JPS6256720A

JPS6256720A - 空気調和機

Info

Publication number: JPS6256720A
Application number: JP60194736A
Authority: JP
Inventors: Hiroaki Sakai; 宏明酒井
Original assignee: Matsushita Seiko Co Ltd
Current assignee: Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Priority date: 1985-09-05
Filing date: 1985-09-05
Publication date: 1987-03-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、家庭用又は業務用電気機器である空気調和機
に関し、さらに具体的に述べれば、ダイヤフラム式霧化
機により、水の気化熱を利用して冷凍回路内の凝縮器の
熱交換効率を高めた空気調和機に関するものである。

（従来の技術）従来の空気調和機について、第２図ないし第４図により
説明する。

第２図は空気調和機の内部を示す断面図で、空気調和機
は、中間に中仕切り底１ａが設けられたキャビネット１
の内部に、冷凍回路を構成する圧縮機２、凝縮器３およ
び蒸発器４が、また、熱交換する空気を供給する送風ユ
ニットを構成する電動機５の回転軸両端に装着したター
ボファン６および７がそれぞれ配設されている。また、
ドレーンパン８が蒸発器４の下に取り付けられており、
その底に装着したドレーンパイプ９によって、蒸発器４
に結霧した水がキャビネット１の下部に設置されたドレ
ーンタンクｌＯに貯えら扛る。

第３図および第４図は、空気調和機が正面および背面か
らそれぞれ見た斜視図である。第２図ないし第４図で判
るように、キャビネット】、には、その下部の両側面お
よび背面に凝縮器用吸込口１１が、上部左側面には蒸発
器用吸込Ｉ」１２がそれぞれ設けられている。

キャビネット１の前面には冷風吹出口】３が、また、そ
の背面には、ドレーンタンク１０を出し入れする開口部
１ｂが設けられ、これにドレーンタンクカバー１４で蓋
が施されている。さらに、キャビネノ！−１の背面には
排熱用ダクト１５が取り付けられている。

このような構成を有する空気調和機の動作について説明
する。

圧縮機２と電動機５に通電すると、圧縮機２で断熱圧縮
さｊｔ過熱蒸気となった冷媒は、中仕切り底１ａに設け
られた凝縮器３に送られ、ここで熱交換が行なわれて液
化冷媒となり膨張弁（図示せず）を通って霧化し蒸発器
４に入り、外部より熱を吸収して気化し、再び圧縮機２
に戻る。一方、電動機５の回転軸両端に取り付けたター
ボファン６および７は、それぞれ凝縮機３および蒸発器
４に空気を供給するもので、第２図の右側のターボファ
ン７で吸引される空気は、キャビネット１の下部に設け
た凝縮器用吸込口１１より、キャビネット１の内部に入
り、実線で示す矢印の径路をたどって凝縮器３を通過し
、ここで過熱蒸気となった冷媒から熱を奪い液化冷媒と
した後、ターボファン７に入り、第１１図に示したｕト
熱用ダクト１５から外部に排出される。左側のターボフ
ァン６で吸引さ九る空気は、ギャビネッ１へ１の上部左
側に設けられた蒸発器用吸込口１２より入り、破線で示
した矢印のように蒸発器４を通過するときに、霧化され
た冷媒に熱を奪われ、冷風となってターボファン６に入
り、第３図に示した冷風吹出口１３から室内に吹き出さ
れる。この際に、蒸発器４の表面に結露した水分は、ド
レーンパン８に滴下し、さらにドレーンパイプ９を通っ
てドレーンタンク１０に貯蔵される。結露水が溜ったド
レ・−ンタンク１０は、第３図に示したドレーンタンク
カバー１４を外して取り出し、捨てられる。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、上記の構成では、凝縮器：３の熱交換は
、空気のみに依存するため、凝縮能力を確保するには、
通過する空気量を増大する必要があり、従って、空気流
通の抵抗体となる排熱用ダクト１５は太くなり、また長
さにも制限され、室内で使用するとき極めて不体裁なば
かりか、設置位置も制限され極めて使い勝手が悪いとい
う問題があった。さらに、室温が高くなると、凝縮能力
が激減し、冷房効果が低下するという問題もあった。

