JPS6245795A

JPS6245795A - 化粧シ−トの製造方法

Info

Publication number: JPS6245795A
Application number: JP18504285A
Authority: JP
Inventors: 修加藤; 修三水野
Original assignee: NIPPON DEKOOLE KK
Current assignee: NIPPON DEKOOLE KK
Priority date: 1985-08-24
Filing date: 1985-08-24
Publication date: 1987-02-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（技術分野）本発明は化粧シートの製造方法に関し、特に各種の基材
に加熱、加圧することにより一体化することができる化
粧シートの製造方法に関する。

（従来技術）合板、バーチクルボード、ハードボード、ファイバーボ
ードなどの木質機材、石綿スレート板、珪酸カルシウム
板、パルプセメント板等の無機質基材、鋼板、アルミ板
等の金属基材およびプラスチック基材等の各種基材に接
着され、その表面に化粧効果を現わす化粧シートは、従
来、各種の接着方法によりこれらの基材に接着されてき
たが、従来の代表的な接着方法としては、化粧紙の裏面
にロールコータなどによりエマルジョン系の接着剤を塗
布するかあるいは基材の表面にスプレッダなどで接着剤
を塗布する、いわゆるウェット方式が採用されてきた。

また、他の方法として、ホットメルトコータやエクスト
ルジョンコータで化粧紙の裏面に熱化塑性性樹脂の被膜
を形成し、これを加熱・加圧することによって基材に接
着するドライ方式が採用されてきた。

これら２つの方式のうち、いわゆるウェット方式は、接
着材に水または溶剤を添加して使用することから、得ら
れた化粧シートにしわや膨れを生じやすく、また特に木
質系の基材ではいわゆる目やせ、ホモダクなどの現象が
顕著に生じるという欠点がある。また、いわゆるドライ
方式によれば、ウェット方式における前記の欠点はほぼ
解消されるものの、接着剤が熱可塑性であることにより
加熱、加圧に際して可逆的に溶融し、耐熱性や硬度に欠
け、また基材の選択に制限が加わるという欠点がある。

（目的）従って、本発明の目的は、従来の接着方法の欠点を解消
することにあり、従来のウェット方式による目やせやホ
モダクを生ぜず、また、従来のドライ方式によっては得
られない高い耐熱性と硬度を備えた高品位化耕板の製造
に供しうる化粧シートの製造方法を提供することにある
。

（構成）本発明に係る化粧シートの製造方法は、プレコート紙の
裏面に熱硬化性接着剤樹脂の溶液を塗布し、これが半硬
化するまで加熱することを特徴とする６本発明によれば
；接着剤として熱硬化性樹脂を用い、これを溶液状態で
塗布するために、広範囲な接着材料を選択することが可
能となる。

（実施例）第１図に示すように、給紙ロールｌｏにはモノカラーお
よび任意の図柄模様が印刷され且つ熱硬化性樹脂の保護
層が表面に被覆されたプレコート紙、すなわち、化粧シ
ート材料が巻かれている。

ロール１０から複数のガイドロール１２を経て供給され
るプレコート紙１４は、熱硬化性接着剤樹脂溶液１６が
貯えられたトレイ１８中で駆動回転されるグラビアロー
ル２０と加圧ロール２２どの間に案内され、ここでプレ
コート紙１４はその裏面に接着剤を塗布される。その後
、複数のガイドロール２４を経て乾燥炉２６中に案内さ
れ、ここでその後の巻き取りに支障のない程度の半硬化
状態となるまで、加熱乾燥される。さらに、その後、複
数のガイドロール２８を経て巻き取りロール３０に巻き
取られる。

図示の例は、グラビアコータによる熱硬化性接着剤樹脂
のプレコート紙への塗布例を示すが、これに代えてロー
ルコータ、キスコータ、コンマコータ、ナイフコータ、
バーコータなどの塗布設備によって塗布することもでき
る。

熱硬化性接着剤樹脂としては、アクリル系、ウレタン系
、エポキシ系、メラミン系、不飽和ポリエステル系、尿
素系、グアナミン系、ジアリルフタレート系など種々の
熱硬化性樹脂から選択することができる。これらの接着
剤には、硬化剤を必要としない自己架橋型のものも含ま
れている。これらの樹脂の溶液をプレコート紙の裏面に
塗布し、乾燥してプレキュア状態の接着剤樹脂層をプレ
コート紙裏面に形成させるが、その際の樹脂６には、乾
燥状態で約５〜１００ｇ／ｍ２が望ましく、また、半硬
化のための乾燥温度は室温から２００℃程度の範囲内に
あることが好ましい。樹脂量および乾燥加熱温度は、使
用する接着剤のタイプ、塗布量、接着される基材によっ
て適宜に設定する。

