JPS6253029A - 判定帰還による符号間干渉除去方法 - Google Patents

判定帰還による符号間干渉除去方法

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JPS6253029A
JPS6253029A JP19432985A JP19432985A JPS6253029A JP S6253029 A JPS6253029 A JP S6253029A JP 19432985 A JP19432985 A JP 19432985A JP 19432985 A JP19432985 A JP 19432985A JP S6253029 A JPS6253029 A JP S6253029A
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adaptive filter
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JP19432985A
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Akira Kanemasa
金政 晃
Akihiko Sugiyama
昭彦 杉山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、波形伝送の際に生ずる符号間干渉を除去する
ための判定帰還による符号間干渉除去の方法に関する。
(従来の技術) 波形伝送の際に生ずる符号間干渉を除去する公知の技術
として判定帰還型等化器が知られている。
(アイイーイーイー・トランザクシ冒ンズ・オン・コミ
ュニケイシ雪ンズ(IEEE TRANSACTION
SON COMMUNICATIONS) 32巻、3
号。
1984 、258〜266ページ) 第8図は、判定帰還型等化器の従来例を示した図である
。ここで、第8図の回路は伝送路を介して送信側に接続
されている。また説明を簡単にするために以下では、ベ
ースバンドデータ伝送を仮定する。
第8図において入力端子1には伝送路を介して符号間干
渉を含んだ受信信号が供給され、減算器2に入力される
。減算器2では入力端子IK供給された受信信号からア
ダプティブ・フィルタ5で生成された疑似符号間干渉を
差引い走差信号に残留符号間干渉を含む受信信号。但し
、〔残留符号間干渉〕=〔符号間干渉〕−〔疑似符号間
干渉〕とする。)が得られ、判定器3及び減算器6に供
給される。判定器3では減算器2の出力から受信データ
を判定し、その判定結果を出力端子4に供給すると共に
、自動利得調整器(以下、rAGcJと略記)7及びア
ダプティブ・フィルタ5に4供給する。また、アダプテ
ィブ・フィルタ5で適応的に生成された疑似符号間干渉
は、減算器2の一方の入力として供給される。減算器6
とAGC7からなる閉ループ回路は減算器2の出力であ
る差信号中の残留符号間干渉成分のみを抽出するように
動作する。これはAGC7において、減算器6の出力信
号と判定器3の出力信号の相関をとることによう、AG
C7の出力信号の利得を適応的に定めることで実現され
る。一方減算器6の出力である残留符号間干渉成分は、
アダグチイブ・フィルタ5にも供給されておシ、タップ
係数の更新に用いられる。アダグチイブフィルタ5の適
応動作は、減X器6の出力である残留符号間干渉成分と
判定器3の出力である受信データ系列の相関をとること
Kよシ行なわれ、減算器2の出力である差信号に含まれ
ている残留符号間干渉を小さくするよう機能する。
(発明が解決しようとする問題点) 第8図に示した従来の判定帰還型等化器の例に示したよ
うに7ダグテイプ・フィルタ5の適応動作に必要な符号
間干渉成分の抽出は、減算器6とAGC7からなる閉ル
ープ回路で実現されている。
しかしながら、このような従来の方法ではAGC7にお
いて減算器6の出力と判定器3の出力が相関を持たない
ようにAGC7の利得を自動v4整する必要があり、ハ
ードウェア規模が大きくなるという欠点があった。また
、第8図から明らかなように、従来の方法では過去の送
出シンボル波形の系列に起因する符号間干渉は除去でき
るが、シンボル波形内の符号間干渉を除去することは不
可能であるという欠点があった。
本発明の目的は、簡単でかつハードウェア規模の小さい
判定帰還による符号間干渉除去の方法を提供するととK
ある。本発明の他の目的位過去の送出シンボル波形の系
列に起因する符号間干渉の除去のみならず、シンボル波
