JPS625627A - 電解コンデンサ駆動用電解液 - Google Patents

電解コンデンサ駆動用電解液

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JPS625627A
JPS625627A JP14537285A JP14537285A JPS625627A JP S625627 A JPS625627 A JP S625627A JP 14537285 A JP14537285 A JP 14537285A JP 14537285 A JP14537285 A JP 14537285A JP S625627 A JPS625627 A JP S625627A
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JP
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electrolytic
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capacitor
electrolytic solution
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JP14537285A
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英夫 清水
直人 岩野
博司 堀田
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Elna Co Ltd
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Elna Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電解コンデンサ駆動用電解液に関するもので、
同電解液の比抵抗を著しく低下させることによフて電解
コンデンサの損失角の正接および高周波特性を改善し、
しかも静電容量の変化および漏れ電流の増加を抑えるこ
との可能な高温度で長寿命かつ信頼性の高い電解コンデ
ンサを提供するものである。
[従来の技術と問題点] 従来、特に中高圧用のアルミニウム電解コンデンサ駆動
用電解液としては、所謂エチレングリコール、/iJM
酸エステル系の電解液が用いられている。この種の電解
液は、h回熱によりエチレングワデンサ素pの材料であ
るアルミニウム箔と反応してこわを溶解し、かつ水素ガ
スを発生してコンデンサの内圧−ヒ昇をもたらすために
、この電解液を用いた電解コンデンサはより高温度の目
的に対しては使用できなかった。また、L述の問題を解
決するために、同系でエステル化を促進して生成水を除
去した電解液も提案されているが、水との反応は抑制さ
れるものの、電解液の粘度が増大し、比抵抗が著しく高
くなり、この電解液を用いた電解コンデンサでは損失角
の正接および高周波でのインピーダンスが牙しく増大し
、高特性の要求には応えられないものであった。このよ
うな理由から、高温度用の電解コンデンサにはエチレン
グリコール/1tal酸エステル系の電解液は用いられ
ず、比較的分子量の大きい有機酸あるいはその塩を溶質
とする有機酸系電解液が使用および検討されている。
中高圧用の有機酸系電解液の溶質としては総炭素数が1
6〜22で側鎖を有する三塩基性酸く特開昭58−27
320号「電解コンデンサ駆動用電解液」)が公知であ
るが、このような三塩基性酸を含む電解液を使用した電
解コンデンサは溶質そのものがコンデンサ素子を形成す
るアルミニウム箔と反応し、錯体形成するために初期静
電容量が低く、また高温負荷試験や高温無負荷試験にお
いて、静電容■の極端な減少および著しい漏れ電流の増
大が見られ、より性能の高い電解コンデンサの要求には
応えられないものであった。
[発明の改良点と概要] しかるに、本発明は上述のような欠点を除去し得るもの
で、具体的には1.10−デカンジカルボン酸あるいは
それらの塩を添加剤として用いることによって、主溶質
である側鎖を存する三塩基性酸とアルミニウム箔との錯
体形成を防止して電解コンデンサの静電8破変化や漏れ
電流の増大をとにより、より高性能で信頼性の高い電解
コンデンサを提供するものである。
[実施例] 次に、総炭素数が16〜2oの側鎖にビニル基を有する
三塩基性酸を溶解したエチレングリコール電解液に1.
lO−デカンジカルボン酸あるいはそれらの塩を添加し
た本発明に係る電解液の実施例を従来例と共に第1表に
示す。電解液組成はwt%、比抵抗(Ω・cm)は液温
が20℃のものである。また、火花電圧は85℃のもの
である。
第1表句附舷城例 [発明の効果] 第2表および第3表から分かるように従来例2では、初
期静電容量が定格値に対して約10%はど低く、さらに
試験後においてもその変化率が大きい。また、i3表か
ら分かるように従来例2では漏九電流が30倍以上にも
なっている。
第2表および第3表によフて示された従来例のような現
象は航述したように駆動用電解液中の主溶質である三塩
基性酸がコンデンサ素子を形成するアルミニウム箔と反
応し、その表面積を著しく低下させるため、表面積と比
例関係のある静電容量が減少するものであり、また漏れ
電流の増加はこの三塩基性酸が話電体であるアルミニウ
ム陽極酸化膜と反応して不安定なアルミニウム錯体膜を
形成し、これが高温下において駆動用電解液中に溶解す
るために漏れ電流が増大するものである。
一方、本発明は1.10−デカンジカルボン酸あるいは
その塩を添加剤として用いることにより、この塩基性酸
の酸の錯体形成を抑制することにより、このような現象
を防市することができる。また、比抵抗を下げることに
よって損失角の正接や高周波でのインピーダンスを低く
抑えることかできる。
次に、1.10−デカンジカルボン酸あるいはその塩の
添加によって、錯体形成を抑制されることにより生じる
製品特性への効果について、例えば、6−ピニルー9−
へキサデセン−1,16ジ力ルポン酸10wt%を含む
電解液に1.10−デカンジカルボン酸イソプロピルア
ミン塩を添加していった場合の様子を定格静電容量に対
する初期静電容量比の変化を例にとって第1図に示し、
また105℃、1ooo時間後の高′fA無負荷試験に
おける漏れ電流値の変化を第2図に示す。ここで使用し
・た電解コンデンサはいずれも定格400V・10μF
であり、各値は20個の平均値である。
第1図から分かるように、1.lO−デカンジカルボン
酸イソプロピルアミン塩の添加濃度が低いと、初期静電
容量値は低い。0.5wt%の添加では効果は少ないが
、1wt%の添加で充分効果か生じる。したかって、1
wt、%以上の添加か濃度が低いと、漏れ電流値は大き
く、0.5wt%、1wt%の添加の順に小さくなる。
0.5wt%の添加では効果は少ないが、1wt%の添
加で効果は充分に明確となってくる。
よって、本発明に係る駆動用電解液を用いることによっ
て、より高性能で信頼性の高い電解コンデンサを提供す
ることができる。
[発明の実用化の範囲] なお、本発明に係る電解液の成分中、1.lO−デカン
ジカルボン酸あるいはその塩の添加量は1wt%〜10
 w t%の範囲が好ましく、1wt%以下であると製
品特性劣化が大となり、逆に10 w t%以上になる
と電解液の火花電圧が下がるためにいずわも実用化に供
しえない。
【図面の簡単な説明】
第1国は6−ピニルー9−ヘキサデセン−1゜6ジカル
ポン酸に対する1、10−デカンジカルボン酸イソプロ
ピルアミン塩の添加濃度と電解コンデンサの初期静電容
量と定格静電容量との比の関係を示す特性図、第2図は
6−ピニルー9−へキサデセン−1,16ジカルボン酸
に対する1゜10−デカンジカルボン酸イソプロピルア
ミン塩の添加濃度と電解コンデンサの漏れ電流の関係を
示す特性図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  総炭素数が16乃至20で側鎖にビニル基を有する二
    塩基性酸あるいはその塩の中の1種または2種以上を溶
    質とし、主溶媒にエチンレングリコールを用いた電解液
    に添加剤として1.10−デカンジカルボン酸あるいは
    その塩を加えたことを特徴とする電解コンデンサ駆動用
    電解液。
JP14537285A 1985-07-02 1985-07-02 電解コンデンサ駆動用電解液 Granted JPS625627A (ja)

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JP14537285A JPS625627A (ja) 1985-07-02 1985-07-02 電解コンデンサ駆動用電解液

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JPS625627A true JPS625627A (ja) 1987-01-12
JPH0325005B2 JPH0325005B2 (ja) 1991-04-04

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JPH0325005B2 (ja) 1991-04-04

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