JPS625028A - 空気加湿機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明は、送風機を備え、この送風機によって発生され
る空気流が、空気透過性を有しかつ空気を加湿するため
に水分を開放する媒体を備えた板状体を通って流れるよ
うに構成された空気加湿機及びそれに使用する電極に関
する。

〔従来の技術〕

この形式の空気加湿機は既知である。それによれは、板
状体が連続的に回転するもの、水槽と部分的に係合する
もの、水分を解放する媒体を備えるもの、および空気に
対する透過性をもつものである。さらに、作動状態にお
いて、送風機によって発生された空気流が前記板状体を
吹き抜ける時に空気を加湿するのである。

この形式の空気加湿機は要するに実用が立証ずみである
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、上記の形式の空気加湿機は、水分を帯びた空気
がオゾンの高濃度の状態となってイオン化され高いオゾ
ン濃度による不快感を生じる問題があった。

゛　本発明が解決しようとする技術的課題は、この種の
一般形式の空気加湿機を、水分を帯びた空気を、オゾン
の高濃度となるに至らない状態で、イオン化することが
できる程度にまで改良することである。

（問題点を解決するための手段〕 上記技術的課題を解決するために講じた技術的手段は、
雪起した空気加湿機において、いずれも負静電気で帯電
された第１高電圧電極と第２高電圧電極それぞれを、板
状体の下流側と上流側それぞれに配設することである。

〔作　用〕

上記技術的手段は、次のように作用する。

負の静電気で帯電された第１高電圧電極と第２高電圧電
極を、それぞれ板状体の下流側と上流側に配設したから
、送風機によって発生される空気流が先づ上流側の第２
高電圧電極を通過しこの空気流中の空気が負にイオン化
され、次に板状体を透過しこの時に水分を加えて加湿さ
れ、さらに下流側の第１高電圧電極を通過しその空気流
中の空気がさらに負にイオン化されて外へ出る。

〔発明の効果〕

従って、本発明は次の効果を奏する。

板状体の上流側と下流側の２つの高電圧電極がいずれも
それを通過する空気を負にイオン化し、この両者が相乗
作用をして、この両高電圧電極がオゾン濃度が極めて低
い状態で動作をしながら、適切なかつ快適な空気を供給
するべく負のイオンを生じさせることができ、室内空気
を快適なものにできるに至った。

前記上流側の第２高電圧電極と下流側の第１高電圧電極
を別形式にすることが好ましく、上記効果をさらに向上
させるのに有効である。

下流側の第２高電圧電極は空気流を直交する姿勢である
から正のイオンをキャッチし、従って負のイオンの濃度
は大となる。

〔実施例〕

次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。

空気加湿機は底部に水槽（１）を備えている。

軸流ファンの形式の送風機（２）が水槽（１）の上方に
配設され、この送風機（２）の下流に、その下部が水槽
（１）の水に浸漬された状態で緩速回転する板状体（３
）がある。この板状体（３）は、空気透過性を有しかつ
空気を加湿するために水分を解放する媒体、好ましくは
多孔質スポンジをもっている。

前記板状体（３）の下流に、負の静電気で帯電された第
１電極（４）が設けられ、そして前記板状体（３）の上
流に、同様に負の静電気で帯電された第２電極（５）が
設けられている。この第１、第２両電極（４）　、　（
５）は、図示のように、４乃至１０ＫＶ、好ましくは６
ＫＶの負電圧をもつ高電圧発生器（２０）に接続されて
いる。

後方の第１高電圧電極（４）は、第２図に示すように、
空気流に対し直角方向に延伸する平行な電線（２１）の
形の多数の個別の電極を有する。

この電線（２１）は２つの取付台（２２）の間に既知の
方法で電気的絶縁された状態で取付けられ固着されてい
る。

前方の第２高電圧電極（５）は、各々非常に鋭い先端（
１０）をもつ多数の個別電極（９）からなり、これら個
別電極（９）は幅狭の長方形状の電気絶縁材料の基板で
ある印刷回路基板の形の３つの平行な列（６）　、　（
７）　、　（８）に互いに平行に配設されている。全て
のこれら個別電極（９）はその長さ方向に対し直角に延
伸する１平面内にある。１つの列（６）内の個別電極（
９）どうしの間の空間は近接する列（７）内の個別電極
（９）と向き合っており、その逆も同様である。すなわ
ち、列（６）と列（７）の各個別電極（９）が千鳥状に
配列されている。他の列（８）ど列（７）についても同
様である。

印刷回路板（６）　、　（７）　、　（８）はそれぞれ
に取付けられた個別電極（９）に蝋接された点（１２）
をもつ図示の印刷回路（１１）を備えている。１つの列
のみならず複数の列内の全ての個別電極は負の高電圧の
電源に接続されている。

個別電極（９）は印刷回路板（８）の長手方向の側面（
１４）を超えて外方へ垂直に延伸する長手方向°　部分
として定義される自由長（１３）と、前記先端（１０）
から該側面（１４）を越えて内方へ延伸し前記蝋接点（
１２）の個所にまで達する長さとして定義され、従って
前記自由長を包含しこれよりも長さの大なる全長とを有
する（第５図）。

