JPS6246205B2

JPS6246205B2 -

Info

Publication number: JPS6246205B2
Application number: JP57102319A
Authority: JP
Inventors: Kei Sedamu Jeison; Jei Myuraa Richaado; Jei Horoobeku Andoryuu
Original assignee: Coca Cola Co
Current assignee: Coca Cola Co
Priority date: 1981-11-12
Filing date: 1982-06-16
Publication date: 1987-10-01
Also published as: JPS5884031A; ZA826113B; US4497348A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、コンパクトな、移動可能で小さな事
務所または小さな容積の場所において使用するの
に適する後混合（post−mix）炭酸飲料分配装置
に関する。特に、本発明は、前記の使用環境にお
いてカウント・トツプに載置することができ、水
差しから水を、使い捨て可能な封止したパツケー
ジからシロツプを、また再充填可能な容器から炭
酸化のためのCO₂を迅速かつ効率的に供給可能な
コンパクトな後混合炭酸飲料分配装置に関する。
貯溜部の自動的再充填のため、付属具により家屋
の給水設備と接続することができる。

これまで、市販の後混合炭酸飲料分配装置の大
部分は、即席料理のレストランの如き大量の商業
的用途向けとして設計されたものであつた。この
ような大量の用途のため、設計基準は装置の安い
コスト、寸法または移動性よりもむしろ冷却作用
の最適化および供給装置の供給速度に重点が置か
れていた。このような大型の商業用装置において
もコスト、寸法および移動性についてある程度の
配慮がなされてきたが、その結果の装置構造は一
般に、少量の用途にはあまりにも高価であり、嵩
高であり、かつ重量の大きなものである。

このような装置のコスト、寸法および重量の低
減のため、炭酸飲料分配装置の製造産業において
はこれら装置を一般的向けに使用できるようにす
るためある試みがなされてきた。しかし、これま
でに設計された装置は、一般消費者向けのため必
要な上記のコストが安く寸法が小さくかつ携帯性
のよいことの代償として、充分な冷却能力、供給
効率、飲料の品質および信頼性を欠くものであつ
た。

少量の需要の消費者に受入れられるためには、
後混合炭酸飲料分配装置は、使用のため操作が容
易であり、コンパクトで軽量であり、修理が簡単
であり、信頼性がなければならず、かつ最も重要
なことは安価でなければならない。更に、シロツ
プ、水およびCO₂の供給装置は、不慣れな消費者
が使用する間、迅速かつ容易に補充できなければ
ならない。前述の基準を有する後混合炭酸飲料分
配装置の設計の試みがなされてきたが、このよう
な装置の設計は以下に述べる本発明に先立つては
完全には達成されなかつた。

従つて、本発明の主な目的は小さな事務所また
は小さな容積の場合において使用するために適す
る移動可能であり、コストが安く、小型の後混合
炭酸飲料分配装置の提供にある。

本発明の別の目的は、清涼飲料の調整に際して
使用されるシロツプ、水およびCO₂の素早い準
備、充填および補給を可能にする家具的な特徴を
備えた後混合炭酸飲料分配装置の提供にある。

本発明の目的は以下の構成の後混合炭酸飲料分
配装置の提供によつて達成されるのである。即
ち、本装置の構成は、ａキヤビネツトの外側からキヤビネツトの内側
へ接近するための複数の閉止可能な開口を持つ
キヤビネツト、このキヤビネツトは前壁、頂
壁、側壁、背壁および底壁を有しており；ｂ該キヤビネツトの外側から頂壁内の該開口の
１つを通して接近可能でありそれによつて該キ
ヤビネツトから水貯留槽を移動させることなく
該水貯留槽中に該頂壁内の該１つの開口を通じ
て水を手で注入することができる、該キヤビネ
ツト内に収容された該水貯留槽；ｃ該前壁に隣接する位置で該キヤビネツト内に
取付けられそして該水貯留槽から離間されてお
り、しかも該開口の１つを通して該キヤビネツ
トの外側から接近可能なCO₂容器；ｄ該CO₂容器からのCO₂と該水貯留槽からの水
の受け取りによつて炭酸水を製造するため、該
水貯留槽と該CO₂容器から離れてしかも流体結
合している位置で該キヤビネツト内に収容され
た炭酸化器；ｅ該前壁に隣接する場所で、該開口の１つを通
して該キヤビネツト内に取付けられている移動
可能なシロツプパツケージ；ｆ該キヤビネツトの外側へ伸びている分配部を
有し、そしてバルブを操作することによつて該
分配部を通して、シロツプと炭酸水の混合物を
分配するため、該シロツプパツケージと該炭酸
化器に流体結合している、該バルブ；およびｇ該キヤビネツト内に配置された、独立完備し
た冷凍装置；を含有することを特徴とする、カウンター上で
使用するための独立完備した、移動可能な、後混
合炭酸飲料分配装置である。