形内の符号間干渉も除去することのできる判定帰還によ
る符号間干渉除去の方法を提供することにあるう (問題点を解決するための手段) 本発明は波形伝送時に発生する符号間干渉を除去する際
に、符号間干渉を含んだ受信信号から疑似符号間干渉を
差引いて差信号を得た後、収差信号と該差信号を遅延さ
せた遅延信号を加算もしくは減算して残留符号間干渉を
求め、該残留符号間干渉と前記差信号とのいずれか一方
を、サンプリング位相と前記差信号を復調して得られる
復調データ系列に基づいて選択して得た誤差信号の極性
と前記復調データ系列を受け、前記残留符号間干渉を選
択した場合には前記復調データ系列の特定のパターンを
検出しな時だけ係数の更新を行なう第1のアダプティブ
・フィルタと、前記差信号の極性を受け前記復調データ
系列が特定の値になる時だけ係数の更新を行なう第2の
アダプティブ・フィルタと、前記差信号のシンボル波形
を完全に受信し終らなり#に復調して得られる仮復調デ
ータ系列と前記誤差信号の極性を受け係数の更新を行な
う第3のアダプティブ・フィルタとを少なくとも備え、
前記第1.第2及び第3のアダプティブ・フィルタの出
力を加算して前記疑似符号間干渉を生成することを特徴
とする。
(作用) 本発明は、自動利得調整器を用いて、符号間干多成分の
みを抽出するという従来の判定帰還型等化器と異なシ、
受信信号のアイ・パターンの特性に注目し、符号間干渉
が伝送路符号によって定まる確率で正確に抽出できるよ
うに構成している。
即ち、二値符号系を含む伝送路符号の受信アイパターン
の特性によれば、符号間干渉が無視できる場合、現在の
サンプル値と11秒(但し、lは正の整数であり、Tは
送出シンボル周期である)@のサンプル値がほぼ同一の
値又は逆極性で各々の絶対値がほぼ同一の値となる確率
の最小値は零でないある正の値をとる。従って、差信号
(=残留符号間干渉を含んだ受信信号)について、現在
のサンプル値とsT秒前のサンプル値の和又は差をとる
ことによシ、零でないある正の確率で、残留符号間干渉
成分のみを抽出することが可能となる。
それ故、残留符号間干渉が抽出された時のみアダプティ
ブ・フィルタのタップ係数の更新を行なうように制御す
れば、その適応動作が保証される。
また、本発明は、シンボル波形内の符号間干渉を除去す
るための1タツプのアダプティブ・フィルタを2種類備
えておシ、従来の方法では不可能であったシンボル波形
内の符号間干渉を除去できるように構成されており、従
来に比べてクロックジッタに対する耐力が高まシ性能向
上が得られる。
(実施例) 次に図面を参照して本発明について詳細に説明する。第
1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。同図
において、入力端子lには伝送路を介して、符号間干渉
を含んだ受信信号が供給され、減算器2に入力される。
ここで、第1図の回路動作を説明する前に、伝送路符号
について簡単に述べる。第2図は伝送路符号のシンボル
波形の一例を示したものである。この伝送路符号は、M
SK(ミニマム・シフト・キーイング)符号と呼ばれる
ものであシ、同図に、送出シンボル波形と状態遷移を示
す。MSK符号は“0”及び@l°のデータに対して、
それぞれ異なるシンボル波形を用意すると共に、それぞ
れ送出波形の極性が反転した■モードとeモードを備え
ている。これら4種類の送出シンボル波形の状態遷移は
同図の太い矢印で示されておシ、現時点のモードは1シ
ンボル前のモードによシ決定される。このMSK符号は
送出シンボルの境界にて必ず極性が反転するという性質
を持っている。なお、MSK符号ではドに対しては、シ
ンボル内で正負のバランスが取れているが、@O” K
対しては正負がバランスしていない。しかし、第2図の
モード遷移を示す太い矢印の方向から明らかなように1
連続するデータ系列において”0°の波形は■モードと
eモードが交互に現われるよう罠なっておシ直流成分は
ほとんど無視できる。
そこで、第2図の伝送路符号を例に挙げて第1図を説明
する。第2図に示した伝送路符号は伝送路を通って伝送
され、符号間干渉を受けた受信信号となシ第1図の入力
端子1に供給される。この符号間干渉を含んだ受信信号
は減算器2の一方の入力となる。減算器2の他方の入力
には、加算器22の出力である疑似符号間干渉が供給さ
れておシ、符号間干渉を含んだ受信信号から疑似符号間
干渉を差引いた差信号が減算器2の出力として得られる
。該差信号は判定器3% 11秒の遅延素子8、加算器
9、極性判定回路15及び判定器19に供給される。判
