JPS6242231B2 - - Google Patents

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JPS6242231B2
JPS6242231B2 JP18076882A JP18076882A JPS6242231B2 JP S6242231 B2 JPS6242231 B2 JP S6242231B2 JP 18076882 A JP18076882 A JP 18076882A JP 18076882 A JP18076882 A JP 18076882A JP S6242231 B2 JPS6242231 B2 JP S6242231B2
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JP
Japan
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temperature
compressor
signal
thermostat
stop
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Application number
JP18076882A
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JPS5969678A (ja
Inventor
Tsutomu Takei
Masayuki Aono
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6242231B2 publication Critical patent/JPS6242231B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、冷蔵装置の温度制御装置に関し、詳
しくは蒸発器の吸込温度を検出して冷蔵運転時に
おける容量制御と圧縮機の発停とをさせることに
より庫内温度制御を行ない、蒸発器の吹出温度を
検出して圧縮機を停止させることにより過冷却防
止を行なう冷蔵装置の温度制御装置に関する。
従来技術の冷蔵装置の温度制御装置(特開昭55
−165466号公報)には第1図に示すように海上コ
ンテナSCのダクトDTに設置された庫内温度感温
素子RSで検出される吸込(庫内)温度で冷蔵品
が配置された庫内Rの温度を設定範囲に保つよう
に制御する一方、吹出温度感温素子SSで検出さ
れる吹出温度で冷蔵品の過冷却を防止したものが
ある。この種の従来技術の温度制御装置では、例
えば第2図に示すように庫内温度感温素子RSで
検出された吸込温度に応答してオンオフする圧縮
機発停用サーモスタツトS1と容量制御用サーモス
タツトS2と、吹出温度感温素子SSで検出された
吹出温度に応答してオンオフする吹出温度制御用
サーモスタツトS3と、常閉接点ARC1,常開接点
ARC2およびコイルARからなる補助リレーとを
組み合わせ、ホツトガスバイパス管に設けられた
電磁弁HVと、液管に設けられた電磁弁LVと、前
記両接点ARC1,ARC2をオンオフする補助リレ
ーのコイルARとを動作制御してプルダウン運転
と適温内における容量制御による安定運転とを行
なうようにしている。このような温度制御装置に
よる庫内温度制御では、第3図に示すように冷蔵
装置の冷蔵運転スイツチを入れて圧縮機を起動さ
せると、吸込温度TRと吹出温度TSとが低下して
くるが、全負荷運転であるから吸込温度TRと吹
出温度TSとの温度差が大きくなり、時刻t0で吸
込温度TRが2℃になつたときには吹出温度TS
−3℃以下になつている。このため、容量制御用
サーモスタツトS2がオンして補助リレーのコイル
ARが通電されることにより常閉接点ARC1がオ
