JPS6244135Y2 - - Google Patents

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JPS6244135Y2
JPS6244135Y2 JP1981083134U JP8313481U JPS6244135Y2 JP S6244135 Y2 JPS6244135 Y2 JP S6244135Y2 JP 1981083134 U JP1981083134 U JP 1981083134U JP 8313481 U JP8313481 U JP 8313481U JP S6244135 Y2 JPS6244135 Y2 JP S6244135Y2
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JP
Japan
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pump
valve
chamber
hole
fluid
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JP1981083134U
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JPS57196274U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、往復動ポンプの自動ガス抜き装置
に関するものである。
今日、化学プラント、上下水設備、食品加工プ
ラント等において、主たる流体移送系に対し所定
の流量比率で他の液体(薬液等)を混入させるた
めの定量注入制御装置が使用されている。例え
ば、所定の流体移送系に薬液を定量注入する装置
として、流体移送系の流量を測定し、この測定流
量に基づいて作動するダイアフラム型ポンプおよ
びプランジヤ型ポンプ等の往復動ポンプが好適に
利用されている。
しかしながら、この種の定量ポンプを使用し、
例えば上水系に飲用水滅菌用剤として知られてい
る次亜塩素酸ナトリウムNaClOを注入する場合、
NaClO、H2O等は、気温の変化でCl2やO2等が遊
離して、これらが気泡となつてポンプ室内に溜
り、ポンプ室内の容積変化に際し前記気泡が膨張
収縮して定量ポンプとしての吐出機能を喪失する
欠点がある。
すなわち、第1図は、従来のダイアフラム型ポ
ンプの一例を示し、ポンプヘツド10の一部にダ
イアフラム12で画成したポンプ室14を設け、
ポンプヘツド10の下方にはボール弁16からな
る流体吸込用逆止弁を備えた流体吸込口18を設
けると共にポンプヘツド10の上方にはボール弁
20からなる流体吐出用逆止弁を備えた流体吐出
口22を設け、これらの流体吸込口18と流体吐
出口22とをそれぞれポンプ室14と連通した構
成からなる。このように構成したポンプにおい
て、微量薬液を定量送液する場合、例えば基準流
量1の流体に対し0.22CC/strokeで薬液の注
入を行うとすれば、薬液注入点圧力1Kg/cm2の時
に直径約1mmの気泡が1個のみポンプ室14へ侵
入しただけで、ダイアフラムの容積変化分が気泡
の膨張収縮で吸収されてしまい、定量ポンプとし
ての吐出機能は失われてしまう。このため、従来
においては、薬液を20〜100倍に希釈すると共に
ポンプ吐出量も20〜100倍にする等の手段が講じ
られている。しかしながら、このような場合には
薬液の貯留量が多くなるために設備が大型化する
難点がある。また、薬液の希釈水として市水また
は井水を使用する場合、CaClO,CaOH等の結晶
を生じ、ポンプの弁機構に障害を発生する難点が
ある。
そこで、本考案者は、前述した従来の定量ポン
プにおける問題点を全て克服すべく種々検討を重
ねた結果、従来の往復動ポンプのポンプ室の上部
に取扱液の比重よりも小さい比重の材料で構成し
たボール弁を備える弁室を設け、この弁室を適宜
通孔を介して外部と連通すると共に前記通孔の一
部にガス抜き用逆止弁を設けることにより、ポン
プ室内に気泡が混入した場合、前記弁室内のボー
ル弁は液面の低下により弁が開放し、ポンプ室の
吐出行程時に弁室の液圧が高まることによつて気
泡は通孔およびガス抜き用逆止弁を介して外部へ
円滑に放出することができ、前記問題点を解消し
得ることを突き止めた。
従つて、本考案の目的は、簡単な構成でしかも
ポンプ動作と連動する弁作用によつて円滑にガス
抜きを達成でき、しかも定量ポンプ動作を高精度
に行うことができる往復動ポンプの自動ガス抜き
装置を提供するにある。
前記の目的を達成するため、本考案において
は、ポンプヘツドにポンプ室と流体吸込口と流体
吐出口とを設け、ポンプ室の一側部に容積変化を
行う往復動部材を設けると共にこのポンプ室をそ
れぞれ逆止弁を介して流体吸込口と流体吐出口と
に連通してなる往復動ポンプにおいて、ポンプ室
の上部に通液可能な仕切部材で画成した弁室を設
けてこの弁室内に取扱液よりも比重の小さい材料
からなるボール弁を配置し、前記弁室をポンプヘ
ツドに穿設した通孔を介して外部と連通すると共
に前記通孔の一部にガス抜き用逆止弁を設け、さ
らに前記通孔に対し流体吸込口を連通することを
特徴とする。
なお、外部と連通する通孔の一部に液抜き用分
岐路を設ければ気泡に随伴されてきた取扱液の回
収に有効である。
次に、本考案に係る往復動ポンプの自動ガス抜
き装置の実施例につき、添付図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
第2図は、本考案に係る自動ガス抜き装置の一
実施例を示すものである。第2図は、プランジヤ
型ポンプのポンプヘツド60を示し、このポンプ
ヘツド60の一部にプランジヤ62を挿通し得る
よう画成したポンプ室64が設けられる。ポンプ
ヘツドの一側部には、ボール弁66からなる流体
吐出用逆止弁を備えた流体吐出口68を設け、こ
の流体吐出口68をポンプ室64と連通する。ポ
ンプ室64の上部には、比重1以下の材料で構成
したボール弁70を収納する弁室72を設け、こ
の弁室72をポンプヘツド60に穿設した通孔7
4を介して外部と連通するよう構成する。しかる
に、本実施例においては、前記通孔74の一部を
