JPS625367A - 加温療法用アプリケ−タ - Google Patents
加温療法用アプリケ−タInfo
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- JPS625367A JPS625367A JP14356185A JP14356185A JPS625367A JP S625367 A JPS625367 A JP S625367A JP 14356185 A JP14356185 A JP 14356185A JP 14356185 A JP14356185 A JP 14356185A JP S625367 A JPS625367 A JP S625367A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、加温療法用アプリケータに係り、と(に電磁
波を用いて生体の所定箇所を加温治療するための加温療
法用アプリケータに関する。 〔従来の技術〕 近年、加温療法
波を用いて生体の所定箇所を加温治療するための加温療
法用アプリケータに関する。 〔従来の技術〕 近年、加温療法
しかしながら、かかる従来例においては、アプリケータ
1の内部において電磁波のエネルギ損失が比較的大きい
。このため発明者らは、当該アプリケータ内に電磁波の
減衰の少ないオイルを充填することを既に提案している
(特願昭59−8692号)。 一方、このオイル充填のアプリケータにおいても、電波
レンズ部および冷却機構さらには加温部側とに対するイ
ンピーダンス不整合により、電磁波の反射が生じ、これ
がため電磁波給電部その他覚磁波伝送系に定在波が発生
し、これに起因して電磁波伝送系が過熱され著しいエネ
ルギ損をきたすという不都合がある。そして、かかる不
都合を改善するため、前記電波レンズ部と電磁波給電部
との間に整合手段を配設する試みが一部で成されている
。 しかしながら、この場合においても、アプリケータ内の
損失を完全に抑えることができず、これがためケース本
体が加熱して内部の充填オイルが熱膨張し、これによっ
て例えば内設したオイル封入仕切板が異常圧力により破
損するという不都合が生じている。 〔発明の目的〕 本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、アプ
リケータ内の温度上昇を効率よく抑えるとともに、耐久
性があり且つ取扱いが容易な加温療法用アプリケータを
提供することを、その目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明では、一端部に電磁波給電部を有し他端
部に電波レンズ部および電磁波放射端部を備えたケース
本体と、このケース本体内の前記電磁波給電部に充填さ
れた電磁波の減衰の少ない絶縁油と、前記電磁波放射端
部に装備され加温部の表面側冷却用の冷却機構とを備え
た加温療法用アプリケータにおいて、前記冷却機構の一
端部に冷却液流入口を、又他端部に冷却液流出口を各々
設けるとともに、この冷却液流出口から流出される冷却
液の流出路を、前記ケース本体に沿って該ケース本体に
一体的に設けるという構成を採り、これによって前記目
的を達成しようとするものである。 〔作 用〕 電磁波給電部によってケース本体内へ導かれた電磁波は
、導波管としてのケース本体内を伝播しながら電波レン
ズ部によりレンズ効果が付され、しかるのち電磁波放射
端部から生体深部の所定箇所へ放射伝播される。 この場合、加温部の表面側は、その熱傷防止のために冷
却機構によって常時冷却される。 一方、ケース本体内では、固有のインピーダンスに基づ
く損失があり、これが熱損失として当該ケース本体を加
熱せしめる事態が生じている。これに対し、本発明では
、前述した冷却機構の冷却液の内、加温部の表面部分を
冷却した後の冷却液をケース本体の外周面に導き、これ
によって当該ケース本体を一方の面において連続的に冷
却し、ケース本体の加熱を防止するとともに充填オイル
が異常に熱膨張するのを有効に抑えている。 〔第1実施例〕 以下、本発明の第1実施例を、第1図ないし第12図に
基づいて説明する。 まず、第1図において、10は導波管としての機能を備
えたケース本体を示す。このケース本体10は、第2図
ないし第3図でも明らかのように箱形を成し、その一端
部に電磁波給電部11が設けられ、その他端部に電波レ
ンズ部12が設けられ、又その中間部には電磁波整合用
のスタブ整合手段としてのスタブチュナー機構63が装
備されている。さらに、前記電波レンズ部12の第1図
における右端部は、開口されて電磁波放射端部14を形
成し、同時にこの電磁波放射端部14には、当該電磁波
放射端部14を外側から覆うようζして生体表面側冷却
用の冷却機構15が装備されている。 前記電磁波給電部11は、ケース本体10の一部を成す
給電部導波管10Aと、この給電部導波管10Aの中央
部に突出して配設された励振アンテナIIAと、この励
振アンテナIIAに接続された防水形で電磁波用の同軸
コネクタIIBとにより形成されている。そして、これ
により、同軸コネクタIIBを介して送り込まれる電磁
波は効率よくケース本体10内へ導入されるようになっ
ている。 前記給電部導波管10A内には、前記スタブチュナー機
構63の装備箇所をも含めて、電磁波の減衰が小さい絶
縁油(以下、単に「オイル」という)IOCが充填され
ている。IODは前記オイルIOCを封入するための誘
電体部材から成るオイル封入仕切板を示す。 前記スタブチュナー機構63は、三本のスタブバー66
から成り、この各スタブバー66は前記ケース本体10
内に対してその適当量が各別に突出可能に形成されてい
る。 これを更に詳述すると、前記スタブチュナー機構63の
内の三本の各スタブチュナー機構は、一端部が開口され
たシリンダ部64と、このシリンダ部64内を往復移動
するピストン部材65の一部に固着され前記ケース本体
10に形成された所定の貫孔tOSを遊挿して当該ケー
ス本体内に突出されるように装備されたスタブバー66
