JPH05236513A - テレビジョン映像信号と音声信号の伝送遅延時間差の測定方法 - Google Patents

テレビジョン映像信号と音声信号の伝送遅延時間差の測定方法

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JPH05236513A
JPH05236513A JP7232592A JP7232592A JPH05236513A JP H05236513 A JPH05236513 A JP H05236513A JP 7232592 A JP7232592 A JP 7232592A JP 7232592 A JP7232592 A JP 7232592A JP H05236513 A JPH05236513 A JP H05236513A
Authority
JP
Japan
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signal
time difference
delay time
video signal
audio
Prior art date
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Pending
Application number
JP7232592A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Kobayashi
孝男 小林
Masanori Yoshida
正典 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibasoku Co Ltd
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Shibasoku Co Ltd
Japan Broadcasting Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Hoso Kyokai NHK, Shibasoku Co Ltd, Japan Broadcasting Corp filed Critical Nippon Hoso Kyokai NHK
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレビジョン信号映像信号と音声信号の伝送
経路の相違によって生ずる遅延時間差を測定する。 【構成】 映像信号(a) は毎秒50又は60フレームで
あり、各フレームの映像信号の終りが検出用信号になっ
ている。この検出用信号は1秒ごとに黒画像を示す信号
B1と白画像を示す信号B2を繰り返す。音声信号(b) は常
に検出用の信号f1(400Hz)、f2(1kHz)の何
れかとなっていて、その交代のタイミングは映像信号中
の信号B1、B2の出現と同時である。遅延時間差がない場
合には、画面の色が1秒ごとに黒画像と白画像の交代を
繰り返し、黒画像の間は400Hzの音が、白画像の間
は1kHzの音が出る。しかし、遅延時間差があると受
信側では映像信号と音声信号の位相がずれ、音声信号f
1、f2の切換りから映像信号の黒画像、白画像の切換わ
りのタイミングを求めて、その遅延時間差を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン信号の伝
送路の違いによる映像信号と音声信号の伝達時間差を測
定する伝送遅延時間差の測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】国際間のテレビジョン信号の長距離伝送
では、経済的な観点から映像信号は人工衛星を用いて送
られ、音声信号は他の人工衛星や海底ケーブルを用いて
送られることが多い。このような場合に、伝送路長に差
があるために映像と音声の到達時刻に差が生ずる。例え
ば、地球の反対側にテレビジョン信号を伝送する場合
に、映像信号は2個の静止衛星を介して送り、音声信号
は海底ケーブルで送ると、映像が約0.5秒も遅延する
こともあり、この映像と音声のタイミングの不一致は視
聴者に違和感を与えることになる。
【0003】このような場合に、従来は人間が目と耳と
勘による判断で、音声信号又は映像信号の遅延回路を調
整して、映像と音声のタイミングを一致させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来方法では調整作業には経験と慣れが要求され、判断
する人間の個人差によるずれがある上に、判断と調整を
繰り返して行う必要があるために数10分の時間を要
し、使用料が高額な回線の使用時間をこの調整のために
余分に契約しなければならないという問題がある。
【0005】本発明の目的は、映像と音声とのタイミン
グを一致させるための調整を、より正確にかつ短時間で
行うために、その伝送遅延時間差を正確に測定し得るテ
レビジョン映像信号と音声信号の伝送遅延時間差の測定
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係るテレビジョン映像信号と音声信号の伝
