JPS62502031A - 流動層 - Google Patents

流動層

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JPS62502031A
JPS62502031A JP50118186A JP50118186A JPS62502031A JP S62502031 A JPS62502031 A JP S62502031A JP 50118186 A JP50118186 A JP 50118186A JP 50118186 A JP50118186 A JP 50118186A JP S62502031 A JPS62502031 A JP S62502031A
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ハ−デイング,ブリアン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 流 動 層 [産業上の利用分野コ 本発明は大量の粒状物質の入った流動層(fluidised bed)に関し 、この粒は、例えば、粒状固体燃料又は固体燃料の燃焼生成物であるアッシュの 形の場合もある。
代わりに、この層は耐火物粒で形成される場合もあり、なかんず(、−個又は多 数の部材を層に浸漬し熱処理をするために、あるいは、かかる部材からプラスチ ックやペンキその他汚染物質を除去するために、あるいは、その他の目的即ち上 記−個又は多数の部材を所定雰囲気、所定温度で浸漬する必要がある場合に使用 される。その他の用途としては色々な化学反応関連、又は上記部材が非常に細か い場合、それ自体を流動化させ化学反応又は熱処理を行なうことがある。その他 の適用例としては、高温の流動化ガスから熱交換器への熱媒体として耐火物粒を 用い、流動化ガスから分離ガス又は液体への熱交換を行なわせる場合がある。し かし上記いずれの場合においても、使用時、層に吹込まれる流動化ガスに困って 上記粒状物質又は耐火物粒が流動化されると云うことを理解戴きたい。
[従来の技術] 従来は、粒状流動化媒体が拡散タイルの上に支えられており、このタイルは多孔 質のセラミック又は多孔質の金属即ち打抜き又は機械加工で多数の孔が開けられ た金属板で作られていた。しかし、この様な拡散タイルを使用する場合困難が生 ずる場合がある。例えば、このようなタイルは全て、その周囲をシールすること が困難であり、又破損したり損耗したタイルを交換するのは容易でない。さらに 熱膨張差の問題で、セラミック・タイルにクラックが入ったり金属タイルが曲が ったりする場合がある。又金属タイルの孔又はアノく−チャは流動化媒体又は流 動化ガスに含まれる固形残渣によりしばし、ば詰まることがある。その他拡散タ イルの不利な点は、流動化ガスの異なった成分を層に入れる前に分離しておくこ と力(出来ないと云う点である。このような分離が必要になるのはガス状成分が 可燃性又は爆発性の場合で、拡散タイルの中で逆火が起きたり、その表面でガス が燃えタイルが過熱するからである。 。
上記の多くの不利な点を克服するために、従来は容器のなかの床近くにアパーチ ャーのついた管又は噴射管(spargeぐことか既に提案されているが、この 装置は不利な点を持っている。即ち、流動化されず又は静止した状態のとき、多 くの粒状流動化物質がアパーチャーを通って噴射管に入り、流動化ガスの拡散効 率を実質的に低下させ、管の全部又は一部を詰まらせてしまう場合が多々ある。
