JPS6256259A - 連続紙折たたみ機 - Google Patents

連続紙折たたみ機

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JPS6256259A
JPS6256259A JP19693085A JP19693085A JPS6256259A JP S6256259 A JPS6256259 A JP S6256259A JP 19693085 A JP19693085 A JP 19693085A JP 19693085 A JP19693085 A JP 19693085A JP S6256259 A JPS6256259 A JP S6256259A
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Kozo Tameno
為野 幸造
Takanori Nishida
貴則 西田
Yoshinori Inoue
井上 良規
Kousuke Yotsutsuka
浩介 四塚
Yuzo Imahori
勇三 今堀
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、連続紙に処理を施す処理装置から展開状態
で排出供給される折たたみ連続紙をその折目の折方向に
したがって交互に折たたむための折たたみ機に関する。
(従来技術とその問題点) 従来ビジネスフォームの印刷は、一般的に高速のフォー
ム輪転機を用いて行なわれておた。しかしながらフォー
ム輪転機は非常に大型であり、印刷パターンの切替と調
整に多大の時間を要しかつその調整の間に多量の損紙を
生じることから、小ロットのビジネスフォーム印刷のた
めの簡便なオフセットフォーム印刷機が種々開発されて
きた。
このようなフォーム印刷機に折たたみ連続紙を使用する
場合、印刷機の出口側には折たたみ機を配置して、印刷
済みの連続紙を折たたんで収納するのが一般的である。
例えば連続紙を挿通させる狭幅の間隙を有する画面振り
ガイドにより連続紙を揺動させつつその各折目を2個の
スパイラルガイドにより交互に受けて、スパイラルガイ
ドの回転にしたがって下方に導いて折たたんでいく方式
の折たたみ機が存在するが、振りガイドが両面挟持型で
あるため印刷面が乾燥してからでないと折たためない、
2個のスパイラルガイドの位相合せが困難である。スパ
イラルガイドにより下方に案内するときに折目が損傷す
る、連続紙の天地サイズ変更に対応してスパイラルガイ
ド幅を変えた場合に折りタイミング合せが煩雑困難であ
る、装置が大型となる、等の欠点がある。
(発明の目的) それゆえに、この発明の目的は、上記従来技術の問題点
を解消し、簡単な構成にして容易に連続紙を折たたむこ
とができるとともに、天地サイズの変更にも迅速かつ容
易に対応することのできる連続紙折たたみ機を提供する
ことである。
(目的を達成するための手段) 上記目的を達成するため、この発明による連続紙折たた
み機は、連続紙の供給路に沿って配置されて連続量を揺
動させる振りガイドと、該振りガイドを連続紙の供給に
関連した所定のタイミングで揺動させ、応じて前記連続
量をその折方向に従った方向に揺動させる振りガイド駆
動手段と、振りガイドにより揺動されつつ落下してくる
連続紙を受け止めて折たため積載する紙テーブルと、該
紙テーブル上に積載された連続紙の上面高さを一定高さ
に維持するように連続紙の積載量に応じて紙テーブルを
逐次下降させる手段と、連続量の天地サイズに応じて振
りガイドの揺動角および紙テーブル上の連続紙の上記一
定の上面高さを変化させる手段とを備えて構成されてい
る。
(実施例) 全体構成 第1図は、この発明による連続紙折たたみ機を適用した
連続紙の印刷を可能とした多色刷オフセット印刷機の概
略断面図を示す。同図に示すように、印刷機本体1の略
中央部にブランケット胴2が配置され、このブランケッ
ト胴2の上部後方位置と下部後方位置に、ブランケット
胴2に対し離着胴自在な版胴3,4がそれぞれ配置され
る。これら版胴3,4の後方位置には、対応する版胴3
,4への自動給排版を可能とする供給版ユニット5,6
と、対応する版胴3,4に巻付けられた版にインキ付け
を行なうためのインキングユニット7,8がそれぞれ着
脱自在に取付けられ、かつ各給排板ユニット5,6に給
排版トレイ9,10が着脱自在に取付けられる。
一方、ブランケット胴2の下部前方位置には、ブランケ
ット胴2に対し離着胴自在な圧胴11が配設され、この
圧胴11の下部後方位置と前方位置に、圧胴11とブラ
ンケット胴2間に適される連続紙12の紙送りを制御す
るためのピンフィードトラクタ13と吸引コンベア14
がそれぞれ配される。これらピンフィードトラクタ13
と吸引コンベア14は、圧胴11とブランケット胴2の
離着胴のタイミングに関連させて、連続紙12の紙送り
を間欠歩進するように制御して、連続紙12に印刷が行
なわれるように構成される。また、印刷機本体1の前方
位置には、印刷処理した連続紙12を交互に折畳むよう
にして収容するための振りガイド15と連続紙受け台1
6とを有する折たたみ機17が配置されている。
また、ブランケット胴2の上部前方位置には、ブランケ
ット洗浄時において、ブランケット胴2に洗浄液を供給
するための洗浄液供給ユニット18と、その洗浄液を拭
き取るための払拭ユニット19とがそれぞれ着脱自在に
取付けられている。
さらに圧胴11の下方には、圧胴表面の汚れを除去する
ための圧胴洗浄ユニット29が配設されている。
印刷機本体1の下部スペースにはメインモータ20が配
置され、ブランケット胴2および吸引コンベア14は例
えばベルト等を介してメインモータ20により駆動され
るとともに、ブランケット胴2と版胴3,4および圧胴
11とはこれら各胴の一方端部において噛合するよう配
置されたギヤにより機構的に連動されて、メインモータ
20による駆動系統をなしている。残りの機構部分には
必要に応じて例えばパルスモータやソレノイドはどの駆
動装置ないしはアクチュエータが取付けられ、これら駆
動系統の駆動タイミングを制御するための情報入力手段
としてセンサおよびスイッチ類が所定必要箇所に適宜装
着してある。
第2図はこの印刷機に用いられる制御システムの概略を
図示したものであり、マイクロプロセッサ21は制御バ
ス22および各制御部23を介して外部装置24〜28
と接続されている。システムプログラムは例えばフロッ
ピディスク等の外部記憶装置24に収容されており、シ
ステム起動の当初にマイクロプロセッサ21に与えられ
る。オペレータは印刷機本体の例えば側面位置などに設
けられたオペレーションパネル25を通じて指令を与え
、マイクロプロセッサ21はセンサおよびスイッチ類2
6,27から必要な情報を取込んでシステムプログラム
に従ってモータやソレノイドなどの駆動系28を適宜動
作させる。
紙搬送系 この印刷機において紙搬送系はピンフィードトラクタ1
3および吸引コンベア14から構成されており、マイク
ロプロセッサ21からの指令に基づきブランケット胴2
および圧胴11の回転および離着胴と関連して連続紙1
2の紙送りを制御する。連続紙12は左右両端にピンフ
ィードトラクタ13のピンと係合するマージナルパンチ
を有するものを使用し、天地方向には折目ないしミシン
目の入った折たたみ紙であっても折目のないロール紙で
あってもよい。なお以下の説明においては、折たたみ紙
を用いた場合について述べる。
ピンフィードトラクタ構成 第3A図、第3B図、および第3C図は、それぞれピン
フィードトラクタ13の一実施例の機構を示す平面説明
図、正面部分断面説明図、および右側面説明図である。
このピンフィードトラクタ13は、左トラクタフレーム
1320および右トラクタフレーム1321の組立基準
面をそれぞれ高精度のリニアベアリングの移動子130
3および1304の基準面に接合させて平行位置合せし
た後固定し、この左右トラクタフレーム1320,13
21に対し左右トラクタユニット1301,1302の
各部を取付けてユニット化して形成されている。すなわ
ち治具等を使用することなく、左右トラクタユニット1
301,1302の平行位置合せが可能である。さらに
