JPS6252320B2 - - Google Patents

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JPS6252320B2
JPS6252320B2 JP57045418A JP4541882A JPS6252320B2 JP S6252320 B2 JPS6252320 B2 JP S6252320B2 JP 57045418 A JP57045418 A JP 57045418A JP 4541882 A JP4541882 A JP 4541882A JP S6252320 B2 JPS6252320 B2 JP S6252320B2
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pattern
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JP57045418A
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JPS58162995A (ja
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Masanori Myatake
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPS58162995A publication Critical patent/JPS58162995A/ja
Publication of JPS6252320B2 publication Critical patent/JPS6252320B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は2つのパターン間の類似度を求めるパ
ターン類似度計算装置に関し、予じめ知られた標
準パターンと未知の入力パターンとの類似度を算
出する事に依つてこの未知の入力パターンをパタ
ーン認識する事を目的としたものである。
この種パターン類似度計算装置は、主にパター
ン化された音声、文字等の情報の認識処理等に用
いられるものであつて、特に音声パターンを扱う
場合には、その時間軸の伸縮に依る音声パターン
の変動を除去する必要があり、この為に動的計画
法の手法を用いる事が提案されている。
斯様な動的計画法を用いたパターン類似度計算
手法を音声パターンを例に挙げて説明する。音声
パターンとしては例えば周波数スペクトル値をパ
ラメータとした時系列が用いられるが第1図に示
す如く「サクラ」の音声の音声パターンであつて
も、その発声状態に依つて時間軸が非線形に伸縮
し、この為系列数8の音声パターンAと系列数9
の音声パターンBとの間のパラメータa3とb3、及
びa6とb6が同一音素に属さなくなるので、a3とb3
との誤差及びa6とb6との誤差及びOとb9との誤差
が極端に大きくなつてしまう。そこで、第2図に
示す如く、両パターンA、B間の各パラメータ
ai、bjの組合せ座標(i、j)に於いて、同一音
素に属するパラメータai、bjが対応する非線形な
最適対応経路Pを検知する必要があり、この為の
手段が動的計画法である。
斯る動的計画法に依れば、上述の最適対応径路
Pを検知すると同時に、この最適対応経路Pに位
置する両パターンA、Bの各パラメータai、bj間
の誤差dの積算値Sが求められ、この最小誤差積
算値Sに依つて両パターンA、B間の類似度が算
出される。具体的には、第2図に示す如く、最適
対応経路Pは座標(1、1)の点Xを始点、座標
(8、9)の点Yを終点とし、しかも極端な非線
形対応を認める不都合を防止する為に、例えば j−2ij+2を満たす白丸及び黒丸で示
す座標(i、j)に限定された範囲内に存在する
事を前提とし、次の漸化式が計算される。
S(1、1)=d(1、1)ただし d(i、j)=|ai−bj|即ち、今第2図の座
標(4、3)点アに着目してみると、積算値S
(4、3)は座標(4、2)点イでの積酸値S
(4、2)、座標(3、3)点ウでの積算値S
(3、3)及び座標(3、2)点エでの積算値S
(3、2)の内最小の値例えばS(3、2)にこ
の点アでの誤差d(4、3)を加算したものであ
