JPS625535B2 - - Google Patents
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- JPS625535B2 JPS625535B2 JP56064326A JP6432681A JPS625535B2 JP S625535 B2 JPS625535 B2 JP S625535B2 JP 56064326 A JP56064326 A JP 56064326A JP 6432681 A JP6432681 A JP 6432681A JP S625535 B2 JPS625535 B2 JP S625535B2
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- line
- fin
- coupling device
- lines
- microwave power
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F3/00—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
- H03F3/60—Amplifiers in which coupling networks have distributed constants, e.g. with waveguide resonators
- H03F3/602—Combinations of several amplifiers
- H03F3/604—Combinations of several amplifiers using FET's
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P5/00—Coupling devices of the waveguide type
- H01P5/12—Coupling devices having more than two ports
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Microwave Amplifiers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、固体増幅素子を用いたマイクロ波
電力結合装置、ならびに、導波管からマイクロス
トリツプ線路あるいはマイクロストリツプ線路か
ら導波管への平面状変換器に関する。
電力結合装置、ならびに、導波管からマイクロス
トリツプ線路あるいはマイクロストリツプ線路か
ら導波管への平面状変換器に関する。
数個のFET増幅器からの電力を結合して、一
層高電力のマイクロ波固体電力源を得ることは最
近知られている方法である。この方法が、例え
ば、進行波管のような従来の真空管を用いた電力
源に匹敵するためには、結合効率が高く、製造費
が安くなければならない。これをうまく解決すれ
ば、低廉な製造費、高結合効率および広帯域とい
う重要なすべての要求を同時にみたすとともに、
同軸線路による結線も不要となる。
層高電力のマイクロ波固体電力源を得ることは最
近知られている方法である。この方法が、例え
ば、進行波管のような従来の真空管を用いた電力
源に匹敵するためには、結合効率が高く、製造費
が安くなければならない。これをうまく解決すれ
ば、低廉な製造費、高結合効率および広帯域とい
う重要なすべての要求を同時にみたすとともに、
同軸線路による結線も不要となる。
導波管からマイクロストリツプ線路へのフイ
ン・ライン変換器(fin―line transition)は本質
的に低価格である。単一の導波管に単一の変換器
を利用した方法は、マイクロ波理論と技術に関す
るIEEEトランスザクシヨン,Vol.MTT―24,No.
3,1976年3月,144―147頁のJ.H.C.van
Heuvenの論文に記載されている。
ン・ライン変換器(fin―line transition)は本質
的に低価格である。単一の導波管に単一の変換器
を利用した方法は、マイクロ波理論と技術に関す
るIEEEトランスザクシヨン,Vol.MTT―24,No.
3,1976年3月,144―147頁のJ.H.C.van
Heuvenの論文に記載されている。
本発明によれば、電界効果トランジスタ
(FET)あるいは他の増振器を用いた単一基板マ
イクロ波集積回路(MIC)電力結合装置は、導波
管構造体に収容される。同軸線路による結線を用
いないので、高結合効率および低廉な製造費が得
られる。誘電体基板は、複数のマイクロストリツ
プ線路から導波管へのフイン・ライン変換器の配
列体を含むメタライズしたパターンをその両面に
有している。不所望の高次結合モードを吸収する
ために、電力吸収手段を備えている。
(FET)あるいは他の増振器を用いた単一基板マ
イクロ波集積回路(MIC)電力結合装置は、導波
管構造体に収容される。同軸線路による結線を用
いないので、高結合効率および低廉な製造費が得
られる。誘電体基板は、複数のマイクロストリツ
プ線路から導波管へのフイン・ライン変換器の配
列体を含むメタライズしたパターンをその両面に
有している。不所望の高次結合モードを吸収する
ために、電力吸収手段を備えている。
フイン・ライン変換器の配列体の形状は、第1
の実施例ではテーパ状に形成されていない。しか
し、好ましい実施例では、フイン・ライン変換器
の配列体はテーパ状に形成されたものであつて、
形状が甚だしく小さく、直接に導波管のE面テー
パ領域に設置される。基板のメタライズしたパタ
ーンには、所与の特性インピーダンスを有した不
平衡マイクロストリツプ線路に各半部分が移行す
るテーパ状のフイン・ラインを有するパターン
と、鋸歯状チヨーク部分へ、従つて連続接地面に
移行する食い違い配置のフイン・ラインを有する
パターンとがある。テーパ状のフイン・ラインの
先端より延びる高抵抗のメタライズしたストリツ
プは不所望の結合モードを吸収する。あるいはま
た、隣接する各対の不平衡マイクロストリツプ線
路間を橋絡する平面状抵抗回路網を有する。
FET増幅器の配列体は寸法を大きくした導波管
領域部において基板に取りつけられ、この基板の
他面には放熱体が接地面に取りつけられている。
導波管からマイクロストリツプ線路への入力側の
テーパ状フイン・ライン変換器配列体は、各
FET増幅器にマイクロ波電力を均等に分配す
る。
の実施例ではテーパ状に形成されていない。しか
