JPS6255094A - ポリ−β−ヒドロキシ酪酸の製造方法 - Google Patents

ポリ−β−ヒドロキシ酪酸の製造方法

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JPS6255094A
JPS6255094A JP60193078A JP19307885A JPS6255094A JP S6255094 A JPS6255094 A JP S6255094A JP 60193078 A JP60193078 A JP 60193078A JP 19307885 A JP19307885 A JP 19307885A JP S6255094 A JPS6255094 A JP S6255094A
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ammonia
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、微生物を用いるポリ−β−ヒドロキシ酪酸の
製造方法に関するもので、より詳細には、ポリ−β−ヒ
ドロキシ酪酸を高濃度で含有する菌体を、短時間の培養
時間でしかも高菌体@度で製造する方法に関する。
従来の技術及び発明が解決1〜ようとする間頂点ポリー
β−ヒドロキシ酪酸(以下p // HとF@記するこ
とがある)は、微生物が作るバイオポリマーの1種であ
り、種々の細菌が細胞内に炭素源、ちるいはエネルギー
源として蓄積する貯M、I+!I質であり、生物分解可
能な熱可塑性樹脂と[7て、医薬や農薬類の配合剤や医
療材料等の多方面での応用が期待されている。
従来、比較的安価な炭素源と17てメタノールを用いる
PH8の微生物学的製法も多数提案されており、例えば
英国特許1,370,892号明細書には、ハイフオミ
クロビウム・グア11アビレ及びシュードモナス・ロゼ
ア種の内の特定の菌株がメタノールを炭素源として培養
するとPH8を蓄積す。
ることか記載されている。また、ジャーナル・オブ・ゼ
ネラル・マイクロバイオロジー(/、Gtn−eraL
 Microhioloqy ) 1977.98.2
65−272には、メチロバクテリウム、オルガノフイ
ラム及びシュードモナスAAf−1が夫々メタノールか
らPH8を製造することが記載されている。
更に、特開昭5/S−117793号公報には、メチロ
バクテリウム・オルガノフイラムの成る特定の菌株がメ
タノールを資化して高分子俄のPHBを蓄積することが
記載されている。しかしながら、これらの方法では最終
的に得られる菌体製電が低く、また菌体中のPH8の蓄
積濃度も低く、pH8の工業的製法としては未だ十分に
満足−得るものでない。
本発明者等は先に、シュードモナスzp、にの流加培養
により、Δ体濃度を十分に高めた後、窒素源の併給を停
止L、窒素飢餓にすることによりPllBを高I:1%
度で生曜することを提案した(日本発酵工学合唱、r[
159年度大会講演要旨集第115頁)0この方法は、
従来認められない高a度でのPH8の生産を可能とした
本のではあるが、第二段でのpH8の生産連間が著しく
低下し、生産に長時間を要するという点で未だ十分満足
し得る本のではない。
発明の骨子及び目的 本発明者等は、メタノール資化性及びpH8蓄積性を有
する成る種の細菌を流加培養して菌体濃度を高めた後、
この第1段階よりは少ない号のアンモニアをメタノール
と共に供給して流加培養を続行することにより、ポリ−
β−ヒドロキシ酪酸を高濃度で含有する1体を、短時間
の培養時間でしかも高菌体a兜で製造し得ることを見出
した。
即ち、本発明の目的は、従来のボ)−8−ヒドロキシ酪
酸の微生物的製造方法における前記欠点が解消された方
法を提供するにある。
本発明の他の目的は、pH8が高濃度で蓄積された菌体
を、比較的短時間の培養でしか本高薗体m度で生産し得
る方法を提供するにある。
本発明の更だ他の目的は、細菌のpH8合成の酵素活性
の低下を抑制することによって、pH8・の学童速度を
向上させることが可能な方法を提供するにある。
発明の構成 本発明によれば、メタノール資化性とポリ−β−ヒドロ
キシ酪酸の菌体内蓄積能力とを有するプロトモナス属に
属する菌を、菌体濃度が30乃至200 t/lとなる
迄、メタノールを炭素源及びアンモニアを窒素源として
流加培養する工程と、この培養液に引続きメタノール及
びアンモニアを、炭素/窒素の供給比が第一工程におけ
るよりも大きな比率となり且つポリ−β−ヒドロキシ酪
酸合成経路の酵素活性が実質上高く維持されるように供
給して、流加培養を行う工程とから成ムことを特徴とす
る微生物によるポリ−β−ヒドロキシ酪酸の製造方法が
提供される。
本発明を以下に詳細に説明する0 発明の好適実施態様の説明 使用菌株 現在のところ、メタノール資化性菌の分類は流動的であ
り、種々の種名に属する特定の直株についてポリ−β−
ヒドロキシ酪酸(7’HB)の菌体内生産に関する報告
があることは既に詳述したところであるが、本発明にお
いては、メタノール資化性とポリ−β−ヒドロキシ酪酸