プレコート紙の裏面に熱硬化性接着剤樹脂の溶液を塗布
し、これが半硬化するまで加熱して得た化粧シートは、
その使用時、任意の基材に重ね合わせ、熱硬化性樹脂の
硬化温度付近まで加熱しかつ加圧することにより、接着
剤樹脂は完全に硬化し、基材に圧着し、こうして冷却よ
うな付加的な工程を要することなく、強固な接着が得ら
れる。

次に、本発明の方法による化粧シートおよびこれを使用
して得た化粧板の具体的な数例を示す。

例１化粧板用の、薄葉紙と称されるひょう量３０ｇ／　ｍ　
２の原紙に、グラビア印刷により木目柄を印刷し、その
後ウレタン樹脂をグラビアコートにより塗布したプレコ
ート紙の裏面に、リバースロールコータにより自己架橋
型アクリルエマルジョンを乾燥状態で２５　ｇ　／　ｍ
　２を塗布して化粧シートを製造した。その後、この化
粧シートを、ホットプレス中で、１４０℃、６０秒、５
ｋｇ／ｃｍ２条件で、基材たるラワン合板に貼合したと
ころ、表面が非常に平滑で且つ硬い化粧板を得た。

例２１ｉｊ記例１のアクリルエマルジョンにチタンホワイト
顔料を樹脂固形分に対し重量比で２倍の量添加し、前記
と同じ条件で塗布して得た化粧シートを前記と同じ条件
で基材に貼合して得た化粧シート板は平面が平滑で硬度
のみならず隠蔽度の高い化粧合板を得た。

例３ひょう量６０ｇ／ｒｎ’の建材用原紙に、グラビア印刷
により、アイポリ−のウレタンエナメルインキでべた印
刷を行ない、その上層に耐摩耗性の高いウレタン樹脂を
乾燥状態で２０ｇ／ｒｒｆ塗布して得たプレコート紙の
裏面に、ウレタン変性エポキシをグラビアコートにより
乾燥状態で２５　ｇ／ｍ？塗布して化粧シートを製造し
、これをパーチクルボードにホットプレス中で、１２０
’０．６０秒、１０ｋｇ／ｃｍ２の条件で貼合したとこ
ろ、非常に平滑な塗装調の化粧板を得た。この化粧板は
、ＪＩＳ−ＦＷの規格に適合するグレードであった。

【図面の簡単な説明】

図面は、グラビアコｉりにより本発明に従ってプレコー
ト紙の裏面に熱硬化性樹脂接着剤を塗布し、その後半硬
化状態に加熱乾燥する実施例を示す概略図である。１０・赤・プレコート紙供給ロール、１２．２４，２８・・番ガイドロール、１６・−・熱硬
化性接着樹脂溶液、２０・＋１拳グラビアロール、２２φΦ曇加圧ロール、２６・・争乾爆炉、３０・−・化粧シート巻き取りロール。代理人　弁理士　松　永　宣　行ｔｏ　　　　　Ｉｔ）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）プレコート紙の裏面に熱硬化性接着剤樹脂の溶液
を塗布し、これが半硬化するまで加熱することを含む、
化粧シートの製造方法。
（２）前記熱硬化性接着剤樹脂はアクリク系、ウレタン
系、エポキシ系、メラミン系、不飽和ポリエステル系、
尿素系、グアナミン系またはジアリルフタレート系の樹
脂である、特許請求の範囲第（１）項記載の化粧シート
の製造方法。
（３）前記熱硬化性接着剤樹脂溶液は熱硬化性樹脂のモ
ノマー、オリゴマーまたはプレポリマの溶液である、特
許請求の範囲第（１）項記載の化粧シートの製造方法。
（４）前記熱硬化性接着剤樹脂溶液をロールコータ、グ
ラビアコータ、キスコータ、コンマコータ、ナイフコー
タまたはバーコータにより塗布する、特許請求の範囲第
（１）項記載の化粧シートの製造方法。
（５）前記プレコート紙の裏面に塗布され、半硬化した
樹脂の量は乾燥状態で約５〜１００ｇ／ｍ＾２である、
特許請求の範囲第（１）項記載の化粧シートの製造方法
。
（６）塗布された樹脂溶液を半硬化させる加熱温度は、
常温から２００℃までの間である、特許請求の範囲第（
１）項記載の化粧シートの製造方法。