左側の移動子1303はリニアベアリングのガイドレー
ル1305の定位置に固定するとともに、右側の移動子
1304は固定することなくガイドレール1305に沿
って左右方向にスライド自在とし、左右トラクタユニッ
ト1301,1302の間隔を連続紙12の紙幅に応じ
て任意に変化できるようにしている。
右トラクタユニット1302の移動子1304の下部に
はレバー1306の回転に応じて回転するようにされた
平面ボール付スクリュー1307が上方に向って穿設螺
合してあり、レバー1306を反時計方向に回すことに
よってスクリュー1307を上方に押進めて先端の平面
ボールをリニアベアリングのガイドレール1305に押
圧し、その押圧力によって右トラクタユニット1302
を所望位置にてロックするようにしてある。左トラクタ
ユニット1301の定位置固定にも、同様の平面ボール
付スクリューを使用する。
左右トラクタユニット1301,1302はそれぞれ前
後1対のプーリに巻回された紙搬送タイミングベルト1
308,1309を有し、左右の前プーリはスプライン
軸1310により連結されて、このスプライン軸131
0を回転駆動することによって左右紙搬送タイミングベ
ルト1308,1309が同期前後進するようにしてあ
る。左右紙搬送タイミングベルト1308,1309に
は一定間隔で紙搬送ピン1311が取付けてあり、この
紙搬送ピン1311に連続紙12の左右両端のマージナ
ルパンチを係合させて紙搬送タイミングベルト1308
,1309を同期前後進させれば、連続紙12の前進お
よび後進紙送りが行なわれる。紙送りが円滑に行なわれ
るためには左右トラクタユニット1301,1302に
おいて紙搬送ピン1311の位相が正確に一致していな
ければならないが、この紙搬送ピン1311の位相合せ
は以下に述べるようにして行なう。すなわち第3E図(
a)に示すように予めユニット外で左右前プーリ132
2および1323を左右軸受1324および1325に
それぞれ嵌合させ、嵌合後に前プーリ1322および1
323の側面を接し合せてスプライン軸1310を押入
し、そのスプライン軸を基準として位相合せを行なった
後に左右軸受1324,1325に左右前プーリ132
2,1323をねじ200によりそれぞれ固定して正確
な位相関係を樹立し、最後にこの1対の前プーリ132
2,1323を左右トラクタユニット1301,130
2にそれぞれ組込むのである。
この方法によれば第3E図(b)に示すように固定ねじ
200は前プーリ1322,1323の外側から取付け
るようにしているので、機外での位相合せが可能となり
、機上にて位相合せする場合と比べて作業が容易であり
かつ精度が向上する。
また左右トラクタユニット1301,1302において
紙搬送ピン1311の上面を覆うように紙押え蓋131
2,1313をそれぞれ配設するとともに、その下面側
には紙受けガイド板1314,1315をそれぞれ配設
し、連続紙12の左右両端をそれらの間に挟み込んでマ
ージナルパンチが紙搬送ピン1311から外れないよう
にしつつ連続紙12の紙送りをガイドしている。
連続紙12のマージナルパンチに付着した紙粉を除去す
るため、左右トラクタユニット1301,1302の最
後端部(すなわち連続紙12の入口側)には紙粉除去部
1316,1317をそれぞれ配設している。この紙粉
除去部1316,1317は、連続紙12の通過面の上
側および下側に図示しない紙粉除去ブラシと適当な空間
とを対向して設けるとともに、この空間を例えばフレキ
シブルな管材料で印刷機本体1の側に取付けられた図示
しない吸引ブロアと連動させ、該吸引ブロアにより上記
空間内の空気を吸引排気することによって紙粉を吸引排
出するように構成してある。
また固定側の方トラクタユニット1301の紙受けガイ
ド板1314の下側略中央部には紙有無リミットスイッ
チ1318を取付けるとともに、この紙有無リミットス
イッチ1318を作動させるための作動ばね1319を
紙受けガイド板1314の左端において上方に突出し、
連続紙12がセットされたときに作動ばね1319が下
方へ押し下げられて紙有無リミットスイッチ1318が
作動するようにして、連続紙12の有無を検知するよう
にしている。
上述のようにして構成されたピンフィードトラクタ13
のユニットは、左右ブラケット182,183を介して
印刷機本体1の左右メインフレーム180,181間に
装着される。左右ブラケット182,183は第3D図
に示すようにフレーム装着部184とレール受け部18
5とから成っており、レール受け部185にはリニアベ
アリングのガイドレール1305を受けるための溝18
6を切削して、この溝にガイドレール1305を嵌合さ
せてねじ187により固定するように形成してある。
左右ブラケット182,183は左右メインフレーム1
80,181の所定位置に装着されており、装着時の位
置決めは左右メインフレーム180,181の所定位置
に予め形成された各一対の位置決め用ノックピン188
,189および190,191を基準として行なう。ノ
ックピン188,190はフレーム装着部184に設け
られた位置決め孔と嵌合して左右ブラケット182,1
83の左右メインフレーム180,181に対する取付
位置をそれぞれ規制し、ノックピン189,191は規
制された取付位置での左右ブラケット182,183の
傾き角(すなわちこの上に装着されるべきピンフィード
トラクタ13の傾き角)をそれぞれ規制している。
このようにして印刷機本体1の左右メインフレーム18
0,181お所定位置に精度良く位置決め固定された左
右ブラケット182,183のレール受け部185にリ
ニアベアリングのガイドレール1305を嵌合装着する
ことによって、ピンフィードトラクタ13を印刷機本体
1の所定位置に所定角度で精度良く取付けることが容易
に可能となる。そして本体装着時においては、ピンフィ
ードトラクタ13の紙セット基準位置(P1:第9図参
照)は印刷開始位置(P2)から所定距離Hだけ離れた
位置にきている。
上述したように左右トラクタユニット1301,130
2の平行位置合せおよび紙搬送ピン1311の位相合せ
はリニアベアリングの移動子1303,1304にそれ
ぞれ左右トラクタユニット1301,1302を固定す
る際に既に行なっており、しかもリニアベアリングの移
動子1303,1304はガイドレール1305上を左
右方向に平行移動するのみであるので調整後の上記平行
関係および位相関係がそれ後ガイトレール1305を左
右ブラケット182,183に装着するまでの間に損な
われることなく、したがってユニット化さえて組立完了
したピンフィードトラクタ13を印刷機本体1に取付け
たときに再び左右トラクタユニット1301,1302
の平行位置合せや紙搬送ピン1311の位相合せ等の面
倒な調整を行なう必要がない。しかもこれらの調整をぴ
んフィードトラクタ13を印刷機本体1に取付ける前に
機外で行なうことができるので、調整を容易かつ正確に
行なうことが可能となる。
印刷機本体1の左メインフレーム180の外側にはトラ
クタ駆動用DCサーボモータ192を配設するとともに
、このDCサーボモータ192の回転軸と連結させたプ
ーリ193を左メインフレーム180の内側に設け、同
様に左メインフレーム180の内側に設けたタイミング
プーリ194とこのプーリ193との間に図示しないタ
イミングベルトを巻回し、タイミングプーリ194をス
プライン軸1310に位置決め固定して、DCサーボモ
ータ192の回転に応じてスプライン軸1310を回転
して左右の紙搬送タイミングベルト1308,1309
を前後進させるように駆動系を構成している。そして、
DCサーボモータ192の回転数(すなわち紙搬送速度
)を知るためロータリエンコーダ196をDCサーボモ
ータ192の回転軸に取付けるとともに、スプライン軸
1310の回転(すなわち紙搬送ピン1311の位置)
を知るため別のロータリエンコーダ197を左メインフ
レーム180の外側においてプーリ194の回転軸に取
付けている。
ピンフィードトラクタ13の前方には上下ガイド板19
8,199を圧胴11の直前まで延設し、ピンフィード