フ、常開接点ARC2がオンになつたときには既に
吹出温度制御用サーモスタツトS3がオフしている
ので、ホツトガスバイパス用電磁弁HVが「閉」
になつたままとなる。また、このときには液用電
磁弁LVも「閉」になつているので結局、圧縮機
発停用サーモスタツトS1がオンしていても圧縮機
は停止してしまうことになる。これにより、前記
両温度TR,TSが共に上昇してくるが、次に時刻
t1で吹出温度TSが0℃になると、吹出温度制御
用サーモスタツトS4がオンになつて液用電磁弁
LVが「開」になることにより圧縮機が再び起動
され、この場合、常開接点ARC2がオンしている
のでホツトガスバイパス用電磁弁HVも「開」に
なり低負荷運転となる。次に、両温度TR,TS
低下してきて時刻t2で吹出温度TSが−3℃にな
ると吹出温度制御用サーモスタツトS3がオフして
圧縮機が停止する。このようにして時刻t3〜t11
で同様に吹出温度制御用サーモスタツトS3のオン
オフによる圧縮機の発停が繰返される。そして、
吸込温度TRが時刻t12で0℃になると圧縮機発停
用サーモスタツトS1がオフするので吹出温度制御
用サーモスタツトS3のオンにより起動していた圧
縮機は停止する。この時刻t12以降においては吸
込温度TRが低く、蒸発温度が低いため冷媒循環
量が少なく、かつホツトガスバイパスの割合も大
きくなつて劣却能力が小さくなり、吹出温度制御
用サーモスタツトS3はオンのままに維持されて圧
縮機は圧縮機発停用サーモスタツトS1のオンオフ
による、つまり吸込温度TRでの発停による正規
の容量制御になる。
ところで、このように吸込温度TRが設定温度
0℃になつて正規の容量制御運転になるまでの過
渡期において、吹出温度制御用サーモスタツトS3
のオンオフにより、つまり吹出温度TSにより圧
縮機の発停が繰返されるので、(i)圧縮機の発停頻
度が多くなり圧縮機の耐久性に影響を与え、(ii)圧
縮機発停制御用サーモスタツトS1による正規の圧
縮機発停運転になるまでに時間が長くかかり、庫
内の冷蔵品の品質が悪くなる等の不具合があつ
た。
本発明は、上述に鑑み、庫内温度の制御を開始
してから吸込温度制御による正規の容量制御運転
になるまでの過渡期においては過冷却防止のため
の吹出温度制御による圧縮機の停止を行なわない
ようにすることにより速やかに吸込温度を低下さ
せてこの過渡期を短縮し、これにより圧縮機の不
要な発停の頻度を減らして冷蔵品の品質を良好に
保持することを目的とする。
本発明の構成は、蒸発器の吸込温度を検出して
冷蔵運転時における庫内温度制御に使用される庫
内温度感温素子と、蒸発器の吹出温度を検出して
過冷却防止に使用される吹出温度感温素子と、庫
内温度感温素子で検出された吸込温度が、下降し
て第1設定温度範囲の下限になると低負荷運転信
号を出力し、上昇して第1設定温度範囲の上限に
なると全負荷運転信号を出力する容量制御用サー
モスタツトと、庫内温度感温素子で検出された吸
込温度が、下降して前記第1設定温度範囲よりも
低温の第2設定温度範囲の下限になると圧縮機停
止信号を出力し、上昇して第2設定温度範囲の上
限になると圧縮機起動信号を出力する圧縮機発停
用サーモスタツトと、吹出温度感温素子で検出さ
れた吹出温度が、下降して第2設定温度範囲より
低温の過冷却防止温度範囲の下限になると圧縮機
停止信号を出力し、上昇して過冷却防止範囲の上
限になると圧縮機起動信号を出力する吹出温度制
御用サーモスタツトと、圧縮発停用サーモスタツ
トの出力信号に応答して冷蔵運転開始時からの圧
縮機停止回数をカウントし、所定カウント数のと
きに作動信号を出力するカウンタと、カウンタか
ら作動信号が出力されるまでは吹出温度制御用サ
ーモスタツトの出力信号とは無関係に圧縮機発停
用サーモスタツトの出力信号により圧縮機の発停
