JPS625616Y2 - - Google Patents
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- JPS625616Y2 JPS625616Y2 JP5378479U JP5378479U JPS625616Y2 JP S625616 Y2 JPS625616 Y2 JP S625616Y2 JP 5378479 U JP5378479 U JP 5378479U JP 5378479 U JP5378479 U JP 5378479U JP S625616 Y2 JPS625616 Y2 JP S625616Y2
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- Measurement Of Force In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、ロードセル秤に関するものであ
る。
る。
従来のロードセル秤はストレンゲージが取付け
られたビームとロバーバル機構とがそれぞれ別個
に設けられ、荷重受皿に載せた品物の荷重を、ロ
バーバル機構により偏荷重であつても鉛直方向に
作用する荷重に補正してビームに伝達する型式の
ものである。ビームとロバーバル機構とは独立し
て設けたもの及び一体的に設けたもの等が存する
が、やはり構造や形状が複雑で、組立・調整作業
工数も増大する。また、ロバーバル機構は外部か
らの力により狂い易い。また、ビームの周囲に空
気流が生ずると周囲の温度の変化により抵抗値が
バラツキ荷重変換信号に狂いを生ずる。とくに、
ストレンゲージへのリード線の部分やストレンゲ
ージを結線して形成したブリツジ回路中のゼロバ
ランス調整用の補正抵抗の部分が大きな影響をう
ける。さらに、その部分において外部からのノイ
ズを拾い易く、これによつても荷重変換信号に狂
いを生ずる欠点を有している。
られたビームとロバーバル機構とがそれぞれ別個
に設けられ、荷重受皿に載せた品物の荷重を、ロ
バーバル機構により偏荷重であつても鉛直方向に
作用する荷重に補正してビームに伝達する型式の
ものである。ビームとロバーバル機構とは独立し
て設けたもの及び一体的に設けたもの等が存する
が、やはり構造や形状が複雑で、組立・調整作業
工数も増大する。また、ロバーバル機構は外部か
らの力により狂い易い。また、ビームの周囲に空
気流が生ずると周囲の温度の変化により抵抗値が
バラツキ荷重変換信号に狂いを生ずる。とくに、
ストレンゲージへのリード線の部分やストレンゲ
ージを結線して形成したブリツジ回路中のゼロバ
ランス調整用の補正抵抗の部分が大きな影響をう
ける。さらに、その部分において外部からのノイ
ズを拾い易く、これによつても荷重変換信号に狂
いを生ずる欠点を有している。
この考案は上述のような欠点を解消しうるロー
ドセル秤をうることを目的とするものである。
ドセル秤をうることを目的とするものである。
この考案は、ベースに接地されつつ固定される
固定部と、この固定部に一端が連設されて上下で
平行に対向するアームと、前記固定部と平行に対
向し宙吊状態で前記アームの他端に連設されると
ともに荷重受皿に連結される可動部とを有するビ
ームを設け、前記アームのそれぞれに上下方向に
屈撓する柔軟部を二個ずつ側面から見て平行四辺
形の角となる位置に位置決めして形成し、前記柔
軟部に固定したストレンゲージを接続するプリン
ト基板を前記ビームに取付け、前記可動部及び前
記アームと干渉しない状態で前記ビームの少なく
とも前記ストレンゲージ及び前記プリント基板が
取付けられた部分の周囲を囲繞する金属板による
カバーの一部を前記固定部に接地させつつ取付け
たことを特徴とするものである。すなわち、受圧
部に荷重を伝達してビームを変形させ、その変形
量をストレンゲージにより電気信号に変換して計
量するが、ビームを固定部と可動部とアームとに
より平行四辺形を形成する様に一体的に形成し、
かつアームに平行四辺形の角となる位置に位置さ
せて柔軟部を形成することにより、ビーム自身に
ロバーバル機構をもたせ、これにより、正確な測
定を行うことができ、部品点数を低減し構造形状
を簡略することができ、組立・調整作業を容易に
し、しかも、カバーにより、とくに柔軟部やスト
レンゲージを機械的外力から保護するとともに、
ストレンゲージを含む回路付近の空気流を遮断し
て周囲温度及びそれにともなう抵抗値等を安定化
し外部との電気的シールドを行わせ、したがつ
て、より一層正確な測定が行われるように構成し