し、好ましい実施例では、フイン・ライン変換器
の配列体はテーパ状に形成されたものであつて、
形状が甚だしく小さく、直接に導波管のE面テー
パ領域に設置される。基板のメタライズしたパタ
ーンには、所与の特性インピーダンスを有した不
平衡マイクロストリツプ線路に各半部分が移行す
るテーパ状のフイン・ラインを有するパターン
と、鋸歯状チヨーク部分へ、従つて連続接地面に
移行する食い違い配置のフイン・ラインを有する
パターンとがある。テーパ状のフイン・ラインの
先端より延びる高抵抗のメタライズしたストリツ
プは不所望の結合モードを吸収する。あるいはま
た、隣接する各対の不平衡マイクロストリツプ線
路間を橋絡する平面状抵抗回路網を有する。
FET増幅器の配列体は寸法を大きくした導波管
領域部において基板に取りつけられ、この基板の
他面には放熱体が接地面に取りつけられている。
導波管からマイクロストリツプ線路への入力側の
テーパ状フイン・ライン変換器配列体は、各
FET増幅器にマイクロ波電力を均等に分配す
る。
本発明は、たとえばXバンドTWT(進行波
管)に置きかえるような、種々の宇宙通信やレー
ダへの応用が考えられる。
管)に置きかえるような、種々の宇宙通信やレー
ダへの応用が考えられる。
マイクロ波電力増幅装置あるいは電力結合装置
の第1の実施例による全体の形状が第1図に示さ
れている。標準的かつ通常の入力側方形導波管1
1において、Eベクトルは側壁に平行であつてそ
の振幅は正弦波状に分布している。この導波管1
1は、導波管のE面テーパ領域12に円筒波を放
射する。導波管からマイクロストリツプ線路への
フイン・ライン変換器配列体13は2個以上のマ
イクロストリツプ線路にマイクロ波電力を均等に
分配する。このようなマイクロストリツプ線路が
数個存在すると仮定すれば、隣り合うマイクロス
トリツプ線路の電力は180゜位相がずれている。
入力側と出力側のテーパ領域で生ずる位相差を補
償するために位相補償器14が設けられ、この位
相補償器14はFET増幅器の出力側での高電力
による損失を受けないように入力側のみに設けら
れている。種々知られている位相補償器を用いて
所要の特性を得ることができる。多段FET増幅
器15がマイクロ波集積回路(MIC)として誘電
体基板に設けられるが、これらは周知の素子であ
るので更に詳述しない。マイクロストリツプ線路
から導波管へのフイン・ライン変換器配列体16
は、複数のマイクロストリツプ線路(実施例では
6本)からの電力を結合又は組合わせる。フイ
ン・ライン変換器配列体13および16は、互い
に逆方向であることを除けば同一である。導波管
のE面テーパ領域17は、増幅されたマイクロ波
電力を通常の標準の出力側方形導波管18に供給
する。分配器としての入力側フイン・ライン変換
器配列体13、位相補償器14、FET増幅器1
5および結合器としてのフイン・ライン変換器配
列体16は、すべて、単一のメタライズドMIC誘
電体基板19、たとえば、石英子アルミナの基板
上に設けられ、寸法を大きくした導波管領域20
内に収容されている。FET増幅器と位相補償器
とは、プリント回路基板に取りつけられた別個の
モジユールでもよい。
の第1の実施例による全体の形状が第1図に示さ
れている。標準的かつ通常の入力側方形導波管1
1において、Eベクトルは側壁に平行であつてそ
の振幅は正弦波状に分布している。この導波管1
1は、導波管のE面テーパ領域12に円筒波を放
射する。導波管からマイクロストリツプ線路への
フイン・ライン変換器配列体13は2個以上のマ
イクロストリツプ線路にマイクロ波電力を均等に
分配する。このようなマイクロストリツプ線路が
数個存在すると仮定すれば、隣り合うマイクロス
トリツプ線路の電力は180゜位相がずれている。
入力側と出力側のテーパ領域で生ずる位相差を補
償するために位相補償器14が設けられ、この位
相補償器14はFET増幅器の出力側での高電力
による損失を受けないように入力側のみに設けら
れている。種々知られている位相補償器を用いて
所要の特性を得ることができる。多段FET増幅
器15がマイクロ波集積回路(MIC)として誘電
体基板に設けられるが、これらは周知の素子であ
るので更に詳述しない。マイクロストリツプ線路
から導波管へのフイン・ライン変換器配列体16
は、複数のマイクロストリツプ線路(実施例では
6本)からの電力を結合又は組合わせる。フイ
ン・ライン変換器配列体13および16は、互い
に逆方向であることを除けば同一である。導波管
のE面テーパ領域17は、増幅されたマイクロ波
電力を通常の標準の出力側方形導波管18に供給
する。分配器としての入力側フイン・ライン変換
器配列体13、位相補償器14、FET増幅器1
5および結合器としてのフイン・ライン変換器配
列体16は、すべて、単一のメタライズドMIC誘
電体基板19、たとえば、石英子アルミナの基板
上に設けられ、寸法を大きくした導波管領域20
内に収容されている。FET増幅器と位相補償器
とは、プリント回路基板に取りつけられた別個の
モジユールでもよい。
この発明を実際に適用した実例を説明すると、
入力側および出力側導波管11および18は、X
バンド(8―12.5GHz)導波管であつて、高さ
0.497インチ、幅1.122インチである。E面テーパ
領域12および17の長さは3インチもしくはそ
れ以下であり、寸法を大きくした導波管領域の高
さは3インチである。FET増幅器が6個ある場
合には、マイクロストリツプ線路間の間隔S(第
2図参照)は0.5インチである。分配器を構成す
るフイン・ライン変換器配列体13の入力側は、
本質的に均一な振幅分布によつて励振される。こ
の条件の下で、入力励振の位相分布は、φ1=0
゜、φ2=18.74゜およびφ3=54.8゜である。
位相補償器14は、入力側および出力側テーパ領
域の両方の位相差を補償するためにこれらの値の
2倍の値を持たなければならない。したがつて、
上記の典型例においては、φ1=0゜、φ2=
37.4゜およびφ3=109.6゜である。マイクロス
トリツプ線路間の間隔Sを0.25インチに短縮する
ことは可能である。事実、周波数7GHzにおいて
全幅が0.25インチ以下のFET MIC回路が刊行物
に記載されている。簡単な誘導性絞り補償によつ
て、比較的広角な2個のテーパ領域ののど部は、
広帯域の電圧定在波比を持つように作ることがで
きる。
入力側および出力側導波管11および18は、X
