JPS6254766B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

本発明は、歯をブラツシングする時の様に接触
直後に口腔内に２つの風味をもたらすことがで
き、唯一の又は主要な研磨剤としてのゼオライト
と適当な香料、そして好ましくはフツ素含有化合
物を含む新規な無水の熱放出性歯磨に関する。 アメリカ特許3341418号（Moses等）明細書に
示される如く、自己加熱性化粧剤は先行文献に開
示されている。該明細書には、シエービングクリ
ームとして肌に、又シヤンプーとして毛髪に適用
され、二隔室型容器に包装され、相互の発熱反応
のために同時に小出しされ、一隔室は水性媒体中
に過酸化水素等の酸化剤を含み、他隔室は水性媒
体中にチオ尿素等の還元剤を含む２分画型水性液
体組成物が開示されている。 アメリカ特許3250680号（Menkart等）明細書
には、水と接触する時に熱を発生する発熱性化粧
組成物が開示されており、これはアルカリ金属ア
ルミノケイ酸塩分子篩の様な約５〜40％の無水吸
着剤を鉱油又は液体ポリアルキレングリコールの
様な非水性の化粧品学的に許容されるビヒクル中
に分散して含む無水組成物である。そこに開示さ
れている化粧組成物はスキンクリーム、ハンドク
リーム、シヤンプー、練歯磨である。しかし、そ
の練歯磨処方物はいかなる付香剤も含まず又、ア
ルミノケイ酸ナトリウムは唯一ないし出要な研摩
剤でない。事実、その含量は他の２つの研摩剤の
何れの含量より小さい。該特許発明では全く存在
しない付香剤が本発明の歯磨において口内に予想
外の２種の風味をもたらす必須成分である。 歯磨処方物の消費者にとつては風味がおそらく
は最も重要な観点である。それゆえ、許容される
甘味剤、付香成分の選択が歯磨の処方においてか
なり重要である。以上に述べたことは芸術である
と同時に科学であると多くの場合に言われてい
る。様々な成分を付香剤とブレンドし、最終組成
物が好ましい味を有し、かつ香料が安定である組
成物にする必要があるという意味においては芸術
である。しかし、付香剤を歯磨処方物に配合する
には特殊の問題点がある。前者が後者に配合可能
であり、かつ製品の保存期間中、本質的に不変の
ままでなければならないからである。安定性問題
を持たない香料のうちの幾つかは、その風味及
び／又は関連した従的な味の発現までの時間がか
かるので使用に適しないという欠点を持つ。歯磨
は一般に洗浄剤様物質を含むので、用いられる甘
味剤は香りを急速に発現させて、洗浄剤様成分に
関連した一般的に苦い風味をマスクする特質を持
たねばならない。それゆえ、風味の弱い香料の使
用は大部分の歯磨処方物において実用的でない。
この欠点を解消するために単にその量を増しても
それ程役立たない。というのは、歯磨は一般に多
量の保湿剤、研磨剤、水等を含むからである。そ
れゆえ量という観点からは、単なる増量は実用的
でない。 風味の感覚は、舌の味蕾により受け取られる味
と、 例えば口の触覚神経末端を通じて伝達される焼
灼感、冷感、収れん感等の感覚としての鼻の嗅覚
粘膜により捕えられる臭いとから構成されている
と考えられる。風味感覚は本質的に、４つの基本
味である甘味、酸味、苦味、塩味（これらは舌の
味蕾により感受される）からなる。苦い風味は舌
の裏で、甘味は先端で、酸味は舌の中心から裏に
かけての側面にそつて検出され、塩味は舌全体に
わたつてほぼ等しく検出される。 従つて、本発明の目的は、無水処方物中に香料
を必須研摩剤としての無水合成ゼオライトと共に
含めることにより口内にユニークで一風かわつた
風味／臭い感覚をもたらすことのできる歯磨を提
供することである。 本発明の第２の目的は、口腔内で熱効果を持つ
無水歯磨を供給することである。 従つて、本発明は口腔内で２つの風味を発生さ
せる無水熱放出性歯磨に関し、これは、相当の水
和熱を有し、可逆的に脱水できる、唯一ないし主
要の研摩剤としての約10〜50重量％の量の微細無
