JPS6247083Y2 - - Google Patents

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JPS6247083Y2
JPS6247083Y2 JP1980007956U JP795680U JPS6247083Y2 JP S6247083 Y2 JPS6247083 Y2 JP S6247083Y2 JP 1980007956 U JP1980007956 U JP 1980007956U JP 795680 U JP795680 U JP 795680U JP S6247083 Y2 JPS6247083 Y2 JP S6247083Y2
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JP
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cover body
iron cores
zero
fitting
split iron
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JP1980007956U
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JPS56110356U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 従来のクランプ式漏れ電流計に使用される零相
変流器は、その感度を100mA程度の高感度にし
ようとすると、シールドを大型にしなければなら
ず、そのため零相変流器の外形が著しく嵩張り、
重量も増大して、携帯用のクランプ式漏れ電流計
は作れないという欠点があつた。
そこで、従来板厚を1mm程度に薄くしたパーマ
ロイの板片を第10図示のように積層して成る分
割鉄芯1,1′にコイルを巻きつけるとともに、
第11図示のように分割鉄芯1,1′の左右両側
面をシールド板2,2′で被い、さらに第8図及
び第9図示のように上記各分割鉄芯1,1′の軸
着部側から接合端部がやや突出する範囲にかけて
カバー体3,3′で包被することにより小型、軽
量化した零相変流器4を用いて携帯用のクランプ
式漏れ電流計5が組立てられている。
しかしながら上記従来の零相変流器4では、残
留電流特性も外部磁界の影響も第13図及び第1
4図のグラフにおけるの直線で示した性能以上
の性能を有する携帯用のクランプ式漏れ電流計を
作ることはむずかしい状態であり、従つて、漏電
しや断器との対応で30mA,15mAの漏れ電流を
正確に測定するのは無理であつた。
なお、第13図において縦軸は残留電流の最大
値、横軸は近接線電流値をそれぞれあらわし、第
14図において縦軸は外部磁界の影響の最大値、
横軸は外部電流値をそれぞれあらわす。
漏電しや断器の定着してきた現在、現場での漏
れ電流測定は欠くことのできない状態であり、漏
電しや断器の動作する前の漏れ電流の監視及び動
作後でも地絡場所の探査には、高感度でかつ小
型、軽量のクランプ式漏れ電流計が必要となつて
いる。
上記従来の零相変流器においてシールド板を大
型にしたり、鉄芯を形成するパーマロイの板片の
板厚を薄くすれば、性能を上げることはできるけ
れども、大型のシールド板を使用する場合は、零
相変流器全体が大型になつて携帯に不向きのもの
になり、板厚の薄いパーマロイの板片を使用する
場合は、それらの重ね合せ接合端部の強度が低下
し、カバー体から突出する部分が少しの衝撃を受
けても屈曲するなどの変形を生じて重ね合せ接合
ができなくなるという欠点を生ずる。
本考案は、上記従来のクランプ式漏れ電流計と
殆んど同じ大きさを有しながら、その感度を数
倍、残留電流特性及び外部磁界の影響も数分の1
以下にすることのできるクランプ式漏れ電流計用
零相変流器を提供しようとするものである。
以下図面第1図はいし第7図にもとずいて本考
案の実施例を説明すると、6,6′は分割鉄芯
で、これらは、パーマロイで成形され、かつ板厚
が0.5mmの板片を積層した一対の鉄芯7,7′の一
端を軸着し、それらの他端には第6図示のように
隣接の板片同志が重なり合うように接合する接合
端部8,8′を設けて成る。9,9′は分割鉄芯
7,7′をそれらの軸着部側から接合端部8,
8′が突出しない範囲にかけて包被するカバー体
で、一方のカバー体9の先端部には、その側壁を
拡開して嵌合ガイド部10を設け、他方のカバー
体9′の先端部には、上記嵌合ガイド部10の内
面に合致して嵌合しうる嵌合端部11であつて、
この嵌合端部11を嵌合ガイド部10へ嵌合した
とき嵌合端部11の先端端縁12が嵌合ガイド部
10の奥内の行止部13に突き当る嵌合端部11
を設けて成る。14,14′は分割鉄芯7,7′に
巻きつけたコイル、15,15′はカバー体9,
9′の内面において分割鉄芯7,7′の左右両側面
を被うシールド板、16,16′はカバー体9,
9′の内側において分割鉄芯7,7′の内外両側面
を被うシールド板、17は以上の構成より成る零
相変流器、18はスプリングにより常時閉じてい
る分割鉄芯6,6′の接合端部8,8′及びカバー
体9,9′の嵌合先端部を開閉操作するレバー
で、カバー体9′の基部に一体に成形され、後記
漏れ電流計のケースの一方の側面から斜めに突出
させ、その上辺にはすべり止め用の凹凸面19が
設けられている。20は漏れ電流計で、片手で持
てるサイズを有するケース21の上部に零相変流
器17を取付け、ケース21の内部には、被測定
電流の範囲に応じて電流を分流する回路、電圧測
定回路、抵抗測定回路が設けられているプリント
基板、これらの回路を切換えるロータリースイツ
