JPH047544Y2 - - Google Patents

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JPH047544Y2
JPH047544Y2 JP1985054271U JP5427185U JPH047544Y2 JP H047544 Y2 JPH047544 Y2 JP H047544Y2 JP 1985054271 U JP1985054271 U JP 1985054271U JP 5427185 U JP5427185 U JP 5427185U JP H047544 Y2 JPH047544 Y2 JP H047544Y2
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JP1985054271U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は風呂などの所要温度と過熱温度とを検
知するに適する2段動作型温度検出装置に関す
る。
(従来の技術) 温度検出装置として昇温度および降温度にある
一点の温度を検出する手段として形状記憶合金を
使用するものはある。例えば家庭で風呂を沸かす
場合、この種の温度検出装置を使用して所要の温
度に達したことを通報器で報知して加熱を停止し
ている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述の風呂を沸かす場合、所要の温度に達した
ことを通報器で一定時間報知し、この時間経過後
も加熱を継続した場合、過熱温度に達したことを
再び通報器で報知することが望ましい。このよう
に2点の温度を検知する場合、従来2台の温度検
出装置を用いるか、2個の感温素子を組み込んだ
複雑な構造の温度検出装置を用いる必要があり、
装置が高価であるという問題がある。又、検出器
を水の中へ入れるため、水が検出器の内部に入り
込み接点不良で正確に動作しないという問題があ
る。
本考案の目的は簡単な構造で耐久性の良い安価
な2段動作型温度検出装置を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、形状記憶合金からなり所定の記憶熱
処理が施されたコイルばねと、このばねに加重さ
れる重錘と、ばねと重錘とを収納でき、かつ重錘
によるばねの歪量を所定値に止めることができる
籠状容器と、この容器に取り付けた絶縁性筐体
と、前記重錘と前記絶縁性筐体との間に、作動杆
を囲うように設けられている蛇腹と、重錘の上動
時に重錘に取り付けた作動杆を介して接点が段階
的に閉成されるように位置して筐体内に設けたス
イツチの2個と、このスイツチに接続される2個
の通報器又は2音型の通報器とを備えたことを特
徴とする2段動作型温度検出装置である。
(作用) 本考案による装置は、所定の記憶熱処理が施さ
れた形状記憶合金製コイルばねが定荷重状態にお
いて歪量を一定値に止めた場合、昇温時に明確な
2段階の急激な変位を示すことに基づいており、
所望温度と過熱温度においてこれを通報器により
通報する。さらに、温度下降時にはコイルばねに
重錘が接触しているためコイルばね自信の縮み
と、重錘の重量によつて作動杆が下降する。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図において1は形状記憶合金製の圧縮コイ
ルばねであり、2は籠状の容器、3は重錘、4は
絶縁性筐体である。
ばね1はある温度、例えばTi−Ni合金の場合
400℃で第3図に示す伸長状態を記憶熱処理を施
したもので、定荷重を加重し変形をある歪量例え
ば剪断歪1.2%に止めた状態において、温度サイ
クルによつて第5図に示すような変位を示す。第
5図において昇温時第1動作点T1(45℃近傍)で
δ4からδ3に達する急激な変位があり、次いで第2
動作点T2(58°近傍)でδ2からδ1への第2の急激な
変位があり、降温時には43℃近傍で急激な変位が
あるが40℃未満では緩慢な変位であつて昇温時程
の明確な2段階変位はない。
容器2は、ばね1を嵌入でき、ばね1の記憶形
状(伸長)寸法より十分に深い寸法をもつ上部開
口の円筒形で、かつ底面が格子状であり、側壁に
軸方向の複数の長孔21を設けた籠状のものであ
る。
重錘3は上部周縁に外方への鍔を設けた所要の
重量と高さ寸法をもつ円柱状であり、容器2内に
嵌入したばね1の上に鍔の下面を当接して載置さ
れ、平常即ち室温時ばね1をある歪量例えば剪断
歪1.2%まで圧縮変形し、下面が容器2の内底面
に当接する状態(下動状態と呼ぶ)である。
筐体4は絶縁材料製であり。所要の大きさの内
部空間をもつ円柱形で容器2の上部開口部を塞ぐ
ように取り付けられている。
重錘3と筐体4の間に蛇腹5がその両端面を重
錘3の上面と筐体4の底面とにそれぞれ密着して
介挿されている。
重錘3の変位を筐体4内に伝達するための作動
杆6が筐体4の底面と蛇腹5の内部を通して重錘
3の上面に固着されている。作動杆6の拡開上端
面に絶縁板を介して第1の接点7を設ける。
筐体4の内部には内周壁に互いに異なる高さに
張出し段部を設け、それぞれに第2の接点8と第
3の接点9を設ける。接点8,9は、重錘3およ
び作動杆6が上動した時第1の接点7が順々に閉
成する位置に設けられている。
接点7,8,9に絶縁被覆電線がそれぞれ接続
され、筐体4の蓋板を通し、かつ蓋板上に樹脂1
0を盛り付けて筐体4外に水密に引き出されて、
さらに第4図に示す回路図のように電源11とブ
