JPS624787Y2 - - Google Patents

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JPS624787Y2
JPS624787Y2 JP13846983U JP13846983U JPS624787Y2 JP S624787 Y2 JPS624787 Y2 JP S624787Y2 JP 13846983 U JP13846983 U JP 13846983U JP 13846983 U JP13846983 U JP 13846983U JP S624787 Y2 JPS624787 Y2 JP S624787Y2
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JP
Japan
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spring
protruding pieces
temperature
stage
martensitic transformation
Prior art date
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JP13846983U
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JPS6047975U (ja
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  • Temperature-Responsive Valves (AREA)
  • Thermally Actuated Switches (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ある設定温度でマルテンサイト変態
を生じる形状記憶合金を用いた感温装置に関し、
特に、流体路を流れる流体の温度に感応して流体
の流れを開閉するのに用いることができる感温装
置に関する。
従来、流体(例えばガス)の流れる温度に感応
し、流体(ガス)の流れを開閉する場合は、温度
を計測するセンサー、例えばサーモカツプル等で
温度を感知し、電磁バルブ、油圧バルブ等に信号
を伝達し、流れを開閉していた。然し、この様な
方法は、バルブを開閉する為の電源を必要とし、
又、バルブの構造も複雑で大きくなり、高価にな
る欠点がある。
本考案の目的は、流体(ガス)の流れを開閉す
る為の弁を駆動するための電源を必要とせず、構
造が簡単で、安価な感温装置を提供することにあ
る。
本考案の別の目的は、複数の弁を備え、設定温
度に達したときに駆動される弁の個数を調整でき
るようにした多段式の感温装置を提供することに
ある。
本考案によれば、所定の設定温度でマルテンサ
イト変態を生じる形状記憶合金で作られ、筒状筐
体内に入れられたばねと、該ばねの一端を前記筒
状筐体に支持せしめるための支持機構であつて、
該ばねの一端の前記筒状筐体内の軸方向の位置を
該筐体外より調整できる調整手段を備えた前記支
持機構と、前記ばねの他端に一端を接続され、前
記筒状筐体内の軸方向に延び、該筒状筐体内の軸
方向に移動可能な作動棒と、該作動棒にその延在
方向において互に異なる複数位置に設けられた複
数の突出片と、前記筒状筐体に設けられ前記突出
片により変位させられ得る複数の弁とを有し、前
記ばねに前記マルテンサイト変態が生じていない
時には、前記突出片のいずれも前記弁に対応した
位置になく、前記ばねに前記マルテンサイト変態
が生じた時には、前記突出片の少なくとも一つが
前記弁に対応した位置にあり、かつ前記ばねに前
記マルテンサイト変態が生じた時の、前記弁に対
応した位置にある前記突出片の個数を、前記調整
手段で調整できるようにしたことを特徴とする多
段式感温装置が得られる。
次に本考案の実施例について図面を参照して説
明する。
温度の変化により大きな偏位を発生する材料と
して、形状記憶合金がある。形状記憶合金は、高
温の母相で形状を成形し、ついで母相より低温で
生ずるマルテンサイト変態の温度範囲で変形し、
再び母相の温度の状態にすると、元の形状に復帰
するという特異な持性を持ち、しかも材料の抗張
力が同じひずみ量に対してマルテンサイトの時は
母相の状態にある時のほぼ1/3の値になるため、
昇温降温に伴つて自動的に流体路や電源等を開閉
することが可能な感温装置を構成することが出来
る。
形状記憶特性は、Ni−Ti合金、Cu−Al−Ni合
金、Cu−Zn−Al合金等に現われる特異な性質で
あるが、その成因については詳しく解明されつつ
ある。
以下、本考案の実施例に係る多段式感温装置を
状態別に示した第1図〜第3図について説明す
る。第1図〜第3図において、コイルばね1は、
所定の設定温度でマルテンサイト変態を生じる形
状記憶合金で作られている。支持機構9は、コイ
ルばね1の一端を筒状筐体8に支持せしめるため
のものである。この支持機構9は、ばね1の一端
が固定されている支持板2を有している。この支
持板2は、上端及び下端に突出部を有し、これら
突出部が、筒状筐体8に設けられた回転防止のた
めの上下の溝8aにはまつている。また、支持機
構9は、コイルばね1の一端(即ち、支持板2へ
の固定端)の筒状筐体8内の軸方向の位置を、筐
体8外より調整できる調整ねじ3を備えている。
調整ねじ3は、筐体8に固定された固定板10に
螺合しており、先端にねじが切つてない部分を有
している。ねじの切つてない先端部は、後に第4
図を参照して説明するように、支持板2内に設け
られたベアリングの内側ライナに圧入されてい
る。そして、調整ねじ3を回せば、支持板2は、
回転することなく、筒状筐体8内の軸方向に、溝
8aの軸方向長さの範囲内で移動するようになつ
ている(これについても第4図を参照して後述す
る)。ばね1の他端には作動棒7の一端が接続さ
れている。作動棒7の他端はガイド11にガイド
されている。このようにして、作動棒7は、筒状
筐体8の軸方向に延び、該軸方向に移動可能とさ
れている。作動棒8には、その延在方向において
互に異なる複数位置に、それぞれ突出片6及び
6′が設けられている。一方、筒状筐体8には、
複数の突出片6及び6′により変位させられ得る
複数の弁5及び5′が設けられている。これら複
数の弁5及び5′は、それぞれ、筒状筐体8の内
面から内側に突出するように、図示を省略したば
ねにより内側に付勢されている。4及び4′は、
弁5及び5′により押されると、閉成状態になる
スイツチで、4は第1段スイツチ、4′は第2段
スイツチである。
第1図は筒状筐体8の内部が設定温度より高い