その他の不利な点は、噴射管の長手方向の横圧降下を防ぐ為に、比較的低温の容 器の底部に固定された供給管から上記管に、その長手方向に沿う何箇所かで流動 化ガスが入れられている。結果、この装置は供給管に対して噴射管が熱移動差を 起こし、装置が次々と歪んだり割れたりする。次の問題は噴射管が通例不均一に 加熱されるので、例えば層の流動化域にある管の上端は、比較的低温の容器の底 部の近くにある管の下部より高温になる。その結果噴射管はその長手軸方向に歪 を起こす。更に不利な点は流動化開始時、深い層の中の粒状流動化物質が履歴効 果(hysteresis effect )を起こすことである。これは噴射 管の長手方向の初期圧力差に因るもので、管の中の高圧域近くのアパーチャーか ら出るガスが粒状流動化物質に溝をつけ、為に上記アパーチャーから出るガスの 圧力降下が減少する。
これは流体的又は指向性ガス流効果を起こし、ガスは圧力降下の少ないアパーチ ャーに選択的に流れ、一方噴射管のその他のアパーチャーは開通せず、従って適 当な流れが得、られす、又層の流動化が不均一になる。
従って、本発明の一つの目的は上記指摘のごとき不利な点を防止すべく改良され た流動層を提供することである。
[発明の概要] 本発明に基く流動層は、容器と、容器を満たす大量の粒状物質と、上記粒状物質 に流動化ガスを吹込むためのアパーチャー管又は噴射管装置で、この装置が容器 の中にその底部の近くに且つ一定の間隔をもって支持されており、又容器の外に 配置された流動化ガスの供給タンクに繋がれているもの、とからなり、上記噴射 管装置がエンドレス形状をした少なくとも一個の噴射管からなり、流動化ガスを 非半径方向に吹込み、ガスに再循環運動を与えたとき、上記ガスが噴射管内を自 由に循環し得ることを特徴とする。
上記噴射管装置の一個の又は各噴射管は、流動化ガスの出口を形成する複数の短 いノズル又は錐もみ孔と、各噴射管の中のガスに循環運動を与えるための上記噴 射管の側線に沿い接線方向に取付けられた流動化ガス供給インゼクター個とを有 する。流動化ガスの再循環速度は、普通、噴射管に入いってくる粒状物質の跳躍 速度(saltation velocity)より大きく 、’JAI節され ており、」二記管の中の全ての粒状物質が速やかに排除されるようにする。一旦 ガスの最低再循環状態が完成したならば、アパーチャーのついた噴射管の長手方 向の圧力は全ての場所で等しくなければならないということを注意すべきで、か くして層の均等な流動化が確保されるのである。実際には、噴射管の中の再循環 ガス速度を十分大きくして、高温域から低温域への熱伝達が行なはれたり、ある いは噴射管を均等に加熱するために、高温の再循環ガスからの熱伝達が行なはれ るようにするのが好ましい。かくして噴射管の歪は最少になる。又−個の又は各 噴射管の内面に酸化被膜を付けて、噴射管の軸と直交方向の輻射熱伝達をさらに 補足することも出来る。
一つの配置方法における噴射管装置は少なくともエンドレス形状の管を一個存し 、この管は二つの平行で一般的に真直ぐな部分を有し、その最寄、りの端末は各 々一対の端部により連結されており、又この場合はしばしば上述直線部の各々に 、その長さの中心又はその近くで別々のインゼクタを使用することが可能で、こ のようにして設けられた両方のインゼクタは別々の供給管と互いに又は関連しな がら連結される。この様な配置方法が可能なのは、上記直線部間の距離が上記部 分の全長に比し小さい場合、熱膨張差の影響が無視出来るからである。
一個の又は各インゼクタは流動化ガスの圧損が小さくなるように設計されている が、この装置に一個以上の噴射管が使用されている場合は、各インゼクタ間の及 び噴射管装置全域でのガス流の複合圧損が、その装置内の各噴射管及びインゼク タのそれと同じであることを確める必要がある。
噴射管装置内に流動化ガスを再循環させることは従来の設計と比較して色々な利 点を持っている。例えば、この噴射管装置からの粒状物質の排出は全く完全に行 なはれる。さらに利点を挙げるならば、噴射管装置全体にわたりガス圧が一定で 、管のアパーチャーでの低圧損が得られる一方、層の均一な流動化が確保される のである。噴射管の部分的温度差が全て一様化されることは又熱歪の防止に役立 つ。必要ならば、−個の流動化ガス・インゼクタ用付属部品を用いることで歪は 最小にすることが出来る。この配置により噴射管装置の熱移動は実質的に抑制さ れる。