水合成ゼオライトと約0.1〜５重量％の少くとも
１種の付香剤と約20〜75％の無水液体ビヒクルと
からなる。 有用な合成ゼオライトは晶質金属アルミノケイ
酸塩（該金属はアルカリ金属、アルカリ土類金
属、Zn、Cu又は金属混合物でよい）であり、
又、相当の水和熱を有し、又、その骨組構造を破
壊することなく脱水でき、又少くとも一部は再水
和できる。 ゼオライトはSmith、J.V.（Mineralogical
Society of America、Special PaperNo.１、
1963）により、大きなイオンと水分子（共に運動
はかなり自由なのでイオン交換と可逆性脱水とが
可能である）により占められる腔を骨組構造が囲
んでいるアルミノケイ酸塩として定義されてい
る。 本発明で役立つ合成ゼオライトは典型的には、
ユニオンカーバイド社のLinde部門から分子篩と
して市販されている。これら物質はアメリカ特許
2882243号、2882244号明細書に詳述されている。
Ａ−結晶とＸ−結晶の構造は次の如く表すことが
できる。 Ａ−結晶〔Na₁₂（AlO₂）₁₂（SiO₂）₁₂〕・27H₂O Ｘ−結晶〔Na₈₆（AlO₂）₈₆（SiO₂）₁₀₆〕・
264H₂O 加熱により水が除かれAl−Ｏ−Si構造は不変の
結晶構造が残る。 AlO₂はカチオン交換に利用できる１つの陰電
荷を持つ。この特性の利用により“孔径”をかえ
られる。 Ａ−ゼオライトの結晶の対称性は立方晶系であ
り、単位格子寸法は各辺約12.5Åである。Ａ−結
晶で孔径は３〜５Å、Ｘ−結晶で８〜12Åであ
る。Ｘ−結晶も立方晶系である。 分子は大きすぎなければ孔を通過し、内面に吸
着され、静電力で保持される。物質が篩に吸着さ
わると多かれ少なかれ熱が発生し、このエネルギ
ーが高い場合には篩が成長する原因となる。篩は
最大量の物質を急速に吸着し（腔は満たされ
る）、吸着した篩の分圧は場合によつては非常に
低い。 孔径の小さいＡ−結晶は保水に最適であり、そ
れゆえ、乾燥が主目的である技術と方法とに最適
である。孔径の大きいＸ−結晶は、孔を通過でき
る分子の大きさについての制限がゆるいので普
通、吸着に好ましい。孔径は被吸着物質の置換速
度に影響する平衡には影響しない。 孔が特定分子を通過させ、他を排斥する力が、
類似化合物を分離するための本発明の多数の応用
の基礎である。例えば、ｎ−炭化水素は孔を容易
に通過するがイソ−炭化水素は通過しない。 篩に吸着された物質は加熱、減圧、より吸着力
の強い化合物での置換により遊離できる。例えば
水は如何なる被吸着物も除く。分子量が大きい程
何れの手段によつても置換は遅い。Cu、Zn、ア
ルカリ金属、Mg、Caその他のアルカリ土類金属
の様な金属イオンが選択性、各々の能力に応じて
篩内に吸着され或は置換される。しかし、前記金
属イオンの何れかを含むゼオライトは、水との接
触に際し熱と被吸着風味成分とを同時に放出する
のに等しく有効である。 市販合成ゼオライトが本発明の歯磨処方物中に
唯一ないし主要な歯研磨剤として使用するのに適
しており、歯を有効に清浄・研摩するのに許容さ
れる研摩力を有する。追加の利点は、相当の水和
熱を口腔内に実質上即座に放出して好ましい温感
覚を与え、これが直後の風味の放出と一体となり
これにより風味の備わつた味が発現するまでの時
間の遅れを補償する、熱は30秒後には明瞭に発生
する。この熱効果を次のテストで例示する。テス
トでは20ｇの乾燥ゼオライトを80ｇの脱イオン蒸
留水に加え、分、秒間隔で温度を記録した。

【表】

【表】 本発明で特に役立つゼオライトは、 ゼオライトＡ： 化学組成は前記通り。立方晶系、格子寸法は
12.32Åに等しい（脱水ゼオライトとして計算）。
密度は1.33ｇ／c.c.（脱水ゼオライトとして計
算）。空隙率は0.3c.c.／ｇ（脱水ゼオライト１ｇ当
らに含まれる水の量に基づく）、孔径は4.2Å。 ゼオライトＸ： 化学組成は前記通り。立方晶系。格子寸法は
24.95Å（脱水ゼオライト）。密度は1.29ｇ／c.c.
