JPS6247571B2 - - Google Patents
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- JPS6247571B2 JPS6247571B2 JP59250140A JP25014084A JPS6247571B2 JP S6247571 B2 JPS6247571 B2 JP S6247571B2 JP 59250140 A JP59250140 A JP 59250140A JP 25014084 A JP25014084 A JP 25014084A JP S6247571 B2 JPS6247571 B2 JP S6247571B2
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- Japan
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- absorbent
- exhaust gas
- dry
- gas treatment
- cage mill
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- Expired
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Landscapes
- Treating Waste Gases (AREA)
- Gas Separation By Absorption (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、都市塵芥焼却炉等の排ガス中の
HCl、などの有害ガスを処理する装置に関し、排
ガスダクト中にケージミルを設けて有害ガスの吸
収剤を排ガス中へ拡散させ除去効率を向上させる
ものである。
HCl、などの有害ガスを処理する装置に関し、排
ガスダクト中にケージミルを設けて有害ガスの吸
収剤を排ガス中へ拡散させ除去効率を向上させる
ものである。
一般に、都市塵芥中には、塩化ビニール、厨芥
中の食塩分その他雑多なものが含まれるため、都
市塵芥焼却炉の排ガス中には、HCl、SOx等の有
害ガスが含まれている。特に、HClは、数百ない
し、2000ppmの高濃度となり、この排出は、法
律上規制されている。この有害ガスを捕集除去す
る装置として、従来、水洗等の湿式ガス処理装
置、排ガスダクト中に消石灰等の粉状の吸収剤を
注入し、反応吸収剤を後段の集塵器で捕集する乾
式ガス処理装置、消石灰スラリーを蒸発反応塔内
に噴霧し、反応生成物は乾燥粉体として集塵器で
捕集する半乾式ガス処理装置が用いられていた。
中の食塩分その他雑多なものが含まれるため、都
市塵芥焼却炉の排ガス中には、HCl、SOx等の有
害ガスが含まれている。特に、HClは、数百ない
し、2000ppmの高濃度となり、この排出は、法
律上規制されている。この有害ガスを捕集除去す
る装置として、従来、水洗等の湿式ガス処理装
置、排ガスダクト中に消石灰等の粉状の吸収剤を
注入し、反応吸収剤を後段の集塵器で捕集する乾
式ガス処理装置、消石灰スラリーを蒸発反応塔内
に噴霧し、反応生成物は乾燥粉体として集塵器で
捕集する半乾式ガス処理装置が用いられていた。
湿式ガス処理装置は、除去率は高いが、別途排
水処理を行なう必要がある上に、塩酸等による腐
蝕のため補修費が嵩み、一方、乾式ガス処理装置
は、設備費は安価であるが除去率が低く、出口
430ppmの規制には対応できるが公害防止のため
の排出規制の強化（例えば200ppm以下の如き上
乗せ規制）に対しては吸収剤の増量によつても十
分に対応できない。これに対し、半乾式ガス処理
装置は、乾式に比べて除去率が高く規制強化に対
応でき、湿式の如き排水処理も必要としない利点
がある。
水処理を行なう必要がある上に、塩酸等による腐
蝕のため補修費が嵩み、一方、乾式ガス処理装置
は、設備費は安価であるが除去率が低く、出口
430ppmの規制には対応できるが公害防止のため
の排出規制の強化（例えば200ppm以下の如き上
乗せ規制）に対しては吸収剤の増量によつても十
