JPS6242691B2 - - Google Patents

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JPS6242691B2
JPS6242691B2 JP14936078A JP14936078A JPS6242691B2 JP S6242691 B2 JPS6242691 B2 JP S6242691B2 JP 14936078 A JP14936078 A JP 14936078A JP 14936078 A JP14936078 A JP 14936078A JP S6242691 B2 JPS6242691 B2 JP S6242691B2
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JP
Japan
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curled portion
mold
annular
curled
approximately
Prior art date
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Expired
Application number
JP14936078A
Other languages
English (en)
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JPS5575833A (en
Inventor
Hikoichiro Fujimori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKEUCHI PURESU KOGYO KK
Original Assignee
TAKEUCHI PURESU KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by TAKEUCHI PURESU KOGYO KK filed Critical TAKEUCHI PURESU KOGYO KK
Priority to JP14936078A priority Critical patent/JPS5575833A/ja
Publication of JPS5575833A publication Critical patent/JPS5575833A/ja
Publication of JPS6242691B2 publication Critical patent/JPS6242691B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なカール部を有する缶の製法に関
する。さらに詳しくは、断面形状が半円形の環状
溝を有する第1の型によつてほぼ円形のカール部
を形成する第1工程と、半径が製造される断面形
状長円形のカール部の円弧とほぼ同一の断面形状
半円形の環状溝をもつ第2の型によつて所望の断
面形状長円形のカール部を形成する第2工程とか
らなる新規なカール部を有する缶の製法に関す
る。
近年、第5図に示すように多重カール部C1
その開口部周囲にもつ缶a1の開口部に、頂壁周縁
41と該周縁41から垂下するスカート部42と
該スカート部42を囲撓して薄肉に刻み込まれた
スコア線40とを有する蓋bを履い、該スカート
部42の下端部43を内曲げして前記缶の開口端
のカール部c1下面と係合せしめて密封した缶a1
蓋bとからなる容器が提供されている。該容器は
パツキング材44などを有するために良好に密封
されるとともに、前記スコア線40に沿つて引裂
き、前記缶a1のカール部c1下面と蓋bのスカート
部42の下端部43との係合を解くことによつて
該容器から蓋bを容易に除去できる利点がある。
しかし缶a1の缶径が小さく、缶を形成する素材が
約0.1〜0.2mmという薄肉の金属のばあい、カール
部c1の円弧の半径を約1mm以上の所望の大きさに
すると、缶c1の開口端壁45の上端を押圧してカ
ール部c1を製造する際、開口端壁45にしわある
いは座屈を生じてカール部c1が変形する。そのた
め缶a1のカール部c1と蓋bとを係合せしめても隙
間が生じ、容器の密封が困難となる。さらにしわ
を生じない程度にカール部c1の円弧の外径を小さ
く(たとえば約0.7mmに)すると、スカート部4
2の垂下長さも前記カール部c1に適合するように
短かくしなければならない。その結果、スカート
部42のスコア線40と下端部43との間隔(ス
コア線40に沿つてスカート部42の下端部43
を破断したときの引張帯の巾)が狭くなり、引裂
きの途中で該引張帯が折損し、以後のスコア線4
0の破断が困難となり容器の開口ができなくなる
欠点がある。そこで従来はたとえば第5図に示す
ように、開口端のカール部の円の直径を最初1mm
未満(たとえば約0.8mm)としてカール円を形成
し、つぎに円の直径をいくらか大(たとえば約
1.02mm)にして引続いてカールを形成し、2重円
のカールまたはさらにその加工を繰り返して3
重、4重の円を有するカールをつくり、カール円
の外径直径を大にする製法によつて断面形状長円