（脱水ゼオライト）。空隙率は0.36c.c.／ｇ．孔径は
８Å。 ゼオライトＹ： 化学組成は Na₅₆〔（AlO₂）₅₆（SiO₂）₁₃₆〕・264H₂O 立方晶系。格子寸法は24.7Å。密度は1.30ｇ／
c.c.（脱水）。空隙は0.35c.c.／ｇ。孔径は８Å ゼオライトＢ： 化学組成は Na₆〔（AlO₂）₆（SiO₂）₁₀〕・15H₂O 立方晶系。格子寸法は10.0Å。密度は1.47ｇ／
c.c.（脱水）。空隙率は0.15c.c.／ｇ。孔径は3.5Å。 合成モルデナイト： 化学組成は Na₈〔（AlO₂）₈（SiO₂）₄₀〕・24H₂O 斜方晶系。密度は1.72ｇ／c.c.（脱水）。空隙率
は0.14c.c.／ｇ。孔径は6.6Å。 上記ゼオライトは、Naイオンの全てないし一
部をＨ及び／又は金属イオン（アルカリ金属、ア
ルカリ土類金属、Zn、Cu又はそれらの混合物）
の様な他カチオンと交換することによりかえるこ
とができる。 これら合成ゼオライトは組成、物理特性が均一
なので、物理特性が不均一である天然ゼオライト
とは対照的に本発明において特に役立つ。 それら合成ゼオライトは、空気中又は真空中で
600℃までの温度処理に、好ましくは10^-5mmHgで
約350℃の温度にまで加熱することにより、その
結晶構造を破壊することなく容易に脱水して実質
上全ての水を除去できる。熱に対する安定性は約
700℃の温度まで観察されている。歯磨中の無水
合成ゼオライトの割合は約10〜50重量％、好まし
くは約20〜35重量％である。 それら無水合成ゼオライトは水を加えると水和
熱を発生するという特性を持つ。従つて、付香剤
を含む無水液体ビヒクル中に該無水ゼオライトが
存在すると口腔内での熱効果が付与され、又、口
腔内にユニークな風味／臭い感覚が生成される。
更に詳細には、連続した２つの風味が存在し、風
味が変化し、初めに１つの風味が勢いよく出、こ
れが別の風味に急速にかわる。例えば、ゼオライ
ト含有歯磨中にペパーミント油の様な単一付香剤
を使う時には、口腔内の熱の発生による温感によ
りまずシンナモンの風味が勢いよく出、熱が低下
するにつれてハツカの風味になる。風味における
この変化により好ましい感覚が生じ、又、一風変
つた歯磨となる。様々の連続した２つの風味のす
る歯磨を単一の付香剤又は適当な付香剤の混合物
の配合により処方できることは明白である。 いかなる適当な付香ないし甘味催唾剤又はそれ
らの混合物も本発明の組成物の風味の処方に用い
ることができる。適当な付着成分の例は付香油、
例えばスペアミント、ペパーミント、冬緑、サツ
サフラス、丁字、サルビア、ユーカリプタス、マ
ジヨラム、シンナモン、レモン、ライム、グレー
プフルーツ、オレンジの油、及び付香アルデヒ
ド、エステル、例えばサリチル酸メチル、アルコ
ール、当業者で知られている高級脂肪族化合物で
ある。メントール、カルボン、アネトルの様な化
学品も役立つ。これらのうちで最も普通に用いら
れるのはペパーミント、スペアミント、ユーカリ
プタスの油、アネトール、メントール、カルボン
である。 場合によつてはクロロホルム、モツククロロホ
ルムの様な付香溶剤も用いることができる。かか
る付香剤は液体として使用してもよいし、粒状担
体材料、例えば殿粉、炭酸カルシウム、パラフイ
ン、植物ロウ、油脂、高級脂肪酸その他の適当な
担体物質との混合により固化してもよい。バニリ
ン、サルビア、クエン酸、甘草の様な固体香料の
場合には、所望ならば溶剤に溶解するか乳化する
（普通、合成又は天然の乳化剤を使う）ことによ
り液体の形にかえることができる。粒状固体か液
体の香料を使うか、かかる香料を粒状固体か液体
の形にかえるかの選択は多くの場合、香料に望ま
れる特性、それと共存する甘味剤その物の物質と
の配合性による。適当な甘味剤はマンニツト、シ
ヨ糖、乳糖、マルトース、ソルビツト、キシリツ
ト、サイクラミン酸ナトリウム、サツカリン、ア
メリカ特許3939261号発明のジペプチド、アメリ
カ特許3932606号発明のオキサチアジン塩であ
る。香料と甘味剤とは合計で、本発明の組成物の
約0.1〜10％ないしそれ以上を占めることが適当
である。 本発明の組成物は口腔の衛生に有益な効果（例
えば酸に対するエナメル質の溶解性の低下、虫歯
の予防）を持つフツ素含有化合物をも含むことが
好ましい。その例はフツ化ナトリウム、フツ化第
一スズ、フツ化マグネシウム、フツ化カリウム、
フツ化スズ（）カリウム（SnF₂・KF）、ヘキ
サフルオロスズ酸ナトリウム、クロロフツ化第一
スズ、フルオロジルコン酸ナトリウム又はカリウ
ム、モノフルオロリン酸ナトリウムである。これ
ら物質は水中でフツ素含有イオンを解離即ち放出