一個の又は各噴射管の長手方向のガス圧力を実質的に一定にすることが達成され たが、更に、噴射管装置の下からのガスの微少な上昇流を流動層の中の粒体に対 する潤滑材として働らくように使用することが可能で、これが又上記粒体の閉塞 又は履歴効果をかなり減少させることを発見した。“潤滑”ガスの所要量は全流 動化ガス量の10%以下でよく、これは層容器の底部近くで噴射管装置の下にあ る比較的に粗い及び又は比較的に重い粒の居城に“潤滑”ガスを吹込むことによ って達成される。上述の如く流動化ガスを再循環させるようにしたエンドレス噴 射管装置は、しかし、流動層自体の温度がIli射管に入ってくるガスの温度よ り十分に高いときに問題を起こす。この場合、再循環ガスが噴射管壁との対流で 熱を受取り、ガス温度が再循環後は噴射管内への吹込み直後より高(なってしま う。かくして、吹込み直後、噴射管の孔又はアパーチャーから出てくるガスが、 再循環後同じ孔又はアパーチャーから出てくる、より熱いガスとは異なった流れ 特性を示すのである。
次の問題は、上部の噴射管が流動層の流動化した又は部分的に流動化した区域に あり、為に流動層と噴射管壁の間で比較的に高い率で熱伝達がおこなはれ、一方 上記噴射管の下・部が流動層の沈んだ又は流動化されていない区域にあり、流動 層のこのように沈んだ又は不活性な区域と付近の噴射管の壁の部分との間で殆ん ど又は全く熱伝達がお行なはれていない場合に起る。噴射管の上部と下部の間の 結果的温度差は噴射管内の熱伝導、内部輻射及び循環ガスへの対流熱伝達により 最低になるが、この様な補正的な熱伝達の合計量では噴射管壁の上部と下部の間 の許容出来ない温度差を防ぐには不十分である。かかる温度差は噴射管の軸方向 の熱膨張差を起こし、管が横曲りしたり歪んだりする原因となる。流動層の温度 と入ってくる流動化ガスの温度との間の総温度差の影響は、入ってくる又は16 射されるガスを予熱し、層との温度差を少なくとも400OC以内にし、循環ガ スと噴射管壁の間の熱伝達を減少させることが好ましい。あるいは、噴射管を、 流動層の流動化又は一部流動化区域との接触の結果生ずる高熱媒体から絶縁して もよい。この様に絶縁する方法はいろいろあり、例えば、特例として考えられる 様ないかなる流動化ガスの流量においても流動化しないような粗い及び又は重い 粒子の居城で噴射管をおおってもよい。代わりに又は更に加えて噴射管の上部を 断熱材で流動化又は活性化した区域から保護する方法がある。更に上記絶縁を行 なう方法として、噴射管の上部を変形して、噴射管のすぐ上の又は接触する層の 粒子が流動化しないようにして、層の流動化部分と噴射管壁の上部の間の絶縁材 として働かせるようにする方法がある。しかし、例えば少なくとも900°C以 上といった温度で層を高温操業する場合は、入ってくる流動化ガスを予熱し更に 噴射管上部を断熱することがこのましい。
入ってくる流動化ガスの余熱は(必要な場合)適宜の方法で行なえばよい。
次に起る問題としては、流動化ガスを初めて噴射管装置から、沈んだ又は静止し た状態の流動層に入れる場合がある。
粒状物質がこのように沈んだ状態だと、噴射管装置から出てきた流動化ガスの流 れパターンが顕著に不均一になり、最悪の場合層の一部又は大部分が沈んだり非 流動化の状態で残ってしまい、一方、層のその他の部分は激しく流動化したり、 過度に流動化したりする。この問題は流動層を振動させたり、あるいはその内容 物を掻回したり掻きまぜたりすることにより克服出来るが、これより遥かに勝れ た方法として本発明では噴射管と組合わす一種の保護装置を考案し、流動層が沈 んだ又は静止した状態のとき、噴射管の直下にキャビティーが出来るようにした 。このようなキャビティーがあると、流動化ガスが噴射管のノズル又は出口から 自由に出て行くこととなり、層の中での流動化ガスの流れが均一になり、さもな くば層の中に局部的に沈んだ部分形成の原因になるようなガス流量の不均一性を 防止又は阻止することが出来る。
