JPS6254059A - 超低温材料用合金およびその製造方法 - Google Patents
超低温材料用合金およびその製造方法Info
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- JPS6254059A JPS6254059A JP61122374A JP12237486A JPS6254059A JP S6254059 A JPS6254059 A JP S6254059A JP 61122374 A JP61122374 A JP 61122374A JP 12237486 A JP12237486 A JP 12237486A JP S6254059 A JPS6254059 A JP S6254059A
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- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/16—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing copper
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/4998—Combined manufacture including applying or shaping of fluent material
- Y10T29/49988—Metal casting
- Y10T29/49991—Combined with rolling
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、既存の低温材料であるFe−Mn−Al−C
合金鋼に微量合金元素としてニオビウム。
合金鋼に微量合金元素としてニオビウム。
ケイ素、銅を添加し、熱間制御圧延により製造した合金
に関する。
に関する。
〈従来の技術〉
近時、液化天然ガス貯蔵タンク用材料の需要は液化天然
ガスの経済性とあいまって日を追って増加しており、こ
れに伴って液化天然ガスの温度である一196℃で強度
と靭性の優れたASTM A3539−ニッケル鋼の需
要が急増している。
ガスの経済性とあいまって日を追って増加しており、こ
れに伴って液化天然ガスの温度である一196℃で強度
と靭性の優れたASTM A3539−ニッケル鋼の需
要が急増している。
〈発明が解決しようとする問題点〉
ところが、かかる9%ニッケル鋼は戦略元素であるニッ
ケルを多く含有しているため価格変動が激しい。また、
低温材料で特に重要なのは靭性であって、低温靭性の向
上のためには、延性−脆性転移温度のない面心立方格子
構造を有するオーステナイト組織で安定化させなければ
ならないが、9%ニッケル鋼の結晶構造は体心立方格子
構造であるため、−190℃近くで靭性が急激に低下す
る短所をもっている。
ケルを多く含有しているため価格変動が激しい。また、
低温材料で特に重要なのは靭性であって、低温靭性の向
上のためには、延性−脆性転移温度のない面心立方格子
構造を有するオーステナイト組織で安定化させなければ
ならないが、9%ニッケル鋼の結晶構造は体心立方格子
構造であるため、−190℃近くで靭性が急激に低下す
る短所をもっている。
このような問題を解決する目的で開発された合金が、前
述した既知のFe−Mn−Aj!−C合金鋼である(J
、Charleset、al、: Met、 Prog
、 119+71゜1981) 。
述した既知のFe−Mn−Aj!−C合金鋼である(J
、Charleset、al、: Met、 Prog
、 119+71゜1981) 。
□ しかし、このFe−Mn−Al1−C合金鋼はオー
ステナイト組織を有することから9%ニッケル鋼に比べ
て低温靭性は優れているものの強度がかなり落ちるとい
う問題点がある。
ステナイト組織を有することから9%ニッケル鋼に比べ
て低温靭性は優れているものの強度がかなり落ちるとい
う問題点がある。
従って、本発明の目的は、強度および耐食性がFe−M
n−Al2−C合金鋼よりは優れ、9%ニッケル鋼とは
ほぼ同じであり、低温靭性は9%ニッケル鋼よりも向上
した合金を得ることにある。
n−Al2−C合金鋼よりは優れ、9%ニッケル鋼とは
ほぼ同じであり、低温靭性は9%ニッケル鋼よりも向上
した合金を得ることにある。
く問題点を解決するための手段)
このため本発明では、超低温材料用合金として、マンガ
ン25〜35%、アルミニウム2〜10%、炭素0.1
〜0.8%、ニオビウム0.01〜0.2%、シリコン
0.05〜0.5%、銅0.05〜1.0%で、残りが
鉄という組成の合金とした。
ン25〜35%、アルミニウム2〜10%、炭素0.1
〜0.8%、ニオビウム0.01〜0.2%、シリコン
0.05〜0.5%、銅0.05〜1.0%で、残りが
鉄という組成の合金とした。
また、本発明の超低温材料用合金を製造するに当り熱間
制御圧延により金属結晶粒を微細化させて製造するよう
