JPS6243591Y2 - - Google Patents

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JPS6243591Y2
JPS6243591Y2 JP8970683U JP8970683U JPS6243591Y2 JP S6243591 Y2 JPS6243591 Y2 JP S6243591Y2 JP 8970683 U JP8970683 U JP 8970683U JP 8970683 U JP8970683 U JP 8970683U JP S6243591 Y2 JPS6243591 Y2 JP S6243591Y2
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JP
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flywheel
motor
centrifugal clutch
main
rotation
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JP8970683U
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JPS59193499U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は遠心クラツチとフライホイールとを
併用した玩具用駆動装置に係り、主として遠隔操
縦の自動車玩具等の駆動装置として使用するもの
で、原動機と作動機構との間に遠心クラツチとフ
ライホイールとを介在させることによつて原動機
の駆動力を作動機構にスムーズに伝達し、又、原
動機の逆回転によるブレーキをもスムーズにかか
るようにし、更に、走行中には原動機を低速回転
或いは停止させてもフライホイールによる惰力走
行を可能にすることで動力源としての電池或いは
燃料等の節約を図れるようにした遠心クラツチと
フライホイールとを併用した玩具用駆動装置に関
するものである。
従来から、玩具用の駆動装置は、各種提案さ
れ、そして、市場に提供されているが、モーター
やエンジン等の原動機駆動による玩具は常時原動
機を作動回転させたままで動かすために無駄な電
力や燃料を消費していた。又、原動機を使用しな
いで例えばゼンマイ駆動の玩具やフライホイール
による惰力駆動の玩具等も各種提案されてきた
が、これらは長時間連続して走行させることが不
可能であつた。
一方、原動機とフライホイールとを併用させた
ものが、モーターとフライホイールを共用し得る
玩具用原動装置で実公昭54−36788号公報として
提案された。
ところが、この考案は、モーター駆動とフライ
ホイールによる惰力駆動とのどちらの駆動方式で
も作動するようにしたもので、例えば、モーター
と車輪とが減速装置等を介して直結されている場
合に、子供等がモーター駆動を知らずに手等によ
り車輪を強制回転させた際モーター等に悪影響を
及ぼし、最悪の場合には破損してしまう欠点等を
解消することと、その時にフライホイールによる
惰力駆動に変更して作動させることを、そしてモ
ーターを回転させた時にはモーター駆動としての
作動を可能にすることを目的として案出されたも
のである。
従つて、遠隔操縦を目的としていないから、そ
の構造もモーターが回転していない時はクラツチ
部分が連結せずフライホイールによつて作動が可
能で、モーターが回転した時にクラツチ部分が連
結しモーター駆動をさせるための機構であり、突
起同士を係止させる遠心クラツチ機構を用いてい
るものである。
ところが、この機構を有する装置を遠隔操縦可
能な自動車玩具に使用すると、走行中に原動機を
低速回転或いは停止させてもフライホイールの惰
力運動により走行し惰力が無くなつた時に原動機
を回転させてフライホイールに再び惰力を与える
ので無駄な電力や燃料を節約することが可能には
なるものの、動力の連結部分が突起同士を係止さ
せる構造となつているため、一方回転の連続の時
は問題はないが、例えばブレーキをかけるために
原動機を逆回転させた際には急激に作動機構が停
止してしまうから、自動車玩具等に使用すると転
倒したり、或いは原動機に過負荷がかかり破損、
故障の原因になりかねない欠点がある。又、この
装置は、フライホイールと動力連結部とが一体に
て形成されてあるから構造が複雑となり、他の玩
具との部品の共用も不可能で、しかも加工も非常
に手間がかかるから生産コストが高くなるという
欠点をも有していた。
この考案は、上述した欠点等に鑑み案出された
もので、その要旨とする処は、遠隔操作可能な原
動機と、回転の遠心力によりバネの弾撥力に抗し
て移動する摩擦連結体を若干遊びがあるように設
けてなる主回転体、及び摩擦連結体の前記移動に
よつてこの連結体の連結面と接触しその摩擦抵抗
により主回転体と連結される従回転体からなる遠
心クラツチ機構と、フライホイールと、作動機構