[図面の簡単な説明] 第1図は流動層の一例を示めす部分断面立面図、第2図は第1図における噴射管 のノズル又は孔の配置を示す拡大部分図で、上記ノズル又は孔が流動化ガスの出 口を形成し、更に比較的粗い及び又は重い耐火物粒の居城に“潤滑”ガスを吹込 む方法を示す、第3図は流動層の粒状媒体にガスを吹込むための第1図に示す噴 射管装置の平面図で、本例は円形容器への適用例である、第4図は非円形容器に 用いられる代表的配置を示す別の噴射管装置位の平面図、第5図は低圧損インゼ クタと噴射管及び流動化ガス供給管との間の連結状態を示す拡大部分図、第6図 は流動層の別例を示す部分断面立面図、第7図は第6図に示す噴射管装置が、流 動化しない粗い又は重い粒の居城によっていかに絶縁されているかを示す流動層 の下部の部分断面図、第8図は流動層の沈んだ又は流動化されない積層により流 動化粒と噴射管壁を絶縁する一つの確実な方法を示す、噴射管部の拡大部分断面 図、第9図は第8図のA矢視における第8図と同一縮尺の部分断面図、第10図 は保護装置により噴射管の下にキャビティーが形成されている状況を示す噴射管 の拡大部分断面図、及び、第11図は第10図に示す装置の平面図である。
[実施例] 第1図は耐火物粒のごとき粒状媒体11を大量に内蔵する容器10からなる流動 層を示している。説明する例の中で、上記容器はそれ自体断熱材13により囲ま れた環状室12により囲まれており、上記環状室は電気加熱用部品の空間、ある いはガスを通す室として使用され、容器IOの壁を通し伝導される熱により、上 記大量の耐火物粒11の加熱に関与するのである。
本例では従って流動層が容器の外部からの熱により加熱されているが、本発明は 又、耐火物粒を中から又は表面から加熱するため燃焼させるガスを可燃性混合物 の形で大量の耐火物粒に吹込む装置にも適用出来るものと理解されたい。又固形 燃料あるいは鋼球又は種々な化学物質粉のごとき細かい材料を耐火物粒の代わり に使用することもある。
容器10の底部には噴射管装置がある。本例を示す第1及び3図においては、噴 射管装置は、垂直に一定間隔をもって二段に配備した四つの同心円状噴射管14 .15.18及び17を有し、上記の管は各々エンドレス(即ち環状)の形をし ている。この二段は層に可燃性流動化ガス混合物を吹込む場合の例にしばしば用 いられ、この場合は燃焼に必要な空気又は酸素を略半量下段の噴射管1B及び1 7に吹込み、一方ガス状燃料と残りの燃焼用空気を上段の噴射管14及び15に 吹込むようにする。
しかし、理解戴きたいことは、大部分の流動化ガスにとって噴射管は一段のみで ことたりるが、選択的設計として一個若しくは二個以上の環状噴射管をこのよう な段状にして使用する場合もあると云うことである。
次に二つの垂直に伸びたガス吹込み管即ちガス燃料及び空気用管18と空気用管 19があり、この管は噴射管14.i5及び16.17にそれぞれ連結された接 線インゼクタ21と連結されており、耐火物媒体11を流動化するガスを形成す る加圧ガスが、流動層の外に設けられた供給源から上記管18及び19を介しイ ンゼクタ21を通り噴射管14.15及び16.17へ流れるようになっている 。このように管18は、噴射管装置の上段の内及び外側の管に各々連結された二 つのインゼクタ21を有し、一方管19は噴射管装置の下段の内及び外側の管に 各々連結□されたインゼクタ21ををする。但し噴射管が只一段のときは、只一 つのガス吹込み管で各々一対をなす同心円状噴射管にガスを供給するのである。