するものであるが、有効かつ非毒性の量で存在す
るのが適当であり、普通には水溶性フツ素含有量
は約0.01〜１重量％の範囲内にある。フツ化ナト
リウムとモノフルオロリン酸ナトリウム及びそれ
らの混合物が特に好ましい。口内で熱を発生する
無水ゼオライトの存在がフツ素イオンの作用を強
めこれにより歯磨の虫歯予防、抗汚特性が強ま
る。 無水ゼオライト含有歯磨はＦイオンの作用、風
味感覚を強めることに加え、in vitroタマネギテ
スト（４つのジヤーを１ｇのタマネギで満たす）
で実証される如く抗臭活性を示す。各ジヤー（１
つは除く）に10ｇの乾燥Znゼオライト、10ｇの
乾燥Cuゼオライト、10ｇの無水リン酸ニカルシ
ウムを加え、貯蔵した。３日後にジヤーの内部の
頭部空間をかき、１〜４の評価をつける（４は純
粋なタマネギの臭いであり、対照である）ことに
より臭いを評価した。各ジヤーの６つの評価点の
平均は次の通りである。ジヤー 添加物 評価点 Ａ Znゼオライト 2.4 Ｂ Cuゼオライト 1.1 Ｃ リン酸二カルシウム 2.7 Ｄ 無 4.0 これらの結果は、リン酸二カルシウムの様な普
通の研磨剤を含む歯磨に比較して抗臭活性が高い
ことを示している。 本発明の実質上無水のビヒクルは(1)保湿剤即ち
油；(2)ゲル化即ち結合剤；(3)標準の歯磨添加物；
そして任意成分としての(4)水と非相溶性の歯磨添
加物、追加の研摩剤及び不活性成分；から処方す
るのが好ましい。 上記成分は当然に非毒性かつ実質上無水でなけ
ればならない。 本発明の歯磨処方物は、エーロゾル又は他の加
圧容器又は可撓性チユーブ（例えばAlチユー
ブ）から押し出すことのできる所望稠度を持つた
クリーム塊を形成する割合（追つて詳述する）の
液体と固体を含む。一般に、デンタルクリーム中
の液体は主にグリセリン即ち油、プロピレングリ
コール、ポリエチレングリコール400等、それら
の適当な混合物である。グリセリンとカーボワツ
クス600の様に保湿剤と結合剤の混合物を使うの
が普通有益である。全液体含量は一般に処方物の
約20〜75重量％である。デンタルクリーム、ゲル
中にはゲル化剤、例えば天然又は合成のガム、ガ
ム状物質、例えばアイルランドコケ、トラガカン
トガム、メチルセルロース、ポリビニルピロリド
ン、商標名カルバポール（Carbopol）934.940で
販売されている様な親水性コロイド状カルボキシ
ビニルポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、
インドガム、アセビアガム、寒天、ロカストビー
ンガム、商品名ラポナイト（Laponite）CP、ラ
ポナイト（Laponite）SPで販売されている様な
合成ケイ酸粘土、ペクチン、微細熱分解法シリカ
〔商標名CaO−Ｏ−SilM5、シロイド（Syloid）
244、シロイド（Syloid）266、アエロシル
（Aerosil）D200で販売されている様なもの〕を
も使うことが好ましい。ビヒクルの固体部分は処
方物の重量で普通約10％までの、好ましくは約
0.2〜５％の量で存在する。 本発明の歯磨のゲル化剤即ち濃稠化剤の割合は
チユーブから歯ブラシに絞り出すことができ、歯
ブラシの毛の間に落ちることなく形状を実質上維
持する、押し出し可能で形状保持性の製品を形成
するのに充分なものとする。殆んど全ての場合に
おいて約10％以下のゲル化剤を使う必要があり、
大部分の場合において約0.5〜10％で充分であ
り、約１〜５％が好ましい。 本発明の実施で使用するのに適当な油は約100
〜300cps（70〓）の粘度を持つものであり、鉱
油、必要な粘度に濃稠化された軽質流動ペトロラ
タム、植物油である。好ましい鉱油は鉱油USP
（流動ペトロラタムUSPとしても知られる）、鉱油
（重質、医用）、白色鉱油、流動パラフイン、重質
流動ペトロラタムである。鉱油USPはRemington
のPharmaceutical Sciences.13版（Mack出版
社、イーストン、ペンシルバニア）において“石
油から得られる液体炭化水素混合物；無色、透
明、油状液体、螢光物質は全くないしほぼ含まな
い”として定義されている。冷時は無味、無臭で
あり、加熱するとかすかな石油臭を発する。 好ましい軽質流動ペトロラタムは軽質流動パラ
フイン、軽質白色鉱油としても知られる軽質流動
ペトロラタムN.F.である。Remingtonの
Pharmacentical Sciencesには“石油から得られ
る液体炭化水素混合物、安定剤を含めてもよい”
と述べられている。この軽質流動ペトロラタム
N.F.を油として使うならば、良く知られている