望ましい実施態様における供給装置は、以下の
構成を有する独特のキヤビネツト構造を提供する
ことによつて迅速な準備のために適合するもので
ある。即ち、本装置の構成は、後混合炭酸飲料分
配装置の種々の構成要素を収容するため内部に形
成された開口区画を有する、前部、背部、側部お
よび底部の各壁面を有する主キヤビネツト部分、
ここで前記区画は前記の背部壁面に隣接する水の
貯溜部および前記前部壁面に隣接する装入シユー
トを収容するためのそのための水供給区画と、前
記背部壁面に隣接する炭酸化タンクを収容するた
めの炭酸化区画と、前記前部壁面に隣接する交換
可能なシロツプ容器および前記前部壁面と隣接す
るCO₂シリンダを収容するためのシロツプ供給区
画とを包含しており；前記主キヤビネツトの前記
の頂部壁面は前記水貯溜部、装入用シユート、炭
酸化区画および前記シロツプ供給区画に対して接
近できる開口を有しており；前記前部壁面は前記
のシロツプ供給区画と前記CO₂供給区画に対して
接近できる開口を有しており；前記の水区画の前
記装入用シユートと前記シロツプの区画の双方に
対して接近できる前記頂部壁面の開口および前記
シロツプ供給区画に対して接近できる前記前部壁
面の開口とを通常閉鎖している第１の接近用パネ
ル装置、ここで、前記第１の接近用パネル手段は
前記装入用シユートおよび前記シロツプ供給区画
を選択的に開被するための運動可能であり；前記
水の区画と前記炭酸化区画に対して接近できる、
前記頂部壁面の前記開口を通常閉鎖している第２
の取外し可能な接近パネル；および前記CO₂供給
区画に対して接近できる、前記前部壁面の開口を
通常閉鎖している第３の接近パネル手段、ここ
で、該第３の接近パネル手段は前記のCO₂供給区
画に対して接近できる、前記前部壁面の前記開口
を開被するため運動可能である、から成る。

あるいはまた、付属具により前記貯溜部の自動
的な再充填のため家屋の給水設備に接続すること
ができる。

本発明の諸目的およびそれに付随する利点につ
いては、添付図面を照合することによつて更に明
瞭になるであろう。

（キヤビネツト構造および構成要素の全体的構
成）本発明の後混合炭酸飲料分配装置のキヤビネツ
ト構造および構成要素の全体的構成については第
１図から第９図において示される。これらの図面
について更に詳細に述べれば、照合番号１０によ
り全体的に示される本発明の後混合炭酸飲料分配
装置が示され、略々立方体形状を提供するため相
互に直角に配置された前部、後部、側部、頂部お
よび底部の壁面を有する主キヤビネツト部１２を
含む。前部接近パネル１４は、水装入用シユート
ECおよびシロツプ供給区画３４に対して選択的
に接近できるようにするため、適当なトラツクに
より主キヤビネツト部１２上に摺動自在に取付け
られている。前部接近パネル１４は、最終キヤビ
ネツト構造の平担な隅部をその閉鎖位置に形成す
るような形態を呈する。即ち、前部接近パネル１
４は、これが閉鎖位置の本装置のキヤビネツトの
表面全体の隅部を囲繞しかつこれを画成するよう
に、主キヤビネツト部１２の頂部、前部および左
側部に対して平行な主表面を有する。第７図およ
び第１０図において斜視図により最もよく示され
るように、前部接近パネル１４は主キヤビネツト
部１２の頂部壁面の面内に延長面が提供され、こ
れが水装入用シユートECを閉鎖位置に閉鎖し、
また水装入用シユートECを開被位置に開被する
ため選択的に取除くこともできる。第７図に示さ
れる位置においては、第５図に示される水の貯溜
部WRは人手により水を水差しから水装入用シユ
ートECに注入することによつて充填することが
できる。しかし、水を本装置内に装入しない時
は、衛生的は理由から水装入用シユートECを大
気から遮断することが望ましい。

