度の変化に対応して連続的に変化
するから、上記この表示部16に、ブリネル硬度が夫々
異なる多数の標準資料を実測して得た圧入深さを、ブリ
ネル硬度値に置換してプロットした百盛りを用いると、
この表示部1Gにおいて、被測定物4のブリネル硬度に
非常に近い近偵値(実用上全く支障がない程近い値)を
直読することができる。
3実施例〕 実施例を第1〜8図について説明すると、この実施例の
硬度計は、第2・3図に示しであるように、試験球支持
体2が機枠1に固定して支持されており、受台3が機枠
に対して上下動自在に支持されていて、受台3の上に載
置された被測定物4に対して試験球4を圧入するための
手段は、機枠1と試験球支持体2間に配設した油圧シリ
ンダ5でもって構成されている。なお、第2・3図にお
いて、6・6は弾性体からなるばね弐の補助受台で、こ
れらの補助受台6は被測定物4の重心の真下位置近傍シ
こおいて、被測定>4の下面を弾性的に支承せしめるた
めのものである。
この実施例の硬度計は、ペダル7を有す足踏み弐の油圧
ポンプ9によって発生された油圧を前記油圧シリンダ5
に供給することで受台3を上昇させ、補助受台6・6に
よってその自重を支えられた被測定物4に受台3と試験
球8間で挟圧を加え、被測定物4の表面に試験球8を圧
入せしめるようになっているのであるが、この実施例の
受台3は、第4・5図に示しである如く、その上端部に
凹球面3aを儂えた受台本体3bと、この凹球面3aに
嵌合する半球面3Cを介して受台本体3bの上に回転自
在に支承された、半球面3cを有する球I受金3dでも
って構成されている。
また、この実施例の試験球支持体2は、大径部2aと小
径部2bを備えていて、大径部2aに読(その基1i2
c部分を、機枠1の下面に固着されており、この試験球
支持体2に対して相対的に上下動自在な摺動体10は、
試験球支持体2の大径部2aに摺動自在に嵌合する大径
の筒体10aと試験球支持体の小径部2bに摺動自在に
嵌合する小径の筒体10bとからなり、大径の筒体10
aの下端部に小径の筒体10bの上端部を螺着して一体
化されている。そして、上記試験球支持体2の下端部に
試験球8が支持されているのであるが、この実施例の摺
動体lOの小径の筒体10bの下端部には、若干テーパ
ーを付与してあって、試験球8は、この摺動体10の下
端部近傍に内装したシール用のウレタンゴム11でもっ
て、試験球支持体2の下端部に常時圧着せしめられてい
る。
試験球支持体2の大径部2aには、横孔12をあけてあ
り、この横孔12に通したピン13を摺動体10に固定
してあって、摺動体10は、このピン13が横孔12内
を上下に変位しうる範囲においてのみ、試験球支持体2
に対して相対的に上下動自在であるが、摺動体10は、
その外周面に形成しである鍔状の部分IOcと試験球支
持体2の5j12c部分との間に介接したばね14でも
って(約70kg程度の圧力でもって)、常時下向きに
附勢されており、この附勢を、上記横孔12に係合する
ピン13でもって最降下位置に係止されている。なお、
15はばね14の丹側をカバーしているゴムカバーであ
る。
そして、上記摺動体10は、それが最降下位置に達した
状態では、その下端縁10dが試験球8の下端面8aよ
りも若干下に位置せしめられており、受台3を上昇させ
て受台3と摺動体10間に位置された被測定物4を両者
間でもって挟圧すると、先づ、摺動体10の下端縁10
dが被測定物4の表面に接し、それが前記附勢に等しい
荷重(約TOkg)でもって被測定物40表面に圧接せ
しめられると、初めて、摺動体10が前記附勢に抗して
上方に移動せしめられ、試験球8が被測定’!!714
の表面に接し、前記附勢を越えて試験球支持体2と受台
3間に加えられた挟圧荷重によって、試験球8が被測定
物4の表面に圧入されると、その圧入量に相当する量だ
け、摺動体lOが試験球支持体2に対して相対的に上向
きに移動する。
この発明の硬度計は、このときの摺動体の移動量を測定
して、それを表示部16に被測定物4の硬度として表示
するようになっているので、次に、この時作動する摺動
体の移動W測定装置20について説明すると、第1・4
・5図において、試験球支持体2には、その上端面から
前記横孔12に達する縦孔17を形成してあって、この