トラクタ13から送り出された連続紙12をその間に挿
通させてブランケット胴2および圧胴11間に導くよう
にしている。
吸引コンベア構成 第4A〜D図は吸引コンベア14の一実施例を示す機構
説明図であり、この吸引コンベア14は吸引力を3段切
替可能とするほか、紙幅に合せて吸引幅を可変としてあ
る。第4A図は、圧胴11に対する吸引コンベア14の
取付位置を示す左側面説明図である。図示のように吸引
コンベア14は、圧胴11の頂上よりも若干回動方向に
進んだ所に紙ガイド1401が位置し、かつ搬送ベルト
1402がその搬送面をを略水平にしてブランケット胴
2および圧胴11を斜めに進行してきた連続紙12を前
方排出方向に水平に導くように印刷機本体1の左右メイ
ンフレーム180,181間(第4C図参照)に位置決
め固定してある。また吸引コンベア14の上方にはその
長手方向に沿って吸引コンベア14の上面に向って送風
する紙押えファン30からなる送風手段を配設し、紙送
り動作時に連続紙12がコンベア上面より浮上るのを防
止するようにしている。
第4B、第4C図、および第4D図は、それぞれ吸引コ
ンベア14の平面、正面、および右側面機構説明図であ
る。吸引コンベア14の中央左右方向には上面に多数の
吸引スリット1403を有する吸引ダクト1404が走
っており、この吸引ダクト1404の前方および後方に
は2個の吸引スリットごとに前後1対のプーリ1405
,1406が設けられている。そして、これら前後1対
のプーリ1405,1406ごとに1本の搬送ベルト1
402を巻き掛けるとともに、前方プーリ1405の共
通回転軸1407の左端にギア1408を嵌着し、この
ギア1408をメインモータ20と例えばベルト等を介
して機構的に連結された駆動ギア1409と噛合させて
、メインモータ20の回転に応じて搬送ベルト1402
を前方方向に定速送りするようにしている。搬送ベルト
1402には、スリット1403と対応する位置に多数
の吸引孔1410が設けられている。このような構成に
より、ブランケット胴2および圧胴11間から送られて
きた連続紙12を搬送コンベア1402上面に吸引しつ
つ、前方の折たたみ機17の方向へと導いていく。
吸引ダクト1404の左端はメインフレーム180の外
側に設けられた連結部1411を介して図示しない吸引
ブロアと連通しており、この吸引ブロアの回転に応じて
吸引ダクト1404内の空気を吸引排気するようにして
いる。一方、吸引ダクト1404の右端には2つの開口
1412,1413を設けるともに、一方の開口と対応
して主シャッタ1414、他方の開口と対応して補助シ
ャッタ1415をそれぞれ配設している。そしてこれら
主シャッタおよび補助シャッタ1414,1415をそ
れぞれ連結部材1416,1417を介して吸引力切換
ソレノイド1418,1419のアーマチャ1420,
1421に結合するとともに、この連結部材1416,
1417の上端にそれぞれ復帰ばね1422,1423
の作用により上方への復帰力を与えておき、ソレノイド
1418,1419の無通電時にはそれぞれ主・補助シ
ャッタ1414,1415が開口部1412,1413
を閉成し、通電時には対応する主シャッタ1414およ
び/または補助シャッタ1415が下方へスライドして
開口部1412および/または1413が開成さえるよ
うに構成されている。
第4E図は、上記シャッタ部分を示す断面説明図である
。主・補助シャッタ1414,1415はシャッタ室1
425内に設けられており、主・補助シャッタ1414
,1415が「開」状態のとき、シャッタ室1425下
方より吸引された外気は開口部1412,1413この
ようにして、主・補助シャッタ1414,1415の開
閉に応じて開口部1412,1413から吸引ダクト1
404内への外気の吸引量を変化させて搬送ベルト14
02の吸引孔1410からの外気の吸引量を調整するこ
とにより、下に示すような3段階の吸引力の切換を可能
としている。
主シャッタ 補助シャッタ 吸引力   閉     閉     大   閉     開     中   開     開     小 また、ソレノイド1418,1419の状態(すなわち
主・補助シャッタ1414,1415の開閉状態)を知
るため、連結部材1416,1417にそれぞれ遮光板
1426,1427を取付けるとともに、通電状態のと
き遮光さえる位置(第4E図(a)の位置)に第4E図
(b)に示すような光電センサ1428,1429をそ
れぞれ配置している。
吸引ダクト1404の上面内側の左端には2段スライダ
1430,1431を密着させて配置するとともに、こ
の2段スライダの1段目1430をつまみ1432によ
り右方向へスライドさせることによってスリット140
3を所定範囲において開成できるよう構成してあり、こ
れにより吸引幅を最大吸引幅と最小吸引幅との間の任意
の幅に調整可能なようにしてある。1段目スライダ14
30の移動に伴う2段目スライダ1431の押出従動の
様子を第4F図に段階的に示す。2段目スライダ143
1には1対の吸引スリット1403と同一形状の開口1
433が対応位置に設けられるとともに、別の1対の吸
引ダクト1403を内包し得る大き目の開口1434が
対応位置に設けられており、右方向へ押動されるにした
がって左側から順次吸引スリットを遮蔽していくように
してある。第4F図に示す各スリットにおける吸引幅の
変化の様子を、第4G図の横棒により表わす。このよう
に、わずかの移動量で大きな遮蔽量を得ることができる
。なお2段目スライダ1431には、1段目スライダ1
430の押圧力が無くなれば元の位置(第4F図(a)
、(b)の位置)に復帰するよう、ばね等の復帰手段(
図示せず)が係合してある。
離着胴機構 第5図は、圧胴11のブランケット胴2に対する離着胴
機構の説明図である。図示のように圧胴11はベアリン
グ1101を介して支軸1102を中心に回動自在に配
設してあり、圧胴11の駆動は前述したように圧胴11
の一方端部に配設したギア1103をメインモータ20
により駆動されるブランケット胴2の一方端部のギア2
01と噛合させることによって行なう。すなわち圧胴1
1は、離着胴の状態にかかわらず常に回転駆動されてい
る。支軸1102は圧胴11の両端において偏芯軸受け
部1104により支承されており、この支軸1102を
図示しない圧胴パルスモータにより所定角回転駆動する
ことにより圧胴11のブランケット胴2に対する離着胴
を行なわれる。
また圧胴11の離胴位置を知るため、図示しない離胴位
置センサが設けられている。
折たたみ機構成 上述したように機構を有する紙搬送系から送り出されて
くる印刷済の連続紙12を折たたんで収容するため、印
刷機本体1の前方位置には折りたたみ機17が配置して
ある。第6A図(a)、(b)はこの折たたみ機17の
一実施例を示す機構説明図であり、第6B図はその斜視
説明図である。この実施例に係る折たたみ機17は、連
続紙12の天地長さにかかわらず常に正確な折たたみ収
納が可能なように構成されている。
折たたみ機7の背面ボックス1701内上下方向には送
りねじ1702が走っており、この送りねじ1702は
背面ボックス1701内最下部に設置されたテーブル昇
降モータ1703によって駆動される。送りねじ170
2には背面ボックス1701の前パネルに平行に設けら
れた2つの縦長開口部1704,1705を通って前方
へと延びる1対のテーブル支持部材1706,1707
の基部1708が嵌挿支持されており、この基部170
8を送りねじ1702の回転に従って上下方向に移動さ
せることによって、脚部1709を介して支持部材17
06,1707上に載置された連続紙受け台(紙テーブ
ル)16を任意の位置に昇降させるように構成してある
。昇降の安定を確保するために送りねじ1702と並行
してガイド棒1710を延設し、このガイド体1701
に基部1708の前方中央位置に設けたスライド部材1
711を嵌合させている。
連続紙受け台(紙テーブル)16の前後方向の有効長さ
を連続紙12の天地サイズに応じて変化させるため、紙
テーブル16の前・後端部に複数のきれ込みを設けると