の菌体内蓄積能力とを有するプロトモナス(protσ
m0ルαl)属の細菌を使用する。
インターナシコナル・ジャーナル・オブ・システマテイ
ツク・バクテリオロジー第64巻第2号第188〜20
1頁(1984年4月)、著者浦上及び駒形両氏によれ
ば、上記プロトモナス属とは、極鞭毛を有し、ダラム陰
性、非胞子形成性、桿菌であり単独又は対で存在する。
細胞中にカロチノイド色素及びバクテリオクロロフィル
が形成される。デオキシリボ核酸の塩基組成は、グアニ
ン及びシトシンの両含有率が65乃至67モルチである
。菌体内脂肪酸は大量のC1□、(炭素数18個および
二重結合1個を有していることを示す。以下同様)直鎖
不飽和脂肪酸及び少量のC,、、。
直鎖不飽和脂肪酸、cn:aシクロプロパン酸並びに3
−0H−C,、、o ヒドロキシ酸から成る。主なユビ
キノンはQ−10であり、ユビキノンQ−8、Q−9及
びQ−11が少量成分として存在する。
プロトモナス属とメチロバクテリウム属とけ、メタノー
ル資化性とPH8蓄積能力とを有する点では共通してい
るが、メチロバクテリニウム属はメタン資化性を有する
(特開昭56−117793号公報参照)のに対して、
プロトモナス属はメタン資化性を有しない点で両者は全
く相違する。
本発明の目的に好適に使用されるグロトモナス・エクス
トルフェンスK (protomonaz extru
qutnzK、微工研菌寄第8395号)11−t、詳
細には下記の菌学的特性を有する。
1、顕微鏡的形態 メタノール含有液体培地およびメタノール含有寒天培地
にて300で2日間培養した。
■ 細胞の形および大きさ 直桿状 0.9〜1.2μ×1.5〜4.0μ■ 集団
、単細胞あるいけ双細胞になる。
■ 運動性・・・あり。極鞭毛を有する。
■ 胞子の有無・・・生産上れない。
■ ダラム染色・・・陰性 ■ 抗酸性・・・陰性 ■ pHB(ポリ−β−ヒドロキシ酪酸)の生成・・・
隣性 2、各培地における生育状態 ■ 肉汁寒天平板培養 30Cで5日間培養 コロニーの形態および性状 外形・・・円形、大きさ・・・2〜3順、隆起・・・半
球形、構造・・・均質、表面・・・平滑、辺縁・・・平
滑で金縁、色・・・赤色乃至ピンク色、透明度・・・不
透明、硬度・・・パター質■ メタノール寒禾平板培養 30C’で3日間培養 肉汁寒天平板培養と同じ ■ 肉汁寒天斜面培養 30Cで3日間培養 接種線に一様に旺盛に生前中る。
隆起・・・中程度、表面・・・平滑、辺縁・・・平滑、
色・・・赤色あるいはピンク色、透明度・・・不・透明
、硬度・・・パター質 ■ メタノール寒天斜面培養 301Tで3日間培養 肉汁寒天斜面培養と同じ ■ 肉汁液体培養 30Cで3日間培養 全体に生育する。沈澱あり。凹環を形成しない。
■ ペプトン水液体培養 50Cで3日間培養 全体に生育する。沈澱あり。凹環を形成しない。
■ メタノール含有液体培養 30rで3日間培養 全体に生育する。沈澱あり。凹環を形成しない。
■ 肉汁寒天穿刺培養 30Cで6日間培養 小乳頭状に一様に生育する。培地表面では直径2〜4r
mぐらいの円状に生育する。
■ メタノール含有穿刺培養 30Cで3日間培養 小乳頭状に一様に生育する。培地表面では直径2〜4I
e11ぐらいの円状に生育する。
0 肉汁ゼラチン高層培養 20Cで10日間培養 菌の生育はみられるが、ゼラチンは液化されない。
■ リドマスミルク 30rで4週間培養 生育ばみられるが、アルカリは生産されない。
3、生理学的性質 ■ 硝酸塩の還元 硝酸塩を亜硝酸に還元する○ ■ 脱窒反応・・・陰性 ■ 、4f Rテスト・・・陰性 ■ 〆Pテスト・・陰性 ■ インドールの生成・・・陰性 ■ 硫化水素の生成・・・陰性 ■ デンプンの加水分解・・・陰性 ■ クエン酸の利用(コーザーKoztr培地とクリス
テンセンChriztenztn培地を併用)弱く利用
する。
■ 窒素源の利用 アンモニウム塩、硝酸塩、尿素およびペプトンを窒素源
としてそれぞれ利用する00 色素の生成 赤色の非水溶性色素を菌体中に生成する。
■ ウレアーゼ・・・陽性 0 オキシダーゼ・・・陽性 ◎ カタラーゼ・・・陽性 ■ アンモニアの生成・・・陰性 ■ 生育の範囲 、pH5〜9の範囲で生育する。pH6〜8が好ましい
0温度15〜40Cで生育する。25〜35trが好ま
しい。
[相] 酸素に対する態度・・・好気性■ O−Fテス
ト(ヒューライフソンJluqh1、eifron  
法による) 糖を酸化的に分解するが、醗酵的に分解しない。
■ 糖類の資化性ならびに酸の生成 糖  類    資化性  酸の生成 L−アラビノース      十(lv)      
 十り−キシロース       士(W)十〇−グル
コース       士       士り−マンノー
ス       士(LD)       十り−クラ
クトース      士士      十〇−ガラクト
ース      士(W)      士麦芽糖  −
− シ  ョ  糖        十         
−乳    糖      −− トレハロース         十(uJ)−D−ゾル
