JPS6243909B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6243909B2 JPS6243909B2 JP57054834A JP5483482A JPS6243909B2 JP S6243909 B2 JPS6243909 B2 JP S6243909B2 JP 57054834 A JP57054834 A JP 57054834A JP 5483482 A JP5483482 A JP 5483482A JP S6243909 B2 JPS6243909 B2 JP S6243909B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sprocket
- cylinder
- piston
- spring
- movable member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 20
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 5
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
- Pyridine Compounds (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自転車用外装変速機、更に詳しくは、
自転車の後輪ハブに取付ける複数枚のスプロケツ
トからなる多段フリーホイールの一つのスプロケ
ツトに駆動チエンを選択的に掛換えて変速を行な
うようにした変速機に関するものである。
自転車の後輪ハブに取付ける複数枚のスプロケツ
トからなる多段フリーホイールの一つのスプロケ
ツトに駆動チエンを選択的に掛換えて変速を行な
うようにした変速機に関するものである。
従来の一般的な変速機は、自転車のハブ軸等に
固定した固定部材に支持部材を取付け、該支持部
材と、チエンガイドをもつた可動部材をリンクで
連結して平行パンタグラフ機構に形成すると共
に、リターンスプリングを介在してなるものであ
つて、上記チエンガイドのテンシヨンプーリ及び
ガイドプーリにチエンを掛装し、コントロールワ
イヤーの牽引操作により上記可動部材を上記スプ
リングに抗して最大歯数の低速用スプロケツト側
に、又は上記スプリングの復帰作用により最小歯
数の高速用スプロケツト側に移動させてチエンを
多段フリーホイールの一つのスプロケツトに掛換
えるようにしてある。
固定した固定部材に支持部材を取付け、該支持部
材と、チエンガイドをもつた可動部材をリンクで
連結して平行パンタグラフ機構に形成すると共
に、リターンスプリングを介在してなるものであ
つて、上記チエンガイドのテンシヨンプーリ及び
ガイドプーリにチエンを掛装し、コントロールワ
イヤーの牽引操作により上記可動部材を上記スプ
リングに抗して最大歯数の低速用スプロケツト側
に、又は上記スプリングの復帰作用により最小歯
数の高速用スプロケツト側に移動させてチエンを
多段フリーホイールの一つのスプロケツトに掛換
えるようにしてある。
又、上記チエンガイドは可動部材に対して回転
自在に、かつそれを一方向に付勢するスプリング
を介装させてあり、上記チエンの掛換え時、可動
部材の移動に伴ないチエンガイドが旋回してチエ
ンの緊張状態を維持するようになつている。
自在に、かつそれを一方向に付勢するスプリング
を介装させてあり、上記チエンの掛換え時、可動
部材の移動に伴ないチエンガイドが旋回してチエ
ンの緊張状態を維持するようになつている。
更に上述パンタグラフ機構は、可動部材を移動
させてチエンの掛換えを行なう時、支持部材への
リンクの枢支点を中心として回動することにより
可動部材は円弧状に移動し、これにより各スプロ
ケツトとガイドスプロケツトとの間隔が変化して
変速性が悪くなるので、上記可動部材の移動軌跡
が各スプロケツトと歯先を結ぶ線に対して略平行
になるように形成するか、或は支持部材を固定部
材に対して回転自由に、かつ両部材間に上記支持
部材をその回転方向一方側に付勢するスプリング