たものである。
固定部と、この固定部に一端が連設されて上下で
平行に対向するアームと、前記固定部と平行に対
向し宙吊状態で前記アームの他端に連設されると
ともに荷重受皿に連結される可動部とを有するビ
ームを設け、前記アームのそれぞれに上下方向に
屈撓する柔軟部を二個ずつ側面から見て平行四辺
形の角となる位置に位置決めして形成し、前記柔
軟部に固定したストレンゲージを接続するプリン
ト基板を前記ビームに取付け、前記可動部及び前
記アームと干渉しない状態で前記ビームの少なく
とも前記ストレンゲージ及び前記プリント基板が
取付けられた部分の周囲を囲繞する金属板による
カバーの一部を前記固定部に接地させつつ取付け
たことを特徴とするものである。すなわち、受圧
部に荷重を伝達してビームを変形させ、その変形
量をストレンゲージにより電気信号に変換して計
量するが、ビームを固定部と可動部とアームとに
より平行四辺形を形成する様に一体的に形成し、
かつアームに平行四辺形の角となる位置に位置さ
せて柔軟部を形成することにより、ビーム自身に
ロバーバル機構をもたせ、これにより、正確な測
定を行うことができ、部品点数を低減し構造形状
を簡略することができ、組立・調整作業を容易に
し、しかも、カバーにより、とくに柔軟部やスト
レンゲージを機械的外力から保護するとともに、
ストレンゲージを含む回路付近の空気流を遮断し
て周囲温度及びそれにともなう抵抗値等を安定化
し外部との電気的シールドを行わせ、したがつ
て、より一層正確な測定が行われるように構成し
たものである。
この考案の一実施例を図面に基いて説明する。
第1図に示す1はベースで、このベース1の上面
の一部に取付台部2が突出形成されている。つい
で、所定の厚さを有する短形のアルミニウム材に
より形成されたビーム3が設けられている。この
ビーム3は固定部4と可動部5とを左右で対向さ
せ、それらを上下で対向するアーム6,7で連結
し、平行四辺形を形成する如く一体的に形成した
ものである。また、固定部4には前記ベース1の
取付台部2にネジ止めされる取付孔8が形成さ
れ、可動部5の上面には荷重受皿9に連結される
取付孔10が形成され、可動部5の下面には前記
ベース1に設けた調節ネジによるストツパ11と
対向する鉄片等の硬質な受板12が固定的に取付
けられ、可動部5の側面にはビーム3そのものの
質量を小さくするための開口13が形成されてい
る。また、固定部4には片持状態で可動部5側に
突出する突出部14が連設され、この突出部14
の先端部と固定部4とに取付孔15が形成されて
いる。この突出部は別部材により形成して固定部
4に取付けたものでもよい。さらに、ビーム3の
中央部において上面及び下面に平坦な凹部16を
形成し側面に貫通する異形開口17を形成するこ
とによつてアーム6,7のそれぞれに肉薄の柔軟
部18が二個ずつ形成されている。異形開口17
の形状は、突出部14が存在しないことを仮定し
て縦長の二つの楕円を間隔をあけて並べ両者の中
間部を横孔により連通したH字状のものである。
したがつて、柔軟部18の内面は半円状の曲面と
なり、柔軟部18の位置は側面から見て平行四辺
形の角となる位置に定められている。しかして、
各柔軟部18の外面にストレンゲージ19,2
0,21,22が貼着されている。これらのスト
レンゲージ19〜22と前記柔軟部18とはシリ
コンゴム又はブチルゴム等の薄いゴム層23によ
り全周が密封されている(第8図参照)。
第1図に示す1はベースで、このベース1の上面
の一部に取付台部2が突出形成されている。つい
で、所定の厚さを有する短形のアルミニウム材に
より形成されたビーム3が設けられている。この
ビーム3は固定部4と可動部5とを左右で対向さ
せ、それらを上下で対向するアーム6,7で連結
し、平行四辺形を形成する如く一体的に形成した
ものである。また、固定部4には前記ベース1の
取付台部2にネジ止めされる取付孔8が形成さ
れ、可動部5の上面には荷重受皿9に連結される
取付孔10が形成され、可動部5の下面には前記
ベース1に設けた調節ネジによるストツパ11と
対向する鉄片等の硬質な受板12が固定的に取付
けられ、可動部5の側面にはビーム3そのものの
質量を小さくするための開口13が形成されてい
る。また、固定部4には片持状態で可動部5側に
突出する突出部14が連設され、この突出部14
の先端部と固定部4とに取付孔15が形成されて
いる。この突出部は別部材により形成して固定部
4に取付けたものでもよい。さらに、ビーム3の
中央部において上面及び下面に平坦な凹部16を