第4図は方形又は溝形の断面をした容器に使用する噴射管装置の配置を示す。こ の配置においては、エンドレス噴射管は二つの直線平行部24を有し、両端をU 字形端部25及びヘッダ一部2Bと連結して、ガス循環のための閉鎖回路を形成 し、このガスは、流動化ガスを各々上記平行部24に供給する一対の接線方向に 配置されたインゼクタ21に連結された少なくとも一つの垂直管23により供給 される。上記インゼクタ21は噴射管内での流動化ガスの循環を互いに助合うよ うに配置されている。第4図は一個の噴射管装置を示しており、実際には一つの 容器に対しこのような装置を横に並べたり縦に並べたりして、幾つかを組合わせ て使用し、時には第1図に示すごとき方法でこの様な管を二段使用する場合もあ り、この場合は第二の垂直管29を、噴射管装置の第二の段にガスを供給するた めのもう一つの接線インゼクタ22と共に設けるのである。
で、第5図にはそのごく一部が示されている。インゼクタ30は噴射管31の軸 に対しある角度を持って傾斜しており、上記噴射管内のガスに循環運動を伝える 。図に示した入口隅角部33及びフレア端末部84は、インゼクタの内側部を機 械加工又は面取りし、上記インゼクタを通るときのガス圧損を少なくする。
第1.3.4及び5図に示す装置において、インゼクタ21及び22及び30は 水平面に配置され、又垂直供給管に固着されているが、これは−例に過ぎず、時 にはインゼクタを垂直に配置して噴射管へ上下から入るようにする場合もあり、 この場合は水平供給管が必要になる。
上記噴射管14.15.18.17及び31は各々その円周に沿い等間隔に外に 向ったノズル又は孔28を有し、各ノズル又は穴は垂線に対して約40°傾いて おり、隣合った一対のノズル又は孔は垂線に対し向合って傾いているのである。
但し一対の隣合ったノズル又は孔28は必ずしも同じ垂直面にある必要はない。
第1図に見られる如く、比較的粗く及び又は重い粒の居城20に“潤滑”ガスを 供給する為に、多数の垂直管27が噴射管16及び17に接続され、この“潤滑 ”ガスが流動層の細かく及び又は軽い大量の粒11の中に上昇するまえにこの中 に浸透し、上記ガスにより粒11の閉塞が防がれるのである。各管27にはオリ フィス35が付いており、潤滑ガスの回を流動化ガスの全使用量に対し少量(約 10%以下)に制限する。
上記ノズル又は孔28の数及び大きさにより容器10の断面に対する流動化ガス の上昇流の形および比率が決定されるので、例えば、層断面の上昇流比率を均一 な形にするか、あるいは層の周辺流量が中心部より大きく又は小さくなるような 形にするかにより、このノズル又は孔の数と大きさを調整することが出来る。
流動化ガスが、接線方向に配置されたインゼクタ21により噴射管14.15. lB、17及び31に導かれるようにした上述の配置は、上記エンドレス噴射管 装置内で流動化ガスに渦巻き又は円周運動を行なわせ、この様な運動により、若 しも管内の流動化ガスの速度が十分に高ければ、層が休止しているときにノズル 又は孔28を通って粒が入ってきても、再循環ガスにのせて随走させることが出 来、この様な随走粒は次に再びノズル又は孔の外に追出され、噴射管の中はきれ いになり、上記噴射管の中を流動化ガスが完全に且つ妨げもなく走ることが出来 るのである。又再循環流動化ガスが、若しも十分な速度を持っているならば、熱 を上記噴射管内の高温域からその低温域へ伝達する働きをして、上記管の歪を防 止する。又この熱伝達は、輻射熱の放射を増加させるため噴射管の内面を処理す ることによりさらに助長される。この処理方法の一つとして金属噴射管の場合は 酸化前処理したり、あるいはセラミック管の場合は内面を↑■くする”方法があ る。
第1及び3図に示す噴射管装置は各段とも平面図で見て同一個所に位置決めされ るように配置され、上段は供給管18により又下段は供給管19により位置決め され支持される。各段は従って相対的に自由に熱膨張又は収縮することができる 。