ともに、この切れ込みを通って上下方向に伸びる複数の
細棒材を上下位置で連結して成る前枠1712および後
枠1713を枠保持部1714に沿って前後方向にスラ
イド可能としている。
また、紙テーブル16上に積載された連続紙12の紙上
面高さを検出するため、折たたみき17の後部本体フレ
ーム17Aから紙積載部を挟んで前方に突出したそれぞ
れ左右1対の支持部材1715,1716の先端に第1
および第2の紙面検出光電センサ1717,1718の
投光側および受光側をテーブル面に対して平行にそれぞ
れ配置し、連続紙12の積載高さが所定高さに達すれば
遮光が生じるようにしている。第1および第2の紙面検
出光電センサ1717,1718はそれぞれパドル15
の下端を基準とした第1および第2の所定高さに配置し
てあり、折たたみ動作時には連続紙12の天地サイズに
応じていずれか一方の光電センサ1717または171
8を選択しておく。そして遮光の検出に応じてテーブル
昇降モータ1703を駆動し、紙テーブル16を微小距
離だけ下降させて紙テーブル16上に積載された連続紙
12の紙上面高さを常に第1または第2の所定高さい維
持し、後述する振りガイド(パドル)15の振り角の制
御と相俟って連続紙12の天地サイズの応じた適正な折
たたみ動作を可能としているのである。
紙テーブル16の昇降範囲を規制する目的で、背面ボッ
クス1701内の所定位置に第1および第2のテーブル
上限リミットスイッチ1719,1720ならびにテー
ブル下限リミットスイッチ1721を設けるとともに、
これらリミットスイッチを作動させるための作用部材1
729を基部1708の対応位置に取付けておく。第1
および第2のテーブル上限リミットスイッチ1719,
1720はそれぞれ第1および第2の紙面検出光電セン
サ1717,1718と対応するものであって、紙テー
ブル16上に紙が無い状態で紙テーブル16が第1また
は第2の上限位置に来たときに、テーブル上面が対応す
る第1または第2の紙面検出光電センサ1717または
1718の検出位置よりもわずかに下側に来るようにそ
の取付け位置を設定しておく。
折たたみ機17の上部天板1722は、印刷機本体1か
ら排出される連続紙12がその上面に沿って紙テーブル
16上へと滑落するように、図示のように前方に傾斜し
て取付けられている。そして天板1722の前端には前
後に揺動自在な振りガイド(パドル)15を配置すると
ともに、天地1722の下部スペースにパドルパルスモ
ータ1723を配置して、タイミングベルト1724お
よびタイミングプーリ1725を介してパドル15の揺
動軸1726を回転駆動することによって、パドル15
を所望のタイミングで前後に揺動させて連続紙12を折
たたみつつ紙テーブル16上に積上げるようにしている
パドル15の振り角は連続紙12の天地サイズに応じて
変化させるが、パドルの揺動範囲の基準となる待機位置
を知るため待機位置センサ1727をパドルパルスモー
タ1723と近接して設けるとともに、この待機位置セ
ンサ1727に作用するセンサドグ1728をパドルパ
ルスモータ1723の回転軸に取付けている。
第6C図および第6D図は、それぞれ連続紙12の天地
サイズが長い場合および短い場合のパドル15の振り角
および紙テーブル16の上限位置の設定図を示す説明図
である。第6C図に示すように、連続紙12の天地サイ
ズが長い場合には、パドル15の振り角αを大きく設定
するとともに、紙テーブル16の上限位置は第2の上限
位置を選択して、パドル15の下端から紙テーブル26
上の紙上面までの距離を比較的大きくとっている。
また第6D図に示すように、連続紙12の天地サイズが
短い場合には、パドル15の振り角αを比較的小さく設
定するとともに、紙テーブル16の上限位置は第1の上
限位置を選択して、パドル15の下端から紙テーブル1
6上の紙上面までの距離を比較的小さくとっている。こ
れにより、連続紙12の天地サイズに応じた適正な折た
たみ動作を行うことが可能となる。なお紙テーブル16
の位置を規制する紙面検出光電センサおよびテーブル上
限リミットスイッチは、使用すべき連続紙12の天地サ
イズの範囲に応じてさらに多く設けてもよい。
イニシャライズ 次に、上述した構成の紙搬送系および折たたみ機を用い
た紙送りおよび紙受け動作について説明する。まず電源
がONされると、マイクロプロセッサ21はイニシャラ
イズシーケンスを実行し、各機構部は初期位置にリセッ
トされる。ピンフィードトラクタ13のイニシャライズ
において、マイクロプロセッサ21はロータリエンコー
ダ196および197の信号を参照しつつDCサーボモ
ータ192を適当数回転させ、紙搬送ピン1311を初
期位置にリセットする。吸引コンベア14のイニシャラ
イズにおいて、図示しない吸引ブロアに通電が開始され
るとともに吸引力切換ソレノイド1418,1419は
補助シャッタ1415に対応するソレノイド1419に
のみ通電され、これにより吸引コンベア14は補助シャ
ッタ1415を開いた吸引力「中」状態で吸引を開始す
る。
搬送ベルト1402は停止したままである。
第7図は、圧胴11を離胴位置にリセットするときのマ
イクロプロセッサ21の動作を示すフローチャートであ
る。まずステップS100で、任意の位置にある圧胴軸
を十分な量だけ着胴方向へ回転させる。そのために、図
示しない圧胴パルスモータにより偏芯軸受部1104に
支持された支軸1102を回転させて、約10パルス分
だけ圧胴を着胴方向へ動かす。次にステップS101で
図示しない上記離胴位置センサが離胴位置を検出してい
るかどうか判別し、検出していなければステップS10
2へ進んで、1パルス分だけ圧胴11を離胴方向へ動か
す。この動作を離胴位置検出まで続け、検出するステッ
プS103へと進む。
この時点で離胴位置検出センサは作動しているが、より
作動を確実にするためにもう1パルス分だけ圧胴11を
離胴方向へ動かす。以上のアルゴリズムにより、圧胴1
1の離胴位置は離胴位置センサに対して常に一定の場所
にリセットされる。
第8図は、パドル15をを原点位置にリセットするとき
のマイクロプロセッサ21の動作を示すフローチャート
である。まずステップS104で待機位置センサ(原点
位置センサ)1727が原点位置を検出しているかどう
かを判別し、検出していなければステップS105へと
進んでパドルパルスモータ1723により1パルス分だ
けパドル15を後方へ動かすおの動作を原点位置を検出
するまで続け、検出すればパドル15のイニシャライズ
は終了する。
連続紙のセット 次に、印刷の基準作業として、オペレータは連続紙12
をぴんフィードトラクター13にセットするとともに、
セットした連続紙12の天地サイズ情報および紙端の山
折り・谷折りを表わす山・谷情報をオペレーションパネ
ル25を用いて入力する。連続紙12のセットにおいて
、オペレータは左右トラクタの紙押え蓋1312,13
13を開けるとともにレバー1306を弛緩方向(時計
回り方向)に回して移動側トラクタユニット1302の
ロックを解除し、紙幅に合せて左右トラクタ幅を調整し
つつ紙端が紙セット基準位置にくるよう連続紙12のマ
ージナルパンチを左右トラクタの紙搬送ピン1311に
係合させ、次いでレバーを締付方向(反時計回り方向)
に回して移動側トラクタユニット1302をロックする
とともに紙押え蓋1312,1313を閉じて、連続紙
12のセットは終了する。
第9図はピンフィードトラクタ13における連続紙12
の紙端セット位置を表わす説明図であり、同図に示すよ
うに連続紙12の紙端はその天地サイズにかかわらず常
にピンフィードトラクタ13の値セット基準位置にP1
に合せてセットする。
ピンフィードトラクタ13は、前述したように、紙セッ
ト基準位置P1が印刷間してP2から所定距離Hだけ離
れた位置にくるよう予め位置決めして印刷機本体1に装
着してあるので、紙セットが終了したときには、連続紙
12の紙幅は印刷開始点P2から距離Hだけ手前の位置
に存在する。そして、このようにセットされた連続紙1
2の紙通しが終了したとき、または印刷途中において連
続紙12が次の印刷を待機しているときには、連続紙1