定器3では、第2図に示した4撞類の送出シンボル波形
のうちどの波形が受信されたのかをT秒毎に判定し、そ
の判定倍果を出力する。
まず、アダプティブ・フィルタ5の動作を第3図を用い
て説明する。第3図は、判定器30入力である差信号が
符号間干渉成分を持たない場合、即ち、理想的に波形等
化が行なわれた場合の波形例を示したものである。第1
図の判定器3では、第3図のシンボル波形に対しT秒毎
にシンボル波形の判定が行なわれる。この判定結果はf
a1図の出力端子4、パターンチェック回路12、選択
回路14.17及びアダグチイブ・フィルタ5に供給さ
れる。ここでsT秒の遅延を与える遅延素子8と加算器
9について説明するつ減算器2の出力である差信号は遅
延素子8及び加算器9によシ現在の値と11秒前の値が
加算されて出力される。前記差信号が符号間干渉成分を
持たない場合の波形例を示した第3図及び送出波形の状
態遷移を示す第2図から明らかなように、第1図の加算
器9の出力は現在の送出波形とlシンボル前の送出波形
のデータが一致しかつモードが異なる時、即ち昼の確率
で零となることがわかる。但し、データ・0・と・1・
の出現確率は等しく各々イとする。従って、前記差信号
が符号間干渉成分を持つ場合、前記確率で加算器9の出
力には符号間干渉成分のみが現われる。加算器9の出力
は極性判定回路10に入力され極性が抽出されて選択回
路11の選択入力の1つとして供給される。選択回路1
1のもう一方の選択入力としては零が入力されており、
パターンチェック回路12の出力によシ前記2個の選択
入力のうちいずれか一方が選択されて出力される。パタ
ーンチェック回路12において現在の判定結果とlシン
ボル前の判定結果に対して、両者のデータが一致しかつ
両者のモードが異なることが検出された場合には、選択
回路11の出力には極性判定回路10の出力が現われ、
この場合以外には零が選択されて出力される。
一方、減W、器2の出力である差信号は極性判定回路1
5にも供給されており差信号の極性が検出された後、ス
イッチ16の入力となる。スイッチ16は4個の出力接
点を持っており、h秒(但し、Rは整数であ)、今R=
4と仮定する)毎に、第1の出力接点から第4の出力接
点まで第1図の矢印の方向に順々に切換えて出力する。
同図の左から順に第1.2.3及び4の出力接点とし、
T秒毎にこの動作を繰シ返す。スイッチ16の動作のサ
ンプリング位相は第3図に示されており、同図のjl 
、 tl 、 jl及びtmがそれぞれ第1図のスイッ
チ17の第1.第2.第3及び第4の出力接点のサンプ
リング位相に対応している。スイッチ16の第2の出力
接点の出力は、選択回路(SEL)14の選択入力の1
つとして供給される。また、選択回路14の他方の選択
入力としては、選択回路11の出力が供給されている。
一方選択回路14には制御信号として判定器3の出力で
ある判定結果が入力されており、判定結果のデータが”
1”の時には、スイッチ16の第2の出力接点の出力を
選択して出力し、データが′″0”の時には選択回路1
1の出力を選択して出力する。つまり、第2図の送出シ
ンボル波形から明らかなように、データが“1”の時に
はシンボルの中心に零交差点を持つから、第1図に示す
スイッチ16の第2の出力接点の出力が符号間干渉成分
となるのに対し、データが@0°の時には、シンボルの
中心では零交差点を持たないので、選択回路11の出力
が符号間干渉成分となる。従って、選択回路14の出力
はサンプリング位相t!の符号間干渉成分としてスイッ
チ13の第2の入力接点に供給される。スイッチ13は
4個の入力接点を有するスイッチであシ、スイッチ16
に同期して隆秒(但し、ここではR=4として説明する
。)毎に、第1の入力接点から第4の出力接点まで第1
図の矢印の方向に順々に入力が切換えられる。同図の左
から順に第1.2.3及び40入力接点としT秒毎にこ
の動作を繰返す。第3図に示すt+ 、 tl 、 t
m及びtm  がそれぞれ第1図のスイッチ13の第1
.第2、第3及び第4の入力接点のサンプリング位相に
対応している。スイッチ13の第1及び第3の入力接点
には選択回路11の出力が、第2の入力接点には前述の
ように選択回路14の出力が、第4の入力接点にはスイ
ッチ16の第4の出力接点の出力がそれぞれ供給されて
いる。第3図に示すように、サンプリング位相tl及び
tsでは、零交差点は生じないから第1図の選択回路1
1の出力として得られる符号間干渉成分を利用して、ア
ダプティブ・フィルタ5のタップ係数の更新を選択的に