縦孔17内に、その下端部が前記ピン12に接するロッ
ド18を上下動自在に支持せしめて挿通しである。
このロッド18は、機枠lに形成しである孔19内を貫
通してその上方へと延びており、このロフト18の上端
部には、レバン21の基部近くの下面を接触せしめてあ
り、このレバー21の自由端の上面には、他のロッド2
2の下端を接触せしめてあって、前記摺動体10が上下
に移動すると、その移動量が拡大して上記ロフト22に
伝達せしめられるようになっている。23は、このロッ
ド22の移動量を表示部16に表示するための伝動係に
挿入したクラッチで、このクラッチ23は、上下動自在
に支持されたロッド22に固定されたコ字形のベルト取
付枠24と、このベルト取付枠24にその上下の端部を
止着して上下方向に張設されたスチール製のベルト25
と、このベルト25の一側面にヘルド25との間に1小
の間隔を与えて対設された伝動輪26と、このベルト2
5の他側面に接^#自在に対設された押圧転子27とで
もって構成されていて、転子27でもってベルト25を
押し、ベルト25を伝動転26に接触させると、クラッ
チ23が入ってベルト25の上下方向の移動量が伝動輪
26に伝達せしめられるようになっている。転子27を
ベルト25から離間せしめた位置に保つと、クラッチが
切れた状態に保たれるようになっているのであるが、上
記転子27は、その基端部を機枠1上の適所に枢支28
されて揺動自在なレバー29の自由端に軸支されており
、このレバー29には、レバー29を押して転子27を
ベルト25に圧接せしめるための押しばね30と、機枠
1に枢支31された押し戻しレバー32を対設しである
。押し戻しレバー32は、機枠1との間に配設された圧
力調整可能な押しばね33でもって、上記レバー29を
前記押しばね30に抗して転子27がスチールベルト2
5から離間せしめられる位置へと常時附勢されており、
この押し戻しレバー32には、それを押しばね33に抗
してレバー29に対する不作用位置−・と選択的に変位
させるためのアクチェータ35を対設しである。そして
、アクチェター35は、この実施例のものでは、前記油
圧シリンダ5によって被測定物4に加えられる試験球8
の荷重が予圧荷重Pl (約500kg)に達すると、
押し2戻しレバー34がレバー29に対する不作用位置
へと変位せしめられて、クラッチ23が入るようになっ
ている。なお、第1図において36・37・3日は測定
荷重プリセットバルブ、39は荷重計である。
この実施例の摺動体の移動量測定装置20では、クラッ
チ23が入るとベルト25の上動量が伝動輪26に伝え
られ、それが連動軸40・41・42・43を介して指
針44に増巾して伝達されるようになっているのである
。なお、第1図において45は指針44をスタート位置
に附勢しているばねであり、4Gはロフト22の回り止
め用角材、47は、連動軸41・42の的48を上向き
に附勢して支持しているリセットハンドル(図示せず)
件の軸受枠である。
上記のようにして、指針44に伝えられる摺動体10の
上向きの移動量は、第6図に示しであるような表示部1
6の目!盤16aによってこれを読みとることができる
のであるが、この目盛盤16aには、摺動体10の移動
量が、被測定物4に圧入された試験球8の圧痕深さと、
試験球8に測定荷重P、(前記70kg0附勢を越えて
試験球支持体10と受台3間に加えられた挟圧荷重)が
、1.5トン、3トン又は5トンであるときのブリネル
硬度近似値が表示されている。
この実施例の硬度計は上記のような構成であるから、摺
動体10と受台3間に被測定物4を挟んで、先づ両者間
に70kgの荷重を加えると、被測定物4が鋳物であっ
ても、該被測定物4の表面(粗面)の脆弱な凹凸は、摺
動体10の下端JlOdによって押し潰され、この摺動
体10の下端縁10dは、この被測定物4の仮想の理想
面4aに密着せしめられて後初めて、試験球8が被測定
物4の表面に接触せしめられる。そして摺動体10は、
試験球8が被測定物4に接触した以後の状態においては
、試験球8に前記予圧荷重P、(約500kg)を加え
ても、ばね14が撓むだけで、それを下向きに附勢して
いるほぼ一定の圧(約70kg>でもって、被測定物4
の表面に圧着された状態のままに保たれる。
