JPS6251939B2 - - Google Patents

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JPS6251939B2
JPS6251939B2 JP55096325A JP9632580A JPS6251939B2 JP S6251939 B2 JPS6251939 B2 JP S6251939B2 JP 55096325 A JP55096325 A JP 55096325A JP 9632580 A JP9632580 A JP 9632580A JP S6251939 B2 JPS6251939 B2 JP S6251939B2
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JP
Japan
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isoprene
liquid
extraction
fraction
sulfolane
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JP55096325A
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JPS5616426A (en
Inventor
Shimeon Antoniusu Dooesu Henrikyusu
Epikaryusu Gerarudoyusu Maria Ratsupu Yohanesu
Rukema Korunerisu
Kureteiin Yosefu Yongen Furansowa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shell Internationale Research Maatschappij BV
Original Assignee
Shell Internationale Research Maatschappij BV
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Publication date
Application filed by Shell Internationale Research Maatschappij BV filed Critical Shell Internationale Research Maatschappij BV
Publication of JPS5616426A publication Critical patent/JPS5616426A/ja
Publication of JPS6251939B2 publication Critical patent/JPS6251939B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C7/00Purification; Separation; Use of additives
    • C07C7/005Processes comprising at least two steps in series
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D11/00Solvent extraction
    • B01D11/04Solvent extraction of solutions which are liquid
    • B01D11/0492Applications, solvents used
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C7/00Purification; Separation; Use of additives
    • C07C7/10Purification; Separation; Use of additives by extraction, i.e. purification or separation of liquid hydrocarbons with the aid of liquids

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は炭素数5個の炭化水素留分からイソプ
