JPS6253303A - アルアルキル化ボリ−p−ビニルフエノ−ルおよびその製造方法 - Google Patents

アルアルキル化ボリ−p−ビニルフエノ−ルおよびその製造方法

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JPS6253303A
JPS6253303A JP19333885A JP19333885A JPS6253303A JP S6253303 A JPS6253303 A JP S6253303A JP 19333885 A JP19333885 A JP 19333885A JP 19333885 A JP19333885 A JP 19333885A JP S6253303 A JPS6253303 A JP S6253303A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、一般式(1) (ただし、Xは水素あるいはメチル基を表わし、Yはハ
ロゲンあるいは炭素数1〜8のアルキル基を表わし、l
はOまたは1、mは0よりも大きく2までの任意の数で
あり、nは3以上5000以下の任意の数である)で表
わされるアルアルキル化ポリ−p−ビニルフェノール、
おヨヒポリーp−ビニルフェノールとスチレン類とt酸
触媒の存在下に反応させる上記一般式(1)で表わされ
るアルアルキル化ポリ−p−ビニルフェノールの製造方
法に関する。
(従来技術) 従来から、核に置換基を有するボIJ −p−ビニルフ
ェノールの誘導体は種々のものが知られている。例えば
、核にアルキル置換基を有する誘導体として、肴開昭5
9−84949号に示されているような核にtcrt−
ブチル基を有するポリ−p−ビニルフェノールは知られ
ている。
しかしながら、核にアルアルキル基を有するボ17− 
p−ビニルフェノールについては未だ報告はなく1本発
明に係る上記一般式(I)で表わされる核にアルアルキ
ル基を有するポリ−p−ビニルフェノールのアルアルキ
ル化体は新規な物質である。
(解決しようとする問題点) ポリ−p−ビニルフェノールは、アルカリ水溶液に可溶
であり、この物性を利用してマイクロフォトレジスト、
オフセットPS版等の分野における感光材料として用い
られている。しかし、ポリ−p−ビニルフェノールのア
ルカリ水溶液に対する溶解性は非常に高いので、ポリ−
p−ビニルフェノールtこの感光材料として用いたとき
、感光画像を現像するためのアルカリ溶解工程の制御が
なかなかむづかしく、画像の解像度が低下するという問
題がある。また、上記5etf −7’fル化yN’J
−p−ビニルフェノールにあっては、ボ17− p−ビ
ニルフェノールのtcrt−ブチル化の反応を加圧下で
行なう必要があり、その製造工程が繁雑である。本発明
者らは、ポリ−p−ビニルフェノールの誘導体について
種々検討していたところ、図らずもポリ−p−ビニルフ
ェノールとスチレン類とヲ酸触媒の存在下に反応させる
と、ボII −p−ビニルフェノールのフェノール核に
アルアルキル基を導入させ得ること、またこの反応は常
圧でも容易に進行してアルアルキル化ポリ−p−ビニル
フェノールが容易に合成できろことケ見出して本発明を
完成した。本発明に係るアルアルキル化ポリ−p−ビニ
ルフェノールは、疎水性であり親油性であるアルアルキ
ル基を有するので、ポリ−p−ビニルフェノールとは疎
水性あるいは親油性等の点において異なった特性夕暮す
るものである。
したがつく1本発明の目的は、ボIJ −p−ビニルフ
ェノールのアルアルキル化体という新規な誘導体を提供
するにある。本発明の他の目的は、この新規な誘導体の
製造方法を提供するにある。本発明のさらに他の目的は
、ポリ−p−ビニルフェノールの容易に行ない得る改質
方法夕提供するにある3、 (問題点を解決するための手段) すなわち1本発明の要旨は、第1に、一般式(ただし、
Xは水素あるいはメチル基を表わし、Yはハロゲンある