主キヤビネツト部１２の背部壁面の付近に並置
される水の貯溜部WRと炭酸化区画３８の双方を
閉鎖するために頂部接近用パネル１６が設けられ
ている。この頂部接近用パネル１６は形状が矩形
状であり、水の貯溜部WRおよび炭酸化区画３８
に対して接近したい時、掛具１６Ａを解除するこ
とによつて本装置の頂部から持上げるだけであ
る。第１０図に示すように、頂部接近用パネル１
６は、これから下垂して炭酸化区画３８と関連す
る形状を持つことにより頂部接近用パネル１６が
主キヤビネツト部１２の頂部に固定される時炭酸
化区画３８を封止しかつこれを隔離する頂部接近
用パネル１６と固定された撹拌用モータと結合さ
れた撹拌用羽根AGを有する。主キヤビネツト部
１２の背部には、主キヤビネツト部１２の背部壁
面全体を実質的に覆う着脱自在の接近用パネル３
０が設けられ、これに対して本発明の機械的な冷
凍装置のための従来周知の冷凍凝縮機３２が取付
けられている。この接近用パネル３０および冷凍
凝縮機３２を取外すと、本発明の水ポンプおよび
冷凍関係の構成要素に対して容易に接近できる
が、これについては第６図に関して後で更に詳細
に説明することにする。

第１図および第９図に示されるように、別の接
近用パネル４６が本発明の分配装置の右下の隅部
に設けられている。閉鎖位置においては、パネル
４６は本分配装置のキヤビネツトの右下隅部を構
成し、その背部の縁部で蝶着されて、作用的に
CO₂シリンダ４２およびCO₂調整弁組立体４４を
包含するためのCO₂区画４０に対し接近できる扉
部を形成する。即ち、接近用パネル４６は、主キ
ヤビネツト部１２の１つの隅部における切出し部
であるCO₂供給区画を閉鎖するため分配装置のキ
ヤビネツトの右下隅部の形状と合致する直角の形
態を有する。

前部接近パネル１４，１６および４６のこの独
特の組合せにより、本発明の後混合炭酸飲料分配
装置の迅速な準備および修理のための容易な接近
性を提供する。本装置の準備については、下記の
方法によつて達成できる。第８図に示すように、
前部接近パネル１４は全開位置に摺動することが
でき、また適当なシロツプ容器SPはその排出端
部を下方向に反転させてソケツト３６内に装入す
ることができる（第５図）。次に、水を人手によ
り水差しから水装入用シユートECに注入するこ
とができ、これにより水は水の貯溜部WR内に装
入用シユートを介して流下する。次に、前部接近
パネル１４を第１図に示す全開位置に閉鎖するこ
とができる。本分配装置が十分な量のシロツプと
添加に必要な水しか保有しない場合、前部接近パ
ネル１４は第７図の部分的に開被された位置に摺
動することができ、これにより水装入用シユート
ECのみが露呈されて上述の如く水が添加され
る。第９図に示されたCO₂シリンダ４２はこの
時、CO₂シリンダを反転させて排出端部を下方に
向けこれをCO₂調整弁組立体４４の頂面に配置さ
れたソケツト内に装入することによつて充填する
ことができる。このように、後混合炭酸飲料分配
装置に対して供給すべき必要な内容物は、本発明
の独特な筐体構造ならびに本発明のシロツプのパ
ツケージSPおよびCO₂シリンダ４２の双方の特
質により厄介な接続操作なしに迅速かつ効率的に
供給することができる。