但し実際には図示していないが適宜の方法で全体的動きを制限してもよい。第4 図に示した配置では又−個のエンドレス噴射管が一個の供給管で固定されており 、噴射管の平行部がその中心間隔に比し長いので熱移動差に対し許容性がある。
かくして熱歪が許容範囲内に収まるのである。
次に第6図であるが、ここには前述と同様に耐火物粒11のごとき大量の粒状媒 体が入った容器10からなる流動層が示されている。本例においては上記容器が それ自体断熱材13により囲まれた環状室12により囲まれており、上記環状室 は容器lOの壁を通し伝導する熱により上記大量の耐火物粒11を有効に加熱す る電熱部品のための空間又は高温ガスを通す為の室としての役目を果たす。これ は第1図に示した構造の説明と同様である。従って第1図の場合と同様に流動層 は容器の外部からの熱により加熱されるのであるが、その代わりに、ガスを可燃 性混合物の形で耐火物粒に吹込んでもよく、これを燃焼させて耐火物粒を内部又 は表面から加熱するのである。
代わりに固形燃料又は鋼球か各種化学物質の粉のごとき小さな材料を耐火物粒の 代わりに用いてもよい。容器10の底部には、垂直に伸びたガス吹込み管18a 及び接線方向に伸びたインジェクター21aを介し流動化ガスが吹込まれる二つ の同心円状の閉鎖管L4a及びL4bの一段からなる噴射管装置がある。
第7図は、噴射管14a及び14bがいかにして粗い及び又は重い粒11aの下 部層域により、流動層の拉■1から断熱されるかを示もので、この粒は流動層の 粒11より高比重又は大粒なので流動化せず、かくして上記噴射管壁と流動層の 間の熱伝導又は熱伝達を防いでいるのである。
第8図は流動化ガスの出口のオリフィス又は孔28が代表的配置にあり又噴射管 14aの上外側に取付けた不連続の板36を持つ噴射管14aを示している。操 業時、沈んだ及び流動化されていない粒状物質は上記板3Bの上に円錐形に堆積 し、粒状物質37の静止域とともに噴射管14aの上部を断熱し、流動層の粒1 1と上記噴射管の上部との間の熱伝達を抑制する。丸断面部材38又は類似のも のは溶接その他の方法で噴射管に固定され、板36の側部を支え且つ位置決めす る。
第9図は噴射管14aの上外側に板36を縦方向に置く又は固定する別の方法を 示している。金属板が使用される場合は、その片端39を噴射管の上外側に仮付 は溶接してもよく、この場合丸断面材38は必要ない。一方、非常に高温の流動 層、例えば約10509Cの場合、板36はセラミック材で1作られ、この場合 噴射管14aに固着された丸断面材38により側部を支え、縦方向は噴射管14 aに溶接又は固定されたピン40により緩やかに係支し、上記ピン40を板3G のやや大きめの孔又はアパーチャー41に差込む。
前述のごとく、流動層の温度と、入ってくる流動化ガスの温度の間に顕著な差が ある場合、起るであろういかなる逆の影響も、入ってくる流動化ガスを余熱(適 宜の方法で)することにより阻止することが出来、この方策は上述の断熱方法と 同等に又は代わりに用いることが出来る。
次に第10及び11図には下部に出口のノズル又は孔43を持ち、そこから使用 時流動化ガスが流動層に出てゆくようにした噴射管42が示されている。噴射管 42には保護部材が装着されており、これは適当な金属又はセラミックの材料で 作られた一対の壁44及び45で形成され、上記壁には各々下端に張り出しフラ ンジ46又は47が付けられている。上記壁はその長手方向に沿い一定間隔を置 いて設けた、断面がチャンネル形の横持ち材48により互いに連結されており、 上記横持ち材48の両端は上記壁44及び45に、それが金属構造の場合、溶接 で繋がれる。上記横持ち材48は噴射管42の上に乗り、壁44及び45はそれ 自体参照符号49で示めす位置で噴射管に溶接される。