送遅延時間差の測定方法は、測定すべき相対遅延時間差
よりも十分に長くかつ同じ周期を持ち位相差が既知の2
つの検出信号をテレビジョン映像信号と音声信号に別々
に含めて送出し、一方の伝送路を経た映像信号と他方の
伝送路を経た音声信号のそれぞれに含まれる前記2つの
検出信号の到達タイミングから伝送遅延時間差を測定す
ることを特徴とする。
【0007】
【作用】上述の構成を有するテレビジョン映像信号と音
声信号の伝送遅延時間差の測定方法は、到達した映像信
号と音声信号に含まれる検出用信号の到達時間差から、
映像信号と音声信号の伝送遅延時間差を求める。
【実施例】
【0008】本発明に係る方法を図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。図1はテレビジョン信号の送信側に
おける送出波形を示し、(a) は映像信号、(b) は音声信
号である。映像信号は毎秒50又は60フレームであ
り、各フレームの映像信号の終りが検出用信号になって
いる。検出用信号は1秒ごとに黒画像を表示する信号B1
と白画像を表示する信号B2を繰り返し送出する。図2は
これを時間的に縮小して示したものであり、映像信号は
例えば垂直帰線期間の直前の走査線7ライン分だけ一定
の明るさの検出用信号B1、B2に置き換えられている。
【0009】図1(b) の音声信号は、常に検出用の信号
f1、f2の何れかとなっていて、その切換えのタイミング
は映像信号中の信号B1、B2の出現と同期している。信号
f1、f2はそれぞれ400Hz、1kHzの正弦波であっ
て、その切換わり時においては位相が連続している。こ
のような映像信号と音声信号の組合わせでは、遅延時間
差がない場合には、画面の下部の7ライン走査線の色が
1秒ごとに黒画像と白画像の交代を繰り返し、黒画像の
間は400Hzの音が、白画像の間は1kHzの音が出
力する。
【0010】図3は受信側における受信波形を示し、
(a) は映像信号、(b) は音声信号である。それぞれの波
形は送出波形と同じであるが、映像信号が音声信号より
も時間差ΔTだけ遅れており、この遅れは次のようにし
て判明する。即ち、送信時には映像信号の信号B2から信
号B1に切換わる時刻、つまり白画像の信号B1が現れる時
刻Tbは、音声信号の信号f2から信号f1に切換わる時刻Tf
と一致している。しかし受信時には、信号f2から信号f1
に切換わる時刻Tfの直後も信号B2のままであり、遅延時
間差ΔTの後に信号B1が出現する。つまり、時刻Tfにお
いて出現した信号が信号B2であれば映像が遅れており、
信号B1であれば音声が遅れていることになる。
【0011】図4は送出側のブロック回路構成図を示
し、映像信号から同期信号を分離して、これに同期して
検出用信号を発生し、映像信号に挿入すると共に、音声
信号を出力するようになっている。映像信号は同期信号
分離回路10に入力され、この同期信号分離回路10は
垂直同期信号を垂直同期カウンタ11に、水平同期信号
を水平同期カウンタ12に入力する。水平同期カウンタ
12は垂直同期カウンタ11に同期信号を出力し、垂直
同期カウンタ11が検出映像信号発生回路13と検出音
声信号発生回路14に、水平同期カウンタ12が検出映
像信号発生回路13に発生指令信号を出力する。検出音
声信号発生回路14の出力はそのまま音声信号出力とし
て伝送路に伝えられ、検出映像信号発生回路13の出力
は検出用信号挿入回路15において、映像信号の一部と
置き換わり、映像信号出力の一部として伝送路に伝えら
れる。
【0012】図5は受信側の測定回路のブロック回路構
成図を示し、映像信号から検出用信号B1、B2を抜き取っ
て、音声信号つまり検出用信号f1、f2との時間差を求め
て表示するようになっている。映像信号は同期信号分離
回路16に入力され、同期信号分離回路16から抜取位
置検出回路17に出力され、抜取位置検出回路17は検
出用信号抜取回路18に指令信号を送り、検出用信号抜
取回路18は信号変化検出回路19に検出用信号B1、B2
を送り、信号変化検出回路19は信号B2から信号B1へ切
換時刻Tbにタイミング信号を時間差検出回路20に入力
する。音声信号は信号変化検出回路21において信号f2
から信号f1への切換時刻Tfが検出され、タイミング信号
が時間差検出回路20と遅延判定回路22に入力され、
時間差検出回路20が時刻Tbと時刻Tfの時間差を計算し
て時間差表示回路23に出力し、遅延判定回路22は検
出用信号抜取回路18の出力を時刻Tfを基に判別して、
遅延の正負を時間差表示回路23に出力する。
【0013】以上の構成により、検出用信号を映像信号
及び音声に含ませ、放送信号直前に短時間で遅延時間差
を求め、遅延回路の調整を簡単に行うことができる。ま
た、映像信号については検出用信号B1、B2はその一部を
占めるだけなので、測定と同時にカラーバーの送出も行
って伝送路の特性の確認を行うこともでき、或いは測定
中であることを文字等で伝えることも容易である。
【0014】更に、信号B1、B2を例えば7ラインの走査