ピット        −− D−マンニット       −− イノジット         −       −グリ
セリン        士      十デン粉   
 −− 資化性        酸の生成 十十旺盛に資化する  十 生成する 十 資化する      −生成しない刊W)弱く資化
する − 資化しない ■ メタノールの資化性 旺盛に資化する e メタンの資化性 資化しない @ バクチリオフ00フイルの生成 生成する O 分離源 土壌 本発明者は、上記プロトモナス・エクストルクエンスK
に対してさきの講演要旨率にシュードモナスK fll
 (pyeudomonar JFP、 K )の名称
を用いてい友。しかしながら、パージイノ・マニュアル
・オプ・デターミネイティブ・バクテリオロジ−(Be
rqey’z Mannual of Ottermt
natiwgBactgrroloqy)第8版〔編集
者ブツキャナン(Buchanan )、ギボンス(G
ihboqr )、コワン(Ctywan)、ホルト(
IIoLt)、リストン(LiztorL)、ムレ−(
Hurry)、ニイヴン()ViutrL)、ラピン(
Rαν1rL)及びスタニイア(Stainigr )
、ウィリアムズアンドゥイルキンス社(Wi l Z 
i (Z771JFαnd17i1kinz) ]およ
びパージイズ・マニュアル・オプ・システマテイツク・
バクテリオロジー(Ber−qey’z Manual
 of Systematic 1lacteriol
oqy)第1版〔編集者クリグ(Krieq)bよびホ
ルト(Holす:ウイリアムズアンドゥイルキンス社(
rVi lハamjand Wi 1kirL、) )
には、これらの菌株に相当する菌種はみあたらない。
むしろ、前述I−た浦上及び駒形両氏の文献により提案
されているプロトモナス・エクストルクエンスと菌学的
性質が一致することから、この菌株は前記菌種に属する
ものと同定された。
勿論、本発明は上記した特定の菌株に限定されることな
く、同属或いは単に同種の菌であれば何れをも使用する
ことができる。
高菌体濃度培養 本発明によれば先ず、上記菌を、菌体濃度が30乃至2
00 f/lとなる迄、メタノールを炭素源及びアンモ
ニアを窒素源として流加培養する。
微生物の培養法は、回分式培養法、流加培養法、連続培
養法の6種に大別される。回分方式では、培養槽中に培
地を仕込み、種菌を接種した後は適当な通気攪拌を行う
ほかには培養終了時まで栄養源の補給や、培養液のpH
や培養温度などの因子以外の環境因子の制御等をほとん
ど行わないため操作及び装置等が簡単であるが、培養経
過に伴う環境因子の変動には著しいものがあると共に、
最終主意物濃度は反量の仕込量により決定され、あまり
高濃度に主意することは期待できない。何故なら、原料
濃度を高くした場合には、メタノール資化性菌などにお
ける基質阻害を起すなど、炭素源の仕込量には限界があ
り、また窒素源として使用されるアンモニウムイオンも
高濃度においては毒性を示すからである。
一方、連続培養法は、連続的に゛栄養源を補給すると同
時に、連続的に培養液を抜き出す方法であり、培養の終
了ごとに菌体の回収や装置の洗浄などを行う必要はなく
、生学性も高いという利点があるが、培養の長期化に伴
い雑菌汚染や菌株の変異が起り易いために、必らずしも
工業的に有利な方法とけ言いがたい。
これに対し、流加培養法とけ、培養開始時の各栄養源1
度を低ぐしておき、微生物による消費量に応じて必要量
を補給し、培養終了により培養液を抜き取る方法であり
、この方法によれば、通常培養液のpHはたとえばアン
モニア水腫たけ硫酸などの添加により一定に維持され、
他の栄養源は不足を生じないように少量ずつ添加され、
培養全期間を通して栄養源の濃度を低(維持することが
できるため、回分方式に比して生産性が著1.〈向上し
、また連続培養法よりも培養を安定に行なうことができ
るという利点がある。本発明方法では、かかる見地から
流加培養法を採用するものである。
培地栄i源としては、NH4+、PO+”−5K+、N
a”、SO42−等の他に、マグネシウム、鉄、カルシ
ウム、亜鉛、マンガン、コバルト、銅、モリブデン等の
金属塩が挙げられる。また、必要に応じ有機栄養源、例
工ばチアミン、リボフラビン、パントテン酸塩、ビオ千
ン、ニコチン酸等のビタミン類や、大豆蛋白加水分解液
、廃糖蜜、酵母エキス等を添加することができる。
上記成分の内でも、NFI4+は菌体の増殖に多量に必
要であり、菌体による消費速度が最も速い成分である。
ただNH4+濃度が12/を以上になると阻害効果が認
められ、約0.2グ/lにおいて最も増殖が良好であっ
た。培養液におけるNH4+濃度を0,05乃至0.5
f/lの範囲とすることが望ましい。アンモニウム塩と
してはl’iH,C4または(NH,h S O<が優
れている。po、”−及びに+も菌体増殖に不可欠の成
分であり、Cα+ Z n及びNaが欠乏すると増殖が
鈍る現象が認められる。
炭素源と(−でのメタノール濃度は、培養液中で比増殖
速度からみて、0.05乃至59/l、特に0.3乃至
0.7f/lの範囲内にあることが望ましく、0.5?