と、前記シリンダ部64の開口部分に回転自在に装備さ
れ前記ピストン部材に往復動を付勢するねじ式駆動機構
67とにより構成されている。この内、前記ねし機構6
7は、駆動ねじ部67Aを固着するとともに回転のみが
許容されて前記シリンダ部64に装着された駆動部材6
7Bと、この駆動部材67Bの外部への離脱を係止する
スナップピン67Cと、前記駆動部材67Bに装着され
たシール部材67Dとにより形成されている。そして、
第L4図に示すように、前記駆動部材67Bに形成され
た2つの駆動用小孔部67E、67Eを介して当該駆動
部材67Bを回転せしめると、これと一体化されている
駆動ねじ部67Aがその位置を変えることなく回転し、
このためその回転反力によって前記ピストン部材65が
シリンダ部64内を往又は復移動し、これによって当該
ピストン部材65に一体化されたスタブバー66の前記
ケース本体10内への突出量が適当に調整されるように
なっている。64A、65Aは、各々オイル流通孔を示
す。 また、前記ケース本体10の第1図における左端部には
、流体収容手段76が設けられている。 この流体収容手段76は、前記ケース本体10の第1図
における左端部に設けられた一定の空間領域を有する流
体収納部10Eと、この流体収納部10Eと前記給電部
導波管10A部分との間を仕切る目の細かい金網76A
と、前記流体収納部10E内に外部から挿入するように
してその中央の凸部が配設された断面凹状のカップ状軟
質部材76Bと、このカップ状軟質部材76Bの中央部
を外側から前記電磁波給電部11側へゆるやかに常時押
圧するコイルばね78Cと、このコイルばね76Cを係
止するとともに前記カップ状軟質部材76B4前記ケー
ス本体10に密封装着する蓋部材76Dとにより構成さ
れている。76Eは前記コイルばね76Cを係止するね
じを示し、76Fは蓋部材76Dに形成された通気孔を
示す。 ここで、前記金網76Aは、電磁波給電部11の側壁の
一部を構成するものであり、従ってこれと同等に機能す
るものであれば、例えば電磁波給電部ILの内壁に直接
複数の小孔を設けたものであっても又無数の貫通小孔を
有する板状金属部材で置き換えてもよい。 このため、前記スタプチュナー機構63によるインピー
ダンス整合の場合はもとより1例えば熱により充填オイ
ルIOCが体積膨張した場合であっても、直ちに前記流
体収容手段76が作用し、充填オイルIOCの増加分を
収容し得るようになっている。具体的には、オイル圧力
に押されて前記カップ状軟質部材76Bの中央部が圧縮
され、これによって広げられた流体収納部10Eに充填
オイルの増加分が収容される。 、また、前記ケース本体10の電磁波放射端部14に装
備された冷却機構15は、加温部の表面を効率よく冷却
するために偏平型に形成されている。 これを更に詳述すると、冷却機構15は、前記ケース本
体IOに一体的に固着された係着基板30と、この係着
基板30の一端部に形成された矩形状の冷却液流入口3
0Aと、これに対応して当該係着基板30の他端部に形
成された同じく矩形状の冷却液流出口30Bと、これら
の各冷却液流入・流出口30A、30B及び前記を磁波
放射端部14の開口10Eを取り囲むようにして刻設さ
れた防水用の絶縁膜係止溝30Cと、前記冷却液流入口
30Aに連結固定された冷却液ガイド31と、前記電磁
波放射端部14の略全面を被覆するようにして配設され
た偏平形の絶縁膜部材33と、この絶縁膜部材33をそ
の周囲を防水した状態で前記係着基板30に着脱自在に
装着する枠板34とにより形成されている。そして、前
記冷却液流出口30B部分は、後述する冷却液流出路に
連結されるようになっている。そして、前記絶縁膜部材
33は、外側に凸状で内側が開口された皿状をなし、電
磁波の減衰の少ないフィルム状誘電体により形成されて
いる。そして、冷却液流入口30Aから流入した冷却水
は当該絶縁膜部材33の内側を流動して第1図矢印fの
如く冷却液流出口30Bへ送り出されるが、この間に当
該絶縁膜部材33を介して生体表面を効率よく冷却し得
るようになっている。 前記ケース本体10の第1図における右端部に装備され
た電波レンズ部12は、本実施例では第4図ないし第8
図に示すように対向する二面が開口された箱形状に形成
され、その全体が前記ケース本体10内に着脱自在に収
納されるようになっている。 これを更に詳述すると、前記電波レンズ部12は、同一
寸法から成る複数枚の金属板40.40・・・と、この
各金属板40の第6図における上下端部を係止する枠体
41とにより形成されている。 この内、前記各金属板40は、その相互間が同図に示す
ように、その中央部の寸法幅α。を最大寸法とするとと
もに前記枠体41の側壁41Aに近づくに従って小さく
なるように設定されたα、。 α2.α3の寸法幅(但し、α。〉α、〉α2〉α3)
により配設され、これによって到来電磁波に対して第1
0図の点線で示す如く各金属板40の全体で一方の方向
に所定のレンズ効果を発揮し得るように設定されている
。また、前記各金属板40は、前記電磁波給電部ll側
の端部中央が弓形状に切除された形状となっており、こ
れによって、前述したものと同一の到来電磁波に対して
第9図に示すように′他方、の方向にも所定のレンズ効
果を発揮し得るように設定されている。第11図は、こ
のようにして形成された電波レンズ部12をケース本体
10に収納した場合の第1図における右側面図を示す(
但し絶縁膜部材33を取り除いた状態)。この場合、前
記電波レンズ部12は、その電磁波入射側と電磁波放射
側とがいづれも開放されており、これがため前述した冷
却機構15内の冷却液は極く容易に当該電波レンズ部内
に流入・流出し得る構造となっている。また、第1図に
おいて′42は前記電波レンズ部12を係止するための
止めねじを示す。そして、上記の如く着脱自在に形成さ
れた箱型の電波レンズ部12は実際には患部に応じて予
め数10個準備され、適宜選択使用されるようになって
いる。 さらに、前記電波レンズ部12の前記電磁波給電部11
側には、前記冷却液流出用の冷却液ガイド32に連通さ
