JPS6253410A - 加熱ロ−ラ表面の保護方法 - Google Patents

加熱ロ−ラ表面の保護方法

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JPS6253410A
JPS6253410A JP19322285A JP19322285A JPS6253410A JP S6253410 A JPS6253410 A JP S6253410A JP 19322285 A JP19322285 A JP 19322285A JP 19322285 A JP19322285 A JP 19322285A JP S6253410 A JPS6253410 A JP S6253410A
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JP
Japan
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roller
steam
cover
heating roller
rollers
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JP19322285A
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JPH0152494B2 (ja
Inventor
Tsutomu Matsuda
勉 松田
Iwao Ikuta
生田 岩雄
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は油剤を付与された糸条を加熱処理する加熱ロー
ラに関するものである。
従来技術 一般に合成繊維機械の延伸加熱ローラ等においてはロー
ラ表面上に紡糸油剤、延伸油剤或はその残渣(以下油剤
残渣という)が付着するという問題がある。紡糸部・延
伸部等で糸条に付与された油剤がローラ表面に一定接圧
で当てられた場合油剤残渣としてローラ表面に絞り出さ
れる。特に延伸ローラの様に高接圧で接触した場合油剤
の絞り出し量・付着量は多くなる。
この様にしてローラ表面に付着した油剤残漬は1部遠心
力で周辺に飛散されるが、ローラ表面に残る付着油剤残
渣は周辺大気中酸素により酸化され、加熱ローラにおい
てはさらに加熱され炭化・硬化する。
この炭化油剤残渣は、逐次成長し、ローラ表面の走行糸
条束ピッチ以上の巾に成長してくると、直接走行糸条に
接触し、糸条を傷付けると共に糸条束間で延伸性のバラ
ツキを発生さすといった製糸1著しい問題を起こしてい
る。
特にローラ表面で走行糸条をスリップする様に設計した
ローラでは上記炭化油剤残渣の走行糸条に対する悪影響
は著しい。そのため製糸運転上においてはローラ表面を
1定周期あるいは糸条断糸が1定比率以上発生した場合
に設備を休止しロ−ラ表面の炭化油剤残渣除去洗滌を実
施している。
この日−ラ表面洗滌を実施するには生産機会損失を発生
さすと共に設備の立上げ・立下げ及びローラ洗滌等の作
業量アップさらに設備面でも加熱→冷却→加熱と設備劣
化を発生さす原因となっている。
ローラ表面の油剤残渣を除去する方法として、休止洗滌
以外にローラ表面を梨地化・溝付化して油剤残渣の走行
糸条面以外での保有容積をアップする方式が実用化され
ている。ローラ表面洗滌周期は保有容積量に応じてアッ
プしているがその効果は小さい。又運転中にローラ表面
をブラシ等で強制的に洗滌づる方式も試みられているが
、近年の高速化に伴い、高速回転するローラ表面に近接
して設備を設けることは安全上好ましくなく、又高速周
速表面に強制的にブラシ等を当てるためローラ表面を傷
付は摩耗促進といった問題がある。
さらに走行糸条にも悪影響を与えるケースも発生する。
このため比較的短周期で設備を休止しローラ表面を洗滌
するといった方法が加熱ローラ表面炭化油剤残渣処理の
現状である。
発明の目的 本発明は前述の現状に鑑みなされたもので加熱ローラ表
面に付着される油剤残渣の酸化→炭化成長を防止し長期
間表面を安定した状態に加熱ローラを保持することを目
的とする。
発明の構成 油剤を付与した糸条を加熱ローラを使用して熱処理づる
に際し、加熱ローラを少くとも内、外2重のカバーで囲
み、内カバーの内部に過熱蒸気の供給ノズルを設け、該