前記個別電極（９）の自由長（１３）と個別電極の直径
との比は少（とも５０：１である。個別電極（９）　、
　（９）どうしはまた前記個別電極の全長の少くともｌ
／２、そして好ましくは少くとも２／３だけ間隔を隔て
て配設されている。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に番号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る空気加湿機の実施例を示し、第１図
は空気加湿機の断面略図、第２図は第１図のｎ−ｎに沿
う断面図、第３図は第２電極の要部斜視図、第４図は第
３図の矢印ＩＶ−ＩＶ方向視平面図、第５図は第３図の
矢印Ｖ−Ｖ方向視側面図である。 （２）・・・・・・送風機、（３）・・・・・・板状体
、（４）・・・・・・第１高電圧電極、（５）・・・・
・・第２高電圧電極、（６）　、　（７）　、　（８）
・・・・・・基板の列、（９）・・・・・・個別電極。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ［１］送風機（２）を備え、この送風機によって発生さ
   れる空気流が、空気透過性を有しかつ空気を加湿するた
   めに水分を開放する媒体を備えた板状体（３）を通って
   流れるように構成された空気加湿機において、いずれも
   負静電気で帯電された第１高電圧電極（４）と第２高電
   圧電極（５）それぞれを、前記板状体（３）の下流側と
   上流側それぞれに配設してあることを特徴とする空気加
   湿機。 ［２］前記第１、第２高電圧電極（４）、（５）が４乃
   至１０ＫＶの負電圧で動作されている特許請求の範囲［
   １］に記載の空気加湿機。 ［３］前記第１、第２高電圧電極（４）、（５）が６Ｋ
   Ｖの負電圧で動作されている特許請求の範囲［１］に記
   載の空気加湿機。 ［４］前記第１、第２高電圧電極（４）、（５）が異な
   った形式のものである特許請求の範囲［１］乃至［３］
   のいずれかに記載の空気加湿機。 ［５］前記第１高電圧電極（４）が前記空気流に対し直
   角に配設された相互に平行な電線（２１）の形式の複数
   の個別の電極からなる特許請求の範囲［１］乃至［４］
   のいずれかに記載の空気加湿機。 ［６］前記第２高電圧電極（５）が各々先端（１０）を
   もつ複数の針状の個別電極（９）からなる特許請求の範
   囲［１］乃至［４］のいずれかに記載の空気加湿機。 ［７］埋込み前の前記全ての個別電極（９）は同一形状
   であり、その先端（１０）は１平面内に存在していて、
   かつ前記個別電極（９）の直径に対する自由長の比は少
   くとも５０：１であり、さらに、複数の同一形状の列（
   ６）、（７）、（８）それぞれが複数の個別電極（９）
   をもち、それによって、１つの列内の個別電極（９）は
   近接する列内の個別電極との間で千鳥状に配設されると
   共に、前記個別電極（９）はその自由長（１３）の少く
   とも１／２隔てて配設されている特許請求の範囲［６］
   に記載の空気加湿機。 ［８］送風機（２）を備え、この送風機によって発生さ
   れる空気流が、空気透過性を有しかつ空気を加湿するた
   めに水分を開放する媒体を備えた板状体（３）を通って
   流れるように構成された空気加湿機の、前記板状体（３
   ）の上流側に配設した負の静電気で帯電された第２高電
   圧電極（５）において、各々１つの尖った先端（１０）
   をもつ複数の針状の個別電極（９）を有するとともに、
   埋込み前の前記全ての個別電極（９）は同一形状であり
   、その先端（１０）は１平面内に存在していて、かつ前
   記個別電極（９）の直径に対する自由長の比は少くとも
   ５０：１であり、さらに、複数の同一形状の列（６）、
   （７）、（８）それぞれが複数の個別電極（９）をもち
   、それによって、１つの列内の個別電極は近接する列内
   の個別電極との間で千鳥状に配設されると共に、前記個
   別電極（９）はその自由長（１３）の少くとも１／２隔
   てて配設されている高電圧電極。 ［９］前記各々の個別電極（９）の直径に対する全長の
   比は８０乃至１２０の間にある特許請求の範囲［８］に
   記載の電極。 ［１０］前記複数の個別電極（９）はその全長の少くと
   も２／３隔てて配設されている特許請求の範囲［９］に
   記載の電極。 ［１１］前記１つの列（６）、（７）、（８）内の複数
   の個別電極は幅狭の長方形状の電気絶縁材料の基板にそ
   の基板の長手方向の側面（１４）を超えて垂直にその自
   由長（１３）を延伸する状態で取付けられている特許請
   求の範囲［８］乃至［１０］のいずれかに記載の電極。 ［１２］前記基板は印刷回路基板でありかつ前記個別電
   極（９）がいずれも蝋接点（１２）にて蝋接されている
   特許請求の範囲［１１］に記載の電極。 ［１３］前記蝋接点（１２）が印刷導電体（１１）によ
   って接続されている特許請求の範囲［１２］に記載の電
   極。 ［１４］前記複数の個別電極（９）が負の高電圧の電源
   （２０）に接続されている特許請求の範囲［８］乃至［
   １３］のいずれかに記載の電極。 ［１５］前記平面が前記複数の電極（９）の延伸部に対
   し直角方向に延伸している特許請求の範囲［８］に記載
   の電極。 ［１６］前記先端（１０）が前記空気流に対して下流側
   に位置し、従って流れの方向に沿って位置する特許請求
   の範囲［８］乃至［１５］のいずれかに記載の電極。