更にシロツプ容器SPおよびCO₂シリンダ４２
のねじ込みの特質に関して、弁組立体および本発
明の分配装置において使用されるべき関連する容
器の特定の構造については、本発明と同じ出願人
の出願である先願において説明されている。例え
ば、本発明と共に使用するため考案された特定の
供給弁組立体１８および混合ノズル２０について
は、1979年10月12日出願のJ.K.SedamおよびW.
R.Ruerstの係属中の先願米国特許出願第084434
号において説明されている。本発明と共に使用す
るため考案された供給弁組立体１８と組合せて使
用する特定のソケツトについては、1981年10月15
日出願のJ.K.Sedamの係属中の米国特許出願第
311645号において説明されている。本発明の分配
装置と共に使用されるべきCO₂シリンダ４２に対
して使用すべき特定のCO₂シリンダ構造および関
連するCO₂調整弁のソケツトおよび組立体につい
ては、1981年６月26日出願のJ.K.Sedamの係属中
の米国特許出願第277806号において説明されてい
る。前述の如き係属中の各米国特許出願の開示内
容は本文において参考のため引用する。

本発明と共に使用されるシロツプのパツケージ
SPの望ましい実施態様については、1980年８月
12日発行のJ.K.Sedamの米国特許第4216885号に
記載され、このパツケージの特定の形状について
は1981年10月９日出願のJ.K.SedamとS.J.
Richterの係属中の米国意匠出願第310367号に開
示されている。Sedamの先行米国特許第4216885
号において開示されるように、このシロツプのパ
ツケージSPには、容器がソケツト３６に装入さ
れた後容器の底部を介して大気と連通する流量制
御チユーブが設けられている。容器SPにはま
た、その排出用開口上に可撓性に富んだシール即
ち隔膜が設けられ、前述の係属中の米国特許出願
第311645号に記載された形式のナイフ即ち切開具
により穿孔されるのである。

本発明の分配装置と共に使用されるCO₂シリン
ダ４２は、排出端部がCO₂調整弁組立体４４の頂
部におけるソケツト内に挿入される時に生じる如
き倒置位置にある容器からのCO₂ガスの供給を容
易にするため傾斜チユーブを内蔵する、前述の
Sedamの米国特許出願第277806号に記載される形
式のものである。

第５図および第９図について更に詳細に述べる
ならば、本発明の筐体構造は、シロツプ供給区画
と水供給区画と炭酸化と本分配装置のキヤビネツ
トの斜め右前の隅部における切込みとして形成さ
れたCO₂供給区画４０（第９図）とを含む、キヤ
ビネツトの頂部壁面を介して接近可能な３つの構
成区画を含んでいる。以下に述べる冷凍装置の構
成要素を収容するため第６図に示す如きキヤビネ
ツトの底部後部には別の区画が設けられている。

１つの望ましい実施態様における各接近用パネ
ルと同様に、主キヤビネツト部１２は射出成形さ
れたプラスチツクから作られる。冷却効率を向上
させるため本装置および接近用パネル内部に断熱
処理を施してもよい。射出成型したプラスチツク
のキヤビネツトは、必要に応じて適当な目立つロ
ゴタイプを用いてホツト・スタンプその他の方法
で装飾を施すこともできる。

本発明のキヤビネツトはまた、シロツプ供給区
画およ混合ノズルの下方に開いた凹部内に配置さ
れた従来周知の形態の滴下トレー２０が設けられ
ている。このキヤビネツトにはまた、キヤビネツ
トの前縁部の下方中心部に配置された１個の垂直
方向の調整自在な前脚部２６と、キヤビネツトの
後縁部全体に沿つて延在する後部支持ブラケツト
即ち脚部２８とが設けられている。この支持構造
部は本発明のキヤビネツトの調節性および安定性
を助けるものである。

更に詳細に以下に説明するように、Ｕ字型の冷
却ブラケツト４８が第８図に示すようにシロツプ
供給区画３４に設けてもよい。このブラケツトは
どんな熱の良導体から形成してもよく、またこれ
は３つのシロツプのパツケージSPの周囲を囲繞
する。第１１図に関して更に詳細に説明するよう
に、水の貯溜部WR内に配置された蒸発コイルＣ
の一部は、シロツプのパツケージSP内部のシロ
ツプの冷却を助けるため冷却ブラケツト４８の背
部でこれと直接接触して通過する。

