JPS603285B2 - 口腔用組成物 - Google Patents

口腔用組成物

Info

Publication number
JPS603285B2
JPS603285B2 JP51101363A JP10136376A JPS603285B2 JP S603285 B2 JPS603285 B2 JP S603285B2 JP 51101363 A JP51101363 A JP 51101363A JP 10136376 A JP10136376 A JP 10136376A JP S603285 B2 JPS603285 B2 JP S603285B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dextranase
weight
sodium
toothpaste
oral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP51101363A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5326334A (en
Inventor
信夫 菅沼
信幸 高田
治雄 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP51101363A priority Critical patent/JPS603285B2/ja
Publication of JPS5326334A publication Critical patent/JPS5326334A/ja
Publication of JPS603285B2 publication Critical patent/JPS603285B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Confectionery (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、口腔内を清潔に保ちうるようにしたデキスト
ラナーゼ含有口腔用組成物の改良に関し、更に詳細には
、デキストラナーゼを安定化させるためにデキストラナ
ーゼとともに塩化ナトリウムまたは塩化カリウムを単独
または組み合わせて含有せしめたデキストラナーゼ含有
口腔用組成物に関するものである。
周知のように、口腔内の歯垢は数多くの細菌群と、その
細菌群が生成する主としてデキストランといわれる多糖
類からなる粘着性物質からなっているが、う蝕はこのデ
キストランが歯牙に密着するとともに、歯垢中の細菌に
よって有機酸に分解され、この生成された有機酸によっ
て歯牙を形成する舷磯質や象牙質などの無機質が溶解さ
れて多発するものである。
このため、これに対応して、う蝕予防の有効成分として
デキストランを加水分解させるデキストラナーゼを配合
したデキストラナーゼ含有口腔組成物が開発されてきた
が、デキストラナーゼが口腔用組成物に配合された場合
、それが口腔用組成物中のアニオン活性剤や水分等の影
響により失活しやすく、特に高温保存時において失活し
やすいので、これが実用上の障害となっていた。これら
の障害をなくすために、従来より、デキストラナーゼと
ともにテルベン炭化水素、脂肪族アルコールまたはゼラ
チン等の安定化剤を併用して、デキストラナーゼを安定
化させようとする提案がなされているが、従来のデキス
トラナーゼ安定化剤は特に高温時においてデキストラナ
ーゼの安定化作用が弱く、高温保存時においてデキスト
ラナーゼの残存活性が低下する不都合が生じるとともに
、併用される安定化剤自体の口腔疾患予防効果や機能が
ほとんどない等の欠点を有していた。本発明は上記事情
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、常
温はもとより高温保存時においてもデキストラナーゼの
安定化作用が優秀であって、デキストラナーゼの残存活
性を高水準に保持することができるとともに、それ自体
に口腔疾患予防効果を有する物質をデキストラナーゼと
共に配合することにより、歯垢除去効果すなわちう蝕予
防効果を高めると同時に、歯槽膿漏予防効果をも併せ持
つ口腔用組成物を提供することにある。
すなわち、デキストラナーゼ安定化館の優れた安定化剤
を得るべく鋭意研究をおこなった結果、本発明者等はデ
キストラナーゼが配合された口腔用組成物に塩化ナトリ
ウムまたは塩化カリウムを単独または組み合せて0.1
5〜10.の重量%用いると、デキストラナーゼの残存
率を、長時間高い割合で保持することが可能になるとと
もに、塩化ナトリウムまたは塩化カリウムが歯肉の収れ
ん効果を持ち、歯槽膿漏の予防に効果があることを知見
し、本発明を完成したもので、本発明は、デキストラナ
ーゼを安定化すると共に、歯肉の収れん効果を高める目
的で、塩化ナトリウムまたは塩化カリウムを単独または
組み合わせて用いることを特徴とする口腔用組成物に係
わるものである。本発明は、歯磨、マウスウオッシュ等
の各種口腔用組成物として通常使用される成分にデキス
トラナ−ゼを配合するとともに、塩化ナトリウムまたは
塩化カリウムを単独でまたは組み合わせて配合したもの
であり、デキストラナーゼの配合量はその用途に応じて
固々変化し得るが、通常1夕当たり100万単位のデキ
ストラナーゼを用いた場合0.1〜5の重量%である。
また、塩化ナトリウムもしくは塩化カリウムまたはこれ
らの混合物の配合量は、デキストラナーゼの安定化館、
使用感および歯磨安定性等の面よりみて、0.15〜1
0.0重量%、好ましくは0.3〜5の重量%である。
本発明の口腔用組成物は、練歯磨、粉歯磨、液状歯磨等
の歯みがき剤、マウスウオツシュ等の口腔洗浄剤、チュ
ーインガム、トローチ等の態様に使用することができ、
歯磨の場合には歯磨素材としてグリセリン、ソルビット
等の粘鋼剤、第二リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、
ピロリン酸カルシウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、
無水蓮酸等の研磨剤、カルボキシメチルセルロース、ガ
ラゲナン、アルギン酸ナトリウム等の粘溝剤、ラウリル
硫酸ナトリウム、ラウリン酸モノグリセライドサルフエ
ート、オレフインスルホネート、アシルタウレート、ラ
ウリン酸モ/グリセライドスルホネ−ト、イセチオネー
ト、ラワロイルザルコシネート等のアニオン活性剤、ラ
ウリルジェタ/ールアミド、藤糖脂肪酸ェステル、ステ
アリン酸モノグリセライド、ポリオキシエチレンソルビ
タンモノラウレート等のノニオン活性剤、両性活性剤、
甘味剤、メントール、アネトール等の香料、モノフルオ
ロリン酸ナトリウム、フツ化スズ、フツ化ナトリウム、