市販の不活性濃稠化材料の１つ、例えば商標Cab
−Ｏ−Silで販売されている熱分解法シリカ、商
品名THIXINで販売されている硬化ヒマシ油、で
濃稠化して約100〜300cps（70〓）の所要粘度と
する。 油成分として使用できる適当な植物油は、ココ
ナツツ油、綿実油、ゴマ油、及びE.W.Eckey著
“Vegetable Fats and Oils”（Reinhold出版社ニ
ユーヨーク）（1954年）に記述されている如き類
似の非毒性植物油である。選択された植物油は当
然約100〜300cpsの所要粘度内になければならな
い。この範囲内の粘度を持つ植物油の一例は
NEOBFE Ｍ−５（ココナツツ油の部分的トリグ
リセリド）である。植物油がブチル化ヒドロキシ
アニソール、ブチル化ヒドロキシトルエンの様な
酸化防止剤を小量、好ましくは用いられる植物油
の重量の約0.1〜３重量％の量で含むことが望ま
しい。 歯磨の液体ビヒクルがゲル化剤及び他成分と共
に、Alチユーブの様な可撓性チユーブから押し
出した時に、したたり落ちない稠度の押出可能塊
を形成する。従つて、更にビヒクルを加えること
によりデンタルクリームを希薄にでき、逆に、更
に固体（特にゲル化剤）を加えることにより製品
を濃稠化できる。大部分の歯磨において、その液
体部分はグリセリンからなる。グリセリンを用い
るのが好ましいが、その代りに、又はその他に、
前記多価アルコールと共に、又はその代りに他の
適当なビヒクルも存在させることができる。例え
ば、肉眼で澄明な歯磨の製造の場合においては、
プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコールを、それらが生理
学的に許容でき、かつ所望の反射率を持つ製品を
製造するという条件で用いることができる。通
常、ビヒクルの割合は製品の物理特性により決ま
る。しかし、普通は約10〜90％のビヒクルを用
い、不透明歯磨の製造では約10〜35％が典型的範
囲であり、約40〜90％が澄明歯用製剤の製造に役
立つ。 ソルビツト又はマンニツトを歯磨に用いる時は
普通、水溶液として使用されるが、本発明におい
てはそれらは実質上無水（即ち結晶質）であると
いう条件で用いることができる。 好ましい液体ビヒクルは、グリセリン、プロピ
レングリコール、ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール、流動軽質ペトロラタム、
鉱油、植物油及びそれらの適当な混合物からなる
群から選択される無水保湿剤即ち油である。 好ましいゲル化剤は、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、
ポリビニルアルコール、アイルランドコケ、シリ
カエーロゲル及びそれらの混合物からなる群から
選択される。 歯磨粉の製造においては、例えば微粉砕により
適当な量、粒径の様々な固体成分を機械的に混合
すれば普通充分であり、その後に、製品の容器詰
めとして当業界で知られている方法を実施する。 チユアブルデンタルタブレツトにおいては固体
と液体をデンタルクリームにおけると同様な割合
にし、所望のサイズと形状を持つたタブレツトの
形成を容易にするために香料を固体及び液体と、
そして、約6000の分子量を持ち、一般に約４〜20
重量％の量のポリエチレングリコールの様なロウ
マトリツクスとブレンドする。 本発明の処方物には、デンタルクリームに普通
用いられるタイプの、別の、歯学的に許容され、
実質上水不溶性の無水研摩剤を任意成分として含
めてよい。これらの研摩剤は普通、水不溶性微細
粉末化物質である。それらの粒径は好ましくは１
〜40ミクロンであり、最も好ましくは２〜20ミク
ロンであり、粒径分布はその範囲内において正規
分布である。代表的研摩剤は例えばリン酸二カル
シウム、リン酸三カルシウム、不溶性メタリン酸
ナトリウム、水酸化アルミニウム、コロイドシリ
カ、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ピロリ
ン酸カルシウム、ベントナイト等、及びそれらの
適当な混合物である。用いる時には小量を、最高
でも処方物の20重量％を好ましくは10％を使う。 研摩剤の上記列挙、及び本明細書における歯磨
組成物の他成分の列挙は限定するものではなく、
それ故、これらタイプの他材料については標準ハ
ンジブツク、例えばSagarinによりCosmetics：
Science and Technology、第２刷、1963年
（Interscience出版社発行）を参照されたい。 有機界面活性剤は、本発明の組成物が口腔内に