形の多重カール部を形成していた。このような製
法によれば、前記のごときしわを生ぜず、またス
コア線40破断中における引張帯の折損を防ぐこ
とはできるが材料の使用量も多くなり、また多数
の型によつて多数の工程を操り返すためにコスト
高となる欠点がある。
前述の製法のコスト高を解消する目的で、1個
の型によつて長円形カール部を製造する方法が、
たとえば特願昭50−61272号、(特開昭51−137585
号)に提案されている。特開昭51−137585号公報
に開示されている製法は、第6図に示すブリキ製
ネツクイン缶a2を使用し、型50を押し下げるこ
とによつてまず第7図に示すほぼ断面形状円形の
環状カール部51を形成し、さらに引続いて型5
0を缶a2に向つて押し下げることによつて第8図
に示す断面形状円形の環状カール部52を形成
し、さらに型50を押し下げると第9図に示され
る断面形状長円形のカール部c2が形成されるもの
である。
本発明は前記公報にもとづいて、アルミニウム
製缶(周知の絞り加工としごき加工とにより一体
成形された底付缶胴をもち、缶径約55mm、缶高約
100mm、開口端壁部の厚さ約0.28mm)によつて、
実験を繰り返したがシワ、座屈による変形を生じ
て、第9図に示される断面形状長円形のカール部
がえられないだけでなく、前記蓋Bのスコア線4
0に沿つて引張帯を除去したところ、その途中で
引張帯の折損を生じた。
本発明はこのような問題の解決のためになされ
たものであり、円形開口部を有する缶の開口端壁
の外周に断面形状長円形の環状カール部を形成す
るために、その半径が約0.3〜2.5mmの断面形状半
円形の環状溝を有する第1の型によつて前記開口
端壁を押し下げて該開口端壁の外周にほぼ断面形
状円形の環状カール部を形成する第1工程と、そ
の半径が前記第1の型の第1の環状溝の半径より
も0.2〜0.5mm大きい約0.5〜3.0mmである断面形状
半円形の環状溝を有する第2の型によつて前記第
1工程で形成されたほぼ円形のカール部をさらに
押し下げて該開口端壁の外周に断面形状長円形の
環状カール部を形成する第2工程とからなり、缶
径が小さく、開口部壁の厚さが0.1〜1.0mmという
薄肉のばあいでも、その短径dが1.0〜6.0mmでそ
の長径lが約1.2〜10mmである断面形状長円形の
環状カール部がえられ、該カール部はしわをまつ
たく生ぜず、さらにスコア線破断中における引張
帯の折損はまつたく生じることがない。
つぎに本発明のカール部を有する缶の製法を図
面によつて説明する。第1図は本発明の製法によ
つて形成された缶に蓋をかぶせた状態を示す部分
断面図、第2〜4図は本発明のカール部を有する
缶の製法の一実施例を示す説明図、第5図は従来
の製法によつて形成された缶に蓋をかぶせた状態
を示す部分断面図、第6〜9図は従来の製法の他
の実施例を示す説明図、第10〜11図は本発明
の製法によつて形成された缶にかぶせる蓋の他の
実施例を示す斜視図、第12〜13図は第10〜
11図の蓋のスコア線破断を説明するための斜視
図である。
第1図において、Aは本発明のカール部を有す
る缶の製法によつて製造された缶、Bは該缶Aに
かぶせられた蓋、Cは缶Aに形成されたほぼ断面
形状長円形の環状カール部である。
第2図において、A1はネツクイン缶であり、
該缶A1はアルミニウムを素材として、周知の絞
り加工としごき加工により一体成形された底付缶
胴を有し、直径約55mm、缶高約100mm、開口部壁
2の厚さ約0.28mmである。10は第1の型であ
り、該第1の型10は缶A1内に嵌入されるよう
に該缶A1の開口部2aの直径と同じ直径を有す
る突出円筒部11と該円筒部11に引続いて外方
に向つて設けられた半径R1が約1mmの環状溝1
2とを有する。1は缶A1の開口端、2は開口部
壁である。
第3図において、C1は前記第1の型10を押
し下げる第1工程によつて、第2図の缶A1の開
口部壁2の外周に形成されるほぼ断面形状円形の
環状カール部である。前記第1の型10の突出円
筒部11を缶A1の開口部2aに挿入し(第2図
参照)、引続いて第1の型10を缶A1に向つて押
し下げる第1工程によつて缶A1の開口端1をふ
くむ開口部壁2は環状溝12の内面に沿い、弧状
に延びて缶A1の円周方向に拡張され、続いてほ
ぼ断面形状円形の環状カール部C1が形成され
る。このとき缶A1の開口部壁2はその端部にお
いてわずかな長さの直線部3となる。4は開口部
壁2の外面である。
第4図において、20は第2の型、C2は断面
形状長円形の環状カール部である。
該第2の型20を押し下げる第2工程によつ
て、断面形状円形の環状カール部C1の直線部3
は開口部壁2の外面4(第3図参照)に接したの
ち、円形空間部5のなかに巻き込まれた円弧部6
との間に小円弧部6aを形成し、さらに第2の型
20を押し下げると第4図に示されるような内側
垂直壁7、上方に凸の半円形壁8、外側垂直壁
9、下方に凸の円弧部6および小円弧部6aに囲
まれた断面形状長円形の環状カール部C2が形成
され、前記直線部3は該カール部C2内に収まる
ようになる。前記第2の型20は突出円筒部21
と該円筒部21に引続いて外方に向つて設けられ