リン酸ナトリウム、殺菌剤、抗炎症剤等の有効成分や水
が歯磨製品の性状に応じて用いられ、また、マウスウオ
ツシユ、チューインガム、トローチ等においても多製品
の性状に応じて種々の素材が用いられ、適当な割合で配
合され、これら素材にデキストラナーゼおよび塩化ナト
リウムおよび(または)塩化カリウムを常法により配合
して、種々の口腔用組成物を調製することができる。而
して、本発明に係るデキストラナーゼ含有口腔用組成物
は、デキストラナーゼの安定化剤として塩化ナトリウム
もしくは塩化カリウムまたはこれらの混合物を0.15
〜10.の重量%配合するようにしたので、デキストラ
ナーゼの残存率を高温時においても長期間商い値に保持
することを可能とするとともに、歯肉の収れん効果が高
く、従ってかかる口腔用組成物本来の機能をも損うこと
なく、歯垢を除去し、清掃効果も著しく増大せしめると
同時に歯槽膿漏の予防効果をも増大させることもでき、
且つ、品質も安定であり、口腔中での使用感も爽挟で口
臭除去機能をも十分発揮でき、歯石形成も阻止し、細菌
の歯牙表面への付着滞留もなく、口腔内の粘着物の存在
を合理的に減少させ、使用者をして清涼感を満喫せしめ
ることができるようになる等の利点を有する。以下、実
施例を示して、本発明を具体的に説明する。
実施例 1 デキストラナーゼを安定化させる目的で、以下に示す成
分第二リン酸カルシウム 5の重量%ソル
ビツト 20〃カラ
ゲナン 1〃サッカリン
0.1〃ラウリル硫酸ナト
リウム 1.2〃ラウリルジエタノールア
ミド 0.5〃香 料
0.8〃デキストラナーゼ(80方単位
/夕) 2〃モノフルオロリン酸ナトリウム
0.76〃塩化ナトリウム 所
定重水 残鷲合計10の重量% を使用して歯磨を調製し、デキストラナーゼの残存率に
及ぼす影響について検討した。
なお、デキストラナーゼの活性測定は、3・5−ジニト
ロサリチル酸法によって行い、1分間当たりグルコース
/一のこ相当する発色度を示すものを1単位とした。コ
ントロール歯磨は、塩化ナトリウムを配合しない歯磨で
あり、他の成分の量は上記の場合と同様である。
得られた結果を次の第1表に示す。
第1表 上表より、40℃1カ月後のデキストラナーゼ残存率で
みると、塩化ナトリウムを0.14%以上配合すると、
比較例よりも残存率が高いことが判明した。
すなわち、夏期市場に置かれた場合、従来の製品では残
存率が低下する恐れがあったが、本発明により、夏期に
おけるデキストラナーゼの安定化を可能にした。また、
塩化カリウム単独の場合、および塩化ナトリウムと塩化
カリウムとを組み合わせを用いても、残存率が高いこと
が確認された。
実施例 2 以下の組成物を使用して、練歯磨を調製した。
第二リン酸カルシウム 5.の重量%ソル
ビツト 20〃ラウリ
ル硫酸ナトリウム 1.5″カラゲナン
1〃サッカリン
0.1〃モノフルオロリン酸ナトリウ
ム 0.76〃香料 1〃塩化ナ
トリウム 0.5〃デキストラ
ナーゼ(80方単位/夕) 2〃水 残
量合計10の重量% 上記のようにして得られた練歯磨は、高温保存時におい
てもデキストラナーゼの残存活性が高水準に保持される
とともに、塩化ナトリウム自体が口腔疾患予防効果をも
はたすものであった。
実施例 3以下の組成物を使用して、粉歯磨を調製した
炭酸カルシウム 75重量%グリセ
リン 10〃アシルタウレー
ト 2〃サッカリン
0.1〃リン酸ナトリウム
1〃香料 1〃 塩化カリウム 0.3〃デキ
ストラナーゼ(100方単位/夕) 1〃水
機量合計10の重量% 本例の粉歯磨は、上記実施例2の練歯磨と実質上同一の
性能を有するものであった。
実施例 4 以下の組成物を使用して、液状歯磨を調製した。
グリセリン 35重量%ポリ
アクリル酸ナトリウム 5〃ラウリル硫酸
ナトリウム 2〃ラウリルジエタノール
アミド 0.5〃サッカリン
0.1〃アルコール
3〃香料 1〃 ゼラチン 1〃 塩化ナトリウム 5〃デキス
トラナーゼ(50方単位/夕) 2〃水
銭量合計10の重量% 本例の液状歯磨は、高温においてもデキストラナーゼの
残存活性を高水準に保持すると同時に、口腔疾患予防効
果をもはたすものであった。
実施例 5以下の組成物を使用して、マウムウオッシュ
を調製した。
90%アルコール 2の重量%サ
ッカリン 0.3〃ソ
ジウムラウロイルザルコシネート 0.5〃香料
1〃塩化ナトリウム
0.5〃塩化カリウム
0.2〃デキストラナーゼ(50万単位/夕)
3〃水 残量合計10の墨% 本例のマウスウオツシュは、高温においてもデキストラ
ナーゼの残存活性を高水準に保持すると同時に、口腔を
良好に洗浄して口腔を清潔にするものであった。
実施例 6 以下の組成物を使用して、トローチを調製した。
アラビアゴム 6重量%ブドウ糖
72〃香料
1〃塩化ナトリウム 3〃
デキストラナーゼ(100万単位ノタ) 2〃水
残量合計10の重量% 上記のようにして得られたトロ−升ま、高温においても
デキストラナーゼの残存活性を高水準に保持するととも
に、口腔疾患予防効果をもはたすものであった。
実施例 7 以下の組成物を使用して、チューインガムを調製した。
ガムベース 2の重量%炭酸
カルシウム 2〃水アメ
15〃粉 糖
60〃香料 1〃塩化カ
リウム 0.3〃デキストラ
ナーゼ(150方単位/夕) 1.7〃合計10の重
量%得られたチューインガムは、上記実施例6のトロー
チと実質上同一の性能を有するものであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 デキストラナーゼを含有した口腔用組成物において
    、上記デキストラナーゼとともに塩化ナトリウムもしく
    は塩化カリウムまたはこれらの混合物を0.15〜10
    .0重量%併用するようにしたことを特徴とする口腔用
    組成物。
JP51101363A 1976-08-25 1976-08-25 口腔用組成物 Expired JPS603285B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51101363A JPS603285B2 (ja) 1976-08-25 1976-08-25 口腔用組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51101363A JPS603285B2 (ja) 1976-08-25 1976-08-25 口腔用組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5326334A JPS5326334A (en) 1978-03-11
JPS603285B2 true JPS603285B2 (ja) 1985-01-26

