JPS6244161B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6244161B2
JPS6244161B2 JP13979681A JP13979681A JPS6244161B2 JP S6244161 B2 JPS6244161 B2 JP S6244161B2 JP 13979681 A JP13979681 A JP 13979681A JP 13979681 A JP13979681 A JP 13979681A JP S6244161 B2 JPS6244161 B2 JP S6244161B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boiler
valve
furnace
group
flow rate
Prior art date
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Expired
Application number
JP13979681A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5843308A (ja
Inventor
Shozo Kaneko
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP13979681A priority Critical patent/JPS5843308A/ja
Publication of JPS5843308A publication Critical patent/JPS5843308A/ja
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はボイラに関するものである。
ボイラの火炉水冷壁は、第1a図、第2a図に
それぞれの横断面図、縦断面図、および第1b
図、第2b図にそれぞれ各部の熱吸収率分布曲線
図を示すように、通常炉中央部aは熱吸収量が大
き、周辺部b,b′は小さい。起動時等においてこ
れらの熱吸収量の差によつて第3図の管内各部
a,b,b′における管内力損失Δpと管内流量G
との関係図に示されるように管内の圧力抵抗特性
の差を生じ、このため管内流量の不均一を生ずる
ことがある。これは周辺部の低熱吸収量チユーブ
が燃焼用空気等で冷却されるときに更に著しく、
場合によつては流量の端極な減少又は停滞を生
じ、局部的なオーバヒートにより管の膨出又は噴
破に至ることもあり得た。
すなわち、第4図に示すように起動時における
液体温度は時間に従つて変化するが、これに伴つ
て管内流量Gは炉内各部a,b,b′において第5
図に示されるような分布となる。この結果第6図
に示されるように炉内各部a,b,b′の管メタル
温度が変化し、b′における管メタルの温度のよう
に使用材料限界以上になることがある。
最近のボイラはますます頻繁な起動・発停が要
求されるようになつて来ている。このため起動時
から全負荷迄、円滑かつ安全に運転できることは
不可欠の条件であり、本発明はこの完全な解決を
目的とするものである。すなわち、第5図および
第6図のb′のような傾向を防止し、cのような特
性を得ようとするものである。
第7図は従来のボイラの系統図である。
すなわち、給水加熱器より送られてくる給水
は、節炭器1にて加熱され混合球に入る。混合球
を出た流体はボイラ循環ポンプ3にて昇圧され火
炉水冷壁4へ入る。4aは火炉中央の熱吸収量の
多い管群を、4bは周辺部の熱吸収量の少い管群
を示す。火炉にて加熱された流体はボイラ絞り弁
5を通り、過熱器6を経てタービンに至る。一方
火炉出口流体の一部は低負荷時ボイラ絞り弁5の
上流側から再循環ライン7を通り、逆止弁8を経
て混合球2に於て給水と混合され、火炉水冷壁内
の流量をできるだけ多く保つようにしてあるが、
この場合でも熱吸収量に大巾な差がある場合は流
動の阻害を生じ、場合によつては管の噴破に至る
ことがあるのは前述の通りである。
本発明はかかる不具合点を一挙にかつ根本的に
解決しうるもので、その1つの実施例の系統を第
8図に示す。
給水加熱器より送られた給水は選炭器1を通
り、可動オリフイス10を経て混合球2へ入る。
混合球2を出た流体はボイラ循環ポンプ3を経
て、火炉水冷壁は相対的に熱吸収量の多い管群4
aと少い管群4bに分けられ、これは入口管寄せ
で既に相異なる水室12a,12bに分けられて
いる。火炉水冷壁を出た流体はボイラ絞り弁5を
通り、過熱器6を経てタービンへ至る。また低負
荷時火炉を出た流体の一部はボイラ絞り弁5の上
流側から分岐され、再循環ライン7を通り、逆止
弁8を経て混合球2に入り給水と混合される。
次に本発明により、ボイラ起動時の問題点がい
かに改善されるかを説明する。
まずボイラ起動時、ある時点で可動オリフイス
10を絞り込み抵抗を与える。通常ボイラ起動時
の給水量は少いため管内の摩擦抵抗は小さいので
あるが、この可動オリフイスを繰り込むことによ
り充分な差圧を与えることができる。火炉水冷壁
の管群4aには、この可動オリフイス10を通
り、ボイラ循環ポンプ3を経た流体が供給され
る。同時に、止弁9は閉められ、バイパス弁11
が開かれているので、管群4bには可動オリフイ
ス10の上流側から分岐された流体が流れる。管
群4aと4bは出口管寄せは共通であり、ボイラ
循環ポンプ3の差圧より大きな圧損を可動オリフ
イス10に与えれば、管群4bの出入口差圧を管
群4aの出入口差圧より大きくすることができ
る。この流量差は可動オリフイス10の開度によ
り自由に調整することができる。本発明を使用し
た時の起動時の管内流量は第5図のc、管メタル
温度は第6図cで示される。
なお負荷が上がり、もはやかかる流量調整が必