形成し側面に貫通する異形開口17を形成するこ
とによつてアーム6,7のそれぞれに肉薄の柔軟
部18が二個ずつ形成されている。異形開口17
の形状は、突出部14が存在しないことを仮定し
て縦長の二つの楕円を間隔をあけて並べ両者の中
間部を横孔により連通したH字状のものである。
したがつて、柔軟部18の内面は半円状の曲面と
なり、柔軟部18の位置は側面から見て平行四辺
形の角となる位置に定められている。しかして、
各柔軟部18の外面にストレンゲージ19,2
0,21,22が貼着されている。これらのスト
レンゲージ19〜22と前記柔軟部18とはシリ
コンゴム又はブチルゴム等の薄いゴム層23によ
り全周が密封されている(第8図参照)。
ついで、第2図、第3図に示すように、各スト
レンゲージ19〜22を接続するとともにコード
24及びコネクタ25に接続されたプリント基板
26が設けられている。このプリント基板26は
前記突出部14に沿う水平部27とその先端から
アーム6,7の中間に向つて延出する垂直部28
とよりなるT字形のもので、スペーサ29により
ビーム3から離間する状態で前記取付孔15に螺
合するネジ30により取付けられている。プリン
ト基板26は異形開口17の中間部まで延出する
がT字形なるが故に柔軟部18の内面を開放させ
る空間部31が形成されている(第2図及び第9
図参照)。そして、各ストレンゲージ19〜22
は第6図のようにブリツジ回路32を形成しつつ
接続され、ブリツジ回路32の入力側にニツケル
箔によるスパン抵抗と称せられる抵抗33が接続
され、ストレンゲージ20,22間には補正抵抗
34,35,36,37が接続されている。抵抗
33は前記ビーム3のヤング率の温度係数を補償
するものである。補正抵抗34〜37はブリツジ
回路32を補正するもので、ゼロバランスの補正
抵抗はマンガニン線を使用しゼロバランスの温度
係数の補正抵抗は銅線が使用される。以上のよう
な配線を満足させる配線パターン38がプリント
基板26の表面に銅箔によつて形成されている。
この配線パターン38中にはその配線パターン3
8間の静電誘導等の電気干渉を防止するためのパ
ターン39も形成されている。さらに、配線パタ
ーン38の一部には前記補正抵抗34〜37を接
続するための接続部a,bがそれぞれ形成されて
いる。そしてまた、プリント基板26の裏面には
第5図に示すように前記ビーム3に接地されるシ
ールドパターン40が銅箔を全面に形成するか網
目状に配列するか等の手段により形成されてい
る。したがつて、第7図に示すよう配線パターン
38とシールドパターン40とによりコンデンサ
41を構成して等価回路を形成することができ
る。さらに、第12図に示すように前記ビーム3
の固定部4の前記プリント基板26と反対側の側
面には、そのプリント基板26に前記コード24
によつて接続されるプリント基板44がネジ45
により固定されている。そして、第11図、第1
2図に示すように、ビーム3の固定部4及びアー
ム6の上面を覆う上板46と、固定部4及びアー
ム6,7の一側を覆う側板47と、アーム7の下
面を覆う下板48とを有する金属板によるカバー
49が設けられている。このカバー49は固定部
4にネジ止めされている。
レンゲージ19〜22を接続するとともにコード
24及びコネクタ25に接続されたプリント基板
26が設けられている。このプリント基板26は
前記突出部14に沿う水平部27とその先端から
アーム6,7の中間に向つて延出する垂直部28
とよりなるT字形のもので、スペーサ29により
ビーム3から離間する状態で前記取付孔15に螺
合するネジ30により取付けられている。プリン
ト基板26は異形開口17の中間部まで延出する
がT字形なるが故に柔軟部18の内面を開放させ
る空間部31が形成されている(第2図及び第9
図参照)。そして、各ストレンゲージ19〜22
は第6図のようにブリツジ回路32を形成しつつ
接続され、ブリツジ回路32の入力側にニツケル
箔によるスパン抵抗と称せられる抵抗33が接続
され、ストレンゲージ20,22間には補正抵抗
34,35,36,37が接続されている。抵抗
33は前記ビーム3のヤング率の温度係数を補償
するものである。補正抵抗34〜37はブリツジ
回路32を補正するもので、ゼロバランスの補正
抵抗はマンガニン線を使用しゼロバランスの温度
係数の補正抵抗は銅線が使用される。以上のよう
な配線を満足させる配線パターン38がプリント
基板26の表面に銅箔によつて形成されている。
この配線パターン38中にはその配線パターン3
