JPS6243045Y2 - - Google Patents

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JPS6243045Y2
JPS6243045Y2 JP1982094826U JP9482682U JPS6243045Y2 JP S6243045 Y2 JPS6243045 Y2 JP S6243045Y2 JP 1982094826 U JP1982094826 U JP 1982094826U JP 9482682 U JP9482682 U JP 9482682U JP S6243045 Y2 JPS6243045 Y2 JP S6243045Y2
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JP
Japan
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roof
tile
protruding base
tiles
bolt
Prior art date
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JP1982094826U
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JPS58195716U (ja
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Priority to JP9482682U priority Critical patent/JPS58195716U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、屋根上に太陽熱利用温水器やアン
テナの支柱等を安定して支持するために使用され
る、特殊なアルミ製桟瓦に関する。
従来技術 屋根上に温水器やアンテナ等を取り付ける場合
に、桟瓦上に、このような屋根上設置物の脚や支
柱が立てられると、その荷重により桟瓦が破損す
ることがあり、また、脚や支柱の固定が非常に困
難であることから、その取付箇所には、粘土製の
普通瓦は用いないで、特殊構造のアルミ製の桟瓦
が用いられることがある。
従来のこの種アルミ製桟瓦は、上面に屋根上設
置物の脚や支柱が掛かる支持片を突設したもので
あるが、その突設位置が、実開昭57−71618号公
報や実開昭57−38020号公報に見られるように、
瓦本体に形成された山形隆起部上であつたので、
屋根上設置物の荷重が山形隆起部側に片寄つてか
かり、当該のアルミ製桟瓦が荷重の掛かる側に傾
き、他側端が浮き上がるばかりでなく、その影響
で前後の瓦も同様に傾けられ、また、隆起部側の
瓦が逆方向に傾けられる等、瓦相互間の正常な組
合せが狂い、それが雨漏りの原因となり、また、
瓦の脱落の原因ともなるという欠点があつた。
また、瓦の傾斜や、それによる脱落を防止する
ためには、瓦の裏面側に複雑な支承部を形成しな
ければならず、これが、瓦のコストアツプの原因
となつていた。
考案の目的 この考案の目的は、かかる従来技術の実情に鑑
み、屋根上設置物を支持する瓦であるにもかかわ
らず、屋根上設置物の荷重によつて傾斜したり脱
落したりするおそれがなく、しかも、瓦の裏面側
に、何ら格別の支承部を形成する必要がない、屋
根上設置物の支持用アルミ製桟瓦を提供すること
にある。
考案の構成 かかる目的を達成するためのこの考案の構成
は、上面中央部が低くなるように幅方向に湾曲
し、一側端に山形隆起部が形成されたアルミ製桟
瓦において、瓦本体の上面中央部の最も低い箇所
に、屋根上設置物の取付け用支持片を上方へ突設
した突出台を一体に設け、雨水の流れの妨げにな
らないように、それを前後に長く形成し、且つ、
突出台には、取付け用ボルトを挿通するためのボ
ルト通し孔を設け、雨水が浸入しないように、該
ボルト通し孔を、突出台の上面に開口させること
によつて、支持片に加えられる屋根上設置物によ
る荷重が瓦の中央部の最も低い部分にかかるの
で、該荷重が、瓦を傾ける力として作用すること
がないようにしたことをその要旨とする。
実施例 次に、図面を以つて実施例を説明する。
瓦本体1は、上面中央部が幅方向に低く湾曲
し、一側端に山形の隆起部2を有し、一対角部に
切欠部3,4を有する等、普通の桟瓦と略同じ形
態になつている。しかし、従来の屋根上設置物の
支持用アルミ製桟瓦とは違つて、隆起部2上に屋
根上設置物の支持片を設けないで、支持片5を中
央部の最も低い箇所に設けてある。しかも、瓦本
体1の上面からその支持片5を直接立設しない
で、下に突出台6を形成してある。
突出台6は、支持片5と同じ幅寸法で幅狭く形
成してあるが、前後には長く形成してある。そし
て、その後端部には、取付用ボルトを通すための
ボルト通し孔7を設け、それを、突出台6の上面
に開口させてある。
支持片6は、突出台6の前端部近くにおいて、
山形隆起部2よりも高く形成し、且つ、山形隆起
部2より高い箇所に、屋根上設置物の取付孔8を
設けてある。
なお、全体は、アルミニウム合金により一体に
鋳造されている。
上記のアルミ製桟瓦を使用するときは、屋根の
上で、屋根上設置物の脚や支柱を支持する箇所に
おいて、普通の瓦と同様に並べて葺き、且つ、ボ
ルト通し孔7より取付用ボルトを屋根の野地板を
貫通して挿通し、屋根構造材に締め付ける。ある
いは、ボルト通し孔7を通して、野地板に釘を打
ち込んでもよい。そうすると、アルミ製桟瓦は、
中央部の最も低い箇所で下へ押圧されて固定され
るため、その押圧力が全体に平均して及び、一箇
所のみのボルト止めで、充分に、左右に揺動しな
い安定した取付け状態となる。
屋根上設置物を固定するときは、その脚や支柱
等の下端を突出台6の上に載せ、支持片5には、
その取付孔8にボルトを通し、ボルトとナツトで
脚や支柱を締め付ける。そうすると、屋根上設置
物の荷重は、瓦本体1の中央部の最も低い箇所に
加わるので、前記荷重が、瓦を傾ける力として作
用することがない。
アルミ製桟瓦は、普通の桟瓦と同様に、前端部
が前の瓦の後端部に掛けた状態で葺かれるので、
中央の最も低い箇所でも、その裏面は、野地板か
ら浮いているが、突出台6が前後に長く形成され
ているので、突出台6は、前記取付用ボルトの締
付けや、屋根上設置物の荷重に対して、補強リブ
として有効に働き、瓦の耐荷重性を著るしく高め