れた気泡逃げ手段として比較的直径の小さい配管39が
装備され、治療中に生じた気泡が冷却液の流動に伴う負
圧によって当該冷却液ガイド32から直接外部へ吸い出
されるようになっている。 前記ケース本体IOの第1図における下面側に、当該ケ
ース本体10の下面全面にわたって冷却液流出路10W
が形成されている。この冷却液流出路10Wは、前述し
た冷却機構15の冷却液流出口30Bから送り出される
使用済の冷却液をケース本体10の下方の面金面に沿っ
て流動させ、しかるのち同図左端部に装備された冷却ガ
イド32より外部へ送出するものであり、これによって
前記ケース本体10が連続的に効率よく冷却されるよう
になっている。 そして、このようにして形成された本実施例における加
温療法用のアプリケータ50は、両側面の支持部材10
G、10H部分にて第12図に示すように逆U字状のア
プリケータ保持手段51によって矢印C,Dの如く起伏
回動自在に保持される。このアプリケータ保持手段51
は図示しない支持機構に支持され且つ矢印E、Fの如く
回転自在に構成され、これによって必要とする加温部に
適合した任意の姿勢をとることができるようになってい
る。 次に、上記実施例の全体的な作用について説明する。 まず、同軸コネクタIIBを介して入力され且つ励振ア
ンテナIIAからケース本体10内に向けて出力された
電磁波は、オイールIQC中でほとんど減衰することな
くそのまま電波レンズm t 2へ送られる。そして、
この電波レンズ部12を伝播する過程で中央部よりも外
側の方の位相が進み、これがため当該電波レンズ部12
から放射される時点で伝播してきた電磁波にレンズ効果
が付され、放射及び集束が同時になされる。このレンズ
効果を付された電磁波は冷却機構15内を伝播したのち
表面から生体側へと伝播されるが、この間、まず生体表
面で一部反射し、次いで当該生体表面及び深部の加熱に
入る。この場合、生体表面は、前述した冷却機構15に
より、効率よく冷却される。 また、深部については、とくに電波レンズ部12による
全方向のレンズ効果によって集束されることから所定の
深さの焦点位置及びその周囲が能率よく加温される。 一方、前記生体表面での反射波は電磁波伝送系のインピ
ーダンスの相違によるものであり、かかるインピーダン
ス変化は前記電波レンズ部12の入射側でも生じている
。このため励振アンテナ11A側からみると、前述した
電波レンズ部12及び加温部表面の両方からの電磁波の
反射を検知し得る。この場合、前記スタブチュナー機構
63を適当に調整することにより直ちに前述した電波レ
ンズ部12及び加温部側に対するインピーダンス整合を
採ることができ、これによって反射電磁波の発生が押さ
えられることから電磁エネルギーは効率よ(加温部内へ
送り込まれる。 すなわち、電磁波給電部11から導波管としてのケース
本体10内を伝播して電磁波放射端部14から外部へ放
射せしめる電磁波に対しては、まず電波レンズ部12か
ら、続いて生体表面から。 それぞれインピーダンス不整合に基づく反射波rが生じ
る。この場合、本発明では調整可能な三本のスタブ整合
手段によって前記電磁波給電部11に対して反射波r′
を形成せしめるとともに、三本のスタブチュナー機構6
3を調整して、r′=−r(振幅が等しく逆位相)に設
定する。このようにすると、反射rとr′は相互に打ち
消し合って前記電磁波給電部11からみると無反射とな
り、負荷側に対するインピーダンス整合が完全に成立す
る。従って反射波がほとんどなくなり、それに伴うエネ
ルギ損も大幅に抑えられる。 ここで、スタプチュナー機構13によるインピーダンス
整合は、具体的には、前記同軸コネクタ11Bに連結使
用される方向性結合器の反射電磁波表示手段(図示せず
)に表示される反射の割合を確認しながら、オペレータ
によってとり行われる。 前記スタブチュナー機構63によるインピーダンス整合
とは別に、前記ケース本体10内では僅かながらも電磁
波伝送系のインピーダンスに伴うエネルギ損が生じてお
り、これがアプリケータの連続使用によってケース本体
10及び充填オイル10Cを常時加熱することから充填
オイルIOCの熱膨張が生じ、その対策が問題となる。 この場合、これを放置すると、例えばオイル封入仕切板
10Dを破損せしめるが、これに対しては前述した流体
収容手段76が作用し、熱膨張により増大した充填オイ
ルIOCの増加分を容易に収納し得るようになっている
。 一方、これらケース本体10と充填オイル10Cの温度
上昇に対しては、同時に前述した冷却液流出路10Wが
作用し、これによってケース本体10及び充填オイルI
OCの温度上昇が緩和され、従って充填オイルのIOC
の熱膨張も少なくなっており、かかる点においては前記
流体収容手段76の小型化が可能となっている。 〔第2実施例〕 次に、本発明の第2実施例を第13図なりし第17図に
基づいて説明する。ここで、前述した第1実施例と同一
の構成部材については同一の符号を用いることとする。 この第2実施例は、前述した第1実施例が箱形状であっ
たのに対して全体的に円筒状に形成した点が著しく相違
している。 すなわち、第13図において、80は円筒状の支持ケー
スを示す。この筒状支持ケース80は、内側中心部に箱
形状のケース本体10を配設固着している。このケース
本体10には、前述した第1実施例と全く同様に、一端
部に電磁波給電部11が、他端部に電波レンズ部12及
び電磁波放射端部14が各々設けられ、また中間部には
電磁波整合用のスタブ整合手段としてのスタブチュナー
機構63が装備されている。このスタブチュナー機構6
3が装備された箇所は前記筒状支持ケース80から露出
されるように、当該筒状支持ケース80はその一部が切
除されて平坦面80Aを形成している。80Bは密封用
固着板を示す。また、この筒状支持ケース80の第13
図における右端部は円筒状のままになっており、この部
分に、前記ケース本体10の電磁波放射端部14を覆う
ようにして、深部加温に際しての生体表面冷却用の冷却