供給ノズルから加熱ローラにその設定温度近傍の過熱蒸
気を放出し、加熱ローラ面を過熱蒸気で覆うようにした
ことを特徴とする加熱ローラ表面の保護方法である。
以下本発明を図面に基いて説明する。第1図は本発明を
実施する加熱ローラの横所面図、第2図は第1図のA−
A線横断面の矢視図である。図において、11.12は
図示しない機台に設けられた積極回転する一対の延伸ロ
ーラを構成する加熱ローラで、該一対のローラ11.1
2にはこれらを取囲むボックス13が図示しない機台に
固定されている。
・  加熱ローラ11.12は中央部で先端が小径部1
1a。
12aとなる段付のローラにされている。11b。
12bはローラの大径部、 11G 、 12Cは段付
部である。
ボックス13には側板13a 、 13bの前端に各々
蝶番14.14’ を介して開閉自在な全面15.16
が取付けられると共に固定用の留め金(図示せず)が設
けられている。17.18は上板13C9下板13dに
設けた糸道用のスリットである。19はボックス13内
に一対の加熱ローラ11.12に近接して囲繞するよう
に設置プた内部カバーで、長円形断面の中空体に形成さ
れ前面は前板19aによって密閉され後面は解放面とさ
れ、後面は図示しないパツキン等を介してボックスと密
着し後面からの蒸気洩れをシールする如くされている。
20、20’ はカバー19を支持する管状の懸架体で
ボックス13に固着されたシャフト21.21’ に出
入自在に挿入されている。シャフト21.21’の後端
取付部に位置するボックス13の侵板13eにはマグネ
ット板が設けられ懸架体20.20’ をシャフト21
゜21′ に沿って押し込んだ際にこれを磁力によって
固定するようにしているが、カバー19の固定は以上の
例に限定されるものではなく他の任意の手段によっても
よい。又カバー19は短形又は長方形等の多面形断面で
あってもよい。尚、22.22’ は糸道用のスリット
である。
23は加熱ローラ11と12の間の中央部にローラ軸方
向に沿って平行に設けたスチーム管で、その先端にはT
字状の吹出しノズル24が取付けられ、左右両端部には
段付部11c 、 12cの方向に向いた2つの噴射孔
25.26が形成されている。このような装冒において
糸条Yは先ず加熱ローラ11.12の大径部11b 、
 12b間に巻回され図示しない上流位置のローラ間で
所定倍率に延伸され、次いで段付部11c 、 12c
を経て小径部11a 、 12aに巻回されて収縮熱処
理される。この場合、スチーム管23を経てそのノズル
24には過熱ローラ11.12の設定温度とほぼ等しい
温度の加熱蒸気が段付部11c 、 12cの近傍位置
に向って放出されており、放出された過熱蒸気の1部は
段付部近傍から小径部11C112cに沿ってこれを覆
いながら先端方向に流れ、他部は大径部11b 、 1
2bに沿って同様に根本(取付)方向に流れ、全体とし
てローラ全体を過熱蒸気で覆う。このため加熱ローラ1
1.12の表面は絶えず新しい過熱蒸気に覆われた状態
を保持されるため、加熱ローラ11.12上に油剤残渣
が付着しスカムを生じるようなことがきわめて少なくな
る。
特に最も影響の大きいローラ段付部近傍に最初に過熱蒸
気を吹き付けこの部分を中心として加熱蒸気を流すので
段イ」近傍へのスカム発生は非常に起り難くなって効果
的である。ここで、過熱蒸気は加熱ローラ11.12の
設定温度より高くならないのがよく、幾分低目の方が好
ましい。具体的には設定温度を基準として設定温度が1
70℃以上ではO〜−40℃とするのが好ましく、加熱
ローラの設定温度より高くなるとローラ温度のコントロ
ールが難かしくなり、又低すぎると吹出し蒸気が水滴化
し糸条を弱糸化する恐れがあるためである。
更に過熱蒸気の圧力は特別高くする必要はなく内部カバ
ー19内が充分に蒸気雰囲気となる程度であれば安全上
からも低い方が好ましく、通常は0.5〜1.5Kg/
ciG前後とされる。次に加熱ローラは少くとも2重の
カバーで覆う必要があるが、これは内部側のカバー(直
接加熱ローラを囲むカバー)が直接外気と接しないよう
にするためで、このように内外の2つのカバーとするこ
とによって内部側カバー内の蒸気雰囲気をつくり易すく
し空気の導入を防ぐと同時に過熱蒸気の水滴化現象を防
止するためである。この場合、加熱ジャケット化もしく