を介装して軸支してあり、このことにより各スプ
ロケツトの歯先とガイドスプロケツトの歯先との
間隔が略一定になるようにしてある。
させてチエンの掛換えを行なう時、支持部材への
リンクの枢支点を中心として回動することにより
可動部材は円弧状に移動し、これにより各スプロ
ケツトとガイドスプロケツトとの間隔が変化して
変速性が悪くなるので、上記可動部材の移動軌跡
が各スプロケツトと歯先を結ぶ線に対して略平行
になるように形成するか、或は支持部材を固定部
材に対して回転自由に、かつ両部材間に上記支持
部材をその回転方向一方側に付勢するスプリング
を介装して軸支してあり、このことにより各スプ
ロケツトの歯先とガイドスプロケツトの歯先との
間隔が略一定になるようにしてある。
しかし、上述構成の変速機によると、変速性を
良くする為に各スプロケツトの歯先とガイドスプ
ロケツトの歯先との間隔が略一定になるよう固定
部材に対して支持部材及びパンタグラフ機構を最
良の位置に位置設定して連結する必要があつて、
製造が困難であり、又固定部材に支持部材を回転
自由に、かつスプリングを介在して軸支しなけれ
ばならない等、全体として構造及び作動が複雑と
なるので、コスト高となるばかりか、各作動部分
が摩耗してガタを生じ易くなり耐久性に欠ける等
の問題点があつた。
良くする為に各スプロケツトの歯先とガイドスプ
ロケツトの歯先との間隔が略一定になるよう固定
部材に対して支持部材及びパンタグラフ機構を最
良の位置に位置設定して連結する必要があつて、
製造が困難であり、又固定部材に支持部材を回転
自由に、かつスプリングを介在して軸支しなけれ
ばならない等、全体として構造及び作動が複雑と
なるので、コスト高となるばかりか、各作動部分
が摩耗してガタを生じ易くなり耐久性に欠ける等
の問題点があつた。
そして、前記パンタグラフ機構に変えて、多段
フリーホイールの各スプロケツト歯先段差によつ
て生じる傾斜角と略同一角度をもつてホークエン
ドに取付けたシリンダに対して、可動部材を回転
自在に支持したピストンを内装することにより、
各スプロケツトに対するチエンの掛換えを同一条
件でできるようにした変速機が仏国特許第
1277691号公報に記載されている。
フリーホイールの各スプロケツト歯先段差によつ
て生じる傾斜角と略同一角度をもつてホークエン
ドに取付けたシリンダに対して、可動部材を回転
自在に支持したピストンを内装することにより、
各スプロケツトに対するチエンの掛換えを同一条
件でできるようにした変速機が仏国特許第
1277691号公報に記載されている。
しかし乍ら、この変速機のピストンは、一側に
刻設それたラツクに噛合するピニオンの軸に並設
されたプーリーにコントロールワイヤーを巻回
し、ピニオンの回転運動を摺動運動に変換して駆
動されるものであり、かつこれを後退させる弾撥
力もピニオンの軸を回転させるように付勢されて
いるため、伝達ロスが多く操作性、作動性及び確
実性において難があるのみならず構造複雑なため
組立及び修理が困難である等の問題を有するもの
である。
刻設それたラツクに噛合するピニオンの軸に並設
されたプーリーにコントロールワイヤーを巻回
し、ピニオンの回転運動を摺動運動に変換して駆
動されるものであり、かつこれを後退させる弾撥
力もピニオンの軸を回転させるように付勢されて
いるため、伝達ロスが多く操作性、作動性及び確
実性において難があるのみならず構造複雑なため
組立及び修理が困難である等の問題を有するもの
である。
そこで本発明は、上記従来の変速機の問題点に
鑑みて検討の結果、各スプロケツトに対して同一
条件のもとでチエン掛換えができ、駆動伝達ロス
を生じることなく、しかもリターンスプリングの
バネ力を随意に調整できて常に優れた操作性を維
持できると共に、構造簡単で組立及び修理の容易
な変速機を得たものであつて、その要旨は、自転
車のホークエンド等の取付部に、多段フリーホイ
ールの各スプロケツト歯先段差によつて生じる傾
斜角と略同一角度をもつてシリンダを取付け、該
シリンダに対し、ガイドスプロケツト及びテンシ
ヨンスプロケツトを備えた可動部材を回転自在に
支持したピストンを非回転、かつ摺動可能に内装