バンド(8―12.5GHz)導波管であつて、高さ
0.497インチ、幅1.122インチである。E面テーパ
領域12および17の長さは3インチもしくはそ
れ以下であり、寸法を大きくした導波管領域の高
さは3インチである。FET増幅器が6個ある場
合には、マイクロストリツプ線路間の間隔S(第
2図参照)は0.5インチである。分配器を構成す
るフイン・ライン変換器配列体13の入力側は、
本質的に均一な振幅分布によつて励振される。こ
の条件の下で、入力励振の位相分布は、φ1=0
゜、φ2=18.74゜およびφ3=54.8゜である。
位相補償器14は、入力側および出力側テーパ領
域の両方の位相差を補償するためにこれらの値の
2倍の値を持たなければならない。したがつて、
上記の典型例においては、φ1=0゜、φ2=
37.4゜およびφ3=109.6゜である。マイクロス
トリツプ線路間の間隔Sを0.25インチに短縮する
ことは可能である。事実、周波数7GHzにおいて
全幅が0.25インチ以下のFET MIC回路が刊行物
に記載されている。簡単な誘導性絞り補償によつ
て、比較的広角な2個のテーパ領域ののど部は、
広帯域の電圧定在波比を持つように作ることがで
きる。
第2図は、マイクロストリツプ線路から導波管
へのフイン・ライン変換器配列体16のレイアウ
トを示す。この図および第6図と第8図におい
て、誘電体基板の上面のメタライズしたパターン
は実線で示され、下面のメタライズしたパターン
は点線で示され、両面上で重なるパターン部分
は、はん点の陰影で示されている。基板はシリカ
(石英)を用い、メタライズ用の導体としては金
を用いている。複数のフイン・ライン21および
21′が基板19の上面および下面にプリントさ
れていて、これらは幅W1の平衡マイクロストリ
ツプ線路22および22′に移行する。上面の完
全なフイン・ラインの数(3)は下面のフイン・ライ
ン21′の数(3)に等しく、上面と下面のフイン・
ラインは互いに食い違い配置関係にある。フイ
ン・ラインの各々の半部分は、1つの平衡マイク
ロストリツプ線路22または22′に移行する。
鋸歯状チヨーク型平衡・不平衡変換器23は、ギ
ヤツプGを有し、平衡マイクロストリツプ線路か
ら不平衡マイクロストリツプ線路への移行(変
換)に用いられている。不平衡マイクロストリツ
プ線路は、基板の上面にのみ幅W2の導体24を
有し、下面にには連続したメタライズした接地面
25を有している。不平衡マイクロストリツプ線
路24は、たとえば50Ωの所与の特性インピーダ
ンスを有し、FET増幅器の出力に各々接続され
ている。隣り合う増幅器は互いに180゜(第6図
参照)位相がずれている。ここで第2図で電波エ
ネルギの伝搬方向が左から右である(フイン・ラ
イン変換器配列体13の場合に相当する)と仮定
すると、進行したきたE電界は、基板19の両面
上のフイン・ライン21および21′に到達し、
平衡マイクロストリツプ線路22および22′間
の間隙に局限するように電界を90゜回転集中させ
る。鋸歯状チヨーク部分23は、ギヤツプGによ
つて長さ方向に延びる約1/4波長のスタブ26に
分割されており、スタブは端部に短絡回路を持
つ。スタブは、電流を長さ方向に向かつて強制的
に流し、横方向電流に対しては開放回路となつて
いる。これら鋸歯状チヨーク型平衡・不平衡マイ
クロストリツプ変換器は、通常の構造を有したも
のである。寸法を大きくした導波管領域での伝搬
は、不平衡マイクロストリツプ線路24に沿う伝
搬を除き、導波管を2個の平行な導波管に2分す
る接地面25によつて阻止される。
へのフイン・ライン変換器配列体16のレイアウ
トを示す。この図および第6図と第8図におい
て、誘電体基板の上面のメタライズしたパターン
は実線で示され、下面のメタライズしたパターン
は点線で示され、両面上で重なるパターン部分
は、はん点の陰影で示されている。基板はシリカ
(石英)を用い、メタライズ用の導体としては金
を用いている。複数のフイン・ライン21および
21′が基板19の上面および下面にプリントさ
れていて、これらは幅W1の平衡マイクロストリ
ツプ線路22および22′に移行する。上面の完
全なフイン・ラインの数(3)は下面のフイン・ライ
ン21′の数(3)に等しく、上面と下面のフイン・
ラインは互いに食い違い配置関係にある。フイ
ン・ラインの各々の半部分は、1つの平衡マイク
ロストリツプ線路22または22′に移行する。
鋸歯状チヨーク型平衡・不平衡変換器23は、ギ
ヤツプGを有し、平衡マイクロストリツプ線路か
ら不平衡マイクロストリツプ線路への移行(変
換)に用いられている。不平衡マイクロストリツ
プ線路は、基板の上面にのみ幅W2の導体24を
有し、下面にには連続したメタライズした接地面
25を有している。不平衡マイクロストリツプ線
路24は、たとえば50Ωの所与の特性インピーダ
ンスを有し、FET増幅器の出力に各々接続され
ている。隣り合う増幅器は互いに180゜(第6図
参照)位相がずれている。ここで第2図で電波エ
ネルギの伝搬方向が左から右である(フイン・ラ
イン変換器配列体13の場合に相当する)と仮定
すると、進行したきたE電界は、基板19の両面
上のフイン・ライン21および21′に到達し、
平衡マイクロストリツプ線路22および22′間
の間隙に局限するように電界を90゜回転集中させ
る。鋸歯状チヨーク部分23は、ギヤツプGによ
つて長さ方向に延びる約1/4波長のスタブ26に
分割されており、スタブは端部に短絡回路を持
つ。スタブは、電流を長さ方向に向かつて強制的
に流し、横方向電流に対しては開放回路となつて
いる。これら鋸歯状チヨーク型平衡・不平衡マイ
クロストリツプ変換器は、通常の構造を有したも
のである。寸法を大きくした導波管領域での伝搬
は、不平衡マイクロストリツプ線路24に沿う伝
搬を除き、導波管を2個の平行な導波管に2分す
る接地面25によつて阻止される。
所望の結合モードは図示するように均一の電界
E0を有する。変換器の考察により、この電界
は、隣り合う不平衡マイクロストリツプ線路24
を位相差180゜で励振することが判明する。同様
に、最高次の結合モード(不所望のπモード)に
関する電界E〓は図示するように不均一であり、
隣り合う不平衡マイクロストリツプ線路24を位
相差0゜で励振する。従つて、πモード(隣り合
うFET増幅器は同相である)を吸収するため
に、隣り合う50Ωの不平衡マイクロストリツプ線
路24を、特性インピーダンス100Ωの2組のマ