/lの濃度が至適である。培地pHは、5乃至9、特に
6.5乃至Z5の範囲が比増殖速度からみて好ましく、
7が至適である。また、培養温度は25乃至37C1特
に29乃至31Cが比増殖速度からみて好ましく、30
tl’が至適であるdメタ/−ル濃度の制御は、培地中
のメタノール濃度をセンサー等で検出し、メタノールの
流加流量を制御することにより行われる。メタノール濃
度の制御は、これに限定される本のではないが、微孔性
テフロンチュービングセンサーとガスクロマトクラフと
を使用し、マイクロコンピュータ−を装備したプロセス
コントローラー(三幸電子、プロセスコントローラ5r
−3001)による定値制御で行い得る。制御のプログ
ラムにはPD方式(比例要素と微分要素とからなる自動
フィードバック制御方式)とステップワイズ方式を用い
ることができ、排気中のCO,濃度を赤外線ガス分析計
を用いて測定し、景論的に計算することにより自動変換
する。計算されたメタノール供給量に基づき、メタノー
ル供給用のステッピングモーターの回転数をプロセスコ
ントローラの出力に応じて自動調節し、定値制御を良好
に行うことができる。
アンモニアの供給は、培養液のPH調節を兼ねてアンモ
ニア水を供給することにより行われる。
アンモニア水と1.では例えば濃度が25乃至′55w
t%のアンモニア水を用いることができ、一般にはメタ
ノールと同時に供給することが望ましい。
アンモニア水の供給を同時に行う場合には、両者の供給
割合いは、量論的に計算される値に基づいて行うのがよ
く、一般に炭素/窒素の供給比は5乃至15、特に7乃
至10の範囲とするのが望ましb0培地又は培地のpH
調節の目的の友めに、アンモニア水とは別個にアルカリ
性溶液(例えば5、2 NKOIIと0.2 NNαO
Hの混液)を用意し、必要に応じアンモニア水以外にア
ルカリ性液をpH調節の目的で滴下し得る。このpHI
A節tdpH計からの検出信号によりアルカリ液の流量
を制御することにより容易に行われる。
培養液の溶存酸素濃度を1乃至7 PPMに維持するこ
とが好ツしく、この九めに空気、酸素或いはこれらの混
合ガスを培養液中または培養@空隙に供給する。また、
培養液を攪拌羽根等で攪拌して酸素が培養液中に溶解す
るようにする。培養液中の溶存酸素濃度を、それ自体公
知の酸素検出機構、例えばポーラログラフ式酸素センサ
とフィールドラブ溶存酸素分析計を用いて測定1−2測
定値をプロセスコントローラに入力し、メタノール濃度
の制御と同様に、供給ガスの酸素分圧や攪拌羽根の回転
速度を自動調節することができる。
菌体増殖に必要な無機成分は、メタノール供給と同時に
補給できる。プロトモナス・エクストルクエンス・Kの
乾燥菌体の化学組成の一例を第1表に、初発培地及び無
機物供給液の組成の代表例を第2表に示す。
第   1   表 i’i   108 H70 に5.2 52.1 M?   1,5 Mα  0.1 C゛α  0,05 Ft   0812 Zn   O,03 un   O,02 COO,02 Cu   O,03 、Vo   O,005 第2表 成  分     初発培地    無機物供給溶液、
^=ノ’t PI3                
0.8  (9/lン       −−<9/l)〃
α、HpO,・12H,03− <NH,)、5040.8       −〃l/’0
4                270If、50
.                 20uqsO4
・7/’1.0   100  CWt)   80F
 g S O,・7〃ρ    10        
2.3CaC1,−2g、0     5      
  11.7Mn504・nH,020,5 (’ oc l*・6Hv0     5      
   o、 5ZnS(J4411ρ     50.