ポンプヘツド60の上部に設けたボール弁76を
備える流体吸込口78と連通する。また前記通孔
74は、ガス抜き用逆止弁80を介して液抜き用
分岐孔82およびガス抜き孔84に連通する。な
お、本実施例において、弁室72は、ポンプ室6
4と通液可能な仕切部材86で画成し、ボール弁
70を弁室72内に保持するよう構成する。
次に、このように構成した本実施例に係る自動
ガス抜き装置の作用につき説明する。
本実施例においては、ポンプ動作に際し、取扱
液は流体吸込口78よりボール弁76、通孔74
および比重1以下のボール弁70を押し下げ弁室
72を介してポンプ室64内へ吸入され、次いで
ボール弁66を介して流体吐出口68より吐出さ
れる。この場合、ポンプ室64内へ少量の気泡が
混入すると、この気泡は弁室72の上部に集ま
り、吐出行程でボール弁70が弁座に押し付けら
れる時に、気泡は弁80を経て通孔84より排出
され、その時に随伴された液体は液抜き用分岐孔
82を介して適宜供給源に戻す。また、大量の気
泡が混入した場合は、弁室72内の液面が低下
し、これに伴いボール弁70が弁座から離反す
る。そこで、ポンプ室64が吐出行程に入ると、
弁室72内の液圧が高まり、気泡は通孔74およ
び逆止弁80を介してガス抜き孔84へ導出され
る。また、取扱液の蒸気化分は、液化して液抜き
用分岐孔82を介して適宜供給源へ戻すようにす
る。
このように、本実施例においては、ポンプ室6
4内に発生した全てのガス分を、定量ポンプ動作
に殆んど影響を与えることなく、逐次円滑に外部
へ放出することができる。また、本実施例は、ダ
イアフラム型ポンプにもそのまま応用することが
できることは勿論である。
特に、本実施例によれば、ガス抜き用のボール
弁70がポンプ動作において、常時取扱液と接触
しかつ開閉動作を行うので、ガス抜き時において
も円滑な弁作用を行わせることができる利点があ
る。
前述した実施例から明らかなように、本考案に
係る自動ガス抜き装置を各種往復動ポンプに応用
することにより、ポンプ室内で発生するガス分を
ポンプ吐出行程時において円滑に外部へ排出する
ことができるため、特に微量注入ポンプとして使
用する場合にその定量性を高精度に維持すること
ができる。また、本考案に係る自動ガス抜き装置
は、構成が簡単であり、従来のポンプヘツド構成
に大幅な変更を加えることなく、若干の設計変更
により対処できるため、製造も容易となり、廉価
に製作することができる。
以上、本考案の好適な実施例について説明した
が、本考案の精神を逸脱しない範囲内において
種々の改良並びに変更を施すことができることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の往復動ポンプのポンプヘツドの
一例を示す要部断面図、第2図は本考案に係る自
動ガス抜き装置の一実施例を示し、ポンプヘツド
における取付状態断面図である。 60……ポンプヘツド、62……プランジヤ、
64……ポンプ室、66…ボール弁、68……流
体吐出口、70……ボール弁、72……弁室、7
4……通孔、76……ボール弁、78……流体吸
込口、80……逆止弁、82……分岐孔、84…
…ガス抜き孔、86……仕切部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ポンプヘツドにポンプ室と流体吸込口と流体吐
    出口とを設け、ポンプ室の一側部に容積変化を行
    う往復動部材を設けると共にこのポンプ室をそれ
    ぞれ逆止弁を介して流体吸込口と流体吐出口とに
    連通してなる往復動ポンプにおいて、 ポンプ室の上部に通液可能な仕切部材で画成し
    た弁室を設けてこの弁室内に取扱液よりも比重の
    小さい材料からなるボール弁を配置し、 前記弁室をポンプヘツドに穿設した通孔を介し
    て外部と連通すると共に前記通孔の一部にガス抜
    き用逆止弁を設け、 さらに前記通孔に対し流体吸込口を連通するこ
    とを特徴とする往復動ポンプの自動ガス抜き装
    置。
JP1981083134U 1981-06-08 1981-06-08 Expired JPS6244135Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981083134U JPS6244135Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981083134U JPS6244135Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57196274U JPS57196274U (ja) 1982-12-13
JPS6244135Y2 true JPS6244135Y2 (ja) 1987-11-19

Family

ID=29878579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981083134U Expired JPS6244135Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6131680A (ja) * 1984-07-23 1986-02-14 Nikkiso Co Ltd 往復動ポンプのガス抜き機構
JP5280721B2 (ja) * 2008-03-27 2013-09-04 日機装エイコー株式会社 自動ガス抜き機構付き往復動ポンプ
JP5210135B2 (ja) * 2008-12-01 2013-06-12 日機装エイコー株式会社 ガス抜き機構付き往復動ポンプ
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4932884U (ja) * 1972-06-26 1974-03-22

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JPS4932884U (ja) * 1972-06-26 1974-03-22

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