JPH04312516A - 口腔用組成物 - Google Patents

口腔用組成物

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JPH04312516A
JPH04312516A JP10485791A JP10485791A JPH04312516A JP H04312516 A JPH04312516 A JP H04312516A JP 10485791 A JP10485791 A JP 10485791A JP 10485791 A JP10485791 A JP 10485791A JP H04312516 A JPH04312516 A JP H04312516A
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JP
Japan
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zeolite
composition
sodium
type zeolite
toothpaste
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Application number
JP10485791A
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English (en)
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Toshiyuki Ozawa
小沢 利之
Takashi Yamamoto
高司 山本
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、香料の失活が少なく、
香味安定性に優れている上、歯牙への損傷が少なく、か
つ、適度な清浄力を有し、しかも、水溶性フッ素化合物
を配合した場合は有効フッ素濃度を極めて安定に保持し
得るゼオライト配合口腔用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、歯磨類などの口腔用組成物に研磨
剤としてゼオライトを配合することは公知であり、この
ゼオライト配合口腔用組成物に関しては下記のような種
々の提案がなされている。 (1)特公昭55−10568号公報 合成沸石又は天然沸石と水溶性フッ化物とを配合した口
腔用組成物。この口腔用組成物はクリノプチオライト(
Clinoptiolite)系及びモルデナイト(M
ordenite)系ゼオライトを使用したもので、3
ヵ月保存後まで有効フッ素濃度が安定であるとされてい
る。 (2)特開昭54−46845号、同54−12674
1号公報 微細無水合成ゼオライト配合の無水自己発熱性歯磨。こ
の歯磨は口内で一風変わった色味や臭い感覚をもたらし
、かつ、ゼオライトが唾液と接触して発熱するとされて
いる。 (3)特開昭52−112886号公報アルミノケイ酸
塩を主成分とし、ゼオライト構造を有する研磨剤。 (4)特公昭58−58324号公報 特定のノニオン活性剤とN−アシルアミノ酸とゼオライ
ト又はカルボン酸とを配合した口腔用組成物。この口腔
用組成物は安全性が高く、優れた発泡性を有するが、C
aイオンが存在するとその発泡性が低下するので、ゼオ
ライトはその予防剤として配合される。 (5)特開昭55−24112号公報 歯磨用ゼオライトの製法。このゼオライトは粒度分布の
幅が狭く、二次凝集を起こさないので歯牙、口腔粘膜を
損傷しない。また、イオン交換容量が大きく、歯石形成
予防効果に優れ、かつ、白色度が高いとされている。 (6)特開昭55−105612号公報主研磨剤として
ゼオライト型合成アルカリアルミニウムシリケ−トを使
用した口腔用組成物。この口腔用組成物はアルミチュ−
ブ内面の腐食を起こさないとされている。 (7)特開昭57−54112号公報 平均粒径が1μm以下で、かつ、1μm以上の結晶を1
0%以内で含有する合成ゼオライト(A型及びY型ゼオ
ライト)含有歯磨。この歯磨は歯牙を損傷せずに汚れを
除去し得るとされている。 (8)特開昭61−257913号公報炭酸ガスを吸着
含有させたアルミノケイ酸塩含有歯磨組成物。この歯磨
組成物は発生するガスの作用により歯周疾患を予防し、
かつ、香料成分の口腔内吸収を促進する上、清涼感に優
れているとされている。 (9)特開昭63−146809号公報pH9以下の酸