完全に分散するのを助け、又該組成物を一層好ま
しい製品とするために該組成物中に使用される。
この有機界面活性物質はアニオンでもノニオンで
も両性でもカチオンでもよいが、界面活性剤とし
ては組成物に洗浄・発泡特性を付与する洗浄物質
を用いることが好ましい。かかる洗浄剤として適
当なのは、高級脂肪酸モノグリセリドモノサルフ
エートの水溶性塩、例えば硬化ココナツツ油脂肪
酸のモノ硫酸化モノグリセリドのNa塩、高級ア
ルキルサルフエート、例えばラウリル硫酸ナトリ
ウム、アルキルアリールスルホネート、例えばド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、高級アル
キルスルホアセテート、１・２−ジヒドロキシプ
ロパンスルホネートの高級脂肪酸エステル、及び
低級脂肪族アミノ酸化合物の実質上飽和された高
級脂肪族アシルアミド、例えば脂肪酸即ちアシル
基に12〜16個の炭素原子を有するもの等である。
最後に述べたアミドの例は、Ｎ−ラウロイルサル
コシン、Ｎ−ラウロイル、Ｎ−ミリストイル、Ｎ
−パルミトイルサルコシンのNa塩、Ｋ塩、エタ
ノールアミン塩であり、これらはその効果を実質
上減ずる傾向のある石ケン又は類似高級脂肪酸物
質を実質上含んではならない。これらサルコシネ
ート化合物を本発明の歯磨組成物中に使用するこ
とは、それらが歯のエナメル質が酸溶液に溶解す
るのを若干減少させることに加え、炭水化物の分
解により口腔内に酸が形成されるのを長期にわた
りかつ顕著に阻止する効果を示すので特に有益で
ある。 他の特に適当な界面活性物質は、ソルビタンモ
ノステアレートと約20モルのエチレンオキサイド
との縮合体、エチレンオキサイドとプロピレンオ
キサイドとの縮合体、プロピレングリコールの縮
合体（“プルロニツクス（Pluronnics）”）の様な
ノニオン剤、ミラノール（Miranol）C₂Mの様な
商標“ミラノール”で入手できる４級化イミダゾ
ール遊導体の様な両性剤である。 他は適当なノニオン洗剤はC_10〜20α−オレフ
インオキサイド、２〜10個の炭素原子と２〜６個
のヒドロキシル基を有する多価アルコール、エチ
レンオキサイドか、エチレンオキサイドとプロピ
レンオキサイドとのヘテロ混合物の縮合生成物で
ある。生成洗浄剤は、約400〜1600の範囲内の分
子量を持ち、40〜80重量％のエチレンオキサイド
を有し、α−オレフインオキサイドと多価アルコ
ールとのモル比が約１：１〜１：３の範囲内にあ
るヘテロポリマーである。これら洗浄剤は、高
温、高圧という条件下で、良く知られた重合方法
を使つて製造される。オレフインオキサイドと多
価アルコールとは普通、エチレンオキサイドの添
加前に反応器に加える。これらノニオン洗浄剤は
類似のノニオン洗浄剤、及び本明細書記載の他タ
イプのノニオン洗浄剤と混合してもよい。 オレフインスルホネート洗浄剤、典型的には長
鎖アルケニルスルホネート、も用いることができ
る。 原料α−オレフインは好ましくはC_8〜25、最も
好ましくはC_12〜21オレフインを含む。この原料
には小量の他成分、例えば２級即ち内部オレフイ
ン、ジオレフイン、環式オレフイン、芳香族、ナ
フタレン類、アルカン、を含めてもよい。最良の
結果はα−オレフイン（R₁＝Ｈ）が主要部を占
める時に得られた。典型的オレフイン（原料）は
分子中に約12〜21個の炭素原子を有し、優れた洗
浄特性を持つオレフインスルホネートを生成す
る。特に良好な発泡特性が、α−オレフインが
C_15〜18化合物から本質的になる原料の使用によ
り得られた。 かくて生成された洗浄物質は典型的には、少く
とも約50重量％の長鎖アルケニルスルホネート、
約33重量％までのヒドロキシアルカンスルホネー
ト、及び約15％までの不純物（例えば長鎖水不溶
性スルトン。不純物の大部分はアセトンに可溶性
であることを特徴とする）を含む。 オレフインスルホネートは一般にそのNa塩の
形で用いられる。他の水溶性塩、例えばＫの様な
他アルカリ金属の塩、Mg、Caの様なアルカリ土
類金属の塩、トリエタノールアミン塩等、及び、
Na塩の様な塩と遊離オレフインスルホン酸との
混合物、を使うことも本発明の範囲内にある。 本発明の口腔製剤には約0.05〜５重量％の、好
ましくは約0.5〜５％の前記界面活性物質を使
う。 本発明の歯磨処方物には様々な他の配合可能で
適当な材料も配合できる。その例は着色剤又は白
色化剤或は色素、防腐剤、シリコーン、クロロフ
イル化合物、尿素の様なアンモニア物質、リン酸
二アンモニウム及びそれらの混合物、及び他成分
である。これらアジユバンドは本発明の組成物中
にその望ましい特性、特徴を実質上損なうことの