を行わせ、前記作動信号が出力されたときには圧
縮機発停用と吹出温度制御用の両サーモスタツト
のいずれか一方の圧縮機停止信号の出力により圧
縮機を起動する回路手段とにより構成して、冷蔵
運転開始時からほぼ定常運転状態になるまでの過
渡期においては過冷却防止のための吹出温度制御
を行わないようにしたものである。
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
〈実施例 1〉 第4図は本発明の実施例が適用される海上コン
テナ用冷蔵装置の冷凍サイクルを示す図である。
第4図において、Aは圧縮機、Bは凝縮機、Cは
感温膨張弁、Dは定圧膨張弁、Eは蒸発器、Fは
フアンである。LVは高圧液管Gに設けられた液
用電磁弁、HVはホツトガスバイパス管Hに設け
られたホツトガスバイパス用電磁弁であり、両電
磁弁LV,HVはその開閉制御部へこの弁を「開」
にする開信号が、または「閉」にする閉信号が与
えられることによりそれぞれ「開」または「閉」
にされる。なお、低圧液管Jには低圧圧力を検出
する図示しない圧力スイツチがあり、液用電磁弁
LVが「閉」になつて低圧圧力が低下することに
よりこの圧力スイツチがオフになつて圧縮機Aが
停止させられるようになつている。
第5図は第4図の冷凍サイクルを制御して庫内
温度を制御する温度制御装置の構成図であり、第
2図と対応する部分には同一の符号が付される。
第5図において、S1,S2は庫内温度感温素子RS
が検出した吸込温度TRに応答するサーモスタツ
トであつて、特にS2は吸込温度TRが、下降して
第1設定温度範囲TS2(例えば2℃〜3℃)の下
限2℃になると接点がオンになつて低負荷運転信
号を出力し、上昇して第1設定温度範囲TS2の上
限3℃になると接点がオフになつて全負荷運転信
号を出力する容量制御用サーモスタツトであり、
S1は庫内温度感温素子RSで検出された吸込温度
Rが、下降して、第1設定温度範囲TS2よりも
低温の第2設定温度範囲TS1(例えば0℃〜1
℃)の下限0℃になると接点がオフになつて圧縮
機停止信号を出力し、上昇して第2設定温度範囲
S1の上限1℃になると接点がオンになつて圧縮
機起動信号を出力する圧縮機発停用サーモスタツ
トである。S3は吹出温度感温素子SSで検出され
た吹出温度TSが、下降して前記第2設定温度範
囲TS1よりも低温の過冷却防止温度範囲TS3(例
えば0℃〜−3℃)の下限になると接点がオフに
なつて圧縮機停止信号を出力し、上昇して過冷却
防止温度範囲TS3の上限になると接点がオンにな
つて圧縮機起動信号を出力する吹出温度制御用サ
ーモスタツトである。CTは圧縮機発停用サーモ
スタツトS1の出力信号、例えば圧縮機停止信号に
応答して冷蔵運転開始時からの圧縮機Aの停止回
数をカウントし、所定カウント数(例えば3回)
のときに作動信号を出力するカウンタである。M
は常閉接点ARC1,2個の常開接点ARC2,ARC3
および容量制御用サーモスタツトS2の低負荷運転
信号により通電されるコイルARからなる補助リ
レーと、カウンタCTの作動信号によりオフにな
る常閉接点CTCとを有する回路手段である。な
お、S4は吸込温度TRが、下降して例えば−3℃
になるとオフし、上昇して例えば−2℃になると
オンする適温表示用サーモスタツト、LPは適温
表示ランプである。
次に動作を説明する。
先ず、冷蔵装置の冷蔵運転スイツチがオンにな
つてプルダウン運転が開始される。この開始によ
り、圧縮機Aが起動して吸込温度TRと吹出温度
Sとが第6図に示すように低下してくるが、全
負荷運転であるので両温度差が大きくなる。時刻
t00で吸込温度TRが第1設定温度範囲TS2の下限
である2℃になる。同時刻t00には吹出温度TS
過冷却防止温度範囲TS3の下限である−3℃以下
