JPS624499Y2

JPS624499Y2 -

Info

Publication number: JPS624499Y2
Application number: JP9366981U
Authority: JP
Priority date: 1981-06-26
Filing date: 1981-06-26
Publication date: 1987-02-02
Also published as: JPS58907U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は四方シール包装における包装用フイル
ムの送り装置に関する。

四方シール包装装置の概要を説明すると、１が
上側包装用フイルムであり、このフイルム１は上
側原反ロール２から送り出しローラ３及びピンチ
ローラ４により送り出され、ガイドローラ５を経
てタテシーラ６・７に導かれる。また１１が下側
包装用フイルムであり、このフイルム１１は下側
原反ロール１２から送り出しローラ１３及びピン
チローラ１４により送り出され、ガイドローラ１
５を経てタテシーラ６・７に導かれるようになつ
ている。６が上側タテシーラ、７が下側タテシー
ラであつて矢印の如く同期しながら上下に往復運
動を行つている。上下のタテシーラ６・７がお互
いに接合すると上下のフイルム１・１１はシール
される。フイルム１・１１がシールされると被包
装体８は供給コンベヤ９でフイルム１・１１に送
り込まれる。被包装体８を内蔵したフイルム１・
１１はシーラ６・７がこのときには分離開口して
いるので、シーラ６・７の間を通過して進む。こ
の後フイルム１・１１の長手方向の両側縁部は包
装装置の側部に設けたサイドローラ２０・２１に
より挾持され、更に進行するとサイドローラ２
２・２３によりフイルム１・１１の両側縁部がシ
ールされる。２４は搬出コンベヤであり、被包装
体８を内蔵したフイルム１・１１を搬出するため
のものである。被包装体８がシーラ６・７の間を
通過し終ると、シーラ６・７は接合し、フイルム
１・１１のタテシールがなされると共に、上側シ
ーラ６の中央部に取着されたヒートカツター１６
によりフイルムは切断分離され単体の包装袋１７
が得られる。

本考案はこの四方シール包装装置における包装
用フイルムの送り装置を提供する。

本考案は、上下の原反ロールに巻回された包装
用フイルムが送り出しローラにより所定長送り出
される四方シール包装の包装用フイルム送り装置
であつて、モータで駆動される駆動軸にクラツチ
とブレーキが取着され、このクラツチが作動する
と、駆動軸のトルクを包装用フイルムの送り出し
ローラとロータリエンコーダーに伝達する駆動装
置を有し、被包装体は供給コンベヤにより包装用
フイルム内に搬送され、搬送の途中で被包装体の
有無を検出する物品の検出装置を設け、この検出
装置に電気的に接続されたシーケンサとロータリ
エンコーダーの回転数をカウントするプリセツト
カウンターとを有し、このプリセツトカウンター
に予めセツトしておいた所定値に達するとシーケ
ンサーに信号を送信する信号発生装置とからな
り、物品検出装置が被包装体を検出すると、シー
ケンサーが始動し、駆動軸に取着されたブレーキ
がオフし、クラツチがオフとなりフイルム送り出
しローラが回転し包装用フイルムを所定長送り出
すようにした包装用フイルム送り装置である。

本考案の実施例を図面に基づき説明すると、３
０がモータでありこのモータ３０によりクラツチ
３１とブレーキ３２が取着された駆動軸３３が駆
動されている。クラツチ３１がオンすると下側の
フイルム送り出しローラ１３とロータリエンコー
ダ３４はチエーン３５・３６の伝達手段で回転す
る。他方の上側送り出しローラ３は下側のフイル
ム送り出しローラ１３間に接続されたチエーン３
７により同期して回転するようになつている。
４・１４はフイルム送り出しローラ３・１３に加
圧接触したピンチローラである。

４０が物品の検出装置であり、包装用フイルム
のガイドローラ５・１５の近傍に設け、被包装体
８の有無を検出するためのものである。光学的検
出手段を用いれば容易に検知できる。

