JPS624249A - 高純度6−ニトロ−3−クロル安息香酸の製造法 - Google Patents

高純度6−ニトロ−3−クロル安息香酸の製造法

Info

Publication number
JPS624249A
JPS624249A JP14018885A JP14018885A JPS624249A JP S624249 A JPS624249 A JP S624249A JP 14018885 A JP14018885 A JP 14018885A JP 14018885 A JP14018885 A JP 14018885A JP S624249 A JPS624249 A JP S624249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
nitro
chlorobenzoic acid
solution
chlorobenzoic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14018885A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0710816B2 (ja
Inventor
Kenji Nakaji
中路 憲次
Kenji Nakaoka
憲治 中岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP14018885A priority Critical patent/JPH0710816B2/ja
Publication of JPS624249A publication Critical patent/JPS624249A/ja
Publication of JPH0710816B2 publication Critical patent/JPH0710816B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は安息香酸の3位、6位にそれぞれり1’#基、
ニトロ基を導入した6−ニトロ−3−クロル安息香酸の
高純度品を゛製造する方法に関するものである。
この安息香酸誘導体は農薬原料として有用であり、たと
えばこれから誘導される る除草剤が多用されている。このために純度の良好な6
−ニトロ−3−クロル安息香酸を生成する経済的な製造
法の開発が望まれてきた。
〔従来の技術〕
従来、高純度な6−ニトロ−3−クロル安息香酸の製造
法としては、高純度品の取得が可能な6−ニトロ−3−
アミノトルエンを出発原料とし、このアミノ基をジアゾ
化後りロル基に変換して6−ニトロ−3−クロルトルエ
ンとし、さらにメチル基を過マンガン酸カリウムでカル
ボキシル基に酸化して、6−ニトロ−3−クロル安息香
酸とする方法などによらなければならなかった( Be
1lstein、 5.、327 )。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記した6−ニトロ−3−アミントルエ
ンを出発原料とする方法は、原料が高価である上に、ジ
アゾ化や過マンガン酸カリウム酸化を必要とするので、
生成物は極めて高価となり、農薬原料の工業的製造法と
しては適していない。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者らは、高純度の6−ニトロ−3−クロル
安息香酸を経済的に取得し、工業的製造法として適用可
能な方法を提供することを目的として鋭意研究した結果
、本発明に到達した。
上記の目的は、3−クロル安息香酸をニトロ化して得ら
れる2−ニトロ−3−クロル安息香酸を主たる不純物と
して含む粗製6−ニトロ−3−クロル安息香酸を、アル
カリ水溶液に溶解してから酸を加えていくことにより分
別晶析を行なわせ、初期に析出する2−ニトロ−3−ク
ロル安息香酸を多く含有する結晶を除去した後、さらに
酸を加えることにより高純度の6−ニトロ−3−クロル
安息香酸を析出させる方法を採用することによって達成
可能である。
3−クロル安息香酸をニトロ化して得られる2−ニトロ
−3−クロル安息香酸を不純物として含む粗製6−ニト
ロ−3−クロル安息香酸を精製処理し、2−ニトロ体を
除去して高純度の6−二トロー3−クロル安息香酸を経
済的に取得する方法は、目的物である6−ニトロ体と2
−二トロ体との経済的な分離が困難であることから、従
来全く知られていなかった。
以下、本発明の具体的な構成を説明する。
本発明方法では3−クロル安息香酸を出発原料に用いる
が、このものはトルエンを核塩素化・異性化して得られ
る2−23−および4−クロルトルエン混合物から、吸
着剤を使用して分離した3−クロルトルエンを液相空気
酸化するなどの方法により、高純度品を経済的に取得す
ることが可能である。
この3−クロル安息香酸のニトロ化は、3−クロル安息
香酸を2〜IO重量倍程度の1硫酸と混合し、ここへ3
−クロル安息香酸1モルに対してLO〜L2モル゛程度
の発煙硝酸を単独でもしくは一硫酸と混合してO〜40
℃程度に温度を維持しつつ0.5〜L5時間程度かけて
滴下し、その後0〜40℃程度で数時間程度反応させる
などの方式で実施できる。
この反応液を水に投じると、主成分が目的とする6−ニ
トロ−3−クロル安息香酸で、他に10%程度の2−ニ
トロ−3−クロル安息香酸などを不純物として含む粗結
晶が得られる。
この粗結晶から2−二トロ体を除去するために4重々の
溶媒を用いて分別結晶を試みたが、微量成分で溶解性が
比較的小さい2−ニトロ体と主成分で溶解性が比較的大
きい6−ニトロ体とをシャープに分離することができず
、高純度の6−二トロー3−クロル安息香酸を収率よく
取得するには至ら7よかった。
そこで前記粗結晶から2−二トロ体を選択的に除去して
高純度の6−二トロ体を収率よ°く取得する方法につい
