JPS6246079Y2 - - Google Patents

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JPS6246079Y2
JPS6246079Y2 JP3887182U JP3887182U JPS6246079Y2 JP S6246079 Y2 JPS6246079 Y2 JP S6246079Y2 JP 3887182 U JP3887182 U JP 3887182U JP 3887182 U JP3887182 U JP 3887182U JP S6246079 Y2 JPS6246079 Y2 JP S6246079Y2
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tank
liquid
pipe
saturated
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、飽和液をタンクからポンプで排出す
る際に、ポンプにガスが入らないようにした冷却
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
飽和液をタンクからポンプにより移送するため
の従来装置は第1図に示され、図中aは上部に飽
和液供給管c、ガス抜管eが接続されたタンク、
bはポンプ、gはタンクaの飽和液dを払出して
ポンプbへ吸込ませるための飽和液払出管であ
る。
上記従来装置では、運転時には、例えば飽和液
供給管cから飽和液をタンクaへ供給しつつ、タ
ンクaからは、飽和液供給管cからタンクaへ供
給される飽和液流量と略同流量の飽和液をポンプ
bへ送り、ポンプbにより加圧して需要先へ送る
ようにしている。このように、飽和液供給管cか
らタンクaへ送る飽和液流量とポンプbから吐出
される飽和液流量を略同じにするのはタンクa内
の飽和液dの液面高さを略一定に保持して圧力変
化を少なくし、飽和液dの一部がガス化するのを
防止するためである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記従来装置では、ポンプbの起動時
に、飽和液供給管cからタンクaへの飽和液供給
管開始がポンプbの起動よりも時間的に遅れた場
合には、タンクa内の飽和液dがポンプbへ吸引
開始されることにより、タンクa内の飽和液の液
面、換言すれば圧力が大幅低下し、飽和液の一部
がガス化する。このガスはポンプbに入つてキヤ
ビテーシヨンが生じ、従つて、ポンプbの運転を
継続することができなくなる虞れがある。又定常
運転中に何等かの原因で飽和液供給管cからの飽
和液の供給が停止した場合にも、タンクa内の飽
和液の液面すなわち圧力が大幅に低下し、この場
合も飽和液の一部がガス化してポンプbに入り、
キヤビテーシヨンを起こし、ポンプbの運転に支
障を来たす虞れがある。
本考案は、斯かる観点に鑑み、飽和液をポンプ
で移送する際にタンク内飽和液の圧力や液面高さ
が大きく低下しても飽和液のガス化を防止してポ
ンプにガスが入らないようにし、ポンプによる飽
和液の移送を円滑に行い得るようにすることを目
的としたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上部に飽和液供給管とガス抜管が接
続され飽和液供給管から供給された飽和液を収納
すると共に内部で発生したガスをガス抜管から外
部へ抜き得るようにしたタンクと、一端がタンク
下部に接続されると共に中途部がタンク下方所要
位置に配設したポンプに接続されタンクから排出
された飽和液をポンプで加圧して送り得るように
した飽和液払出管を備えたタンク設備において、
前記飽和液払出管のポンプ上流側中途部に該払出
管外周を包囲するよう設けられたサブクーラと、
一端がタンク下部に接続されると共に他端がサブ
クーラ入口部に接続され前記タンク内の飽和液を
サブクーラ内へ導入し得るようにした飽和液導入
管と、一端がサブクーラ出口部に接続されサブク
ーラで前記飽和液払出管を送られて来た飽和液を
冷却した後の、飽和液と同一物質のガス液混合体
或いはガスから成る流体を排出する流体排出管
と、前記タンク内飽和液の圧力を検出し得る圧力
検出器若しくはタンク内飽和液の液面高さを検出
し得る液面検出器と、前記飽和液導入管の中途部
に接続され前記圧力検出器若しくは液面検出器で
検出された飽和液の圧力若しくは液面高さが所定
の圧力若しくは液面高さよりも低下した場合に開
く調節弁を設けたものである。
〔作 用〕
ポンプ運転時には、圧力検出器若しくは液面検
出器によりタンク内飽和液の圧力若しくは液面高
さが検出され、所定の圧力若しくは液面高さより
も低い場合には、圧力検出器若しくは液面検出器
より調節弁に指令信号が与えられ、タンク内の飽
和液は飽和液導入管からサブクーラへ送られ、サ
ブクーラではタンクから飽和液払出管を送られて
来た飽和液が冷却され、該飽和液は内部にガスが
混入しない状態でポンプへ吸込まれて吐出され、
サブクーラで飽和液を冷却した後の飽和液と同一
物質のガス液混合体或いはガスから成る流体はサ
ブクーラから流体排出管へ排出される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第2図及び第3図は本考案の一実施例である。
