JPS6253712B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6253712B2 JPS6253712B2 JP56078816A JP7881681A JPS6253712B2 JP S6253712 B2 JPS6253712 B2 JP S6253712B2 JP 56078816 A JP56078816 A JP 56078816A JP 7881681 A JP7881681 A JP 7881681A JP S6253712 B2 JPS6253712 B2 JP S6253712B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- output
- time
- circuit
- detection signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 28
- 230000001960 triggered effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 230000005674 electromagnetic induction Effects 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P15/00—Electric spark ignition having characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F02P1/00 - F02P13/00 and combined with layout of ignition circuits
- F02P15/008—Reserve ignition systems; Redundancy of some ignition devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はマイクロコンピユータ等のデイジタル
計算機を用いた電子式点火時期制御装置に関す
る。
計算機を用いた電子式点火時期制御装置に関す
る。
従来、この種の電子式点火時期制御装置として
は、第1図に示す構成のものが提案されている。
図において1は機関の回転に同期して回転する円
板、2,3は前記円板1の外周に近接し、互いに
所定の角度を隔てて配設された位置センサーで、
例えば、90度の角度を隔てて配設されている。
4,5は上記円板の外周上に取付けられ、機関の
回転角度を上記位置センサー2,3を通して検知
するための被検出体で、位置センサーに、例えば
発振型の近接スイツチを用いる場合には鉄等の金
属片を設ける。6はクロツクパルスの発生器、7
は前記位置センサー2,3の検出信号P1,P2を入
力として時間的に直列に取り込む検出信号取り込
み回路となる論理和ゲートである。8はクロツク
発生器6の出力信号によつてトリガーされ、入力
のクロツク数を計数するカウンタ、9は上記論理
和ゲート7の出力信号によつてトリガーされ、カ
ウンタ8のカウント値をラツチするラツチ回路
で、ラツチしたカウント値はデイジタル計算機1
0によつて任意の時刻に読み出すことができるよ
うにその出力はデイジタル計算機に接続されてい
る。デイジタル計算機10はマイクロプロセツ
サ、半導体記憶素子、論理ゲート素子等から構成
されるマイクロコンピユータである。デイジタル
計算機10は前記位置センサー2,3の信号P1,
P2及び前記ラツチ回路からのデータを入力として
クロツク発生器6のクロツク出力に同期して演算
処理、記憶、データの出力等を行う、11,12
はレジスタでデイジタル計算機10の出力データ
バスに接続され、その出力データバスに送出され
たカウンタ値を保持し、その出力は一致回路1
3,14に接続されている。一致回路13および
14は各々、前記レジスタ11,12に接続され
ると共に前記カウンタ8にも接続され、レジスタ
11、および12の内容と、カウンタ8の内容と
を比較しその両データが一致した時、一致信号を
出力する。15はフリツプフロツプで前記一致回
路13の出力信号によつてセツトされ、一致回路
14の出力信号によつてリセツトされる。16は
電流増幅用のトランジスタで前記フリツプフロツ
プ15の反転出力は該トランジスタのベースに