いは炭素数1〜8のアルキル基を表わし、lはOまたは
1、mはOよりも大きく2までの任意の数であり、nは
3以上5000以下の任意の数である)で表わされろア
ルアルキル化ポリ−p−ビニルフェノールに存し、第2
に、一般式C11) (ただし、n′は3以上5000以下の任意の数である
)で表わされるポリ−p−ビニルフェノールと、一般式
(1) (ただし、Xは水素あるいはメチル基を表わし、Yはハ
ロゲンあるいは炭素数1〜8のアルキル基を゛表わし、
lは0または1)で表わされろスチレン類とを、酸触媒
の存在下に反応させることを特徴とする上記一般式(1
)で表わされるアルアルキル化ポリ−p−ビニルフェノ
ールの製造方法に存する。
上記一般式(1)におい゛〔mおよびn、また上記一般
式(1)においてn′は、整数とは規定せず、一定の範
囲内の任意の数と規定しである。勿論分子ごとに考えれ
ばnあるいはnは3以上5000以下の整数であり、ま
たブロックごとに考えるならばmはOllまたは2であ
る。しかしながら、重合体は元来混合物であり、重合体
の性質は個々の分子について考えるよりも混合物の性質
として考える方が合理的である。したがって、一般式(
1)においてmおよびn、また一般式C11)において
n′は、混合物の平均値として規定しである。
本発明に係るアルアルキル化ポリ−p−ビニルフェノー
ルは、上記のように疎水性のアルアルキル基を有するの
で、ポリ−p−ビニルフェノールに比べてアルカリ水溶
液に対する溶解性が適度に抑制されており、感光材料と
して好適な性質を有している。また、このアルアルキル
化ポリ−p−ビニルフェノールは、ポリ−〇 −ビニル
フェノールに比べてより疎水性であるので、例えばオフ
セラ)PS版の製造に用いた場合、ポリ−p−ビニルフ
ェノールを用いたときより親油性の強い版面を調製する
ことができる。
マタ、アルアルキル基の導入率を高めた。すなわち一般
式(1)におけるmが0.5程度以上となろようなアル
アルキル基の導入率のアルアルキル化ポリ−p−ビニル
フェノールは、ポリ−p−ビニルフェノールとは異なっ
てベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素に可溶となる
ので、ポリ−p−ビニルフェノールでは適用できなかっ
た芳香族炭化水素への可溶性が求められる分野ヘノポリ
−p−ビニルフェノール系重合体の応用を可能とする。
さらにまた、アルアルキル基の導入率を一層高めた、す
なわち一般式(1)Kおけるmが1,4程度以上となる
ようなアルアルキル基の導入率のアルアルキル化ボIJ
 −p −ビニルフェノールでは、ヒンダードフェノー
ルの性質を有し、プラスチック等の酸化防止剤とし工も
使用できる。また、この本発明に係るアルアルキル化ホ
リーp−ビニルフェノールは、勿論上記感光材料以外の
従来から知られたポリ−p−ビニルフェノールの各種用
途にも適用し得て1例えばエポキシ樹脂と混合して硬化
性樹脂組成物となし得、この組成物の硬化物は、ボIJ
 −p−ビニルフェノールとエポキシ樹脂な樹脂成分と
する組成物の硬化物より親油性の強いものとなる。
本発明のアルアルキル化ボIJ −p−ビニルフェノー
ルの出発原料の一方は、一般式(Il)−(ただし 、
/は3以上5000以下の任意の数である)で表わされ
ろポリ−p−ビニルフェノールである。この出発原料の
ボIJ −p−ビニルフェノールとしては、その製造由
来は問うことなく、例工ばp−ビニルフェノールを熱重
合、ラジカル重合あるいはカチオン重合等p上々の重合
法で重合させて調製されたもの、またp−アセトキシス
チレンを重合させて得られたポリ−p−アセトキシスチ
レンを加水分解して調製されたボIJ −p−ビニルフ
ェノール等%椎々の方法で調製されたものを用いろこと
ができろ。また、この出発原料のポリ−p−ビニルフェ
ノールとしては、重合度(一般式(II) Kおけろn
’ )が3以上5 (100以下のものが用いられるが
得られるアルアルキル化体の用途の多様性の点から1通