機構85が設けられている。 この冷却機構85はζ加温部の表面側を効率よく冷却す
るために直接的な冷却部分が偏平型をなし、又全体的に
は、後述する皿状の絶縁膜部材の着脱を容易ならしめる
ために筒状をなしている。 これを更に詳述すると、まず前記冷却機構85は、筒状
の固定枠部86と、この固定枠部86に着脱自在に螺合
された筒状係着枠87と、この筒状係着枠87によって
前記固定枠部86に着脱自在に装着され皿状で且つ比較
的厚さが薄い絶縁膜部材88とにより構成されている。 この内、前記筒状の固定枠部86には、その中心部に第
13図に示す如く前記ケース本体10の他端部が挿入配
設され、ロー付は等により一体化されている。また、こ
の固定枠86はその外面の第13図における右端部にね
じ部86Aが設けられ、更に同図の左端縁には密封板8
6Bが固着され、これによって前記ケース本体10の電
磁波放射端部14側のみが開口された状態となっている
。 また、前記筒状係着枠87は、第13図における左端部
め内径に前記固定枠体86の外側ねじ部86Aに螺合す
る内側ねじ部87Aを、又同図の右端縁には内側に向か
って油接された状態の環状曲折係着部を各々備えている
。更に、前記皿状の絶縁膜部材88は、その外周端に環
状で肉厚状の係止縁部88Aを有している。そして、こ
の絶縁膜部材88は、その係止縁部88Aにて前記筒状
係着枠87に係止されて前記固定枠部86に着脱自在に
密封固着されるようになっている。 そして、このようにして形成された冷却機構85は、第
13図における上端部に冷却液流入口85Aを、−又同
図における下端部に冷却液流出口85Bを各々有し、前
記絶縁膜部材88部分の一方から他方へ第13図の矢印
fの如く冷却液が一様に流動し得るようになっている。 さらに、前記筒状支持ケース80の第13図における上
端部中央には、当該筒状支持ケース80とケース本体1
0の下端面全面との間に、冷却液流出路80Wが設けら
れている。具体的には、第13図および第16図に示す
ように、前記冷却機構85の冷却液流出口85Bから送
り出される使用済の冷却液をケース本体10の下方の面
全面に沿って流動させ、しかるのち第13図の左端部に
装備された冷却液ガイド32より外部へ送出し、この間
、ケース本体10を効率よく冷却しようとするものであ
る。 その他の構成は前述した第1実施例と全く同一となって
いる。 このようにしても、前述した第1実施例と同一の作用効
果を有するほか、特に生体表面に当接する絶縁膜部材8
8の着脱を前記筒状係着枠87を回すだけで成し得るこ
とから、操作性および作業性が著しく改善されるという
利点がある。 なお、上記実施例では、特にスタブチュナー機構64を
用いた場合を例示したが、本発明はスタブチュナー機構
を有しないものについてもそのまま適用があるものであ
る。 〔発明の効果〕 本発明は以上のように構成され機能するので、アプリケ
ータの温度上昇を比較的低く抑えることができ、゛充填
オイルの熱膨張も少なくすることができ、これがため充
填オイル用の流体収容手段の小型化を図ることができ、
従って、耐久性があり且つ比較的小型化された取扱い易
い加温療法用アプリケータを提供することができる°。 となっている。
1の内部において電磁波のエネルギ損失が比較的大きい
。このため発明者らは、当該アプリケータ内に電磁波の
減衰の少ないオイルを充填することを既に提案している
(特願昭59−8692号)。 一方、このオイル充填のアプリケータにおいても、電波
レンズ部および冷却機構さらには加温部側とに対するイ
ンピーダンス不整合により、電磁波の反射が生じ、これ
がため電磁波給電部その他覚磁波伝送系に定在波が発生
し、これに起因して電磁波伝送系が過熱され著しいエネ
ルギ損をきたすという不都合がある。そして、かかる不
都合を改善するため、前記電波レンズ部と電磁波給電部
との間に整合手段を配設する試みが一部で成されている
。 しかしながら、この場合においても、アプリケータ内の
損失を完全に抑えることができず、これがためケース本
体が加熱して内部の充填オイルが熱膨張し、これによっ
て例えば内設したオイル封入仕切板が異常圧力により破
損するという不都合が生じている。 〔発明の目的〕 本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、アプ
リケータ内の温度上昇を効率よく抑えるとともに、耐久
性があり且つ取扱いが容易な加温療法用アプリケータを
提供することを、その目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明では、一端部に電磁波給電部を有し他端
部に電波レンズ部および電磁波放射端部を備えたケース
本体と、このケース本体内の前記電磁波給電部に充填さ
れた電磁波の減衰の少ない絶縁油と、前記電磁波放射端
部に装備され加温部の表面側冷却用の冷却機構とを備え
た加温療法用アプリケータにおいて、前記冷却機構の一
端部に冷却液流入口を、又他端部に冷却液流出口を各々
設けるとともに、この冷却液流出口から流出される冷却
液の流出路を、前記ケース本体に沿って該ケース本体に
一体的に設けるという構成を採り、これによって前記目
的を達成しようとするものである。 〔作 用〕 電磁波給電部によってケース本体内へ導かれた電磁波は
、導波管としてのケース本体内を伝播しながら電波レン
ズ部によりレンズ効果が付され、しかるのち電磁波放射
端部から生体深部の所定箇所へ放射伝播される。 この場合、加温部の表面側は、その熱傷防止のために冷
却機構によって常時冷却される。 一方、ケース本体内では、固有のインピーダンスに基づ
く損失があり、これが熱損失として当該ケース本体を加
熱せしめる事態が生じている。これに対し、本発明では
、前述した冷却機構の冷却液の内、加温部の表面部分を
冷却した後の冷却液をケース本体の外周面に導き、これ
によって当該ケース本体を一方の面において連続的に冷
却し、ケース本体の加熱を防止するとともに充填オイル
が異常に熱膨張するのを有効に抑えている。 〔第1実施例〕 以下、本発明の第1実施例を、第1図ないし第12図に