本発明の望ましい実施態様の機械的な冷凍装置
の構成要素の構成ならびにこれまで接着しなかつ
た他の機械的な構成要素は第６図に示される。こ
の冷凍装置のコンプレツサはCPで示され、本発
明の供給装置の炭酸化区画の真下に配置されてい
る。循環用フアンＦもまた、熱い空気を供給装置
のキヤビネツトから排出するため水の貯溜部WR
の真下に配置されている。冷凍装置の蒸発器は第
６図には示さないが、第５図の平面図において水
の貯溜部WRの底部にある如く見える。水ポンプ
WPはキヤビネツト内部で前記フアンＦの真下に
配置されている。第１１図に関して以下において
更に明らかなように、この水ポンプWPは水を水
貯溜部WRから必要に応じて炭酸化タンクCT内
に圧送するため設けられている。本発明の分配装
置の操作を行なうための電気的制御装置が第６図
に示すように循環用フアンＦの真下の筐体CB内
に収容されている。

（水の供給、炭酸化および冷凍装置）本発明の水供給装置、炭酸化装置および冷凍装
置は第１１図の略図に示されている。水貯溜部
WRは、筐体CB内部のプローブIP、MP、COお
よび適当な電気的な制御装置の管理下で、必要に
応じて貯溜部から炭酸化タンクに対して水を圧送
するため水ポンプWPを介して炭酸化タンクCT
に対して接続されている。即ち、電力を投入する
と、水ポンプWPは通常水を水貯溜部WRから炭
酸化タンクCTに圧送する。しかし、もし水の水
位がプローブMPの最低レベルより低くなると、
制御箱CB内に設けられた電気回路が水ポンプWP
を遮断し、水貯溜部WRの再充填の必要を信号す
る指示灯５８を点灯する。

水貯溜部WRおよび炭酸化タンクCT内のプロ
ーブIPはその壁面上の氷の形成を検出し、これが
予め定めた厚さを超えてプローブIPを覆う時、制
御箱CBおよび制御回線６４を介してコンプレツ
サCPを遮断する。水貯溜部WRおよび炭酸化タン
クCT内のプローブCOはプローブIPおよびMPの
相方の回路に対する共通結線または接地線に過ぎ
ない。

炭酸化タンクCTはまた、その内部に存在する
水のレベルに従つて水ポンプWPの運転を開始ま
たは停止するため別の対のプローブ６６および６
８を有する。即ち、水のレベルがプローブ６６よ
りも下方に下る時、水ポンプWPは始動して炭酸
化タンクCTを充填し、またこれがプローブ６８
の位置における最高ベルに達すると、回線５０を
介して制御箱CB内の制御回路において信号が生
成されて水ポンプWPを遮断する。これにより、
水貯溜部WRおよび炭酸化タンクCT内部の各プ
ローブは全て、回線６４を介して水ポンプWPま
たは冷凍コンプレツサCPの始動遮断のいずれか
を行なうため、制御箱CB内の電気的制御回路を
介して接続される。

炭酸化タンクCT内に水が存在する時、このタ
ンクは管路５２からの水および炭酸化タンクCT
内の管路５６からのCO₂を混合することにより、
また炭酸水を出口管路５４を介して供給弁組立体
１８に対して供給することにより従来周知の方法
で作動し、この組立体において炭酸水はシロツプ
のパツケージSPからのシロツプと混合される。

第１１図において更に示すように、機械的な冷
凍装置は、冷凍ループ内に接続されたコンプレツ
サCP、蒸発器Ｃおよび冷凍凝縮機３２を含む。
この蒸発器Ｃは水貯溜部WRと接触する位置関係
に配置されて、炭酸化装置に対して圧送される水
を直接冷却する。図示の如く、蒸発器Ｃの一部即
ち部分６０は冷却のため炭酸化タンクCTの周囲
を囲繞する。更に、蒸発器Ｃの別の部分６２はシ
ロツプのパツケージSPの内容物を冷却するため
同パツケージの３つの側面を包囲する冷却ブラケ
ツト４８と直接接触するようそのすぐ後を通過す
る。このため、本発明の機械的冷凍装置は、混合
ノズル２２内部の構成要素の混合作用に先立つ
て、供給すべき後混合清涼飲料の必要成分の全て
と熱交換関係に置かれる。このため、混合済み清
涼飲料は、滴下トレー２０上に静置するコツプま
たは容器内に制御可能な適当な温度で供給される
ことを保証する。