した変速機であつて、前記シリンダ側壁に設けた
長孔に摺動可能に嵌挿し、かつシリンダと平行に
配装されたコントロールワイヤーを固定するワイ
ヤー止を前記ピストンに突設すると共に、シリン
ダ開口端に進退自在に螺合したバネ受に一端を支
承したリターンスプリングの弾撥力を前記ピスト
ンに対して後退方向へ付勢してなることにある。
鑑みて検討の結果、各スプロケツトに対して同一
条件のもとでチエン掛換えができ、駆動伝達ロス
を生じることなく、しかもリターンスプリングの
バネ力を随意に調整できて常に優れた操作性を維
持できると共に、構造簡単で組立及び修理の容易
な変速機を得たものであつて、その要旨は、自転
車のホークエンド等の取付部に、多段フリーホイ
ールの各スプロケツト歯先段差によつて生じる傾
斜角と略同一角度をもつてシリンダを取付け、該
シリンダに対し、ガイドスプロケツト及びテンシ
ヨンスプロケツトを備えた可動部材を回転自在に
支持したピストンを非回転、かつ摺動可能に内装
した変速機であつて、前記シリンダ側壁に設けた
長孔に摺動可能に嵌挿し、かつシリンダと平行に
配装されたコントロールワイヤーを固定するワイ
ヤー止を前記ピストンに突設すると共に、シリン
ダ開口端に進退自在に螺合したバネ受に一端を支
承したリターンスプリングの弾撥力を前記ピスト
ンに対して後退方向へ付勢してなることにある。
以下本発明を図示の実施例に基いて詳述すれ
ば、第１図、第２図に示したように、自転車のホ
ークエンド等の取付部１にシリンダ２を固定し、
該シリンダ２にはリターンスプリング３を介在し
てピストン４を内装してある。
ば、第１図、第２図に示したように、自転車のホ
ークエンド等の取付部１にシリンダ２を固定し、
該シリンダ２にはリターンスプリング３を介在し
てピストン４を内装してある。
上記ピストン４の突出端に設けた円筒部４ａに
は、チエンガイドスプロケツト５とテンシヨンス
プロケツト６を軸支してある可動部材７を回動可
能に、かつ上記両スプロケツト５，６に掛装され
るチエン８を緊張する方向へ図示しないスプリン
グにより一方向へ弾撥付勢して軸支してある。
は、チエンガイドスプロケツト５とテンシヨンス
プロケツト６を軸支してある可動部材７を回動可
能に、かつ上記両スプロケツト５，６に掛装され
るチエン８を緊張する方向へ図示しないスプリン
グにより一方向へ弾撥付勢して軸支してある。
又、上記シリンダ２は、複数枚の歯数の異なる
スプロケツト９ａ…９ｎからなる多段フリーホイ
ール９の、各スプロケツト９ａ…９ｎの歯先を結
ぶ直線ａの傾斜角Θと略同一角度Θ′をもつて、
つまり上記直線ａと平行に設けてあつて、これに
内装したピストン４を摺動することで、上記可動
部材７と一体的に上記ガイドスプロケツト５が上
記直線ａと平行に移動し、その歯先と上記多段フ
リーホイール９における各スプロケツト９ａ…９
ｎの歯先との間の間隔l1，l2，l3，l4，l5，l6が一
定となるように構成したものである。
スプロケツト９ａ…９ｎからなる多段フリーホイ
ール９の、各スプロケツト９ａ…９ｎの歯先を結
ぶ直線ａの傾斜角Θと略同一角度Θ′をもつて、
つまり上記直線ａと平行に設けてあつて、これに
内装したピストン４を摺動することで、上記可動
部材７と一体的に上記ガイドスプロケツト５が上
記直線ａと平行に移動し、その歯先と上記多段フ
リーホイール９における各スプロケツト９ａ…９
ｎの歯先との間の間隔l1，l2，l3，l4，l5，l6が一
定となるように構成したものである。
即ち、チエン８掛換え時、ガイドスプロケツト
５と各スプロケツト９ａ…９ｎの夫々の歯先間の
間隔l1…l6が全て一定となるようにしてある。
５と各スプロケツト９ａ…９ｎの夫々の歯先間の
間隔l1…l6が全て一定となるようにしてある。
こゝで、上記シリンダ２は第１図ないし第３図
Ａ，Ｂに示した如く、一側に突設した取付部２ａ
を上記ホークエンド等の取付部１にボルト止め等
にて固定されるようになつていると共に、横断面
略８の字形状として２つのシリンダ２ｂ，２ｃに
形成し、その一方２ｂにピストン４を、他方にリ
ターンスプリング３を内装させてある。この２つ
のシリンダ２ｂ，２ｃは相互に通路２ｄにより全