る。そして点イ、点ウ、点エについてもすでに
夫々同様の計算処理が行なわれており、点エでの
積算値S(3、2)は座標(3、1)点オでの積
算値S(3、1)、座標(2、2)点カでの積算
値S(2、2)、及び座標(2、1)点キでの積
算値S(2、1)の内最小の値、例えば積算値S
(2、1)にこの点エでの誤差d(3、2)を加
算したものである。尚、上記点イでの積算値S
(4、2)の導出については、座標(4、1)点
が前記した座標の範囲の前提条件から外れる為
に、点エでの積算値S(3、2)、点オでの積算
値S(3、1)、の二者の内の小さい方の値、に
この点イでの誤差d(4、2)が加算されたもの
である。そして、点キでの積算値S(2、1)
は、座標(2、0)点、及び座標(1、0)点が
存在しない為に、座標(1、1)始点Xの積算値
S(1、1)即ち誤差d(1、1)にこの点キの
誤差d(2、1)を加算したものである。斯し
て、座標(4、3)点アでの最小誤差積算値S
(4、3)は結局S (4、3)=d(1、1)+d(2、1)+d(3、2)+d(4、3) となり、結局的に始点Xから点アに至る最適経路
Qが点キ、点エを経たものであることが判明す
る。
同様にして、第2図に示す両パターンA、Bの
各パラメータai、bjの組合せ座標(i、j)の
内、白丸、及び黒丸で示された全ての座標につい
て、i及びjの小さなものから順次S(i、j)
を算出すれば最終的にS(8、9)が得られ、こ
の結果として最適対応経路Pが判明し、このS
(8、9)の値が小である程、これ等両パターン
A、Bの類似度が高い事になる。
従来のこの種類似度計算装置は、第3図に示す
如く、上段及び下段レジスタ群R1,R2を有し、
上段レジスタ群R1は標準パターンAのパラメー
タa1、a2……、a8の夫々に対応する第1、第2、
……第8レジスタr11,r12,……,r18と付属レジ
スタr10とからなり、下段レジスタ群R2も又同様
に第1、第2、……、第8レジスタr21,r22,…
…,r28と付属レジスタr20とからなつている。そ
して、計算処理前の初期状態に於いてはこれ等の
レジスタ群R1,R2の全てのレジスタには格納可
能な最大値∞が書き込まれている。計算処理の第
1ステツプに於ては、第4図に示す如く、上段レ
ジスタ群Rの第1レジスタr11に積算値S
(1、1)、第2レジスタr12に積算値S(2、
1)第3レジスタr13に積算値S(3、1)が新
たに書き込まれ、この後、上段レジスタ群R
内容が下段レジスタ群Rに退避される。第2ス
テツプに於いては、この時の下段レジスタ群R2
の付属レジスタr20の値∞と、その第1レジスタ
r21の積算値S(1、1)と、上段レジスタ群R1
の属レジスタr10の値∞と、その内の最小値、即
ち、二つの最大値∞に依つて強制的に最小値とな
る積算値S(1、1)を選択し、この値に誤差d
(1、2)を加算した積算値S(1、2)が導出
され、上段レジスタ群R1の第1レジスタr11に貯
えられる。そして、これに続いて、下段レジスタ
群R2に貯えられた各2つの積算値S、Sと、直
前の計算処理に依つて上段レジスタ群R1に貯え
られた積算値Sと、からなる三値の内の最小値に
誤差dを加算した各積算値S(2、2)、S
(3、2)、S(4、2)が順次導出され、上段レ
ジスタ群R1の各レジスタr12,r13,r14に順次貯え
られ、その後、上段レジスタ群R1の全ての内容
が下段レジスタ群R2に退避される。斯して、第
3〜第9ステツプに於ける計算処理も同様に実行
され、上段及び下段レジスタ群R1,R2が入力パ
ターンBのパラメータb1からb9に向う方向に順次
平行移動し、最終的に上段レジスタ群Rの第8
レジスタr18に最小の誤差積算値S(8、9)が
貯えられる。
斯る計算処理に於いて重要な事は、最適対応経
路の制限条件を満足する為に、例えば第5ステツ
プに於ける上段レジスタ群Rの第2レジスタ
R12には、積算値S(2、5)=S(2、4)+d
(2、5)を貯えないで強制的に最大値∞を書き
込まなければならない。即ち、これに依つて上段
レジスタ群Rの第3レジスタr13に貯えるべき
値S(3、5)を計算するのに、第4図の矢印で
示す如く下段レジスタ群Rの第2レジスタr22