8間の静電誘導等の電気干渉を防止するためのパ
ターン39も形成されている。さらに、配線パタ
ーン38の一部には前記補正抵抗34〜37を接
続するための接続部a,bがそれぞれ形成されて
いる。そしてまた、プリント基板26の裏面には
第5図に示すように前記ビーム3に接地されるシ
ールドパターン40が銅箔を全面に形成するか網
目状に配列するか等の手段により形成されてい
る。したがつて、第7図に示すよう配線パターン
38とシールドパターン40とによりコンデンサ
41を構成して等価回路を形成することができ
る。さらに、第12図に示すように前記ビーム3
の固定部4の前記プリント基板26と反対側の側
面には、そのプリント基板26に前記コード24
によつて接続されるプリント基板44がネジ45
により固定されている。そして、第11図、第1
2図に示すように、ビーム3の固定部4及びアー
ム6の上面を覆う上板46と、固定部4及びアー
ム6,7の一側を覆う側板47と、アーム7の下
面を覆う下板48とを有する金属板によるカバー
49が設けられている。このカバー49は固定部
4にネジ止めされている。
このような構成において、荷重受皿9に被測定
物を置くと可動部5は柔軟部18を屈撓させつつ
下降する。ストレンゲージ19〜22は柔軟部1
8の屈撓の度合いに応じて信号を発し、これによ
り、電気的に重量測定が行われる。可動部5は固
定部4と鉛直な軸心をもつて平行に対向し、固定
部4から平行に延出するアーム6,7に支持さ
れ、また、柔軟部18は平行四辺形の角となる位
置に位置していることにより、ビーム3自身がロ
バーバル機能を有する。すなわち、受皿9に偏荷
重が加わつてもその荷重は鉛直に作用する荷重と
して補正されてビーム3に加わる。これにより正
確な測定が行われる。また、別にロバーバル機構
を必要としないので、部品点数を少なくし、構造
形状を簡略化しコンパクト化することができる。
組立及び調整作業も容易である。また、各ストレ
ンゲージ19〜22は凹部16に位置してビーム
3の上面及び下面さらに両側面の内方に引込んで
いるため、機械的損傷から保護することができ
る。
物を置くと可動部5は柔軟部18を屈撓させつつ
下降する。ストレンゲージ19〜22は柔軟部1
8の屈撓の度合いに応じて信号を発し、これによ
り、電気的に重量測定が行われる。可動部5は固
定部4と鉛直な軸心をもつて平行に対向し、固定
部4から平行に延出するアーム6,7に支持さ
れ、また、柔軟部18は平行四辺形の角となる位
置に位置していることにより、ビーム3自身がロ
バーバル機能を有する。すなわち、受皿9に偏荷
重が加わつてもその荷重は鉛直に作用する荷重と
して補正されてビーム3に加わる。これにより正
確な測定が行われる。また、別にロバーバル機構
を必要としないので、部品点数を少なくし、構造
形状を簡略化しコンパクト化することができる。
組立及び調整作業も容易である。また、各ストレ
ンゲージ19〜22は凹部16に位置してビーム
3の上面及び下面さらに両側面の内方に引込んで
いるため、機械的損傷から保護することができ
る。
ビーム3はストツパ11に支えられることによ
り過荷重を加えられた場合の柔軟部18の異常変
形を防止することができる。この場合ビーム3は
アルミニウムにより形成されているがストツパ1
1との対向面に受板12が固定されているので摩
耗したり圧痕がつくことはない。また、ビーム3
の可動部5に開口13が形成することにより、質
量が小さくなり運搬時や落下時の衝撃を小さくす
ることができる。これにより柔軟部18の異常変
形を防止することができる。開口13は円形、楕
円形、多角形、いずれの形でもよいが、孔による
ものであれば上面下面側面に所定の厚さ太さをも
たせることができる。これにより、ビーム3はス
トツパ11に支えられるとともに軟質のアルミニ
ウムによつて形成されているにも拘わらず、強度
は充分である。
り過荷重を加えられた場合の柔軟部18の異常変
形を防止することができる。この場合ビーム3は
アルミニウムにより形成されているがストツパ1
1との対向面に受板12が固定されているので摩
耗したり圧痕がつくことはない。また、ビーム3
の可動部5に開口13が形成することにより、質
量が小さくなり運搬時や落下時の衝撃を小さくす
ることができる。これにより柔軟部18の異常変
形を防止することができる。開口13は円形、楕
円形、多角形、いずれの形でもよいが、孔による
ものであれば上面下面側面に所定の厚さ太さをも
たせることができる。これにより、ビーム3はス