イクロストリツプ線路27および28で互いに橋
絡する。FET増幅器に最つとも近い線路27
は、一端を接地面25に接続した抵抗(フイー
ド・スルー抵抗)29を、線路の正確な中点位置
に有する。同様に、FET増幅器から最つとも遠
い線路28は、接地面と線路の正確な中点位置と
の間に短絡回路を持つ。すなわち、中点位置に穴
30が形成されている。これらの回路網は、不所
望な高次結合モードを吸収する。
E0を有する。変換器の考察により、この電界
は、隣り合う不平衡マイクロストリツプ線路24
を位相差180゜で励振することが判明する。同様
に、最高次の結合モード(不所望のπモード)に
関する電界E〓は図示するように不均一であり、
隣り合う不平衡マイクロストリツプ線路24を位
相差0゜で励振する。従つて、πモード(隣り合
うFET増幅器は同相である)を吸収するため
に、隣り合う50Ωの不平衡マイクロストリツプ線
路24を、特性インピーダンス100Ωの2組のマ
イクロストリツプ線路27および28で互いに橋
絡する。FET増幅器に最つとも近い線路27
は、一端を接地面25に接続した抵抗(フイー
ド・スルー抵抗)29を、線路の正確な中点位置
に有する。同様に、FET増幅器から最つとも遠
い線路28は、接地面と線路の正確な中点位置と
の間に短絡回路を持つ。すなわち、中点位置に穴
30が形成されている。これらの回路網は、不所
望な高次結合モードを吸収する。
所望のモードにおいては、隣り合うマイクロス
トリツプ線路24は180゜位相がずれているの
で、橋絡用線路の正確な中点位置での電圧値は零
である。中点での電圧が零であるから、所望モー
ドでの分路抵抗29の電力消費はない。この場
合、2個の橋絡用線路27および28は、短絡ス
タブ線路の働きをなし、また、不平衡マイクロス
トリツプ線路24間の間隔Sが約1/2マイクロスト リツプ波長であると、分路リアクタンスは非常に
高い。2個の橋絡用線路27および28間の間隔
aを約1/2マイクロストリツプ波長にすることによ つて、正味の分路リアクタンスがさらに減少す
る。他方、隣り合うFET増幅器が同相になる電
力結合器の不所望なπモードは、上記の条件下で
分路抵抗29によつて整合終端される。もし隣り
合う不平衡マイクロストリツプ線路24が同相な
らば(第3図参照)、橋絡用線路27の正確な中
点位置に電圧が生じ、抵抗29によつて電力が吸
収される。ここにおいて、短絡された橋絡用線路
28の目的は明瞭となる。これらは不所望なπモ
ードで現われるインピーダンスを“安定化”する
ために必要とされる。このことは、フイン・ライ
ン21および21′の方を見たπモードのインピ
ーダンスが、フイード・スルー抵抗29とフイ
ン・ライン変換器との間の比較的長い距離により
周波数に甚しく依存して不確定であることに注目
すれば理解できる。πモードにおいては、導波管
のテーパ領域の個別のスペクトルモードが励振さ
れることに注目すべきである。
トリツプ線路24は180゜位相がずれているの
で、橋絡用線路の正確な中点位置での電圧値は零
である。中点での電圧が零であるから、所望モー
ドでの分路抵抗29の電力消費はない。この場
合、2個の橋絡用線路27および28は、短絡ス
タブ線路の働きをなし、また、不平衡マイクロス
トリツプ線路24間の間隔Sが約1/2マイクロスト リツプ波長であると、分路リアクタンスは非常に
高い。2個の橋絡用線路27および28間の間隔
aを約1/2マイクロストリツプ波長にすることによ つて、正味の分路リアクタンスがさらに減少す
る。他方、隣り合うFET増幅器が同相になる電
力結合器の不所望なπモードは、上記の条件下で
分路抵抗29によつて整合終端される。もし隣り
合う不平衡マイクロストリツプ線路24が同相な
らば(第3図参照)、橋絡用線路27の正確な中
点位置に電圧が生じ、抵抗29によつて電力が吸
収される。ここにおいて、短絡された橋絡用線路
28の目的は明瞭となる。これらは不所望なπモ
ードで現われるインピーダンスを“安定化”する
ために必要とされる。このことは、フイン・ライ
ン21および21′の方を見たπモードのインピ
ーダンスが、フイード・スルー抵抗29とフイ
ン・ライン変換器との間の比較的長い距離により
周波数に甚しく依存して不確定であることに注目
すれば理解できる。πモードにおいては、導波管
のテーパ領域の個別のスペクトルモードが励振さ
れることに注目すべきである。
導波管およびプリント基板の寸法公差は厳密に
管理できるので、寸法を大きくした導波管領域2
0およびフイン・ライン21および21′におい
て高次伝搬モードは所望の結合モードによりほん
の少ししか励振されない。短絡された橋絡用線路
28によるマイクロストリツプ電力消費および漏
洩は高次モードを弱めるのに充分である。もしこ
れで不充分なら、たとえば導波管のテーパ領域に
横方向スロツトを形成するような他の簡単な手段
が利用できる。
管理できるので、寸法を大きくした導波管領域2
0およびフイン・ライン21および21′におい
て高次伝搬モードは所望の結合モードによりほん
の少ししか励振されない。短絡された橋絡用線路
28によるマイクロストリツプ電力消費および漏
洩は高次モードを弱めるのに充分である。もしこ
れで不充分なら、たとえば導波管のテーパ領域に
横方向スロツトを形成するような他の簡単な手段
が利用できる。
以上述べたMIC電力結合器の構成は以下の重要
な利点を有する。単一基板への組立によつて低価
格を可能とする。同軸コネクタを用いないので信
頼性があり、低損失電力結合が可能である。フイ
ン・ライン変換器は本質的に低損質である。本発
明のフイン・ライン変換器配列体は前述したJ.H.
C.van Heuvenの論文に記載された単一の変換器
よりも少ない電力消費損失である。この構成は、
FET増幅器の良好な放熱にとつて理想的であ
る。フイン・ライン変換器によつて電界が有効に
90゜回転されるので、FET増幅器の接地面を入
力側および出力側導波管(第5図参照)の側壁に
対して平行とすることができる。電力結合器の不
所望なπモードに対する対策は、分路抵抗と分路
短絡回路とを用いることによつて実行でき、
FET増幅器のポート間のアイソレーシヨンを高
めることができる。
な利点を有する。単一基板への組立によつて低価
格を可能とする。同軸コネクタを用いないので信
頼性があり、低損失電力結合が可能である。フイ
ン・ライン変換器は本質的に低損質である。本発
明のフイン・ライン変換器配列体は前述したJ.H.