要でない場合は、バイパス弁11を閉め止弁9を
開けることによつて従来と全く同じ運転が可能で
ある。勿論このときは可動オリフイス10は全開
として系の圧損は最小とする。
第9図は本発明の一変形であり、可動オリフイ
ス10を節炭器1の入口に設置したものである。
これによつて可動オリフイスを通過する流体温度
が低くなり、設計温度が低くかつ容積流量が小さ
いため設計が容易となる。一方そのままでは管群
4a,4bに入る流体温度差が大きく、過度の熱
応力を生じる懸念もあるので、熱交換器20で適
当な温度迄昇温できるようになつている。即ち加
熱側流体流量調整弁21によつて温度計22によ
つて検知された被加熱側出口流体温度が所定の温
度になるようにコントロールする。
第10図も本発明の一形態であり、主流に絞り
機構を与える代りに、低熱吸収管群への流体をポ
ンプにより昇圧し流量を確保しようとするもので
ある。30は昇圧ポンプ、31は出入口弁、32
は昇圧ポンプバイパス管逆止弁である。
なお、本発明の実用性をより高めるためのいく
つかな考案も示す。第11図は第9,9図におけ
る可動オリフイス10の構造を示す縦断面図で弁
棒41を完全に閉め込んでも流路は全閉にならず
起動時に必要充分な差圧を与えるよう考慮してあ
る。第12図は上記可動オリフイスの代わりの多
数ポートボール弁42の例を示す横断面図で、必
要に応じて3種類のポート面積が選べるようにな
つている。第13図は第8,9図における弁9,
11を連動させる1個の切換弁43の縦断面図
で、万一誤動作が起つても流量零となることがな
いようにして安全性を高めたものである。
【図面の簡単な説明】
第1a図および第2a図はそれぞれ火炉水壁の
横断面図および縦断面図、第1b図および第2b
図はそれぞれ火炉内各部における熱吸収率の分布
図、第3図は管内各部の圧力損失と管内流量と関
係を示す曲線図、第4図〜第6図はそれぞれボイ
ラ起動時における時間に対する液体温度、流量お
よび管メタルの温度の変化を示す曲線図、第7図
は従来のボイラの系統図、第8〜第10図は本発
明の実施例を示すボイラの系統図、第11図およ
び第12図はそれぞれ異なつた可動オリフイスの
実施例の断面図、および第13図は切換弁の実施
例の縦断面図である。 1……節炭器、2……混合球、3……ボイラ循
環ポンプ、4……火炉水冷壁、5……ボイラ絞り
弁、6……過熱器、7……再循環ライン、8……
逆止弁、9……止弁、10……可動オリフイス、
11……バイパス弁、12……入口管寄せ、12
a,12b……水室、20……熱交換器、21…
…流量調整弁、22……温度計、30……昇圧ポ
ンプ、31……ポンプ出入口弁、32……バイパ
ス管逆止弁、41……弁棒、42……ボール弁、
43……切換弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 火炉水冷壁に熱吸収量の異なる管群からなる
    加熱管群を有するボイラにおいて、前記管群の入
    口管寄せの異なる水室により熱吸収量の大きい群
    と熱吸収量の小さい群とを分け、ボイラ起動時に
    は熱吸収量の小さい管群を通る流量を増加させる
    回路装置を設けたことを特徴とするボイラ。
JP13979681A 1981-09-07 1981-09-07 ボイラ Granted JPS5843308A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13979681A JPS5843308A (ja) 1981-09-07 1981-09-07 ボイラ

Applications Claiming Priority (1)

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JP13979681A JPS5843308A (ja) 1981-09-07 1981-09-07 ボイラ

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Publication Number Publication Date
JPS5843308A JPS5843308A (ja) 1983-03-14
JPS6244161B2 true JPS6244161B2 (ja) 1987-09-18

Family

ID=15253619

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JP13979681A Granted JPS5843308A (ja) 1981-09-07 1981-09-07 ボイラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH053383Y2 (ja) * 1987-04-02 1993-01-27
JP2006322690A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Tokyo Electric Power Co Inc:The 超臨界圧定圧貫流ボイラの流体循環運転設備とその運転方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60133203A (ja) * 1983-12-19 1985-07-16 バブコツク日立株式会社 貫流ボイラ装置
JP5193006B2 (ja) * 2008-12-03 2013-05-08 三菱重工業株式会社 ボイラ構造

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JPS5843308A (ja) 1983-03-14

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