分に対応できない。これに対し、半乾式ガス処理
装置は、乾式に比べて除去率が高く規制強化に対
応でき、湿式の如き排水処理も必要としない利点
がある。
しかしながら、この半乾式も、消石灰スラリー
を完全に乾燥状態にするためには、大形の蒸発反
応塔が必要であり、また、排ガスの量や温度や
HCl濃度の変化が大きい場合、スラリーの濃度や
噴霧量の調節が難かしく、排ガス量が減少したり
低温になると、スラリーの蒸発が不完全となり、
スラリーの後段機器への付着固化、噴霧ノズルの
詰りなどを生ずる虞れがある。
を完全に乾燥状態にするためには、大形の蒸発反
応塔が必要であり、また、排ガスの量や温度や
HCl濃度の変化が大きい場合、スラリーの濃度や
噴霧量の調節が難かしく、排ガス量が減少したり
低温になると、スラリーの蒸発が不完全となり、
スラリーの後段機器への付着固化、噴霧ノズルの
詰りなどを生ずる虞れがある。
この発明は、排ガス処理装置における上記問題
を解決するものである。
を解決するものである。
而して、この発明の目的は、大形設備を必要と
せず、除去率の高い排ガス処理装置を提供するに
あり、また、この発明の目的は、排ガス性状の変
化や、規制値の変更に幅広く対応できる排ガス処
理装置を提供するにある。
せず、除去率の高い排ガス処理装置を提供するに
あり、また、この発明の目的は、排ガス性状の変
化や、規制値の変更に幅広く対応できる排ガス処
理装置を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の排ガス処理装置は、集塵器へ接続さ
れる排ガスダクトの途中に、吸収剤供給装置から
供給される吸収剤を排ガス中へ拡散させるケージ
ミルを設け、排ガスの性状と規制値に応じて乾燥
または加湿された吸収剤を供給装置からケージミ
ルへ供給することにより排ガス処理を行なう。
れる排ガスダクトの途中に、吸収剤供給装置から
供給される吸収剤を排ガス中へ拡散させるケージ
ミルを設け、排ガスの性状と規制値に応じて乾燥
または加湿された吸収剤を供給装置からケージミ
ルへ供給することにより排ガス処理を行なう。
この発明のガス処理装置では、吸収剤をケージ
ミルのロータで解砕、撹拌し、排ガス中へ拡散さ
せるため、乾燥吸収剤を用いる場合も従来の乾式
ガス処理装置に比べて接触効率が良く除去率が高
くなり、更に高い除去率が要求されるときには、
ケージミルへ加湿吸収剤を供給することにより、
特に蒸発反応塔の如き設備を要せず半乾式ガス処
理装置と同様の除去率を達成でき、しかもノズル
の詰りの如きトラブルは発生しない。
ミルのロータで解砕、撹拌し、排ガス中へ拡散さ
せるため、乾燥吸収剤を用いる場合も従来の乾式
ガス処理装置に比べて接触効率が良く除去率が高
くなり、更に高い除去率が要求されるときには、
ケージミルへ加湿吸収剤を供給することにより、
特に蒸発反応塔の如き設備を要せず半乾式ガス処
理装置と同様の除去率を達成でき、しかもノズル
の詰りの如きトラブルは発生しない。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明
する。第１図は、この発明の一実施例である排ガ
ス処理装置の構成を示す説明図であり、都市塵芥
焼却炉（図示せず）の排ガスダクト１が、電気集
塵器２へ接続され、この集塵器２から処理ガスダ
クト３が排風機４を経て煙突５へと接続されてい
る。
する。第１図は、この発明の一実施例である排ガ
ス処理装置の構成を示す説明図であり、都市塵芥
焼却炉（図示せず）の排ガスダクト１が、電気集
塵器２へ接続され、この集塵器２から処理ガスダ
クト３が排風機４を経て煙突５へと接続されてい
る。
排ガスダクト１の途中には、吸収剤供給装置６
から供給される吸収剤を排ガス中へ拡散させるケ
ージミル７が設けられており、排ガスダクト１の
ケージミル７から電気集塵器２までの部分が反応
部８を形成している。
から供給される吸収剤を排ガス中へ拡散させるケ
ージミル７が設けられており、排ガスダクト１の
ケージミル７から電気集塵器２までの部分が反応
部８を形成している。
吸収剤供給装置６は、吸収剤輸送用タンク車１
０によつて搬入される吸収剤を貯留する吸収剤サ