接続されコレクタは次段のトランジスタ18のベ
ースに接続されている。19は点火コイルでその
1次巻線の一端は前記トランジスタ18のコレク
タに接続され2次巻線の一端は配電器20を介し
て点火栓21a,21b,21c,21dに接続
されている。22はバツテリで前記点火コイル1
9及び前記トランジスタ16のコレクタ抵抗17
を介して前記トランジスタ18のベース電流を供
給するように接続されている。
は、第1図に示す構成のものが提案されている。
図において1は機関の回転に同期して回転する円
板、2,3は前記円板1の外周に近接し、互いに
所定の角度を隔てて配設された位置センサーで、
例えば、90度の角度を隔てて配設されている。
4,5は上記円板の外周上に取付けられ、機関の
回転角度を上記位置センサー2,3を通して検知
するための被検出体で、位置センサーに、例えば
発振型の近接スイツチを用いる場合には鉄等の金
属片を設ける。6はクロツクパルスの発生器、7
は前記位置センサー2,3の検出信号P1,P2を入
力として時間的に直列に取り込む検出信号取り込
み回路となる論理和ゲートである。8はクロツク
発生器6の出力信号によつてトリガーされ、入力
のクロツク数を計数するカウンタ、9は上記論理
和ゲート7の出力信号によつてトリガーされ、カ
ウンタ8のカウント値をラツチするラツチ回路
で、ラツチしたカウント値はデイジタル計算機1
0によつて任意の時刻に読み出すことができるよ
うにその出力はデイジタル計算機に接続されてい
る。デイジタル計算機10はマイクロプロセツ
サ、半導体記憶素子、論理ゲート素子等から構成
されるマイクロコンピユータである。デイジタル
計算機10は前記位置センサー2,3の信号P1,
P2及び前記ラツチ回路からのデータを入力として
クロツク発生器6のクロツク出力に同期して演算
処理、記憶、データの出力等を行う、11,12
はレジスタでデイジタル計算機10の出力データ
バスに接続され、その出力データバスに送出され
たカウンタ値を保持し、その出力は一致回路1
3,14に接続されている。一致回路13および
14は各々、前記レジスタ11,12に接続され
ると共に前記カウンタ8にも接続され、レジスタ
11、および12の内容と、カウンタ8の内容と
を比較しその両データが一致した時、一致信号を
出力する。15はフリツプフロツプで前記一致回
路13の出力信号によつてセツトされ、一致回路
14の出力信号によつてリセツトされる。16は
電流増幅用のトランジスタで前記フリツプフロツ
プ15の反転出力は該トランジスタのベースに
接続されコレクタは次段のトランジスタ18のベ
ースに接続されている。19は点火コイルでその
1次巻線の一端は前記トランジスタ18のコレク
タに接続され2次巻線の一端は配電器20を介し
て点火栓21a,21b,21c,21dに接続
されている。22はバツテリで前記点火コイル1
9及び前記トランジスタ16のコレクタ抵抗17
を介して前記トランジスタ18のベース電流を供
給するように接続されている。
次に第1図の従来装置について動作の概要を第
2図を用いて説明する。第2図は、第1図要部の
代表的な波形図である。すなわち、第2図a及び
bは夫々位置センサー2及び3の出力信号でP2は
機関の各気筒におけるシリンダーの上死点付近の
角度を示し、通常は上死点前の数度の角度位置を
示す。また、P1は前記P2より90度前の角度位置を
検出する信号である。第2図cは第1図のカウン
タ8のカウント値Cの変化を時間を横軸にとつて
模式的に直線で示したものである。dおよびeは
第1図の一致回路13および14の出力信号でそ
れぞれ第1図のフリツプフロツプ15のセツト信
号およびリセツト信号となる。fは前記セツト信
号およびリセツト信号によつて反転動作するフリ
ツプフロツプ15のの出力波形、g点火コイル
19の一次電流波形である。機関が始動されてア
イドル回転以下の始動時には前記検出信号P1の信
号入力と同時に点火コイルの一次電流の通電を行
い、検出信号P2の信号入力と同時に一次電流の遮
断を行なうべく第1図では次のような処理を行つ
ている。すなわち、検出信号P1の信号は論理和ゲ
ート7を介してラツチ回路9に入力され、このと
きのカウンタ8のカウント値がラツチ回路9にラ
ツチされる。一方検出信号P1はデイジタル計算機
10に入力されこの入力信号によつてデイジタル
計算機10はラツチ回路9の内容を読み出し検出