6CuCL、−211,010,4 Na、MoO,−211,00,2− A(ethanol       O,5(r/l) 
  −pH7,0 アルカリ溶液(5,2WKOH及び0,2NNaOHの
混合液)添付図面第1図は、本発明方法の実施に好適に
使用される流加培養の制御系統を示すブロックダイヤグ
ラムであり、1は培養槽、2は培養液、3は攪拌羽根、
4Fiモーターを示し、−型枠の部材は対応する内容物
の貯槽を示1−1二重枠の部材は分析機器及び/又は制
御機構を示す。図中DOとあるけ溶存酸素の検出機構を
示す。
本発明によれば、このようにして培地中の菌体濃度が3
0乃至2009/l、特に30乃至120f/lとなる
迄菌体増殖を行わせる。即ち、菌体濃度が上記範囲より
も低い場合には、PH8の生産性の点で不利であり、一
方、菌体濃度が上記範囲よりも高くすることは、溶存酸
素不足等による菌体増殖の阻害因子が表われるので、本
発明の目的に不利である。本発明は、何等かの環境因子
により菌体の増殖が律速されたり、或いは阻害されたり
する直前迄菌体濃度を高めておき、次いで第一段階より
は少ないが、PH8合成経路の酵素活性が高いレベルに
維持されるように流加培養を続行することにより、PH
Bを高生産速度で効率良く製造し得る本のである。
1) HB化量培養 本発明方法の第二段階では、菌体を高濃度で含む培養液
に、メタノール及びアンモニアを、炭素/窒素の供給比
が第一工程におけるよりも大きな比率となり且つPH8
合成経路の酵素活性が実質上高いレベルに維持されるよ
うに供給して流加培養を続行する。
細胞内に蓄積物質がある場合には、菌体は主意物とそれ
以外の菌体成分とから成り立っており、培養開始後を時
間における夫々の濃度をxt、xp。
)(rとすると、式 %式% で表わされる。また培養液量をl/l  とすると、流
加培養法ではVt 4.経時的に変化するため、培養槽
全体では式  。
VtXt=〆、xp十〆t Xr   −・−・・−(
21となる。ところで、PHBの生合成経路は全て)(
rに含まれており、実際にXrは30〜70%がタンパ
ク質で占められている。今、PH8合成系の酵素活性を
求める場合には、Xr当りのXP毎成速度を考える必要
があり、そこで培養槽全体における単位Xr当りのPH
BCXp)の生産速度をνpとすると、式 となり、νρは菌体の本つpH8合成能を示すものであ
る。
ところで、既に指摘した通り、流加培養により菌体濃度
を十分に高めた後、窒素源の供給を停止して、窒素飢餓
に干ることによりPH8を生産する方法では、培地中の
WS2“が消費されてしまい、窒素欠乏状態になるとp
HB生童能が次第に減少する。第2図は、pH8生産期
において窒素源の供給を停止した場合について、窒素源
を供給した時点からの時間を横軸、PH8の生産速度ν
Pを縦軸としてプロットした結果を示し、第2図中のN
oは窒素欠乏になった時点を示す。第2図の結果から、
培養液中の#77、 9度が減少している間け、PUB
生竜主意高く、またやや上昇しているが、培地中の〃〃
Jが消費されてしまい、窒素欠乏状態になると、PH8
生産能が次第に減少し、その経時的変化は一次活性低下
曲線に従うことがわかる。即ち、PIIB合成系酵素は
窒素欠乏により徐々に活性低下していくことがわかる。
これに対して、本発明によれば、PH8合成期において
も完全に窒素飢餓にするのではなく、酵素活性を維持で
きる程度の少量の窒素源を連続的に供給することにより
、速やかにしかも高濃度でPH8を蓄積させることに成
功したものである。
本発明において、メタノール及びアンモニアの供給比率
は、上述した条件が満足されるものであればよいが、一
般には炭素/窒素の供給モル比(C7N比)が8乃至4
0、特に20乃至30の範囲内となるようにするのがよ
い。C7N比が上記範囲よりも小さい場合、即ちアンモ
ニアの供給比が上記範囲よりも大きくなると、菌体の生
理活性が減少し、アンモニアの消費速度も低下するため
に、培地中にNH4が蓄積し始め、pflB濃度も比較
的低い濃度で飽和するようになる。一方、C7N比が上
記範囲よりも大きい場合、即ちアンモニアの供給比が上
記範囲よりも低い場合には、PH8合成経路での酵素失
活により、P If Bの生産速度が低下する傾向があ
る。事実、本発明によれば、pHB生童期に窒素源の供
給を停止する場合に比して、約半分の時間でPH8含有
率が50乃至70%の高濃度となるような生産を行うこ
とができる。
本発明のpHB生童段階において、低いC7N比はpH
8含有率が低い時点での活性を維持する効果があり、一
方高いC7N比はpH8含有率が増大してからのp I
I B主意能の活性低下防止に有効であることがわかっ
た。以上の結果から、P〃B合成期においても、アンモ
ニアを少量ずつ供給し、その流量は、PH8の細胞内含
有率の増加に従って徐々に減少させることが望ましい。
、第3図は、各C7IV比について培養開始時からC7
N比を一定に保ったまま、メタノール/アンモニアを供
給【7た場合のC/ I’V比とPHB含有率(Xρ/
Xtバーセント)との関係を示す。第3図の結果から、
PH8の含有率はC/Nの供給モル比が大きい程大きく
なり、PH8含有率はC7N供給モル比によりコントロ
ールされることがわかる0 PHB合成期におけるC/Nモル比は、pH8含有率に
影響をもたらすが、それと同時にpH8合成能の活性低