レンを回収する方法および上記回収されたイソプ
レンに関する。 イソプレンは周知の製品であり、たとえばイソ
プレンの単重合体または共重合体の製造の如き多
くの目的に使用される。 ナフサ、ガス油およびパラフイン蝋の如き鉱油
留分をエチレン製造のために分解させる場合に、
炭素数が2個よりも多いオレフイン状不飽和化合
物がかなり多量形成される。かなり多量のイソプ
レンが優先的に5個の炭素原子を含む炭化水素留
分に含まれる。この炭素数5個の炭化水素留分
は、たとえば蒸留の如き技術によつて他の留分か
ら分離できる。 炭素数5個の炭化水素留分はペンタン類すなわ
ちイソペンタンおよびn―ペンタン、ペンテン
類、イソプレンおよび可能的にはシクロペンタジ
エンを含むペンタジエン類およびペンテイン類の
複雑な混合物である。この留分からイソプレンを
回収するには種々の方法が知られている。上記の
回収法は通常たとえば液―液抽出および/または
抽出蒸工程の如き1種または2種以上の分別蒸留
工程と1種または2種以上の溶媒抽出工程の組合
わせを包含する。炭素数5個の炭化水素留分は単
に分別蒸留技術のみを使用してイソプレンから分
離するのは非常に困難である成分たとえばn―ペ
ンタンを含んでいるので、溶媒抽出が必要であ
る。上記回収法はまたいずれのシクロペンタジエ
ンをも分別蒸留法の残留物として除去できるジシ
クロペンタジエンに転化する熱二量化工程を包含
する。 文献によると各種の抽出溶剤が知られている。
液―液抽出技術で使用するのに特に好適な溶剤の
1種類は、たとえばペンタン類、ペンテン類およ
びイソプレンの如き飽和度の異なる類似の有機化
合物の混合物の分離に有用であるとして米国特許
第2360859号に開示されているスルホラン類であ
る。 本出願人はイソプレン回収法において液―液抽
出工程でスルホランが使用される新規イソプレン
回収法を見いだした。 本発明に従えば、ペンタン類すなわちイソペン
タンとn―ペンタン、ペンテン類、イソプレンを
含めてのペンタジエン類、およびペンチン類の混
合物を含み、おろらくはまた炭素数5個未満およ
び/または5個より多い各種炭化水素の少量をも
含む炭素数5個の炭化水素留分からイソプレンを
回収する方法は、重質炭化水素除去工程を液―液
抽出工程よりも先行させない点以外は、任意の順
序で実施してもよい下記の工程すなわち 炭化水素留分に含まれて居り、イソプレンの
沸点以下の温度で沸騰する炭化水素を、分別蒸
留法により除去する軽質炭化水素除去工程。 第一の工程で抽出剤としてスルホランを使用
してn―ペンタンとペンテンを多く含む第一の
ラフイネート相とイソプレンを多く含むスルホ
ラン抽出相を形成せしめ、スルホラン抽出相に
抽出剤として炭素数6個または7個以上のアル
カンである向流溶媒を使用する第二の液―液抽
出工程を施し、主としてスルホランおよびイソ
プレンを多く含む向流溶媒抽出相を形成せし
め、向流溶剤抽出相を分別蒸留して向流溶媒を
向流溶媒抽出相から除去する液―液抽出工程。 (iii) 分別蒸留法により、炭化水素留分に含まれて
おりイソプレンの沸点以上の温度で沸騰する炭
化水素を除去する重質炭化水素除去工程。 を炭化水素留分に施すことを包含する。 上記の新規回収法は熱の利用に関する限りにお
いては、特に経済的に興味深いイソプレン回収法
が結果として得られ、たとえば各工程の中間で実
質量の熱をイソプレン含有留分に加えたりまたは
除去したりする必要がない。この回収法のさらに
有利な点は原料中に含まれているジシクロペンタ
ジエンはいずれも第一の精製油相を経てほぼ完全
に除かれる点である。本発明はイソプレン75−
99.9重量%を含むイソプレン濃厚液を製造するの
に特に適している。 上記の如くイソプレン回収法の諸工程は、重質
炭化水素除去工程が液―液抽出工程よりも先行し
てはいけない以外は、任意の順序で実施すること
ができる。従つて工程の順序は(イ)軽質炭化水素除
去工程の次に2段液―液抽出工程その次に重質炭
化水素除去工程の順、または(ロ)液―液抽出工程の
次に軽質炭化水素除去工程その次に重質炭化水素
除去工程の順または(ハ)液―液抽出工程の次に重質
炭化水素除去工程その次に軽質炭化水素除去工程
の順であつてもよい。しかし上記(イ)の順が好まし
い。 本発明のこの好ましい様式に従えば、ペンタン
類すなわちイソペンタンとn―ペンタン、ペンテ
ン類、イソプレンを含めてのペンタジエン類、お