本考案の包装用フイルムの送り装置の作用を説
明すると、モータ３０は常時回転しているので駆
動軸３３はモータ３０によつて同様に回転してい
る。いま被包装体８が供給コンベヤ９により搬送
され、検出装置４０の前を横切ると、電気的な信
号を発生し、シーケンサ４１を作動する。このシ
ーケンサ４１により駆動軸３３に取着されたブレ
ーキ３２がオンからオフに、クラツチ３１がオフ
からオンになり、ロータリエンコーダ３４及び下
側の送り出しローラ１３を回転する。下側の送り
出しローラ１３と上側送り出しローラ３はチエー
ン３７で接続されているので上側送り出しローラ
３も回転する。送り出しローラ３・１３が回転す
れば包装用フイルム１・１１は夫々の原反ロール
２・１２から引出され、ガイドローラ５・１５を
経て上下のタテシーラ６・７に向けフイルムが送
り出される。このフイルム１・１１は被包装体８
を内蔵した状態で矢印の方向に進む。他方、ロー
タリエンコーダ３４は回転されるに伴いパルスが
プリセツトカウンター４２に送信され、予めセツ
トされた数値（長さ）に達する迄カウンター４２
は演算を行つている。所定値に到達すると、電気
的信号がシーケンサ４１に伝達され、シーケンサ
４１が作動して、駆動軸３３上のクラツチ３１が
オンからオフに変わり、ブレーキはオフからオン
になつてロータリエンコーダ３４及び送り出しロ
ーラ３・１３の回転を停止するので包装用フイル
ム１・１１の送りは停止する。包装用フイルムの
送りが停止すると、タテシーラ６・７が接合し
て、フイルムをシールする。フイルム１・１１の
先端部がシールされた後供給コンベヤ９により被
包装体８が搬送され物品の検出装置４０を作動す
ると前述した知く、フイルム１・１１はフイルム
の送り出しローラ３・１３が回転して送り出され
る。以上を繰り返すことにより四方シール包装が
行われる。

本考案は、以上に説明した如きの包装用フイル
ムの送り装置であつて、被包装体の長さや、被包
装体の数量が変わることに対応して、フイルムの
送り長さを調整する際、ロータリエンコーダの回
転を演算するプリセツトカウンターの設定ダイア
ルを所定長にセツトするのみで、簡単にフイルム
の送り長さを調整することができる実用価値の高
い考案である。

【図面の簡単な説明】

第１図は四方シール包装装置の概要を示す正面
図、第２図は本考案フイルムの送り装置を示す正
面図、第３図は本考案のフイルム送り装置の動作
を示すブロツク図である。図面において、１は上側の包装用フイルム、３
はフイルムの送り出しローラ、６は上側タテシー
ラ、７は下側タテシーラ、８は被包装体、９は供
給コンベヤ、１１は下側の包装用フイルム、１３
はフイルム送り出しローラ、１７は包装袋、２４
は搬出コンベヤ、３０はモータ、３１はクラツ
チ、３３は駆動軸、３４はロータリエンコーダ、
４０は物品の検出装置、４１はシーケンサ、４２
はプリセツトカウンター。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

上下の原反ロールに巻回された包装用フイルム
が送り出しローラにより所定長送り出される四方
シール包装の包装用フイルムの送り装置であつ
て、ブレーキとクラツチが取着された駆動軸と、
このクラツチが作動したとき駆動軸のトルクを包
装用フイルムの送り出しローラ及びロータリエン
コーダに伝達する駆動装置と、供給コンベヤに乗
せられた被包装体の有無を検出する物品の検出装
置と、この物品の検出装置で被包装体が検出され
ると前記駆動軸のブレーキをオフにしクラツチを
オンにするシーケンサと、前記ロータリエンコー
ダの回転数をカウントするプリセツトカウンター
と、このプリセツトカウンターに予めセツトして
おいたカウント値に達したとき前記シーケンサに
前記駆動軸のブレーキをオンにしクラツチをオフ
にするための信号を送信する信号発生装置とを備
えた包装用フイルムの送り装置。