常数平均分子量が1,200(n′=lo)〜40,0
00(n’−333)程度のものが好ましい。
また、本発明のアルアルキル化ポIJ −p−ビニルフ
ェノールの他方の出発原料は、一般式(1)(ただし、
Xは水素あるいはメチル基を表わし、Yはハロゲンある
いは炭素数1〜8のアルキル基を表わし、jはOまたは
1)で表わされるスチレン類である。このスチレン類の
例としては。
スチレン、フロムスチレン、クロルスチレン等のハロゲ
ン化スチレン、ビニルトルエン、エチルスチレン、n−
7’チルスチレン、tert−7”チルスチレン等のア
ルキルスチレン、α−メチルスチレン、2−7’ロム−
α−メチルスチレン。
2−J’oルーα−メチルスチレン等のハロゲン化α−
メチルスチレン、2−メチル−α−メチルスチレン、2
−エチル−α−メチルスチレン等のアルキル−α−メチ
ルスチレン等があげられる。これらのスチレン類は、一
般にはいずれか一種が単独で用いられろが、必要に応じ
複数栓用いても差支えない。
上記出発原料のポリ−p−ビニルフェノールとスチレン
類を酸触媒の存在下に反応させろことによって本発明の
アルアルキル化ポIJ −p −ビニルフェノールが得
られる。
この反応に用いる酸触媒の例として、硫酸、tlL  
17ン&、p−)ルエンスルホン酸、シュウ酸等のプロ
トン酸、塩化アルミニウム、三7ツ化ホウ累、塩化亜鉛
等のルイス酸、シリカアルミナ、活性白土、スルホン酸
型イオン交換樹脂等の固体酸等があげられる。なかでも
p−)ルエンスルホン酸が好ましく用いられる。これら
酸触媒の使用量は特に限定する必要はないが、通常出発
原料のポリ−p−ビニルフェノ−kに対して3〜30重
量%程度の範囲の量が適当である。
また、この反応は、溶媒の不存在下に実施することも可
能であるが、通常溶媒の存在下に実施される。この溶媒
としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素、エタノール、イングロバノール、ブタノール等
のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルインブチルケトン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、等のエステル類、エチレングリコールモノエチル
、エチレングリコールモノブチル等のセロンルブ類、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル類、塩
化メチレン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素等が用
いられる。この溶媒の使用量も肴に限定する必要はない
が1通常出発原料のボIJ −p−ビニルフェノールに
対し100〜1000重駄%の範囲の量が適当である。
反応に際しては、通常、溶媒に出発原料のポリ−p−ビ
ニルフェノールを溶解または分散さ。
せ、その溶液または分散液に酸触媒を加えたのち、スチ
レン類が加えられる。また、その際。
スチレン類は、反応開始時にその使用量の全量な一度に
反応系に加えてもよいが、スチレン類のホモ重合を避け
るために、反応の進行に従って逐次反応系に添加するの
が望ましい。
スチレン類の使用量は、目的物のアルアルキル化ポリ−
p−ビニルフェノールの所望のアルアルキル基の導入率
に応じて適宜選択される。
すなわち1本発明のアルアルキル化ポリ−p−ビニルフ
ェノール忙おけるアルアルキル基の導入率は上記一般式
(1) Kおけるmが0よりも大きく2までの範囲であ
るが、スチレン類の使用量を調節することによって、目
的物のアルアルキル化ポリ−p−ビニルフェノールのア
ルアルキル基の導入率ケ上記範囲内で任意の所望の導入
率に調節することができる。しかして1通常、スチレン
類は、所望の導入率から算出されるスチレン類の所要理
論値の1.2〜10重量倍、好ましくは1.5〜5重監
倍用いるのが適当である。