2の折目ないしはミシン目(すなわち次に印刷されるべ
きページの先頭)は印刷開始点P2から助走距離H1だ
け手前の待機位置P3の所に来る。このようにP1、P
3はそれぞれ紙セットおよび印刷時の紙搬送の基準とな
る位置であり、エンコーダによる検出が可能でなければ
ならないので、P1,P3間の距離H2は使用するエン
コーダの特性に合せて設定する必要がある。例えば1/
2インチが検出の最小単位であるエンコーダを使用する
場合には、H2は1/2インチの整数倍でなければなら
ない。そしてこのH2に必要助走距離H1を加えたもの
を上記所定距離Hとして、ピンフィードトラクタ13の
装着位置を決定するのである。ピンフィードトラクタ1
3の紙搬送ピン1311は、ディテント(回転阻止)を
かけた際に連続紙12をセットすれば、その先頭がP1
位置にくるように紙搬送ピン1311を調整しておく。
紙通し動作 連続紙12をぴんフィードトラクタ13にセットすれば
、続いて紙通し作業に移る。第10図は、紙通しシーケ
ンスを実行するときのマイクロプロセッサ21の動作を
示すフローチャートである。
紙通しはオペレーションパネル25の紙通しキーが投入
されることによって開始され、キー投入によりまずステ
ップS106において紙通し指令が受付可能かどうかが
判別される。例えば連続紙12の天地サイズ、山・谷情
報のデータが未入力である場合など、紙通しシーケンス
を実行することができないときには、ステップS107
へと進んでオペレーションパネル25にエラー表示を行
ない、動作は終了する。
紙通し指令が受付可能のとき、ステップS106からス
テップS108へと進んで、各機構部の初期設定を行な
う。このステップS108は例えばブランケット胴洗浄
等の他のルーチンから紙通しルーチンに移行した場合の
ためのものであり、電源投入後直ちに紙通しを実行する
ときには上述したように電源投入に応答して既に各部の
初期設定が行なわれているので、このステップS108
では何も行なわないことになる。
次にステップS109,S110において、メインモー
タ20が起動される。このメインモータ20は低速用と
高速用の2種類設けられており、まずステップS109
で低速モータがONされ、一定時間経過後にステップS
110において低速モータがOFFされるとともに高速
モータがONされて、メインモータ20の起動が終了す
る。これによりメインモータ20による駆動系統が動作
を開始し、吸引コンベア14の搬送ベルト1402が所
定速度で搬送を開始するとともにブランケット胴2、圧
胴11、版胴3,4およびインキングユニット7,8内
のインキローラが所定速度で回転を開始する。このとき
圧胴11は、ブランケット胴に対し離胴位置にリセット
されたままである。
続いてステップS111において、ピンフィードトラク
タ13のDCサーボモータ192が低速駆動され、ピン
フィードトラクタ13は例えば印刷時の1/4の低速で
紙送りを開始する。紙送りの開始と同時に、マイクロプ
ロセッサ21は、内蔵のハードタイマに基づいて連続部
12の紙端位置のトラッキングを開始する。そしてステ
ップS112において、後述するように紙走行に合せて
パドル15を動かして紙端を紙テーブル16上にセット
し、続いてステップS113に進んでピンフィードトラ
クタ13のDCサーボモータ192の駆動を停止して連
続紙12を停止させ、紙通しを終了する。
第11図は、ブランケット胴2と圧胴11との間に連続
量12を紙通しするときの説明図である。
ブランケット胴2は開口部201を有するブランケット
シリンダ202の側面上にシート部材203を密着巻回
させて形成されており、シート部材203の両端は開口
端部204,205に長手方向に多数設けられた図示し
ない止ねじによって固着されている。ブランケット胴2
はメインモータ20により駆動されて例えば4500r
pHの一定回転数で回転しており、ブランケット胴2と
着胴すべき圧胴11は、胴一方端側において噛合するギ
アによりブランケット胴2に駆動されて、ブランケット
胴2と圧胴11とのシリンダ径の比に応じた回転数で回
転している。
いま、圧胴11は電源投入に応答してブランケット胴2
に対して離胴位置にリセットされており、ピンフィード
トラクタ13により搬送されてきた連続紙12の紙端は
ブランケット胴2および圧胴11間の空隙を通過進行し
ていく。印刷時においては連続紙12の紙送り速度はブ
ランケット胴2および圧胴11の周速と等しくなければ
ならないが、この紙通し時の連続紙12の紙送り速度は
上述したように例えば印刷時の1/4と非常に低速にし
てあるので、空隙通過時に連続紙12はブランケット胴
2および圧胴11により進行方向に叩かれつつ、自重で
圧胴11に接続しながらその回転により吸引コンベア1
4の方向へと送られる。
もしブランケット胴2の周速と同一又はこれよりも速い
速度で紙送りした場合には、紙端の軌跡とブランケット
胴の位相を厳密に制御しないと連続紙12がブランケッ
ト胴2の開口部201に入り込んでしめうのみならず、
例えば仮想線で示すように印刷時においてブランケット
胴2から連続紙12を引き剥がすための排紙ローラ20
6を設けた場合には連続部12の先端がこの排紙ローラ
206との衝突により潰れてしまうので、紙通し時にお
いて連続紙12の紙送り速度をブランケット胴2の周速
よりも遅くするということは非常に重要である。このよ
うにすることにより、難しい制御を何ら行なうことなく
、また仮に排紙ローラ206を設けた場合であっても連
続紙12の紙端を潰すことなく、自動紙通しを容易に行
なうことが可能となるのである。
上述のようにしてブランケット胴2と圧胴11との間の
空隙を通過してきた連続紙12は、吸引コンベア14に
よって折たたみ機17の方向へと導かれて行く。吸引コ
ンベア14の搬送ベルト1402の搬送速度は印刷時の
連続紙12の紙送り速度よりも速い適当な一定値に予め
設定してあり、いま連続紙12の紙送り速度は印刷時の
1/4の低速であるので、連続紙12は吸引コンベア1
4により張力を受けながら搬送されることになる。
この張力は吸引コンベア14の吸引力に依存して変化す
るが、紙通し時にはこの張力はピンフィードトラクタ1
3の紙搬送ピン1311と係合した連続紙12のマージ
ナルパンチに負荷されるので、吸引力は「中」段階とし
てマージナルパンチが破損するのを防止している。すな
わち、前述したように、電源投入時のイニシャライズシ
ーケンスにおいて、吸引コンベア14の主シャッタ14
14を「閉」状態、補助シャッタ1415を「開」状態
として吸引を開始しているのである。
パドル・紙テーブルの位置セット 一方、オペレーションパネル25の紙通しキーの投入に
応答して、折たたみ機17のパドル15および紙テーブ
ル16が所定位置にセットされる。
第12図はパドル位置セットのときのマイクロプロセッ
サ21の動作を示すフローチャートであり、第13図は
パドル15のセット位置および振り角を模式図に示す説
明図である。振り角αは連続紙12の天地サイズに応じ
て変化させ、マイクロプロセッサ21はオペレーション
パネル25から入力された天地サイズ情報に基づいて例
えば必要振り角αに応答するカウント値を図示しないカ
ウンタにセットしておく。パドル15はリセット位置か
ら中心角β度だけ離れた位置を中心にして「前」位置と
「後」位置との間で振り運動を行なうものであり、マイ
クロプロセッサ21は、紙通キーが投入されると、まず
ステップS114においてβ−α/2を演算する。この
角度はパドル15をリセット位置から「後」位置へと移
動させるのに必要な角度であり、続いてステップS11
5において上記演算した角度に相当するパルス分だけパ
ドルパルスモータ1723を駆動して、パドルを「後」
位置にまで移動させて、パドル位置の初期位置へのセッ
トは終了する。
第14図は、紙テーブル16を初期位置にセットする場
合のマイクロプロセッサ21の動作を示すフローチャー
トである。紙テーブル16の上限位置は連続紙12の天
地サイズに応じて変化させ、マイクロプロセッサ21は
オペレーションパネル25から入力された天地サイズ情
報に基づいて予め設定された2種類の上限位置(第1お
よび第2のテーブル上限リミットスイッチ1719,1
720に対応する上限位置)のうちの一方を選択してお
く。いま説明の便宜上、例えば第1のテーブル上限リミ
ットスイッチ1719に対応する第1の上限位置が選択
されているものとする。そして、紙通しキーが投入され
ると、まずステップS116において第1のテーブル上
限リミットスイッチ1719の出力がONであるかどう
か、すなわち紙テーブル16が上限位置に来ているかど
うかが判別され、上限位置に来ていればステップS11
7へと進んで第1の紙面検出光電センサ1717の出力
がONであるかどうか、すなわち紙テーブル16上に前
の印刷により残り紙があるかどうかが判別される。紙テ
ーブル16上に紙がなければ第1の紙面検出光電センサ
1717の出力はOFFであり、そのときはこれでテー
ブル位置のセットは終了する。
紙テーブル16上に紙があれば、第1の紙面検出光電セ
ンサ1717の出力がONになるので、ステップS11
7からステップS118へと進んでテーブル昇降モータ
1703を駆動し、紙テーブル16を所定高さだけ下降
させる。テーブル下降中はステップS119においてテ
ーブル下限リミットスイッチ1721の出力がONにな
らないかどうか、すなわちテーブルが下限位置に達して
いないかどうかを監視し、下限位置に達すればステップ
S120へと進んでテーブル昇降モータ1703の駆動
を中止して紙テーブル16を停止させ、オペレーション
パネル25にエラー表示を行なう。
またテーブル下降中においては、ステップS121にお
いて第1の紙面検出光電センサ1717の出力がONに
なったかどうかを監視し、ONにならなければ再びステ
ップS118に戻って紙テーブル16を下降し、ONに
なればステップS122へと進んで紙テーブル16を停
止してテーブル位置のセットを終了する。これにより、
紙テーブル16上の残紙の上面が所定高さにセットされ
る。
ステップS116において第1のテーブル上限リミット
スイッチ1719の出力がONでなければ、紙テーブル
16は上限位置に達していないので、ステップS123
へと進んで図示しないカウンタを0にリセットし、続い
てステップS124においてテーブル昇降モータ170
3を駆動して紙テーブル16を所定高さだけ上昇させる
。テーブル上昇中はステップS125において第1のテ
ーブル上限リミットスイッチ1719の出力がONにな
らないかどうかを監視し、ONになればステップS12
6へと進んで紙テーブル16を停止し、続いて上述した
ステップS118以下の動作を行なう。このとき紙テー
ブル16上に残紙がなければ第1の紙面検出光電センサ
1717の出力はOFFであるので直ちにステップS1
21からS122へと進んで紙テーブル16は停止する
紙テーブル16上に残紙があれば、上述した動作により
残紙上面が所定高さに達した後、紙テーブル16は停止
することになる。
またテーブル上昇中においては、ステップS127にお
いて第1の紙面検出光電センサ1717の出力がONで
あるかどうかを監視し、ONでなければステップS12
8へと進んでカウンタを0にリセットした後再びステッ
プS124に戻って紙テーブル16を上昇し、ONにな
ればステップS129へと進んでカウンタを1だけ歩進
し、続いてステップS130においてカウンタのカウン
ト値が2以上であるかどうかを判別する。ステップS1
30においては第1の紙面検出光電センサ1717のO
N出力が連続して得られたかどうかを判別しているので
あって、カウンタのカウント値が2以上であれば2回以
上連続して紙面を検出しているのでその検出に誤りはな
いと判断して、ステップS126へと進んで紙テーブル
16を停止する。そして上述したステップS118以下
の動作を行なうが、このとき第1の紙面検出光電センサ
1717の出力は既にONであるので、直ちにステップ
S121からS122へと進んで紙テーブル16は停止
する。これにより、紙テーブル16上の残紙上面が所定
高さにセットされる。
ステップS130においてカウンタのカウント値が1の
ときには、例えば印刷機本体1に紙通しされたままの残
紙のパドル15から紙テーブル16にかけての斜行部分
を第1の紙面検出光電センサ1717が検出しているお
それもあるので、ステップS124へと戻って再度紙テ
ーブル16を上昇させ、もう一度第1の紙面検出光電セ
ンサ1717の出力がONであれば上述したようにステ
ップS126以下へと進み、残紙上面を所定高さにセッ
トするのである。
紙端セット 以上述べたようにしてオペレーションパネル25の紙通
しキーの投入に応答してパドル15が「後」位置にセッ
トされ、かつ紙テーブル16または紙テーブル16上の
残紙上面が所定高さにセットされて、そこへぴんフィー
ドトラクタ13および吸引コンベア14の動きにより連
続紙12が搬送されてくる。第15図は連続紙12の先
端が折たたみ機17に到着したときの紙端セットの様子
を模式的に表わす説明図であり、(a)〜(d)は紙先
端が「谷」折りのときのものを、(e)〜(h)は紙先
端が「山」折りのときのものを示している。
前述したように、マイクロプロセッサ21は紙送りの開
始と同時に紙端位置をトラッキングしており、オペレー
ションパネル25から入力された山・谷情報が「谷」で
あるとき、紙端が折り機に達する前でかつパドルの初期
位置セットが完了した後にパドルパルスモータ1723
を駆動して、パドル15を「前」位置に振り上げておく
。そして、第15図(a)に示す位置(紙先頭がパドル
15の先端に達する少し前の位置)まで紙先端が搬送さ
れてくるタイミングでパドル15を「後」位置へ動かす
。このとき連続紙12の先頭頁は、「後」位置へ引込む
パドル15の背面に生じる気流の作用で、パドル15に
追随して「後」位置へと移動する。パドル15の幅はこ
のときに連続紙12を「前」位置へ押戻そうとする風圧
の影響を避けるため、連続紙12の紙幅よりも広い方が
望ましい。そして(b)図の状態となる。その後は連続
第12がほぼ1頁ずつ進行する(c)、(d)のタイミ
ングでパドル15を順次「前」位置と「後」位置との間
で揺動させ、(d)に示す状態で紙端セットを終了する
連続紙12の先頭が「山」折りのとき、パドル15の動
きは上述の「谷」折りのときとは逆になる。すなわちマ
イクロプロセッサ21は、第15図(e)のタイミング
までパドル15を動作させず、「後」位置にセットされ
たままにしておく。
そして(e)のタイミングでパドルパルスモータ172
3を駆動して、パドル15を「後」位置から「前」位置
へと動かす。そして(f)図の状態となる。その後は連
続紙12がほぼ1頁ずつ進行する(g)、(h)のタイ
ミングでパドル15を順次「後」位置と「前」位置との
間で揺動させ、(h)に示す状態で紙端セットは終了す
る。
第16図は、パドル15を動作させるときのマイクロプ
ロセッサ21の動作を示すフローチャートである。この
プログラムは適当なタイミングで呼出されて実行される
ものであり、そのタイミングの基準は例えば内蔵のハー
ドタイマであってもよいし、ブランケット胴2の回転軸
に取付けられた図示しない基準ロータリエンコーダから
の出力信号であってもよい。パドル15を動かすとき、
まずステップS131において現在のパドル位置が「前
」位置か「後」位置かを判別する。これは例えば「前」
位置に対してフラグを立てることによって識別すること
ができる。パドル15の位置が「前」のとき、ステップ
S132へと進んでカウンタにセットされている振り角
αに相当するカウント値に応じたパルス分だけパドルパ
ルスモータ1723を後方へ駆動して、パドル15を「
横」位置に動かし、続いてステップS133に進んでパ
ドル15の位置記録を「後」として、動作は終了する。
パドル15の現在位置が「後」のときは、ステップS1
31からステップS134,S135へと進んで、パド
ル15を前方に動かすための上述と同様の動作を行なう
印刷 紙通しが終了して上述したように連続紙12の紙端が折
たたみ機17にセットされると、低速紙送りは停止し(
すなわちピンフィードトラクタ13のDCサーボモータ