信号P1の信号入力時刻をカウント値CP10として
検知する。次に、P1信号の入力時刻、すなわちC
P10に対してはレジスタ11へのデータの転送と
一致回路13における比較一致検出動作に要する
時間に相当するカウント数を加えたカウント値C
SOをデイジタル計算機10によつて演算する。こ
の演算されたカウント値CSOはレジスタ11に転
送され一致回路13でカウンタ8のカウント値と
前記レジスタ11に転送されたカウント値CSOと
比較され、その両値が一致した時に一致回路13
より第2図dに示すように信号Sが出力される。
信号Sによりフリツプフロツプ15はセツトさ
れ、その出力端子は“L”レベルに反転し、ト
ランジスタ16はoffし逆にトランジスタ18は
onに切換つて点火コイル19の通電電流が流れ
る。次に機関が更に90度回転して検出信号P2が入
力されると、前述の説明と同様にカウント値CRO
がデイジタル計算機10によつて演算され、カウ
ンタ8の内容がカウント値CROと一致したとき一
致回路14から一致信号が出力されフリツプフロ
ツプ15のリセツトRに信号を伝達し、この動作
により出力端子は第3図fに示す如く“L”レ
ベルから“H”レベルに反転する。そして同時に
トランジスタ16はon、トランジスタ18はoff
に切換わり点火コイル19の一次電流は遮断され
る。この時、点火プラグ21に点火火花が発生す
る。
2図を用いて説明する。第2図は、第1図要部の
代表的な波形図である。すなわち、第2図a及び
bは夫々位置センサー2及び3の出力信号でP2は
機関の各気筒におけるシリンダーの上死点付近の
角度を示し、通常は上死点前の数度の角度位置を
示す。また、P1は前記P2より90度前の角度位置を
検出する信号である。第2図cは第1図のカウン
タ8のカウント値Cの変化を時間を横軸にとつて
模式的に直線で示したものである。dおよびeは
第1図の一致回路13および14の出力信号でそ
れぞれ第1図のフリツプフロツプ15のセツト信
号およびリセツト信号となる。fは前記セツト信
号およびリセツト信号によつて反転動作するフリ
ツプフロツプ15のの出力波形、g点火コイル
19の一次電流波形である。機関が始動されてア
イドル回転以下の始動時には前記検出信号P1の信
号入力と同時に点火コイルの一次電流の通電を行
い、検出信号P2の信号入力と同時に一次電流の遮
断を行なうべく第1図では次のような処理を行つ
ている。すなわち、検出信号P1の信号は論理和ゲ
ート7を介してラツチ回路9に入力され、このと
きのカウンタ8のカウント値がラツチ回路9にラ
ツチされる。一方検出信号P1はデイジタル計算機
10に入力されこの入力信号によつてデイジタル
計算機10はラツチ回路9の内容を読み出し検出
信号P1の信号入力時刻をカウント値CP10として
検知する。次に、P1信号の入力時刻、すなわちC
P10に対してはレジスタ11へのデータの転送と
一致回路13における比較一致検出動作に要する
時間に相当するカウント数を加えたカウント値C
SOをデイジタル計算機10によつて演算する。こ
の演算されたカウント値CSOはレジスタ11に転
送され一致回路13でカウンタ8のカウント値と
前記レジスタ11に転送されたカウント値CSOと
比較され、その両値が一致した時に一致回路13
より第2図dに示すように信号Sが出力される。
信号Sによりフリツプフロツプ15はセツトさ
れ、その出力端子は“L”レベルに反転し、ト
ランジスタ16はoffし逆にトランジスタ18は
onに切換つて点火コイル19の通電電流が流れ
る。次に機関が更に90度回転して検出信号P2が入
力されると、前述の説明と同様にカウント値CRO
がデイジタル計算機10によつて演算され、カウ
ンタ8の内容がカウント値CROと一致したとき一
致回路14から一致信号が出力されフリツプフロ
ツプ15のリセツトRに信号を伝達し、この動作
により出力端子は第3図fに示す如く“L”レ
ベルから“H”レベルに反転する。そして同時に
トランジスタ16はon、トランジスタ18はoff
に切換わり点火コイル19の一次電流は遮断され
る。この時、点火プラグ21に点火火花が発生す
る。
次に機関の回転が上昇し検出信号P2の入力時よ
り進角点火、あるいは遅角点火させる場合の動作
について以下に説明する。検出信号P1およびP2の
信号入力時のカウンタ18のカウント値は前記説
明で周知の如く、まず、デイジタル計算機10に