イロ１１と、吸収剤サイロ１１の底部に設けられ
た切出用のロータリバルブ１２と、ロータリバル
ブ１２で切出された吸収剤を移送しケージミル７
へ投入するスクリユーフイーダ１３と、スクリユ
ーフイーダ１３内の吸収剤へ給水加湿する加湿装
置１４とで構成されている。
０によつて搬入される吸収剤を貯留する吸収剤サ
イロ１１と、吸収剤サイロ１１の底部に設けられ
た切出用のロータリバルブ１２と、ロータリバル
ブ１２で切出された吸収剤を移送しケージミル７
へ投入するスクリユーフイーダ１３と、スクリユ
ーフイーダ１３内の吸収剤へ給水加湿する加湿装
置１４とで構成されている。
スクリユーフイーダ１３には、複数のスクリユ
ー１５がケーシング１６内に並設されており、乾
燥吸収剤をケージミル７に供給する場合には、単
にフイーダとして機能し、加湿吸収剤を供給する
場合には、加湿装置１４から水分を供給される吸
収剤を撹拌、混練、調湿してケージミル７へ投入
する。
ー１５がケーシング１６内に並設されており、乾
燥吸収剤をケージミル７に供給する場合には、単
にフイーダとして機能し、加湿吸収剤を供給する
場合には、加湿装置１４から水分を供給される吸
収剤を撹拌、混練、調湿してケージミル７へ投入
する。
ケージミル７は、公知の鉱石の気流乾燥装置に
用いられるものと同様の構造であり、ケーシング
１７内に設けられたケージ状のロータ１８が高速
回転し、投入された吸収剤を撹拌、解砕して高速
で排ガス中へ放出し拡散させる。
用いられるものと同様の構造であり、ケーシング
１７内に設けられたケージ状のロータ１８が高速
回転し、投入された吸収剤を撹拌、解砕して高速
で排ガス中へ放出し拡散させる。
排出規制が厳しくない場合には、ケージミル７
に乾燥吸収剤を供給すれば、反応部８では従来の
乾式に比べてより完全な拡散が得られるため、有
害ガスの除去率が向上し吸収剤の使用量が低減さ
れる。
に乾燥吸収剤を供給すれば、反応部８では従来の
乾式に比べてより完全な拡散が得られるため、有
害ガスの除去率が向上し吸収剤の使用量が低減さ
れる。
排出規制が強化されたら、加湿装置１４から吸
収剤へ給水し、スクリユーフイーダ１３で混練し
た加湿吸収剤をケージミル７へ供給する。ケージ
ミル７は、加湿吸収剤を十分に撹拌、解砕して排
ガス中へ放出し、加湿吸収剤は反応部８で排ガス
と接触して吸収反応を行うと共に乾燥されて乾燥
粉体となり、集塵器２で捕集される。この場合に
は、この排ガス処理装置は、半乾式と同様の有害
ガスの除去率が得られ、100ppm以下の規制にも
対応できる。しかも、加湿吸収剤は、スクリユー
フイーダ１３によりケージミル７へ供給されるた
め、噴霧ノズルが不要でノズルの詰りの如きトラ
ブルは生じない。
収剤へ給水し、スクリユーフイーダ１３で混練し
た加湿吸収剤をケージミル７へ供給する。ケージ
ミル７は、加湿吸収剤を十分に撹拌、解砕して排
ガス中へ放出し、加湿吸収剤は反応部８で排ガス
と接触して吸収反応を行うと共に乾燥されて乾燥
粉体となり、集塵器２で捕集される。この場合に
は、この排ガス処理装置は、半乾式と同様の有害
ガスの除去率が得られ、100ppm以下の規制にも
対応できる。しかも、加湿吸収剤は、スクリユー
フイーダ１３によりケージミル７へ供給されるた
め、噴霧ノズルが不要でノズルの詰りの如きトラ
ブルは生じない。
この排ガス処理装置は、上記の如く規制値の変
更に対応できるほか、焼却炉の排ガスが高温で
HCl等の含有量の多い定常運転時には、加湿吸収
剤を供給して高い除去率を確保し、焼却炉の立上
時、埋火時の如く、排ガスが低温で有害ガス発生
量が少ないときには乾燥吸収剤を供給することに
より集塵器への付着、固化を防止するような切換
え運転も可能である。
更に対応できるほか、焼却炉の排ガスが高温で
HCl等の含有量の多い定常運転時には、加湿吸収
剤を供給して高い除去率を確保し、焼却炉の立上
時、埋火時の如く、排ガスが低温で有害ガス発生
量が少ないときには乾燥吸収剤を供給することに
より集塵器への付着、固化を防止するような切換
え運転も可能である。
なお、この実施例では、１台のスクリユーフイ
ーダ１３を設け、加湿装置１４の給水と停止で加
湿吸収剤と乾燥吸収剤との切換えを行つている
