JPS6254086A - 合金層の形成方法 - Google Patents

合金層の形成方法

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JPS6254086A
JPS6254086A JP2936185A JP2936185A JPS6254086A JP S6254086 A JPS6254086 A JP S6254086A JP 2936185 A JP2936185 A JP 2936185A JP 2936185 A JP2936185 A JP 2936185A JP S6254086 A JPS6254086 A JP S6254086A
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JP
Japan
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alloy
metal
alloy layer
resin
resins
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Pending
Application number
JP2936185A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshisada Aoyama
青山 敏貞
Ichiro Kono
一郎 河野
Toyohiko Oosugi
大杉 豊彦
Hajime Sasaki
元 佐々木
Takeshi Shimada
健 嶋田
Shinichi Nishiyama
西山 進一
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Hitachi Cable Ltd
Asia Industry Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Asia Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は金属材料の表面処理技術に関するものである。
[従来の技術とその問題点] 従来、金属材料の表面に異なる組成の合金層を形成し、
表面を改゛賀する方法としては、メッキ法、溶射法、蒸
着、イオンブレーティング等により表面に金属又は合金
を被覆し、これを熱処理する方法がある。
例えば銅の表面に、耐食性、耐酸化性等に優れた黄銅、
あるいはアルミ青銅等に相当する組成の合金層を形成さ
せようとした場合、まず上記の方法により亜鉛あるいは
アルミニウム・苫の金属を被覆し、次に非酸化雰囲気で
加熱し拡散処理を施さなければならない。
≠ず金属を被覆する際、上記のいずれかの方法によって
もそれぞれ専用の設備を必要とづる。またメッキ法では
廃液処理等の公害問題も発生し、さらに合金を被覆しよ
うとするときは、その組成制御は極めて困難である。溶
射法で均一な層を形成させることは難しく、特にコイル
材表面を処理するには不向きである。蒸着、イオンブレ
ーティング等の方法では設備費が高価となり、また比較
的薄い層しか期待できない。
以上のように、金属の表面に金属(合金)を被覆するた
めには、それぞれ専用の設備を必要とし、また合金の場
合には極めて困難となってくる。従って、より安価で簡
便な方法で金属材料の表面に合金層を形成づる方法の出
現が望まれていた。
[発明の目的] 本発明の目的は、より安価で簡便な方法で金属材料の表
面に合金層を形成させることにある。
[発゛明の概要] 本発明では、被覆すべき金属に純金属又は合金の粉末を
用い、これを被覆させやすいよう有機高分子化合物およ
び溶剤で溶いて塗料状とし、さらに高分子化合物として
は、合金層形成のための加熱の際熱分解してしまうもの
を選定し、しかも分解ガスが被処理物及び被覆金属を酸
化から保護する役目を持たせている。
本発明の方法の実施に必要な有機高分子化合物(樹脂)
の有すべき特性は、 (1)その溶液若しくは、分散液が金罠表面上に固着す
る被膜を形成しうろこと、 (2)各樹脂に適した温度における加熱による熱分解に
よってその被膜中から実質的に揮散消失すること である。
上記(1)の特性を持つものとしては一般有機性実用塗
料被膜をつくる有機高分子化合物で十分であった。しか
し、上記(2)の特性を有するためには特殊の化学構造
を持つことが必要であった。
本発明者らは有m高分子化合物の中で、空気中、さらに
望ましくは窒素中において測定された熱重量分析曲線(
TGA曲線)が200〜700℃において95%又はそ
れ以上の分解率を示すものに着目し、多数の有機高分子
化合物について試験研究の結果、予想どおり、それらの