下速度をも支配する。今、培養時間t、 l t、にお
けるpHB合成能をシρ0.シρ、と表わすと、比活性
低下速度−kd′!i−次式のように定義することがで
きる。
PH8合成期におけるCZN比を変化させ、上記式(4
)の定義に基づいてkdを算出した結果を第4図の線A
に示す。この結果から、pH8合成能の活性低下速度は
C/Nの供給モル比に従うことが明らかである。窒素源
の供給を完全に停止した場合には、第2図からkd=0
.032Ar ’と計算されるので、第4図からC7N
比が最終段階で29〜ろ0である場合に、PH8含有量
が最大値に近い状態で定常状態に達するものと思われる
また、第6図に示す結果をC/I’i比の対数に対l−
て表わすと、第4図の線Bに示す通り、pH8゜含有率
(Xρ7xt、%)とC7N比との関係が明瞭となり、
下記式 %式%(5) が成り立つ。かくして、pHB合成合成式(7)に従っ
て、Xp/Xtの増加に伴い、C7N比を決定し、これ
に基づいてメタノールの供給速度に対し、窒素源の供給
速度を調節することにより、pHB合成能の活性低下速
度を最小限に抑制しながら、短時間の内にpH8生産を
行い得ることが明らかとなろう。
後処理及び生成pHBの特性 本発明によれば、一般にpHB含有量が55乃至70重
量係の範囲内にある菌体を、150乃至250 ?/l
という高濃度で生産することができる。しかも、高菌体
濃度増殖に要する時間は、濃度によっても相違するが一
般に30乃至70時間であり、PH8生産培養に要する
時間は、PHB含有量によっても相違するが、50乃至
120時間の範囲内である。
PH8は菌体内に顆粒として生成するので、培養液から
先ず菌体を分離し、次いでそれ自体公知の菌体破壊処理
に賦し、次いでPHBを公知の手段で分離する。菌体の
分離は、r過、遠心分離等の固−液分離操作で行うこと
ができ、菌体の破壊は、ホモジナイザー、ミリング等の
剪断処理や超音波照射、凍結乾燥等により行うことがで
きる。
pH8の分離は、破壊された菌体を、クロロホルム、1
+2−ジクロルエタン等のハロゲン化炭化水素で抽出し
、この抽出液を蒸発乾固 非溶媒との混合による凝固沈
澱等に賦し7、必要により精製処理に付することにより
、単離することができる○得られるPH8の融点は10
00以上であり、高度に純粋なものであり、その分子量
は10S  乃至107の範囲にわたることが認められ
た。
発明の作用効果 本発明によれば、以上詳述した通り、メタノール資化性
とポリ−β−ヒドロキシ酪酸の菌体内蓄・積能力とを有
するプロトモナス属菌を、メタノールを炭素源、アンモ
ニアを窒素源として高菌体濃度となる迄流加培養により
増殖させ念後、PH8生産期においてもアンモニアの供
給を停止することなく、炭素/窒素の供給モル比が第一
段のそれよりも大となるように供給し7て流加培養を続
行することにより、PH8合成経路の酵素活性を高く維
持でき、pH8が高濃度で蓄積された菌体を高笛体濃度
でしかも高主意速度で製造することが可能となる。特に
PH8生産期において、pH8菌体含有量の増加に伴な
ってC7N供給モル比を減少させることにより、最も有
効にPH8含有量を高めながら、しかも半量速度を高め
得るこ、とができる。
実施例 本発明を次の実施例で説明する。
以下の実施例において、各種の測定及び分析は次の方法
によった。
(1)菌体濃度の測定方法 菌体濃度の測定には培養液を0.9rbtチ水溶液で適
度に希釈[また後570 nmにて濁度を測定[7た。
(高滓スペクトロニック20)グロトモナスeエクスト
ルクエンスKに対する濁度<0Dst。)と菌体濃度(
X)との関係けX=OD、l、。Xo、49であった。
各菌株に対する濁度と菌体濃度の関係は、培養終了後、
各菌体を遠心分離して集め、再蒸溜水で2回洗浄した後
に乾燥し重量を求めた。
(2)PH8の定量方法 細胞内のPH8の定量方法は、G、Brauntqqら
の方法に従って、ガスクロマトグラフにて分析を行なっ
た。操作方法は凍結乾燥菌体約50■を秤量後、スクリ
ューキャップ付10mZ試験管に入れ、クロロホルム2
−と、硫酸を3%含むメタノール2−を加え、栓をして
110Cにて6.5時間反応させた。反応終了後、水1
−を加え激しく10分分間上うした後に下層のクロロホ
ルム層を抜き取り、生成したヒドロキシ酪酸メチルを定
量した。内部標準試薬として安息香ffi?1(■/−
メタノール〕の濃度で硫酸メ・タノールに溶解しておき
、同様に反応後、生成した安息香酸メチルのピークとヒ
ドロキシ酪酸メチルのピーク面積比からPH8量を計算
した。
カラムは2mステンレスカラム(内径3 ms ) f
用いて、充填剤としてRebplex 41]Q −C
hrom−ozorh GAF−0MC530/ 80
メツシユを使用1〜た。分析に先立ち検量線を求めるた
めに、菌体を含まない安息香酸のみ反応させたクロロホ
ルム−メタノール混液にヒドロキシ酪酸メチルの特級試
薬を秤81−た後溶解させ、水1−を加え抽出し、下層
のクロロホルム層を分析に用いた。その結果、ピークの
面積比と濃度の関係は次のように表わされることがわか
った。
Sα Cα= 5.6 x −x c b b Cb: 安息香酸メチルの濃度CTnIl/me)Sh
: 安息香酸メチルのピークの面積検量線として、PH
8の標品を用意して同様の宝前操作を行った場合にも、