C.van Heuvenの論文に記載された単一の変換器
よりも少ない電力消費損失である。この構成は、
FET増幅器の良好な放熱にとつて理想的であ
る。フイン・ライン変換器によつて電界が有効に
90゜回転されるので、FET増幅器の接地面を入
力側および出力側導波管(第5図参照)の側壁に
対して平行とすることができる。電力結合器の不
所望なπモードに対する対策は、分路抵抗と分路
短絡回路とを用いることによつて実行でき、
FET増幅器のポート間のアイソレーシヨンを高
めることができる。
N個のマイクロストリツプ増幅器線路から単一
の標準の出力側導波管への広帯域低損失変換器の
好ましい実施例が、第4図乃至第8図に示されて
いる。導波管のテーパ領域にテーパ状フイン・ラ
インの列を直接設けることによつて形状が非常に
小さくなる。さらに、高次結合モードを吸収する
手段はすべて完全に平面状に且つプリントするこ
とができるので、第2図および第3図で用いたフ
イード・スルー抵抗29が不要となる。
の標準の出力側導波管への広帯域低損失変換器の
好ましい実施例が、第4図乃至第8図に示されて
いる。導波管のテーパ領域にテーパ状フイン・ラ
インの列を直接設けることによつて形状が非常に
小さくなる。さらに、高次結合モードを吸収する
手段はすべて完全に平面状に且つプリントするこ
とができるので、第2図および第3図で用いたフ
イード・スルー抵抗29が不要となる。
第4図乃至第6図に示すように平面状基板32
は、導波管構造体33内の中央に装着される。基
板32の2つの両端は導波管のE面テーパ領域3
4および35の寸法に合わせて互いに逆方向にテ
ーパ状に形成され、その先端は入力側および出力
側方形導波管36および37の中に延びている。
寸法を大きくした導波管領域39の一方の側壁に
は、多段FET増幅器モジユール40を取扱うと
きに用いる扉38が設けられている。このモジユ
ールは位相補償器を内蔵することが可能であり、
基板32の一方の面に取りつけられている。放熱
体41は、基板の他方の面の接地面に取りつけら
れている。既に述べたものと同様に、分配器を構
成するテーパ状フイン・ライン変換器変列体42
は、入力側導波管36から伝搬するマイクロ波エ
ネルギをN本のマイクロストリツプ線路に均等に
分配する。FET増幅器で増幅された後、N本の
マイクロストリツプ線路上の電力は、テーパ状フ
イン・ライン変換器配列体43によつて結合され
出力側導波管37に供給される。
は、導波管構造体33内の中央に装着される。基
板32の2つの両端は導波管のE面テーパ領域3
4および35の寸法に合わせて互いに逆方向にテ
ーパ状に形成され、その先端は入力側および出力
側方形導波管36および37の中に延びている。
寸法を大きくした導波管領域39の一方の側壁に
は、多段FET増幅器モジユール40を取扱うと
きに用いる扉38が設けられている。このモジユ
ールは位相補償器を内蔵することが可能であり、
基板32の一方の面に取りつけられている。放熱
体41は、基板の他方の面の接地面に取りつけら
れている。既に述べたものと同様に、分配器を構
成するテーパ状フイン・ライン変換器変列体42
は、入力側導波管36から伝搬するマイクロ波エ
ネルギをN本のマイクロストリツプ線路に均等に
分配する。FET増幅器で増幅された後、N本の
マイクロストリツプ線路上の電力は、テーパ状フ
イン・ライン変換器配列体43によつて結合され
出力側導波管37に供給される。
第6図に示すように、6個の高電力FET増幅
器44a乃至44fは、隣り合う同志が180゜位
相のずれた出力を持つ。各々の出力は、50Ω不平
衡マイクロストリツプ線路45に接続されてい
る。誘電体基板32の反対側の面は連続したメタ
ライズした接地面46である。鋸歯状チヨーク型
不平衡・平衡変換器47は、不平衡マイクロスト
リツプ線路から平衡マイクロストリツプ線路への
変換器として働く。平衡マイクロストリツプ線路
の長さは第2図のものよりかなり短かく、零近く
にすることも可能である。隣り合う各対のマイク
ロストリツプ線路45は、テーパ状フイン・ライ
ン48(上面では3個の完全なフイン・ライン)
に移行し、下面では上面と食い違い配置関係にあ
る3個のテーパ状フイン・ライン48′に移行す
る。マイクロストリツプ線路45に沿つて伝搬す
るマイクロ波エネルギはフイン・ライン48およ
び48′によつて90゜回転し円筒波となる。
器44a乃至44fは、隣り合う同志が180゜位
相のずれた出力を持つ。各々の出力は、50Ω不平
衡マイクロストリツプ線路45に接続されてい
る。誘電体基板32の反対側の面は連続したメタ
ライズした接地面46である。鋸歯状チヨーク型
不平衡・平衡変換器47は、不平衡マイクロスト
リツプ線路から平衡マイクロストリツプ線路への
変換器として働く。平衡マイクロストリツプ線路
の長さは第2図のものよりかなり短かく、零近く
にすることも可能である。隣り合う各対のマイク
ロストリツプ線路45は、テーパ状フイン・ライ
ン48(上面では3個の完全なフイン・ライン)
に移行し、下面では上面と食い違い配置関係にあ
る3個のテーパ状フイン・ライン48′に移行す
る。マイクロストリツプ線路45に沿つて伝搬す
るマイクロ波エネルギはフイン・ライン48およ
び48′によつて90゜回転し円筒波となる。
基板32は溶融シリカ(SiO2)よりもアルミナ
のほうが、種々の用途に適している。FET増幅
器をアルミナ(Al2O3)基板上に組み込む場合、
フイン・ライン変換器配列体とのインターフエー
スが簡素化される。さらに、溶融シリカを使用す
ると過酷な機械的応力を受ける可能性があるの
で、基板が比較的大きい寸法である場合、信頼性
に問題を生じる。さらに長期的な観点からみた場
合、電力結合装置用のメタライズ部分を含む同一
基板上に、FET増幅器の入力および出力同調回
路用のメタライズ部分をプリントできるように、
充分均一なFET増幅器を開発することができれ
ば、この場合、各FET増幅器を入力および出力
側の基板に接続するには2個のビーム・リード結
線を施すだけでよい。
のほうが、種々の用途に適している。FET増幅
器をアルミナ(Al2O3)基板上に組み込む場合、
フイン・ライン変換器配列体とのインターフエー
スが簡素化される。さらに、溶融シリカを使用す
ると過酷な機械的応力を受ける可能性があるの
で、基板が比較的大きい寸法である場合、信頼性
に問題を生じる。さらに長期的な観点からみた場
合、電力結合装置用のメタライズ部分を含む同一
基板上に、FET増幅器の入力および出力同調回