基づいて説明する。 まず、第1図において、10は導波管としての機能を備
えたケース本体を示す。このケース本体10は、第2図
ないし第3図でも明らかのように箱形を成し、その一端
部に電磁波給電部11が設けられ、その他端部に電波レ
ンズ部12が設けられ、又その中間部には電磁波整合用
のスタブ整合手段としてのスタブチュナー機構63が装
備されている。さらに、前記電波レンズ部12の第1図
における右端部は、開口されて電磁波放射端部14を形
成し、同時にこの電磁波放射端部14には、当該電磁波
放射端部14を外側から覆うようζして生体表面側冷却
用の冷却機構15が装備されている。 前記電磁波給電部11は、ケース本体10の一部を成す
給電部導波管10Aと、この給電部導波管10Aの中央
部に突出して配設された励振アンテナIIAと、この励
振アンテナIIAに接続された防水形で電磁波用の同軸
コネクタIIBとにより形成されている。そして、これ
により、同軸コネクタIIBを介して送り込まれる電磁
波は効率よくケース本体10内へ導入されるようになっ
ている。 前記給電部導波管10A内には、前記スタブチュナー機
構63の装備箇所をも含めて、電磁波の減衰が小さい絶
縁油(以下、単に「オイル」という)IOCが充填され
ている。IODは前記オイルIOCを封入するための誘
電体部材から成るオイル封入仕切板を示す。 前記スタブチュナー機構63は、三本のスタブバー66
から成り、この各スタブバー66は前記ケース本体10
内に対してその適当量が各別に突出可能に形成されてい
る。 これを更に詳述すると、前記スタブチュナー機構63の
内の三本の各スタブチュナー機構は、一端部が開口され
たシリンダ部64と、このシリンダ部64内を往復移動
するピストン部材65の一部に固着され前記ケース本体
10に形成された所定の貫孔tOSを遊挿して当該ケー
ス本体内に突出されるように装備されたスタブバー66
と、前記シリンダ部64の開口部分に回転自在に装備さ
れ前記ピストン部材に往復動を付勢するねじ式駆動機構
67とにより構成されている。この内、前記ねし機構6
7は、駆動ねじ部67Aを固着するとともに回転のみが
許容されて前記シリンダ部64に装着された駆動部材6
7Bと、この駆動部材67Bの外部への離脱を係止する
スナップピン67Cと、前記駆動部材67Bに装着され
たシール部材67Dとにより形成されている。そして、
第L4図に示すように、前記駆動部材67Bに形成され
た2つの駆動用小孔部67E、67Eを介して当該駆動
部材67Bを回転せしめると、これと一体化されている
駆動ねじ部67Aがその位置を変えることなく回転し、
このためその回転反力によって前記ピストン部材65が
シリンダ部64内を往又は復移動し、これによって当該
ピストン部材65に一体化されたスタブバー66の前記
ケース本体10内への突出量が適当に調整されるように
なっている。64A、65Aは、各々オイル流通孔を示
す。 また、前記ケース本体10の第1図における左端部には
、流体収容手段76が設けられている。 この流体収容手段76は、前記ケース本体10の第1図
における左端部に設けられた一定の空間領域を有する流
体収納部10Eと、この流体収納部10Eと前記給電部
導波管10A部分との間を仕切る目の細かい金網76A
と、前記流体収納部10E内に外部から挿入するように
してその中央の凸部が配設された断面凹状のカップ状軟
質部材76Bと、このカップ状軟質部材76Bの中央部
を外側から前記電磁波給電部11側へゆるやかに常時押
圧するコイルばね78Cと、このコイルばね76Cを係
止するとともに前記カップ状軟質部材76B4前記ケー
ス本体10に密封装着する蓋部材76Dとにより構成さ
れている。76Eは前記コイルばね76Cを係止するね
じを示し、76Fは蓋部材76Dに形成された通気孔を
示す。 ここで、前記金網76Aは、電磁波給電部11の側壁の
一部を構成するものであり、従ってこれと同等に機能す
るものであれば、例えば電磁波給電部ILの内壁に直接
複数の小孔を設けたものであっても又無数の貫通小孔を
有する板状金属部材で置き換えてもよい。 このため、前記スタプチュナー機構63によるインピー
ダンス整合の場合はもとより1例えば熱により充填オイ
ルIOCが体積膨張した場合であっても、直ちに前記流
体収容手段76が作用し、充填オイルIOCの増加分を
収容し得るようになっている。具体的には、オイル圧力
に押されて前記カップ状軟質部材76Bの中央部が圧縮
され、これによって広げられた流体収納部10Eに充填
オイルの増加分が収容される。 、また、前記ケース本体10の電磁波放射端部14に装
備された冷却機構15は、加温部の表面を効率よく冷却
するために偏平型に形成されている。 これを更に詳述すると、冷却機構15は、前記ケース本
体IOに一体的に固着された係着基板30と、この係着
基板30の一端部に形成された矩形状の冷却液流入口3
0Aと、これに対応して当該係着基板30の他端部に形
成された同じく矩形状の冷却液流出口30Bと、これら
の各冷却液流入・流出口30A、30B及び前記を磁波
放射端部14の開口10Eを取り囲むようにして刻設さ
れた防水用の絶縁膜係止溝30Cと、前記冷却液流入口
30Aに連結固定された冷却液ガイド31と、前記電磁
波放射端部14の略全面を被覆するようにして配設され
た偏平形の絶縁膜部材33と、この絶縁膜部材33をそ
の周囲を防水した状態で前記係着基板30に着脱自在に
装着する枠板34とにより形成されている。そして、前
記冷却液流出口30B部分は、後述する冷却液流出路に
連結されるようになっている。そして、前記絶縁膜部材
33は、外側に凸状で内側が開口された皿状をなし、電
磁波の減衰の少ないフィルム状誘電体により形成されて
いる。そして、冷却液流入口30Aから流入した冷却水
は当該絶縁膜部材33の内側を流動して第1図矢印fの
如く冷却液流出口30Bへ送り出されるが、この間に当
該絶縁膜部材33を介して生体表面を効率よく冷却し得
るようになっている。 前記ケース本体10の第1図における右端部に装備され