は保温構造体とすることも可能である。
過熱蒸気は出来るだけ水滴化しないで分散して内部カバ
ーから導出するよ−うにカバー前後面或は側方に導出口
を設け、更に外部側のボックスには吸引口などの導出手
段を設けるのが好ましい。
又、過熱蒸気の放出は直接糸条に当らない部分、例えば
第1〜2図の示す如く加熱ローラの対向する側面部に放
出するのがよい。
以上は一対の加熱ローラの場合について説明したが、単
一の加熱ローラも同様に適用できることは言うまでもな
い。
実施例 次に本発明の効果を実施例によって更に具体的に示す。
第1〜2図に示すような加熱ローラを最終段延伸ローラ
として使用し、加熱ローラの設定温度205℃、速度2
950m /分にてナイロン6糸条を全倍率4.5倍で
延伸し1260de/ 204f i lの延伸糸を得
た。この場合、加熱ローラの小径部/大径部の比率は0
.95とし大径部に5ターン、小径部に6ターン巻回し
延伸熱処理を行った。過熱蒸気は200”C,1Kg/
cMGのスーパヒート水蒸気として3.6に’J / 
1」rを供給しカバー内が過熱蒸気雰囲気となるように
保った。
この結果、第3図に示すように従来の過熱蒸気放出を行
わない場合く他の条件は同じ)は14日前後で工程歩留
り悪化しローラ表面の洗滌を必要としていたが、前記の
ような過熱蒸気のシール化を行うことにより30〜40
日前後まで延長することが可能となった。
尚、ローラ洗滌は断糸率約4%(工程歩留り96%)を
基準として行っている。
発明の効果 以上に説明の如く、本発明によれば加熱ローラをその設
定温度もしくはそれよりやや低い温度の過熱蒸気により
ローラ表面をシールする如くなしているので、ローラ表
面に油剤残漬の付着による炭化物等の異物形成が防止さ
れ、従来に比してローラ表面の洗滌が著しく延長するこ
とが可能となり、工程安定化からもきわめて効果的であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する加熱ローラの横断面図、第2
図は第1図の八−Δ線横断面の矢視図。 第3図は本発明の詳細な説明するための加熱ローラの洗
滌周期と糸条断糸率との関係図である。 11、12・・・加熱ローラ、 11c 、 12c・
・・段付部。 13・・・ボックス、19・・・内部カバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 油剤を付与した糸条を加熱ローラを使用して熱処理する
    に際し、加熱ローラを少くとも内、外2重のカバーで囲
    み、内カバーの内部に加熱蒸気の供給ノズルを設け、該
    供給ノズルから加熱ローラにその設定温度近傍の加熱蒸
    気を放出し、加熱ローラ面を加熱蒸気で覆うようにした
    ことを特徴とする加熱ローラ表面の保護方法。
JP19322285A 1985-09-03 1985-09-03 加熱ロ−ラ表面の保護方法 Granted JPS6253410A (ja)

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JP19322285A JPS6253410A (ja) 1985-09-03 1985-09-03 加熱ロ−ラ表面の保護方法

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JPS6253410A true JPS6253410A (ja) 1987-03-09
JPH0152494B2 JPH0152494B2 (ja) 1989-11-09

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104451923A (zh) * 2013-09-12 2015-03-25 日本Tmt机械株式会社 保温箱

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104451923A (zh) * 2013-09-12 2015-03-25 日本Tmt机械株式会社 保温箱
CN104451923B (zh) * 2013-09-12 2018-04-10 日本Tmt机械株式会社 保温箱

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