になる。このため、容量制御用サーモスタツトS2
がオンして低負荷運転信号が発生して補助リレー
のコイルARが通電される。この通電により、常
閉接点ARC1がオフに、常開接点ARC2,ARC3
オンになるが、このときには吹出温度制御用サー
モスタツトS3も既にオフしている。ところが、吹
出温度制御用サーモスタツトS3に並列の常閉接点
CTCが、カウンタCTから圧縮機Aの停止回数が
所定数(例えば3回)になつて作動信号が出力さ
れるまではオンしたままである。このため、ホツ
トガスバイパス用電磁弁HVと液用電磁弁LVとに
は常閉接点ARC1と吹出温度制御用サーモスタツ
トS3が共にオフしていても圧縮機発停用サーモス
タツトS1からの圧縮機起動信号が開信号として常
閉接点CTCを介して入力され続ける。その結
果、圧縮機Aは吹出温度制御用サーモスタツトS3
がオフになつても停止せず時刻t00において全負
荷運転から低負荷運転に切り換わり、両温度T
R,TSの低下速度が遅くなりながら、更に両温度
R,TSは低下してくる。
次に、時刻t20において吸込温度TRが第2設定
温度範囲TS1の下限である0℃になると、圧縮機
発停用サーモスタツトS1がオフになつて圧縮機停
止信号が発生する。この信号は、常開接点CTC
を介して両電磁弁HV,LVに閉信号として与えら
れるとともに常開接点ARC3を介してカウンタ
CTにも与えられる。このため、両電磁弁HV,
LVが共に「閉」になつて圧縮機Aが停止し、か
つカウンタCTのカウント数が「1」になる。こ
うして、圧縮機Aが停止することにより両温度T
R,TSが上昇してくる。この両温度TR,TS
内、吹出温度TSが過冷却防止温度範囲TS3の上
限である0℃になつて吹出温度制御用サーモスタ
ツトS3がオンしても圧縮機Aの停止に変化はな
い。他方、吸込温度TRが時刻t30において第2設
定温度範囲TS1の上限である1℃になると、圧縮
機発停用サーモスタツトS1がオンして圧縮機起動
信号が発生する。
この信号は、オンになつている常閉接点CTC
を介して両電磁弁LV,HVに開信号として与えら
れる。これにより、両電磁弁LV,HVが共に
「開」になつて圧縮機Aが起動させられる。従つ
て時刻t30になると、再び両温度TR,TSが低下
する。このようにして、圧縮機Aはその停止回数
が所定回数、つまり3回になる時刻t70になつて
カウンタCTから作動信号が発生することにより
常閉接点CTCがオフするまでは、吹出温度制御
用サーモスタツトS3の出力信号とは無関係に、圧
縮機発停用サーモスタツトS1のオンオフにより発
停をさせられる。そして、圧縮機Aはカウンタ
CTから作動信号が出力されて常閉接点CTCがオ
フする時刻t70以降においては圧縮機発停用と吹
出温度制御用のサーモスタツトS1,S3のいずれか
一方の圧縮機停止信号、つまりいずれか一方がオ
フすることにより停止をさせられるとともに両サ
ーモスタツトS1,S3の両方の圧縮機起動信号、つ
まり両方がオンしたときのみ起動をさせられる。
従つてこの実施例によれば、冷蔵運転開始時から
ほぼ定常運転になる時刻t70までの過渡期は過冷
却防止のための吹出温度制御を行わず、この過渡
期を経過した後に吹出温度制御を行うようにして
吸込温度を速やかに低下させることにより過渡期
を短かくして圧縮機の発停頻度を減らしている。
第7図は、第4図に示す実施例を他の電気回路
に適用した場合の該回路図であり、第5図と対応
する部分には同一の符号が付される。第7図にお
いて符号Vは、第1および第2設定温度ならびに
適温表示用サーモスタツトS4の設定温度を調節す
るボリユーム、B1〜B3はボリユームVと庫内温
度感温素子RSと吹出温度感温素子SSとの各電気
抵抗にそれぞれ対応して電気信号に変換する第1