そして、被測定物4に対して試験球8を上記予圧荷重P
i(約500kg>でもって押しつけると(第8図)、
測定物4の表面は、この予圧荷重P1によって矯正され
、そこに硬度異常層が存在した場合には、それを破壊さ
れる。したがって、前記クラッチ23が入るアクチェー
タ35の作動時点を、例えば試験球8にこの予圧荷重P
+が加えられてからしばらくたった例えば2秒位経過し
た時点に設定しておくと共に、このクラッチ23が入っ
てから試験球8に測定荷重P2(例えば1.5トン、3
トン又は5トン)を加えるようにしておくと、第8図の
時間軸グラフに示しであるように、予圧荷重p、  (
約500kg)を加えたときの試験球8の圧大深さhl
を指針44に伝えることなく、予圧荷重P、を越えて測
定荷重P2が加えられたときの摺動体10の移動量、つ
まりクラッチ23が作動した以後の摺動体10の移動W
h2のみを指針44に伝えて、該移動″lh2を、表示
部16において、目盛’4’li 16 a上にブリネ
ル硬度の近似値として読み取ることができる。
なお、上記実施例においては、被測定物4が鋳物であっ
ても測定誤差が生じないようにするために、摺動体10
をばね14でもって下向きに附勢しである例を示したが
、被測定物4の測定面が仕上げ加工されている場合には
、摺動体10は、その自重のみ又はそれに付加された適
当な重さの重錘(図示せず)によって常時下回きに附勢
されていてもよい。
また、上記実施例においては、試験球支持体2に支持さ
れた試験球8を被測定物4に圧入するための加圧手段が
、機枠1と受台3間に配設した油圧シリンダ5である側
を示したが、他の実施例においては、反対に、受台が機
枠に固定して支持されており、試験球支持体が機枠に対
して上下自在に支持されていて、受台上に載置された被
測定物に対して試験球支持体に支持された試験球を圧入
するための加圧手段が、機枠と試験球支持体間との配設
した油圧シリンダであってもよい(図示せず)。
〔効果〕
この発明は次のような優れた効果を有する。
この発明の硬度計を構成している前記摺動体の移動量測
定装置には、試験球の被測定物に対する荷重が所定の予
圧荷重に達すると入るクラッチを付設してあって、この
硬度針の表示部には、上記クラッチが入った以後の摺動
体に対する相対的な移動量のみが伝達されるようになっ
ているので、この予圧荷重を過当に設定しておくと、被
測定物が表面加工をしてない鋳物であっても、被測定物
のブリネル硬度値に非常に近い硬度値を、被測定物に測
定荷重をかけつけたときにおいて、直ちに表示部に表示
せしめ、それを直読することができる。
また、この発明の硬度計は、被測定物が黒皮又はスラブ
のままであっても、それを表面加工したときの表面の硬
度を次のようにして測定することができる。すなわち、
多数ある被測定物の最初の一個について表面加工前と表
面加工後の硬度を測定し、その間に硬度差があった場合
にはそれを修正値と定め、残る被測定物の全個数につい
ての測定シよ、これを黒皮またはスラブのまま行って、
得た測定値に上記修正値を加味すると、各被測定物につ
いての表面加工後の硬度を推測することができる。
JISでは、被測定物に対する測定荷重の加圧時間を3
0秒と定義されているが、本発明の硬度計は上記のよう
な構成であるから、測定荷重の加圧時間の経過に伴う硬
度表示の変化を表示部に連続的に表示せしめることがで
きる。したがって本発明の硬度計は、多数ある被測定物
の最初の1個についてのみ30秒間加圧後の硬度を読み
、そのとき、併せて時間の経過に対応する硬度表示の趨
勢を読み取っておくならば、残る被測定物の全個数につ
いての測定は、時間の変化に対応する硬度表示の変化量
をイζ正値として使用することで、1回あたり数秒程度
の加圧時間でもって硬度を予測測定することができる。
何故なら、第8図の時間軸グラフに示しであるように、
測定荷重加圧後3秒程度で、30秒加圧後の圧痕深さの
約99%位まで到達するからである。
この発明の硬度計は、被測定物の表面に圧痕をつけて、
その圧痕深さを摺動体の移動量として測定することによ
り被測定物の硬度を測定するもであるから、被測定物の
厚さが不特定であっても、つまり被測定物が任意の厚さ
であっても、また、被測定物がそれに硬度測定のための
荷重を加えたときにおいて不確定な弾性変形を起すもの