路用のメタライズ部分をプリントできるように、
充分均一なFET増幅器を開発することができれ
ば、この場合、各FET増幅器を入力および出力
側の基板に接続するには2個のビーム・リード結
線を施すだけでよい。
ところで、誘電率3.78のSiO2に比して、Al2O3
は9.9という高誘電率を有しているので、SiO2の
場合より波長がかなり短かくなる問題がある。波
長が短かいと周波数帯域が狭まくなり、高次モー
ド吸収用の抵抗(第3図、29)を有する回路網
では好ましくない小電力消費がおそらく増加する
こととなろう。
は9.9という高誘電率を有しているので、SiO2の
場合より波長がかなり短かくなる問題がある。波
長が短かいと周波数帯域が狭まくなり、高次モー
ド吸収用の抵抗(第3図、29)を有する回路網
では好ましくない小電力消費がおそらく増加する
こととなろう。
この高次結合モードを吸収する新しい概念を第
6図に示す。テーパ状フイン・ライン48および
48′の先端を高抵抗率のメタライズしたストリ
ツプ49および49′を用いて延ばすことによつ
て、不所望なモードを効率よく吸収できる。フイ
ン・ラインの延長部を形成する高抵抗ストリツプ
49および49′は、所望の結合モードに対して
は無視しうる損失を与えるのみで、高次結合モー
ドを選択的に吸収することが判明した。第7a図
および第7b図は、この結論に対する根拠を図示
している。これらの図は、出力側導波管37と5
本のフイン・ライン延長部49および49′を有
したアルミナ基板32とを誇張して示す概略図で
あり、導波管のテーパ領域35と出力側導波管3
7との接合部の領域を表わしている。
6図に示す。テーパ状フイン・ライン48および
48′の先端を高抵抗率のメタライズしたストリ
ツプ49および49′を用いて延ばすことによつ
て、不所望なモードを効率よく吸収できる。フイ
ン・ラインの延長部を形成する高抵抗ストリツプ
49および49′は、所望の結合モードに対して
は無視しうる損失を与えるのみで、高次結合モー
ドを選択的に吸収することが判明した。第7a図
および第7b図は、この結論に対する根拠を図示
している。これらの図は、出力側導波管37と5
本のフイン・ライン延長部49および49′を有
したアルミナ基板32とを誇張して示す概略図で
あり、導波管のテーパ領域35と出力側導波管3
7との接合部の領域を表わしている。
第7a図は最高次モード、つまり、不所望なモ
ードの電界分布を示している。このモードでは、
マイクロストリツプ出力線路45はすべて同じ位
相である。その結果、フイン・ラインの各先端に
は正味の電荷が生じ、この電荷は隣り合う先端上
で互いに逆極性である。このように、高次結合モ
ードは、高電流密度でフイン・ラインに密接に結
合した、フイン・ライン上の準TEMモードを励
振する。高次モードが伝搬するためにはフイン・
ラインが必要であり、このフイン・ラインの端部
で完全に反射される。それ故、高次モードは、フ
インのメタライズ部分から伸びる高抵抗率のメタ
ライズしたストリツプ49および49′を形成す
ることによつて、非常に効率よくかつ徐々に吸収
することができる。原理的にはこの方法によつ
て、すべての高次結合モードを高帯域にわたつて
終端することができる。このような条件下では、
結合器は、良好なアイソレーシヨン特性を持つ。
ードの電界分布を示している。このモードでは、
マイクロストリツプ出力線路45はすべて同じ位
相である。その結果、フイン・ラインの各先端に
は正味の電荷が生じ、この電荷は隣り合う先端上
で互いに逆極性である。このように、高次結合モ
ードは、高電流密度でフイン・ラインに密接に結
合した、フイン・ライン上の準TEMモードを励
振する。高次モードが伝搬するためにはフイン・
ラインが必要であり、このフイン・ラインの端部
で完全に反射される。それ故、高次モードは、フ
インのメタライズ部分から伸びる高抵抗率のメタ
ライズしたストリツプ49および49′を形成す
ることによつて、非常に効率よくかつ徐々に吸収
することができる。原理的にはこの方法によつ
て、すべての高次結合モードを高帯域にわたつて
終端することができる。このような条件下では、
結合器は、良好なアイソレーシヨン特性を持つ。
一方、第7b図において、所望の結合モードは
フイン・ラインの先端近くでこのフイン・ライン
に極めて粗に結合しているだけである。所望のモ
ードは隣り合うマイクロストリツプ線路間で180
゜の位相差を有していること、およびどのフイ
ン・ラインにも正味の電荷が生ぜず、この電荷分
布はダイポール形であることに注意すべきであ
る。フイン・ラインの端部において、所望のモー
ドはTE10導波管モードに移行する。このモード
は導波管全断面に広がる正弦―方形状分布(符号
50で示す)をした電力密度を有している。
フイン・ラインの先端近くでこのフイン・ライン
に極めて粗に結合しているだけである。所望のモ
ードは隣り合うマイクロストリツプ線路間で180
゜の位相差を有していること、およびどのフイ
ン・ラインにも正味の電荷が生ぜず、この電荷分
布はダイポール形であることに注意すべきであ
る。フイン・ラインの端部において、所望のモー
ドはTE10導波管モードに移行する。このモード
は導波管全断面に広がる正弦―方形状分布(符号
50で示す)をした電力密度を有している。
他の方法は、フイン・ライン48および48′
の先端に集中定数抵抗(すなわち個別素子)を用
い、次いで金もしくは他の高導電率ストリツプを
取りつける方法である。金のストリツプは、抵抗
と直列に低リアクタンスが加わるようにその長さ
を約1/4波長とし、もつて抵抗に高電流が流れう
るようにしている。この第2の方法は、理想的な
アイソレーシヨン特性に少々劣るかもしれない
が、吸収体のメタライズ部分に対する抵抗率の値
を低くすることを必要とせず、このため分布定数
吸収体を用いた第1の方法に比較して長所を有す
る。
の先端に集中定数抵抗(すなわち個別素子)を用
い、次いで金もしくは他の高導電率ストリツプを
取りつける方法である。金のストリツプは、抵抗
と直列に低リアクタンスが加わるようにその長さ
を約1/4波長とし、もつて抵抗に高電流が流れう
るようにしている。この第2の方法は、理想的な
アイソレーシヨン特性に少々劣るかもしれない
が、吸収体のメタライズ部分に対する抵抗率の値
を低くすることを必要とせず、このため分布定数
吸収体を用いた第1の方法に比較して長所を有す
る。
第8図はテーパ状フイン・ラインの列を用いた
平面状MIC電力結合器を示し、第6図に示したも