トツパ11に支えられるとともに軟質のアルミニ
ウムによつて形成されているにも拘わらず、強度
は充分である。
さらに、ストレンゲージ19〜22を柔軟部1
8とともに全周をゴム層23で封止したことによ
り、柔軟部18及びストレンゲージ19〜22を
有害な外気や湿気から保護し、とくに、敏感な柔
軟部18の腐食等による悪影響を受けることがな
い。
8とともに全周をゴム層23で封止したことによ
り、柔軟部18及びストレンゲージ19〜22を
有害な外気や湿気から保護し、とくに、敏感な柔
軟部18の腐食等による悪影響を受けることがな
い。
さらに、プリント基板26は固定部4に一端が
保持されその固定部4からアーム6,7の中央ま
で延出する突出部14に他端が保持され、かつ上
下方向へ突出する垂直部28を有していることに
より、ストレンゲージ19〜22へのリード線の
長さを短かくすることができ、リード線相互の接
触もなく整理し易い。プリント基板26の先端部
も突出部14の先端の取付孔15とネジ30とに
より固定されているため、反ることもなくストレ
ンゲージ19〜22へのリード線が切れることも
ない。さらに、そのプリント基板26はアーム
6,7の中間部に延出しているがスペーサ29に
より上下に屈撓するアーム6,7から離れている
ため、アーム6,7の屈撓動作を阻害する摩擦が
発生する余地はない。これにより、正確な測定を
行うことができる。
保持されその固定部4からアーム6,7の中央ま
で延出する突出部14に他端が保持され、かつ上
下方向へ突出する垂直部28を有していることに
より、ストレンゲージ19〜22へのリード線の
長さを短かくすることができ、リード線相互の接
触もなく整理し易い。プリント基板26の先端部
も突出部14の先端の取付孔15とネジ30とに
より固定されているため、反ることもなくストレ
ンゲージ19〜22へのリード線が切れることも
ない。さらに、そのプリント基板26はアーム
6,7の中間部に延出しているがスペーサ29に
より上下に屈撓するアーム6,7から離れている
ため、アーム6,7の屈撓動作を阻害する摩擦が
発生する余地はない。これにより、正確な測定を
行うことができる。
さらに、プリント基板26は、ブリツジ回路3
2を形成する配線パターン38が表面に形成さ
れ、ビーム3に接地されるシールドパターン40
が裏面に形成され、両者によりコンデンサ41を
形成することができる。これにより、高周波誘導
ノイズ等を逃がすバイパス回路が形成されること
になり、機械的荷重を正確に電気信号として取り
出すことができる。そして、配線パターン38の
一部には、ブリツジ回路32のゼロバランスを補
正したりゼロバランスの温度係数を補正する補正
抵抗34〜37を接続する接続部a,bが設けら
れているので、配線及び抵抗値の調整作業は簡単
に行われる。たとえば、ゼロバランスの補正をす
る補正抵抗34,36の接続は、第4図のように
ポリウレタンにより被覆された0.1mmマンガニン
線による補正抵抗34,36を接続部a,bに半
田付けし、その接続部a,bの間の配線パターン
銅箔部をカツトする。抵抗値の補正は半田の盛り
具合を変え実質的に補正抵抗34の長さを変える
ことによつて行う。
2を形成する配線パターン38が表面に形成さ
れ、ビーム3に接地されるシールドパターン40
が裏面に形成され、両者によりコンデンサ41を
形成することができる。これにより、高周波誘導
ノイズ等を逃がすバイパス回路が形成されること
になり、機械的荷重を正確に電気信号として取り
出すことができる。そして、配線パターン38の
一部には、ブリツジ回路32のゼロバランスを補
正したりゼロバランスの温度係数を補正する補正
抵抗34〜37を接続する接続部a,bが設けら
れているので、配線及び抵抗値の調整作業は簡単
に行われる。たとえば、ゼロバランスの補正をす
る補正抵抗34,36の接続は、第4図のように
ポリウレタンにより被覆された0.1mmマンガニン
線による補正抵抗34,36を接続部a,bに半
田付けし、その接続部a,bの間の配線パターン
銅箔部をカツトする。抵抗値の補正は半田の盛り
具合を変え実質的に補正抵抗34の長さを変える
ことによつて行う。
また、プリント基板26はアーム6,7の中央
部まで延出しているが柔軟部18の内面は空間部
31により開放されている。したがつて、柔軟部
18の内面をハンドグラインダ等により切削して
その肉厚調節によるロバーバル機構の調節作業は
何ら損われることなく行うことができる。第10
図に示したように、四角なプリント基板42を用
いた場合には、たとえばD字形の孔又はそれ以外