上記式に合うことが判明した。なお、pHBの標品はG
、 Brauneqyらの方法に従って、プロトモナス
・エクストルクエンスにのアセトン乾燥菌体からクロロ
ホルムで抽出した後、残渣をろ過して除き、ろ液をアセ
トン中に滴下しpH8を沈澱させ、得られたPrfBを
アセトンとジエチルエーテルでそれぞれ2回ずつ洗浄(
、pHB標品と[7た。
(3)Nll、+の分析方法 培養液を経時、的に約10耐抜き取り、遠心分離(11
0000Gx15,4tZ’)L、た後、上澄液中のI
VH,+濃度をベルセロット反応で測定した。この反応
操作は次の通りである。
÷ 試料     0゜1− 4.1− すなわち、A液、B液を各2−と試料0.1−を混合し
、37C’で30分反応後630 FLF7!の吸光度
を測定した。
(4)培養液量の測定方法 培養中一時的に通気と攪拌を止め静置してジャーファー
メンタ−壁面の目盛で測定し、さらに培養終了後、全量
をメスシリンダーで測定した。
(5)PH8の抽出方法 プロトモナス畳エクストルクエンスにの菌体内の全PH
8を抽出するには前節で述べた方法では不完全なため、
さらに抽出条件を厳しくし超音波処理を行うことにより
抽出する方法をとった。すなわち52のアセトン乾燥菌
体に対しクロロホルム100−で12時間30tl’で
抽出した後、ろ過して残渣を集め、残渣に再び10〇−
のクロロホルムを加え40Cにて最大条件で超音波処理
′f30M行ないろ液を合わせ、3倍容のへキサン中に
混入しpH8を沈澱させた。
このpH8をアセトン及びジエチルエーテル各50−で
2回ずつ洗浄し念。
(6)PH8の特性試験方法 抽出したPH8は、IR分析、C1C13−N及び11
’NMR分析により構造を標品と比較し、また、融点及
び分子量分布を調べ次。
(7)電子顕微鏡サンプル調製方法 培養前期、中期、後期の菌体を遠心分離して集めた後、
グルタルアルデヒドと四酸化オスミウムの二重固定をし
、アルコールで脱水した後樹脂へ包埋した。そして超薄
切片に切断したサンプルを酢酸ウランとクエン酸鉛で二
重染色し検鏡した。
実施例1゜ (1)使用菌株 プロトモナス・エクストルクエンスK(微工研菌寄第8
395号)を用すた。
(11)使用培地及び培養方法 第2表に示す初発培地を使用し、前培養液は50〇−容
坂ロフラスコ10本に、各100−のこの培地を用意し
、メタノール1%を炭素源とし、−白金耳を保存用スラ
ントから植菌した後、30Cにて6日間振とり培養した
。菌体が増殖後、滅菌済みの橙付遠沈管を用いて雑菌汚
染しないように遠心分離した。この菌体を新鮮なIE2
表の培地100−に再懸濁し、ジャーファーメンタ−C
2を容 1ueizhiya Co、 typeMB 
)に用意した650−のC培地と合わせ、750−にて
培養を開始した。
Ou)培養条件の制御 培養条件の制御は、第1図に示す制御系統を使用し、且
つ明細書本文に説明した方式により行った。即ち、予備
試験の結果から、温度、pH及びメタノール濃度を夫々
30t”、PH=70及び0.51−flに定値制御し
た場合に比増殖速度の最大値が得られることがわかった
ので、温度〜30士〇、5C,pH=7.0±0.1、
メタノール濃度0.5±0.2t/lに制御して培養を
行った〇 アンモニア水(濃度3304% )及び第2表に示す無
機物供給液はメタノールに対して一定の割合いで供給す
る方法を採用した。アンモニア水の供給割合いは、物質
収支を考慮[2て高菌体濃度増殖期にはM t OH:
 NH1+の供給モル比を1:8とした。
培地内の溶存酸素濃度は、空気と純酸素を混合して供給
し、攪拌羽根の回転数を500乃至1400 rpmと
することにより、菌体増殖期だけでなく、p fl B
生産期にも、2〜3 ppmに維持した。
GV)  菌体増殖 上記条件下で菌体増殖を行ったところ、Nfl、”濃度
は菌体増殖期においても0.2?/を以下に抑制されて
おり、高NH4+濃度(例えばNH4”1.4f/l)
の場合に入られる増殖の停滞期は認められず、75時間
後には菌体濃度<Xt >け約1509/lに達した。
この時点で、通気ガスの酸素分圧は100チ、及び攪拌
羽根の回転数は1400 rpmに達しており、これ以
上溶存酸素濃度レベルの維持が困難であることから、P
H8生童生産の切換えを行った。
()pHB生童 p If B 生産期においては、メタノールとアンモ
ニアとの供給モル比を25:1に維持して、メタノール
とアンモニア水とを同時に供給した。
増殖期終段において、pHBが菌体内に約18チ蓄積さ
れていたが、C/N供給モル比の切替によりpH8含有
量が急激に増加した。
最終的に130時間の培養でp 11 B濃度137g
/lと非常に高濃度迄生音することができた。
この時全菌体量は217 t/lに達しており、PH8
含有率は65チであった。また、全消費メタノールに対
するPH8の総生産量の収率ば。
0.19f/lであった。
(v′OpHBの特性 凍結乾燥菌体から抽出したpH8の赤外吸収スペクトル
(IR)を第5図に示す。IR分析、cIs−NMR及
UH’−NMRty>各スペクトルはいずれもpHBの
構造の特徴を示すものであった0また、融点は176C
であった。得られたpH8の分子量分布を第6図に示す
0分子量分布の測定結果では、10万程度の本のが最も
多く存在しているが、100万以上に及ぶものもあり広
範な分布を示した。なお、平均分子責は6.Ox 1.