線で構成しておけば、ノイズ等に対しては複数点での検
出による平均、或いは多数決を用いて信頼性を高め得ら
れるほか、PAL方式からNTSC方式等の方式変換等
で走査線を間引いた場合でも消失することがなく、映像
信号に必ず検出用信号B1、B2が含まれることになる。ま
た、音声信号の検出用信号f1、f2は周波数が400Hz
及び1kHzであるため、測定の分解能は1ms程度で
あり、測定範囲は±1sとなり、実用上十分な値であ
る。
【0015】なお、実施例では映像信号中の検出用信号
は白画像又は黒画像の帯であり、音声信号中の検出用信
号は2つの周波数の交代としたが、同位相の時刻を検出
できる信号であれば他の信号を用いてもよい。また、送
信する2つの検出用信号の位相は既知の一定差であって
もよい。
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るテレビ
ジョン映像信号と音声信号の伝送遅延時間差の測定方法
は、遅延時間差を短時間で正確に求められるため、人間
の勘や経験によらず映像と音声を一致させることを可能
とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】送出波形図である。
【図2】送出波形の時間を縮小した波形図である。
【図3】受信波形図である。
【図4】信号発生回路のブロック回路構成図である。
【図5】測定回路のブロック回路構成図である。
【符号の説明】
10 同期信号分離回路 11 垂直同期カウンタ 12 水平同期カウンタ 13 検出映像信号発生回路 14 検出音声信号発生回路 15 検出用信号挿入回路 16 同期信号分離回路 17 抜取位置検出回路 18 検出用信号抜取回路 19 信号変化検出回路 20 時間差検出回路 21 信号変化検出回路 22 遅延判定回路 23 時間差表示回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定すべき相対遅延時間差よりも十分に
    長くかつ同じ周期を持ち位相差が既知の2つの検出信号
    をテレビジョン映像信号と音声信号に別々に含めて送出
    し、一方の伝送路を経た映像信号と他方の伝送路を経た
    音声信号のそれぞれに含まれる前記2つの検出信号の到
    達タイミングから伝送遅延時間差を測定することを特徴
    とするテレビジョン映像信号と音声信号の伝送遅延時間
    差の測定方法。
  2. 【請求項2】 前記映像用検出信号は半周期ごとに反転
    する二値化信号であり、該二値化信号を用いて遅延時間
    差の符号を判定する請求項1に記載のテレビジョン映像
    信号と音声信号の伝送遅延時間差の測定方法。
  3. 【請求項3】 前記音声用検出信号は半周期ごとに切り
    換わる2つの周波数信号とした請求項1に記載のテレビ
    ジョン映像信号と音声信号の伝送遅延時間差の測定方
    法。
JP7232592A 1992-02-21 1992-02-21 テレビジョン映像信号と音声信号の伝送遅延時間差の測定方法 Pending JPH05236513A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4847046A (en) * 1985-08-31 1989-07-11 Korea Advanced Institute Of Science And Technology Ultra-low temperature alloy and process for manufacturing the same
JPH07143525A (ja) * 1993-11-12 1995-06-02 Zenkoku Asahi Hoso Kk テレビジョン信号の伝送路による映像・音声信号間遅延測定方法
KR100694060B1 (ko) * 2004-10-12 2007-03-12 삼성전자주식회사 오디오 비디오 동기화 장치 및 그 방법
JP2009533920A (ja) * 2006-04-10 2009-09-17 テクトロニクス・インターナショナル・セールス・ゲーエムベーハー オーディオ/ビデオ同期遅延測定方法及び装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH07143525A (ja) * 1993-11-12 1995-06-02 Zenkoku Asahi Hoso Kk テレビジョン信号の伝送路による映像・音声信号間遅延測定方法
KR100694060B1 (ko) * 2004-10-12 2007-03-12 삼성전자주식회사 오디오 비디오 동기화 장치 및 그 방법
JP2009533920A (ja) * 2006-04-10 2009-09-17 テクトロニクス・インターナショナル・セールス・ゲーエムベーハー オーディオ/ビデオ同期遅延測定方法及び装置

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