別の実施態様においては、第１１図の冷凍装
置、特に冷却ブラケツト４８と関連する蒸発コイ
ルＣの部分６０と６２とにより達成された熱交換
関係は、炭酸化タンクおよびシロツプのパツケー
ジと同じ形態で接触するための特に設計された冷
却板と組合せた熱電冷却装置の使用によつて達成
可能である。この熱電冷凍装置の実施態様は第１
２Ａ図および第１２Ｂ図に示される。

第１２Ａ図においては、関連した冷却板７６を
有する熱電モジユール７２を全体的に示してい
る。冷却板７６は、水貯溜部WRおよびシロツプ
のパツケージSPを収容するシロツプ供給区画を
囲繞するような形態となつている。このため、水
貯溜部WRおよびシロツプのパツケージSPの相方
は冷却板７６により直接冷却される。また第１２
Ａ図に示されているのは、熱電モジユール７２の
底部のヒート・シンク７０および分配装置キヤビ
ネツトから熱を排除するための関連したフアン７
４である。

第１２Ｂ図においては、これもまた冷却板７６
の一部と直接接触するように水貯溜部WRに対し
て並置された炭酸化タンクCTが示される。この
ため、炭酸化タンクCTもまた冷却板７６と熱電
達関係にあり、これにより直接冷却される。従つ
て、本分配装置は水貯溜部とシロツプのパツケー
ジと炭酸化タンクCTをそれぞれ収容する３つの
並置された区画を有し、これらは全て冷却板７６
と直接的な熱伝達関係にある。このように、本発
明の機械的な冷凍装置における如く、水貯溜部、
炭酸化タンクおよびシロツプのパツケージSPは
全て冷凍装置により直接冷却されて適当に冷却さ
れた後混合炭酸飲料を提供するのである。

本発明の炭酸飲料分配装置の筐体および諸装置
の構成要素の望ましい実施態様について本文に記
載したが、本発明の主旨および範囲から逸脱する
ことなく当業者によれば着想可能な多くの変更が
可能であることを理解すべきである。

例えば、筐体の各区画の構成は本発明の主旨お
よび範囲内で変更が可能である。全部、後部、側
部および底部壁面の用語は、本文においては、単
に図面に示された如き各構成部分の相対的な位置
を規定するため望ましい実施態様の記述の目的の
ために使用されるもので、筐体はその前部および
後部が側面となるよう、あるいはその反対になる
ように回転することも可能であることが認識され
よう。更に、キヤビネツトの接近用パネルは本発
明の主旨の範囲内で僅かに変更可能である。例え
ば、パネルの数を減少するため、共通のパネルを
用いて隣接する構成要素の区画を覆うこともでき
るのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の後混合炭酸飲料分配装置を示
す正面図、第２図は第１図の後混合炭酸飲料分配
装置を示す左側面図、第３図は第１図の後混合炭
酸飲料分配装置を示す右側面図、第４図は第１図
の後混合炭酸飲料分配装置の背面図、第５図は後
混合炭酸飲料分配装置の各構成要素部分を収容す
る各区画を示すため頂部の接近パネルを取外した
状態の第１図の後混合炭酸飲料分配装置を示す平
面図、第６図は後部パネルを取外した状態の第１
図の供給装置を示す背面図、第７図は本発明の水
装入用シユートを露呈するため第１図の分配装置
のキヤビネツトの前部接近用パネルを開被位置に
ずらした状態を示す前方斜視図、第８図は本発明
の水装入用シユートおよびシロツプ供給区画の双
方を開被するため前部接近パネルを完全に取外し
た状態を示す前方斜視図、第９図は第１図の分配
装置のキヤビネツトのCO₂供給区画を示す前方斜
視図、第１０図は本発明の分配装置の炭酸化区画
と水貯溜部を開被する頂部接近パネルを示す底面
斜視図、第１１図は本発明の機械的な冷凍装置を
示す略図、および第１２Ａ図および第１２Ｂ図は
熱電冷却素子の使用ができる本発明の冷凍装置の
一実施例の一部を示す断面図である。１０……後混合炭酸飲料分配装置、１２……主
キヤビネツト部、１４……前部接近パネル、１６
……頂部接近用パネル１６Ａ……掛具、１８……
供給弁組立体、２０……滴下トレー、２２……混
合ノズル、３０……接近用パネル、３２……冷凍
凝縮機、３４……シロツプ供給区画、３６……ソ
ケツト、３８……炭酸化区画、４０……CO₂供給
区画、４２……CO₂シリンダ、４４……CO₂調整
弁組立体、４６……接近用パネル、４８……冷却
ブラケツト、５８……指示灯、６６，６８……プ
ローブ、７０……ヒート・シンク、７２……熱電
モジユール、７４……フアン、７６……冷却板、
WR……水貯溜部、WP……水ポンプ、CT……炭
酸化タンク、CB……制御箱、Ｃ……蒸発器（コ
イル）、IP，MP，CO……プローブ。