にした。
制御圧延により金属結晶粒を微細化させて製造するよう
にした。
これにより、9%ニッケル鋼の短所である低延伸率(約
20%)と、Fe−Mn−Al2−C合金鋼の短所であ
る低強度(約300MPa)を補完して、Fe−Mn−
Al!−C合金鋼の靭性を有し、9%ニッケル鋼の強度
および耐食性を有する合金を得ることができるようにな
る。
20%)と、Fe−Mn−Al2−C合金鋼の短所であ
る低強度(約300MPa)を補完して、Fe−Mn−
Al!−C合金鋼の靭性を有し、9%ニッケル鋼の強度
および耐食性を有する合金を得ることができるようにな
る。
まず、本発明におけるマンガン、アルミニウム。
炭素はオーステナイト組織を得るための基本組成で、そ
れぞれマンガン25〜35%、アルミニウム2〜10%
、炭素0.1〜0.8%添加した。
れぞれマンガン25〜35%、アルミニウム2〜10%
、炭素0.1〜0.8%添加した。
マンガンは、25%以下では超低温材料用合金として必
要なオーステナイト構造を有することができず、また、
35%を越えると低温破壊靭性が低下する。
要なオーステナイト構造を有することができず、また、
35%を越えると低温破壊靭性が低下する。
アルミニウムは、2%以下で逆延性現象が生じなく低温
延性が低下し、また10%を越えると有害な他の相が形
成される。
延性が低下し、また10%を越えると有害な他の相が形
成される。
炭素は0.5%を越えると破壊靭性が低下するが、強化
元素として0.05%以上は必要である。
元素として0.05%以上は必要である。
ニオビウムは析出硬化元素であって0.2%を越えると
価格的に高くなるので0.01〜0.2%とし結晶粒成
長を抑制し固溶強化を図った。尚、価格的には可能な限
り少ない方が良いが0.1%程度が適当な量である。
価格的に高くなるので0.01〜0.2%とし結晶粒成
長を抑制し固溶強化を図った。尚、価格的には可能な限
り少ない方が良いが0.1%程度が適当な量である。
ケイ素は強化元素の一つであって、0.5%を越えると
破壊靭性が低下するため、0.05〜0.5%とし強度
及び耐食性の向上を図った。
破壊靭性が低下するため、0.05〜0.5%とし強度
及び耐食性の向上を図った。
銅は空気中の腐食抵抗を増加させ耐食性を向上させるが
、1.0%を越えると低温での機械的性質を害するので
、0.05〜1.0%添加した。
、1.0%を越えると低温での機械的性質を害するので
、0.05〜1.0%添加した。
また、添加したニオビウムとケイ素の影響を極大化させ
て高い強度を得るために通常の冷間圧延および再結晶処
理を行わずに、熱間制御圧延方法を使用した。
て高い強度を得るために通常の冷間圧延および再結晶処
理を行わずに、熱間制御圧延方法を使用した。
熱間制御圧延とは、圧延前の加熱段階から最終的に通過
するときまでの全体圧延過程を最適に制御して所期の強
度と靭性を得る方法である。微量合金を添加した後に熱
間制御圧延をすれば、より微細な金属結晶粒を得ること
ができるために、強度が増加することになる。この熱間
制御圧延工程では、中間圧延温度は900℃、中間圧下
率は25%とし、最終圧延温度は600〜850℃であ
り、最終通過の圧下率は10〜40%が最適条件である
。
するときまでの全体圧延過程を最適に制御して所期の強
度と靭性を得る方法である。微量合金を添加した後に熱
間制御圧延をすれば、より微細な金属結晶粒を得ること
ができるために、強度が増加することになる。この熱間
制御圧延工程では、中間圧延温度は900℃、中間圧下
率は25%とし、最終圧延温度は600〜850℃であ
り、最終通過の圧下率は10〜40%が最適条件である
。
最終制御圧延温度が、850℃を越えると、結晶粒成長
が速くなって粗大な結晶粒となり1.600℃以下であ
れば、冷間圧延と同様に圧延が困難になる。また、最終
圧下率が、10%以下であれば結晶粒の微細化が起こら
ず、40%を越えると冷間加工で亀裂が生ずるおそれが
ある。
が速くなって粗大な結晶粒となり1.600℃以下であ
れば、冷間圧延と同様に圧延が困難になる。また、最終
圧下率が、10%以下であれば結晶粒の微細化が起こら
ず、40%を越えると冷間加工で亀裂が生ずるおそれが
ある。
また、熱間制御圧延を行うことで、結晶粒の微細化(A
37M規格における結晶粒度Na1lと同程度のサイズ
)と共に、転位密度が増加し、降伏及び引張強度が40
%程度増加されるが、熱間制御圧延をせず通常の熱間圧
延の場合には、結晶粒が粗大となり転位密度が低く、強
度が9%ニッケル鋼に劣ってしまう。
37M規格における結晶粒度Na1lと同程度のサイズ
)と共に、転位密度が増加し、降伏及び引張強度が40
%程度増加されるが、熱間制御圧延をせず通常の熱間圧
延の場合には、結晶粒が粗大となり転位密度が低く、強
度が9%ニッケル鋼に劣ってしまう。
〈実施例〉
以下、本発明の実施例について説明する。
=196℃での降伏強度において約300MPa以上大
きいことを示している。尚、引張試片としてはA37M