ない量で配合され、各組成物に適当な量で選択、
使用される。 抗菌剤も約５重量％までの、好ましくは約0.01
〜5.0％、最も好しくは約0.05〜1.0％の合計量で
本発明の口腔製品に用いることができる。典型的
抗菌剤は以下のものである。 N¹−（４−クロルベンジル）−N⁵−（２・４−ジ
クロルベンジル）ビグアニド； ｐ−クロルフエニルビグアニド； ４−クロルベンズヒドリルビグアニド； ４−クロルベンズヒドリルグアニル尿素； Ｎ−３−ラウロキシプロピル−N⁵−ｐ−クロ
ル−ベンジルビグアニド； １−（ラウリルジメチルアンモニウム）−８−
（ｐ−クロルベンジルジメチルアンモニウム）オ
クタンジクロリド； ５・６−ジクロル−２−グアニジノベンズイミ
ダゾール； N¹−ｐ−クロルフエニル−N⁵−ラウリルビグ
アニド； １・６−ジ−ｐ−クロロフエニルビグアニドヘ
キサン； １・６−ビス（２−エチルヘキシルビグアニ
ド）ヘキサン； ５−アミノ−１・３−ビス（２−エチルヘキシ
ル）−５−メチルヘキサヒドロピリミジン； 及びそれらの非毒性酸付加塩。 本発明の歯磨は成分を適当に混合することによ
り製造できる。例えば練歯磨をつくるにおいては
シリカエーロゲル又はカーボポール934の様なゲ
ル化剤、乾燥安息香酸（用いるならば）、フツ化
物及び甘味剤（使用するならば）をグリセリンの
様な保湿剤と共に分散させる。ついで歯用研摩剤
（無水ゼオライトを含む）、界面活性剤、香料を
別々に加え、均一に分散させる。ついで完全に脱
気させ（例えば真空中で）、チユーブに入れる。 水溶性精香油の量は0.5％より多く、２％より
少ないことが好ましい。風味の強い練歯磨はかか
る付香油を約１％より多く、例えば約1.2〜1.5
％、含む。 以下の実施例は本発明の例示である。 特記ない限り割合は全て重量による。 実施例 １ デンタルクリーム 成 分 ％ グリセリン 59.59 カーボワツクス600（分子量が約600のポリエチレ
ングリコール−ユニオンカーバイド社） 3.00 安息香酸 0.15 Na₂PO₃F 0.76 Naゼオライト4A（無水） 30.00 シリカエーロゲル（シロイド244） 4.00 ラウリル硫酸ナトリウム 1.50 ペパーミント香料 1.00 ゼオライト4Aは組成物への配合に先立つて300
℃で乾燥した。 グリセリン、カーボワツクス、安息香酸、モノ
フルオロリン酸ナトリウムを均一になるまで完全
に混合した。ゼオライト末を加え、均一分散物が
得られるまで混合した。シリカエーロゲル、ラウ
リル硫酸ナトリウム、香料を別個に加え、クリー
ム中に均一分散されるまで完全に混合した。混合
は低湿室内で行つた。生成デンタルクリームは常
法で包装した。 製品は歯磨に使つた時に熱効果を示し、又同時
に、口中に２つの風味を発生させた；初めの風味
（シンナモン）は勢いよく発生し、これは別の風
味（ハツカ）にかわり、口中に清浄かつさわやか
な感じが、又歯にはなめらかな感じが残された。 この処方物の２ｇを１mlの水に加えたら温度は
72〓から84〓に上昇した。２mlの水に加えたら温
度は72〓から88〓に上昇した。 実施例 ２ 成 分 ｇ グリセリン 1203.0 カーボワツクス600 60 安息香酸 ３ サツカリン ４ Na₂PO₃F 15.2 無水ゼオライト4A（Na） 600 シロイド244 80 ラウリル硫酸ナトリウム 30 香 料 20 加圧容器に包装した。実施例１と同一の有益で
ユニークな結果が得られた。 実施例 ３ 成 分 ｇ グリセリン 1203 カーボワツクス 60 安息香酸 ３ サツカリン ４ Na₂PO₃F 15.20 “Caゼオライト”−乾燥（5A） 600 シロイド244 80 ラウリル硫酸ナトリウム 30 香 料 等しく良好な結果が得られた。 Caゼオライト5Aは化学式： Ca₄.₅Na₃〔（AlO₂）₁₂（SiO₂）₁₂〕×H₂O で示され、分子を吸着し（臨界直径＝５Å）、呼
称孔径は５Å、水和粒子密度は2.03ｇ／c.c.、活性
粒子密度は1.57ｇ／c.c.、凝集粒子の直径は10ミク
ロン未満、平均結晶サイズは1.0〜4.0ミクロン、
最大吸着熱は1800BTU／１ポンド（水）、平衡
H₂O容量は28重量％だつた。 5A、4A、3Aゼオライトの間の主要な物理的相
違は臨界孔径であり、これはそれぞれ５Å、４
Å、３Åであり、それゆえ、それぞれ５Å、４
Å、３Åまでの臨界直径を持つた分子を吸着でき
る。 実施例 ４ Na₂PO₃Fを除いて実施例２を繰返した。歯を
磨いている間に実施例２と同一の風味の２度発生
と熱効果を経験した。 実施例 ５ ゼオライト3Aを4Aの代りに使い、ゼオライト
含量を10％に下げ、20％の無定形アルミノケイ酸