の積算値S(2、4)<∞と、第3レジスタr23
積算値S(3、4)<∞と、の二者の内の最小値
を選択し、上段レジスタ群Rの第2レジスタ
r12の値∞を選択する事が避けられる。従つて、
例えば標準パターンAのパラメータa2と入力パタ
ーンBのパラメータb5との極端に非縁形な対応が
除外される事になる。
しかしながら、上述の理由から第4ステツプに
於て、上段レジスタ群R1の第1レジスタr11に最
大値∞を書き込み、第5ステツプではその第2レ
ジスタr12に、第6ステツプではその第3レジス
タr13に、第7ステツプではその第4レジスタr14
に、及び第8ステツプではその第5レジスタr15
に、夫々最大値∞を書き込む事は、斯る類似度の
計算処理を複雑にし、計算速度の低下を来たすも
のである。
また、上述の如き、従来装置に於いては、例え
ば系列数8の標準パターンAの各パラメータ
a1a2、……a8に対応した第1、第2、……第8レ
ジスタを有する上段及び下段レジスタ群を固定し
て備えているが、入力パターンBの各パラメータ
b1、b2、……b9の系列数は常に例えば9とは限ら
ず、発声の毎に異なる時間長に従つて、この系列
数も増減する事になる。従つて、入力パターンB
のパラメータbjの系列数が例えば7であれば、上
述の計算ステツプ数は7で済むが、この系列数が
増せば増すほど計算ステツプ数も増加し、この場
合には、さらに計算速度の低下を来たす事にな
る。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであ
り、計算処理の簡略化を計つた類似度計算装置を
提供するものである。
第5図に本発明の類似度計算装置の一実施例の
構成を示す。1は標準パターンAの8個のパラメ
ータa1、a2、……、a8を格納した標準パターンメ
モリ、2は入力パターンBの9個のパラメータ
b1、b2、……、b9を格納した入力パターンメモリ
であり、この場合最大10系列のパラメータが格納
可能となつている。3は誤差算出回路であり、標
準パターンメモリ1から各スイツチF1、F2、…
…、F8を介して得られる各パラメータaiと、入力
パターンメモリ2から各スイツチG1,G2,…
…、G9を介して得られる各パラメータbjと、の
誤差d(i、j)が算出される。4はレジスタ群
であり、第6図に示す如く、上記両パターンA、
Bのパラメータai、bjの組合せ座標(i、j)の
内、i=j=n(ただしn=1、2、……、8)
となる組合せ座標(n、n)に対応する中央レジ
スタ41と、組合せ座標(n+1、n)、(n+
2、n)に夫々対応する第1、第2水平レジスタ
42,43と、組合せ座標(n+3、n)に対応
する付属水平レジスタ44と、組合せ座標(n、
n+1)、(n、n+2)に夫々対応する第1、第
2垂直レジスタ45、46と、組合せ座標(n、
n+3)に対応する付属垂直レジスタ47と、か
ら構成されている。5は最小値検知回路であり、
上記レジスタ群4の各レジスタの内からスイツチ
W1,W1,W1,W2,W2,W2,……,W5,W5
W5、のいずれかを介して入力される三入力値の
内から、最小値を選択出力するものである。6は
加算器であり、上記最小値検知回路5からの最小
値に上記誤差算出回路3から得られる誤差値を加
算した最小誤差積算値が得られる。そして、この
値がスイツチW1′,W2′,……W5′のいずれかを介
してレジスタ群4に入力され、常に最大値∞を保
持する付属水平レジスタ44並びに付属垂直レジ
スタ47を除くいずれかのレジスタ41,42,
43,45,46の内容が書き換えられる。
次に斯る本発明装置の動作を第6図を参照しつ
つ説明する。先ずレジスタ群4の中央レジスタ4
1には0を書き込み、残りの各レジスタ42,…
…,47には、これ等に格納可能な最大値∞を書
き込んでおく、そして第1ステツプに於いてはス
イツチW1,W1,W1、を閉じる事に依つて、最小
値検知回路5は中央レジスタ41の値0と第1水
平レジスタ42の値∞と第1垂直レジスタ45の
値∞との内の最小値0を出力し、これと同時にス
イツチF1及びG1を閉じる事に依つて誤差算出回
路3から誤差d(1、1)を得、加算器6に於い
てこの誤差d(1、1)と上記最小値検知回路5
からの値0との和d(1、1)、即ち積算値S