よびペンチン類の混合物を含み、おそらくはまた
炭素数5個未満および/または5個より多い各種
炭化水素の少量をも含む炭素数5個の炭化水素留
分からイソプレンを回収する方法は、 イソプレンの沸点以下の温度で沸騰する炭化
水素を主として含む第一の留分と、炭化水素留
分の残りを含む第一の残油留分とを得る炭化水
素留分の分別蒸留。 第一の残油留分からイソプレンとイソプレン
の沸点以上で沸騰する炭化水素の下記一連の工
程すなわち (イ) 残油留分をスルホランと接触せしめて第一
の残油留分に液―液抽出を施し、n―ペンタ
ンとペンテン類を多く含む第一のラフイネー
ト相とスルホランおよび残油の残りとを含む
第一の抽出相を得、 (ロ) 炭素数6個または7個以上のアルカンを含
む逆溶媒で第一の抽出相に液―液抽出を施
し、主としてスルホランを含む第二のラフイ
ネート相と、主として向流溶媒、イソプレン
およびイソプレンの沸点以上の温度で沸騰す
る他の炭化水素を含む第二の抽出相を得、 (ハ) 第二の抽出相を分別蒸留して、主として向
流溶媒を含む第二の残油留分と主としてイソ
プレンおよびイソプレンの沸点以上の温度で
沸謄する炭化水素を含む第二の留分を得る ことを包含する一連の工程による抽出、および 主としてイソプレンの沸点以上の温度で沸騰
する炭化水素を含む第三の残油留分と、主とし
てイソプレンを含む第三の留分を得る第二の留
出油の分別蒸留。 を包含する。 上記の如く炭素数5個の炭化水素留分は、熱二
量化(「熱ソーキング」)によりジシクロペンタジ
エンに転化できるシクロペンタジエンを含んでい
てもよい。シクロペンタジエンの二量化は回収法
の種々の段階で、たとえば溶剤抽出段階の前後
で、または各種蒸留段階の後に起こすことができ
るが、しかし本発明の好ましい具体例では、シク
ロペンタジエンは炭素数5個の炭化水素留分が上
記工程のいずれか一つにかけられる前に二量化さ
れる。このようにして形成されたジシクロペンタ
ジエンは、たとえば分別蒸留法の残油の如く任意
の慣用技術によりとり除くことができるが、しか
し、本発明の利点はジシクロペンタジエンの殆ん
ど全部が第一のラフイネート相により除かれるこ
とである。 スルホランを使用して、ラフイネート相でn―
ペンタンが全部は除去されないようにして液―液
抽出工程を行なうのが望ましく、この場合にはス
ルホラン抽出相内の残油n―ペンタンはいずれも
液―液抽出工程の前に向流溶媒を使用してそれか
ら除去することができる。またイソプレン留分に
精製処理を施すことたとえばそれからいずれの残
存アセチレン類を除去することもまた望しく、上
記精製処理はナトリウム処理または選択的水素化
処理を包含する。 本発明で使用されるスルホランは、化合物中の
水素原子の1個または2個以上が、極性基を含ん
でいてもよい、さらに特定的には酸素、窒素、硫
黄および/またはハロゲン原子を含んでいてもよ
い有機基により置きかえられている化合物の如き
誘導体もまた使用できるが、下記の式 で表わされるスルホラン自体が好ましい。炭化水
素置換のスルホラン類では、炭化水素基はアルキ
ル基であるのが好ましい。好適な炭化水素置換ス
ルホランはメチルスルホランである。酸素を含む
スルホラン誘導体はヒドロキシスルホラン、スル
ホラニル―エーテルおよび―エステルを包含し、
窒素を含むスルホラン誘導体はスルホラニル―ア
ミン、―ニトリルおよびニトロ―スルホランを包
含し、硫黄を含むスルホラン誘導体は硫化スルホ
ラニル、スルホラニル―スルホキシドおよび―ス
ルホンを包含する。その他のスルホラン誘導体は
ハロゲン化ラジカル、無機エステルまたは上記の
基の混合基たとえば酸アミド、ハロゲンヒドリ
ン、スルホンアミドなどを含んでいてもよい。誘
導体は共役ジオレフインを二酸化硫黄と縮合さ
せ、次に得られた生成物に水素化、アルキル化、
水和、アミノ化、塩素化、ニトロ化および/また
はその他の置換反応または付加反応を施すことに
よつて作ることができる。 本発明で使用される向流溶媒は炭素数6個また
は7個以上のアルカンである。直鎖状、分枝状ま
たは環状であつてもよい上記アルカン類は、好ま
しくは炭素数6〜8個のアルカンである。 本発明は図式的工程平面図である添付図面によ
り図解されている。本発明を理解するのに必要で
はない各種の個々の装置たとえば貯槽、アキユム
レーター、ポンプおよび加熱器は図示されていな