長にわたつて連通させてあり、又その長さ方向に
おいて、一端は開口端２ｅに、他端を閉鎖端２ｆ
に夫々形成し、その一方のピストン４が内装され
るシリンダ２ｂの閉鎖端壁中心には、ピストン４
の戻り限位置を調整するストローク調整ネジ１０
が進・退可能に螺合貫通してあり、一方開口端２
ｅ近傍の外壁にはピストン４の前進限位置を調整
する調整ネジ１１が突部１２に進・退可能に螺設
させてある。
Ａ，Ｂに示した如く、一側に突設した取付部２ａ
を上記ホークエンド等の取付部１にボルト止め等
にて固定されるようになつていると共に、横断面
略８の字形状として２つのシリンダ２ｂ，２ｃに
形成し、その一方２ｂにピストン４を、他方にリ
ターンスプリング３を内装させてある。この２つ
のシリンダ２ｂ，２ｃは相互に通路２ｄにより全
長にわたつて連通させてあり、又その長さ方向に
おいて、一端は開口端２ｅに、他端を閉鎖端２ｆ
に夫々形成し、その一方のピストン４が内装され
るシリンダ２ｂの閉鎖端壁中心には、ピストン４
の戻り限位置を調整するストローク調整ネジ１０
が進・退可能に螺合貫通してあり、一方開口端２
ｅ近傍の外壁にはピストン４の前進限位置を調整
する調整ネジ１１が突部１２に進・退可能に螺設
させてある。
又上記ピストン４は内端にバネ受兼用の突起１
３を他のシリンダ２ｃ側へ突出して設けてあつ
て、通路２ｄからシリンダ２ｃに摺動可能に内装
し、上記リターンスプリング３の一端を支承する
と共にピストン４の回転を阻止している。
３を他のシリンダ２ｃ側へ突出して設けてあつ
て、通路２ｄからシリンダ２ｃに摺動可能に内装
し、上記リターンスプリング３の一端を支承する
と共にピストン４の回転を阻止している。
又、上記シリンダ２ｃの開口端２ｅはネジ孔２
c′に形成してあつてバネ受１４を進退自在に螺合
してあり、該バネ受１４を随意に螺進・退操作す
ることによつてリターンスプリング３のバネ力を
強、弱調節できるようになつている。
c′に形成してあつてバネ受１４を進退自在に螺合
してあり、該バネ受１４を随意に螺進・退操作す
ることによつてリターンスプリング３のバネ力を
強、弱調節できるようになつている。
このバネ受１４は中心にロツド１４ａを設けて
中心に孔１３ａを設けてある上記バネ受兼用の突
起１３を摺動可能に嵌挿してあると共に、該ロツ
ド１４ａに上記リターンスプリング３を外装し同
スプリング３が圧縮変形された際、蛇行状に湾曲
しないようになつている。
中心に孔１３ａを設けてある上記バネ受兼用の突
起１３を摺動可能に嵌挿してあると共に、該ロツ
ド１４ａに上記リターンスプリング３を外装し同
スプリング３が圧縮変形された際、蛇行状に湾曲
しないようになつている。
更に上記ピストン４は第４図Ａ，Ｂに示した如
く内端近傍一側にワイヤー止１５を突設してあつ
て、シリンダ２ｂの側壁に、その長さ方向へ長く
設けた長孔１６に嵌挿して摺動可能に突出させて
ある。
く内端近傍一側にワイヤー止１５を突設してあつ
て、シリンダ２ｂの側壁に、その長さ方向へ長く
設けた長孔１６に嵌挿して摺動可能に突出させて
ある。
このワイヤー止１５は、ピストン４から突設し
た突起４ｂに横長板材の一端をビス止め等により
固定して形成されていて、ワイヤー止めと、上記
調整ネジ１１に対するピストンストローク調整支
承部に兼用されるようになつている。
た突起４ｂに横長板材の一端をビス止め等により
固定して形成されていて、ワイヤー止めと、上記
調整ネジ１１に対するピストンストローク調整支
承部に兼用されるようになつている。
更に又、上記シリンダ２の取付部２ａにはワイ
ヤー挿通筒部１７をチエン８の長さ方向と平行に
設けてあつて、これが延長線上のシリンダ２外壁
にはワイヤー案内ローラー１８が回転可能に軸支
してあり、しかしてコントロールワイヤー１９
は、上記挿通筒部１７に挿通して上記ワイヤー案
内ローラー１８に掛装した後、上記ピストン４の
ワイヤー止１５に固定してある。
ヤー挿通筒部１７をチエン８の長さ方向と平行に
設けてあつて、これが延長線上のシリンダ２外壁
にはワイヤー案内ローラー１８が回転可能に軸支
してあり、しかしてコントロールワイヤー１９
は、上記挿通筒部１７に挿通して上記ワイヤー案