た半径R2が約1.2mmの環状溝22とを有する。該
カール部C2の長径lはその短径d(約2.5mm)の
約2倍(約5mm)に設定した。
第1図に示すようなカール部C2を缶Aの開口
部周縁にもつ缶Aに、周縁31とスカート部32
(長径lが約5mm)とを有し、該周縁31とスカ
ート部32とを結ぶ円弧部の半径を前記短径dの
約2.5mmとし、スカート部32下端から約3.5mmの
ところに該スカート部32を囲撓するスコア線3
0を設けたアルミニウム製の蓋Bによつて覆い、
スカート部32の下端部33を開口部壁2の外面
4に向つて折り曲げ、カール部C2の円弧部6と
係合させた結果、缶Aは完全に密封された。さら
に該缶Aを縦方向に切断し、カール部C2を観察
したところ、スカート部32の下端部を折り曲
げ、カール部C2の下面と係合させたことに伴な
う該カール部C2の変形は見られなかつた。
さらに該蓋Bをスコア線30に沿つて引裂き、
引裂き後の残存蓋を除去した。該スコア線30に
沿う引裂きに際して、引裂帯の折損は生じなかつ
た。
第4図の第2の型20の溝22の半径を約1.2
mmにしてもしわを生じることがなく、さらに続け
て該第2の型20を押し下げても缶胴は座屈する
ことがなかつた。さらに第2の型20の溝の半径
を0.7〜1.1mmにしたときにもカール円の開口端部
にしわや座屈などの変形を生ずることがなかつ
た。
本発明のカール部を有する缶の製法は、第1工
程によつてしわや座屈を生ずることなく断面形状
円形の環状カール部を形成することができ、第2
工程によつて第1工程において形成された直線部
を確実にカール部内に収めるとともにしわや座屈
などの変形を生ずることがなく、確実に短径約
2.5mm、長径約5mmの大きな断面形状長円形の環
状カール部を形成できる。さらに該カール部は円
弧部などの曲げ加工部を有して強度が補強される
とともに適度な弾性を有するために該カール部と
蓋との密封が完全となり、かつ適度な大きさを有
するために、蓋のスコア線に沿う引裂きの際に、
引裂帯の折損が生じないという効果を奏する。さ
らに加えて製造時間の短縮および材料の節約を達
成することができる。
本発明の方法によつて形成された缶Aにかぶせ
うる蓋は前述の蓋Bまたはbだけでなく、本発明
の精神を逸脱しないかぎり種々の蓋に適用しうる
ものであつて、どのような断面形状またはスコア
線を有するものでもよく、たとえば第10〜13
図に示す蓋B1およびB2のように、種々のスコア
線61,62および62を設けることができ周縁
の垂下長さdも所望の長さに設定できる。
以上述べたごとく、本発明のカール部を有する
缶の製法は、第1工程において形成された直線部
を確実にカール部内に収めるとともに、しわや座
屈などの変形を生ずることなく、たとえば短径約
6mm、長径約10mmといつた大きな断面形状長円形
の環状カール部をも確実に形成できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製法によつて形成された缶に
蓋をかぶせた状態を示す部分断面図、第2〜4図
は本発明のカール部を有する缶の製法の一実施例
を示す説明図、第5図は従来の製法によつて形成
された缶に蓋をかぶせた状態を示す部分断面図、
第6〜9図は従来の製法の他の実施例を示す説明
図、第10〜11図は本発明の製法によつて形成
された缶にかぶせる蓋の他の実施例を示す斜視
図、第12〜13図は第10〜11図の蓋のスコ
ア線破断を説明するための斜視図である。 (図面の主要符号)、A:缶、2:開口部壁、
C2:長円形カール部、C1:円形カール部、1
0:第1の型、20:第2の型、11:第1の環
状溝、21:第2の環状溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 円形開口部を有する缶の開口端壁の外周に断
    面形状長円形の環状カール部を形成するように、
    その半径が約0.3〜2.5mmの断面形状半円形の第1
    の環状溝を有する第1の型によつて前記開口端壁
    を押し下げて該開口端壁の外周にほぼ断面形状円
    形の環状カール部を形成する第1工程と、その半
    径が前記第1の型の第1の環状溝の半径よりも
    0.2〜0.5mm大きい約0.5〜3.0mmである断面形状半
    円形の第2の環状溝を有する第2の型によつて前
    記断面形状円形の環状カール部をさらに押し下げ
    て前記開口端壁の外周に断面形状長円形の環状カ
    ール部を形成する第2工程とからなることを特徴
    とするカール部を有する缶の製法。
JP14936078A 1978-11-30 1978-11-30 Production of can having curlings Granted JPS5575833A (en)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018066308A1 (ja) * 2016-10-03 2018-04-12 Tmc Japan株式会社 金属容器および蓋体付金属容器
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