行なう。選択回路11において零を選択するということ
はタップ係数の更新が行なわれないことを意味し、符号
間干渉成分が得られない場合に対応している。また、サ
ンプリング位相t!では、データ・0”及び@11に対
応した符号間干渉成分が選択回路14の出力に得られス
イッチ13の第2の入力接点に供給される。さらに、サ
ンプリング位相t4はシンボル波形端の位相であシ、必
ず零交差点となるから、スイッチ16の第4の出力接点
の出力である符号間干渉成分がスイッチ13の第4の入
力接点に供給される。従って、スイッチ13の出力とし
て各サンプリング位相においてタップ係数の更新に必要
な符号間干渉成分が得られ、アダプティブ・フィルタ5
に供給される。
次に、アダプティブ・フィルタ5について詳細に説明す
る。第4図は第1図のアダプティブ・フィルタ5の詳細
ブロック図を示したものである。
第4図における入力信号106’及び106は、それぞ
れ第1図の判定器3の出力である判定結果のデータ(′
0”又は”1”)とモード(正又は貴)に対応している
。また、第4図における入力信号107及び出力信号1
08はそれぞれ第1図のスイッチ13の出力信号及びア
ダプティブ・フィルタ5の出力信号に対応している。入
力信号106は遅延素子1oot 、乗算器101o、
 101t、 −。
101R−1及び係数発生器102゜、1021.・・
・・・・。
102R,に供給されている。また入力信号106′は
遅延素子XOO;及び係数発生器102゜、102.。
・・・・・、 102R,に供給されている。ここでN
は正の整数であシタツブ数を表わす。またRは前述の1
シンボル当シのサンプリングの数であシ、第1図ではl
=4として説明した。第4図ではRはNの約数として一
般的に説明する。
遅延素子100s * 100m 、””” + 10
ON/R−1はこノPIAK接続され、また遅延素子1
00包took、・。
” ON/R−1はこの順に接読されており、各々T秒
の遅延を与える。遅延素子1001(1=1.2 。
−、N/R−1) 17)出力は、乗10101. 、
101.+、 。
ある。W[6101101,、、、−,101,、、−
k 。
(k=0.1.−・−、IIL−1)では、それぞれ係
数発生器102に、102.+、、・・・、102に+
N−Rの出力である各係数と入力モード(正又は負)が
川けられた後、各乗算結果はすべて加算5103kK入
力されて加算される。R個の加算器103゜、103.
、・・・・・・。
103R,の出力はス、イッチ104の入力接点に供給
される。スイッチ104はT秒を周期とする多で゛ 接点スイッチデあり、R個の加″摩器103 .103
.。
−−・、103R,、の出力をこの顔に一虫抄毎に選択
して出力し、出力信号108となる。従って、出力信号
108は過去の送出データ系列に起因した疑似符号間干
渉でらシ、T/a秒毎に発生されることになる。一方、
スイッチ104と同期して動作するスイッチ105はス
イッチ104と入出力が逆転している。即ちスイッチ1
05は入力信号107をT/R秒毎にR個の接点に順番
に分配する機能を果す。スイッチ105の各接点出力は
同期して動作するスイッチ104に対応した接点に入力
されている信号経路に存在する係数発生器に供給されて
いる。次に、係数発生回路について詳細に説明する。
第5図は第4図の係数発生器102.(1=0 。
1、・・・・・・ 、 N−1)の詳細ブロック図を示
したものである。第5図の入力信号200は、第4図の
入力信号106又は遅延素子10(h−100s、・・
・・・・。
100N/R−8の出力信号に対応している。同様に第
5図の入力信号200′は第4図の106′又は遅延素
子100曾、100ば、・・・・・・、100′N/R
−、に対応している。また、第5図の入力信号201は
、第4図に示すスイッチ105の接点出力に対応してい
る。
さらに1第5図の出力信号209は、第4図に示す係数
発生回路102□の出力に対応している。第5図におい
て、′O”又は@1″を示すデータ信号200’は選択
回路(SEL)204.205及び208の各々の制御
信号として供給される。また、データ信号20.0’i
(対応した■モード又はeモードを示す+1又は−1の
値をとるモード信号200は乗算器2020入力の1つ
として供給される。一方、乗算器2020他万の入力と
しては符号間干渉成分だけからなる誤差信号201とし
て供給されている。乗算器202で11モ一ド信号20
0と誤差信号201が掛けられた後、その乗算結果は加
