JPS6255132A - 多層農薬容器 - Google Patents

多層農薬容器

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JPS6255132A
JPS6255132A JP19550985A JP19550985A JPS6255132A JP S6255132 A JPS6255132 A JP S6255132A JP 19550985 A JP19550985 A JP 19550985A JP 19550985 A JP19550985 A JP 19550985A JP S6255132 A JPS6255132 A JP S6255132A
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container
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resin
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JP19550985A
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英夫 雨宮
徹 植木
畑 豊明
黒田 実
博雅 丸林
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プラスチック製の農薬容器に関し、詳しくは
、広範囲の^薬に使用できる多層構造を有する農薬容器
に関するものである。
〔従来の技術〕
除草剤、殺菌剤、殺虫剤などの、いわゆる農薬は、単に
農業用のみならず、家庭園芸用などにも広く使用されて
いる。
これらの農薬は、それ自体が特殊な化合物であったり、
またキシレンなどの有機溶剤などにより希釈されたりし
ている。また、特有の強い臭気のあるものが多い。そし
て、これらの農薬は季節を越えて長期間に亘って使用さ
れることが多い。
従って、これらの農薬の容器としては、高度な耐薬品性
、気密性、保存性などが要求される。
従来農薬の容器としては、ガラスビン、金属缶などが使
用されてきた。しかし破ビン、空容器の処理などの問題
から、近年特に100〜500mQ程度の容器としては
、破損しにくく、且つ焼却の容易なプラスチック製の容
器が使用されるようになってきた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
これらのプラスチック製容器としては、例えば内層をポ
リアミド樹脂やエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
とし、外層をポリオレフィンとした多層容器のものが知
られているが、農薬によっては、容器が侵されたり、保
存中に著しく変形してしまうために、現在でもガラスビ
ンを使わざるを得ず、新たなプラスチック製容器の出現
が望まれている。
そこで本発明の目的は、従来のプラスチック製容器の欠
点をなくし、広範囲の農薬に使用できるプラスチック製
の農薬容器を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は、上記目的の農薬容器を得べく鋭意検討の結
果、高ニトリル樹脂を主原料樹脂とする内層と、ポリオ
レフィンを主原料樹脂とする外層とを有する多層容器を
農薬容器として用いると、前記プラスチック製容器の欠
点を解消し、広範囲のn薬について、その容器として使
用できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明に係る多層農薬容器は、内層が高ニト
リル樹脂であって、外層がポリオレフィンであることを
特徴とする。
以下、本発明について詳説する。
本発明に用いる高ニトリル樹脂とは、アクリロニトリル
、メタアクリロニトリルなどの不飽和ニトリル化合物を
主体とする共重合体であって、不飽和ニトリル化合物を
50重量%以上含むものが好ましい。
コモノマーとしては、スチレン、ブタジェン、イソプレ
ン、メチルアクリレート、エチルアクリレート、メチル
メタアクリレート、エチルメタアクリレートなどが挙げ
られ、これらの1種又は2種以上を不飽和ニトリル化合
物と共重合させて本発明の高ニトリル樹脂が得られる。
また高ニトリル樹脂として、ブタジェン−アクリロニト
リル共重合体、ブタジェン−スチレン共重合体、イソプ
レン−スチレン共重合体、ポリブタジェン、ポリイソプ
レンなどのゴム状共重合体の存在下に不飽和ニトリル化
合物と上記コモノマーとの混合物をグラフト共重合させ
たものも挙げられ、耐衝撃性を有するもので更に好まし
いものである。
なお、本発明の内層は高ニトリル樹脂以外の樹脂を一部
含んでも構わない。
本発明に用いるポリオレフィンとは、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体およびそ
れらの混合物であり、必要に応じて、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、帯電防止剤、滑剤、結晶核剤などの添加剤、
着色顔料や炭酸カルシウム、タルク、硫酸バリウムなど
の無機質充填剤、更に他のエラストマーなどを含んでい
てもよい。