いのは明らかである。 炭素数5個の炭化水素留分を含む仕込油1は分
留塔D1に送入される。好適には分留塔は大気圧
以上の圧力たとえば1.1〜10.0絶対バールおよび
常温以上の温度たとえば50〜150℃で運転され
る。イソプレンの沸点以下の温度で沸騰する主と
して炭化水素を含む第一の留分は塔頂から流体2
としてとり出され、炭化水素留分の残部を含む第
一の残留分は分留塔D1の底部から流体3として
とり出され、抽出帯E1に送入される。 好適には、流体3は抽出帯の下部に送入され
る。スルホランの流体5はこの抽出帯の頂部に送
入され、第一の残油留分と向流しながら流れる。
抽出帯は好適には大気圧以上の圧力たとえば1.1
〜10絶対バールおよび50〜150℃で操作される。 本発明の重要な利点は第一の残油留分が蒸留帯
D1を出る時とほぼ同じ温度で抽出帯に送入でき
る点であり、すなわち最初に温度の低下すること
なく抽出帯E1内で効率のよい抽出を行なうこと
が可能なことである。主としてn―ペンタンとペ
ンテン類を含む第一のラフイネート相は抽出帯の
頂部から流体4としてとり出される。通常この第
一のラフイネート相は、分留技術によつてはイソ
プレンから容易に分離することが困難である炭素
数5個の炭化水素たとえばn―ペンタンおよびま
た仕込油に含まれている任意のジシクロペンタジ
エンから構成されている。スルホランと第一の残
油留分の残りとを含む第一の抽出相は流体6とし
て抽出帯の底部から流体6としてとり出され、抽
出相がかなり多量のn―ペンタンを含むか否かに
より異なるが、ストリツピング帯Sか、または直
接第二の抽出帯E2に送られる。かなり多量のn
―ペンタンが含まれている場合には、抽出相はス
トリツピング帯Sに、さもなくば抽出相はそのま
ま第二の抽出帯E2に送られる。 ストリツピング帯Sは好適には抽出帯よりも低
圧で、かつ好適には50〜150℃の温度で作動する
ストリツピング塔を含む。ストリツパーの頂部か
らはn―ペンタンに富む流体7がとり出される。
抽出相からn―ペンタンをほぼ完全に除くように
確保するにはそれから若干のペンテン類とペンタ
ジエン類を同時に除去する必要があると考えら
れ、この場合に流体7を抽出帯E1の低部に再循
還させるのが有利である。第一の抽出相の残部を
含むストリツパーSから出る底流8は第二の抽出
帯E2に送られれる。 好適には、抽出相は抽出帯E2の上部に送られ
る。カウンター溶媒として作用する炭素数6個ま
たは7個以上のアルカンは、抽出帯の低部に流体
10として送入され、第一の抽出相と向流して流
れ、中に含まれている炭素数5個の炭化水素のほ
ぼ全部をそれから再抽出する。第二の抽出帯E2
は好適には大気圧以上の圧力たとえば1.1〜10絶
対バールおよび50〜150℃で運転される。第二の
ラフイネート相はこの抽出帯の低部から取り出さ
れる。この相は主として再循還させるのが有利で
あるスルホランと必要な場合には、流体5として
第一の抽出帯E1に流体14として追加される補
充用スルホランとを含む。主としてカウンター溶
媒、イソプレンおよびイソプレンの沸点以上で沸
騰する炭素数5個の炭化水素を含む第二の抽出相
が形成され、第二の抽出帯の頂部から流体9とし
て取り出され、第二の分留塔D2に送られる。 蒸留塔D2は好適には80〜120℃の塔底温度およ
び1.2〜3絶対バールの圧力で運転される。好適
には、必要に応じ第二の抽出相は塔に送られる前
に80〜120℃の温度に加熱される。第二の残留分
が塔の底部から引抜かれて取得される。この第二
の残留分は主としてカウンター溶媒を含み、必要
に応じて流体15として加えられる補充カウンタ
ー溶媒と一緒に流体10として第二の抽出帯E2
に再循還させるのが有利である。主としてイソプ
レンとイソプレンの沸点以上で沸騰する炭素数5
個の炭化水素を含む第二の留分は蒸留塔D2の頂
部から流体11として引抜かれ第三の分留塔D3
に送入される。 蒸留塔D3は好適には50〜150℃の範囲内の温度
と、1.2〜3絶対バールの範囲内の圧力で運転さ
れる。イソプレンの沸点以上で沸騰する主として
炭素数5個の炭化水素を含む第三の残留分が得ら
れ、これは塔底から流体13としてとり出され
る。主としてイソプレンを含む第三の留分が得ら
れ、これは塔頂から流体12として取り出され
る。 次に本発明をさらに具体的に説明するために、
下記実施例を示す。 例 1 塔底温度70℃、塔頂温度50℃および塔頂圧力