第10図に見られる如く、上述の保護部材の上記フランジ46及び47は、結果 的に、噴射管42の下に参照符号50で示すキャビティーを形成する。このキャ ビティー50は流動化ガスがノズル又は出口43を自由に且つ障害も無く通過す ることを可能にし、上記ガスの自由な流れは流動層の中を上昇するガス流量の不 均一帯の形成を抑制し、かくして、層の全ての部分で沈んだり流動化されない部 分の形成が防がれるのである。
[発明の効果コ 本発明に基づく流動層の上述の実施例は以下述べるごとき利点を持っている。
1、流動化ガスを吹込むことに因る熱膨張差又は収縮差は上記装置内の高速再循 環ガスの熱伝達能により減少する。このような熱伝達は噴射管の内面をざらざら にしたり発色(colouring )することで高めることが出来、上記表面 からの、及び、への輻射熱の放射率及び受容率が増大する。更に、上述した如く 一個の又は各噴射管が一個所で(例えばガス供給管に)支持されている場合は、 さもなくば噴射管に発生するかもしれぬ応力が非常に減少又は消滅しさえする。
2、この噴射管装置内の再循環流動化ガスは、(粒の跳躍速度より大きな、十分 に高い循環速度を与えることにより)、流動化ガスが静止又は沈んだ状態にある ときに上記装置内にそのアパーチャーを通って入りてくる粒を全て排除する働き がある。更に、含塵流動化ガス(それは予熱されていてもよい)は噴射管が歪む 心配もなく又は上記ガスの自由な流れを妨げるような閉塞(blockages  )も起さず使用することが出来る。
3、この噴射管装置内の流動化ガスの再循環は、この循環機構の長手方向でのガ ス圧を確実に一定にし、かくして噴射管のアパーチャーは、アパーチャーを通る とき比較的低いガス圧損で同一アパーチャー域に同一のガス流量率を与えること が出来るのである。
48開始時における粒の閉塞現象(locking−up)又は“履歴現象°は この流動化噴射管装置の全体に亙り得られる均一の圧力により防がれる。この様 な粒の“履歴現象“は更に比較的少量の“潤滑”ガスの供給を行なうことにより 最低に出来る。このガスは上記装置から流動層の底部にある比較的粗く及び又は 重い粒状物質の居城へ浸出してゆくのである。粒の“履歴現象”は又、上述した ごとく、噴射管に装着する保護部材を設けることにより最低に又は消滅させるこ とが出来、この部材は使用時、噴射管の下のキャビティー形成を促進する。
5、低圧損インゼクタを使用することは、この循環機構の長手方向の圧損を実質 的に均一にすると云う上述の利点と共に、流動化ガスの供給圧力を下げることを 可能にする。
6、噴射管の長手方向における流動化ガスの温度差から生じるいかなる変動噴射 ガス流の問題又は噴射管の歪の問題も、吹込まれる流動化ガスを予熱すること、 及び又は噴射管の上に沈んだ又は流動化されない粒による積層又は円錐を作るこ と(上記積層又は円錐は断熱層として作用する)、又はその他の方法で噴射管を 断熱すること、で最少にすることが出来る。
7、上述の噴射管装置(これは流動層に流動化ガスを吹込み又配布する手段を形 成する)の製作、据付は及び運転費は比較的に安価である。これらは鋼又はセラ ミックの材料で容易に作ることが出来る。
手続補正書防勾 1.事件の表示 PCT/GB86100082 2、発明の名称 流 動 層 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 氏名 バーディング、ブリアン 4、代理人 東京都千代田区霞が関3丁目7番2号 UBEビル昭和62年 6月 2日(発 送日) 6、補正の対象 国際調査報告 I内1・ずmII開虐IA9・−電1mN・PCT/GB86100082AN NEX To TミIb”TERNATIONAL 5Ek−QCH’ REP ORT 0NINTERNATIONAL APPLICATION No、  PCT/C;B 86100082 (SA 12234)・働・・−・−一・ ―−−―−―・―−―−−−―−―・−・+ −一・響−―・−一一呻−++偕  ・拳・・――・―嗜優伽−