であっても、全く支障なくその硬度を測定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る硬度計の1実施例を示した全体
の構成図、第2図は硬度計の正面図第3図は同側面図、
第4・5図は硬度の測定部位を示した縦断正面図で、第
4図には加圧前の状態を示し、第5図には加圧後の状態
を示しである。第6図は目盛盤の正面図、第7図は試験
球による圧痕深さの説明図、第8図は圧痕深さの時間軸
グラフである。 2・・・試験球支持体、 3・・・受台、 4・・・被測定物、 5・・・油圧シリンダ(加圧手段)、 8・・・試験球、 10・・・摺動体、 16・・・表示部、 20・・・摺動体の移動量測定装置、 23・・・クラッチ。 特許出願人    株式会社 新栄製作所代理人 (6
370)弁理士 画材 武美第2図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、その上に被測定物を載せるための受台と、その下端
    部に試験球を支持している試験球支持体が、両者間に被
    測定物を位置させるための適宜の空間を与えて対向状に
    配置されていること、上記受台と試験球支持体間の間隔
    は可変で、両者間には、試験球支持体に支持された試験
    球を受台上に載置された被測定物に対して圧入するため
    の加圧手段が配設されていること、試験球支持体には摺
    動体が上下動自在に支持されていて、この摺動体は、ば
    ね又は重錘によって常時下向きに附勢されており、この
    附勢は、係止装置によって摺動体の下端縁が前記試験球
    の下端面よりも若干下に位置する所定の最降下位置に係
    止されていること、試験球支持体に対する摺動体の相対
    的な移動量を測定してそれを被測定物の硬度として表示
    部に表示する、摺動体の移動量測定装置を設けてあるこ
    と、及び、この摺動体の移動量測定装置には、試験球の
    被測定物に対する荷重が所定の予圧荷重に達すると入る
    クラッチを付設してあって、このクラッチが入った以後
    の摺動体の試験球に対する相対的な移動量のみが表示部
    に伝達されるようになっていること、を特徴とする硬度
    計。 2、前記受台が、その上端部に凹球面を備えた受台本体
    と、この凹球面に嵌合する半球面を介して受台本体の上
    に回転体の上に回転自在に支承された球面受台とでもっ
    て構成されている、特許請求の範囲第1項に記載の硬度
    計。 3、試験球支持体が機枠に固定して支持されており、受
    台が機枠に対して上下動自在に支持されていて、受台上
    に載置された被測定物に対して試験球を圧入するための
    前記加圧手段が、機枠と受台間に配設した油圧シリンダ
    である、特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の硬度
    計。 3、受台が機枠に固定して支持されており、試験球支持
    体が機枠に対して上下動自在に支持されていて、受台上
    に載置された被測定物に対して試験球を圧入するための
    前記加圧手段が、機枠と試験球支持体間に配設した油圧
    シリンダである、特許請求の範囲第1項又は第2項に記
    載の硬度計。 5、前記摺動体が、前記試験球支持体の下部に外嵌めさ
    れた筒体でもって構成されていて、前記試験球が、この
    筒体の内側において試験球支持体の下端部に支持されて
    いる、特許請求の範囲第1〜4のいづれか一つの項に記
    載の硬度計。 6、前記摺動体が、自重によって下向きに附勢されてい
    る、特許請求の範囲第1〜5項のいづれか一つの項に記
    載の硬度計。 7、前記摺動体が、試験球支持体と摺動体間に配設した
    ばねによって下向きに附勢されている、特許請求の範囲
    第1〜5項のいづれか一つの項に記載の硬度計。
JP19743485A 1985-09-05 1985-09-05 硬度計 Granted JPS6256840A (ja)

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