算器203の一万の入力として供給される。ここで、T
秒の遅延を与える)I!姑索子206及び7は、各々デ
ータ信号200′の0”及び”1″に対応した係数メモ
リであシ、共に選択回路208の選択入力として供給さ
れる。−力選択回路208には制御信号としてデータ信
号200′が入力されており、データ信号200′が”
0”の時には遅延粱子206の出力でわる′0”に対応
した係数を選択して出力し、データ信号200’が”1
”の時には、係数メモリ207の出力である“loに対
応した係数を選択して出力し、共に係数209となる。
さらに、係数209は加3J器203に供給されており
、乗算器202の出力信号と加算された後、選択回路2
04及び205に入力される。また、遅延素子206及
び207の出力は、各々選択回路204及び205にも
入力として供給されている。さらに選択回路204及び
205の出力は、各々遅延素子206及び207に供給
されている。そこで選択回路204.205及び208
の動作について説明する。今、データ信号200′が0
”である場合選択回路208は、データ“O”に対応す
る遅延素子206の出力を選択し係数209として出力
する。この時係数209は加算器203に入力された後
、選択回路204を介して、遅延素子206に帰還され
データ゛0”に対応する係数の更新が行なわれる。これ
に対し、選択回路205では遅延素子207の出力が選
択されて再び遅延素子207に供給されるので、データ
“1”に対応する係数の更新は行なわれない。この場合
とは逆にデータイご号200′が”1°である場合、選
択回路208はデータ”1″に対応する係数である20
7の出力を選択し係数209として出力する。この時係
数209は加算器20.3に入力された後、選択回路2
05を介して遅延素子207に帰還され、データ“l”
に対応する係数の更新が行なわれる。これに対し選択回
路204では遅#、、素子206の出力が選択されて再
び遅延素子206に供給されるのでデータ“0”に対応
する係数の更新は行なわれないことになる。以上述べた
動作原理によシデータ信号200′の値”0”又は“l
oに対応してアダプティブ・フィルタの演算に使用する
係数を選択すると共に、使用された係数に対しては係数
の更新を行ない、使用されない係数に対しては、元の値
を保持するという操作によシアダプティブ・フィルタの
係数が適応的に得られる。なお、第1図で説明したよう
に、第5図の誤差信号201は第1図のスイッチ13の
出力信号をT/R秒毎にサンプルした信号に一致するか
ら、誤差信号201が符号間干渉成分以外の信号を含む
場合には零となる。この時、係数の更新は停止されるの
でアダプティブ°フィルタの収束動作が保証されること
は明らかである。
再び第1図の説明に戻ると、アダプティブ・フィルタ5
で発生された疑似符号間干渉は、加算器21及び22を
介して減算器2に入力され、入力端子lよシ供給される
符号間干渉を含んだ受信信号から減算され、過去のデー
タ系列に起因する符号間干渉成分が除去される。
次に、アダプティブ・フィルタ18の動作について詳細
に説明する。アダプティブ・フィルタ18には、極性判
定回路15及びスイッチ16の第1の出力端子を介して
、減算器2の出力である差信号の極性がサンプリング位
相tlにて入力される。サンプリング位相1.の差信号
の極性は、第4図に示すシンボル波形の前半部の判定デ
ータとしてアダプティブ・フィルタ18において使用さ
れる。一方、選択回路17には極性判定回路15及びス
イッチ16の第2の出力端子を介して、減算器2の出力
である差信号の極性がサンプリング位相t!にて入力さ
れる。また、選択回路17には零も入力されており、判
定器3の出力である判定結果を用いて、判定結果のデー
タが・0“の時には零を、データが1”の時にはスイッ
チ16の第2の出力端子に現われる符号間干渉成分を選
択して出力しアダプティブ・フィルタ8に供給する。
この意味を第3図を用いて説明すると、サンプリング位
相1.においてデータ“0”は零交差点を持たないが、
データ“l”は必ず零交差点を持つ。前述のように同図
は、符号間干渉がない理想的な波形を示したものであり
、実際の波形は符号間干渉を受けて零交差点がふらつく
。この零交差点のふらつきのうちシンボル波形内の符号
間干渉に起因する成分を除去する役目を担うのが第1図
のアダプティブ・フィルタ18である。選択回路17に
よシ判定器3の出力のデータが@111の時には符号間
干渉成分の極性が、データが“0“の時には零がアダプ