母相の場合で、形状記憶合金ばね1はマルテンサ
イト変態点の温度に達してない為収縮した状態を
示し、この時は第1段スイツチ4、第2段スイツ
チ4′は開放状態にある。
第2図は筐体8の温度が低くなつていき、設定
した温度(マルテンサイト変態点))に達した場
合である。筐体8の温度が設定した温度に達する
と、形状記憶合金ばね1には設定した形状(伸長
した状態)に戻ろうとする力が働く。この際、形
状記憶合金ばね1に隣接している作動棒7と一体
になつている第1段突出片6は形状記憶合金ばね
1の変位量と同じ量だけ変位し、第1段弁5が第
1段スイツチ4のスイツチボタンを押し、第1段
スイツチ4に接続されているスイツチ回路を閉成
させる。
第3図のように、予め調整ねじ3を調整してお
くと、支持板2はある量だけ図面右方向に変位し
ているので、それに伴つて隣接している形状記憶
合金ばね1はその変位分だけマルテンサイト変態
点(設定温度)でプラスされて変位する。その
際、作動棒7の任意の箇所に第2段突出片6′を
設けておき、マルテンサイト変態時に第2段弁
5′を押し、第2段スイツチ4′のスイツチボタン
を押し、第2段スイツチ4′に接続されているス
イツチ回路を閉成する。その際、第2図で説明し
たように、第1段スイツチ4も閉成状態にあり、
複回路を閉成することになる。第1段、第2段ス
イツチ4,4′には任意の容量の電源回路又は流
体路に接続しておけば2段のコントロール操作を
することが出来る。又、上記作動棒7に第3、第
4の突出片を設けておけば、より多段のコントロ
ールが可能となることは言うまでもない。
第4図を参照すると、第3図の状態における支
持機構9の詳細が示されている。第4図におい
て、12がベアリングである。このベアリング1
2は、例えばスラスト力にも耐え得るラジアルベ
アリングである。ベアリング12の外側ライナは
支持板2に固定され、ベアリング12の内側ライ
ナには調整ねじ3のねじの切つてない先端部分3
aが圧入されている。ばね1の固定された支持板
2の上端及び下端の突出部2aが、筒状筐体8に
設けられた回転防止のための上下の溝8aにはま
り込んでいるので、調整ねじ3を回せば、支持板
2は、回転することなく、筒状筐体8内の軸方向
に、溝8の軸方向長さlの範囲内で移動可能とな
つている。
本考案が上述した実施例に設計変更を施したも
のをも含むことは言うまでもない。例えば、上述
した支持機構9において、支持板2を調整ねじ3
で位置調整する機構は、上述した構造に限定され
ず、種々の設計変更がなされ得るところである。
この様に本考案によれば、弁を駆動するために
他から動力を必要とせず構造が簡単で、安価な感
温装置を得ることができる。
更に本考案によれば、複数の弁を備え、調整ね
じによつて設定温度に達したときに駆動される弁
の個数を調整できる多段式の感温装置が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に於ける第1段及び
第2段スイツチ開放状態を示した断面図、第2図
は本考案の一実施例に於ける第1段スイツチ閉成
状態を示した断面図、第3図は本考案の一実施例
に於ける第1段及び第2段スイツチ閉成状態を示
した断面図、第4図は第3図の状態における支持
機構9の詳細を示した断面図である。 1は形状記憶合金ばね、2は支持板、2aは突
出部、3は調整ねじ、3a……先端部、4は第1
段スイツチ、4′は第2段スイツチ、5は第1段
弁、5′は第2段弁、6は第1段突出片、6′は第
2段突出片、7は作動棒、8は筒状筐体、8a…
…溝、9は支持機構、10は固定板、11はガイ
ド、12はベアリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定の設定温度でマルテンサイト変態を生じる
    形状記憶合金で作られ、筒状筐体内に入れられた
    ばねと、該ばねの一端を前記筒状筐体に支持せし
    めるための支持機構であつて、該ばねの一端の前
    記筒状筐体内の軸方向の位置を該筐体外より調整
    できる調整手段を備えた前記支持機構と、前記ば
    ねの他端に一端を接続され、前記筒状筐体内の軸
    方向に延び、該筒状筐体内の軸方向に移動可能な
    作動棒と、該作動棒にその延在方向において互に
    異なる複数位置に設けられた複数の突出片と、前
    記筒状筐体に設けられ、前記突出片により変位さ
    せられ得る複数の弁とを有し、前記ばねに前記マ
    ルテンサイト変態が生じていない時には、前記突
    出片のいずれも前記弁に対応した位置になく、前
    記ばねに前記マルテンサイト変態が生じた時に
    は、前記突出片の少なくとも一つが前記弁に対応
    した位置にあり、かつ前記ばねに前記マルテンサ
    イト変態が生じた時の、前記弁に対応した位置に
    ある前記突出片の個数を、前記調整手段で調整で
    きるようにしたことを特徴とする多段式感温装
    置。
JP13846983U 1983-09-08 1983-09-08 多段式感温装置 Granted JPS6047975U (ja)

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JP13846983U JPS6047975U (ja) 1983-09-08 1983-09-08 多段式感温装置

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JP13846983U JPS6047975U (ja) 1983-09-08 1983-09-08 多段式感温装置

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JPS6047975U JPS6047975U (ja) 1985-04-04
JPS624787Y2 true JPS624787Y2 (ja) 1987-02-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007248263A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Tlv Co Ltd 温度表示器

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JP2007248263A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Tlv Co Ltd 温度表示器

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