のと相違する点は、基板がアルミナでなく溶融シ
リカであり、高抵抗率のメタライズしたストリツ
プ49および49′が用いられておらず、全体と
して符号51で示した平面状抵抗回路網が高次結
合モードを吸収する点である。抵抗回路網51は
完全に平面状であつて、すべてプリントすること
が出来る。第8図において、各対のマイクロスト
リツプ線路45の間に1個の抵抗回路網を用い、
全部で5個使われている。この抵抗回路網をつく
るメタライズしたパターンは、一対の横方行に延
び且つ互いに平行な橋絡用線路52および53を
有し、これらの中点には印刷された抵抗54に接
続される延長部がある。一対の1/4波長開放線路5 5は抵抗を流れる電流に対する流路を与える。所
望の結合モードにおいては、隣接する不平衡マイ
クロストリツプ線路45は、180゜位相がずれて
おり、さらに、橋絡用線路52および53の中点
では電圧が零であるので、平面状抵抗54に電力
が吸収されない。不所望の結合モードにおいて
は、隣り合うマイクロストリツプ線路45は同相
であり、さらに、橋絡用線路52および53の中
点ではある有限の電圧が存在するので、抵抗54
に電力が吸収される。
平面状MIC電力結合器を示し、第6図に示したも
のと相違する点は、基板がアルミナでなく溶融シ
リカであり、高抵抗率のメタライズしたストリツ
プ49および49′が用いられておらず、全体と
して符号51で示した平面状抵抗回路網が高次結
合モードを吸収する点である。抵抗回路網51は
完全に平面状であつて、すべてプリントすること
が出来る。第8図において、各対のマイクロスト
リツプ線路45の間に1個の抵抗回路網を用い、
全部で5個使われている。この抵抗回路網をつく
るメタライズしたパターンは、一対の横方行に延
び且つ互いに平行な橋絡用線路52および53を
有し、これらの中点には印刷された抵抗54に接
続される延長部がある。一対の1/4波長開放線路5 5は抵抗を流れる電流に対する流路を与える。所
望の結合モードにおいては、隣接する不平衡マイ
クロストリツプ線路45は、180゜位相がずれて
おり、さらに、橋絡用線路52および53の中点
では電圧が零であるので、平面状抵抗54に電力
が吸収されない。不所望の結合モードにおいて
は、隣り合うマイクロストリツプ線路45は同相
であり、さらに、橋絡用線路52および53の中
点ではある有限の電圧が存在するので、抵抗54
に電力が吸収される。
固体増幅素子はマイクロ波トランジスタでもよ
く、これは電界効果トランジスタのようにトラン
スミツシヨン型の素子であるので、入力電力分配
用のフイン・ライン変換器配列体が使用される。
たとえば、IMPATTダイオードのような反射型
固体増幅素子を用いた場合の構成は、1個のフイ
ン・ライン変換器配列体のみでよく、このフイ
ン・ライン変換器配列体は、交互に、導波管から
マイクロストリツプへの電力分配器、および、マ
イクロストリツプから導波管への電力結合器とし
て働く。
く、これは電界効果トランジスタのようにトラン
スミツシヨン型の素子であるので、入力電力分配
用のフイン・ライン変換器配列体が使用される。
たとえば、IMPATTダイオードのような反射型
固体増幅素子を用いた場合の構成は、1個のフイ
ン・ライン変換器配列体のみでよく、このフイ
ン・ライン変換器配列体は、交互に、導波管から
マイクロストリツプへの電力分配器、および、マ
イクロストリツプから導波管への電力結合器とし
て働く。
広帯域、低損失、低価格の平面状マイクロ波集
積回路電力結合装置もしくは電力増幅装置の種々
な用途としては、宇宙通信子レーダの用途が考え
られる。一応用例は、Xバンド進行波管との置き
換えである。
積回路電力結合装置もしくは電力増幅装置の種々
な用途としては、宇宙通信子レーダの用途が考え
られる。一応用例は、Xバンド進行波管との置き
換えである。
第1図は、マイクロ波集積回路電界効果トラン
ジスタ増幅器を用いる電力結合装置のシステム構
成図である。第2図は、N本のマイクロストリツ
プ増幅器線路から単一の標準の出力側導波管への
フイン・ライン変換器配列体を示す図である。第
3図は、第2図のフイード・スルー抵抗のひとつ
を示すメタライズした基板の部分断面図である。
第4図および第5図は、夫々電力結合器の好まし
い一実施例の側面図および平面図であり、平面図
では内部を詳細に示すために上壁を取り除いて示
されている。第6図は、第4図に用いられたテー
パ状フイン・ライン変換器配列体とFET増幅器
の平面図である。第7a図および第7b図は、基
板、フイン・ライン延長部、および導波管開口部
の拡大図で、夫々所望のモードおよび不所望のモ
ードでの電界分布をも示す。第8図は、平面状電
力吸収抵抗回路網を有したテーパ状フイン・ライ
ン変換器配列体を示す図である。 11…入力側方形導波管、12,17…E面テ
ーパ領域、13,16…フイン・ライン変換器配
列体、15…多段FET増幅器、18…出力側方
形導波管、19…誘電体基板、20…寸法を大き
くした導波管領域、21,21′…フイン・ライ
ン、22,22′…平衡マイクロストリツプ線
路、23…鋸歯状チヨーク型変換器、24…不平
衡マイクロストリツプ線路、25…接地面、2
7,28…マイクロストリツプ線路、29…フイ
ード・スルー抵抗、30…穴、34,35…E面
テーパ領域。
ジスタ増幅器を用いる電力結合装置のシステム構
成図である。第2図は、N本のマイクロストリツ
プ増幅器線路から単一の標準の出力側導波管への
フイン・ライン変換器配列体を示す図である。第
3図は、第2図のフイード・スルー抵抗のひとつ
を示すメタライズした基板の部分断面図である。
第4図および第5図は、夫々電力結合器の好まし
い一実施例の側面図および平面図であり、平面図
では内部を詳細に示すために上壁を取り除いて示
されている。第6図は、第4図に用いられたテー
パ状フイン・ライン変換器配列体とFET増幅器
の平面図である。第7a図および第7b図は、基
板、フイン・ライン延長部、および導波管開口部
の拡大図で、夫々所望のモードおよび不所望のモ
ードでの電界分布をも示す。第8図は、平面状電
力吸収抵抗回路網を有したテーパ状フイン・ライ
ン変換器配列体を示す図である。 11…入力側方形導波管、12,17…E面テ
ーパ領域、13,16…フイン・ライン変換器配
列体、15…多段FET増幅器、18…出力側方
形導波管、19…誘電体基板、20…寸法を大き
くした導波管領域、21,21′…フイン・ライ
ン、22,22′…平衡マイクロストリツプ線
路、23…鋸歯状チヨーク型変換器、24…不平
衡マイクロストリツプ線路、25…接地面、2
7,28…マイクロストリツプ線路、29…フイ
ード・スルー抵抗、30…穴、34,35…E面
テーパ領域。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 マイクロストリツプ線路から導波管へのフイ
ン・ライン変換器配列体を形成するメタライズし
たパターンを両面上に持つ誘電体基板を有し、こ
のパターンは、所与の特性インピーダンスを持つ
複数のマイクロストリツプ線路と、対向する連続
した接地面とを有し、この複数のマイクロストリ
ツプ線路は、平衡・不平衡変換器に移行し、次い
で複数のフイン・ラインに移行し、該フイン・ラ
インは、基板の一方の面上のフイン・ラインが他
方の面上のフイン・ラインに対し食い違い配置関
係になるように構成されており、更に、 誘電体基板に取付けられて、マイクロストリツ
プ線路に1つずつ接続された複数のマイクロ波固
体増幅器を設け、 フイン・ライン変換器配列体とマイクロ波固体
増幅器とが導波管構造体の中に収容されているこ
とを特徴とするマイクロ波電力結合装置。 2 前記フイン・ライン変換器配列体が、更に、
不所望の高次結合モードを吸収する電力吸収手段
を有する、特許請求の範囲第1項記載のマイクロ
波電力結合装置。 3 前記固体増幅器が、反射型固体増幅素子であ
り、放熱体が前記接地面に取りつけられている、
特許請求の範囲第1項もしくは第2項記載のマイ
クロ波電力結合装置。 4 前記メタライズしたパターンが、更に、前記
フイン・ラインに移行する平衡マイクロストリツ
プ線路を含み、前記平衡・不平衡変換器が、この
平衡マイクロストリツプ線路から前記の不平衡の
マイクロストリツプ線路への変換を行う鋸歯状チ
ヨークである、特許請求の範囲第3項記載のマイ
クロ波電力結合装置。 5 前記電力供給手段が、隣り合う各対の不平衡
マイクロストリツプ線路間を橋絡する抵抗回路網
より成る、特許請求の範囲第4項記載のマイクロ
波電力結合装置。 6 前記フイン・ライン変換器配列体と各々個々
のフイン・ラインとが、前記導波管構造体のE面
テーパ領域に適合するようにテーパ状に形成され
ている、特許請求の範囲第1項もしくは第2項記
載のマイクロ波電力結合装置。 7 前記電力吸収手段が、前記テーパ状フイン・
ラインの先端の抵抗手段より成る、特許請求の範
囲第6項記載のマイクロ波電力結合装置。 8 前記電力吸収手段が、前記テーパ状フイン・
ラインの先端より延びる高抵抗のメタライズした
ストリツプより成る、特許請求の範囲第6項もし
くは第7項記載のマイクロ波電力結合装置。 9 前記電力吸収手段が、隣り合う各対の不平衡
マイクロストリツプ線路間を橋絡する平面状抵抗
回路網より成る、特許請求の範囲第6項記載のマ
イクロ波電力結合器。 10 前記導波管構造体が、少くなくとも出力側
方形導波管と、E面テーパ領域と、平行な側壁を
持つ寸法を大きくした導波管領域とを有し、前記
基板がその一端でテーパ状に形成されるととも
に、前記フイン・ライン変換器配列体と各々個々
のフイン・ラインとが前記導波管のテーパ領域に
適合するように同様にテーパ状に形成されてい
る、前記特許請求の範囲第1項乃至第9項のいず
れか1項に記載のマイクロ波電力結合装置。 11 マイクロストリツプ線路から導波管へのフ
イン・ライン変換器配列体を形成するメタライズ
したパターンを両面上に持つ誘電体基板を有し、
このパターンは、所与の特性インピーダンスを持
つ複数のマイクロストリツプ線路と、対向する連
続した接地面とを有し、この複数のマイクロスト
リツプ線路は、平衡・不平衡変換器に移行し、次
いで複数のフイン・ラインに移行し、該フイン・
ラインは、基板の一方の面上のフイン・ラインが
他方の面上のフイン・ラインに対し食い違い配置
関係になるように構成されており、 誘電体基板に取付けられて、マイクロストリツ
プ線路に1つずつ接続された複数のマイクロ波固
体増幅器を設け、更に、 該マイクロ波固体増幅器の出力側にも前記フイ
ン・ライン変換器配列体が互いに逆方向になるよ
うに設けられ、これら一対のフイン・ライン変換
器配列体とマイクロ波固体増幅器とが導波管構造
体の中に収容されていることを特徴とするマイク
ロ波電力結合装置。 12 前記フイン・ライン変換器配列体が、更
に、不所望の高次結合モードを吸収する電力吸収
手段を有する、特許請求の範囲第11項記載のマ
イクロ波電力結合装置。 13 前記固体増幅器が、トランスミツシヨン型
の素子で放熱体が前記接地面に取りつけられてい
る、特許請求の範囲第11項もしくは第12項記
載のマイクロ波電力結合装置。 14 前記メタライズしたパターンが、更に、前
記フイン・ラインに移行する平衡マイクロストリ
ツプ線路を含み、前記平衡・不平衡変換器が、こ
の平衡マイクロストリツプ線路から前記の不平衡
のマイクロストリツプ線路への変換を行う鋸歯状
チヨークである、特許請求の範囲第13項記載の
マイクロ波電力結合装置。 15 前記電力供給手段が、隣り合う各対の不平
衡マイクロストリツプ線路間を橋絡する抵抗回路
網より成る、特許請求の範囲第14項記載のマイ
クロ波電力結合装置。 16 前記フイン・ライン変換器配列体と各々
個々のフイン・ラインとが、前記導波管構造体の
E面テーパ領域に適合するようにテーパ状に形成
されている、特許請求の範囲第11項もしくは第
12項記載のマイクロ波電力結合装置。 17 前記電力吸収手段が、前記テーパ状フイ
ン・ラインの先端の抵抗手段より成る、特許請求
の範囲第16項記載のマイクロ波電力結合装置。 18 前記電力吸収手段が、前記テーパ状フイ
ン・ラインの先端より延びる高抵抗のメタライズ
したストリツプより成る、特許請求の範囲第16
項もしくは第17項記載のマイクロ波電力結合装
置。 19 前記電力吸収手段が、隣り合う各対の不平
衡マイクロストリツプ線路間を橋絡する平面状抵
抗回路網より成る、特許請求の範囲第16項記載
のマイクロ波電力結合器。 20 前記導波管構造体が、少くなくとも出力側
方形導波管と、E面テーパ領域と、平行な側壁を
持つ寸法を大きくした導波管領域とを有し、前記
基板がその一端でテーパ状に形成されるととも
に、前記フイン・ライン変換器配列体と各々個々
のフイン・ラインとが前記導波管のテーパ領域に
適合するように同様にテーパ状に形成されてい
る、前記特許請求の範囲第11項乃至第19項の
いずれか1項に記載のマイクロ波電力結合装置。
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