に回転力を伝導する伝導機構とから構成され、原
動機の駆動軸と前記主回転体とを、そして、前記
従回転体の回転軸とフライホイールの回転軸と
を、更にフライホイールの回転軸と伝導機構の入
力軸とをそれぞれ連動可能に連結したことに存す
るものである。
以下、図面を参照してこの考案の実施例を説明
すると次の通りである。
すなわち、図中1は遠心クラツチ機構であり、
主回転体2と従回転体3とからなるものである。
そして、主回転体2は、第3図及び第4図に示
すように、円柱状の回転基体4の周面6に複数個
の摩擦連結体5を円周方向へ均等配分にて配し、
この摩擦連結体5は、断面略T字状で、T字状の
縦棒の部分を周面6に若干遊びがあるように埋設
し、この埋設した内部においてはコイルバネ7の
弾撥力により摩擦連結体5を常時回転基体4の向
心方向に押圧すべく形成されている。又、従回転
体3は、有底円筒状で、前記主回転体2をその周
面6に配した複数個の摩擦連結体5と従回転体3
の内周面8との間の距離が共に等しくなるように
内包すべく形成されていて、主回転体2と従回転
体3とはそれぞれの回転軸9,10によつて別個
に回転自在に軸支されているものである。
しかして、この遠心クラツチ機構1は、遠隔操
作可能なモーター11の駆動力を、傘歯車12の
組合せにてなる伝導機構13を介して作動機構と
しての車輪14に伝達する自動車玩具におけるモ
ーター11と伝導機構13との間に配されてい
て、更に遠心クラツチ機構1と伝導機構13との
間には回転自在なフライホイール15が配されて
いるものである。そして、モーター11の駆動軸
16と前記主回転体2の回転軸9とを、又、前記
従回転体3の回転軸10とフライホイール15の
回転軸17の他端と前記伝導機構13の入力軸1
8とをそれぞれ歯車19の組合せにより減速して
連動すべく連結されている。尚、図中21は自動
車玩具のシヤーシ、22は車輪14の回転軸、2
3は軸受である。
尚、遠心クラツチ機構1として、第5図に示す
ように、円板の円周上で均等配分に複数個の板バ
ネ21を側方に向つて突出すべく設け、その板バ
ネ21の先端に板状の摩擦連結体5をそれぞれ設
けて主回転体2を形成し、前述実施例における従
回転体3と同様に有底円筒状の内周面8に、遠心
力によつて板バネ21の弾撥力に抗して摩擦連結
体5を接触させる形式のものでも良く、又、例え
ばこの遠心クラツチ機構1をプラスチツク等で形
成すれば、成形型によつて一体成形できるからコ
ストダウンを図れるものである。又、前述した実
施例における伝導機構13は傘歯車12の組合せ
に限定されることはなくその方式はいかなるもの
でも良いことは言うまでもない。
次にこれが作動を説明すると、先ず遠隔操作に
よりモーター11を正回転させ、そのモーター1
1の正回転により主回転体2を一定速度以上の回
転数に回転させると、第4図に示すように、遠心
力により前記コイルバネ7に抗して複数個の摩擦
連結体5は均等に放射方向へ移動する。そうする
と、断面T字状の摩擦連結体5の横棒の上面、す
なわち、連結面20が従回転体3の内周面8に接
触し、さらに内周面8に向つて押圧される。その
結果、連結面20と内周面8とは摩擦抵抗によつ
て滑らなくなり、今まで静止していた従回転体3
は主回転体2と共に回転する。すなわち、遠心ク
ラツチがつながつた状態である。
従回転体3が回転するとその回転力は歯車19
によつて減速されフライホイール15を回転させ
更にその回転力は歯車19を介して伝導機構13
に伝達され車輪14を回転させ駆動するものであ
る。そして、車輪14が回転したままで、モータ
ー11を低速回転、或いは停止させると、遠心力
が弱くなるから前記摩擦連結体5はコイルバネ7
によつて回転基体4の向心方向へ移動し遠心クラ
ツチが切れた状態となるから主回転体2が低速回
転、或いは停止しても従回転体3は主回転体2の
影響を受けず、今度はフライホイール15の惰力
によつて回転したままであり、従つて、車輪14
はそのまま回転するものである。
そして、今度はモーター11を逆回転させると
再び摩擦連結体5は放射方向に移動するが、その
時に主回転体2は従回転体3とは逆回転している
ため、摩擦連結体5と従回転体3の内周面8との
接触により従回転体3はその摩擦抵抗で徐々に減
速されブレーキがかけられた状態となり、従つ
て、車輪14は急停止することなくブレーキがか
けられる。尚、前述したモーター11の正回転時
における遠心クラツチをつなぐ状態の時も上記の
如く徐々につながるので、実際の自動車のように
半クラツチの状態が得られ、スムーズに発進させ
ることができる。
又、回転基体4に摩擦連結体5を若干ガタがあ
るように設けてあるから、モーター11が低速回
転であるが故に、前記摩擦連結体5をコイルバネ
7の弾撥力に抗して放射方向へ移動させるに至ら
ない時し、このガタによつてあたかも自動車のエ
ンジンのアイドリング時の音の如き回転音を発す
るものである。
この考案は、叙上の如く構成したから、ラジコ
ンのごとき遠隔操縦可能自動車玩具に使用すれ