(1、1)が導出される。斯して得られた積算値
S(1、1)は、スイツチW1を閉じる事に依つ
て、第6図Rで示す如く、中央レジスタ41に
新たに書き込まれる。そして次に、スイツチ
W2,W2,W2、及びF2,G1を閉じる事に依つ
て、上記最小値検知回路5からの積算値S(1、
1)に上記誤差算出回路3からの誤差(2、1)
を加算6した値S(1、1)+d(2、1)即ち
積算値S(2、1)が得られ、スイツチW2′を閉
じる事に依つて、この値が第6図のRで示す如
く、第1水平レジスタ42に新たに書き込まれ、
これに続いてスイツチW3,W3,W3,F3,G1
W3′を閉じる事に依つてS(2、1)+d(3、
1)、即ち積算値S(3、1)が算出され、第2
水平レジスタ43に新たに書き込まれる。
さらに、スイツチW4,W4,W4,F1,G2
W4′を閉じる事に依つて、S(1、1)+d
(1、2)即ち積算値S(1、3)が算出され、
この値が第6図のRで示す如く、第1垂直レジ
スタ45に新たに書き込まれ、つづいて、スイツ
チW5,W5,W5,F1,G3,W5′を閉じる事に依つ
て、S(1、2)+d(1、3)即ち積算値S
(1、3)が算出され、第2垂直レジスタ46に
新たに書き込まれる。
以後第2〜第8ステツプの計算処理が順次行な
われるが、第2ステツプを列に挙げて、第6図及
び第7図を参照しつつ、この第2ステツプでの計
算手順を説明する。この時、第6図のRと第7
図のiに示す如く、レジスタ群4の中央レジスタ
41、第1及び第2水平レジスタ42,43、第
1及び第2垂直レジスタ45,46、にはすでに
各積算値S(1、1)、S(2、1)、S(3、
1)、S(1、2)、S(1、3)が貯えられてお
り、付属水平レジスタ44及び付属垂直レジスタ
47には計算処理前の初期状態時に書き込まれた
最大値∞が保存されている。先ず、スイツチ
W1,W1,W1,F2,G2,W1′を閉じる事に依つ
て、第7図に示す如く、第1垂直レジスタ45の
積算値S(1、2)中央レジスタ41の積算値S
(1、1)、第1水平レジスタ42の積算値S
(2、1)の三者の内の最小値と、誤差d(2、
2)と、を加算してなる最小誤差積算値S(2、
2)を算出し、この値が、同図に示す如く、中
央レジスタ41に新たに書き込まれる。続いて、
スイツチW2,W2,W2,F3,G2,W2′を閉じる事
に依つて、第7図に示す如く、中央レジスタ4
1の積算値S(2、2)第1水平レジスタ42の
積算値S(2、1)、第2水平レジスタ43の積
算値S(3、1)、の三者の内の最小値と、誤差
d(3、2)と、を加算してなる最小積算値S
(2、3)を算出し、この値が、同図に示す如
く、第1水平レジスタ42に新たに書き込まれ
る。次に、スイツチW3,W3,W3,F4,G2
W3′を閉じる事に依つて、第7図に示す如く、
第1水平レジスタ42の積算値S(3、2)、第
2水平レジスタ43の積算値S(3、1)付属水
平レジスタ44の最大値∞、の三者の内の最小
値、即ち実質的には、同図の2本の矢印で示す如
く、値S(3、2)、S(3、1)の二者の内の
最小値と、誤差d(4、2)と、を加算してなる
最小誤差積算値S(4、2)を算出する事に依つ
て、標準パターンAのパラメータa4と入力パター
ンBのパラメータb1との極端な非線形対応を除外
し、この値S(4、2)を第7図に示す如く、
第2水平レジスタ43に新たに書き込む。尚付属
水平レジスタ44は最大値∞を保持しつづける。
さらに、スイツチW4,W4,W4,F2,G3,W4′を
閉じる事に依つて、第7図に示す如く、同図
の場合と同様に最小誤差積算値S(2、3)を算
出し、この値が、同図に示す如く、第1垂直レ
ジスタ45に新たに書き込まれる。そして最後
に、スイツチW5,W5,W5,F2,G4,W5′を閉じ
る事に依つて、第7図に示す如く、同図の場
合と同様に実質的に2本の矢印で示す如く、値S
(1、3)、S(2、3)の二者の内の最小値と、
誤差d(4、2)とを加算してなる最小誤差積算
値S(2、4)を算出する事に依つて、標準パタ
ーンAのパラメータa1と入力パターンBのパラメ
ータb4との極端な非線形対応を除外し、この値S
(2、4)を同図に示す如く、第2垂直レジス
タ46に新たに書き込む。尚、付属垂直レジスタ