ることができる。
屋根上設置物の他の固定の仕方としては、屋根
上にアルミ製桟瓦を横に並べて葺き、屋根上設置
物固定用の横架材を各桟瓦の支持片5に掛け、取
付孔8に通したボルトと、それに螺入するナツト
により横架材を締め付ける。このとき、取付孔8
が山形隆起部2より高い位置に設けてあるので、
各瓦の山形隆起部2に荷重を加えることなく、横
架材を設置することが可能であり、このときも、
各瓦が傾くおそれがない。
屋根上に降つた雨は、アルミ製桟瓦において
も、他の瓦と同様に、中央部の最も低い箇所に沿
つて流下する。中央部の最も低い箇所には、支持
片5の突出台6が突設されているが、この突出台
6は前後に長く形成してあるので、突出台6によ
つて雨水が堰止められるおそれがなく、その両側
を支障なく通り過ぎるため、瓦本体1の後端から
溢水するおそれがない。また、突出台6の上面に
ボルト通し孔7が開口してあるので、ボルト通し
孔7が流下する雨水に浸されることがなく、した
がつて、簡単なコーキング処理、または、パツキ
ングの使用によつてボルト通し孔7を密封するの
みで、ボルト通し孔7からの雨漏りのおそれを容
易に排除することができる。
考案の効果 以上説明したように、この考案によれば、瓦本
体の湾曲した上面のうち、中央部の最も低い箇所
に、支持片と突出台とを一体に設けることによつ
て、支持片にかかる屋根上設置物の荷重が瓦の一
側に偏在して加えられることがなく、したがつ
て、瓦本体が一方に傾斜したり、脱落したりする
おそれを有効に排除することができ、しかも、前
記突出台を前後に長く形成して、該突出台が補強
リブとして作用するようにしたので、屋根上設置
物の荷重を支えるに必要な瓦の耐荷重性を充分に
向上することができるという優れた効果がある。
また、突出台を前後方向に長く形成してあるか
ら、突出台によつて雨水の流下が堰き止められる
おそれがなく、さらに、突出台に、野地板を貫通
する取付用ボルトを挿通するためのボルト通し孔
を設けたので、瓦本体を安定して屋根に固定で
き、突出台の上面にこれを開口したので、ボルト
通し孔からの雨漏りを簡単に防止することができ
るという効果もある。
加うるに、支持片を中央部に設けることによつ
て、屋根上設置物による荷重が瓦を傾ける力とし
て作用することがないから、裏面側に、瓦の傾き
を防止するための、格別の、支承部を設けなくて
足り、したがつて、瓦の製造コストが高くなるこ
とがないのみならず、隣接する他の瓦との形態上
の統一が維持できるので、屋根葺き作業の円滑が
阻害されるおそれがないという優れた効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、実施例を示す斜視図である。 1……瓦本体、2……山形隆起部、5……支持
片、6……突出台、7……ボルト通し孔、8……
取付孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 上面中央部が低くなるように幅方向に湾曲
    し、且つ、一側端に山形隆起部が形成されたア
    ルミ製桟瓦において、瓦本体の中央部の最も低
    い箇所に、屋根上設置物の取付け用支持片を上
    方へ突設した突出台を一体に設けるとともに、
    前記突出台を前後方向に長く形成し、さらに、
    前記突出台に、取付け用ボルトを挿通するボル
    ト通し孔を形成し、該ボルト通し孔を前記突出
    台の上面に開口させてあることを特徴とする屋
    根上設置物の支持用アルミ製桟瓦。 2 前記支持片は、前記山形隆起部よりも高く形
    成し、且つ、該山形隆起部よりも高い位置に屋
    根上設置物の取付孔を有することを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の屋根上設
    置物の支持用アルミ製桟瓦。
JP9482682U 1982-06-24 1982-06-24 屋根上設置物の支持用アルミ製桟瓦 Granted JPS58195716U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9482682U JPS58195716U (ja) 1982-06-24 1982-06-24 屋根上設置物の支持用アルミ製桟瓦

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9482682U JPS58195716U (ja) 1982-06-24 1982-06-24 屋根上設置物の支持用アルミ製桟瓦

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58195716U JPS58195716U (ja) 1983-12-26
JPS6243045Y2 true JPS6243045Y2 (ja) 1987-11-07

Family

ID=30226773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9482682U Granted JPS58195716U (ja) 1982-06-24 1982-06-24 屋根上設置物の支持用アルミ製桟瓦

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58195716U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5738020B2 (ja) * 1977-04-05 1982-08-13

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5738020U (ja) * 1980-08-07 1982-03-01
JPS5771618U (ja) * 1980-10-17 1982-05-01

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5738020B2 (ja) * 1977-04-05 1982-08-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58195716U (ja) 1983-12-26

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