上部に飽和液供給管11とガス抜管12が接続
されたタンク1の下方所要位置に、吸入側に所定
のヘツド圧が掛かるよう飽和液払出管2を介して
ポンプ3を接続し、該ポンプ3から吐出された飽
和液4を飽和液払出管5から次工程へ移送し得る
ようにし、飽和液払出管2の途中にサブクーラ6
を配設する。
サブクーラ6は、例えば、断面形状円形で側面
形状がL字型の筒状の本体6aを備え、該本体6
aの内部に飽和液払出管2をL字状に折曲げて挿
通し、本体6aの垂直部上端及び水平部側端に、
蓋板6a,6cを固着し、本体6aの水平部側端
近傍には、飽和液導入用の入口短管6dを、又垂
直部上端には、飽和液と同一物質のガス液混合体
若しくはガスから成る流体排出用の出口短管6e
を、夫々固着する。サブクーラ6は本実施例のよ
うに、筒状の本体6a内に飽和液払出管2を挿通
させただけの構造でも良いが、本体6a内に邪魔
板を設けて熱交換効率が向上するようにしても良
い。又従来公知の熱交換器ならどのようなもので
も使用できる。
タンク1の下面に、サブクーラ6の本体6a内
へ飽和液を導入し得るようにした飽和液導入管7
の一端を接続し、該飽和液導入管7の他端をサブ
クーラ6の本体6aに設けた入口短管6dに接続
し、サブクーラ6の本体6aに設けた出口短管6
eにサブクーラ6の本体6aから飽和液と同一物
質のガス液混合体若しくはガスから成る流体を導
出する流体排出管8を接続し、前記飽和液導入管
7の途中に調節弁9を接続し、該調節弁9をタン
ク1に設けた圧力検出器10で検出された圧力信
号により開閉させ得るようにする。
次に、上記実施例に使用する飽和液について説
明する。例えば、液体を、上部に空間が生じる密
封容器に収納して所定の温度に保持すると、最初
は液体が蒸発してガスとなり容器上部空間にたま
り、該空間部はガスにより徐々に圧力が高くな
る。しかるに、容器内空間部が一定の圧力に達す
ると、それ以後は温度が変化せずに一定なら、液
体は蒸発しなくなり、平衡状態になる。このよう
に、ガスが同一物質の液体と平衡で共存するとき
のガスの圧力を飽和蒸気圧といい、平衡状態にあ
る液体と飽和蒸気とは常に一義的関係にある圧力
と温度とを共有している。しかして、タンク1内
のガス圧力が飽和蒸気圧にある飽和蒸気と共存し
ている液体を飽和液という。飽和液は、タンク1
内の圧力が下ると、液温も下り、温度により定ま
る量のガスが液体から蒸発するという性質があ
る。
次に、本考案の作用について説明する。
タンク1内の飽和液4は飽和液払出管2からポ
ンプ3に吸込まれ、ポンプ3で加圧されて飽和液
払出管5から下流の需要先へ移送される。而し
て、定常運転が順調に行われている場合のよう
に、飽和液供給管11からタンク1内へ供給され
る飽和液の単位時間当りの流量とタンク1から飽
和液払出管2へ排出される飽和液の単位時間当り
の流量が略等しい場合には、タンク1内の飽和液
の圧力は略一定に保持されているため、飽和液の
ガス化が生じてもわずかであり、従つて、タンク
1内で発生したガスはガス抜管12を経て外部へ
排出される。この場合圧力検出器10で検出され
た圧力は、予め圧力検出器10に設定された圧力
よりも高いため、換言すればタンク1内の圧力低
下量が少ないため、圧力検出器10から調節弁9
へ指令信号は与えられず、調節弁9は閉じられた
ままであり、飽和液払出管2を流下する飽和液4
の冷却は行われない。しかも、上述のようにタン
ク1内で飽和液4が蒸発して発生したガスはガス
抜管12から外部へ排出されるため、ポンプ3に
吸込まれる飽和液4にはガスが混入しない。従つ
て、ポンプ3では飽和液4に混入するガスによる
キヤビテーシヨンは生じず、ポンプ3の運転には
何等支障が生じない。
例えば、ポンプ3起動時には、タンク1内の飽
和液4がポンプ3に吸込まれることにより、タン
ク1内の圧力が大幅に低下することがあり、又定
常運転時でも、飽和液供給管11からの飽和液の
供給が管11に設けたポンプの故障等で送液不能
になるとタンク1内の圧力が大幅に低下する。こ
の場合、タンク1内の飽和液或いは飽和液払出管
2内の飽和液は、圧力の低下により、上述のよう
に一部ガス化し、気泡となつて飽和液払出管2か
らポンプ3へ吸込まれる虞れがある。而して、ポ
ンプ3に吸込まれた飽和液中の気泡は、飽和液が
ポンプ3により加圧される際にポンプ3により加
圧され、これによつ気泡中のガスは飽和液内を浮
上してポンプ3のケーシング内面やポンプ3の翼
にぶつかり、このため、ポンプ3にはキヤビテー
シヨンが生じ、以降のポンプ3の運転に支障を来
たす。従つて、タンク1内の圧力が減少してもポ
ンプ3の運転が支障なく行われるよう次のような
制御が行われる。
すなわち、圧力検出器10によつて検出された
タンク1内の飽和液の圧力が圧力検出器10に予
め設定された圧力よりも低下した場合には、圧力
検出器10から指令信号が調節弁9に与えられ、
調節弁9は指令信号に対応して開く。このため、
タンク1の飽和液4の一部は、飽和液導入管7か
らサブクーラ6の本体6a内へ入口短管6dを通
つて送られるが、調節弁9の下流側では、調節弁
9の圧力損失により飽和液導入管7内の飽和液の
圧力が低下するため、該飽和液はタンク1内の飽
和液4よりも低温となつてサブクーラ6の本体6
a内へ送られる。