2.0絶対バールで運転される第一蒸留塔D1に、下
記の組成をもつ炭素数5個の炭化水素留分を、30
Kg/hの速度で流体1として送入した。
【表】 塔頂から留分を流体2としてとり出し、塔底か
ら残留分を流体3としてとり出した。これらの流
体の組成は次の通りであつた。
【表】 流体3を第一抽出帯E1の下部に23Kg/hの速
度で送入した。下記の組成をもつ流体5を抽出帯
の上部に223Kg/hの速度で送入した。下記の組
成をもつ流体7をさらに抽出帯の下部に21Kg/h
の速度で送入した。抽出帯の温度は70℃、圧力は
4絶対バールであつた。 流体5(重量%) スルホラン 97.0 ヘプタン 2.4 その他 0.6 抽出帯の頂部から第一ラフイネート相を流体4
としてとり出し、抽出帯の底部から第一抽出相を
流体6としてとり出した。これらの流体の組成は
下記の通りであつた。
【表】 ストリツピング塔からなり、塔底温度70℃、塔
頂温度55℃および圧力1.3絶対バールで運転され
るストリツパー帯Sの頂部に、流体6を254Kg/
hの速度で送入した。ストリツパーの頂部からn
―ペンタン留分を流体7としてとり出し、これを
抽出塔E1の下部に再循還させ、第一抽出相の残
部を流体8としてとり出した。これらの流体の組
成は下記の通りであつた。
【表】 第2抽出帯E2の頂部に流体8を233Kg/hの速
度で送入した。さらに下記の組成をもつ流体10
を抽出帯の低部に105Kg/hの速度で送入した。
抽出帯の温度は70℃、圧力は5絶対バールであつ
た。 10(重量%) n―ヘプタン 95.1 その他 4.9 抽出帯の頂部から下記の組成をもつ第二抽出相
を流体9としてとり出し、抽出帯の底部から、補
充スルホラン(流体14)と一緒にして流体5と
して第一抽出帯に再循還させる第二ラフイネート
相をとり出した。 流体9(重量%) イソプレン 5.7 シクロペンタジエン 1.9 その他のペンタジエン類 4.4 n―ペンタン 0.1 ペンテン類 2.0 ヘプタン 81.5 スルホラン 2.3 その他 2.1 流体9は温度90℃に加熱され、塔底温度130
℃、塔頂温度50℃および圧力1.2絶対バールで運
転される第二分留塔D2の上部に、116Kg/hの速
度で送入された。塔底から第二残留分がとり出さ
れ、これは補充用n―ヘプタン(流体15)と一
緒にして第二抽出帯E2に流体10として再循還
される。塔頂からは下記の組成をもつ第二留分が
流体11としてとり出された。 流体11(重量%) イソプレン 40.2 シクロペンタジエン 13.4 その他のペンタジエン類 30.8 n―ペンタン 0.8 ペンテン類 13.9 その他ン 0.9 流体11は、塔底温度40℃および圧力1.3絶対
バールで運転される第三分留塔D3の中央部に16
Kg/hの速度で装入された。塔底から第三残留分
が流体13としてとり出され、塔頂から第三留分
が流体12としてとり出された。これらの流体の
組成は下記の通りであつた。
【表】 例 2 ジシクロペンタジエン(DCPD)の実質量を含
む仕込油を使用して例1の通りくり返した。流体
の組成(重量%)は次表に示す通りであり、この
表からDCPDのほぼ全量が第一ラフイネート相
(流体4)で除かれていることが判る。
【表】 【図面の簡単な説明】
図は本発明一実施例の工程図である。 記号の説明、D1……第一分留塔、D2……第二
分留塔、D3……第三分留塔、E1……第一抽出
帯、E2……第二抽出帯、S……ストリツピング
帯、1……仕込油、2……流体2、3……流体
3、4……流体4、5……スルホラン流体、6…
…流体6、7……流体7、8……底流、9……流
体9、10……流体10、11……流体11、1
2……流体12、13……流体13、14……流
体14、15……流体15。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ペンタン類すなわちイソペンタンとn―ペン
    タン、ペンテン類、イソプレンを含めてのペンタ
    ジエン類、およびペンチン類の混合物を含み、お
    そらくはまた炭素数5個未満および/または5個
    より多い各種炭化水素の少量をも含む炭素数5個
    の炭化水素留分からイソプレンを回収するにあた
    り、重質炭化水素除去工程を液―液抽出工程より
    も先行させない点以外は、任意の順序で実施して
