JP2604605Y2 - 貯液槽の満水、渇水兼用警報器 - Google Patents

貯液槽の満水、渇水兼用警報器

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JP2604605Y2
JP2604605Y2 JP1992062210U JP6221092U JP2604605Y2 JP 2604605 Y2 JP2604605 Y2 JP 2604605Y2 JP 1992062210 U JP1992062210 U JP 1992062210U JP 6221092 U JP6221092 U JP 6221092U JP 2604605 Y2 JP2604605 Y2 JP 2604605Y2
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岩作 佐山
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株式会社佐山製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は貯液槽の天井壁に貫通
状に固定し、貯液槽内の水位が警戒満水ラインに達した
ことを警報したり、反対に貯液槽内の水位が低下し、警
戒渇水ラインに達したとき、貯液槽内の水を汲み出して
送水する送水ポンプの運転を停めたりする満水、渇水兼
用警報器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、満水警報器と、渇水警報器とを
別々に貯液槽に設置していた。満水警報器は、貯液槽内
へ水を補給する補給ポンプや、ボールタップなどの故障
で水位が警戒満水ラインに達し、貯液槽内の水が溢水管
から外にオーバーフローするようになっても水の補給が
続く異常を、満水警報器に組込んだブザーや、貯液槽の
近傍に設置したブザーを鳴らして警報するもので、ブザ
ー回路のスイッチをONにする。又、渇水警報器は、貯
液槽内の水が送水ポンプで汲み出され、水位が低下して
も同様に補給ポンプやボールタップなどの故障で貯液槽
内に水の補給が行われず、警戒渇水ラインに達したとき
に、送水ポンプの空転、過熱を防止するため、送水ポン
プの運転を停めるもので、送水ポンプの電源回路のスイ
ッチをOFFにする。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記したように従来は
別々に作られた満水警報器と、渇水警報器を1つの貯液
槽に別個に取付けるため取付け作業に手数を要すると共
に、貯液槽が小型の場合は、天井壁に両警報器を取付け
ると、他の機器を取付けるスペースが制約されてしまう
という問題がある。又、警戒満水ラインと、警戒渇水ラ
インの設定、変更が容易でないとの欠点もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
消するために開発されたのであって、満水、渇水兼用警
報器は、貯液槽の天井壁を上下方向に貫通して該天井壁
に固定され、下端が槽底近くに達し、その内部でフロー
トが上下動するフロートのガイド筒と、二つのスイッ
チ、及びこの両スイッチの近傍に位置するスイッチ作動
片を内部に収容して前記ガイド筒の上端上に設けられた
スイッチ室とを有し、上記スイッチ作動片にはガイド筒
内に下がり、ガイド筒内で上昇したフロートによって突
き上げられる操作軸を連結すると共に、フロートがガイ
ド筒の下端近くに降下したとき操作軸を引き下げるため
上記操作軸とフロートとを連結部材で連結した構成とさ
れ、水位が上昇して警戒満水ラインに達すると、フロー
トが操作軸およびスイッチ作動片を介して一方のスイッ
チの状態を変化させ、水位が下降して警戒渇水ラインに
達すると、フロートが連結部材、操作軸およびスイッチ
作動片を介して他方のスイッチの状態を変化させること
を特徴とする。
【0005】
【実施例】図1は満水、渇水兼用警報器の実施例を示
す。図1において、10は上下に配置された満水警報用
と、渇水警報用の二つのスイッチS1 ,S2 と、その両
スイッチS1 ,S2 を作動するためのスイッチ作動片1
1を内部に収容するスイッチ室で、上面が閉じた筒形ケ
ース12の内部をダイアフラム等の可撓膜13により上
半部と、下半部とに仕切った上半部をスイッチ室にして
ある。可撓膜13の周縁部を上下から固定するため、筒
形ケース12の内周には、可撓膜13の周縁部に上から
接触する環状板14を備えた筒枠15を、筒形ケース1
2の周側からねじ込んだビスにより固定すると共に、中
央に下向きの円形窪みを有する底蓋16を筒形ケース1
2の内周に下からねじ込み、前記筒枠15の環状板14
と、底蓋16の周縁部との間で可撓膜13の周縁部を挟
着してある。
【0006】 スイッチS1 ,S2 はマイクロスイッチ
で、押圧作動子を対向させて筒枠15の内壁に上下に取
付けてあり、又、スイッチ作動片11は板バネ等の弾性
材からなり、その一端も両スイッチS1 ,S2 の間で筒
枠15の内壁に取付けてあり、筒枠15を筒形ケース1
2内に固定することによりスイッチ室10に収容され
る。尚、スイッチ作動片11の他端部はスイッチ室10
の中心部に位置する。スイッチ作動片11の他端部には
可撓膜13、及び底蓋16の中心を通って垂下するスイ
ッチ操作用の操作軸17が連結してある。可撓膜13の
中心には図に示すように、操作軸17を通す筒部18
を設け、操作軸17を筒部18に通したのち、筒部18
にC形の締付けリング19を嵌め、該締付けリング19
の両端部をビスなどで締付け、筒部18と操作軸17を
シールする。これにより操作軸17の上下動で可撓膜1
3の中央部は上下に撓むと共に、スイッチ作動片11は
上下に反り、スイッチ作動片11は上に反ると、ブザー
Bの電源回路に接続する常開の上のスイッチS1 のアク
チュエータを押し込んでスイッチをONにし、又、下に