ば、実際の自動車のように、モーター11の低速
回転時においてはアイドリング音を発し、回転数
を上昇させるにつれて半クラツチの状態から徐々
に回転力が伝達されスムーズに発進し、ブレーキ
をかける際にも急停止はしないから、転倒やモー
ター等の原動機に過負荷をかけることもなく、玩
具においても実際の自動車的雰囲気を味わうこと
ができ、しかも長寿命化を図り、構造も簡単であ
るから安価にて製造でき、更には電力等の動源の
節約もできるし、又、遠隔操縦のための装置も特
別に設計製作しなくとも従来使用している一般的
な装置をそのまま使用できるものである。
以上説明したようにこの考案は、遠隔操作可能
な原動機と、接触摩擦抵抗によつてつながる遠心
クラツチ機構と、フライホイールと、作動機構に
回転力を伝達する伝導機構とをこの順に連結した
ことで、従来の自動車玩具では味わえなかつた実
際の自動車における半クラツチやブレーキの感覚
が得られるので遠隔操縦の自動車玩具に非常に適
したものであり、需要者の購買意欲をそそり、し
かも走行中にモーター等の原動機を遠隔操縦によ
り低速回転或いは停止させてもフライホイールの
惰力により走行するから無駄なエネルギーを節約
でき、そして、従来例における原動装置よりも構
造が簡単となるから、安価にて製造でき、又、摩
擦連結体を主回転体に若干遊びがあるように設け
たことで、アイドリング音も発生する等の様々な
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は要部斜視図、第2図は要部平面図、第3図は遠
心クラツチ機構の一部切欠正面図、第4図は遠心
クラツチ機構におけるクラツチつながり時の一部
切欠正面図、第5図は遠心クラツチの他の実施例
を示す分解斜視図である。 1……遠心クラツチ機構、2……主回転体、3
……従回転体、4……回転基体、5……摩擦連結
体、6……周面、7……コイルバネ、8……内周
面、9……回転軸、10……回転軸、11……モ
ーター、12……傘歯車、13……伝導機構、1
4……車輪、15……フライホイール、16……
駆動軸、17……回転軸、18……入力軸、19
……歯車、20……連結面、21……板バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 遠隔操作可能な原動機と、回転の遠心力により
    バネの弾撥力に抗して移動する摩擦連結体を若干
    遊びがあるように設けてなる主回転体、及び摩擦
    連結体の前記移動によつてこの連結体の連結面と
    接触しその摩擦抵抗により主回転体と連結される
    従回転体からなる遠心クラツチ機構と、フライホ
    イールと、作動機構に回転力を伝導する伝導機構
    とから構成され、原動機の駆動軸と前記主回転体
    とを、そして、前記従回転体の回転軸とフライホ
    イールの回転軸とを、更にフライホイールの回転
    軸と伝導機構の入力軸とをそれぞれ連動可能に連
    結したことを特徴とする遠心クラツチとフライホ
    イールとを併用した玩具用駆動装置。
JP8970683U 1983-06-11 1983-06-11 遠心クラツチとフライホイ−ルとを併用した玩具用駆動装置 Granted JPS59193499U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8970683U JPS59193499U (ja) 1983-06-11 1983-06-11 遠心クラツチとフライホイ−ルとを併用した玩具用駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8970683U JPS59193499U (ja) 1983-06-11 1983-06-11 遠心クラツチとフライホイ−ルとを併用した玩具用駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59193499U JPS59193499U (ja) 1984-12-22
JPS6243591Y2 true JPS6243591Y2 (ja) 1987-11-12

Family

ID=30219596

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8970683U Granted JPS59193499U (ja) 1983-06-11 1983-06-11 遠心クラツチとフライホイ−ルとを併用した玩具用駆動装置

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JP (1) JPS59193499U (ja)

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JPS59193499U (ja) 1984-12-22

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