    もよい下記の工程すなわち (i) 炭化水素留分に含まれて居り、イソプレンの
    沸点より低い温度で沸騰する炭化水素を、分別
    蒸留法により除去する軽質炭化水素除去工程。 (ii) 第一の工程で抽出剤としてスルホランを使用
    してn―ペンタンとペンテンを多く含む第一の
    ラフイネート相とイソプレンを多く含むスルホ
    ラン抽出相を形成せしめ、スルホラン抽出相に
    抽出剤として炭素数6個または7個以上のアル
    カンである向流溶媒を使用する第二の液―液抽
    出工程を施し、主としてスルホランを含む第二
    のラフイネート相およびイソプレンを多く含む
    向流溶媒抽出相を形成せしめ、向流溶媒抽出相
    を分別蒸留して向流溶媒を向流溶媒抽出相から
    除去する液―液抽出工程。 (iii) 分別蒸留法により、炭化水素留分に含まれて
    おり、イソプレンの沸点より高い温度で沸騰す
    る炭化水素を除去する重質炭化水素除去工程を
    炭化水素留分に施すことを特徴とする前記イソ
    プレン回収法。 2 工程の順序が軽質炭化水素除去工程、次に二
    段階液―液抽出工程、次に重質炭化水素除去工程
    の順に行なわれることを特徴とする前記特許請求
    の範囲第1項記載のイソプレン回収法。 3 (i) イソプレンの沸点より低い温度で沸騰す
    る炭化水素を主として含む第一の留分と、炭化
    水素留分の残りを含む第一の残油留分とを得る
    炭化水素留分の分別蒸留、 (ii) 第一の残油留分からイソプレンとイソプレン
    の沸点より上で沸騰する炭化水素の下記一連の
    工程すなわち (イ) 残油留分をスルホランと接触せしめて第一
    の残油留分に液―液抽出を施し、n―ペンタ
    ンとペンテン類を多く含む第一のラフイネー
    ト相とスルホランおよび残油の残りとを含む
    第一の抽出相を得、 (ロ) 炭素数6個または7個以上のアルカンを含
    む向流溶媒で第一の抽出相に液―液抽出を施
    し、主としてスルホランを含む第二のラフイ
    ネート相と、主として向流溶媒、イソプレン
    およびイソプレンの沸点より高い温度で沸騰
    するその他の炭化水素を含む第二の抽出相を
    得、 (ハ) 第二の抽出相を分別蒸留して、主として向
    流溶媒を含む第二の残油留分と、主としてイ
    ソプレンおよびイソプレンの沸点より高い温
    度で沸騰する炭化水素を含む第二の留分を得
    る。 ことを包含する一連の工程による抽出、および (iii) 主としてイソプレンの沸点より高い温度で沸
    騰する炭化水素を含む第三の残油留分と、主と
    してイソプレンを含む第三の留分を得る第二の
    留出油の分別蒸留。 を施すことを特徴とする前記特許請求の範囲第1
    項または第2項記載のイソプレン回収法。 4 第一の抽出相に含まれる残留n―ペンタン
    が、向流溶媒で抽出相が液―液抽出を施される以
    前にストリツピングによりいずれも除去されるこ
    とを特徴とする前記特許請求の範囲のいずれかに
    記載のイソプレン回収法。 5 液―液抽出工程の第一の工程で使用されるス
    ルホランがスルホランのみであることを特徴とす
    る前記特許請求の範囲のいずれかに記載のイソプ
    レン回収法。 6 液―液抽出工程の第二の工程で使用される向
    流溶媒が炭素数6〜8個のアルカンであることを
    特徴とする前記特許請求の範囲のいずれかに記載
    のイソプレン回収法。
JP9632580A 1979-07-18 1980-07-16 Recovery of isoprene Granted JPS5616426A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB7925028 1979-07-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5616426A JPS5616426A (en) 1981-02-17
JPS6251939B2 true JPS6251939B2 (ja) 1987-11-02

Family

ID=10506576

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