ティブ・フィルタ18に供給されるからデータが”ドの
時のみ選択的に係数の更新が行なわれる。
次に、アダプティブ・フィルタ18について詳細に説明
する。第6図は第1図に示すアダプティブ・フィルタ1
8の詳細ブロック図である。第6図の入力信号300及
び301はそれぞれ第1図のスイッチ16の第1の出力
接点の出力信号即ちサンプリング位相t1における差信
号の極性及び選択回路17の出力即ち、サンプリング位
相t。
における符号間干渉の極性又は零をとる誤差信号が対応
している。また第6図の出力信号306は第1図のアダ
ブチ、イブ・フィルタ18の出力信号に対応しておシ、
疑似符号間干渉である。第6図において差信号の極性3
00は乗算器302及び305に供給される。1秒の遅
延を与える遅延素子304は係数メモリであり、その出
力は乗算器305に供給されて疑似符号間干渉306を
発生する。遅延索子304の出力はまた加算器303を
介して帰還されており、差信号の極性300と誤差信号
301の乗算を実行する乗算器302の出力分の係数更
新が選択的に行なわれる。誤差信号301が零の時に社
、乗算器302の出力は零となるから係数は変化しない
ことになシ、選択的な係数の更新が実現される。このよ
うに動作する第1図のアダプティブ・フィルタ18の出
力には、シンボル内の中心の零交差点における疑似符号
間干渉が現われ、加算器21にてアダプティブ・フィル
タ5にて発生される疑似符号間干渉と加算された後、加
算器22を介して減算器2に加えられる。
次に、アダプティブ・フィルタ20の動作を説明する。
アダプティブ・フィルタ20は、シンボル内の波形によ
り同一シンボル波形端の零交差点に生じる符号間干渉を
除去する役割を担う。判定器19は減算器2の出力であ
る差信号を受け、1丁 秒を周期とするシンボル波形の萌半σ3t/4秒内の波
形を観測し、サンプリング位相t、にてそのシンボル波
形のデータとモードを判定し、その判定結果をアダプテ
ィブ・フィルタ20に供給スる。
また、アダグチイブ・フィルタ20には、極性判定回路
15を介してスイッチ16の第4の出力接点の出力が供
給されている。従ってサンプリング位相t、にて減算器
2の出力である差信号の極性がアダプティブ・フィルタ
5に入力され、誤差信号として係数の更新に用いられる
。第3図に示すように、符号間干渉のない理想的な場合
には、シンボル波形の端であるサンプリング位相t4は
零交差点であるが、実際には符号間干渉を生じるために
、この零交差点がふらつく。このふらつきが符号間干渉
であシ、スイッチ16の出力接点から供給される信号が
、符号間干渉の極性に一致している。
ここで、アダプティブ・フィルタ20についてさらに詳
細に説明する。第7図は第1図のアダグチイブ・フィル
タ20の詳細ブロック図である。
基本構成は第1図のアダプティブ・フィルタ5の1タッ
プ分のさらに1位相分に相当する。従って係数更新の動
作原理は第5図と全く同様であるので説明は省略する。
第7図において第5図と同一の参照数字で示す機能ブロ
ック又は信号は全く同一である。但し、データ信号20
0及びモード信号200’は、第7図の場合には第1図
の判定器19の出力に対応している。また、第7図の誤
差信号201Vi第1図のスイッチ16の第4の出力接
点の出力信号に対応している。第7図と第5図の相異点
の1つはモード信号200’と係数209の乗算が乗算
器210にて行なわれ、疑似符号間干渉211を出力し
ている点にある。また、誤差信号201は第5図では±
1及びOの3値をとるのに対し、第7図では±1の2値
をとる。第7崗に示す回路で構成されるアダプティブ・
フィルタ5の出力である疑似符号間干渉は、加算器22
に供給され、加’g器21の出力と加算されて減算器2
に入力される。
なお、第1図に示す本発明の一実施例では、加′:n5
9とIT秒の遅延を与える遅延素子8によシある確率で
加算器9の出力が符号間干渉成分のみになることを利用
していたが、第2図に示す送出シンボル波形と状態遷移
から明らかなように加算器9を減算器に変更しても同一
の効果が得られる。
また、これまでの説明ではサンプリング周期T/RをT
/4秒と仮定していたが、Rが正の偶数であれば本発明
の原理が適用できることは明らかである。
さらに、これまでの説明では、第2図及び第3図に示す
MSK符号を例として挙げていたが、これ以外の伝送路
符号にも本発明は適用できる。例えば、バイフェーズ符
号の受信波形は、m3図において位相を172秒だけず
らした形をしているから、第1図において位相をすべて