内ローラー１８に掛装した後、上記ピストン４の
ワイヤー止１５に固定してある。
又上記ピストン４は、上記ガイドスプロケツト
５が多段フリーホイール９における最小歯数の高
速用スプロケツト９ａ側に維持されるよう上記リ
ターンスプリング２により弾撥付勢されている。
５が多段フリーホイール９における最小歯数の高
速用スプロケツト９ａ側に維持されるよう上記リ
ターンスプリング２により弾撥付勢されている。
而して上記構成において、これを使用する時は
前もつて調整ネジ１０及び１１を螺進・退操作し
てピストン４の戻り限位置及び前進限位置、つま
りガイドスプロケツト５が、多段フリーホイール
９における最小歯数の高速用スプロケツト９ａ及
び最大歯数の低速用スプロケツト９ｎの各延長線
上となるように調節しておく。
前もつて調整ネジ１０及び１１を螺進・退操作し
てピストン４の戻り限位置及び前進限位置、つま
りガイドスプロケツト５が、多段フリーホイール
９における最小歯数の高速用スプロケツト９ａ及
び最大歯数の低速用スプロケツト９ｎの各延長線
上となるように調節しておく。
かくしてコントロールワイヤー１９を牽引する
と、ピストン４はリターンスプリング３の弾撥力
に抗して前進するが、当該ピストン４は角度Θ′
をもつて摺動されるものであり、その角度Θ′
は、多段フリーホイール９における各スプロケツ
ト９ａ…９ｎの歯先を結ぶ直線ａの傾斜角度Θと
同一に設定してあるので、ガイドスプロケツト５
は各スプロケツト９ａ…９ｎの段差に比例して常
に一定比で移動する。
と、ピストン４はリターンスプリング３の弾撥力
に抗して前進するが、当該ピストン４は角度Θ′
をもつて摺動されるものであり、その角度Θ′
は、多段フリーホイール９における各スプロケツ
ト９ａ…９ｎの歯先を結ぶ直線ａの傾斜角度Θと
同一に設定してあるので、ガイドスプロケツト５
は各スプロケツト９ａ…９ｎの段差に比例して常
に一定比で移動する。
従つて、各スプロケツト９ａ…９ｎの歯先とガ
イドスプロケツト５との間の間隔l1，l2，l3，l4，
l5，l6は同一に保持されるので、チエン８へのテ
ンシヨンが同一な状態で各スプロケツト９ａ…９
ｎへのチエン８の掛換えができるから変速性が良
くなる。
イドスプロケツト５との間の間隔l1，l2，l3，l4，
l5，l6は同一に保持されるので、チエン８へのテ
ンシヨンが同一な状態で各スプロケツト９ａ…９
ｎへのチエン８の掛換えができるから変速性が良
くなる。
又、シリンダ２ｃのネジ孔２c′に対してバネ受
１４をねじ込むとリターンスプリング３は圧縮さ
れてバネ力は強くなり、又後退させると同スプリ
ング３は伸長してバネ力は弱くなるので、上記バ
ネ受１４を随意に螺進退させて調整することで、
ピストン４、つまり可動部材７の復帰力及びコン
トロールワイヤー１９により可動部材７を移動す
る為の力を強弱調節することができる。
１４をねじ込むとリターンスプリング３は圧縮さ
れてバネ力は強くなり、又後退させると同スプリ
ング３は伸長してバネ力は弱くなるので、上記バ
ネ受１４を随意に螺進退させて調整することで、
ピストン４、つまり可動部材７の復帰力及びコン
トロールワイヤー１９により可動部材７を移動す
る為の力を強弱調節することができる。
以上説明したように本発明に係る自転車用変速
機によれば、ホークエンド等の取付部１にシリン
ダ２を、多段フリーホイール９における各スプロ
ケツト９ａ…９ｎの歯先段差によつて生じる傾斜
角Θと略同一角度Θ′をもつて取付け、該シリン
ダ２に、チエンガイドスプロケツト５、テンシヨ
ンスプロケツト６を備えた可動部を回転自在に支
持したピストン４を非回転、かつ摺動操作可能に
内装すると共に、シリンダ２にバネ受１４を介し
て上記リターンスプリングのバネ力を調整可能な
るよう構成したものであるから、ガイドスプロケ
ツト５及びテンシヨンスプロケツト６を多段フリ
ーホイール９の各スプロケツト９ａ…９ｎの段差
に比例して移動できて各スプロケツト９ａ…９ｎ
の歯先とガイドスプロケツト５の歯先との間の間
隔l1，l2…を一定にした状態即ちチエン８へのテ
ンシヨンが同一な状態でチエンの掛換えを行なう
