JPS6245234A - 格納容器内自動点検システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、原子炉格納容器内に設置され、走行レールに
そって走行し、任意の点検対象物を点検し、その制御信
号、検出信号及び映像信号の点検車〜中央操作空間信号
通信をトロリーバスダクト及び集電子を介し、無線通信
方式にて行う格納容器内自動点検装置において、トロリ
ーバスダクトの周波数特性を、よりフラットに近いもの
とした、好適な信号通信を行う無線通信方式に関する。

〔発明の背景〕

原子炉格納器内などの厳しい環境下に設置され、点検対
象物を撮像しテレビモータへ画像信号を送出し、又、異
常音検出、放射線量検出、環境温度検出信号を中央操作
室へ送出する点検装置においては、その点検機能の強化
が要求されつつある。

特に、原子炉格納容器内では、その点検対象物は数多く
、又、挟隘であるため点検範囲は限られ、それに伴いテ
レビカメラを搭載した点検装置の台数は増加する。

そこで、空間を走行し、任意の点検対象物を１台のテレ
ビカメラで点検する点検装置が必要となり、それに伴う
移動性の向上及び操作性の向上をはかるため点検装置の
制御を行う好適な無線通信方式が必要となってくる。

従来技術では、ケーブルクランプ等を有した有線通信方
式を採用した自動式点検装置は見られる・しかしこの方
式では、点検範囲に制約を受は原子炉格納容器内に点在
する数多くの点検対象物を１台の点検装置で監視するこ
とは困難である。

又、無線通信方式による自動点検装置も見られる。第４
図に従来の自動点検装置における無線通信方式を示す。

点検車であるテレビカメラユニット１．コントロールユ
ニット２は、予め計画された点検ルートにより敷設され
た走行レール３にそって移動する。

点検車の駆動電源であるＡ　ｃ　Ｉｔ電源、ＤＣｔＣ電
源７行レール３に平行して敷設された。Ａｃ用トロリー
バスダクト４ａ、Ｄｃ用トロリーバスダクト４ｂに供給
され、給電用集電子５ａ、５ｂを介し点検車へ供給され
る。

制御信号８ａ、検出信号８ｂ及び映像信号８Ｃは、ＤＣ
用トロリーバスダクト４ｂを共用し、静電容量結合方式
による信号用集電子５Ｃ及び周波数分配器８を有し送受
信される。

トロリーバスダクト４ａ、４ｂの１端は、終端抵抗によ
り終端され、他の１端により駆動電源の供給及び各信号
の送受信を行う。

原子炉格納容器内自動点検装置では、監視機能の強化に
伴ない点検範囲をより広範囲にする必要があり、走行レ
ール３及びトロリーバスダクト４ａ、４ｈは長くなる傾
向にある。

しかしながら、従来の無線通信方式での周波数特性はト
ロリーバスダクト４ａ、４ｂの長さに異存し、トロリー
バスダクト４ａ、４ｂが長くなるにつれてレベル損失は
大きくなる。

それにより制御信号の誤り率は高くなり、又、映像信号
への影響を来たす結果となる。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、原子炉格納容器内自動点検装置で、そ
の制御を無線により行うシステムにおいて、その送受信
信号レベルへの影響を最小限におさえ、周波数特性をよ
りフラットに近いものとすることにより、移動性及び、
操作性の向上をはかることを目的とする無線通信方式を
提供するととにある。

〔発明の概要〕

本発明は、原子炉格納容器内に敷設された走行レールに
そってテレビカメラの各種検出器を搭載して走行する点
検車と、走行レールに平行して敷設された給電及び通信
用のトロリーバスダクトと・集電子を介して静電容量結
合による無線通信により、その制御を行う点検装置にお
いて、トロリーバスダクトの両端をコンピュータコント
ロールでき、可変抵抗器で終端し、トロリーバスダクト
の持つ周波数特性をトロリーバスダクトに分布して設け
た検出器によりオンラインで計算機処理して平担化する
制御装置を具備したことを特徴とするものである。

〔発明の実施例〕

第１図に、本発明である無線通信方式の概略構成を示す
。

まず、点検車の駆動電源であるＡＣ電源６゜ＤＣｉｌ源
７は、ＡＣ用トロリーバスダクト４ａＤＣ用トロリーバ
スダクト４ｂに給電され、給電用集電子を介し、それぞ
れ点検車へ供給される。

本無線通信方式は、ＤＣ用トロリーバスダクト４ｂを共
用し、信号通信用トロリーバスダクトとしても使用され
、信号用集電子との間で静電容量結合方式により、無線
通信され、周波数分配器８を介し、制御信号８ａ、検出
信号８ｂ及び、映像信号８ｃが送受信される。

第２図に、ＡＣ，ＤＣＭＩ電用集電子５ａ。

５ｂ及び、信号用集電子５Ｃの構造、各トロリーバスダ
クト４ａ、４ｂの構造及び、トロリーバスダクトと集電
子との結合方式を示す。

各トロリーバスダクト４ａ、４ｂは、角柱形の遮蔽材で
形成され、その内面、上部に信号線路４ｃが絶縁体を挟
み込む形で取付けられている。

ＡＣ電源用集電子５ａ及び、ＤＣ電源用集電子５ｂは、
その上部にカーボンブラシ５ｄが取付けられており、移
動滑車５ｆにより、トロリーバスダクト内を移動する。

又、信号線路４Ｃとカーボンブラシ５ｄは、常に接触し
た状態にあり、トロリーバスダクト上のどの位置からも
電源供給可能な様構成されている。

信号用集電子５ｃは、その上部に銅板５ｅが取付けられ
ており、移動滑車５ｂにより、トロリーバスダクト内を
移動する。

又、信号線路４Ｃと銅板５ｅの間には、ギャップがあり
静電容量結合方式により、無線信号通信が行われる。

又、信号用集電子として給電用集電子を使用しカーボン
ブラシを有し、接触方式による信号通信方式も考えられ
るが、集電子がトロリーバスダクト内を移動するため、
各信号への影響は大きく無線通信方式とする事が最も有
効な手段であると言える。