おいて検知され、夫々のカウント値を記憶してお
く、そして第2図a,b上に示したような検出信
号P1及びP2における信号間隔T1およびT2を計算
し、各々の値を記憶する。次に信号間隔T1およ
びT2の逆数演算等を行う。これは検出信号P1,
P2の入力時ごとに機関の回転数を算出し、この回
転数に対して予め設定されている進角度をデイジ
タル計算機10の記憶装置から読み出し、各回転
状態に対する進角度を計算して信号間隔T1およ
びT2の値を用いてその回転数における前記進角
度に対する時間変換を行ないその演算結果は第2
図gのT〓で示される。このT〓なる時間だけ進
角した状態での点火コイルの通電、遮断は以下の
ようになる(第2図c参照)。コイルへの通電の
動作は検出信号P2の入力時において次の処理を行
なう。すなわち、検出信号P2の入力時のカウント
値CP2に対して、時間tSに相当するカウント値
だけ大きいカウント値CS1がデイジタル計算機1
0によつて、以下の演算を実行した後、レジスタ
11に転送される。
り進角点火、あるいは遅角点火させる場合の動作
について以下に説明する。検出信号P1およびP2の
信号入力時のカウンタ18のカウント値は前記説
明で周知の如く、まず、デイジタル計算機10に
おいて検知され、夫々のカウント値を記憶してお
く、そして第2図a,b上に示したような検出信
号P1及びP2における信号間隔T1およびT2を計算
し、各々の値を記憶する。次に信号間隔T1およ
びT2の逆数演算等を行う。これは検出信号P1,
P2の入力時ごとに機関の回転数を算出し、この回
転数に対して予め設定されている進角度をデイジ
タル計算機10の記憶装置から読み出し、各回転
状態に対する進角度を計算して信号間隔T1およ
びT2の値を用いてその回転数における前記進角
度に対する時間変換を行ないその演算結果は第2
図gのT〓で示される。このT〓なる時間だけ進
角した状態での点火コイルの通電、遮断は以下の
ようになる(第2図c参照)。コイルへの通電の
動作は検出信号P2の入力時において次の処理を行
なう。すなわち、検出信号P2の入力時のカウント
値CP2に対して、時間tSに相当するカウント値
だけ大きいカウント値CS1がデイジタル計算機1
0によつて、以下の演算を実行した後、レジスタ
11に転送される。
CS1=CP2+〔tS〕、tS=T2−T2/2−T〓………
(23)
第2図cに示されるCP2から時間が経過し、カ
ウンタ8のカウント値がCP2から第2図cの如く
変化して前記CS1なるカウント値に達すると、一
致回路13から一致信号Sが出力され、その後は
前述の機関始動時の動作説明と同様の動作が行わ
れ、点火コイルの通電が開始される。更に、電流
遮断、つまり点火動作は検出信号P1の入力時にお
いて以下の処理が行われる。つまり検出信号P1の
入力時のカウント値CP1に対して以下の式で示さ
れる時間tRに相当するカウント値だけ大きいカ
ウント値CR1をデイジタル計算機10で算出す
る。カウント値CR1はレジスタ12に転送された
後、時間 CR1=CP1+〔tR〕、tR=T1−T〓 ………(24) の経過があつて、一致回路14の出力信号Rはカ
ウンタ8の内容がCR1に達した時刻で発生しフリ
ツプフロツプ15及びトランジスタ16,18を
介して点火コイルの電流遮断が行われ、その時、
時間T〓に相当する角度の点火進角が行われるも
のであつた。
ウンタ8のカウント値がCP2から第2図cの如く
変化して前記CS1なるカウント値に達すると、一
致回路13から一致信号Sが出力され、その後は
前述の機関始動時の動作説明と同様の動作が行わ
れ、点火コイルの通電が開始される。更に、電流
遮断、つまり点火動作は検出信号P1の入力時にお
いて以下の処理が行われる。つまり検出信号P1の
入力時のカウント値CP1に対して以下の式で示さ
れる時間tRに相当するカウント値だけ大きいカ
ウント値CR1をデイジタル計算機10で算出す
る。カウント値CR1はレジスタ12に転送された
後、時間 CR1=CP1+〔tR〕、tR=T1−T〓 ………(24) の経過があつて、一致回路14の出力信号Rはカ
ウンタ8の内容がCR1に達した時刻で発生しフリ
ツプフロツプ15及びトランジスタ16,18を
介して点火コイルの電流遮断が行われ、その時、
時間T〓に相当する角度の点火進角が行われるも
のであつた。
しかし、一般の車載電子機器、とりわけ電子式