〜第3変換器、AMPは第1変換器B1と第2変換
器B2との差に対応した信号を増幅して出力する
増幅器、AND1〜AND5およびIはそれぞれ回路
手段M′としての第1〜第5アンド回路およびイ
ンバータである。S1〜S4はそれぞれ第5図に対応
するサーモスタツトであり、それぞれのサーモス
タツトS1〜S4は庫内温度感温素子RS、吹出温度
感温素子SSで検出された吸込温度TR,吹出温度
Sに対応する各変換器B1〜B3からの出力信号
を、基準信号V1〜V4との間で比較することによ
り論理「1」または「0」の信号を出力する。圧
縮機発停用と吹出温度制御用のサーモスタツト
S1,S3は圧縮機起動信号として論理「1」、圧縮
機停止信号として論理「0」の信号を出力し、容
量制御用サーモスタツトS2は全負荷運転信号とし
て論理「0」、低負荷運転信号として論理「1」
の信号を出力する。なお、これら各サーモスタツ
トS1〜S3は吸込温度TRと吹出温度TSの各変化に
対して第5図、第6図と同様にして前記各信号を
出力するようになつている。カウンタCTは、圧
縮機発停用サーモスタツトS1から論理「0」の圧
縮機停止信号が入力される毎にカウントを行な
い、容量制御用サーモスタツトS2から論理「1」
の低負荷運転信号がインバータIを介して入力さ
れたときにカウント可能にセツトされるとともに
カウント数が所定数(例えば3回)になつたとき
に論理「1」の作動信号を出力し、所定数に達し
ない間は論理「0」の信号を出力する。
次に、この回路の動作を説明する。
先ず、冷蔵運転スイツチがオンにされてプルダ
ウン運転がスタートする。このスタートに伴ない
第1,第2変換器B1,B2および増幅器AMPを介
して、圧縮機発停用と容量制御用の各サーモスタ
ツトS1,S2に吸込温度TRをボリユームVで調節
した値に対応した信号が、また第3変換器B3
介して吹出温度制御用サーモスタツトS3に吹出温
度TSに対応した信号がそれぞれ入力される。ス
タート時は両温度TR,TSが共に高く、それに対
応した入力信号により、圧縮機発停用と吹出温度
制御用の各サーモスタツトS1,S3は論理「1」の
圧縮機起動信号を、容量制御用サーモスタツトS2
は論理「0」の全負荷運転信号をそれぞれ出力す
る。このため、第1,第5アンド回路AND1
AND5はそれぞれ論理「1」の開信号と論理
「0」の閉信号を出力する。このため、液用電磁
弁LVは「開」に、ホツトガスバイパス用電磁弁
HVは「閉」になる。こうして、装置は全負荷運
転になる。この運転により吹出温度TSが過冷却
防止温度範囲TS3の下限である−3℃になると、
第3変換器B3からの入力信号により吹出温度制
御用サーモスタツトS3が論理「0」の圧縮機停止
信号を出力し、しかも吸込温度TRが第1設定温
度範囲TS2の下限になつて容量制御用サーモスタ
ツトS2が論理「1」の低負荷運転信号を出力して
第4アンド回路AND4が論理「1」の信号を出力
する。ところが、カウンタCTが論理「0」の信
号を出力しているので、第2アンド回路AND2
第4アンド回路AND4が論理「1」の信号を出力
しても論理「0」の信号を出力する。つまり、吹
出温度制御用サーモスタツトS3はカウンタCTが
論理「1」の作動信号を出力するまでは圧縮機A
の発停には関係しなくなる。すなわち、この場
合、第1アンド回路AND1は圧縮機発停用サーモ
スタツトS1の出力信号により、第5アンド回路
AND5は第1アンド回路AND1の出力信号と容量
制御用サーモスタツトS2の出力信号とにより論理
「1」「0」の信号を出力する。そして、吸込温度
Rが第1設定温度範囲TS2の下限以下になると
容量制御用サーモスタツトS2は論理「1」の信号
のみ出力するので、第5アンド回路AND5が論理
「1」を出力し、ホツトガスバイパス用電磁弁HV