の形の孔あるいは切欠によつて柔軟部18の内面
を開放する空間部43を形成すればよい。
部まで延出しているが柔軟部18の内面は空間部
31により開放されている。したがつて、柔軟部
18の内面をハンドグラインダ等により切削して
その肉厚調節によるロバーバル機構の調節作業は
何ら損われることなく行うことができる。第10
図に示したように、四角なプリント基板42を用
いた場合には、たとえばD字形の孔又はそれ以外
の形の孔あるいは切欠によつて柔軟部18の内面
を開放する空間部43を形成すればよい。
そしてまた、とくに肉厚の柔軟部18やストレ
ンゲージ19〜22等はカバー49によつて機械
的外力から保護することができる。また、ストレ
ンゲージ19〜22やプリント基板26の周囲の
空気流はカバー49により遮断され、周囲温度や
抵抗値が安定し、ストレンゲージ19〜22や補
正抵抗34〜37等の動作も安定する。さらに、
金属板によるカバー49はビーム3の主要部を囲
繞しつつビーム3に接地され、ビーム3はベース
1に接地され、これにより、外部の電気的ノイズ
をベース1に逃がすことができる。これにより、
より一層正確な測定を行いうる。この場合、可動
部5とアーム6,7とはカバー49に干渉しない
ので屈撓動作は阻害されない。
ンゲージ19〜22等はカバー49によつて機械
的外力から保護することができる。また、ストレ
ンゲージ19〜22やプリント基板26の周囲の
空気流はカバー49により遮断され、周囲温度や
抵抗値が安定し、ストレンゲージ19〜22や補
正抵抗34〜37等の動作も安定する。さらに、
金属板によるカバー49はビーム3の主要部を囲
繞しつつビーム3に接地され、ビーム3はベース
1に接地され、これにより、外部の電気的ノイズ
をベース1に逃がすことができる。これにより、
より一層正確な測定を行いうる。この場合、可動
部5とアーム6,7とはカバー49に干渉しない
ので屈撓動作は阻害されない。
この考案は上述のように構成したので、固定部
と可動部とアームとにより平行四辺形を形成しつ
つビームを形成することができるとともに、アー
ムに柔軟部を平行四辺形の角となる位置に位置決
めして形成することにより、ビーム自身にロバー
バル機能をもたせて正確な測定を行うことがで
き、これにより、部品点数を少なくし、構造形状
の簡略化小型化を図り、組立・調整作業を容易に
し、また、ストレンゲージや柔軟部及びその周辺
をカバーにより機械的外力から保護することがで
き、また、ストレンゲージを含む配線部周辺の空
気流をカバーにより遮断してストレンゲージや補
正抵抗等の動作の安定化を図ることができ、さら
に、カバーにより外部の電気的ノイズをベースに
逃がすことができ、したがつてより一層正確な測
定を行なうことができる等の効果を有するもので
ある。
と可動部とアームとにより平行四辺形を形成しつ
つビームを形成することができるとともに、アー
ムに柔軟部を平行四辺形の角となる位置に位置決
めして形成することにより、ビーム自身にロバー
バル機能をもたせて正確な測定を行うことがで
き、これにより、部品点数を少なくし、構造形状
の簡略化小型化を図り、組立・調整作業を容易に
し、また、ストレンゲージや柔軟部及びその周辺
をカバーにより機械的外力から保護することがで
き、また、ストレンゲージを含む配線部周辺の空
気流をカバーにより遮断してストレンゲージや補
正抵抗等の動作の安定化を図ることができ、さら
に、カバーにより外部の電気的ノイズをベースに
逃がすことができ、したがつてより一層正確な測
定を行なうことができる等の効果を有するもので
ある。
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図はビーム単体の正面図、第2図は斜視図、第3
図は平面図、第4図はプリント基板の表側を拡大
して示した正面図、第5図はその裏側を拡大して
示した背面図、第6図はブリツジ回路図、第7図
は等価回路図、第8図は一部を拡大した正面図、
第9図は正面図、第10図は変形例を示す正面
図、第11図はビームにカバーを取付けた状態の
斜視図、第12図はそのカバーのみを断面にして
示した側面図である。 1……ベース、3……ビーム、4……固定部、
5……可動部、6〜7……アーム、9……荷重受
皿、18……柔軟部、19〜22……ストレンゲ
ージ、26……プリント基板、42……プリント
基板、49……カバー。
図はビーム単体の正面図、第2図は斜視図、第3
図は平面図、第4図はプリント基板の表側を拡大
して示した正面図、第5図はその裏側を拡大して