ナトリウムを追加研摩剤として加えて実施例１を
繰返した。 製品の２ｇを１mlのH₂Oに加えられた温度が72
〓から76〓に上つた。 実施例 ６ ゼオライト含量を15％に上げ、無定形アルミノ
ケイ酸ナトリウム含量を15％に下げて実施例５を
繰返した。 製品の２ｇを１mlのH₂Oに加えたら温度は70〓
から80〓に上昇した。 実施例 ７ ゼオライト含量を12.5％に下げ、無定形アルミ
ノケイ酸塩含有量を17.5％に上げて実施例６を繰
返した。 製品の２ｇを１mlのH₂Oに加えたら温度は72〓
から78〓に上昇した。 実施例 ８ ゼオライト4Aを使い、ゼオライト含有を20％
に上げ、無定形アルミノケイ酸塩含量を10％に下
げて実施例７を繰返した。 製品の２ｇを１mlのH₂Oに加えたら水温は70〓
か82〓に上昇した。 実施例 ９ ゼオライト含量を25％に上げ、無定形アルミノ
ケイ酸塩含量を５％に下げて実施例８を繰返し
た。 製品の２ｇを１mlのH₂Oに加えたら水温は70〓
から85〓に上昇した。 実施例 10 ゼオライト3Aを使い、その含有量を５％に下
げ無定形アルミノケイ酸塩含量を25％に上げて実
施例９を繰返した。 製品の２ｇをH₂Oに加えて72〓で製品を液化し
たが温度は上昇しなかつた。一方、１ｇの乾燥ゼ
オライト3Aを水に加えてゼオライトを懸濁した
ら温度が72〓から88〓に上昇した。 これらの実施例は、歯磨中のゼオライトの量を
高めることにより水温はそれだけ上昇し、最小の
温度上昇はゼオライトが10％である時に生ずるこ
とを明らかに示している。従つて、最適結果を得
るためには歯磨は最小限10％の、好ましくは20〜
35％のゼオライトを含まねばならない。タイプに
関係なく、全てのゼオライトが水温を同様に上昇
させるということも特筆すべきである。 香料をスペアミント、ユーカリプタス、アネト
ール、メントール、カルボン、レモン、オレンジ
等にかえ、割合を0.5〜５％の範囲にわたつてか
え（最良の風味効果を得るためには0.5〜２％が
好ましい）て他の実施例を行つた。 Ｎ−ラウロイルサルコシン酸ナトリウムの様な
他界面活性剤、既に列挙した他界面活性剤のうち
の何れか又はそれらの混合物をラウリル硫酸ナト
リウムの代りに使い、ゲル化剤、保湿剤又はそれ
らの混合物を使つてその他の実施例も行つた。 本発明の歯磨のPHは一般に約７〜9.5の範囲内
にある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 無水の熱放出性歯磨において、 口腔内で２種の風味を発生させ、 相当の水和熱を有し、可逆的に脱水されうる、 約10〜50重量％の量の唯一ないし主要な研摩剤
   としての微細無水合成ゼオライト、約0.1〜５重
   量％の少くとも１種の付香剤及び約20〜75重量％
   の無水液体ビヒクルからなる、歯磨。 ２ 合成ゼオライトが結晶質金属アルミノケイ酸
   塩であり、該金属がアルカリ金属、アルカリ土類
   金属、亜鉛、銅及びそれらの混合物からなる群か
   ら選択される、特許請求の範囲第１項記載の歯
   磨。 ３ 有効量のフツ素含有化合物をも含む、特許請
   求の範囲第２項記載の歯磨。 ４ フツ素含有化合物が歯磨の水溶性フツ素含量
   が約0.01〜１重量％となる量のフツ化ナトリウム
   とモノフルオロリン酸ナトリウムとからなる群か
   ら選択される、特許請求の範囲第３項記載の歯
   磨。 ５ 液体ビヒクルがグリセリン、プロピレングリ
   コール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
   ングリコール、流動軽質ペトロラタム、鉱油、植
   物油及びそれらの適当な混合物からなる群から選
   択される無水保湿剤即ち油である、特許請求の範
   囲第４項記載の歯磨。 ６ 約0.5〜10重量％のゲル化剤をも含む、特許
   請求の範囲第５項記載の歯磨。 ７ 約0.5〜５重量％の界面活性剤をも含む、特
   許請求の範囲第１項記載の歯磨。 ８ ゲル化剤がカルボキシメチルセルロースナト
   リウム、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニ
   ルアルコール、アイルランドコケ、シリカエーロ
   ゲル及びそれらの混合物からなる群から選択され
   る、特許請求の範囲第６項記載の歯磨。 ９ 約0.5〜５重量％の合成アニオン界面活性剤
   をも含む、特許請求の範囲第６項記載の歯磨。 １０ 甘味剤をも含み、又付香剤が約0.5〜２重
   量％の量の付香油である、特許請求の範囲第９項
   記載の歯磨。