47は最大値∞を保持しつづける。斯して、第2
ステツプでの計算処理は終了し、第6図のRに
示す如く、レジスタ群4は、各積算値が貯えられ
た状態となり、以後第8ステツプ迄上述の第2ス
テツプと同様の計算処理がくり返し実行され、第
6図の破線の矢印で示す如く、各ステツプ毎にレ
ジスタ群4は座標(i、j)をiとjが共に大な
る方向へ平行移動する事になる。
次に、第7ステツプ及び最終ステツプとなる第
8ステツプでの計算処理について述べる。第7ス
テツプに於いては、第6図のRに示す如く、レ
ジスタ群4の第2水平レジスタ43には、座標
(9、7)に対応した積算値S(9、7)が貯え
られるはずであるが、標準パターンAには第9番
目のパラメータa9が存在しない。従つて、実際に
このレジスタ43に貯えられた値?は意味を持た
ないものであるが、この値?が第8ステツプに於
いて、終局的に求めたい積算値S(8、9)に影
響を及ぼす事はない。最終の第8ステツプに於い
ては、標準パターンAのパラメータaiの系列数が
8であり、入力パターンBの系列数が9であるの
で、第2図に示した最適対応経路の終点Yの座標
(8、9)に対応する最小誤差積算値S(8、
9)が、第6図のRのレジスタ群4の第1垂直
レジスタ45に貯えられる事になる。尚、中央レ
ジスタ41には、積算値S(8、8)が貯えら
れ、第1及び第2水平レジスタ42,43並びに
第2垂直レジスタ46には意味のない値?が貯え
られている。
従つて、第8ステツプでのRの第1垂直レジ
スタ45に貯えられた最小誤差積算値S(8、
9)に基づいて類似度が得られる。即ち、この値
S(8、9)が小さい程、類似度は高くなる。
尚、上述の実施例に於いて、入力パターンBの
パラメータ系列数を9として説明したが、この系
列数が入力パターンメモリ2の格納可能な最大値
10の場合には、第6図のRで示す第8ステツ
プでのレジスタ群4の第2垂直レジスタ46に貯
えられたS(8、10)に基づいて、両パターン
A、B間の類似度が得られる。
さらに、標準パターン系列数Mが入力パターン
系列数N=8より小さい値、例えば、M=7又は
M=6の場合には、第6図のRで示す第7ステ
ツプでのレジスタ群4の第1水平レジスタ42に
貯えられるS(8、7)、又は第6ステツプでの
レジスタ群4の第2水平レジスタ43に貯えられ
るS(8、6)、に基づいて類似度が得られる。
さらに、以上に説明した実施例に於いては、標
準パターンAの系列数N=8と固定し、しかも、
非線形な最適対応経路の許容範囲を定める為の水
平及び垂直レジスタ夫々の個数をK=L=2と設
定したが、パラメータの種類によつて、標準パタ
ーンAの系列数Nは適宜決定され、しかも、水平
及び垂直レジスタ夫々の個数K及びLも同数の必
要はないが、これ等の数K及びLは、ほぼK=L
=1/2Nとするのが妥当であろう。
斯様な本発明のパターン類似度計算装置を用い
て、音声認識を行なうには、複数の認識音声の標
準音声パターンを貯えておき、これ等各標準音声
パターンと入力音声パターンとの類似度を計算
し、最も類似度の高い標準音声パターンを検知す
れば、この時の入力音声を認識できる。
本発明のパターン類似度計算装置は、以上の説
明から明らかな如く、N個及びM個のパラメータ
からなる標準及び入力パターンを貯え、中央レジ
スタ、K個の水平レジスタ、L個の垂直レジス
タ、常に格納可能な最大値を貯えた付属水平及び
垂直レジスタ、とからなるレジスタ群を有し、こ
れ等レジスタ群に書き込まれた最小誤差積算値に
基づき次のステツプに於ける最小誤差積算値を
得、これ等の値に依つて上記レジスタ群の内容を
書き換え、最終ステツプに於けるレジスタ群のい
ずれかのレジスタに貯えられている最小誤差積算
値に基づいて両パターンA、B間の類似度を求め
るものであるので、上記付属水平レジスタ、及び
付属垂直レジスタに常に貯えられている最大値に
依つて、極端な非線形対応経路の出現を防止する
事ができるばかりか、従来装置の如く、計算処理
のステツプ毎にレジスタ群の特定レジスタに最大
値を書き込んで行く処理を省略する事ができる。
さらには、計算処理のステツプ数を、入力パター
ンBのパラメータの系列数Mと標準パターンAの
パラメータの系列数Nとの内、小さい方の系列数