反応温度は1%に限定する必要はないが、通常室温〜1
50℃の範囲が適当である。反応温度が低いと反応の進
行が遅く、反応の完結に長時間′It要する。一方、反
応温度が高丁ぎるとポリマーの架橋反応が生じ1分子量
の異常な増加が起り、さらには不溶化物が生成しやすい
。反応温度の好ましい範囲は50〜100℃である。
また1灰石時間は、反応温度等の反応条件によって影響
を受けるが、一般的にいって3〜20時間程度で反応は
完結される。また1反応は常圧、減圧あるいは加圧のい
ずれにおいても行ない得る。
反応終了後は、通常、反応生成物から未反応のスチレン
類、溶媒、酸触媒、スチレン類のホモポリマーが生じて
いるときは該ホモポリマー等を適当な手段で分離して目
的物のアルアルキル化ポリ−p−ビニルフェノールが取
得される。
反応生成物からの未反応のスチレン類、溶媒、スチレン
類のホモポリマーの分離手段としては蒸留、減圧乾燥、
溶剤沈澱等が適当である。酸触媒の除去手段としては、
水洗、中和、濾過等の処理があげられろ。また、必要に
応じ、反応生成物を活性白土等の吸着剤で処理し1着色
物質を除去して目的物の色相を改善することができる。
上記アルアルキル化ポリ−p−ビニルフェノールの製造
方法において、スチレン類として、例えばスチレンを用
いれば上記一般式(1)においてXが水素であるアルア
ルキル化体が得られ、α−メチルスチレンを用いれば一
般式(1)におけるXがメチル基であるアルアルキル化
体が得られ、ブロムスチレンを用いれば一般式(りにお
けろXが水素でYがブロムであろアルアルキル化体が得
られ、ビニルトルエンを用いれば一般式(1)における
Xが水素でYがメチル基であるアルアルキル化体が得ら
れ、  tert−ブチルスチレンを用いれば一般式(
1)におけるXが水素でYがtert−ブチル基である
アルアルキル化体が得られる。また1本製造方法におい
ては。
出発原料のポリ−p−ビニルフェノールは、アルアルキ
ル基が導入される以外、その骨格に大きな変化は受けな
い。なお1本製造方法において、ポリ−p−ビニルフェ
ノールに代えて、p−ビニルフェノールと他のコモノマ
ー、例エバメタクリル酸メチル、無水マレイン酸あるい
はスチレン等との共重合体を出発原料と17て用いれば
、該共重合体のp−ビニルフェノール単位のフェノール
核にアルアルキル基の導入されたアルアルキル化体が得
られる。
(発明の効果) 本発明によれば、原料ポリ−p−ビニルフェノールとは
顕著に相違した性質を有する新規物質であるところのア
ルアルキル化ボIJ −p−ビニルフェノールが得られ
る。また本発明方法によれば、従来公知のアルキル化ポ
リ−p−ビニルフェノールと同様ないしはそれよりもは
るかに優れた制御された溶解性を有する新規物質である
アルアルキル化ポリ−p−ビニルフェノールが、容易に
実施しうるきわめて簡単な手段で製造されうる。
(実施例) 以下本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、
これらは単に例示であり、本発明は、これらによって限
定されるものではない。
実施例1 ポリ−p−ビニルフェノール(丸善石油cPljnレジ
ンM1重量平均分子量3,500、数平均分子fkl、
900)241.p−)ルエンスルホン酸4gおよびト
ルエン80Iを60℃に加熱し、攪拌しなからスチレン
441燵時間かけて添加した。さらに4時間加熱攪拌を
続けたのち放冷し、活性白土を5g加えて1時間後に濾
過した。P液を水洗したのち、減圧下でトルエンを留去
し1次いで減圧乾燥し、生成物54.3.!i’を得た
この生成物の平均分子量は、標準物質をボリスチレント
すルゲルパーミエーションクロマトグラ7CGPC)に
よれば1重量平均分子量が5.600.数平均分子量が
3,200であった。
この生成物の一般式(1)におけるnは13.4であっ
た。
この生成物の赤外吸収スペクトルを第1図に示し、  
C−NMRスペクトルを第2図に示す。