た電波レンズ部12は、本実施例では第4図ないし第8
図に示すように対向する二面が開口された箱形状に形成
され、その全体が前記ケース本体10内に着脱自在に収
納されるようになっている。 これを更に詳述すると、前記電波レンズ部12は、同一
寸法から成る複数枚の金属板40.40・・・と、この
各金属板40の第6図における上下端部を係止する枠体
41とにより形成されている。 この内、前記各金属板40は、その相互間が同図に示す
ように、その中央部の寸法幅α。を最大寸法とするとと
もに前記枠体41の側壁41Aに近づくに従って小さく
なるように設定されたα、。 α2.α3の寸法幅(但し、α。〉α、〉α2〉α3)
により配設され、これによって到来電磁波に対して第1
0図の点線で示す如く各金属板40の全体で一方の方向
に所定のレンズ効果を発揮し得るように設定されている
。また、前記各金属板40は、前記電磁波給電部ll側
の端部中央が弓形状に切除された形状となっており、こ
れによって、前述したものと同一の到来電磁波に対して
第9図に示すように′他方、の方向にも所定のレンズ効
果を発揮し得るように設定されている。第11図は、こ
のようにして形成された電波レンズ部12をケース本体
10に収納した場合の第1図における右側面図を示す(
但し絶縁膜部材33を取り除いた状態)。この場合、前
記電波レンズ部12は、その電磁波入射側と電磁波放射
側とがいづれも開放されており、これがため前述した冷
却機構15内の冷却液は極く容易に当該電波レンズ部内
に流入・流出し得る構造となっている。また、第1図に
おいて′42は前記電波レンズ部12を係止するための
止めねじを示す。そして、上記の如く着脱自在に形成さ
れた箱型の電波レンズ部12は実際には患部に応じて予
め数10個準備され、適宜選択使用されるようになって
いる。 さらに、前記電波レンズ部12の前記電磁波給電部11
側には、前記冷却液流出用の冷却液ガイド32に連通さ
れた気泡逃げ手段として比較的直径の小さい配管39が
装備され、治療中に生じた気泡が冷却液の流動に伴う負
圧によって当該冷却液ガイド32から直接外部へ吸い出
されるようになっている。 前記ケース本体IOの第1図における下面側に、当該ケ
ース本体10の下面全面にわたって冷却液流出路10W
が形成されている。この冷却液流出路10Wは、前述し
た冷却機構15の冷却液流出口30Bから送り出される
使用済の冷却液をケース本体10の下方の面金面に沿っ
て流動させ、しかるのち同図左端部に装備された冷却ガ
イド32より外部へ送出するものであり、これによって
前記ケース本体10が連続的に効率よく冷却されるよう
になっている。 そして、このようにして形成された本実施例における加
温療法用のアプリケータ50は、両側面の支持部材10
G、10H部分にて第12図に示すように逆U字状のア
プリケータ保持手段51によって矢印C,Dの如く起伏
回動自在に保持される。このアプリケータ保持手段51
は図示しない支持機構に支持され且つ矢印E、Fの如く
回転自在に構成され、これによって必要とする加温部に
適合した任意の姿勢をとることができるようになってい
る。 次に、上記実施例の全体的な作用について説明する。 まず、同軸コネクタIIBを介して入力され且つ励振ア
ンテナIIAからケース本体10内に向けて出力された
電磁波は、オイールIQC中でほとんど減衰することな
くそのまま電波レンズm t 2へ送られる。そして、
この電波レンズ部12を伝播する過程で中央部よりも外
側の方の位相が進み、これがため当該電波レンズ部12
から放射される時点で伝播してきた電磁波にレンズ効果
が付され、放射及び集束が同時になされる。このレンズ
効果を付された電磁波は冷却機構15内を伝播したのち
表面から生体側へと伝播されるが、この間、まず生体表
面で一部反射し、次いで当該生体表面及び深部の加熱に
入る。この場合、生体表面は、前述した冷却機構15に
より、効率よく冷却される。 また、深部については、とくに電波レンズ部12による
全方向のレンズ効果によって集束されることから所定の
深さの焦点位置及びその周囲が能率よく加温される。 一方、前記生体表面での反射波は電磁波伝送系のインピ
ーダンスの相違によるものであり、かかるインピーダン
ス変化は前記電波レンズ部12の入射側でも生じている
。このため励振アンテナ11A側からみると、前述した
電波レンズ部12及び加温部表面の両方からの電磁波の
反射を検知し得る。この場合、前記スタブチュナー機構
63を適当に調整することにより直ちに前述した電波レ
ンズ部12及び加温部側に対するインピーダンス整合を
採ることができ、これによって反射電磁波の発生が押さ
えられることから電磁エネルギーは効率よ(加温部内へ
送り込まれる。 すなわち、電磁波給電部11から導波管としてのケース
本体10内を伝播して電磁波放射端部14から外部へ放
射せしめる電磁波に対しては、まず電波レンズ部12か
ら、続いて生体表面から。 それぞれインピーダンス不整合に基づく反射波rが生じ
る。この場合、本発明では調整可能な三本のスタブ整合
手段によって前記電磁波給電部11に対して反射波r′
を形成せしめるとともに、三本のスタブチュナー機構6
3を調整して、r′=−r(振幅が等しく逆位相)に設
定する。このようにすると、反射rとr′は相互に打ち
消し合って前記電磁波給電部11からみると無反射とな
り、負荷側に対するインピーダンス整合が完全に成立す
る。従って反射波がほとんどなくなり、それに伴うエネ
ルギ損も大幅に抑えられる。 ここで、スタプチュナー機構13によるインピーダンス
整合は、具体的には、前記同軸コネクタ11Bに連結使
用される方向性結合器の反射電磁波表示手段(図示せず
)に表示される反射の割合を確認しながら、オペレータ
によってとり行われる。 前記スタブチュナー機構63によるインピーダンス整合
とは別に、前記ケース本体10内では僅かながらも電磁
波伝送系のインピーダンスに伴うエネルギ損が生じてお
り、これがアプリケータの連続使用によってケース本体