て鋭意検討し、前記粗結晶をアルカリ水溶液に溶解した
後、酸を加えて分別晶析を行なわせることにより、目的
が達成されることを見い出し、本発明を完成したのであ
る。
本発明では、かくして得られた、主たる不純物として2
−ニトロ−3−クロル安息香酸および若干の不純物とし
て未反応の3−クロル安息香−などを含む粗製6−ニト
ロ−3−クロル安息香酸をアルカリ水溶液に溶解する。
本発明で粗製6−ニトロ−3−クロル安息香酸を溶解す
るアルカリ水溶液としては、アルカリ金属やアルカリ土
類金属の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩の水溶液、アンモ
ニア水溶液などを使用することができる。
工業的には水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
カルシウムなどの水溶液が好ましく用いられる。
アルカリ水溶液におけるアルカリの量は、粗製6−ニト
ロ−3−クロル安息香酸に含、まれる酸成分に対して0
.9〜11当量程度用い、アルカリの濃度が1−10w
t%程度の水溶液として使用する。
溶解は常温、常圧で行なうことができる。
次いで、本発明では、粗製6−ニトロ−3−クロル安息
香酸を溶解したアルカリ水溶液に酸を添加して分別晶析
を行なわせる。
前記したアルカリ水溶液へ添加する酸としては、硫酸、
塩酸、硝酸な、どの無機強酸を使用するのが望ましいが
、酢酸などの有a r9も同様に使用することができる
酸の添加は、まず、前記したアルカリ水溶液に含有され
る酸、性不純物に対して通常l〜3当量程度に相当する
酸を添加する。すると不純物である2−ニトロ−3−ク
ロル安息香酸さらには3−クロル安息香酸を多く含有す
る結晶を析出させることができるので、こ:の結晶な固
液分離して除去する。
かくして初期に析出する結晶を除去した水溶液に、合計
量が使用したアルカリの10〜12当量程度の量の酸を
さらに加えることにより、高純度の6−二トロー3−ク
ロル安息香酸を析出させることができる。これを固液分
離、水洗、乾燥して、製品の高純度6−ニトロ−3−ク
ロル安息香酸を取得することができる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
実施例中の部は重量部を表わす。
実施例1 3−クロル安息香d70.5部との硫酸368部の混合
液に、発煙硝酸(比重L52)36部と濃硫酸36部の
混合液を20℃で1時間かけて滴下し、さらに3時間攪
拌を続けた。
反応生成物を水500部に投じ、析出した粗結晶をろ別
して、水洗・乾燥した。粗結晶の収量は88.3部で1
、組成は6−ニトロ−3−クロル安息香酸910%、2
−ニトロ−3−クロル安息香酸6.7%、その他2.3
%であった。
この粗結晶20部を水酸化カルシウム3.7部と水28
0部からなる水溶液に溶解した。ついでIN塩酸20部
を加え、析出した結晶をろ別した。取得量は2.1部で
、2−ニトロ−3−クロル安息香酸な多く含有していた
このろ液に塩酸を加えてpH1にし、析出した結晶をろ
別して、水洗・乾燥した。かくして得られた結晶の収量
は14.2部で、6−ニトロ−3−クロル安息香酸の含
有率は99.1%であった。
実施例2 実施例1で製造した粗結晶20部を水酸化ナトリウム3
.7部と水280部からなる水溶液に溶解した。ついで
IN硫酸12部を加え、析出した結晶をろ別した。取得
量は12部で、2−二トロー3−クロル安息香酸を多く
含有していた。
このろ液に硫酸を加えてpH1にし、析出した結晶をろ
別して、水洗・乾燥した。かくして得られた結晶の収量
は15,0部で、6−ニトロ−3−クロル安息香酸の含
有率は98.0%であった。
〔発明の効果〕
以上詳述した本発明方法により、3−クロル安息香酸を
原料として、純度の良好な6−ニトロ−3−クロル安息
香酸を経済的に製造することが可能になった。
特許出願大東し株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 3−クロル安息香酸をニトロ化して得られる2−ニトロ
    −3−クロル安息香酸を主たる不純物として含む粗製6
    −ニトロ−3−クロル安息香酸を、アルカリ水溶液に溶
    解してから酸を加えていくことにより分別晶析を行なわ
    せ、初期に析出する2−ニトロ−3−クロル安息香酸を
    多く含有する結晶を除去した後、さらに酸を加えること
    により高純度の6−ニトロ−3−クロル安息香酸を析出
    させることを特徴とする高純度6−ニトロ−3−クロル
    安息香酸の製造法。
JP14018885A 1985-06-28 1985-06-28 高純度6−ニトロ−3−クロル安息香酸の製造法 Expired - Lifetime JPH0710816B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14018885A JPH0710816B2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28 高純度6−ニトロ−3−クロル安息香酸の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14018885A JPH0710816B2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28 高純度6−ニトロ−3−クロル安息香酸の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS624249A true JPS624249A (ja) 1987-01-10
JPH0710816B2 JPH0710816B2 (ja) 1995-02-08