第2図から、この生成物は、 (j) および 1−i の構造単位からなり、各炭素原子の吸収は次のように同
定された。
(a123〜26 ppm、   (b136〜40 
ppm。
(c135〜52 ppm、  (dll 14〜11
7 ppm、。
(all 46〜148 ppm、 (IIl 52〜
154 ppm、(gll 49−152 ppm、(
hll 54〜157 ppm、(iH24〜127 
ppm、(jl 127〜130ppm。
(k)132〜134 ppm、(jll 36〜13
9 ppm、したがって、この生成物は、一般式(1)
で表わされるところの1−フェニルエチル基を有スるポ
リ−p−ビニルフェノールであると認められた。、また
、第2図の吸収強度から、1−フェニルエチル基の導入
a(一般式(1) Kおけるm)は1.44と計算され
た。
生成物は3%Na0)r水溶液に不溶であり、トルエン
に可溶であった。
実施例2 ポリ−p−ビニルフェノール(丸善石油■製しジンM1
重量平均分子ff13,500.数平均分子量1.9(
30)24.!i’、 p−)ルエンスルホンeIN4
.9およびトルエン80Iを60℃に加熱し、攪拌しな
がらスチレン120.9を10時間かけて添加した。さ
らに4時間加熱攪拌を続けたのち放冷し、活性白土5y
を加えて1時間後に濾過した。FMを水洗したのち、減
圧下でトルエンを留去し、次いで減圧乾燥し、生成物5
4.21を得た。
この生成物の重量平均分子量は6,400、数平均分子
量は3,650であった。また、  C−NMRスペク
トルの吸収強度から、l−フェニルエチル基の導入率(
m)は2600と計算されたO 生成物は3%NaOH水溶液に不溶であり、トルエンに
可溶であった。
実施例3 ポリ−p−ビニルフェノール(丸善石油■製レジンM、
重量平均分子量3,500.数平均分子!1,900)
241.p−)ルエンスルホン酸4.0.9およびトル
エン80Iを85℃に加熱し、攪拌しなからα−メチル
スチレン140#を15時間かけて添加した。さらに1
0時間加熱攪拌を続けたのち放冷し、不溶分を戸別した
F液を水洗したのち、減圧下でトルエンを留去し、次い
で減圧乾燥し、生成物6.41を得iこ。
この生成物の重量平均分子量は7.100、数平均分子
量は4,100であった。この生成物の一般式(1) 
[おけるnは15.9であった。
この生成物の C−NMRスペクトルヲ第3図に示す。
第3図から、この生成物は、II の構造単位からなり、各炭素原子の吸収は次のように同
定された。
(a128〜31 pprn、   (b139〜42
 ppm、(c135〜50”’ppm%(d!115
〜118 ppm、(el14G〜147ppm、(I
I151〜153ppm。
(gll 49〜151 ppm、(hll 53〜1
55 ppm、(in 24〜127 ppm、(jH
27〜131 ppm、(kll 32〜134 pp
m、 (1)134〜138 ppmしたがって、この
生成物は、一般式(1)で表わされるところの1−メチ
ル−1−フェニルエチル基を有するポリ−p−ビニルフ
ェノールであると認められた。また、第3図の吸収強度
から、1−メチル−1−フェニルエチル基の導入am 
(m )は1.16と計算された。
生成物は3%NaOH水溶液に不溶であり、トルエンに
可溶であった。
実施例4 ポリ−p−ビニルフェノール(丸善石油陶製しジンM1
重量平均分子量3,500、数平均分子量1,900)
24i三゛弗化#lXジ工チルエーテル錯体3.0.i
7およびトルエン80IIを50’CK加熱し、攪拌し
なからp−ブロムスチレン721を6時間かけて添加し
た。さらに5時間加熱攪拌を続けたのち放冷し、活性白
土5gを加えて1時間後に濾過した。P液を水洗したの
ち、減圧下でトルエンを留去し1次いで減圧乾燥し、生
成物56.9.9を得た。
この生成物の重量平均分子量は6,700.数平均分子
量は3,100であった。また、ブロム含有量は28.