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.容器と、その容器を満たす大量の粒状物質と、上記粒状物質に流動化ガスを 吹込む為のアパーチャー管又は噴射管装置で、この装置が容器の中に、その底近 くに且つ一定の間隔をもって支持されており、又容器の外に配置された流動化ガ スの供給源に連結されているもの、とかちなり、上記噴射管装置がエンドレスの 形状をした少なくとも一個の噴射管からなり、流動化ガスを非半径方向に吹込み 、ガスに再循環運動を与えたとき、上記ガスが噴射管内を自由に循環し得る如く することを特徴とする流動層。
  2. 2.一個の又は各噴射管が円形であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載 の流動層。
  3. 3.少なくとも一対の環状噴射管が同心円の関係において配置されたものを有す ることを特徴とする請求の範囲第2項に記載の流動層。
  4. 4.一個の又は各噴射管が一対の実質的に真直ぐな平行部からなり、その対向す る両端において一対の端部又はヘッダー部により連結されていることを特徴とす る請求の範囲第1項に記載の流動層。
  5. 5.少なくとも二つの垂直に、一定間隔をもって配置された複数の噴射管を有す ることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の流動層。
  6. 6.一個の又は各噴射管が、少なくとも一個の接線方向に傾いたインゼクタによ り流動化ガス供給管に連結されていることを特徴とする請求の範囲第1又は2又 は4項に記載の流動層。
  7. 7.流動層の底部に、その層の他の部分の粒よりも粗い及び又は重い粒の層域を 有することを特徴とする請求の範囲第1又は2又は4項に記載の流動層。
  8. 8.上記粗い及び又は重い粒の層域の中に延びる複数の下に向いた噴射管出口を 有し、この出口が使用中上記粒の層域に“潤滑”ガスの流れを吹込むように配置 され、所定時間吹込まれた“潤滑”ガスの量が、同じ時間に噴射管から送られた 流動化ガスの量に比し比較的に少ない部分しか占めないことを特徴とする請求の 範囲第7項に記載の流動層。
  9. 9.噴射管装置に流動化ガスをを吹込むに当り、その速度を本装置が静止又は沈 んだ状態のときに、噴射管装置のアパーチャーに入ってくる層のいかなる粒も排 出するのに十分な速度で送り込まれることを特徴とする請求の範囲第1項に記載 の流動層。
  10. 10.使用時、流動化ガスが流動化されるべき粒の中に流れ込んで行く一個の又 は各噴射管の出口アパーチャーが、垂線に対し傾いて、下向きの方向に設けられ ていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の流動層。
  11. 11.一個の又は各噴射管がその上部に沿うカバー板を有し、その上表面に、使 用時、沈んだ又は流動化されていない粒の積層を形成し、噴射管を断熱すること を特徴とする請求の範囲第1又は10項記載の流動層。
  12. 12.一個の又は各噴射管が、一対の隔壁部分から成る保護部材を有し、その壁 面は各々噴射管の対向する側面に接着され、各隔壁部分がその下端に張り出しフ ランジを有し、上記保護装置が噴射管の下に粒状物質の存在しないキャビティー を形成し、その範囲が少なくとも流動化ガスの為の噴射管の出口アパーチャーの 所まで広がっていることを特徴とする請求の範囲第1又は10項に記載の流動層 。
JP50118186A 1985-02-22 1986-02-19 流動層 Pending JPS62502031A (ja)

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