Family

ID=15262953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14018885A Expired - Lifetime JPH0710816B2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28 高純度6−ニトロ−3−クロル安息香酸の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0710816B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108218709A (zh) * 2016-12-14 2018-06-29 江苏联化科技有限公司 2-氯-4-氟-苯甲酸硝化产物的分离方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108218709A (zh) * 2016-12-14 2018-06-29 江苏联化科技有限公司 2-氯-4-氟-苯甲酸硝化产物的分离方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0710816B2 (ja) 1995-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3917719A (en) Process for the preparation of 4-nitro-m-cresol
JPS624249A (ja) 高純度6−ニトロ−3−クロル安息香酸の製造法
JPH05132450A (ja) 2−ニトロ−3−メチル安息香酸の製造法
JP3923121B2 (ja) 4,4′−アゾビス−4−シアノ吉草酸の製造法
US4341902A (en) Process for the production of 5-nitro-acet-2,4-xylidine
JP3503115B2 (ja) フリーヒドロキシルアミン水溶液の製造方法
JPH09216854A (ja) 3−クロロ−3’−ニトロ−4’−メトキシベンゾフエノンの製造方法
JPH1180072A (ja) 高純度低級飽和脂肪族カルボン酸ヒドロキシルアミンの製造方法
JPH03190847A (ja) 3,4―ジクロロニトロベンゼンの精製法
JPS58192862A (ja) シス−β−(トリメチルアンモニウム)−アクリロニトリルトシレ−トおよびその製法
Amend 4-and 5-acetamino Acetanthranils and Some Quinazolines Derived Therefrom...
JPH10316646A (ja) 高純度の結晶質o−メチルイソ尿素酢酸塩の製造方法及び該方法で得られた結晶質o−メチルイソ尿素酢酸塩
WO1989001469A1 (en) Process for purifying 4,4'-dihydroxydiphenyl sulfone
JPH0259142B2 (ja)
RU2088575C1 (ru) Способ получения 5,7-дибром-8-оксихинолина
JPS62255454A (ja) 2−〔4,4’−ビス(ジメチルアミノ)−ベンゾヒドリル〕−5−ジメチルアミノ安息香酸の製造法
JPS5932461B2 (ja) p−トルエンスルホン酸クロリドの精製方法
JPH0558962A (ja) 2,4−ジクロロ−3− エチル−6− ニトロフエノールの精製方法
JPH03145448A (ja) ベンジルアセトオキシムの精製方法
JPS62298567A (ja) 高純度dl−アミノニトリルの製造法
JPH0114904B2 (ja)
JPH04360878A (ja) 芳香族トリアゾール類の製造方法
JP2001002615A (ja) ジペンタエリスリトールの分離方法
WO2004096750A1 (ja) 3-ニトロ-4-アルコキシ安息香酸の製造方法
JPH0114903B2 (ja)