第３図に、本無線通信方式の詳細構成を示す。

信号通信用トロリーバスダクト内の銅板４Ｃ間の両端は
、可変終端抵抗９により、終端される。

この手段とする事により、信号線路中央から見ると、両
方向に終端された事になる。

ここで、実際の信号線路長をＬとすると、１端終端時は
、 １端終端時の線路長＝Ｌとなる。

両端終端時は。

両端終端時の線路長＝Ｌ／２となる・ つまり、実際の線路長りを中央部より、２分割し両方向
へ終端する事になるため、電気的線路長はＬ／２になる
。

上記手段を有することにより、１台の点検装置における
点検範囲を飛躍的に広範囲とし、その移動性及び、操作
性の向上を実現した。

又、銅板４ｃにより形成される信号線路上には周波数レ
ベルの検知を行うレベル検出器９ａが、周波数スペクト
ルを考慮した上での任意の点に設置され、常にその検出
信号３０１を、可変抵抗制御装置２０２へ送出する。

可変抵抗制御装置２０２では、その検出信号３０１を検
出信号入力部２０２ａに入力し、その情報を周波数レベ
ル演算部２０２ｂへ送出する。

周波数レベル演算部２０２ｂでは、信号線路の周波数特
性をフラットに近いものとすべく、可変終端抵抗９の抵
抗値を演算処理にて算出する。

つまり、信号線路固有の線路インピーダンスと整合のと
れた抵抗値を算出する。

算出された抵抗値は、可変終端抵抗駆動部９ｂの制御信
号として、制御信号出力部２０２ｃへ送出される。

制御信号出力部２０２ｃでは、その情報を受け、可変終
端抵抗駆動部９ｂのコントローラー２０１へ可変終端抵
抗コントロール信号３０２を送出する。

コントローラ２０１では、その信号を受は駆動信号２０
／ａを、可変終端抵抗駆動部９ｂへ送出し、抵抗値が設
定される。

さらに本無線通信方式では、上記効果を最大限に引き出
すため、制御信号８ａ、検出信号８ｂ。

及び映像信号８ｃ、各信号の外部送受信部をトロリーバ
スダクトの中心部に設置させた。

この手段を有し、トロリーバスダクト両端を終端する事
により得られる効果を最大限に利用する事が実現し、１
端終端時のレベル損失に対し、１／２のレベル損失にお
さえる事を可能とした。

以上の手段を有する事により、各信号のレベル損失によ
る影響を飛躍的に解消できた。

つまり、信号レベル損失に導びかれ発生する制御信号誤
動作、検出信号の信頼性低下、映像信号における同期信
号のずれによるシステムへの影響を解消する事により、
原子炉格納容器内自動点検装置において、点検範囲の広
範囲化による監視機能の強化、異常音検出、放射線量検
出、環境温度検出信号のより一層の信頼性向上、又、映
像信号においては、その信号の安定化に伴う画質向上、
さらには、高精細化装置等の適用をも可能とし、高解像
度化による画質向上をはかった。

〔発明の効果〕

本発明により、原子炉格納容器内に設置され、点検ルー
トにそって移動し、各種点検機器を１台のテレビカメラ
で監視し、その制御信号、各種検出信号及び映像信号を
無線通信方式により送受信を行う自動点検装置において
、そのトロリーバスダクト両端を終端する手段と、さら
にはその終端抵抗を可変とし可変終端抵抗制御装置、可
変駆動部コントローラー及び駆動部を有し、点検車移動
にともなう線路インピーダンスの変化を解消する手段と
、外部との送受信をトロリーバスダクトの中心点にて行
う手段を有し、信号レベル損失に伴う影響を解消し、そ
の点検範囲の広範囲化、信頼性の向上、及び、監視機能
の強化がはかられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の無線通信方式の概略構成
図、第２図は、トロリーバスダクト−集電子間の結合状
態説明図、第３図は、本発明である、無線通信方式の詳
細説明図、第４図は、原子炉格納容器内自動点検装置に
おける。従来の無線通信方式の全体概略構成図である。 ３・・・走行レール、４ｃ・・・信号線路、５ｃ・・・
信号用集電子、５ｆ・・・移動滑車、８・・・周波数分
配器。 ９ｂ・・・可変終端抵抗駆動部、９１・・・終端抵抗、
２０／ａ・・・駆動信号。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、原子炉格納容器内に敷設された走行レールにそって
   テレビカメラ等の各種検出を搭載して走行する点検車と
   、走行レールに平行して敷設された給電及び通信用のト
   ロリーバスダクトと、集電子を介して静電容量結合によ
   る無線通信により、その制御を行う点検装置において、
   トロリーバスダクトの両端をコンピュータコントロール
   できる可変抵抗器で終端し、トロリーバスダクトの持つ
   周波数特性をトロリーバスダクト分布して設けた検出器
   によりオンラインで計算機処理して平担化する制御装置
   を具備したことを特徴とする格納容器内自動点検システ
   ム。