ことができるので、このチエンの掛換えによる変
速性を高めることができる。
機によれば、ホークエンド等の取付部１にシリン
ダ２を、多段フリーホイール９における各スプロ
ケツト９ａ…９ｎの歯先段差によつて生じる傾斜
角Θと略同一角度Θ′をもつて取付け、該シリン
ダ２に、チエンガイドスプロケツト５、テンシヨ
ンスプロケツト６を備えた可動部を回転自在に支
持したピストン４を非回転、かつ摺動操作可能に
内装すると共に、シリンダ２にバネ受１４を介し
て上記リターンスプリングのバネ力を調整可能な
るよう構成したものであるから、ガイドスプロケ
ツト５及びテンシヨンスプロケツト６を多段フリ
ーホイール９の各スプロケツト９ａ…９ｎの段差
に比例して移動できて各スプロケツト９ａ…９ｎ
の歯先とガイドスプロケツト５の歯先との間の間
隔l1，l2…を一定にした状態即ちチエン８へのテ
ンシヨンが同一な状態でチエンの掛換えを行なう
ことができるので、このチエンの掛換えによる変
速性を高めることができる。
又可動部材７の移動手段としてシリンダ２とピ
ストン４からなる往復動機構を採用し、かつ該ピ
ストン４をコントロールワイヤー１９にて直接摺
動するようにしたので、従来のパンタグラフの変
形により可動部材を移動するものゝように円弧運
動や複数個所の枢着部の摩耗によるガタ付きを生
じるものではなく、しかも歯車連結のように伝達
ロスを生じるものではないから、常に良好な変速
性を維持できてしかも耐久性にも優れるものであ
り、更にリターンスプリング３はピストン４を直
接後退させるように弾撥力を付勢し、かつバネ受
１４の螺進退によりバネ力調節を随意に行うこと
ができるのでピストン４を確実に後退しうると共
に操作性を使用者の好みに合わせることができる
のみならず、スプリングの疲労等に対して簡単に
対処することができる。
ストン４からなる往復動機構を採用し、かつ該ピ
ストン４をコントロールワイヤー１９にて直接摺
動するようにしたので、従来のパンタグラフの変
形により可動部材を移動するものゝように円弧運
動や複数個所の枢着部の摩耗によるガタ付きを生
じるものではなく、しかも歯車連結のように伝達
ロスを生じるものではないから、常に良好な変速
性を維持できてしかも耐久性にも優れるものであ
り、更にリターンスプリング３はピストン４を直
接後退させるように弾撥力を付勢し、かつバネ受
１４の螺進退によりバネ力調節を随意に行うこと
ができるのでピストン４を確実に後退しうると共
に操作性を使用者の好みに合わせることができる
のみならず、スプリングの疲労等に対して簡単に
対処することができる。
更に又、各種の多段フリーホイール９の段差に
対しても、ピストン４が直線運動であるが為に、
シリンダ２を最良の位置（角度）に簡単、かつ容
易に取付けすることができる。
対しても、ピストン４が直線運動であるが為に、
シリンダ２を最良の位置（角度）に簡単、かつ容
易に取付けすることができる。
第１図は本発明に係る自転車用変速機の平面
図、第２図は同変速機の正面図、第３図Ａ，Ｂは
同変速機におけるシリンダの側面図と中央横断面
図、第４図Ａ，Ｂは同変速機におけるピストンの
正面図と側面図である。 １…取付部、２…シリンダ、３…リターンスプ
リング、４…ピストン、５…ガイドスプロケツ
ト、６…テンシヨンスプロケツト、７…可動部
材、１４…バネ受。
図、第２図は同変速機の正面図、第３図Ａ，Ｂは
同変速機におけるシリンダの側面図と中央横断面
図、第４図Ａ，Ｂは同変速機におけるピストンの
正面図と側面図である。 １…取付部、２…シリンダ、３…リターンスプ
リング、４…ピストン、５…ガイドスプロケツ
ト、６…テンシヨンスプロケツト、７…可動部
材、１４…バネ受。
Claims (1)
- １ 自転車のホークエンド等の取付部に、多段フ
リーホイールの各スプロケツト歯先段差によつて
生じる傾斜角と略同一角度をもつてシリンダを取
付け、該シリンダに対し、ガイドスプロケツト及
びテンシヨンスプロケツトを備えた可動部材を回
転自在に支持したピストンを非回転、かつ摺動可
能に内装した変速機であつて、前記シリンダの側
壁に設けた長孔に摺動可能に嵌挿しかつシリンダ