点火制御装置は自らが点火ノイズの発生源を構成
し、また、入力信号源となる機関の回転角度検出
手段は上述の従来例でもわかるように機関の振動
を直接受ける機械的位置に設置されており電子式
点火制御装置への入力信号の信頼度は保証しがた
いものであつた。従つて上述の如き悪条件下での
入力信号に起因する誤動作に対して、従来の電子
式点火時期制御装置では上述のデイジタル計算機
を用いた装置に限らず一般に入力信号のインター
フエイス部でフイルタ設置等による誤動作対策が
施されていた。しかし、その様な対策のみでは電
磁誘導ノイズや、直流に近い低周波でのレベル変
動等は除去されても、位置センサー自体の誤動作
に基づく誤信号は除去できない。また、フイルタ
ー効果による入力信号の時間遅れ等は避けられな
いという欠点があつた。
点火制御装置は自らが点火ノイズの発生源を構成
し、また、入力信号源となる機関の回転角度検出
手段は上述の従来例でもわかるように機関の振動
を直接受ける機械的位置に設置されており電子式
点火制御装置への入力信号の信頼度は保証しがた
いものであつた。従つて上述の如き悪条件下での
入力信号に起因する誤動作に対して、従来の電子
式点火時期制御装置では上述のデイジタル計算機
を用いた装置に限らず一般に入力信号のインター
フエイス部でフイルタ設置等による誤動作対策が
施されていた。しかし、その様な対策のみでは電
磁誘導ノイズや、直流に近い低周波でのレベル変
動等は除去されても、位置センサー自体の誤動作
に基づく誤信号は除去できない。また、フイルタ
ー効果による入力信号の時間遅れ等は避けられな
いという欠点があつた。
従つて、本発明は上記の欠点を除去するために
なされたもので、電子式点火制御装置の入力信号
にみられる誤動作除去手段として制御装置内に入
力信号の正、誤を自動判別する判別回路を設け、
その入力信号時間データが所定時間以下であれば
その時の信号は入力されなかつたと見なす選択制
御を行い制御回路の誤動作を確実に除去する電子
式点火時期制御装置を提供することを目的とす
る。
なされたもので、電子式点火制御装置の入力信号
にみられる誤動作除去手段として制御装置内に入
力信号の正、誤を自動判別する判別回路を設け、
その入力信号時間データが所定時間以下であれば
その時の信号は入力されなかつたと見なす選択制
御を行い制御回路の誤動作を確実に除去する電子
式点火時期制御装置を提供することを目的とす
る。
以下、本発明を図示の実施例について説明す
る。図中同一部分及び信号名は同一符号をもつて
示している。第3図は本発明の一実施例を示すデ
イジタル計算機10の処理手順を示すフローチヤ
ート図である。まず、第1図との関連において、
点火制御装置に入力ライン25より何らかの機関
回転位置検出信号が入力されると、論理和ゲート
7を介してラツチ回路9にその時のカウンタ8の
内容がラツチされる。同時にデイジタル計算機1
0には第3図に示す手順で信号処理が行われる。
まず、ステツプ26においては検出信号P1あるいは
P2を取込み次にデイジタル計算機10の内部の動
作として前記入力の割込み処理ルーチンを実行す
る割込み開始27に進む。次のステツプ28でラツ
チ回路の内容CPの読込みを行いその時の信号入
力時刻をカウント値として検知し、そのカウント
値をそれ以前の既に記憶ずみの最も新しい正規信
号入力時刻のカウント値Cqとの差をステツプ29
で演算する。引続いてステツプ30では前記ステツ
プ29で得られた差と、機関回転数等の条件によつ
て変化する所定変動値Crとを比較し、前記ステ
ツプ29で得られた差が変動値Crより小さい場合
には今の信号入力は誤信号であるとして元のメイ
ン処理ルーチンに復帰し、逆に大きい場合にはそ
の入力信号は正規であるとしてステツプ32に進
む。ここでは今の信号入力時のカウント値CPを
前記ステツプ29で参照したカウント値Cqとして
次の入力信号に対する参照カウント値として置換
える。次にステツプ33においては今の入力信号が
検出信号P1か、P2かに応じてそれぞれステツプ
34、あるいは35に進み第1図点火時期制御装置の
動作で既述の処理が実行された後、元のメイン処
理ルーチンに復帰する。上記ステツプ30におい
て、比較の基準となる所定変動値Crは機関の始
動時、電源の投入時および機関回転数に応じて変
化させ点火制御装置への入力信号の正規の時系列
のみを選択し入力する如く設定する。