172秒だけずらして考えれば良い。この時パターンチ
ェック回路121”i、!在(1)シンボルとその@後
のシンボル及ヒIT秒曲のシンボルとその前後のシンボ
ルの各々の対応するシンボルの一致とチェックすること
が必要となる。
(発明の効果) 以上詳細に述べたように1本発明によれば差信号につい
て、現在の値と+T秒前の値の和又は差を用いて、この
和又は差が符号間干渉成分に一致する場合の受信信号波
形のパターンを検出することKより選択的に係数更倉を
行なうようアダプティブ・フィルタを制御しているから
、その適応動作が保祉される。従って、従来のように複
雑な制御を必要とせず簡単でかつハードウェア規模の小
さい判定帰還による符号間干渉除去の方法を提供できる
。また、本発明によれば過去の送出シンボル波形の系列
に起因する符号間干渉の除去のみならず、・インポル波
形内の符号間干渉も除去することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の判定帰還による符号間干渉除去方法の
一実施例を示すブロック図、第2図はMSK符号のシン
ボル波形と状態遷移を示す図、第3図はMSK符号の受
信信号波形例を示す図、第4図は第1図のアダプティブ
・フィルタ5の詳細ブロック図、第5図は¥J4図の係
数発生回路の詳細ブロック図、第6図は第1図のアダプ
ティブ・フィルタ8の詳細ブロック図、第7図は第1図
のアダプティブ・フィルタ20の詳揖ブロック図、第8
図は判定帰還型等化器の従来例を示すブロック図である
。 図において、l・・・入力端子、2−減算器、3゜19
・・判定器、4・・・出力端子、5.18.2(1−°
アダプティブ・フィルタ、8・・・遅延素子、9.21
.22・・加算器、10.15 ・・極性判定回路、1
1.14゜17・・・選択回路、12・・・パターンチ
ェック回路、13.16−・・スイッチをそれぞれ示す
。 代哩人弁理上 内 原   已。 オ 2 ロ ア?30 オ 5 図 オ 6 口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 波形伝送時に発生する符号間干渉を除去する際に、符号
    間干渉を含んだ受信信号から疑似符号間干渉を差引いて
    差信号を得た後、該差信号と該差信号を遅延させた遅延
    信号を加算もしくは減算して残留符号間干渉を求め、該
    残留符号間干渉と前記差信号とのいずれか一方を、サン
    プリング位相と前記差信号を復調して得られる復調デー
    タ系列に基づいて選択して得た誤差信号の極性と前記復
    調データ系列を受け、前記残留符号間干渉を選択した場
    合には前記復調データ系列の特定のパターンを検出した
    時だけ係数の更新を行なう第1のアダプティブ・フィル
    タと、前記差信号の極性を受け前記復調データ系列が特
    定の値になる時だけ係数の更新を行なう第2のアダプテ
    ィブ・フィルタと、前記差信号のシンボル波形を完全に
    受信し終らない前に復調して得られる仮復調データ系列
    と前記誤差信号の極性を受け係数の更新を行なう第3の
    アダプティブ・フィルタとを少なくとも備え、前記第1
    、第2及び第3のアダプティブ・フィルタの出力を加算
    して前記疑似符号間干渉を生成することを特徴とする判
    定帰還による符号間干渉除去方法。
JP19432985A 1985-08-28 1985-09-02 判定帰還による符号間干渉除去方法 Pending JPS6253029A (ja)

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DE8686111878T DE3685536T2 (de) 1985-08-28 1986-08-27 Entscheidungsrueckgekoppelter entzerrer mit musterdetektor.
EP86111878A EP0216183B1 (en) 1985-08-28 1986-08-27 Decision feedback equalizer with a pattern detector
US06/901,211 US4730343A (en) 1985-08-28 1986-08-28 Decision feedback equalizer with a pattern detector
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