と平行に配装されたコントロールワイヤーを固定
するワイヤー止を前記ピストンに突設すると共
に、シリンダ開口端に進退自在に螺合したバネ受
に一端を支承したリターンスプリングの弾撥力を
前記ピストンに対して後退方向へ賦勢してなるこ
とを特徴とする自転車用変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5483482A JPS58170681A (ja) | 1982-04-01 | 1982-04-01 | 自転車用変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5483482A JPS58170681A (ja) | 1982-04-01 | 1982-04-01 | 自転車用変速機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58170681A JPS58170681A (ja) | 1983-10-07 |
| JPS6243909B2 true JPS6243909B2 (ja) | 1987-09-17 |
Family
ID=12981660
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5483482A Granted JPS58170681A (ja) | 1982-04-01 | 1982-04-01 | 自転車用変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58170681A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102398665A (zh) * | 2010-09-14 | 2012-04-04 | 林昌慧 | 一种套轴式后变速器 |
| EP2540609A1 (en) * | 2011-07-01 | 2013-01-02 | Chang Hui Lin | Rear derailleur for bicycle |
| EP2540610A1 (en) * | 2011-07-01 | 2013-01-02 | Chang Hui Lin | Rear derailleur for a bicycle |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR1277691A (fr) * | 1961-01-10 | 1961-12-01 | Perfectionnements aux dispositifs dérailleurs pour le changement du rapport de transmission des bicyclettes pour compétitions et tourisme et dérailleurs asservis perfectionnés avec déplacement oblique rectiligne |
-
1982
- 1982-04-01 JP JP5483482A patent/JPS58170681A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR1277691A (fr) * | 1961-01-10 | 1961-12-01 | Perfectionnements aux dispositifs dérailleurs pour le changement du rapport de transmission des bicyclettes pour compétitions et tourisme et dérailleurs asservis perfectionnés avec déplacement oblique rectiligne |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58170681A (ja) | 1983-10-07 |
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