規格に従ったもので、板状でゲージ部分が6 X 3
X3Qmmのものを用いた。
きいことを示している。尚、引張試片としてはA37M
規格に従ったもので、板状でゲージ部分が6 X 3
X3Qmmのものを用いた。
第3図は9%ニッケル鋼と本発明合金の衝撃試験の結果
を示したもので、全温度区間にわたって9%ニッケル鋼
より優れた靭性を示しており、特に最低試験温度である
一196℃では50ジユ一ル以上の差異を示している。
を示したもので、全温度区間にわたって9%ニッケル鋼
より優れた靭性を示しており、特に最低試験温度である
一196℃では50ジユ一ル以上の差異を示している。
尚、衝撃試片としては、A37M規格に従ったもので、
10XIOX55鶴のものを使用した。
10XIOX55鶴のものを使用した。
第4図は9%ニッケル鋼と本発明合金の温度に伴う引張
性質を示したもので、強度が大きく改善されて9%ニッ
ケル鋼とほぼ同じであり、延性は一196℃で延伸率4
7%を示し、同じ温度で9%ニッケル鋼が21%を示す
のに比べ、はるかに大きな値を示している。ここで、特
筆すべきことは低温になるほど延性が増加する現象であ
って、このような逆延性現象は一般の材料ではみうけら
れないことである。従って、9%ニッケル鋼ではこのよ
うな逆延性現象はみられない。このような低温において
の延性の増加は、超低温材料としては非常に望ましい現
象である。延性の増加理由は、低温で本発明合金の加工
硬化率が大きいためにネッキングが抑制されながら均一
変形がなされるからである。
性質を示したもので、強度が大きく改善されて9%ニッ
ケル鋼とほぼ同じであり、延性は一196℃で延伸率4
7%を示し、同じ温度で9%ニッケル鋼が21%を示す
のに比べ、はるかに大きな値を示している。ここで、特
筆すべきことは低温になるほど延性が増加する現象であ
って、このような逆延性現象は一般の材料ではみうけら
れないことである。従って、9%ニッケル鋼ではこのよ
うな逆延性現象はみられない。このような低温において
の延性の増加は、超低温材料としては非常に望ましい現
象である。延性の増加理由は、低温で本発明合金の加工
硬化率が大きいためにネッキングが抑制されながら均一
変形がなされるからである。
第5図は公知合金と本発明合金の腐食試験結果を示した
もので、銅の添加によって銅化合物が不活性層を形成す
ることによる不動態現象が現れている。銅の添加による
耐食性の向上によって9%三ツケル鋼と慎かよった不動
態現象をみせている。
もので、銅の添加によって銅化合物が不活性層を形成す
ることによる不動態現象が現れている。銅の添加による
耐食性の向上によって9%三ツケル鋼と慎かよった不動
態現象をみせている。
銅が添加されていない公知合金は不動態現象が現れてい
ない。一方、添加された0、18%のケイ素は、本発明
合金の機械的性質にはこれといった影舌を及ぼすことな
く、かえって耐食性および結晶粒の微細化に若干寄与し
ていることがわかった。尚、腐食溶液としてはINのH
z S Oa溶液及び0.5%NaCl溶液の混合液を
使用し、腐食度合をスキャニング・ポテンシコメータに
より観察した。
ない。一方、添加された0、18%のケイ素は、本発明
合金の機械的性質にはこれといった影舌を及ぼすことな
く、かえって耐食性および結晶粒の微細化に若干寄与し
ていることがわかった。尚、腐食溶液としてはINのH
z S Oa溶液及び0.5%NaCl溶液の混合液を
使用し、腐食度合をスキャニング・ポテンシコメータに
より観察した。
実施例2
実施例1の方法と同じ方法で溶解、圧延および鍛造した
実施例2の合金の目標組成と成分分析結果は、表2のと
おりである。
実施例2の合金の目標組成と成分分析結果は、表2のと
おりである。
表り=実施例2の合金組成
ここでも同様に熱間制御圧延によって結晶粒を微細化さ
せた。
せた。
引張試験の結果、アルミニウムとケイ素の影響によって
強度はさらに増加され、表1の公知合金の降伏強度より
も350MPa以上大きいことがわかった。延性は強度
の増加に因ってやや悪くなったが、それでも−196℃
での延伸率が40%であって、やはり9%ニッケル鋼の
21%よりはずっと大きくなっている。
強度はさらに増加され、表1の公知合金の降伏強度より
も350MPa以上大きいことがわかった。延性は強度
の増加に因ってやや悪くなったが、それでも−196℃
での延伸率が40%であって、やはり9%ニッケル鋼の
21%よりはずっと大きくなっている。
実施例3
目標組成はオーステナト安定化元素であるマンガンと、
フェライト安定化元素であるアルミニウムをそれぞれ減
らし、実施例2で増やしてみた微量合金元素の添加量を
減らして引張試験をしてみた。目標組成および成分分析
の結果は表3のとおりである。
フェライト安定化元素であるアルミニウムをそれぞれ減
らし、実施例2で増やしてみた微量合金元素の添加量を
減らして引張試験をしてみた。目標組成および成分分析
の結果は表3のとおりである。
表3:実施例3の合金組成