一方、タンク1から飽和液払出管2へ排出され
た飽和液には、タンク1内の飽和液4の圧力が掛
かつており、圧力は低下していないため、その温
度も飽和液導入管7からサブクーラ6の本体6a
内へ導入された飽和液よりも高い状態であり、従
つて飽和液払出管2内の飽和液は、飽和液導入管
7からサブクーラ6の本体6a内へ供給され該本
体6a内を上方の出口短管6eに向つて流れる飽
和液により冷却され、温度が低下する。従つて飽
和液中にガスが発生しないため、ポンプ3にはキ
ヤビテーシヨンが生ずることはなく、ポンプ3の
連続運転が可能となる。
サブクーラ6の本体6a内へ飽和液導入管7を
介して供給された飽和液は、飽和液払出管2を送
られる飽和液と熱交換して加熱され、ガス液混合
体或いはガスとなり、流体として流体排出管8へ
導出される。この流体は、飽和液の種類にもよる
が、すてても良いし、或いは後工程で所定の処理
をして需要先へ送るようにしても良い。ただし、
流体排出管8中の流体の処置としてはこれに限ら
れるものではない。
第4図は本考案の他の実施例で、前記実施例で
は、タンク1内の圧力を圧力検出器で検出してい
るのに対し本実施例では、液面検出器13を用い
液面を検出している。本実施例の場合、タンク1
内の液面高さが、液面検出器13に予め設定され
た液面高さよりも低くなつた場合には、液面検出
器13から調節弁9に指令信号が与えられて調節
弁9が開き、上述と同様にして調節弁9を通りサ
ブクーラ6の本体6a内に供給された飽和液によ
り飽和液払出管2を流れる飽和液の冷却が行われ
る。第4図中第2図に示す符号と同一の符号のも
のは同一のものを示す。
なお、本考案は上述の実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で
種々変更を加え得ることは勿論である。
〔考案の効果〕
本考案のタンク設備における冷却装置によれ
ば、タンクからポンプへ至る飽和液払出管にサブ
クーラを設け、タンクの圧力若しくは液面高さが
所定量以上低下した場合に前記飽和液払出管の飽
和液を冷却して温度を低下させているためガスの
発生を防止でき、従つてポンプ内にガスが混入す
ることなく、ポンプの連続運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の説明図、第2図は本考案の一
実施例の説明図、第3図は第2図の方向矢視
図、第4図は本考案の他の実施例の説明図であ
る。 図中1はタンク、2は飽和液払出管、3はポン
プ、4は飽和液、5は飽和液払出管、6はサブク
ーラ、7は飽和液導入管、8は流体排出管、9は
調節弁、10は圧力検出器、13は液面検出器を
示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部に飽和液供給管とガス抜管が接続され飽和
    液供給管から供給された飽和液を収納すると共に
    内部で発生したガスをガス抜管から外部へ抜き得
    るようにしたタンクと、一端がタンク下部に接続
    されると共に中途部がタンク下方所要位置に配設
    したポンプに接続されタンクから排出された飽和
    液をポンプで加圧して送り得るようにした飽和液
    払出管を備えたタンク設備において、前記飽和液
    払出管のポンプ上流側中途部に該払出管外周を包
    囲するよう設けられたサブクーラと、一端がタン
    ク下部に接続されると共に他端がサブクーラ入口
    部に接続され前記タンク内の飽和液をサブクーラ
    内へ導入し得るようにした飽和液導入管と、一端
    がサブクーラ出口部に接続されサブクーラで前記
    飽和液払出管を送られて来た飽和液を冷却した後
    の、飽和液と同一物質のガス液混合体或いはガス
    から成る流体を排出する流体排出管と、前記タン
    ク内飽和液の圧力を検出し得る圧力検出器若しく
    はタンク内飽和液の液面高さを検出し得る液面検
    出器と、前記飽和液導入管の中途部に接続され前
    記圧力検出器若しくは液面検出器で検出された飽
    和液の圧力若しくは液面高さが所定の圧力若しく
    は液面高さよりも低下した場合に開く調節弁を設
    けたことを特徴とするタンク設備における冷却装
    置。
JP3887182U 1982-03-19 1982-03-19 タンク設備における冷却装置 Granted JPS58142497U (ja)

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JPS58142497U JPS58142497U (ja) 1983-09-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE3300297C2 (de) * 1983-01-07 1986-07-10 Danfoss A/S, Nordborg Vorrichtung zum Fördern von Flüssiggas

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JPS58142497U (ja) 1983-09-26

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