本発明は蒸気の問題点を解決するもので、凝縮器：３の
熱交換効率が高く、従って、その通過風量が少なく排熱
用ダクト１５か細く、また、設置位置　−に制限の少な
い、高温時にも冷房効果の優れた空気調和機を堤供する
ものである。

（問題点を解決するための手段）上記の問題点を解決するために、本発明は、凝縮器用吸
込口１１の背後に配置されたドレーンタンク１０に、ダ
イヤフラム式霧化機を接続設置するものである。

（作　用）このように構成することによって、ダイヤフラム式霧化
機によって、ドレーンタンク１０に溜った水を霧化し、
これが蒸発するときの気化熱によって凝縮器３を通過す
る空気の温度を低下せしめ、凝縮器３の熱交換効率を向
上させる。

（実施例）本発明の一実施例を第１図により説明する。同図は本発
明による空気調和機を正面から見た断面図で、ドレーン
タンク１０の」二部にダイヤフラム式霧化機１６が装着
されたほかは、第２図に示した従来例と変りがないので
、同一記号を付し説明を省略する。

このような構成の空気調和機の動作について説明する。

冷媒の圧縮機２、送風機の電動機５およびダイヤフラム
式霧化機１６に通電されると、冷凍および空気による熱
交換は、Ｍｔ述の従来例と同じ手順で行われる。その際
、ターボファン７によって凝縮器用吸込口１１よりキャ
ビネット】の内部に入った空気は、ダイヤフラム式霧化
機１６によって霧化された水の微粒子とともに、実線で
示した矢印の径路をたどって凝縮器３を通過する。この
際、水の微粒子は気化し、気化熱を凝縮器３の中を流れ
る過熱蒸気となっている冷媒からｑい、熱交換効率を向
上する。

（発明の効果）以上説明したように、本発明によれば、ドレーンタンク
にダイヤフラム式霧化機を装着することによって、ドレ
ーンタンクに溜まるｖ５ｍ水を利用して霧化し、水の微
粒子を凝縮器用吸込口より流入した空気に拡散し、凝縮
器を通過するときの気化を容易にし、その熱交換効率を
著しく高めることが可能となり、凝縮器を通過する風量
を低減し、排熱用ダクトを細く且つ長くすることができ
、優れたインテリア性を有し、使い勝手のよい空気調和
機が得られる。さらに、水の気化熱を大幅に利用するた
め、気温の変化の影響を小さくすることができるため、
高温時でも冷房効果を損なうことのない信頼性の高い空
気調和機が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による空気調和機を正面から見た断面図
、第２図は従来の空気調和機を正面から見た断面図、第
３図および第４図は空気調和機をそれぞれ正面および背
面から見た斜視図で、従来例および本発明による実施例
に共通する斜視図である。１　、キャビネット、１ａ・・・中仕切り底、１ｂ　　
・開口部、　２・・・圧縮機、　３　・・・凝縮器、　
４・・・蒸発器、　５・・・電動機、　６，７・・・　
ターボファン、　８　・・　ドレーンパン、９　・・・
　ドレーンパイプ、　ｌＯ・・　１〜レーンタング、１
１・・・凝縮器用吸込口、１２・・　蒸発器用吸込口、
１３・・・冷風吹出口、　Ｉ４　　・・　ドレーンタン
クカバー、　Ｊ５・・・〃ｊ：熱用ダクト、１６・・・
ダイヤフラム式霧化機。

Claims

【特許請求の範囲】

圧縮機、凝縮器および蒸発器からなる冷凍回路と、上記
の凝縮器用および蒸発器用のファンを装着した電動機か
らなる送風ユニットと、上記の凝縮器用空気吸込口の背
後に配設されたドレーンタンクとを備えた空気調和機に
おいて、上記のドレーンタンクにダイヤフラム式霧化機
を備えたことを特徴とする空気調和機。