ザー等の通報器12,13とに接続されている。
なお第1図に示すスイツチ内蔵の温度検出部は
液面から頭部を若干突出して浮ぶように適当な浮
力をもたせる。
風呂を沸かす場合、第1図に示す温度検出部を
浴槽の適当な位置に投入して浮べる。水温が第1
動作点T1より低い状態では第1図に示すように
重錘3が下動状態にあり、したがつて接点7も最
底点にある。加熱が進み水温が第1動作点に達す
ると、ばね1が重錘3の重量に逆らつて伸長変位
し、重錘3が第2図に示すように中位に上動して
接点7と8とが閉成して通報器12が入浴に適す
る温度であることを報知する。そのまま加熱を続
けると重錘3の緩やかな上動が続くために接点7
が接点8を上方へ通り過ぎて開離し通報器12の
報知が止む。水温がさらに上昇して、第2動作点
T2に達するとばね1が記憶形状が第3図に示す
ように最も伸長した形状となり、重錘3が上位ま
で上動して接点7と9とが閉成し通報器12より
も大きい音量をもつ通報器13が過熱温度である
ことを報知する。このように1個の感温ばね1を
備えた温度検出部により入浴適温と過熱温度を検
知することができる。
加熱を止めて温度検出部を浴槽から引き上げて
も、ばね1の温度が第1動作点T1近傍に下降す
るまで、第3図に示す状態が保持され、通報器1
3の報知が続くので電源スイツチS(第4図参照)
を開離して通報器13の作動を止めばね1の温度
が室温に下るまで放置しておくか、温度検出器に
冷水を掛けて一気にばね1の温度を下げるかして
重錘3を第1図の下動状態に戻してから再使用に
供する。
なお、第3図に2点鎖線で示すように容器2の
底面の透孔を通して重錘3の底に取りつけた紐に
輪を吊り下げておくと重錘3の上下動の確認およ
び下動状態への復帰に便利である。また接点7,
8,9が玉突き衝突状に閉成し、第1動作点T1
到達後1個の通報器12が作動し続け、第2動作
点T2では2個の通報器12,13が作動するよ
うにしてもよく、水密構造にしても温度検出部を
可撓性チユーブ内に封入するなど適宜選択すれば
よい。
(考案の効果) 以上に説明したように、本考案によれば1個の
形状記憶合金製のばねを用いた簡単な構造で、安
価で新規な2段動作型温度検出装置が得られる。
又、作動杆が重錘に取り付けられ、重錘とコイル
ばねの一端とが接触しているので温度が下降した
とき、コイルばねの縮みと重錘の重量によつて下
降するため、第1の接点が第3の接点から第2の
接点に接触して通過する際、コイルばねの縮みの
みで通過するときと比べて、第1の接点と第2の
接点との接触時間が短くなり、接点どうしが摩擦
する時間が短くなる。従つて、接点の耐久性が良
くなる。又、蛇腹を設けることによつて、篭状容
器の外部からの水の侵入を防ぎ、接点不良がおこ
るのを防いでいる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による温度検出装置の接点内蔵
の温度検出部の一実施例を低温状態について示す
正面断面図、第2図は同じく第1動作点状態につ
いて示す図、第3図は同じく第2動作点状態につ
いて示す図、第4図は本考案における通報電気回
路の一例を示す図、第5図は本考案における形状
記憶合金ばねの温度サイクルによる変位を示す図
である。 図において、1……形状記憶合金製コイルば
ね、2……重錘、3……籠状容器、4……絶縁性
筐体、6……作動杆、7,8,9……接点、1
2,13……通報器、T1……第1動作点、T2
…第2動作点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 形状記憶合金からなり所定の温度で記憶熱処理
    が施されたコイルばねと、該ばねに加重される重
    錘と、前記ばねと重錘を収納し、かつ重錘による
    ばねの歪量を所定値に止めうる籠状容器と、前記
    篭状容器の開口端面に接合された絶縁性筐体と、
    前記重錘と前記絶縁性筐体との間に、作動杆を囲
    うように設けられている蛇腹と、前記重錘の上動
    時に重錘に取り付けた作動杆を介して接点が段階
    的に閉成されるように位置して前記筐体内に設け
    たスイツチと、該スイツチに接続された通報器と
    を備えた2段動作型温度検出器。
JP1985054271U 1985-04-13 1985-04-13 Expired JPH047544Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985054271U JPH047544Y2 (ja) 1985-04-13 1985-04-13

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JP1985054271U JPH047544Y2 (ja) 1985-04-13 1985-04-13

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JPS61171146U JPS61171146U (ja) 1986-10-23
JPH047544Y2 true JPH047544Y2 (ja) 1992-02-27

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6047975B2 (ja) * 1980-09-30 1985-10-24 横河電機株式会社 カルマン渦を利用した測定装置

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