JPS6244707Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は家庭等においてメモボード、もしくは
ハンガーボードとして使用される掛止パネルに関
する。

（従来の技術） 従来、直線状の溝条や多数の透孔を設けたハン
ガーボードがあり、棚材、フツク部材を掛止し
て、主に収納に使用していた。そのような、ハン
ガーボードの一例として、実開昭59−81482号公
報に示すものがある。

このような、ハンガーボードは物品を吊した
り、棚に載置したりの使用のみを目的としたもの
であつた。しかしながら、家庭等においては予定
表などの紙類を壁に貼着する需要がかなり多い
が、上記のハンガーボードはそのような使い方に
は不向きであつた。

又、磁石固定型あるいはピン固定型のメモボー
ドも存するが、このようなものは収納には無益で
あつた。

（考案が解決しようとする問題点） 本考案は上記従来の欠点を解消して、ハンガー
ボードとして好適に使用しうるものであり、しか
も紙類を貼着するのも容易に実行できる掛止パネ
ルを提供しようとするものである。

（問題を解決するための手段） 次に、本考案の一例を図面を参照しながら、説
明する。本考案において、掛止とは物を吊した
り、置いたりすることと、紙類を貼着するような
ことを含めて使用する。

１はパネル本体であり、合成樹脂の異型押出等
で形成しうる。パネル本体１の裏板２から多数の
立壁３，３が突設され、２個の立壁３，３を連結
する表面板４，４が間隔をおいて設けられてい
る。そして、立壁３，３間に溝条５が直線状に形
成され、表面板４，４間の開口部６が巾狭に形成
されている。上端の表面板４の裏側と裏板１の下
端には、Ｌ字状の突設板７，８が設けられてい
る。

９は棒体であり、一面に突条１０が設けられ、
断面略凸字型となつている。該棒体９は発泡ウレ
タン、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン等
の発泡樹脂やコルク等の柔軟部材から形成されて
いる。棒体９はパネル本体１の溝条５に摺動自在
に挿着可能で、突条１０は開口部６に嵌合され
て、突条１０がパネル本体１の表面付近に位置さ
れる。

（作用） 上記の掛止パネルは、壁に固定したフツクに上
端の突設板７を引つ掛けるか、裏板２の上部に固
定具を挿通して、壁に固定する。

次に、棒体９を溝条５の左右端から挿着する。
棒体９の突条１０が開口部６に嵌合されるので、
棒体９は妄りに移動することがない。突条１０が
パネル本体１の表面付近に位置するから、予定表
のような紙類１１をピン１２を刺して貼着する。

棒体９は溝条５に摺動可能であるから、位置を
ずらしたり、簡単に取り外して付け替えることが
できる。溝条５より棒体９を取り外すと、溝条５
は棚部材やフツク部材（図示せず）を掛止するの
に使用できる。尚、下端の突設板８はやはり棚部
材やフツク部材を掛止するのに使用できる。

（考案の効果） 本考案は上記の構成になされているので、紙類
を貼着する面を簡単に作ることができ、柔軟部材
からなる棒体の移動、付け替え、交換も容易に行
える。また、棒体を取り外した場所は、棚部材や
フツク部材を掛止するハンガーボードとして使用
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案掛止パネルの一例を示す斜視
図、第２図は本考案の棒体の一例を示す斜視図で
ある。 １……パネル本体、２……裏板、３……立壁、
４……表面板、５……溝条、６……開口部、７，
８……突設板、９……棒体、１０……突条。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 表面に開口する複数の溝条が設けられたパネル
   本体の、該溝条は略直線状になされ、且つ開口部
   が巾狭になされており、該溝条の開口部に嵌合す
   る突条が設けられた柔軟部材からなる棒体が、溝
   条に摺動自在に挿着されてなる掛止パネル。