192は停止し)、メインモータ20は回転したまま次
の指令を待機する。
このとき、印刷されるべき連続量12の1ページ目の先
頭部分(折目ないしはミシン目)は、第9図の印刷待機
位置P3の所に来ている。
ここでオペレーションパネル25の印刷キーが投入され
ると印刷プログラムに進み、そこでは版交換、ブランケ
ット胴洗浄、刷り出し、定常印刷、および刷り終りの各
ルーチンが順次実行される。
また印刷キー投入に応答して、紙押えファン30が回転
を開始する。この紙押えファン30は、印刷プログラム
の終了またはぴんフィードトラクタ13に取付けられた
紙有無リセットスイッチ1318の出力のOFFに応答
して停止するようにしてある。
版交換ルーチンにおいて、給排版トレイ9,10の給版
トレイ上に予め準備して載置してあった図示しない版が
それぞれ対応する給排版ユニット5,6の作用によって
対応する版胴3,4に巻回装着され、同時に版胴3,4
上に巻付けてあった図示しない古い版が対応する給排版
トレイ9,10の排版トレイ上に排出される。1色刷り
の場合は、必要な側のみ排版を行なう。
ブランケット胴洗浄ルーチンにおいて、まず洗浄液供給
ユニット18から適当なタイミングでブランケット胴2
に洗浄液が供給され、続いて洗浄液の間欠供給と同時に
払拭ユニット19による洗浄液の拭き取りを行ない、最
後に洗浄液の供給を止めて払拭のみ行なってブランケッ
ト胴2の洗浄は終了する。
続いて刷り出しルーチンにおいて、インキングユニット
7,8内のインキローラと版胴3,4との着肉のタイミ
ングおよび版胴3,4からブランキング胴2への転写の
タイミングをそれぞれ適当に制御しつつ2枚程度の印刷
を実際に行なって版胴3,4およびブランケット胴2上
のインキ量を調整し、印刷濃度を定常値に近づけた上で
、定常印刷ルーチンに入る。
定常印刷ルーチンにおいては、ブランケット胴2の位相
に合せた適当なタイミングで圧胴11がブランケット胴
2に離着胴し、このタイミングに合せて連続紙12が間
欠送りされて、ブランケット胴2の1回転ごとに1枚ず
つの印刷が行なわれていく。印刷枚数はオペレーション
パネル25を通じて予め設定しておき、印刷が設定枚数
に達すれば上述した刷り出しルーチンと類似の刷り終り
ルーチンを実行してブランケット胴2上のインキ量をゼ
ロ近くに減少させた上で印刷を終了し、続いて排版およ
びブランケット胴洗浄ルーチンを実行した後メインモー
タ20の回転を停止して印刷プログラムを終了し、次の
指令を待機する。
第17図は、定常印刷時に連続紙12を間欠送りすると
きの各機構部の動作を示すタイミングチャートである。
タイミングの基準信号は、ブランケット胴2の回転軸に
取付けられた図示しない基準ロータリエンコーダからの
出力信号を用いる。
この出力信号により、第17図(f)に示すようにブラ
ンケット胴2が今どの位相にあるのかを知ることができ
る。“00”はブランケット胴2の天の位置が印刷開始
位置にあることを示しており、このタイミングではブラ
ンケット胴2の開口部201の終端205(第11図参
照)は、ブランケット胴2と圧胴11との着胴位置に来
ている。第17図(f)における斜線部分は開口部20
1が印刷開始位置を通過するタイミングを示しており、
この例ではブランケット胴2の全周長のうちの1/4が
開口部であって、残りの3/4がブランケット胴有効周
長であるとしている。
圧胴11の着胴は、時刻t1〜t2のタイミングで行な
う。すなわち第17図(a)に示すように、ブランケッ
ト胴2の開口部201の始端204が印刷開始位置を通
過してまもなくのタイミングt1で図示しない圧胴パル
スモータを着胴側へと駆動開始し、徐々に駆動を速め、
再び徐々に駆動を緩めて、開口部201の終端205が
印刷開始位置に近づく時刻t2までの比較的長い時間を
かけて圧胴11をゆっくりと着胴位置に移動させる。
圧胴11が着胴位置に達した時刻t2においては、対峙
するブランケット胴2は開口部の位相にあるため、連続
紙12はブランケット胴2および圧胴11間にニップさ
れない。連続紙12のニップは開口部201の終端20
5(第11図参照)が印刷開始位置に達したとき(すな
わち“00”のタイミング)に始めて行なわれ、ここか
ら印刷が開始されるのである。
圧胴11の着圧のとき(t2のタイミング)には、第1
7図(b)に示すようにピンフィードトラクタ13のD
Cサーボモータ192は非駆動状態にあり、ピンフィー
ドトラクタ13は停止したままで連続紙12は印刷待機
状態にある。なおピンフィードトラクタ13には、t8
のタイミングでディテント(回転停止)がかけてある。
またこのとき吸引コンベア14の吸引切換ソレノイド1
418,1419は(c)、(d)に示すように補助シ
ャッタ用ソレノイド1419のみが通電された初期状態
にあり、したがって主シャッタ1414は「閉」状態、
補助シャッタ1415は「開」状態にあって、吸引コン
ベア14の吸引力は(e)に示すように「中」段階にあ
る。吸引コンベア14の搬送ベルト1402はメインモ
ータ20によって駆動されて排紙方向に定速走行してい
るので、連続紙12はピンフィードトラクタ13と吸引
コンベア14との間において適当な張力を与えられてい
る。この印刷待機中の「中」段階の吸引力としては、好
ましくはぴんフィードトラクタ13の紙搬送ピン131
1に係合された連続紙12のマージナルパンチが破れな
い程度のできるだけ大きな張力を与え得るものを選択し
ておく。
印刷が開始される“00”を直前のタイミングt3にお
いて、(b)に示すようにピンフィードトラクタ13の
ディテントを解除し、DCサーボモータ192を正転方
向に駆動開始する。またこれと同時に、(d)に示すよ
うに補助シャッタ用ソレノイド1419の通電を停止し
て補助シャッタ1415を「閉」状態にし、(e)に示
すように吸引コンベア14の吸引力を「大」段階とする
これにより非常に強い張力を与えつつ連続紙12の紙送
りが開始され、第9図の印刷待機位置P3から出発した
印刷されるべき1ページ目の先端の送り速度は印刷開始
位置P2(タイミング“00”)の一瞬手前においてブ
ランケット胴2の周速と同一のvに達する。そしてその
一瞬後の“00”のタイミングで1ページ目の先端は印
刷開始位置P2に到達してブランケット胴2および圧胴
11間にニップされ、この“00”のタイミングから所
定の印刷区間(すなわち1ページお天地長さに対応)が
終了するt4のタイミングまでの間において、連続紙1
2の1ページ上に印刷が行なわれる。
印刷中は上述したように「大」段階の吸引力によって連
続紙12に非常に強い張力を与えている張り付いた連続
紙12を容易に引き剥がすことができる。したがって第
11図の仮想線で示すような排紙ロール206を設ける
必要はなく、特に連続紙12の幅方向全面に印刷を行な
いたい場合に有効である。
印刷区間が終了するt4のタイミングにおいて、(a)
に示すように圧胴パルスモータを離胴側へと駆動開始す
る。このとき、着胴時とは異なり比較的短い時間におい
て素速く駆動の立上げおよび立下げを行ない、素速い離
胴を達成する。そして圧胴11が離胴位置に戻ったt5
のタイミングで(b)に示すようにピンフィードトラク
タ13のDCサーボモータ192に正転ブレーキをかけ
始める。このとき、(c)、(d)に示すように吸引コ
ンベア14の主シャッタ用ソレノイド1418および補
助シャッタ用ソレノイド1419に共に通電し、主シャ
ッタ1414および補助シャッタ1415をともに「開
」状態にして、(e)に示すように吸引力を「小」段階
に落し、連続紙12にかかる張力を最小としておく。
その後、ピンフィードトラクタ13の送り速度がゼロに
達したt6のタイミングでDCサーボモータ192を逆
転方向に駆動開始し、さらにt7のタイミングで逆転ブ
レーキをかけ始めえ、逆転速度がゼロに達したt8のタ
イミングで逆転駆動を停止すると同時にディテントをか
ける。逆転が終了したt8のタイミングでは、連続紙1
2の2ページの先頭が第9図の印刷待機位置P3の所に
来ている。すなわちタイミングt6〜t8間の逆送りに
よって、助走(タイミングt3〜00)およびオーバラ