10及び充填オイル10Cを常時加熱することから充填
オイルIOCの熱膨張が生じ、その対策が問題となる。 この場合、これを放置すると、例えばオイル封入仕切板
10Dを破損せしめるが、これに対しては前述した流体
収容手段76が作用し、熱膨張により増大した充填オイ
ルIOCの増加分を容易に収納し得るようになっている
。 一方、これらケース本体10と充填オイル10Cの温度
上昇に対しては、同時に前述した冷却液流出路10Wが
作用し、これによってケース本体10及び充填オイルI
OCの温度上昇が緩和され、従って充填オイルのIOC
の熱膨張も少なくなっており、かかる点においては前記
流体収容手段76の小型化が可能となっている。 〔第2実施例〕 次に、本発明の第2実施例を第13図なりし第17図に
基づいて説明する。ここで、前述した第1実施例と同一
の構成部材については同一の符号を用いることとする。 この第2実施例は、前述した第1実施例が箱形状であっ
たのに対して全体的に円筒状に形成した点が著しく相違
している。 すなわち、第13図において、80は円筒状の支持ケー
スを示す。この筒状支持ケース80は、内側中心部に箱
形状のケース本体10を配設固着している。このケース
本体10には、前述した第1実施例と全く同様に、一端
部に電磁波給電部11が、他端部に電波レンズ部12及
び電磁波放射端部14が各々設けられ、また中間部には
電磁波整合用のスタブ整合手段としてのスタブチュナー
機構63が装備されている。このスタブチュナー機構6
3が装備された箇所は前記筒状支持ケース80から露出
されるように、当該筒状支持ケース80はその一部が切
除されて平坦面80Aを形成している。80Bは密封用
固着板を示す。また、この筒状支持ケース80の第13
図における右端部は円筒状のままになっており、この部
分に、前記ケース本体10の電磁波放射端部14を覆う
ようにして、深部加温に際しての生体表面冷却用の冷却
機構85が設けられている。 この冷却機構85はζ加温部の表面側を効率よく冷却す
るために直接的な冷却部分が偏平型をなし、又全体的に
は、後述する皿状の絶縁膜部材の着脱を容易ならしめる
ために筒状をなしている。 これを更に詳述すると、まず前記冷却機構85は、筒状
の固定枠部86と、この固定枠部86に着脱自在に螺合
された筒状係着枠87と、この筒状係着枠87によって
前記固定枠部86に着脱自在に装着され皿状で且つ比較
的厚さが薄い絶縁膜部材88とにより構成されている。 この内、前記筒状の固定枠部86には、その中心部に第
13図に示す如く前記ケース本体10の他端部が挿入配
設され、ロー付は等により一体化されている。また、こ
の固定枠86はその外面の第13図における右端部にね
じ部86Aが設けられ、更に同図の左端縁には密封板8
6Bが固着され、これによって前記ケース本体10の電
磁波放射端部14側のみが開口された状態となっている
。 また、前記筒状係着枠87は、第13図における左端部
め内径に前記固定枠体86の外側ねじ部86Aに螺合す
る内側ねじ部87Aを、又同図の右端縁には内側に向か
って油接された状態の環状曲折係着部を各々備えている
。更に、前記皿状の絶縁膜部材88は、その外周端に環
状で肉厚状の係止縁部88Aを有している。そして、こ
の絶縁膜部材88は、その係止縁部88Aにて前記筒状
係着枠87に係止されて前記固定枠部86に着脱自在に
密封固着されるようになっている。 そして、このようにして形成された冷却機構85は、第
13図における上端部に冷却液流入口85Aを、−又同
図における下端部に冷却液流出口85Bを各々有し、前
記絶縁膜部材88部分の一方から他方へ第13図の矢印
fの如く冷却液が一様に流動し得るようになっている。 さらに、前記筒状支持ケース80の第13図における上
端部中央には、当該筒状支持ケース80とケース本体1
0の下端面全面との間に、冷却液流出路80Wが設けら
れている。具体的には、第13図および第16図に示す
ように、前記冷却機構85の冷却液流出口85Bから送
り出される使用済の冷却液をケース本体10の下方の面
全面に沿って流動させ、しかるのち第13図の左端部に
装備された冷却液ガイド32より外部へ送出し、この間
、ケース本体10を効率よく冷却しようとするものであ
る。 その他の構成は前述した第1実施例と全く同一となって
いる。 このようにしても、前述した第1実施例と同一の作用効
果を有するほか、特に生体表面に当接する絶縁膜部材8
8の着脱を前記筒状係着枠87を回すだけで成し得るこ
とから、操作性および作業性が著しく改善されるという
利点がある。 なお、上記実施例では、特にスタブチュナー機構64を
用いた場合を例示したが、本発明はスタブチュナー機構
を有しないものについてもそのまま適用があるものであ
る。 〔発明の効果〕 本発明は以上のように構成され機能するので、アプリケ
ータの温度上昇を比較的低く抑えることができ、゛充填
オイルの熱膨張も少なくすることができ、これがため充
填オイル用の流体収容手段の小型化を図ることができ、
従って、耐久性があり且つ比較的小型化された取扱い易
い加温療法用アプリケータを提供することができる°。 となっている。
第1図は本発明の一実施例を示す冷却液ガイド部分を含
む断面図、第2図は第1図の左側面図、第3図は第1図
の平面図、第4図ないし第5図は各々第1図中に使用さ
れている電波レンズ部を示す斜視図、第6図は第4図の
矢印■からみた正面図、第7図は第6図の■−■線に沿
った断面図、第8図は第7図の■−■線に沿った断面図
、第9図ないし第10図は各々電波レンズ部の作用を示
す説明図、第11図は第1図の絶縁膜部材を取り除いた
場合の右側面図、第12図は第1図のアプリケータの使
用時における取付状態を示す斜視図、第13図は第2実
施例を示す断面図、第14図は第13図の正面図、第1
5図は第13図の左側面図、第16図は第13図のXV
I−XVI線に沿った断面図、第17図は第13図の平
面図、第18図は従来例を示す斜視図である。 10・・・・・・ケース本体、IOC・・・・・・絶縁
油、10w、sow・・・・・・冷却液流出路、11・