が、スクリユーフイーダを加湿吸収剤用と乾燥吸
収剤用との二系列とし、ダンパー等で切換えるよ
うにすることもできる。
ーダ１３を設け、加湿装置１４の給水と停止で加
湿吸収剤と乾燥吸収剤との切換えを行つている
が、スクリユーフイーダを加湿吸収剤用と乾燥吸
収剤用との二系列とし、ダンパー等で切換えるよ
うにすることもできる。
この発明の排ガス処理装置は、上記の如く構成
したため、大形の蒸気反応塔の如き設備を必要と
せず高い有害ガスの除去率が得られ、排ガスの性
状の変化や規制値の変更に幅広く対応でき、ノズ
ルの詰りや集塵器への未乾燥消石灰スラリーの付
着、固化の如き運転上のトラブルを防止すること
ができる。
したため、大形の蒸気反応塔の如き設備を必要と
せず高い有害ガスの除去率が得られ、排ガスの性
状の変化や規制値の変更に幅広く対応でき、ノズ
ルの詰りや集塵器への未乾燥消石灰スラリーの付
着、固化の如き運転上のトラブルを防止すること
ができる。
第１図は、この発明の一実施例である排ガス処
理装置の構成を示す発明図である。 図中、１は排ガスダクト、２は電気集塵器、６
は吸収剤供給装置、７はケージミル、１１は吸収
剤サイロ、１２はロータリバルブ、１３はスクリ
ユーフイーダ、１４は加湿装置である。
理装置の構成を示す発明図である。 図中、１は排ガスダクト、２は電気集塵器、６
は吸収剤供給装置、７はケージミル、１１は吸収
剤サイロ、１２はロータリバルブ、１３はスクリ
ユーフイーダ、１４は加湿装置である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 集塵器へ接続される排ガスダクトの途中に、
吸収剤供給装置から供給される吸収剤を排ガス中
へ拡散させるケージミルを設けたことを特徴とす
る排ガス処理装置。 ２ 吸収剤供給装置が加湿装置を備えており、加
湿吸収剤と乾燥吸収剤とを選択的に供給可能であ
る特許請求の範囲第１項記載の排ガス処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59250140A JPS61129028A (ja) | 1984-11-27 | 1984-11-27 | 排ガス処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59250140A JPS61129028A (ja) | 1984-11-27 | 1984-11-27 | 排ガス処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61129028A JPS61129028A (ja) | 1986-06-17 |
| JPS6247571B2 true JPS6247571B2 (ja) | 1987-10-08 |
Family
ID=17203412
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59250140A Granted JPS61129028A (ja) | 1984-11-27 | 1984-11-27 | 排ガス処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61129028A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2580805B2 (ja) * | 1988-11-22 | 1997-02-12 | 日本電気株式会社 | 半導体集積回路 |
| JP4966091B2 (ja) * | 2007-05-22 | 2012-07-04 | 株式会社タクマ | 飛灰供給装置、飛灰循環システムおよび排ガス処理設備 |
-
1984
- 1984-11-27 JP JP59250140A patent/JPS61129028A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61129028A (ja) | 1986-06-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |