JPS6245202Y2 - - Google Patents

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JPS6245202Y2
JPS6245202Y2 JP1985132767U JP13276785U JPS6245202Y2 JP S6245202 Y2 JPS6245202 Y2 JP S6245202Y2 JP 1985132767 U JP1985132767 U JP 1985132767U JP 13276785 U JP13276785 U JP 13276785U JP S6245202 Y2 JPS6245202 Y2 JP S6245202Y2
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JP
Japan
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signal
temperature
heater
level
alternating current
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JP1985132767U
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JPS6151516U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガスクロマトグラフの熱伝導度検出器
を収容した恒温槽に好適な恒温槽温度制御装置に
関するものである。
従来の熱伝導度検出器用恒温槽温度制御装置に
おいては、ヒータに交番電流を流しこのヒータか
ら発生する熱によつて温ためられる恒温槽の温度
を測温検出器にて検出し、設定温度との差が無く
なるように交番電流をオン・オフして恒温槽内の
温度を一定に保つようになつている。
しかし、この恒温槽内に配置された熱伝導度検
出器が磁気によつて影響をうけるという問題があ
ることを考案者は発見した。
第1図は従来の熱伝導度検出器用の恒温槽温度
制御装置の要部説明図であり、1は恒温槽、1a
はヒータ、1bは感温素子、2は交番電源、3は
交番電流制御部、4は直流電源、5a,5b,5
cは抵抗器、6は比較増幅器である。なお、感温
素子1bと抵抗器5a,5b,5cとでブリツジ
を構成し直流電源4によつてこのブリツジに電流
を流して感温素子1bの変化によるブリツジの中
間点の電圧Vc(以下ブリツジ電圧と記す)の変
化を比較増幅器6によつて増幅する。すなわちこ
の感温素子1bから比較増幅器6までの一連の構
成は測温検出器として動作する。
ブリツジがバランスしてブリツジ電圧Vcが零
のときには、恒温槽1内の温度は一定値に保持さ
れているが、恒温槽内の温度が下降すると感温素
子1bの内部抵抗値に変化が生じブリツジのバラ
ンスが崩れて変化した温度差に応じたブリツジ電
圧Vcが発生する。ブリツジ電圧の出現によつて
比較増幅器6から出力信号が交番電流制御部3に
送られ、よつて交番電源2から電流が、恒温槽内
のヒータ1aに送られる。その結果ヒータは加熱
されて、恒温槽1の温度は上昇し感温素子1bの
内部抵抗値がもとどおりに復帰して、ブリツジが
再度バランスしブリツジ電圧Vcが零となり、こ
れにともない比較増幅器6からの出力信号は消滅
して交番電流制御部3はオフとなり、ヒータ1a
への電流供給は遮断(オフ)される。
第2図はヒータへの電流附勢を説明する図であ
り、この図で斜線の区間がヒータ1aの附勢され
ている区間である。供給される交番電流がオフさ
れる時に第2図Aのようにマイナスから零になる
時と、第2図Bのようにプラスから零になる時と
があり、このいずれの時かによつて、ヒータに残
留する磁気の極性が異なる。この第2図では常に
電流が“零”になる位相でオフされるようになつ
ているが、これは交番電流制御部3にサイリスタ
を用いるからであり、中途の位相から零にするよ
うにしてもよい。もちろんこの場合でも、ヒータ
に残留する磁気の極性が異なることはいうまでも
ない。一方ガスクロマトグラフに用いられる熱伝
導度(TCD)検出器のように非常に細い(10ミ
クロン〜50ミクロン)導線をコイル状に巻いた構
造の検出器を恒温槽に入れて使用する場合には、
上述の残留磁気の極性により、検出器の出力信号
が影響されることが、種々の実験の結果判明し
た。これは磁気誘導によつて検出器のコイルに生
ずる誘起電圧と、電磁力によるコイルの機械的位
置の変化によつて生ずる検出電圧の変動とが、残
留磁気の極性の違いによつて、おのおの別の値を
とるためである。
本考案は簡単な構成で上述した問題を解消する
ガスクロマトグラフ検出器用恒温槽温度制御装置
を提供しようとするものであり、常に加熱用ヒー
タの残留磁気の極性が一定となるようにした熱伝
導度検出器用の恒温槽温度制御装置である。
次に本考案の動作を一実施例に従つて以下に説
明する。第3図は本考案の一実施例の概略を表わ
すものであり、第1図と同一の番号を符したもの
は第1図と同一のものを示す。第3図において、
7は極性指定部であり、この極性指定部7は交番
電流の特定の位相位置に対応した信号を発する位
相信号発生器と、比較増幅器6のオン信号を受け
てヒータ電流制御部3にオン信号を送出すると共
にこのオン状態を維持し、比較増幅器6のオフ信
号を受けてから最初の位相信号発生器の立上り信
号を受けたときヒータ電流制御部3にオフ信号を
送出するゲート回路よりなる。
従つて、比較増幅器6の出力信号により、交番
電流制御部3をオンさせてヒータに電流を供給せ
しめることによつて、恒温槽1内の温度が上昇
し、比較増幅器6の出力信号が消滅すると、極性
指定部7内のゲート回路は位相信号発生器から出
力される最初の位相位置信号により、オフ信号を
発し交番電流制御部3をオフさせて、ヒータへの
電流供給を停止せしめる。従つて常に同じ交番電
流極性位置からヒータの附勢電流値が零となるの
で、このヒータの残留磁気の極性は常に同じであ
り、そのうえ残留磁気の強さもほぼ一定となるの
で、試料成分の検出部に対するこの残留磁気の影
響の程度は常に一定となり、変動は完全に除去さ
れる。
さらに本考案の極性指定部7の具体的実例を第
4図およびその各部の信号波形を第5図に従つて
説明する。第4図において、51は入力端7bを
介しての入力信号の電圧ゼロボルトの位置を検出
してパルスを発生する位相信号発生器、52,5
3はD型フリツプフロツプ、64は抵抗、65は
コンデンサ、である。D型フリツプフロツプは、
T端に低いレベルから(以下[L]レベルと記
す)高いレベル(以下[H]レベルと記す)に立
上る信号が附勢される時、Q端はD端に附勢され
ているのと同じ状態([L]レベルか[H]レベ
ル)になり、以下そのままの状態が保持される。
端は常にQ端と逆の状態になる。54はOR回
路であり、入力端55,56のいずれか一方ある
いは両方が[H]レベルのとき57にHレベルの
信号を出力する。
第5図において、Cは交流入力波形、Dは交流
入力波形Cのゼロ電位位置を示すパルス信号、E
は交流入力波形Cの特定の位相位置を示す位相位
置信号、Fは比較増幅器6からの出力信号、Gは
フリツプフロツプ53の出力信号、Hは交番電流
制御器3の出力波形である。
まず入力端7bには交流入力波形Cが附勢され
パルス発生器51からはパルス信号Dが発生す
る。このパルス信号Dは、D型フリツプフロツプ
52,コンデンサ65および抵抗64からなる基
本的なフリツプフロツプに導びかれ、パルス信号
Dの2個のパルスによつてひとつの矩形波が出力
されていくような位相位置信号EがD型フリツプ
フロツプの端に生ずる。そしてこの位相位置
信号Eの[L]レベルから[H]レベルに立上る
点が特定位置(交流電流波形Cのマイナスからプ
ラスに移行する点に相当する)となる。この位相
位置信号Eは続いてD型フリツプフロツプ53の
T2端子に導入される。
他方、比較増幅器6の出力信号Fは入力端7a
よりOR回路54の入力端55に導入されている
ので55が[H]レベル(つまり比較増幅器6か
ら出力信号が発生している)の時出力端57は
[H]レベルとなり交番電流制御器3を動作せし
める。また、フリツプフロツプ53のD2端子に
は同じく比較増幅器6の出力信号Fが接続されて
おり、D2端子がHレベルの時にT2端に最初の立
上り信号がくると(つまり[L]レベル→[H]
レベルになると)、Q2端はD2端と同じ[H]レベ
ルとなる。そして所望だけの加熱が終了し、比較
増幅器6からの出力信号が消滅してD2端子が
[H]レベルから[L]レベルに移行する。この
場合未だD型フリツプフロツプ53のQ2端は
[H]レベルの状態のままであり、T2端に[L]
レベルから[H]レベルに立上る特定の位相位置
を示す信号が附加されて始めて、Q2端は[L]
レベルの状態になり、OR回路54の入力端5
5,56がいずれも[L]レベルとなり出力端5
7は[L]レベルとなつて交番電流制御器3がオ
フされる。このために交番電流の附勢が常に同一
の位相位置で停止されるのである。つまり第5図
の電流波形Hの斜線部のみヒータに電流が附勢さ
れる。
なお、本考案にいう交番電流は単に正弦波だけ
でなく、三角波あるいは矩形波等のようなものも
含められる。
以上詳述したように、本考案は、ガスクロマト
グラフ検出器用の恒温槽に設けられたヒータの残
留磁気の極性を常に一定に保持することにより、
恒温槽内の熱伝導度検出器の精度をいつそう高め
るようにしたものであり、実用に供してその効果
は極めて大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の熱伝導度検出器用恒温槽温度制
御装置の要部説明図、第2図は同装置のヒータへ
の電流附勢の説明図、第3図は本考案の熱伝導度
検出器用恒温槽温度制御装置の概略図、第4図は
極性指定部7の具体例図、第5図は極性指定部7
の信号波形の説明図である。 1……恒温槽、1a……ヒータ、1b……感温
素子、2……交番電源、3……交番電流制御部、
4……直流電源、5a,5b,5c……抵抗器、
6……比較増幅器、7……極性指定部、51……
パルス発生器、52,53……D型フリツプフロ
ツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱伝導度検出器を収容した恒温槽内の温度を温
    度検出器によつて検出し、設定温度との差がなく
    なるように交番電流をオン・オフしてヒータ電流
    を制御することにより、温度を一定に保持するよ
    うにした恒温槽の温度制御装置において、前記温
    度検出器からの信号を受け、設定された値と比較
    してオン・オフ信号を発する比較増幅器と、交番
    電流の特定の位相位置に対応した信号を発する位
    相信号発生器と、前記比較増幅器のオン信号を受
    けてヒータ電流制御部にオン信号を送出すると共
    にこのオン状態を維持し、前記比較増幅器のオフ
    信号を受けてから最初の位相信号発生器の立上が
    り信号を受けたときヒータ電流制御部にオフ信号
    を送出するゲート回路を設けたことを特徴とする
    熱伝導度検出器用恒温槽温度制御装置。
JP1985132767U 1985-08-29 1985-08-29 Expired JPS6245202Y2 (ja)

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JP1985132767U JPS6245202Y2 (ja) 1985-08-29 1985-08-29

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JPS6151516U JPS6151516U (ja) 1986-04-07
JPS6245202Y2 true JPS6245202Y2 (ja) 1987-12-02

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5146951A (ja) * 1974-10-18 1976-04-22 Omron Tateisi Electronics Co Ondokontoroora

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5146951A (ja) * 1974-10-18 1976-04-22 Omron Tateisi Electronics Co Ondokontoroora

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Publication number Publication date
JPS6151516U (ja) 1986-04-07

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