処理したゼオライト含有口腔用組成物。 この口腔用組成物は、ゼオライトは水を優先的に吸着す
るため口腔内のような水が多量に存在する系では口臭予
防効果(原因物質の吸着除去)が現れにくいが、酸処理
するとその効果が発揮されることを利用したものである
【0003】更に、ゼオライトは虫歯予防の有効成分と
して有名なフッ素化合物との相溶性が良好であることが
、上述した特公昭55−10568号公報や下記文献な
どに記載されている。 (10)東京医科歯科大学医用器材研究所報告,4,P
115〜128(1970)「歯磨基礎剤としてのゼオ
ライトに関する研究第2報:ゼオライトの削磨作用及び
フッ化物混入によるフッ素の活性について」この研究で
は、クリノプチオライト(Clinoptiolite
)系ゼオライトを配合した歯磨が4ヵ月保存後まで有効
フッ素濃度が安定であることが報告されている。 (11)口腔衛生学会雑誌,24,(1),P1〜5(
1974)「合成ゼオライトを基剤として用いたNaF
含有歯磨剤のう蝕抑制効果に関する臨地試験成績」この
研究では、上記歯磨は60日保存後の有効フッ素残存量
が室温で88%、40℃で78%であると報告されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような提案にもかかわらず、ゼオライトは口腔用組成物
用研磨剤として利用する場合、一般に固体密度が低く、
かつ、脱水後の細孔容積が大きいことから気体及び液体
に対する吸着力が高いため、口腔用組成物中の香料を吸
着してその香味を減少させてしまうという欠点がある。 更に、ゼオライトは通常アルカリ性を呈してそのpHが
高く、ゼオライト配合の口腔用組成物中では香料(特に
エステル系香料)が分解され、香味の安定性が低下し易
いため、使用する香料の選択に制限があるという問題も
ある。また、堅固な結晶構造を有するゼオライト型珪酸
アルミニウムを使用すると、歯磨類の研磨力を高める効
果を有するものの、その粒子径の選択によっては歯牙の
損傷を招く恐れもある。
【0005】このように口腔用組成物に研磨剤としてゼ
オライトを使用する場合は、上述した種々の特性や有効
フッ素の安定化などの利点がある反面、香味安定性及び
歯牙への損傷に関してなお改良の余地があり、これらの
特性等の改善が望まれる。なお、このようなゼオライト
の問題を解決する手段は上記した(1)〜(11)の提
案中に若干記載されているが、いずれも十分満足できる
ものとは言い難い。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
要望に応えるため鋭意検討を重ねた結果、研磨剤として
アナルサイム(Analcime)型ゼオライトを使用
した場合、特に平均粒子径が3〜15μm、白色度が9
5以上のものを配合した場合、香味安定性に優れている
上、歯牙への損傷が少なく、かつ、適度な清浄力を有し
、更に、水溶性フッ素化合物を併用すると長期保存して
も有効フッ素濃度が極めて安定に保持される口腔用組成
物が得られることを見出した。
【0007】この場合、ゼオライトには、各種の結晶形
、例えば3A型、4A型、X型、Y型、L型、クリノプ
チオライト(Clinoptiolite)型、モルデ
ナイト(Mordenite)型、アナルサイム(An
alcime)型などが存在し、現在天然鉱物で約40
種、合成品で約150種が知られているが、工業的に利
用されているゼオライトはその中の15種類程度にすぎ
ない。これは多くのゼオライトが産業に応用しるのに有
利な特性を持っていないか、その特性が一長一短である
ので工業的に利用し難いためである。実際、アナルサイ
ム型ゼオライトも、各種のゼオライトの中でイオン交換
能、吸着能が低いために、ゼオライトとしてはあまり注
目されていない。ところが、このように各種のゼオライ
トの中でもイオン交換能、吸着能が低いためにあまり注
目されていなかったアナルサイム型ゼオライトがむしろ
口腔用組成物用研磨剤としては他のゼオライトに比べて
好適であり、このアナルサイム型ゼオライトを研磨剤と
して配合した口腔用組成物は以下のような優れた特性を
有し、それ故、上記従来のゼオライト配合口腔用組成物
の問題点を改善し得ることを知見し、本発明をなすに至
ったものである。 (1)アナルサイム型ゼオライトは、後述する実験例の
結果からも明らかなように、吸着能が他のゼオライトに
比べて低いために口腔用組成物中の香料の吸着が少なく
、それ故、これを配合した口腔用組成物は従来使用され
てる歯磨用研磨剤の中では比表面積の大きいシリカ研磨
剤を配合したものと同程度の香料の匂い立ちが確保でき
、香味安定性に優れている。 (2)アナルサイム型ゼオライトはゼオライトの中でも
比較的pHが低く、通常歯磨用研磨剤として使用されて
いる炭酸カルシウムよりも低いpHを示すので、これを
配合した歯磨類等の口腔用組成物は香料が分解されるこ
とがほとんどなく、種々の香料を自由に選して配合する
ことが可能であり、香味にバリエ−ションを持たせるこ
とができる。 (3)アナルサイム型ゼオライトは図1のような結晶構
造を有し、また、他の結晶型のゼオライト、例えばA型
ゼオライトは図2のような結晶構造を有しているが、ア
ナルサイム型ゼオライトは他の結晶型のゼオライトに比
べると研磨力が若干低い。このため、後述する実験例2
の結果からもわかるように、従来の歯磨用研磨剤と同程
度の粒子径のものを使用しても歯牙への損傷が少なく、
しかもアナルサイム型ゼオライトを研磨剤として使用す
るとブラッシング時に優れた口腔内感触(磨いていると
いう実感、歯ざわり)が確保でき、かつ、適度な清浄果
が得られる。 (4)後述する実験例1の結果から明らかなように、ア
ナルサイム型ゼオライトは他の結晶型のゼオライトより
も極めてフッ素との相溶性が良く、その相溶性は研磨剤
の中でも非常に相溶性が高い含水珪酸よりも優れている
もので、アナルサイム型ゼオライト配合口腔用組成物に
水溶性フッ素化合物を併用すると長期にわたって虫歯予
防効果を発揮させることができる。
【0008】以下、本発明につき更に詳細に説明すると
、本発明の口腔用組成物は練歯磨,潤製歯磨,液状歯磨
等の歯磨類、プロフィラキスペ−ストなどとして調製さ
れるもので、研磨剤としてアナルサイム型ゼオライトを
配合してなるものである。
【0009】ここで、アナルサイム型ゼオライトは図1
のX線回折スペクトルを示す結晶構造を有するものであ
り、本発明では、アナルサイム型ゼオライトとしてX線
回折によりその80%以上、特に90%以上がアナルサ
イム型の結晶構造のものを使用することが好ましい。ア
ナルサイム型の結晶構造が80%に満たないものを使用
すると、香味の失活、減少、変化が生じ、一定の品質確
保が難しい場合がある。
【0010】また、アナルサイム型ゼオライトの平均粒
径は3〜15μm、特に5〜12μmであることが好ま
しく、平均粒径が3μmに満たないと極めてクリ−ミィ
−な触感となり、歯を磨いているという使用実感が得ら
れず、嗜好度が低下する場合があり、15μmを超える
と研磨力が高くなり、不適当なブラッシング方法で長期
間使用した場合などに歯牙の損傷を招く恐れが生じる。
【0011】更に、アナルサイム型ゼオライトとしては
白色度が95以上、特に96以上のものが好適である。
【0012】上記ゼオライトの配合量は、組成物全体の
10〜80%(重量%、以下同様)、特に30〜60%
とすることが好ましく、10%未満であるとアナルサイ
ム型ゼオライトの有する香味安定性、フッ素安定性等の
長所を十分発揮する場合がある。
【0013】本発明の口腔用組成物には、上記ゼオライ
ト以外にその他の研磨剤を本発明の効果を妨げない範囲
で配合することができる。その他の研磨剤としては、例
えば沈降性シリカ,コロイダルシリカ,シリカゲル,ア
ルミノシリケ−ト,ジルコノシリケ−ト等のシリカ系研
磨剤、リン酸水素カルシウム無水和物,リン酸水素カル
シウム2水和物,ピロリン酸カルシウム,炭酸カルシウ
ム,水酸化アルミニウム,アルミナ,炭酸マグネシウム
,第3リン酸マグネシウム,含水珪酸,ケイ酸ジルコニ
ウム,合成樹脂研磨剤等が挙げられるが、中でも研磨力
の低いリン酸水素カルシウム2水和物,水酸化アルミニ
ウムやRDA値が100以下の含水珪酸が組成物の研磨
力を調節する上で好都合である。
【0014】更に、本発明の口腔用組成物には、有効成
分としてフッ素化合物、特に水溶性フッ素化合物を配合
することが好ましい。水溶性フッ素化合物として具体的
には、フッ化ナトリウム,フッ化カリウム,フッ化アン
モニウム,フッ化第1スズ,モノフルオロリン酸ナトリ
ウムなどが例示される。なお、水溶性フッ素化合物の配
合量は、組成物全体の0.1〜3%、特に0.2〜1%
とすることが好ましい。
【0015】本発明の口腔用組成物は、上述した成分以
外にその他の任意成分として剤型に応じた宜な成分を添
加し、通常の方法で調製することができる。例えば練歯
磨の場合は、上記必須成分に加えて、粘稠剤、粘結剤、
界面活性剤、甘味剤、防腐剤、各種有効成分、更に香料
、色素などが配合され、これら成分を水と混合して製造
することができる。このような任意成分として具体的に
は、粘稠剤としてグリセリン,ソルビット,プロピレン
グリコ−ル,ポリエチレングリコ−ル等、粘結剤として
カルボキシメチルセルロ−スナトリウム,ヒドロキシエ
チルセルロ−ス,カラギ−ナン,アルギン酸ナトリウム
,キサンタンガム,ポリアクリル酸ナトリウム,ポリビ
ニルアルコ−ル,ロ−カストビ−ンガム,カ−ボポ−ル
,グアガム,モンモリロナイト,ゼラチン等、界面活性
剤としてラウリル硫酸ナトリウム,α−オレフィンスル
ホン酸ナトリウム,N−アシルサルコシネ−ト,N−ア
シルグルタメ−ト,N−アシルタウレ−ト,ショ糖脂肪
酸エステル,アルキロ−ルアマイド,ポリオキシエチレ
ン(P.O.E)硬化ヒマシ油,ポリグリセリン脂肪酸
エステル等、甘味剤としてサッカリンナトリウム,ステ
ビオサイド,パラメトキシシンナミックアルデヒト,ネ
オヘスペリジルジヒドロカルコン,ペリラルチン等、防
腐剤としてパラオキシ安息香酸エステル,安息香酸ナト
リウム等、各種有効成分としては、上述したフッ素化合
物の他、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、
ヒノキチオ−ル、アスコルビン酸、塩化リゾチ−ム、グ
リチルリチン酸及びその塩類、塩化ナトリウム、酢酸d
l−α−トコフェロ−ル、α−ビサボロ−ル、イソプロ
ピルメチルフェノ−ル、クロロヘキシジン塩類、塩化セ
チルピリジウム、アズレン、グリチルレチン酸、銅クロ
ロフィリンナトリウム、乳酸アルミニウム、ベルベリン
、ヒドロキサム酸及びその誘導体、デキストラナ−ゼ、
ムタナ−ゼ、アミラ−ゼ、ポリビニルピロリドン、エピ
ジヒドロコレステリン、塩化ベンゼトニウム、ジヒドロ
コレステロ−ル、トリクロロカルバニリド、クエン酸亜
鉛やトウキ軟エキス,チョウジ,ロ−ズマリ−,オウゴ
ン,ベニバナなどの抽出物等が挙げられる。 また、香料としてl−メント−ル、カルボン、アネト−
ル等、色素として青色1号、黄色4号等が例示されるが
、本発明においてはアナルサイム型ゼオライトの使用に
より香料の吸着が少なく、しかも低pHであるため、高
pHで分解され易い香料、例えばエステル系香料等を効
果的に配合し得る。更に、その他の剤型の組成物におい
ても、一般に使用される適宜な任意成分を添加して通常
の方法で調製することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明の口腔用組成物は、香料の失活が
少なく、香味安定性に優れているので、種々の香料を配
合して香味のバリエ−ションを与えることが可能である
上、歯牙への損傷が少なく、かつ、適度な清浄力及び良
好な口腔内感触を有し、使用感に優れている。更に、水
溶性フッ素化合物を併用すると長期保存しても有効フッ
素濃度が安定に保持され、長期間虫歯予防効果を発揮さ
せることも可能であり、実用性が高い口腔用組成物であ
る。
【0017】
【実施例】以下、実施例を示して本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない
。なお、各例において%はいずれも重量%である。
【0018】また、実施例に先立ち、本発明の効果を実
験例にて具体的に示す。
【0019】[実施例1]表1に示す研磨剤を使用して
下記処方の歯磨を製造し、下記方法で香味安定性及び有
効フッ素濃度を評価した。結果を表1に併記する。
【0020】(1)歯磨の処方: 表1に示す研磨剤                 
               表1に示す量プロピレ
ングリコ−ル                   
           3.0%カルボキシメチルセル
ロ−スナトリウム              1.0
カラギ−ナン                   
                   0.2ソルビ
ト−ル                      
              26.0サッカリンナト
リウム                      
        0.2コロイダルシリカ      
                         
   2.0フッ化ナトリウム           
                       0.
22防  腐  剤                
                        微
  量香      料(エステル系香料含有)   
               1.0ラウリル硫酸ナ
トリウム                     
       1.5精製水            
                         
     バランス                
                         
                 合  計    
                         
           100.0%
【0021】(2
)香味安定性の評価方法歯磨を40℃で1カ月保存後、
専門評価者3名により香味変化を下記基準で評価し、香
味安定性を下記基準で判定した。なお、基準品として、
従来から歯磨用研磨剤として使用されている含水珪酸を
配合した歯磨(ゼオライト無配合)を用いた。 香味安定性の評価基準 5:基準品と香味の変化が同等又はそれ以上である。 4:基準品と香味の変化が同等であるが、匂い立ちがや
や劣る。 3:香味の変化、減少が感じられ、匂い立ちが悪い。 2:香味の変化、減少が大きく、匂い立ちが極めて悪い
。 1:全く香味がない。 香味安定性の判定基準 ○:専門評価者3名の評価平均値が4点以上△:専門評
価者3名の評価平均値が3点以上4点未満×:専門評価
者3名の評価平均値が3点未満(3)有効フッ素濃度の
評価方法 製造直後及び歯磨を40℃で6カ月保存後の有効フッ素
量を下記方法で評価した。
【0022】歯磨を水に良く分散させた後、遠心分離し
、上澄液を試料溶液として採取した。この試料溶液をフ
ッ素濃度が1〜10ppmになるように希釈し、イオン
メ−タ−EA920〔オリオンリサ−チ(Orion 
 Research)社製〕でフッ素電極を用いて残存
有効フッ素濃度を測定し、製造直後と保存後の減少率を
求めると共に、下記基準で判定した。なお、基準品とし
て、従来から歯磨用研磨剤として使用されている含水珪
酸を配合した歯磨(ゼオライト無配合)を用いた。 有効フッ素濃度の判定基準 ◎:残存有効フッ素濃度が1000〜800ppm○:
残存有効フッ素濃度が800未満〜600ppm×:残
存有効フッ素濃度が600ppm未満
【0023】
【表1】
【0024】表1の結果より、アナルサイム型ゼオライ
トを配合した歯磨(本発明品)は、他型のゼオライトを
配合した歯磨に比べて香味安定性に優れている上、長期
保存しても有効フッ素濃度の減少が少なく、それ故、ア
ナルサイム型ゼオライトは他型のゼオライト、更には通
常研磨剤として使用されている含水珪酸よりもフッ素と
の相溶性に優れていることが確認された。
【0025】〔実験例2〕表2に示す研磨剤の粉体5g
を0.3%カルボキシメチルセルロ−スナトリウムを含
む60%グリセリン水溶液15gに懸濁させてサスペン
ジョンを調製し、これを試料として下記方法で研磨剤の
研磨力を評価した。結果を表2に示す。研磨力の評価方
法試料を用い、荷重200gにおいてJISH−336
1の銅板(ビッカ−ス硬度120)を水平型研磨試験機
により2時間で20000回ブラッシングした時の銅板
摩耗量を測定して銅板研磨力を求め、下記の判定基準で
研磨力を評価した。なお、ブラッシングの刷子としては
毛束数44個、毛の太さ(1毛束当たり)8ミル(約0
.2mm)、毛の長さ12mmのナイロン(62)材質
で、材質の硬さが家庭用品質表示法でMのものを用いた
。 研磨力の判定基準 ○:銅板研磨力が10mg以下である(一般歯磨き用と
して適する)。 △:銅板研磨力が20mg以下である(歯牙の損傷に注
意が必要)。 ×:銅板研磨力が20mgを超える(一般歯磨き用とし
て不適当)。
【0026】
【表2】
【0027】表2の結果より、アナルサイム型ゼオライ
トは、他型のゼオライトに比べて歯牙への損傷が少なく
、リン酸水素カルシウム2水和物や水酸化アルミニウム
と同様に歯磨用研磨剤として好適であることがわかった
【0028】〔実施例1〕 プロピレングリコ−ル               
                   2.0%グリ
セリン                      
                    20アナル
サイム型ゼオライト(平均粒子径8.5μm)    
30リン酸水素カルシウム2水和物         
               10カルボキシメチル
セルロ−スナトリウム               
   1.0カラギ−ナン             
                         
    0.2サッカリン酸ナトリウム       
                         
0.2モノフルオロリン酸ナトリウム        
                  0.76ラウリ
ル硫酸ナトリウム                 
               1.5防腐剤    
                         
                 微量香  料  
                         
                     1.1精
製水                       
                       バラ
ンス                       
                         
              合  計       
                         
            100.0%
【0029】〔
実施例2〕 プロピレングリコ−ル               
                   2.5%ソル
ビト−ル                     
                   15グリセリ
ン                        
                  15アナルサイ
ム型ゼオライト(平均粒子径8.5μm)    20
含水珪酸                     
                       10
カルボキシメチルセルロ−スナトリウム       
           1.0サッカリン酸ナトリウム
                         
       0.15フッ化ナトリウム      
                         
       0.22コロイダルシリカ      
                         
       1.0ラウリル硫酸ナトリウム    
                         
   1.5防腐剤                
                         
     微量香  料              
                         
         1.0精製水          
                         
           バランス          
                         
                         
  合  計                   
                         
100.0%
【0030】〔実施例3〕 プロピレングリコ−ル               
                   3.0%ソル
ビト−ル                     
                   18アナルサ
イム型ゼオライト(平均粒子径8.5μm)    4
0カラギ−ナン                  
                        0
.5キサンタンガム                
                        0
.6サッカリン酸ナトリウム            
                    0.2モノ
フルオロリン酸ナトリウム             
             0.76コロイダルシリカ
                         
             1.0ラウリル硫酸ナトリ
ウム                       
         1.8防腐剤          
                         
           微量香  料        
                         
               1.2精製水    
                         
                 バランス    
                         
                         
        合  計             
                         
      100.0%
【0031】〔実施例4〕 プロピレングリコ−ル               
                   2.5%ソル
ビト−ル                     
                   20アナルサ
イム型ゼオライト(平均粒子径8.5μm)    3
0リン酸水素カルシウム2水和物          
              10カルボキシメチルセ
ルロ−スナトリウム                
  1.0キサンタンガム             
                         
  0.1サッカリン酸ナトリウム         
                       0.
2モノフルオロリン酸ナトリウム          
                0.76ラウリル硫
酸ナトリウム                   
             1.5防腐剤      
                         
               微量香  料    
                         
                   1.1精製水
                         
                     バランス
                         
                         
            合  計         
                         
          100.0%
【0032】〔実施
例5〕 プロピレングリコ−ル               
                   3.0%ソル
ビト−ル                     
                   15アナルサ
イム型ゼオライト(平均粒子径8.5μm)    3
5カルボキシメチルセルロ−スナトリウム      
            1.2サッカリン酸ナトリウ
ム                        
        0.2フッ化ナトリウム      
                         
       0.22コロイダルシリカ      
                         
       2.5ラウリル硫酸ナトリウム    
                         
   1.5防腐剤                
                         
     微量香  料              
                         
         1.1精製水          
                         
           バランス          
                         
                         
  合  計                   
                         
100.0%
【図面の簡単な説明】
【図1】アナルサイム型ゼオライトのX線回折スペクト
ルを示すグラフである。
【図2】A型ゼオライトのX線回折スペクトルを示すグ
ラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  アナルサイム型ゼオライトを配合して
    なることを特徴とする口腔用組成物。
JP10485791A 1991-04-10 1991-04-10 口腔用組成物 Pending JPH04312516A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999044572A1 (en) * 1998-03-06 1999-09-10 Fmc Corporation Non-stringy gel toothpaste comprising kappa carrageenan and cellulose as binders
WO2004037219A1 (en) * 2002-10-22 2004-05-06 Cosmo Fine Chemicals Co.,Ltd Fluorine-containing zeolite granule for use in toothpastes and toothpaste composition comprising the same
US9272877B2 (en) 2010-09-10 2016-03-01 Mitsubishi Electric Corporation Operation device for an elevator that includes an elevator access restriction device

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