反ると、貯液槽内の水を外に汲み出す送水ポンプの電源
回路に接続した常閉の下のスイッチS2 のアクチュエー
タを押し込んでスイッチをOFFにする。尚、底蓋16
の中心には操作軸17が内部を貫通する下向き筒部16
´を設け、操作軸17の上下動をガイドする。
【0007】 図1では、内部でフロート3が上下動する
フロートガイド用の長いガイド筒20の上端部の外に前
記筒形ケース12の下半部を上から被せ、回りからねじ
込んだビス21で固定してある。これによりスイッチ室
10の底蓋16の中心から垂下する操作軸17の下端は
ガイド筒20の上端部内に位置する。このガイド筒20
は、貯液槽の天井壁1を上下方向に貫いて天井壁1に固
定するためのもので、ガイド筒20は下端が槽底2近く
に達する長さを備えている。そして、フロート3は紐、
チェーン等の連結部材22で前記操作軸17の下端に連
結してある。
【0008】 ガイド筒20は、貯液槽内の水位が警戒満
水ラインWUになったとき、ガイド筒20内を浮上した
フロート3が操作軸17を下から突き上げ、上のスイッ
チS1 をONにすることができるように天井壁1に固定
する。貯液槽の容量に応じ天井壁1の下面と、警戒満水
ラインWUとの距離が異なるため、ガイド筒20の天井
壁1に対する固定位置は上下方向に調整可能にすること
が好ましい。このため、天井壁1にはガイド筒20の外
径より一回り大きな取付孔を開設し、図に示すよう
に、下端に鍔を有し、内周にガイド筒20が嵌合する雄
ねじを有したソケット4を上記取付孔に下から嵌め、ソ
ケット4の雄ねじに上からナット5をねじ込んでソケッ
ト4を天井壁1に固定し、ソケット4の内周にガイド筒
20を上から降ろし、ガイド筒20の固定位置が定まっ
たらガイド筒20に嵌めてあった袋ナット6をソケット
4の雄ねじに上からねじ込み、同様に予め嵌めてあった
Oリング7を袋ナット6によってソケット4の上端上に
圧縮し、Oリング7でガイド筒20の上部の途中を回り
からつかんでガイド筒20を固定するようになってい
る。これにより、警戒満水ライン、警戒渇水ライン設
定、変更が容易に、且つ自在に行える。
【0009】 又、連結部材22の長さは、貯液槽内の水
位が警戒渇水ラインWDになったとき、これに伴いガイ
ド筒20内を降下したフロート3が連結部材22で操作
軸17を下に引張り、下のスイッチS2 をOFFにする
ことができるように定める。この連結部材22の長さ
は、ビス21を外してガイド筒20と筒形ケース12を
分離して短くしたり、継ぎ足したりして調節できる。
【0010】 以上で明らかなように、ガイド筒20を天
井壁1に適切に固定し、連結部材22の長さを適切に定
めることにより貯液槽内の水位が警戒満水ラインWUに
なったときはスイッチS1 をONにしてブザーBを鳴ら
し、水位が警戒渇水ラインWDになったときはスイッチ
2 をOFFにすることができる。そして、スイッチ室
10の下面を可撓膜13が塞いで貯液槽内の湿気が入る
のを防止しているためスイッチS1 ,S2 が湿気で傷む
ことはない。更に、この実施例ではブザーBもスイッチ
室10に収容してあるが、ブザーBはスイッチ室10の
外に設けてもよい。
【0011】1の実施例で、スイッチS1 ,S2 を上
下に配置したが、スイッチ作動片で個別に作動されるの
であれば上下以外に配置してもよい。更に、スイッチの
形状、端子数は任意である。
【0012】
【考案の効果】本考案の満水、渇水兼用警報器によって
貯液槽内の水位が警戒満水ラインに達したことを警報し
たり、反対に貯液槽内の水位が低下し、警戒渇水ライン
に達したとき、貯液槽内の水を汲み出して送水する送水
ポンプの運転を停めることができる。従って、満水警報
器と、渇水警報器を別々に取付ける場合に較べて取付け
の手数が半減すると共に、取付けスペースも小さくな
り、他の機器を設置するのが広く生じる。又、警戒満水
ライン、警戒渇水ラインの設定、変更が自在に、且つ容
易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の満水、渇水兼用警報器の縦断面図で
ある。
【図2】図1のA部の拡大断面図である。
【図3】貯液槽の天井壁に満水、渇水兼用警報器を固定
する部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 貯液槽の天井壁 2 槽底 3 フロート 10 スイッチ室 11 スイッチ作動片 S1 スイッチ S2 スイッチ 17 操作軸 20 フロートのガイド筒 22 連結部 WU 警戒満水ライン(水位) WD 警戒渇水ライン(水位)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯液槽の天井壁を上下方向に貫通して該
    天井壁に固定され、下端が槽底近くに達し、その内部で
    フロートが上下動するフロートのガイド筒と、二つのス
    イッチ、及びこの両スイッチの近傍に位置するスイッチ
    作動片を内部に収容して前記ガイド筒の上端上に設けら
    れたスイッチ室とを有し、上記スイッチ作動片にはガイ
    ド筒内に下がり、ガイド筒内で上昇したフロートによっ
    て突き上げられる操作軸を連結すると共に、フロートが
    ガイド筒の下端近くに降下したとき操作軸を引き下げる
    ため上記操作軸とフロートとを連結部材で連結した構成
    とされ、 水位が上昇して警戒満水ラインに達すると、フロートが
    操作軸およびスイッチ作動片を介して一方のスイッチの
    状態を変化させ、水位が下降して警戒渇水ラインに達す
    ると、フロートが連結部材、操作軸およびスイッチ作動
    片を介して他方のスイッチの状態を変化させる、 ことを特徴とする貯液槽の満水、渇水兼用警報器。
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