JPS6256634B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6256634B2
JPS6256634B2 JP5815583A JP5815583A JPS6256634B2 JP S6256634 B2 JPS6256634 B2 JP S6256634B2 JP 5815583 A JP5815583 A JP 5815583A JP 5815583 A JP5815583 A JP 5815583A JP S6256634 B2 JPS6256634 B2 JP S6256634B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
rotary table
load
hardness
heating chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5815583A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59184493A (ja
Inventor
Kyoshi Itsuno
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5815583A priority Critical patent/JPS59184493A/ja
Publication of JPS59184493A publication Critical patent/JPS59184493A/ja
Publication of JPS6256634B2 publication Critical patent/JPS6256634B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高周波加熱装置の特に回転受皿を支
持するローラリングの高温時における耐圧縮クリ
ープ性を良化しかつ、異常音の発生をなくしたロ
ーラの改良に関するものである。さらに云えば、
約150℃近い高温時に、10Kg重以上の高荷重を載
せても軽く回転出来るようにするために、高温時
の耐圧縮クリープ特性を向上して変形量を少なく
すると共に、ローラの表面硬度を低く押えて異常
音の発生をなくしたローラに関するものである。
従来例の構成とその問題点 従来の例えば四フツ化エチレンを主体とした耐
圧縮性四フツ化エチレンローラについては、先に
特願昭57−55807号で述べたが、ガラス繊維を50
%近く含有するため10Kg重近い高荷重運転時の割
れや、高温時の変形が例えば5Kg重荷重時に直径
20mmのローラで0.3mm近くになり所要の回転駆動
力が増大するため駆動できなくなり、停止する等
の問題があつた。即ち、金属回転台2に磁石3を
付属した第1図のような磁気駆動方式を用いるも
のは、回転駆動力は、磁石3と6の相互吸引力に
より下部のテーブル5から伝達される。磁石は、
高温になるとその吸引力が減少するため駆動力が
次第に低下する。一方ローラが0.3mmも変形する
と回転台の所要駆動力は急激に増大する。この結
果第4図に示すような「温度−駆動荷重」曲線の
ような特性となる。
一方異常音については、加熱室内の電界分布の
差或いは図1の金属性磁石ケース4と回転台2の
間に強電界が立つて高周波電流が流れる等のため
金属回転台の中央と周辺部の温度差が場合によつ
ては100℃近い大きな温度差が生ずる。このため
次第に金属回転台の周辺部が波うち変形すること
になる。或いは長く使用しているうちに加熱室底
面に汚れや食品カスがたい積したり、ローラ表面
が欠けて凹凸が出てくる。このため、運転してい
るうちにローラと回転台との間にギヤツプが出
来、ローラの走行が円滑でなくなるために上下に
振動して衝画音が発生する。ローラの硬度が高い
場合、この振動音は、時にびつくりする程の異常
音となる。従つて第1図のような構造のローラに
は、次のような特性が要求される。
(1) 150℃以上の高温度において、耐圧縮クリー
プ性が優れていること。(第4図の破線を満足
すること。) (2) 長期使用において表面が欠けず、微細な食品
カス等の不純物をとり込み常に平滑な滑動表面
を維持できること。
(3) 振動した時、金属回転台との衝画音が低くな
るよう表面硬度(シヨアー硬度で65゜以下)が
小さく、異常音を吸収できること。
しかし従来のガラス繊維込り四フツ化エチレン
ローラ(以後テフロンローラと云う)は50%近い
ガラス繊維を混入させているため焼成時にガラス
繊維の隙間にテフロン樹脂が入り込まずに空気洞
(以後バルクと云う)のまゝ残り易い。またガラ
ス繊維とテフロン樹脂は強力に結合していないた
めに150℃以上の高温度になつてテフロン樹脂が
軟化するとバルクが変形してローラ全体が歪み易
い欠点があつた。このため、バルクを少なくする
必要があるが、成形圧力をあげるとガラス繊維の
比率が大きく、又テフロンが滑り易いため高荷重
で運転中に結合を維持できないで割れる恐れがあ