る。図中同一部分及び信号名は同一符号をもつて
示している。第3図は本発明の一実施例を示すデ
イジタル計算機10の処理手順を示すフローチヤ
ート図である。まず、第1図との関連において、
点火制御装置に入力ライン25より何らかの機関
回転位置検出信号が入力されると、論理和ゲート
7を介してラツチ回路9にその時のカウンタ8の
内容がラツチされる。同時にデイジタル計算機1
0には第3図に示す手順で信号処理が行われる。
まず、ステツプ26においては検出信号P1あるいは
P2を取込み次にデイジタル計算機10の内部の動
作として前記入力の割込み処理ルーチンを実行す
る割込み開始27に進む。次のステツプ28でラツ
チ回路の内容CPの読込みを行いその時の信号入
力時刻をカウント値として検知し、そのカウント
値をそれ以前の既に記憶ずみの最も新しい正規信
号入力時刻のカウント値Cqとの差をステツプ29
で演算する。引続いてステツプ30では前記ステツ
プ29で得られた差と、機関回転数等の条件によつ
て変化する所定変動値Crとを比較し、前記ステ
ツプ29で得られた差が変動値Crより小さい場合
には今の信号入力は誤信号であるとして元のメイ
ン処理ルーチンに復帰し、逆に大きい場合にはそ
の入力信号は正規であるとしてステツプ32に進
む。ここでは今の信号入力時のカウント値CPを
前記ステツプ29で参照したカウント値Cqとして
次の入力信号に対する参照カウント値として置換
える。次にステツプ33においては今の入力信号が
検出信号P1か、P2かに応じてそれぞれステツプ
34、あるいは35に進み第1図点火時期制御装置の
動作で既述の処理が実行された後、元のメイン処
理ルーチンに復帰する。上記ステツプ30におい
て、比較の基準となる所定変動値Crは機関の始
動時、電源の投入時および機関回転数に応じて変
化させ点火制御装置への入力信号の正規の時系列
のみを選択し入力する如く設定する。
この様な構成からなる本発明の具体的な実施例
を以下に述べる。例えば機関の回転数変動が非常
に激しい始動時には所定変動値Crには一定の値
を予じめ設定する。まず、設定範囲として下限値
は点火火花のアーク時間程度、上限値は当該内燃
機関の始動時最大回転数における正規信号の入力
時間間隔となる。一例としてCrは5ms相当が
目安として扱われる。また、機関の回転が比較的
安定しているアイドル回転以上では機関回転数に
反比例するように各時点で設定変更がなされる。
一つの実施例をあげると正規信号の入力時間間隔
の1/2を所定変更値としている。つまり機関回転
数が1000r.p.mでこの回転が維持されるとしたと
き、次の正規の信号の入力時間間隔が10msであ
れば所定変動値Crとして5msを設定する。一
般機関においてアイドル回転以上においては機関
の負荷が急激な断続をしても、また、無負荷時に
急加速動作をしても回転数上昇の変動は下降方向
への回転数変動に比して比較的小さい。よつて、
上記の様な設定を行つても正規信号の選択に何ら
支障はなく信号入力の誤動作に対して十分な誤動
作除去効果を奏するものである。
を以下に述べる。例えば機関の回転数変動が非常
に激しい始動時には所定変動値Crには一定の値
を予じめ設定する。まず、設定範囲として下限値
は点火火花のアーク時間程度、上限値は当該内燃
機関の始動時最大回転数における正規信号の入力
時間間隔となる。一例としてCrは5ms相当が
目安として扱われる。また、機関の回転が比較的
安定しているアイドル回転以上では機関回転数に
反比例するように各時点で設定変更がなされる。
一つの実施例をあげると正規信号の入力時間間隔
の1/2を所定変更値としている。つまり機関回転
数が1000r.p.mでこの回転が維持されるとしたと
き、次の正規の信号の入力時間間隔が10msであ
れば所定変動値Crとして5msを設定する。一
般機関においてアイドル回転以上においては機関
の負荷が急激な断続をしても、また、無負荷時に
急加速動作をしても回転数上昇の変動は下降方向
への回転数変動に比して比較的小さい。よつて、
上記の様な設定を行つても正規信号の選択に何ら
支障はなく信号入力の誤動作に対して十分な誤動
作除去効果を奏するものである。
従つて、本発明によれば点火制御装置にパルス
トレンとして直列に入力される機関回転の検出信
号相互の時間間隔をデイジタル計算機、ラツチ回
路およびカウンタによつて随意計測しその計測さ
れたパルス間隔時間が予じめ設定されている時間