化合物が本発明の目的に合致することを確認した。ただ
しTGA曲線は測定試料の形態、加熱速度等によって変
化し、同一化合物でも、その重合度分布によって差異を
示すので、同曲線だけからの判定は困難な場合もあるが
、本発明の方法の実施に適するものとしては次のような
ものがある。
a)ポリアセタール樹脂(260℃[95%熱分解点、
以下同様]) b)アクリル酸、アクリル酸のメチル−、エチル−、イ
ソプロピル−1n−ブチル−12−エチルヘキシルー、
2−ヒドロキシエチル−、ヒドロキシプロピル−エステ
ル、メタクリル酸、メタクリル酸のメチル−、エチル−
、イソプロピル−1n−ブチル−1n−へキシル−、ラ
ウリル−12−ヒドロキシエチル−、ヒドロキシプロピ
ル−エステルのようなアクリル酸及びメタクリル酸のエ
ステル類、ヒドロキシエステル類、フマル酸、マレイン
酸、イタコン酸の中から選ばれた1種の化合物の重合物 (350〜450℃) C)ポリオキシプロピレンとスフ1コースの付加物のよ
うなポリエーテル類(350〜400℃)d)ポリエス
テル類若しくはポリエーテル類と、2.4−若しくは2
.6−ドリレンジイソシアネート及びその使のポリイソ
シアネート類との付加重合物のようなウレタン結合を有
する重合物(380〜500℃) e)尿素樹脂(350℃) f)メラミン樹脂(350℃) g)アルキル化変性尿素樹脂(400℃)h)アルキル
化変性メラミン樹脂(400℃)i)ポリカーボネート
樹脂(530℃)j)芳香族ポリエステル類(580℃
)k)ブチラール樹脂(600℃) 1)米国ジェネラル・エレクトリック(General
Electric)社製量のような芳香族ポリエステル
イミド類(630℃) m)米国デュポン(Dupont )社製量カプトンH
(にapton If )のような芳香族ポリイミド類
(670℃)の単品若しくはそれらの渥合物若しくは共
重合物。
上記の有機高分子化合物はそれぞれ、水、アルコール類
、ケトン類、エステル類、セロソルブ類、カルピトール ルアセトアミド、ジメチル、スルホキシド等の溶剤の1
種若しくはそれらの混合物に可溶で、その溶液は溶剤の
揮散後、金属の表面で造膜し、それぞれ上記()内の温
度域で熱分解して、被膜系から実質的に消失する。これ
に反し同じく有機溶剤に可溶で造膜性のあるポリ塩化ビ
ニル、ウレタン結合を含まないエポキシ系樹脂、mwi
累系相系樹脂素気流中での加熱では700℃に遅・して
も、20〜65%の残留分があり、空気中で加熱すれば
酸゛化燃焼を伴うので残留分は減少するが、特に耐熱性
材料が共存する被膜中では完全に燃焼せず、、相当量の
炭素分その他が残iするので木i明の実施材料としては
不適当である。
本発明の実施に適当な上記有機高分子化合物は、既述の
水若しくは有機溶剤溶液以外に、水若しくは有機溶剤中
でのコロイド状分散液としても使用できる。特に上記(
、a)に属する化合物から、いわゆるエマルジョン重合
法によって製造された樹脂の水性原液はそのまま本発明
の実施の好適な原料として使用しうるちのである。
粉末金属としては、亜鉛、錫、ニッケル、アルミニウム
、鉛、銅、銀及びこれらを主成分とする合金の中の少な
くとも1種からなるものが適している。この金属粉末の
粒子の大ぎさは次の理由からQ,5mm以下が望ましい
。すなわち、粒子が大きすぎると、樹脂溶液と混合した
場合、比重が大きいため、沈降しやすくなり、また合金
粉末とした場合、分離が起りやすくなってくる。さらに
溶融したときには粉末は細かい方が均一に合金化しやす
い。
なお、処理材を加熱拡散させる場合、均一で効果的な拡
散を行わせるため、温度の下限は塗布した粉末成分のう
ち最も低融点のものの融点以下であることが必要であり
、上限は当然ながら被処理材の融点以下である。
[実施例] 以下実施例について説明する。
実施例1 メタクリル樹脂原液、n−メチル化メラミン樹脂原液、
エチルセロソルブ及び塗料アルミニウムペーストを、そ
れぞれIIで7%、4%、54%、及び35%の割合で
均一に混合した塗材を、1mm厚の純銅板にはけ塗りし
た。これを自然乾燥した後、800℃で20分間大気加
熱し水冷した。これを#280研磨紙により軽く研磨し
たところ、処理材の表面は黄金色のアルミ青銅面となっ
ていた。断面を研磨しX線マイクロアナライザで分析す
ると、表面80μmにわたり銅−アルミニウムの合金層
の形成が確認された。また母材の硬さは5 Q HHv
であるにもかかわらず、合金層の硬さは200HllV
を示り, tc。
実施例2 メタクリル酸原液、トルエン及び200メツシユ以下の
金属亜鉛粉末を、重量%でそれぞれ10%、30%及び
60%の割合で均一に混合し、1mm厚の純銅板にはけ
塗りした。これを自然乾燥した後、700℃で2分間加