つた。
発明の目的 本発明は上記従来の欠点を解消するもので、耐
まもう性にすぐれかつ異常者の少ないローラを提
供することを目的とする。
発明の構成 上記目的を達成するため本発明は、このガラス
繊維をつくる時に前もつてルーロン(=商標)等
の250℃以上の耐熱性を有する熱可塑性樹脂を重
量比で約10%程度表面にコーテイングしたものを
使用し、ローラを約300℃で焼成する時、バルク
中にこのルーロンが流れ込み固化させるようにし
たことにより、バルクの生成を極めて少くするこ
とが出来たものである。
しかもローラ表面は、従来通りテフロンがロー
ラの硬度を決定するためシヨアー硬度は60〜65゜
と5゜程度の上昇にとどめることが出来たもので
ある。
実施例の説明 以下本発明の一実施例について図面に基づき説
明する。
第1図〜第3図に熱風循環式の電熱加熱装置付
の高周波加熱装置に、本発明の耐圧縮性テフロン
ローラを採用した実施例を示す。
加熱室7には、食品を出し入れする扉8があ
り、高周波は、導波管9でマグネトロン発振器1
0から給電される。熱風は加熱室7の後面のパン
チング通気孔11を通じ、電熱室12で熱せられ
た空気が、ターボフアン13により中央から吸気
し、周辺から送気され循環する。電熱室12には
ターボフアン13のまわりにシーズヒータ14が
配置され、モータ15でフアン13を駆動する。
加熱室7の底面17は、受皿16が出し入れし
易いように凹面になつており、この凹面かん没部
に金属性回転台2がセツトされている。金属性回
転台2は、ローラ1で支持され、磁石3を固着し
ている。金属回転台2は、テーブル5に固着した
磁石6との相互吸引力により回転駆動される。テ
ーブル5は、加熱室7の底面17外部に軸支さ
れ、モータ18で駆動される。
第2図にローラリング24の外観斜視図、第3
図にローラの要部側面断面図を示す。
第3図において磁石3の金属ケース4と、回転
台2の端面は、ローラリング24を入れるため、
l≒30mmとなり、2450MHzの電界の1/4波長に一
致するため定在波が立ち易く、回転台2の端面に
高周波電流が流れて通熱され易く、回転台2がス
テンレスで伝導率が良くないため軽台荷運転時に
は中心と周辺部で100℃近い温度差が生じること
がある。このため(軽負荷で運転した場合には約
2〜5分で)回転台2の周辺部が波うち状に変形
してくる。その他、庫内7にある定在波により金
属回転台2は、いかなる負荷状態でも常に温度差
を有し、微小な変形を生じている。このため、ロ
ーラ1と回転台2の間には、運転中次第にギヤツ
プを生じることになる。
受皿16に載置される負荷は、様々の重量のも
のが考えられるが、第4図に示される破線の駆動
荷重を保証すれば、全ての調理において、駆動力
の不足をきたすことはない。
以下、上記構成における作用について説明す
る。第5図に温度約150℃における種々の材質の
試作ローラの硬度と起動荷重(受皿16に載置し
て回転起動できる最大荷重)の関係を示した。こ
の図において硬度(シヨアー硬度)を65゜以上に
すると異常音が出る可能性があるが、本実施例に
よるローラは、この硬度を65゜以下にして約15Kg
の荷重が駆動出来るものであると云える。
これは、前述したルーロン樹脂がバルクを埋め
ているためルーロン樹脂の軟化温度(約280℃以
上)までは、変形をくいとめることができる。こ
の為に従来のように、テフロン樹脂とガラス繊維
が滑つて変形し易かつたことに較べ格段に耐圧縮
クリープ性が向上している。一方、ルーロンが約
10%入つたことによりシヨアー硬度は多少アツプ
しているが、異常音の発生もなく、実使用テスト
によるとテスト後もローラの滑動面は光沢があ
り、微細な汚れ物質をとり込んでいく性質があ
り、従来のテフロンローラの特性を損うことがな
いことが確認された。
発明の効果 以上のように、本発明のローラは、次の効果を
得ることができる。(1)表面にあらかじめテフロン
(耐熱性熱可塑性樹脂の一種)をコーテイングし
たガラス繊維を使用することにより、ローラの成
形時に生じるバルクを、このあとの焼成工程で埋
める方法をとつたことにより所要の耐圧縮クリー
プ特性の改善が出来た。(2)表面硬度のアツプを約
5度程度に押えることができ異常音の発生を防止
出来たことで極めて実際的効果のあるローラの改
善ができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例である電熱加熱装
置付の高周波加熱装置の側断面図、第2図は同装
置のローラリング部分を示す外観斜視図、第3図
は同ローラ付近の要部側面断面図、第4図は同ロ
ーラの「温度−駆動荷重」の関係を示す特性図、
第5図は同ローラの「シヨア硬度−起動荷重」の
特性図である。 1……ローラ、2……金属回転台、7……加熱
室、17……底面、24……ローラリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転台と高周波加熱室底面との間に位置し回
    転台を支持するとともに耐圧縮性の四フツ化エチ