05であった。
pHBの電子顕微鏡写真によると、培養前期の菌体増殖
期にはPH8がほとんどできていない細胞や1個または
2〜3個の小さな顆粒が存在しているものが認められる
pH8生産期において、pH8の顆粒は巨大化しており
、最終的には細胞内のかなりの部分をPHBが占めてい
ることがわかった。
実施例2゜ 使用菌株、培地及び培養方法は何れも実施例1と同様に
行った。
ただし培地中の菌体濃度が309/lに達した時点で、
アンモニア水<33wt%)の流量を、O(ゼロ)、0
.06.0.26.0.78及び1.6−7時の各条件
に設定し、アンモニア水の定流量流加培養を行った。尚
、菌体の増殖期におけるアンモニアの供給速度は約3−
7時であった。上記アンモニア水の供給量は、C/Nモ
ル比で夫々、無限大、350.80.27及び16に相
当する。
各アンモニア供給速度での菌体濃度(Xt)、PHB濃
度C9/l)及び菌体内pH8濃度(Xp/Xi。
チ)を、第7図、第8図及び第9図に示す。
第9図の結果から、PFIB生童期におけるアンモニア
の供給量をゼロではなく、適量供給することにより、菌
体内PH8濃度が30%の場合、生産速度を約半分に節
約し得ることがわかる。
実施例6゜ 使用菌株、培地及び培養方法は何れも実施例1と同様で
あるが、培地菌体濃度が809/lになる迄増殖を行っ
た後、前記式(6)に従い、初期のCZN比を9とし、
終期のC7N比を35として、PHB生竜主意った。
最終的に、135時間の培養でPFIB濃度144y7
tで、全菌体濃度225 ?/lで、pH8含有864
%の結果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施に好適に使用される流加培養
の制御系統を示すブロックダイヤグラムであり、 第2図はpH8生産期において窒素源の供給した時点か
らの時点を横軸、PH8の生産速度を縦軸としてプロッ
トした結果を示す線図であり、第6図は、メタノール−
アンモニアを供給した場合のC7N比とPH8含有率と
の関係を示す線図であり1 、@4図は、C7IV比と失活速度及びpHB含有率と
の関係を示す線図であり、 第5図は実施例jで生産されるPH8の赤外吸収スペク
トルを示す線図であり、 第6図は実施例1で生産されるPH8の分子量分布を示
す線図であり、 第7図、第8図及び第9図は、実施例においてPHB生
幸期のアンモニア供給速麿を変化させた場合における夫
々菌体濃度、PHB濃度及び菌体内p II B濃度を
示す線図である。 第1図において、1は培養槽、2Vi培養液、3は攪拌
羽根、4はモーターを示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メタノール資化性とポリ−β−ヒドロキシ酪酸の
    菌体内蓄積能力とを有するプロトモナス属に属する菌を
    、菌体濃度が30乃至200g/lとなる迄、メタノー
    ルを炭素源及びアンモニアを窒素源として流加培養する
    工程と、この培養液に引続きメタノール及びアンモニア
    を、炭素/窒素の供給比が第一工程におけるよりも大き
    な比率となり且つポリ−β−ヒドロキシ酪酸合成経路の
    酵素活性が実質上高く維持されるように供給して、流加
    培養を行う工程とから成ることを特徴とする微生物によ
    るポリ−β−ヒドロキシ酪酸の製造方法。
  2. (2)第二工程における炭素/窒素の供給比が8乃至4
    0の範囲内にある特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)前記菌がプロトモナス・エクストルクエンスであ
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。
  4. (4)培養液中のメタノール濃度を0.05乃至5g/
    lに維持する特許請求の範囲第1項記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015181357A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 コスモ石油株式会社 5−アミノレブリン酸又はその塩の製造方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6694879B2 (en) 2000-02-23 2004-02-24 Man Roland Druckmaschinen Ag Erasing and cleaning device for cylinders, in particular printing-form and rubber-blanket cylinders of a printing machine
JP2015181357A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 コスモ石油株式会社 5−アミノレブリン酸又はその塩の製造方法
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