熱し水冷した。これを#280研磨紙により軽く研磨す
ると、銅板表面は均一な黄銅色となっていた。断面を研
磨し、X線マイクロアナライザで分析したところ、表面
50ullにわたり銅−亜鉛の合金層の形成が認められ
た。
実施例3 メタクリル樹、脂原液、n−ブチル化変性メラミン樹脂
原液、エチルセロソルブ、200メツシュ以、下の錫粉
末及びニッケル粉末を、それぞれ重量%で7%、4%、
40%、35%及び14%の割合で均一に混合し、純銅
板にはけ塗りし自然乾燥した後、800℃で2分間加熱
し水冷した。
これを#280研磨紙で軽く研磨したところ、灰色のニ
ッケルー錫被覆が認められた。断面を研磨しX線マイク
ロアナライザで分析したところ表面100μmにわたり
、銅−ニッケルー錫の合金層の形成が認められた。
以上の実施例はいずれも銅板に対する応用例であるが、
この他線、棒、管及びその他の形状の成形品に対しても
同様の効果を有することは言うまでもない。
[発明の効果] 本発明による金属粉入り塗材を用いることにより、この
塗材を容易に金属材料面上に固着させることが可能であ
り、メッキ処理、蒸着、溶射等専用の設備によらず、塗
布した状態で加熱することにより極めて簡便に合金層の
形成が可能となる。
また樹脂成分を慎重に選定し、熱分解時の分解ガスに還
元性をもたらせることにより、いわゆるフラックス効果
を発生させより均゛−な処理が可能となり、また、大気
−中で加熱処理しても被覆処理材を酸化から保護し、不
活性雰囲気中で処理したのと同等の効果をもたらすこと
ができる。
この様に本発明による方法は、樹脂、溶剤、金属粉を混
合して塗布するという今までにはない全く新しい合金層
の形成方法と言うことができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱分解によつてそれ自体が実質的に消失するよう
    な有機高分子化合物の溶液、若しくはコロイド状分散液
    に、金属粉を1種又は2種以上混合し、それを成分組成
    が異なる金属の表面に塗布し、次にこれを加熱すること
    により、前記金属表面に塗布した成分の全部もしくは一
    部を含有する合金層を形成させることを特徴とする合金
    層の形成方法。
  2. (2)合金層を形成しようとする金属母材が銅及び銅合
    金である、請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)有機高分子化合物の溶液、若しくはコロイド状分
    散液に混合する金属粉が、亜鉛、錫、ニッケル、アルミ
    ニウム、鉛、銅、銀及びこれらを主成分とする合金の中
    の少なくとも1種である、第1項又は第2項記載の方法
  4. (4)金属粉末の粒子の大きさが0.5mm以下である
    、請求の範囲第1項記載の方法。
  5. (5)有機高分子化合物が、 [1]アクリル酸、アクリル酸エステル、アクリル酸エ
    ステルヒドロキシ誘導体、メタクリル酸、メタクリル酸
    エステル、メタクリル酸エステルヒドロキシ誘導体、マ
    レイン酸、フマル酸及びイタコン酸の中から選ばれた1
    種若しくは1種以上の混合物を含む原料の重合物、 [2]ウレタン結合を有する重合物、 [3]尿素樹脂、アルキル化変性尿素樹脂、メラミン樹
    脂、アルキル化変性メラミン樹脂、ブチラール樹脂、ポ
    リアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、芳香族ポリ
    エステル及び芳香族ポリエステルイミドから選ばれた1
    種若しくはそれらの2種以上の混合物 の中の少なくとも1種である、請求の範囲第1項記載の
    方法。
  6. (6)被処理材の加熱温度が、塗布した金属粉のうち最
    も低融点のものの融点以上であり、被処理材の融点以下
    である、請求の範囲第1項記載の方法。
JP2936185A 1985-02-19 1985-02-19 合金層の形成方法 Pending JPS6254086A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63255378A (ja) * 1987-04-10 1988-10-21 Asia Kogyo Kk 銅系装飾品
JP2016069719A (ja) * 2014-10-02 2016-05-09 株式会社村田製作所 溶接部の防錆方法、防錆シート
CN106086988A (zh) * 2016-08-09 2016-11-09 天津工业大学 一种激光熔覆封闭铝合金阳极氧化膜的方法

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