JPS6249182B2 - - Google Patents

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JPS6249182B2
JPS6249182B2 JP60202599A JP20259985A JPS6249182B2 JP S6249182 B2 JPS6249182 B2 JP S6249182B2 JP 60202599 A JP60202599 A JP 60202599A JP 20259985 A JP20259985 A JP 20259985A JP S6249182 B2 JPS6249182 B2 JP S6249182B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum alloy
aluminum
composite material
resistance
content
Prior art date
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Expired
Application number
JP60202599A
Other languages
English (en)
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JPS6285937A (ja
Inventor
Kikuro Toyose
Koichi Hatanaka
Masanobu Fukui
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP20259985A priority Critical patent/JPS6285937A/ja
Publication of JPS6285937A publication Critical patent/JPS6285937A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は耐孔蝕性に優れたアルミニウム合金複
合材に関し、さらに詳しくは、水環境、特に海水
等アルミニウムまたはアルミニウム合金に対して
腐蝕性の厳しい使用環境において優れた耐孔蝕性
を示し、船舶、車輌、建設、食品等の分野におい
て利用が多い耐孔蝕性に優れたアルミニウム合金
複合材に関する。 [従来技術] 一般的に、アルミニウムおよびアルミニウム合
金はその表面の保護性のある酸化皮膜を形成する
ため、大気雰囲気においては実用上優れた耐蝕性
を示し、日用品等に幅広く使用されている。 しかしながら、水環境において使用される用途
においては、JISで規定されている3×××系
(Al−Mn系、Al−Mn−Mg系)、5×××系(Al
−Mg系)或いは6×××系(Al−Mg−Si系)の
各合金が比較的良好な耐蝕性を示すので使用され
る場合があるが、必ずしも満足できるものではな
く、特に耐孔蝕性に関して改善が要望されてい
る。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記に説明した従来のアルミニウム合
金における耐蝕性に鑑み、本発明者が鋭意研究を
行なつた結果、水環境、特に海水等のアルミニウ
ム合金に対して腐蝕性の厳しい環境において使用
しても、優れた耐孔蝕性を示すアルミニウム合金
複合材を開発したのである。 [問題点を解決するための手段] 本発明に係る耐孔蝕性に優れたアルミニウム合
金複合材の特徴とするところは、 Cu0.05〜0.8wt%、Mn0.5〜1.5wt%、Cr0.05〜
0.35wt% を含有し、残部Alおよび不可避不純物からなる
アルミニウム合金を芯材とし、 Al純度99.5wt%以上で、残部不可避不純物か
らなるアルミニウムを皮材とすることにある。 本発明に係る耐孔蝕性に優れたアルミニウム合
金複合材について、以下詳細に説明する。 先ず、本発明に係る耐孔蝕性に優れたアルミニ
ウム合金複合材の芯材および皮材の含有成分およ
び成分割合について説明する。 (1) 芯材について。 Cuはアルミニウム合金を電気化学的に貴と
し、かつ、強度を高める元素であり、含有量が
0.05wt%未満ではこのような効果は充分ではな
く、また、0.8wt%を越えて含有されると粒界
腐蝕感受性が増大するようになる。よつて、
Cu含有量は0.05〜0.8wt%とする。 MnはCuと同様にアルミニウム合金を電気化
学的に貴とし、かつ、不可避的に含有している
不純物のFeをAl6(MnFe)の形として固定す
るので、Feが軌点となり、発生する孔蝕を低
減でき、さらに、耐孔蝕性を改善すると同時に
強度を高める元素であり、含有量が0.5wt%未
満ではこのような効果は小さく、また1.5wt%
を越えて含有されると粗大な金属間化合物が生
成して欠陥の原因となる。よつて、Mn含有量
は0.5〜1.5wt%とする。 Crは強度を高めると共に耐蝕性を向上させ
る元素であり、含有量が0.05wt%未満ではこの
効果は認められず、また、0.35wt%を越えて含