・・・・・電磁ご型部、12・・・・・・電波レンズ部
、14・・・・・・電磁d射端部、15.85・・・・
・・冷却機構、30A、8A・・・・・・冷却液流入口
、30B、80B・・・・・・冷力流出口。 特許出願人 菊 地 眞(外3嗜代理人 弁理
士 高 橋 リ]給 ]放 1液 υ 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 1? 第10閃 第11図 −5と 第18図
む断面図、第2図は第1図の左側面図、第3図は第1図
の平面図、第4図ないし第5図は各々第1図中に使用さ
れている電波レンズ部を示す斜視図、第6図は第4図の
矢印■からみた正面図、第7図は第6図の■−■線に沿
った断面図、第8図は第7図の■−■線に沿った断面図
、第9図ないし第10図は各々電波レンズ部の作用を示
す説明図、第11図は第1図の絶縁膜部材を取り除いた
場合の右側面図、第12図は第1図のアプリケータの使
用時における取付状態を示す斜視図、第13図は第2実
施例を示す断面図、第14図は第13図の正面図、第1
5図は第13図の左側面図、第16図は第13図のXV
I−XVI線に沿った断面図、第17図は第13図の平
面図、第18図は従来例を示す斜視図である。 10・・・・・・ケース本体、IOC・・・・・・絶縁
油、10w、sow・・・・・・冷却液流出路、11・
・・・・・電磁ご型部、12・・・・・・電波レンズ部
、14・・・・・・電磁d射端部、15.85・・・・
・・冷却機構、30A、8A・・・・・・冷却液流入口
、30B、80B・・・・・・冷力流出口。 特許出願人 菊 地 眞(外3嗜代理人 弁理
士 高 橋 リ]給 ]放 1液 υ 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 1? 第10閃 第11図 −5と 第18図
Claims (1)
- (1)、一端部に電磁波給電部を有し他端部に電波レン
ズ部および電磁波放射端部を備えたケース本体と、この
ケース本体内の前記電磁波給電部に充填された電磁波の
減衰の少ない絶縁油と、前記電磁波放射端部に装備され
加温部の表面側冷却用の冷却機構とを備えた加温療法用
アプリケータにおいて、 前記冷却機構の一端部に冷却液流入口を、又他端部に冷
却液流出口を各々設けるとともに、この冷却液流出口か
ら流出される冷却液の流出路を、前記ケース本体に沿っ
て該ケース本体に一体的に配設したことを特徴とする加
温療法用アプリケータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14356185A JPS625367A (ja) | 1985-06-29 | 1985-06-29 | 加温療法用アプリケ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14356185A JPS625367A (ja) | 1985-06-29 | 1985-06-29 | 加温療法用アプリケ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS625367A true JPS625367A (ja) | 1987-01-12 |
JPH0244234B2 JPH0244234B2 (ja) | 1990-10-03 |
Family
ID=15341600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14356185A Granted JPS625367A (ja) | 1985-06-29 | 1985-06-29 | 加温療法用アプリケ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS625367A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7234644B2 (en) | 2000-01-25 | 2007-06-26 | Renesas Technology Corp. | IC card |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59120172A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-11 | 株式会社トキメック | 温熱療法用電磁波発生器 |
-
1985
- 1985-06-29 JP JP14356185A patent/JPS625367A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59120172A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-11 | 株式会社トキメック | 温熱療法用電磁波発生器 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7234644B2 (en) | 2000-01-25 | 2007-06-26 | Renesas Technology Corp. | IC card |
US7303138B2 (en) | 2000-01-25 | 2007-12-04 | Renesas Technology Corp. | Integrated circuit card having staggered sequences of connector terminals |
US7552876B2 (en) | 2000-01-25 | 2009-06-30 | Renesas Technology Corp. | IC card |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0244234B2 (ja) | 1990-10-03 |
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