2重量%であった。
赤外吸収スペクトルおよび C−NMIIスペクトルか
ら、この生成物は一般式(1)で表わされるところの1
−(p−ブロムフェニル)エチル基を有するポリ−p−
ビニルフェノールテすると認められた。また、1−(p
−ブロムフェニル)エチル基の導入率(m)は1.30
と計算された。
生成物は3%NaOH水溶液に不溶であり、トルエンに
7!T浴であった。
実施例5 ポリ−p−ビニルフェノール(丸善石油■製しジンM1
重量平均分子13,500、数平均分子量1,900 
)’241.p−トルエンスルホン酸411およびトル
エン80.9V60℃に加熱し、攪拌しなからp−ビニ
ルトルエン50.9’& 5時間かけて添加した。さら
に5時間加熱攪拌を続けたのち放冷し、活性白土5gを
加えて1時間後に濾過した。F液を水洗したのち、減圧
下でトルエンを留去し、次いで減圧乾燥し、生成物53
.8#を得た。
この生成物の重量平均分子量は5.500、数平均分子
量は2,900であった。
赤外吸収スペクトルおよび C−NMRスペクトルから
、この生成物は一般式(りで表わされるところの1−(
p−)リル)エチル基ヲ有−jるポリ−p−ビニルフェ
ノールであると認められた。また、1−(p−)リル)
エチル基の導入率(m)は1,35と計算された。
生成物は3%NaOH水溶液に不溶であり、トルエンに
可溶であった。
実施例6 ポリ−p−ビニルフェノール(丸首石油■製しジンM1
重量平均分子量3,500、数平均分子量1,900)
241 p−)ルエンスルホンff14.9およびトル
エン80.9を60℃に加熱し、攪拌しながらスチレン
21.9を3時間かけて添加した。さらに4時間加熱攪
拌を続けたのち放冷し、減圧下でトルエンを留去した。
得られた固体をアセトン゛100 mlに溶解したのち
、II!の水に注ぎ、生成した沈殿を減圧乾燥し、生成
物28.0.9を得た。
この生成物の重量平均分子量は4,200、数平均分子
量は2,300であった。 C−NMRスペクトルの吸
収強度からこの生成物の1−フェニルエチル基の導入率
(m )は0.26と計算された。
この生成物をセロソルブアセテートの溶液となし、該溶
液にガラス板を浸漬したのち引き上げて風乾、次いで6
0℃で乾燥することにより、ガラス板面にこの生成物の
塗膜を形成せしめた。
このものを3%NaOH水溶液KIO秒間浸漬したのち
、風乾1次いで60℃で乾燥し、しかる後秤量した。こ
の方法により生成物のNaOH水溶液への溶解速度を求
めたところ、 3.4 X 10−511/cd・@ 
Secであった。スチレンを付加させてナイボリーp−
ビニルフェノールについて同様の方法で測定しただ解速
度は19.2X10 1/d11secであツタ。
実施例7 ボIJ −p−ビニルフェノール(丸善石油■製レジン
M、重量平均分子量25,400.数平均分子量5,7
00)241 p−)ルエンスルホン酸41およびトル
エン80.9を60℃に加熱し、攪拌しながらスチレン
50.Fを8時間かけて添加した。さらに4時間加熱攪
拌を続けたのち放冷し、活性白土5Iを加えて1時間後
K(p過した。F液を水洗したのち、減圧下でトルエン
を留去し1次いで減圧乾燥し、生成物49.2Ji’a
’得た。
この生成物の重量平均分子lは42,700゜数平均分
子量は10,250であった。この生成物の一般式(1
)におけろnは40.2であった。
また、  C−NMRの吸収強度から、この生成物の1
−フェニルエチル基の導入率(m)は1.30と計算さ
れた。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1の生成物の赤外吸収スペクトルであり
、第2図は実施例1の生成物の’C−NMRスペクトル
であり、そして第3例は実施例3の生成物の C−NM
Rスペクトルである。 脣許出願人 丸善石油株式会社 手  続  補  正  書 (方 式)昭和60年1
2月 12口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ただし、Xは水素あるいはメチル基を表わし、Yはハ
    ロゲンあるいは炭素数1〜8のアルキル基を表わし、l
    は0または1、mは0よりも大きく2までの任意の数で
    あり、nは3以上5000以下の任意の数である)で表
    わされるアルアルキル化ポリ−p−ビニルフェノール。
  2. (2)一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (ただし、n′は3以上5000以下の任意の数である
    )で表わされるポリ−p−ビニルフェノールと、一般式
    (III) ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、Xは水素あるいはメチル基を表わし、Yはハ
    ロゲンあるいは炭素数1〜8のアルキル基を表わし、l
    は0または1)で表わされるスチレン類とを、酸触媒の
    存在下に反応させることを特徴とする一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ただし、Xは水素あるいはメチル基を表わし、Yはハ
    ロゲンあるいは炭素数1〜8のアルキル基を表わし、l
    は0または1、mは0よりも大きく2までの任意の数で
    あり、nは3以上5000以下の任意の数である)で表
    わされるアルアルキル化ポリ−p−ビニルフェノールの
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002047430A (ja) * 2000-04-24 2002-02-12 Shipley Co Llc アパーチャ充填用組成物

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