    レン材にて形成し、ガラス繊維を40%以上混合さ
    せ、前記ガラス繊維には250℃以上の耐熱性を有
    する熱可塑性樹脂を表面に付着させた後、四フツ
    化エチレンと混合して成形焼成した高周波加熱装
    置用ローラ。
JP5815583A 1983-04-01 1983-04-01 高周波加熱装置用ロ−ラ Granted JPS59184493A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5815583A JPS59184493A (ja) 1983-04-01 1983-04-01 高周波加熱装置用ロ−ラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5815583A JPS59184493A (ja) 1983-04-01 1983-04-01 高周波加熱装置用ロ−ラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59184493A JPS59184493A (ja) 1984-10-19
JPS6256634B2 true JPS6256634B2 (ja) 1987-11-26

Family

ID=13076098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5815583A Granted JPS59184493A (ja) 1983-04-01 1983-04-01 高周波加熱装置用ロ−ラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59184493A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2523124Y2 (ja) * 1989-06-20 1997-01-22 株式会社タカテック 電子レンジのターンテーブル支持ローラ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59184493A (ja) 1984-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU611267B2 (en) Heat generating container for microwave oven
WO1992005023A1 (en) A method and an apparatus for manufacturing an article of a composite material, an article, disc brake, a commutator and a commutator brush made by the method
JPS6256634B2 (ja)
US5150000A (en) Ultrasonic motor
US20090014918A1 (en) Microwave-assisted press cure processing of friction pads
US5296666A (en) Microwave heating apparatus having two cavities and method of using the same
JPS58175289A (ja) 高周波加熱装置
JP2009014338A (ja) グリル面
JPS63153335A (ja) 高周波加熱装置
US3727601A (en) Baking and roasting oven
JP2010014355A (ja) 高周波発熱体およびこれを用いた高周波加熱機器用調理器具並びに高周波加熱調理器
CN218491812U (zh) 一种金属零件热处理用加热炉
JPH11128084A (ja) 調理器
KR930003926Y1 (ko) 전자레인지의 히터 구동장치
EP0539290A1 (fr) Panneau acoustique et application en tant que baffle absorbant acoustique
JP2575028B2 (ja) 超音波モータ
JP5453799B2 (ja) 電子レンジ用調理器具および電子レンジ
JP2010078207A (ja) 高周波発熱体およびこれを用いた高周波加熱機器用調理器具
JPH036953B2 (ja)
SU540748A1 (ru) Ультразвуковое устройство дл обработки полимерного материала
JPS6012970Y2 (ja) 高周波加熱装置
JPS62148627A (ja) 混練調理容器付電子レンジン
JPS628494A (ja) 高周波加熱装置
JP5478652B2 (ja) カーボン凝結体成形品の製造方法及びカーボン凝結体成形品
JP2523124Y2 (ja) 電子レンジのターンテーブル支持ローラ