有されるとその効果は飽和してしまい無意味で
あり、さらに、Mnと同じく粗大な金属間化合
物を生成するので好ましくない。よつて、Cr
含有量は0.05〜0.35wt%とする。 これらの必須成分以外に、Ti等の鋳造組織
を微細化し鋳造性を向上させる元素を含有させ
ることができる。 なお、Feは不可避不純物であり、含有量は
0.3wt%以下に規制することが望ましい。 (2) 皮材について。 純度99.5wt%以上の純アルミニウムを、上記
説明したアルミニウム合金芯材に皮材として被
覆することにより、耐孔蝕性を飛躍的に改善し
たものであり、アルミニウム純度を99.5wt%以
上としたのは、上記説明した芯材より電位を卑
とするためであり、そして、純度が99.5wt%未
満であると実己腐蝕消耗速度が大きくなるから
である。この皮材の被覆率は5〜15%とするの
がよく、強度、耐蝕性を共に所望の水準とし、
被覆率が5%未満では犠性陽極層としての機能
が小さく、15%を越えると強度が低下する。な
お、この皮材は芯材の片面に被覆しても、ま
た、芯材の両面に被覆してもよい。 [実施例] 次に、本発明に係る耐孔蝕性に優れたアルミニ
ウム合金複合材の実施例を説明する。 実施例 第1表に示す含有成分および成分割合の芯材の
アルミニウム合金および皮材を常法により溶製
し、鋳造後、熱間圧延により芯材を27mm、皮材を
3mmの厚さとした後、熱間で夫々を重ねて芯材に
皮材を被覆し、熱間圧延により3mmの厚さとし、
その後冷間圧延により0.5mmの厚さとした。 この0.5mm厚さの冷間圧延板を7cm×15cmの寸
法に切り出し、JIS Z2371に規定されている塩水
噴霧試験を実施した。 2000時間経間後の各試験板について、腐蝕生成
物を30%HNO3溶液で除去し、顕微鏡観察により
孔蝕深さを調査した。耐孔蝕性の評価は孔蝕深さ
により次のように評価した。 最大孔蝕深さ 評価 0.05μ以下 ◎ 0.1〜0.15μ未満 △ この第1表かに示す通り、本発明に係る耐孔蝕
性に優れたアルミニウム合金複合材は比較例より
大幅に耐孔蝕性が改善されていることがわかる。
【表】
【表】 [発明の効果] 以上説明したように、本発明に係る耐孔蝕性に
優れたアルミニウム合金複合材は上記の構成であ
るから、優れた耐孔蝕性を有し、強度をも配慮し
たもので、船舶、車輌、建設、食品等の分野にお
いて広く利用できるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Cu0.05〜0.8wt%、Mn0.5〜1.5wt%、Cr0.05
    〜0.35wt% を含有し、残部Alおよび不可避不純物からなる
    アルミニウム合金 を芯材とし、 Al純度99.5wt%以上で、残部不可避不純物か
    らなるアルミニウム を皮材としたことを特徴とする耐孔蝕性に優れた
    アルミニウム合金複合材。
JP20259985A 1985-09-13 1985-09-13 耐孔蝕性に優れたアルミニウム合金複合材 Granted JPS6285937A (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6285937A JPS6285937A (ja) 1987-04-20
JPS6249182B2 true JPS6249182B2 (ja) 1987-10-17

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JP20259985A Granted JPS6285937A (ja) 1985-09-13 1985-09-13 耐孔蝕性に優れたアルミニウム合金複合材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0641621B2 (ja) * 1986-03-31 1994-06-01 スカイアルミニウム株式会社 ろう付用クラッド材のアルミニウム合金芯材
JP2018028129A (ja) * 2016-08-17 2018-02-22 株式会社Uacj 熱交換器用のアルミニウム合金製クラッド板

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5644742A (en) * 1979-09-19 1981-04-24 Sumitomo Light Metal Ind Ltd Aluminum alloy clad for heat exchanger
JPS57158350A (en) * 1981-03-24 1982-09-30 Furukawa Alum Co Ltd Aluminum alloy clad material with pitting corrosion resistance

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JPS6285937A (ja) 1987-04-20

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