Claims

【特許請求の範囲】１ａキヤビネツトの外側からキヤビネツトの
内側へ接近するための複数の閉止可能な開口を
持つキヤビネツト、このキヤビネツトは前壁、
頂壁、側壁、背壁および底壁を有しており；ｂ該キヤビネツトの外側から頂壁内の該開口の
１つを通して接近可能でありそれによつて該キ
ヤビネツトから水貯留槽を移動させることなく
該水貯留槽中に該頂壁内の該１つの開口を通じ
て水を手で注入することができる、該キヤビネ
ツト内に収容された該水貯留槽；ｃ該前壁に隣接する位置で該キヤビネツト内に
取付けられそして該水貯留槽から離間されてお
り、しかも該開口の１つを通して該キヤビネツ
トの外側から接近可能なCO₂容器；ｄ該CO₂容器からのCO₂と該水貯留槽からの水
の受け取りによつて炭酸水を製造するため、該
水貯留槽と該CO₂容器から離れてしかも流体結
合している位置で該キヤビネツト内に収容され
た炭酸化器；ｅ該前壁に隣接する場所で、該開口の１つを通
して該キヤビネツト内に取付けられている移動
可能なシロツプパツケージ；ｆ該キヤビネツトの外側へ伸びている分配部を
有し、そしてバルブを操作することによつて該
分配部を通して、シロツプと炭酸水の混合物を
分配するため、該シロツプパツケージと該炭酸
化器に流体結合している、該バルブ；およびｇ該キヤビネツト内に配置された、独立完備し
た冷凍装置；を含有することを特徴とする、カウンター上で使
用するための独立完備した、移動可能な、後混合
炭酸飲料分配装置。２該水貯留槽は該キヤビネツトの該背壁に隣接
して配置されておりそして導管が該水貯留槽を該
前壁に隣接する入口開口へ結合している特許請求
の範囲第１項に記載の装置。３該導管が該入口開口から該水貯留槽へ向つて
下方へ傾斜している特許請求の範囲第２項に記載
の装置。４該フレーバー濃縮物容器の３つが該前壁に隣
接して配置されている特許請求の範囲第１項に記
載の装置。５該フレーバー濃縮物容器は実質的に平坦な側
壁を有しておりそして該分配場所の上方で該前壁
に平行に、相互に横の位置で支持されている特許
請求の範囲第４項に記載の装置。６該分配場所は各フレーバー濃縮物容器のため
のバルブ組立と各バルブ組立のための分配用ノズ
ルとを包含している特許請求の範囲第１項に記載
の装置。７該分配場所は各フレーバー濃縮物容器のため
のバルブ組立と各バルブ組立のための分配用ノズ
ルとを包含している特許請求の範囲第５項に記載
の装置。８該分配場所は、該フレーバー濃縮物容器の下
方で該前壁内に、該分配用ノズルがそこへ伸びて
いる凹みと、飲料用容器が炭酸飲料で充填される
ために該凹みの底部に支持面とを有している特許
請求の範囲第７項に記載の装置。９該少くとも１つのCO₂シリンダーの放出端を
受け取るため、該前壁に隣接する少くとも１つの
上方へ向いたソケツトをさらに有する特許請求の
範囲第１項に記載の装置。１０該独立完備した冷凍装置がコンプレツサ
ー、凝縮器、および蒸発器コイルを包含し、そして該蒸発器コイルは該水を冷却す
るため該水貯留槽と接触して配置された主要部、
該炭酸化タンクと熱交換の関係にある第２の部分
および濃縮物容器と熱交換の関係にある第３の部
分を有している特許請求の範囲第１項に記載の装
置。