値に対して所定値以下であるならばそのとき入力
された入力信号は信号取込条件から外して制御す
る様にしたものであるから簡単、安価な手段によ
つて耐ノイズ性が向上し入力信号の誤動作に対し
て高い信頼性を保つた電子式点火時期制御装置が
得られる効果がある。
トレンとして直列に入力される機関回転の検出信
号相互の時間間隔をデイジタル計算機、ラツチ回
路およびカウンタによつて随意計測しその計測さ
れたパルス間隔時間が予じめ設定されている時間
値に対して所定値以下であるならばそのとき入力
された入力信号は信号取込条件から外して制御す
る様にしたものであるから簡単、安価な手段によ
つて耐ノイズ性が向上し入力信号の誤動作に対し
て高い信頼性を保つた電子式点火時期制御装置が
得られる効果がある。
第1図は従来の電子式点火制御装置の構成を示
すブロツク図、第2図は第1図の装置の動作を説
明する要部のタイムチヤート図、第3図は本発明
の一実施例を示すデイジタル計算機内の処理フロ
ーチヤート図である。 1……円板、2,3……位置センサー、4,5
……被検出体、6……クロツク発生器、7……論
理和ゲート、8……カウンタ、9……ラツチ回
路、10……デイジタル計算機、11,12……
レジスタ、13,14……一致回路、16,18
……トランジスタ、19……点火コイル、20…
…配電器、21……点火栓。
すブロツク図、第2図は第1図の装置の動作を説
明する要部のタイムチヤート図、第3図は本発明
の一実施例を示すデイジタル計算機内の処理フロ
ーチヤート図である。 1……円板、2,3……位置センサー、4,5
……被検出体、6……クロツク発生器、7……論
理和ゲート、8……カウンタ、9……ラツチ回
路、10……デイジタル計算機、11,12……
レジスタ、13,14……一致回路、16,18
……トランジスタ、19……点火コイル、20…
…配電器、21……点火栓。
Claims (1)
- 1 機関のサイクル中に偶数回、夫々所定の角度
だけずれた角度位置で回転角度検出信号を発生す
る偶数個の回転角度検出信号発生器と、前記回転
角度検出信号を入力として時間的に直列に取り込
む検出信号取り込み回路と、この検出信号取り込
み回路の出力信号によつてトリガされ、カウンタ
のカウント値をラツチするラツチ回路と、このラ
ツチ回路でラツチしたカウント値を任意の時刻に
読み出すデイジタル計算機と、このデイジタル計
算機の出力データバスに接続され、この出力デー
タバスに送出されたカウント値を保持する一対の
レジスタと、このレジスタのデータと前記カウン
タのデータとを比較し、両データが一致したとき
一致信号を出力する一対の一致回路と、一方の一
致回路の出力信号によつてセツトされ他方の一致
回路の出力信号によつてリセツトされるフリツプ
フロツプと、このフリツプフロツプの出力によつ
て点火コイルの一次電流を制御するスイツチ手段
とを備えた電子式点火時期制御装置において、前
記デイジタル計算機には前記検出信号取り込み回
路により取り込まれた信号の時間間隔を計測する
手段を備えた入力信号時間計測時間と、前記入力
信号の各入力時に前記入力信号時間計測手段の出
力値が所定時間間隔以下であるか否かを以前に取
り込んだ信号の時間間隔と比較し、前記出力値が
所定時間間隔以上である場合のみ前記入力信号が
あつたと判別する判別回路とが備えられたことを
特徴とする電子式点火時期制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7881681A JPS57193767A (en) | 1981-05-22 | 1981-05-22 | Electronic ignition timing controller |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7881681A JPS57193767A (en) | 1981-05-22 | 1981-05-22 | Electronic ignition timing controller |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57193767A JPS57193767A (en) | 1982-11-29 |
JPS6253712B2 true JPS6253712B2 (ja) | 1987-11-11 |
Family
ID=13672359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7881681A Granted JPS57193767A (en) | 1981-05-22 | 1981-05-22 | Electronic ignition timing controller |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57193767A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2821131B2 (ja) * | 1988-03-18 | 1998-11-05 | 富士重工業株式会社 | エンジンの点火時期制御装置 |
JPH0378550A (ja) * | 1989-08-18 | 1991-04-03 | Hitachi Ltd | 内燃機関の気筒別制御用クランク角センサ |
JP3085382B2 (ja) * | 1989-08-25 | 2000-09-04 | 株式会社日立製作所 | 内燃機関の燃焼状態制御方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5189944A (ja) * | 1975-02-05 | 1976-08-06 |
-
1981
- 1981-05-22 JP JP7881681A patent/JPS57193767A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5189944A (ja) * | 1975-02-05 | 1976-08-06 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57193767A (en) | 1982-11-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4461257A (en) | Method and system for controlling engine ignition timing | |
JPH02272328A (ja) | エンジンのノック検出装置 | |
JPH02125948A (ja) | エンジン制御装置 | |
EP0085909B1 (en) | Crank angle detecting device for an internal combustion engine | |
JPS6253712B2 (ja) | ||
JPH07117036B2 (ja) | 点火制御装置 | |
JPH0765556B2 (ja) | 内燃機関の点火制御装置 | |
JPH0380982B2 (ja) | ||
US5265037A (en) | Rotational speed detecting apparatus storing alternate information in two memories | |
JPH0235154B2 (ja) | ||
JPH01219341A (ja) | 内燃機関の気筒判別装置 | |
JPH0762468B2 (ja) | 内燃機関の電子式点火制御装置 | |
JP2523824B2 (ja) | 機関点火装置 | |
JPH033945A (ja) | エンジン制御装置 | |
US4928649A (en) | Ignition timing control system for an automotive engine | |
JPS6047877A (ja) | 内燃機関用基準位置検出装置 | |
JPS6314766B2 (ja) | ||
JP2570013B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2997281B2 (ja) | 点火制御装置 | |
JPH01219342A (ja) | 内燃機関の気筒判別装置 | |
JP3387175B2 (ja) | 時間誤計測防止装置 | |
JPS6136754Y2 (ja) | ||
JPH05209585A (ja) | エンジン点火時期制御装置 | |
JP2561847B2 (ja) | 内燃機関の点火時期計測装置 | |
JP2627153B2 (ja) | 点火時期制御装置 |