M又はNに設定できるので、例えば、入力パター
ンBのパラメータの系列数Mが標準パターンAの
パラメータの系数Nより大であつても、Mステツ
プに固定される従来装置とは異なり、少ない方の
Nステツプの計算処理に依つて、両パターンA、
B間の類似度を得る事ができ、斯る類似度の計算
処理を大巾に高速化する事が可能となる。
また水平レジスタ及び垂直レジスタの数K及び
Lに依つて一義的に非線形対応経路の許容範囲を
決定でき、しかも従来装置と比べてレジスタ群の
レジスタの数を少なくでき、斯る装置の構成を簡
略化し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は2つのパターンのパラメータ系列の変
動を示す模式図、第2図は2つのパターンの最適
対応経路を示す模式図、第3図及び第4図は従来
の類似度計算装置の構成及び動作を示す模式図、
第5図は本発明のパターン類似度計算装置の一実
施例の構成を示すブロツク図、第6図及び第7図
は本発明装置の動作を示す模式図、である。 1……標準パターンメモリ、2……入力パター
ンメモリ、3……誤差算出回路、4……レジスタ
群、5……最小値検知回路、6……加算回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 予じめN個のパラメータ系列からなる標準パ
    ターンA=(a1、a2、……ai、……、aN)を格納
    した標準パターンメモリと、M個のパラメータ系
    列からなる入力パターンB=(b1、b2、……、
    bj、……、bM)を貯えた入力パターンメモリ
    と、上記標準パターンA及び入力パターンBのパ
    ラメータai、bj間の誤差d(i、j)を算出する
    誤差算出回路と、上記両パターンA、Bの第1番
    目のパラメータa1、b1の始点座標(1、1)から
    任意のパラメータaI、AJの組合せ座標(I、
    J)に至る対応経路の内、その経路に存在する両
    パラメータai、bjの各組合せ座標に於ける上記誤
    差算出回路に依つて得られる誤差d(i、j)の
    総和が最小となる値S(I、J)を算出する最小
    誤差積算回路と、上記両パターンA、Bの各パラ
    メータai、bjの組合せ座標(i、j)の内、組合
    せ座標(n、n)、ただし、n=1、2、……、
    Nに対応する中央レジスタ、組合せ座標(n+
    1、n)、(n+2、n)、……(n+K、n)、た
    だし、K<Nに対応するK個の水平レジスタ、組
    合せ座標(n+K+1、n)に対応する常に格納
    可能な最大値を貯えた付属水平レジスタ、組合せ
    座標(n、n+1)、(n、n+2)、……、(n、
    n+L)、ただし、L<Mに対応するL個の垂直
    レジスタ、及び組合せ座標(n、n+L+1)に
    対応する常に格納可能な最大値を貯えた付属垂直
    レジスタ、から構成されたレジスタ群と、を備
    え、上記最小誤差積算回路の第nステツプに於け
    る計算値であるK個の値S(n+k、n)、ただ
    しk=1、2、……Kが夫々K個の上記水平レジ
    スタに貯えられ、L個の値S(n、n+l)ただ
    しl=1、2、……Lが夫々L個の上記垂直レジ
    スタに貯えられ、さらに値S(n、n)が中央レ
    ジスタに貯えられており、次の第n+1ステツプ
    に於いては、これ等レジスタ群の各値に基づいて
    最小誤差積算回路はK個の値S(n+1+k、n
    +1)、L個の値S(n+1、n+1+l)、及び
    値S(n+1、n+1)を算出し、上記標準パタ
    ーンAのパラメータ系列数Nと、上記入力パター
    ンBのパラメータ系列数Mとの両者の内、小なる
    数N又はMステツプに於いて、上記レジスタ群の
    内、組合せ座標(N、M)に対応した中央又は水
    平又は垂直レジスタの内容S(N、M)で示され
    る値に基づいて両パターンAB間類似度を求める
    事を特徴としたパターン類似度計算装置。
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