上記の合金を実施例1においてと同じ方法で試片を作っ
て引張試験したところ、アルミニウムの添加量が減り微
量合金元素の添加量が少なくなったことから、強度はい
ささか落らだけれども、実施例10合金と温度に伴った
変化の傾向が同じであって、やはり表1の公知合金の強
度よりは著しく強度が大きく、かつ9%ニッケル鋼より
は延伸率の大きい引張性質を示し、衝撃靭性は実施例2
の合金よりも優れていた。
て引張試験したところ、アルミニウムの添加量が減り微
量合金元素の添加量が少なくなったことから、強度はい
ささか落らだけれども、実施例10合金と温度に伴った
変化の傾向が同じであって、やはり表1の公知合金の強
度よりは著しく強度が大きく、かつ9%ニッケル鋼より
は延伸率の大きい引張性質を示し、衝撃靭性は実施例2
の合金よりも優れていた。
実施例4
本実施例ではF e −30M n −A l −0,
3C−0,1Nb −0,IS i −0,2Cu合金
鋼であって、アルミニウムの含有量を重量パーセントで
0.1,2゜3.4.5%と変化させたものを、実施例
1と同じ方法で溶解、v#造後、鍛造を経て制御圧延に
より製造し、延性に及ぼすアルミニウムの影響について
調べた。尚、実験条件は実施例1と同一とした。
3C−0,1Nb −0,IS i −0,2Cu合金
鋼であって、アルミニウムの含有量を重量パーセントで
0.1,2゜3.4.5%と変化させたものを、実施例
1と同じ方法で溶解、v#造後、鍛造を経て制御圧延に
より製造し、延性に及ぼすアルミニウムの影響について
調べた。尚、実験条件は実施例1と同一とした。
かかる結果を第6図に示す。この図から、アルミニウム
の含有量が2%以下のときには、温度の低下と共に延性
が増加する逆延性現象は生じないが、3%以上では、低
温(−196℃)で明らかに逆延性現象が生じているこ
とがわかる。
の含有量が2%以下のときには、温度の低下と共に延性
が増加する逆延性現象は生じないが、3%以上では、低
温(−196℃)で明らかに逆延性現象が生じているこ
とがわかる。
〈発明の効果〉
以上述べたように本発明によれば、低温材料として既知
である9%ニッケル鋼及びFe−Mn −Al−C合金
鋼のそれぞれの長所である強度と耐食性及び低温靭性を
共に兼備した低温材料として極めて優れたものである。
である9%ニッケル鋼及びFe−Mn −Al−C合金
鋼のそれぞれの長所である強度と耐食性及び低温靭性を
共に兼備した低温材料として極めて優れたものである。
また、熱間制御圧延を用いて製造したことにより、通常
の冷間圧延及び再結晶処理によって得られたものに比べ
て一層微細な結晶粒が得られ強度及び靭性を向上させる
ことができる。
の冷間圧延及び再結晶処理によって得られたものに比べ
て一層微細な結晶粒が得られ強度及び靭性を向上させる
ことができる。
第1図は本発明による熱間制御圧延の一実施例を示す工
程図、第2図は熱間制御圧延した本発明合金と制御圧延
しなかった公知合金の引張性質比較図、第3図は9%ニ
ッケル鋼と本発明合金の温度に伴った衝撃エネルギー比
較図、第4図は9%ニッケル鋼と本発明合金の温度に伴
った引張性質比較図、第5図は9%ニッケル鋼、公知合
金及び本発明合金の耐食性比較図、第6図はF e −
30Mn−Al −0,3C−0,IS i −0,2
Cu合金系において、A1の含有量を変、化させたとき
の延伸率変化図である。
程図、第2図は熱間制御圧延した本発明合金と制御圧延
しなかった公知合金の引張性質比較図、第3図は9%ニ
ッケル鋼と本発明合金の温度に伴った衝撃エネルギー比
較図、第4図は9%ニッケル鋼と本発明合金の温度に伴
った引張性質比較図、第5図は9%ニッケル鋼、公知合
金及び本発明合金の耐食性比較図、第6図はF e −
30Mn−Al −0,3C−0,IS i −0,2
Cu合金系において、A1の含有量を変、化させたとき
の延伸率変化図である。
Claims (3)
- (1)マンガン25〜35%、アルミニウム2〜10%
、炭素0.1〜0.8%、ニオビウム0.01〜0.2
%、ケイ素0.05〜0.5%、銅0.05〜1.0%
であって、残りは鉄で構成されることを特徴とする超低
温材料用合金。 - (2)マンガン25〜35%、アルミニウム2〜10%
、炭素0.1〜0.8%、ニオビウム0.01〜0.2
%、ケイ素0.05〜0.5%、銅0.05〜1.0%
であって残りが鉄からなる合金材料を熱間制御圧延し、
金属結晶粒を微細化させることを特徴とする超低温材料
用合金の製造方法。 - (3)熱間制御圧延は、その最終圧延温度が600〜8
50℃、最終通過の圧下率が10〜40%であることを
特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の超低温材料用
合金の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR6356/1985 | 1985-08-31 | ||