示した背面図、第6図はブリツジ回路図、第7図
は等価回路図、第8図は一部を拡大した正面図、
第9図は正面図、第10図は変形例を示す正面
図、第11図はビームにカバーを取付けた状態の
斜視図、第12図はそのカバーのみを断面にして
示した側面図である。 1……ベース、3……ビーム、4……固定部、
5……可動部、6〜7……アーム、9……荷重受
皿、18……柔軟部、19〜22……ストレンゲ
ージ、26……プリント基板、42……プリント
基板、49……カバー。
Claims (1)
- ベースに接地されつつ固定される固定部と、こ
の固定部に一端が連設されて上下で平行に対向す
るアームと、前記固定部と平行に対向し宙吊状態
で前記アームの他端に連設されるとともに荷重受
皿に連結される可動部とを有するビームを設け、
前記アームのそれぞれに上下方向に屈撓する柔軟
部を二個ずつ側面から見て平行四辺形の角となる
位置に位置決めして形成し、前記柔軟部に固定し
たストレンゲージを接続するプリント基板を前記
ビームに取付け、前記可動部及び前記アームと干
渉しない状態で前記ビームの少なくとも前記スト
レンゲージ及び前記プリント基板が取付けられた
部分の周囲を囲繞する金属板によるカバーの一部
を前記固定部に接地させつつ取付けたことを特徴
とするロードセル秤。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5378479U JPS625616Y2 (ja) | 1979-04-20 | 1979-04-20 | |
AU57397/80A AU534244B2 (en) | 1979-04-19 | 1980-04-11 | Load cell |
US06/139,644 US4332174A (en) | 1979-04-19 | 1980-04-14 | Load-cell balance |
CA000349877A CA1143176A (en) | 1979-04-19 | 1980-04-15 | Load-cell balance |
GB8012630A GB2049950B (en) | 1979-04-19 | 1980-04-17 | Load-cell balance |
MX80182019A MX147634A (es) | 1979-04-19 | 1980-04-18 | Mejoras en balanza de pila piezoelectrica |
BR8002429A BR8002429A (pt) | 1979-04-19 | 1980-04-18 | Balanca de celula de carga |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5378479U JPS625616Y2 (ja) | 1979-04-20 | 1979-04-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55154438U JPS55154438U (ja) | 1980-11-07 |
JPS625616Y2 true JPS625616Y2 (ja) | 1987-02-09 |
Family
ID=28947319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5378479U Expired JPS625616Y2 (ja) | 1979-04-19 | 1979-04-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS625616Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009168668A (ja) * | 2008-01-17 | 2009-07-30 | Panasonic Corp | 歪検出装置 |
JP7074407B2 (ja) * | 2017-09-19 | 2022-05-24 | ミネベアミツミ株式会社 | 力覚センサ装置 |
-
1979
- 1979-04-20 JP JP5378479U patent/JPS625616Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55154438U (ja) | 1980-11-07 |
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