JPS624752Y2 - - Google Patents

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JPS624752Y2
JPS624752Y2 JP9513978U JP9513978U JPS624752Y2 JP S624752 Y2 JPS624752 Y2 JP S624752Y2 JP 9513978 U JP9513978 U JP 9513978U JP 9513978 U JP9513978 U JP 9513978U JP S624752 Y2 JPS624752 Y2 JP S624752Y2
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JP
Japan
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cylinder
dust seal
bearing
piston rod
annular groove
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JP9513978U
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JPS5514112U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 従来慣用されているダンパは第2図に示すよう
にシリンダ1に嵌挿したピストンのピストンロツ
ド2を、シリンダ1の端部とかしめ溝4加工によ
り定着した軸受3により摺動自在に軸支し、また
ピストンロツド2がシリンダ1に進入するとき、
軸受3との摺動面から塵埃その他の異物が入るの
を防止するため弾性を有するキヤツプ状のダスト
シール5が用いられている。これらダストシール
は、キヤツプ状頭部に設けた通孔に形成した環状
リツプ6がピストンロツド2に嵌め込まれるとと
もにその基部円筒内周に突設した環状突片7がシ
リンダ外周の環状溝(この溝は軸受3をシリンダ
1に定着するためのかしめ溝)4に嵌め込まれて
いる。
このようにシリンダ1に取付けたダストシール
は、シリンダの外周に塗装等の作業を施した後で
なければ取付けることができないので、ピストン
ロツドに嵌め込んだダストシールは塗装等の作業
が完了した後にシリンダに取付けている。従つて
流れ作業の行程に不都合が生じ工費が嵩む問題が
あると共に、ダストシール5が固定であるから、
作動中ピストンロツド2がわずか傾斜した時両者
の間芯ずれがあり、ダストシール5のリツプにお
ける面圧が不均一となり、面圧の小さい位置にわ
ずかな〓間が発生し、ダストが侵入するという不
具合もある。
従つて本考案の目的は塗装等の作業に影響され
ることなくダンパを製作でき、又作動中ピストン
ロツドの軸心がずれてもダスト等が侵入するのを
防止できるダンパのダストシール装置を提供する
ことである。
そしてこの目的達成の為、本考案の構成は、軸
受の端部外周に環状溝を形成すると共にシリンダ
の端部を環状溝と対向する位置まで延長させ、前
記軸受の端部とシリンダの端部間に弾性体からな
るキヤツプ状のダストシールを半径方向に遊びを
設けて介在させ、当該ダストシールの頭部通孔に
形成した環状リツプをピストンロツドの外周に嵌
め込むとともに基部円筒内周に突設した環状突片
を上記環状溝に半径方向の遊びを設けて嵌め込ん
だことを特徴とするものである。
次に本考案の実施例を述べると、第1図の実施
例に示すように弾性体からなるキヤツプ状のダス
トシール12の頭部通孔に形成した環状リツプ1
3を、ピストンロツド2に嵌め込むと同時に基部
円筒の内周に突設した環状突片14を軸受10の
端部外周に設けた環状溝11に嵌め込んだもので
ある。
尚環状溝11は軸受10の端部の外周に形成さ
れていると共に、この環状溝11の外周を取り囲
む対向位置までシリンダ1の端部も延長されてい
るので、本考案のダストシールを装着した状態で
塗装を施しても、軸受10の端部は奥まつていて
塗料が不用意に付着したりする事もなく仕上りが
よく、また、軸受の環状溝11とダストシールの
環状突片14の間に半径方向の遊びを設けてある
からピストンロツド2とダストシールの頭部環状
リツプとの間に芯ずれがあつても、上記遊びによ
りこれを修正し両者の面圧を均等にすることがで
きる。
このようにダストシール12を軸受10に取付
けたことによりダストシールと軸受を組付けた単
一部品として予め用意することができ、シリンダ
の塗装以前にダストシールを装着することが可能
となるばかりでなく塗料がベアリング端面に付着
することもなくマスキング作業も不要にでき、ダ
ンパの量産流れ作業の合理化を促進し、作業能率
の向上およびダストシールの小型化による材料費
の節減等に寄与する効果がある更にダストシール
が半径方向に遊びを設けて嵌め込んだことによ
り、ピストンロツドが作動中傾斜等して芯ずれが
あつてもこの芯ずれに対応してダストシールが半
径方向に移動し、常にそのリツプの面圧をピスト
ンロツドに対して均一にしているからダスト等の
侵入を完全に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ダストシール装置を備えたダン
パの要部の一実施例縦断面図、第2図は従来のダ
ストシールを備えたダンパの要部縦断面図であ
る。 1……シリンダ、2……ピストンロツド、10
……軸受、11……環状溝、12……ダストシー
ル、13……環状リツプ、14……環状突片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダに嵌挿したピストンのピストンロツド
    をシリンダ端部に定着した軸受により摺動自在に
    軸支したダンパにおいて、軸受10の端部外周に
    環状溝11を形成すると共にシリンダ1の端部を
    環状溝11と対向する位置まで延長させ、前記軸
    受10の端部とシリンダ1の端部間に弾性体から
    なるキヤツプ状のダストシール12を半径方向に
    遊びを設けて介在させ、当該ダストシール12の
    頭部通孔に形成した環状リツプ13をピストンロ
    ツドの外周に嵌め込むとともに基部円筒内周に突
    設した環状突片14を上記環状溝11に半径方向
    の遊びを設けて嵌め込んだことを特徴とするダン
    パのダストシール装置。
JP9513978U 1978-07-12 1978-07-12 Expired JPS624752Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9513978U JPS624752Y2 (ja) 1978-07-12 1978-07-12

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JP9513978U JPS624752Y2 (ja) 1978-07-12 1978-07-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5514112U JPS5514112U (ja) 1980-01-29
JPS624752Y2 true JPS624752Y2 (ja) 1987-02-03

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ID=29027809

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JP9513978U Expired JPS624752Y2 (ja) 1978-07-12 1978-07-12

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Families Citing this family (6)

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JPS63302209A (ja) * 1987-05-29 1988-12-09 Haaman:Kk 副燃焼室付きガスバ−ナ
JPH0447457Y2 (ja) * 1987-09-07 1992-11-10
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JP2018162797A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 日立オートモティブシステムズ株式会社 シリンダ装置

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Publication number Publication date
JPS5514112U (ja) 1980-01-29

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