なお、本発明の外層は、ポリオレフィン以外の樹脂を一
部含んでも構わない。
本発明の農薬容器を得る方法としては、押出ブロー成形
法が一般的であるが、この他の押出延伸ブロー成形法、
射出延伸ブロー成形法などもある。
押出ブロー成形法または押出延伸ブロー成形法において
は、高ニトリル樹脂とポリオレフィンとを共押出しする
ことによって多層パリソンを得、これをそのまま、また
は延伸してからプロー成形して多層容器を得る。
また射出延伸ブロー成形法では、高ニトリル樹脂を射出
成形して得たパリソンの表面にポリオレフィンを射出成
形して多層パリソンを得、これを延伸ブロー成形して多
層容器とする。
成形された容器の各層の厚さは特に限定されないが、容
器を片手に持ち、他方、の手で開封するときに容器が変
形して農薬があふれ出てくることのない様に考虜するの
が杯ま1、い一 本発明において、高ニトリル樹脂層とポリオレフィン層
との間に池の層を1又は2以上設けてもよい。例えば接
着性樹脂層を層間接着力を増すために設ける。そのため
に用いる接着性樹脂としては、例えばブタジェンないし
はイソプレンとスチレンとのブロック共重合体で、ブタ
ジェンないしはイソプレンが60〜80重量%の共重合
体が好ましい。
更にポリオレフィン層の外側にポリアミド、ポリスチレ
ンなどの樹脂層を設けたり、コロナ放電処理などを行い
、印刷特性、ラベルの稠着性などを改良しておくことも
できる。
〔実施例〕
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 ブタジェン−アクリロニトリルゴム状共重合体(ブタジ
ェン70重量%)10重量部にアクリロニトリル75重
量部とアクリル酸メチル25重量部の混合物をグラフト
重合させた高ニトリル樹脂(アクリルニトリル分約75
重量%、元素分析による)と高密度ポリエチレン“スタ
フレンE803°(商品名、日本石油化学社製)とを、
接着性樹脂層としてブタジェン−スチレン共重合体“タ
フプレン200”(商品名、旭化成工業社製)を用い、
多層パリソンを共押出しし、これをブロー成形して、内
層が高ニトリル樹脂である容器を得た。
得られた容器は、胴径的70mm、高さ約180mm、
容積約500−の円筒状容器であり、その胴部における
各層の厚さは、概ね高ニトリル樹脂層が70μm1接着
性樹脂層が35μm、高密度ポリエチレン層が1mmで
あった。
尚、多層パリソンの共押出しは、高ニトリル樹脂および
接着性樹脂用にはそれぞれ口径30mmの押出機を、ま
た高密度ポリエチレン用には口径40inの押出機を用
い、これらを自家製の多層用グイヘッドに結合して行っ
た。
押出温度は各押出機が150〜190℃、ダイヘッドが
180〜190℃であった。
この多層パリソンを冷却しないうちに金型に挾み、圧力
的5 Kg/ am’の圧空によりブロー成形して容器
を得た。
この容器に農薬の溶剤として使用されている有機溶剤で
あるJIS  K  2434に定める5度キシレンを
充填し、ポリエチレン製の内栓がポリプロピレン族のキ
ャップに組込まれた、いわゆるワンタッチキャップ(通
常プラスチック製農薬容器に用いられている)により密
栓し、50℃、湿度60%RH下に2ケ月問および3ケ
月間保存した。
2ケ月問および3ケ月間保存後の重量変化および形状変
化を表−1に示す。
重量変化、形状変化は極くわずかであり外観上の異常も
認められなかった。
3ケ月間保存後にキシレンを水に詰め代えて、20℃で
高さ1.2メートルよりコンクリート床上にくり返し5
回落下し、容器の破損の有無を調べたところ、10個中
に破損が認められたものはなかった。
実施例2 ブタジェン−アクリルニトリルゴム状共重合体(ブタジ
ェン70重量%)87を置部にアクリルニトリル90重
量部とアクリル酸メチル10重量部の混合物をグラフト
重合させた高ニトリル樹脂(アクリルニトリル分約89
重量%、元素分析による)を用いた他は、実施例1と同
様にして内層が高ニトリル樹脂である容器を得た。
得られた容器の胴部における各層の肉厚は、概ね高ニト
リル樹脂層が65μm1接着性樹脂層が35μm1高密
度ポリエチレン層が1 mmであった。
この容器に実施例1と同様にしてキシレンを充填し、保
存試験を行った。
2ケ月問および3ケ月間保存後の重量変化および形状変
化を表−1に示す。
重量変化、形状変化は極くわずかであり、外観上の異常
も認められなかった。
また、実施例1と同様にして、落下テストを行ったとこ
ろ、10個中に破損が認められたものはなかった。
実施例3 ブタジェン−アクリルニトリルゴム状共重合体(ブタジ
ェン80重量%)10重量部に、アクリルニトリル70
重量部とメタアクリル酸メチル25重量部とスチレン5
重量部の混合物を重合させた高ニトリル樹脂(アクリル
ニトリル分約65重量%、元素分析による)を用いる他
は、実施例1と同様にして、内層が高ニトリル樹脂であ
る容器を得た。
得られた容器の胴部における各層の・肉厚は概ね高ニト
リル樹脂層が70μm、接着性樹脂層が40μ口、高密
度ポリエチレン層がIIIIQ+であった。
この容器に実施例1と同様にしてキシレンを充填し、保
存試験を行った。
2ケ月問および3ケ月間保存後の重量変化および形状変
化を表−1に示す。
重量変化、形状変化は極わずかであり、外観上の異常も
認められなかった。
また、実施例1と同様にして落下テストを行ったところ
、10個中破損が認められたものはなかった。
実施例4 実施例1における多層容器に、その容器がブラスチック
化されていない農薬の一つであるスタム乳剤(東京有機
化学工業社製)を充填し、実施例1と同様に密栓して、
50℃、80%RH下に2ケ月間保存した。
保存後の重量変化および形状変化を表−1に示す。
重量変化、形状変化は極わずかであり、外観上の異常も
認められなかつた。
2ケ月間保存後、実施例1と同様にして落下テストを行
ったところ、lO個中破損が認められたものはなかった
実施例5 実施例2における多層容器に、その容器がプラスチック
化されていない農薬の一つであるケルセン乳剤(日本農
薬工業社製)を充填し、実施例1と同様に密栓して、5
0℃、80%RH下に2ケ月間保存した。
保存後の重量変化および形状変化を表−1に示す。
重量変化、形状変化は極めてわずかであり、外観上の異
常も認められなかった。
また2ケ月間保存後、実施例1と同様にして落下テスト
を行ったところ、10個中破損が認められたものはなか
った。
比較例1 実施例1におて高ニトリル樹脂の代わりにエチレン−酢
酸ビニル共重合体ケン化物である“エバールF″(商標
、クラレ社製)を、また密着性樹脂として、変性ポリオ
レフィンである“ロンプライXGP−264”(商標、
三井東圧化学社製)を用いた他は実施例1と同様にして
多層容器を得た。
ただし、押出温度は、各押出機が150〜210℃、グ
イヘッドが200〜210℃であった。
得られた容器の各層の厚さは、概ねエバール層が65μ
m1接着性樹脂層が25μm1高密度ポリエチレン層が
1mmであった。
この容器にスタム乳剤を充填し、実施例1と同様に密栓
して、50℃、80%R)(下に2ケ月間保存したが、
重量変化は少ないものの、容器が著しく変形した。
表−1 * 容器胴部で底部よりの高さ56mmのところで、パ
ーティング方向と、これと直角方向との2ケ所の直径を
測定した値を平均して求めた。
〔発明の効果〕
本発明の多層農薬容器は内容物たる農薬保存性に優れ、
且つ保存中に容器が変形することがほとんどなく、また
落下強度も極めて強く、更に、本発明の容器も樹脂製で
あり容易に焼却処理することができるので、容器の廃棄
問題も生じな0゜従って本発明の多層農薬容器は現在ガ
ラスビンに充填されている農薬についても、またすでに
他の樹脂製容器に充填されている農薬についても広範囲
の農薬に使用できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  高ニトリル樹脂を主原料樹脂とする内層と、ポリオレ
    フィンを主原料樹脂とする外層とを有することを特徴と
    する多層農薬容器。
JP60195509A 1985-09-04 1985-09-04 多層農薬容器 Expired - Lifetime JPH0661917B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60195509A JPH0661917B2 (ja) 1985-09-04 1985-09-04 多層農薬容器

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JP60195509A JPH0661917B2 (ja) 1985-09-04 1985-09-04 多層農薬容器

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JPS6255132A true JPS6255132A (ja) 1987-03-10
JPH0661917B2 JPH0661917B2 (ja) 1994-08-17

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ID=16342263

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60195509A Expired - Lifetime JPH0661917B2 (ja) 1985-09-04 1985-09-04 多層農薬容器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01215337A (ja) * 1987-12-30 1989-08-29 Moritz Sa 運動撹拌部材

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5081A (ja) * 1973-04-30 1975-01-06
JPS5065851U (ja) * 1973-10-08 1975-06-13
JPS6067150A (ja) * 1983-09-22 1985-04-17 モ−ビル オイル コ−ポレ−ション ラミネ−トフィルムの食品用ラップとその食品用パウチ

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JPH01215337A (ja) * 1987-12-30 1989-08-29 Moritz Sa 運動撹拌部材

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