KR1019850006356A KR890002033B1 (ko) | 1985-08-31 | 1985-08-31 | 최저온용 합금 및 그 제조방법 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6254059A true JPS6254059A (ja) | 1987-03-09 |
JPH0254417B2 JPH0254417B2 (ja) | 1990-11-21 |
Family
ID=19242518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61122374A Granted JPS6254059A (ja) | 1985-08-31 | 1986-05-29 | 超低温材料用合金およびその製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4847046A (ja) |
JP (1) | JPS6254059A (ja) |
KR (1) | KR890002033B1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US4875933A (en) * | 1988-07-08 | 1989-10-24 | Famcy Steel Corporation | Melting method for producing low chromium corrosion resistant and high damping capacity Fe-Mn-Al-C based alloys |
JPH0432118U (ja) * | 1990-07-11 | 1992-03-16 | ||
US5431753A (en) * | 1991-12-30 | 1995-07-11 | Pohang Iron & Steel Co. Ltd. | Manufacturing process for austenitic high manganese steel having superior formability, strengths and weldability |
EP0679160B1 (en) * | 1992-12-08 | 2004-11-17 | Wellstat Therapeutics Corporation | Pyrimidine nucleotide precursors for treatment of inflammatory hepatitis |
US5833919A (en) * | 1997-01-09 | 1998-11-10 | Korea Advanced Institute Of Science And Technology | Fe-Mn-Cr-Al cryogenix alloy and method of making |
US6617050B2 (en) * | 2001-10-19 | 2003-09-09 | O-Ta Precision Casting Co., Ltd. | Low density and high ductility alloy steel for a golf club head |
KR100840287B1 (ko) * | 2006-12-26 | 2008-06-20 | 주식회사 포스코 | 잔류 오스테나이트와 hcp 마르텐사이트 조직이 혼합된복합조직강 및 그의 열처리 방법 |
CN108467991B (zh) * | 2018-03-12 | 2020-09-29 | 上海交通大学 | 一种用于超低温的高强韧高锰钢及其热处理工艺 |
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AT234177B (de) * | 1957-08-07 | 1964-06-25 | Republik Oesterreich Vertreten | Verfahren zur Herbeiführung des Gleichlaufes von Synchronmotoren in elektrischen Systemen zur Informationsübertragung, insbesondere für Bildzerleger |
US3193884A (en) * | 1962-01-29 | 1965-07-13 | Federal Mogul Bower Bearings | Mold for multiple-lip seal |
JPH05236513A (ja) * | 1992-02-21 | 1993-09-10 | Shibasoku Co Ltd | テレビジョン映像信号と音声信号の伝送遅延時間差の測定方法 |
JPH074491B2 (ja) * | 1992-08-18 | 1995-01-25 | ナカヤ実業株式会社 | 泥状物圧縮装置 |
-
1985
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