チ、電池、ヒユーズを設け、ケース21の正面に
は、上記ロータリースイツチを回わす切換つまみ
22と、電流、電圧、抵抗の各目盛23、上記ロ
ータリースイツチの切換に応じて各目盛23上を
振れる指針24、各目盛23と指針24を被う透
明板25、零調整ねじ30から成るメーター部2
6とを設け、ケース21の側面には、指針24を
指示位置にロツクするつまみ27、抵抗測定用の
零調整ボリウムの回転つまみ28、指針24の測
定値を記録する防塵カバー付き記録計を接続する
ためのジヤツク29を設け、ケース21の下面に
は電圧測定用のジヤツク31、抵抗測定用のジヤ
ツク32を設けてある。
上記実施例では、0.5mm厚のパーマロイの板片
を積層して分割鉄芯を形成する例を示したが、本
考案は、1mm未満の板厚をするパーマロイの板片
であれば、いずれをも使用しうる。
本考案は、叙上のように分割鉄芯の接合端部が
カバー体の先端より突出せずに保護されているこ
とと、分割鉄芯の接合端部が開放位置から閉鎖位
置に移動する過程で、最初に一方のカバー体の嵌
合ガイド部に他方のカバー体の嵌合端部が嵌合し
て分割鉄芯の横振れを防いでから、分割鉄芯の接
合端部をそれらが正しい位置に噛み合うように案
内することから、分割鉄芯を積層形成するパーマ
ロイの板厚が従来の1mmよりも薄いにも拘わら
ず、それらの重ね合せ接合端部の変形を防ぎ、開
閉を確保できる。
そのため、1mmより薄いパーマロイの板片を積
層して分割鉄芯を形成することにより、コイルを
巻かれた鉄芯自身で、残留電流、外部磁界の影響
が極めて少ないものができ、内、外両側面のシー
ルドに負う所が少なくなり、薄い若干のシールド
で従来品なみの軽量、小型で、かつ従来品の数倍
の感度を有し、また第12図及び第13図のの
直線で示すように残留電流特性及び外部磁界の影
響も数分の1以下の漏れ電流計を組立てることが
できるなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る零相変流器を使用して組
立てられたクランプ式漏れ電流計の正面図、第2
図は第1図の右側面図、第3図は第1図の下面
図、第4図は本考案に係る零相変流器の一部平面
図、第5図はそれの側面図、第6図は第5図のA
−A線断面図、第7図は第4図のB−B線断面
図、第8図は従来の零相変流器の一部平面図、第
9図はそれの側面図、第10図は第9図のC−C
線断面図、第11図は第8図のD−D線断面図、
第12図は従来の零相変流器を使用して組立てら
れたクランプ式漏れ電流計の一部正面図、第13
図は残留電流特性比較図、第14図は外部磁界初
期特性比較図である。 6,6′……分割鉄芯、7,7′……鉄芯、8,
8′……接合端部、9,9′……カバー体、10…
…嵌合ガイド部、11……嵌合端部、14,1
4′……コイル、15,15′……左右両側面シー
ルド板、16,16′……内外両側面シールド
板、17……零相変流器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パーマロイで成形され、かつ板厚が1mmより薄
    い板片を積層した一対の鉄芯であつて、それらの
    一端が軸着され、他端には、隣接の板片同志が重
    なり合うように接合する接合端部を有する分割鉄
    芯と、この各分割鉄芯をそれらの軸着部側から接
    合端部が突出しない範囲にかけてそれぞれ包被す
    るカバー体であつて、一方のカバー体の先端部に
    は、その側壁を拡開して嵌合ガイド部を設け、他
    方のカバー体の先端部には、上記嵌合ガイド部の
    内面に合致して嵌合しうる嵌合端部を設けて成る
    カバー体と、上記各分割鉄芯に巻きつけられたコ
    イルと、上記各カバー体の内側において各分割鉄
    芯の左右両側面及び内外両側面を被うシールド板
    とから成るクランプ式漏れ電流計用零相変流器。
JP1980007956U 1980-01-28 1980-01-28 Expired JPS6247083Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980007956U JPS6247083Y2 (ja) 1980-01-28 1980-01-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980007956U JPS6247083Y2 (ja) 1980-01-28 1980-01-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56110356U JPS56110356U (ja) 1981-08-26
JPS6247083Y2 true JPS6247083Y2 (ja) 1987-12-24

Family

ID=29604643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980007956U Expired JPS6247083Y2 (ja) 1980-01-28 1980-01-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6247083Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53143678U (ja) * 1977-04-19 1978-11-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56110356U (ja) 1981-08-26

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