Family

ID=14298738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51101363A Expired JPS603285B2 (ja) 1976-08-25 1976-08-25 口腔用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS603285B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01108383U (ja) * 1988-01-14 1989-07-21

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56110609A (en) * 1980-02-06 1981-09-01 Lion Corp Composition for oral cavity
JPS60241854A (ja) * 1984-05-15 1985-11-30 Lotte Co Ltd 低う蝕性チユ−インガム組成物
JPS6163245A (ja) * 1984-09-05 1986-04-01 Takami Sato チユ−インガム
JP5574560B2 (ja) * 2006-11-06 2014-08-20 ライオン株式会社 練歯磨剤組成物及び練歯磨剤組成物の安定性向上方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01108383U (ja) * 1988-01-14 1989-07-21

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5326334A (en) 1978-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3634585A (en) Dentifrice preparation
JPS6129323B2 (ja)
JPH0784374B2 (ja) 抗歯石練り歯磨
WO2008069631A1 (en) Liquid-type dentifrice composition contained silver particles and mousse-type dentifrice using the same
EP0273962A1 (en) Compositions for the prolonged action of anti-plaque agents
CA1128420A (en) Methyloxathiazinone dioxide in oral compositions
JPH0360802B2 (ja)
JP4181279B2 (ja) 義歯用歯みがきクリーム
JPH0764713B2 (ja) 新規組成物
JPS603285B2 (ja) 口腔用組成物
JPH03169810A (ja) モノペルオキシ酸類を含有した口内用組成物
JP4257479B2 (ja) アスコルビン酸リン酸エステル又はその塩含有歯磨剤組成物の製造方法
FR2471780A1 (fr) Composition de pate dentifrice
JPS5835962B2 (ja) 歯磨組成物
JPH0772124B2 (ja) 口腔用組成物
US3981989A (en) Oral preparation
JP3491027B2 (ja) 口腔用組成物
JPH03128313A (ja) 歯磨剤組成物
JP2806029B2 (ja) 口腔用組成物
JP2002047160A (ja) 口腔用組成物
JPH03200714A (ja) 口腔用組成物
JP2003231621A (ja) 口臭予防用口腔用組成物
Pader Dental products
JP3440472B2 (ja) 歯磨組成物の製造方法
JP2002020254A (ja) 歯磨剤組成物