ン(タイミングt4〜t6)に相当する距離だけ連続紙
12を引戻しているのである。
逆戻りの間はピンフィードトラクタ13の紙搬送ピン1
311と係合した連続紙12のマージナルパンチに過度
の負荷がかからないよう吸引コンベア14の吸引力を「
小」段階としているが、紙押えファン30の作用により
連続紙12が吸引コンベア14の上面から浮上るのが防
止される。そして紙送りが終了したt8のタイミングで
第17図(c)に示すように主シャッタ用ソレノイド1
418に対する通電を停止して主シャッタ1414を閉
じ、(e)に示すように吸引力を「中」段階として次の
ページの印刷の待機状態となる。
紙テーブル逐次下降 上述のようにして間欠送りされながら印刷されて印刷機
本体1から排出される連続紙12は、折たたみ機17に
順次折たたまれつつ積上げ収納されていく。マイクロプ
ロセッサ21は、ブランケット胴2の回転軸に取付けら
れた図示しない基準ロータリエンコーダから原点パルス
(トラクタ正転スタートの時点に設定してある)が出力
されることに第16図のパドル揺動プログラムを実行し
て、1ページの印刷が行なわれることに連続紙12の天
地サイズに応じた振り角α(第13図参照)でパドル1
5を「前」「後」位置に交互に揺動させる。このときの
動作は、上述した紙通しにおける場合と同様である。
紙テーブル16は、連続紙12が積上げられるに従って
漸次下降して行く。第18図は紙テーブル16を下降さ
せるときのマイクロプロセッサ21の動作を示すフロー
チャートであり、マイクロプロセッサ21はブランケッ
ト胴2の基準ロータリエンコーダから上記原点パルスが
出力されることにこのプログラムを実行する。紙上面高
さは紙通しに関連して上述したように天地サイズ情報に
応じて選択されており、ここでは前述の場合と同様に第
1の紙面検出光電センサ1717に対応する紙上面高さ
が選択されている場合について説明する。
まずステップS136において、第1の紙面検出光電セ
ンサ1717の出力がONであるかどうか、すなわち紙
上面が所定高さに達しているかどうかが判別される。達
していなえればステップS137へと進み、図示しない
カウンタをゼロにリセットして動作は終了する。もし紙
上面が所定高さに達していれば、第1の紙面検出光電セ
ンサ1717の出力がONとなってステップS136か
らステップS138へと進み、カウンタを1だけ歩進さ
せる。続いてステップS139において、カウンタのカ
ウント値が5以上であるかどうか、すなわち5回以上連
続して第1の紙面検出光電センサ1717の出力がON
となっているかどうかを判別する。このように複数回の
検出を条件とすることによって、パドル15から懸垂す
る連続紙12の斜行部分を第1の紙面検出光電センサ1
717が検出した場合の誤動作を避けることができる。
つまり連続紙12の斜行部分であれば常に左右に揺動し
ているので、連続して5回以上検出されることはないの
である。
そしてカウンタのカウント値が5以上であれば、紙テー
ブル16上の紙上面高さが所定高さに達しているので、
ステップS139からステップS140へと進んでテー
ブル昇降モータ1703を一定時間下降方向に駆動し、
紙テーブル16を所定距離(例えば5mm)だけ下降さ
せる。そしてステップS141においてカウンタをゼロ
にリセットした後、動作は終了する。カウント値が5未
満であれば、紙テーブル16を下降させることなく動作
は終了するが、このときカウンタはリセットされず、以
後何回かのこのプログラムの実行においてカウント値が
5以上になれば、その時点で紙テーブル16の下降が行
なわれることにある。このようにして、連続紙12の天
地サイズに応じた紙上面高さが常に維持されるのである
なお上述の説明において、この発明による連続紙折たた
み機をオフセットフォーム印刷機に適用した実施例につ
き詳述したが、この発明はこれ以外にも折たたみ連続紙
を処理する機械全般に広く適用し得るものであり、この
場合にも上述の実施例と同様の効果を奏する。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、連続紙の天地
サイズに応じて振りガイドの揺動角および紙テーブル上
の連続紙の上面高さを変化させて連続紙を折たたむよう
にしたので、簡単な構成の折たたみ機によって容易に連
続紙を折たたむことができ、かつ連続紙の天地サイズの
変更にも迅速かつ容易に対応することが可能となる。好
ましくは片面パドルを使用すれば、印刷面の乾燥如何に
かかわらず折たたみ動作を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は多色刷りオフセット印刷機の概略断面図、第2
図は制御システムの概略ブロック図、第3A図〜第3E
図はピンフォードトラクタの機構説明図、第4A図〜第
4C図は吸引コンベアの機構説明図、第5図は圧胴の離
着胴機構の説明図、第6A図〜第6D図は折たたみ機の
機構説明図、第7図は圧胴リセットのときの動作を示す
フローチャート、第8図はパドルリセットのときの動作
を示すフローチャート、第9図は紙端セット位置の説明
図、第10図は紙通し動作を示すフローチャート、第1
1図はブランケット胴および圧胴の間隙に紙通しすると
きの説明図、第12図はパドル位置セットのときの動作
を示すフローチャート、第13図はパドルのセット位置
および振り角を模式的に示す説明図、第14図は紙テー
ブルを初期位置にセットするときの動作を示すフローチ
ャート、第15図は紙端セットの様子を模式的に示す説
明図、第16図はパドル振り動作のときのフローチャー
ト、第17図は連続紙の間欠送り動作を示すタイミング
チャート、第18図は紙テーブルの逐次下降動作を示す
フローチャートである。 15…振りガイド、16…紙テーブル 17…折たたみ機、1702…送りねじ1703…テー
ブル昇降モータ、 1717…第1の紙面検出光電センサ、1718…第2
の紙面検出光電センサ、1723…パドルパルスモー■

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)連続紙に処理を施す処理装置から展開状態で排出
    供給される折たたみ連続紙をその折目の折方向にしたが
    って交互に折たたむための折たたみ機であって、 前記連続紙の排出供給路に沿って配置され、前記連続紙
    を揺動させる振りガイドと、 前記振りガイドを前記連続紙の供給に関連した所定のタ
    イミングで揺動させ、応じて前記連続紙をその折方向に
    従った方向に揺動させる振りガイド駆動手段と、 前記振りガイドにより揺動されつつ落下してくる前記連
    続紙を受け止めて折たたみ積載する紙テーブルと、 前記紙テーブル上に積載された前記連続紙の上面高さを
    一定高さに維持するように前記連続紙の積載量に応じて
    前記紙テーブルを逐次下降させる手段と、 前記連続紙の天地サイズに応じて前記振りガイドの揺動
    角および前記紙テーブル上の連続紙の前記一定の上面高
    さを変化させる手段とを備える、連続紙折たたみ機。
  2. (2)前記振りガイドは前記連続紙の排出供給路下面側
    において前記連続紙の幅方向に伸びる揺動支軸を有する
    パドルである、特許請求の範囲第1項記載の連続紙折た
    たみ機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5242366A (en) * 1989-07-07 1993-09-07 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Mechanism for folding continuous-form sheet

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5244970A (en) * 1975-07-17 1977-04-08 Data Products Corp Paper stacking apparatus

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