は開となり低負荷運転となる。また液用電磁弁
LVは圧縮機発停用サーモスタツトS1の出力信号
により「開」「閉」、つまり圧縮機Aの発停が行わ
れる。この場合の圧縮機Aの起動は低負荷運転
と、蒸発器Eを含む冷蔵装置の熱容量のため両温
度TR,TSの差が小さくなる。こうして、圧縮機
Aの停止回数が所定回数、例えば3回になつてカ
ウンタCTが論理「1」の作動信号を出力する
と、第1,第5アンド回路AND1,AND5は、第
2,第4アンド回路AND2,AND4を介する吹出
温度制御用サーモスタツトS3と圧縮機発停用サー
モスタツトS1の一方の論理「0」の圧縮機停止信
号により圧縮機Aを停止する論理「0」の閉信号
を出力し、両方の論理「1」の圧縮機起動信号に
より圧縮機Aを起動する開信号を出力することが
できる。なお、この実施例では吹出温度感温素子
SSで検出された吹出温度TSが、過冷却防止温度
範囲の下限以下になる時間が従来例に比し長い
が、プルダウン時においては冷蔵品自体の温度が
庫内温度に一致していないから、これによつて冷
蔵品が凍結するおそれはないのである。
〈実施例 2〉 第8図は本発明の他の実施例における冷凍サイ
クルを示す図であり、第4図と対応する部分には
同一の符号が付される。第8図では、ホツトガス
バイパス管HにキヤピラリチユーブTBを設け、
(但し、定圧膨張弁であつてもよく、また配管の
みでもよい。)このキヤピラリチユーブTBに並列
に分岐して補助ホツトガスバイパス管H′を設
け、この補助ホツトガスバイパス管H′に補助ホ
ツトガスバイパス用電磁弁HV′を設けており、そ
の他の構成は第4図と同様である。
第9図は上記冷凍サイクルに対応した本発明の
他の実施例の構成を示す図であり、第5図と対応
する部分には同一の符号が付される。第9図の構
成は、回路手段M″内に、補助容量制御用サーモ
スタツトS3′を有し、またこのサーモスタツト
S3′に直列に補助ホツトガスバイパス用電磁弁
HV′が挿入されている点を除けば、第5図と同様
である。
補助容量制御用サーモスタツトS3′は吹出温度
Sが、下降して第3設定温度範囲TS3′の下限
(例えば−2.4℃)になるとオンし、上昇してその
温度範囲TS3′の上限(例えば−1.2℃)になると
オフするようになつている。
次に、動作を第10図を参照しながら説明す
る。
冷蔵運転スイツチをオンにすると圧縮機発停用
サーモスタツトS1の圧縮機起動信号が開信号とし
て液用電磁弁LVを「開」にすることにより圧縮
機Aが起動し吸込と吹出の両温度TR,TSは全負
荷運転で急速に低下する。この場合、第5図の実
施例と同様に時刻t00′で吸込温度TRが第1設定温
度範囲TS2の下限である2℃になつたときには既
に吹出温度TSが過冷却防止温度範囲TS3の下限
である−4℃以下になる。このため、容量制御用
サーモスタツトS2がオンになつて常閉接点ARC1
がオフに、常開接点ARC2,ARC3がオンになつ
たときには既に吹出温度制御用サーモスタツトS3
がオフになつている。ところが、カウンタCTか
らは作動信号が出力されないので、常閉接点
CTCはオンしたままで、かつ補助容量制御用サ
ーモスタツトS3′も吹出温度TSが下降して第3設
定温度範囲TS3′の下限である−2.4℃以下のため
にオンしているので、全電磁弁HV′,HV,LVが
「開」になり両温度TR,TSは第1低負荷運転で
徐々に低下する。そして、時刻t20′において吸込
温度TRが第2設定温度範囲TS1の下限である0
℃になると、圧縮機発停用サーモスタツトS1がオ
フになつて圧縮機停止信号が出力され、これが閉
信号として全電磁弁HV′,HV,LVに与えられて
これら電磁弁HV′,HV,LVは「閉」になり圧縮
機Aが停止する。これにより両温度TR,TSが上
昇し、時刻t30′において吸込温度TRが第2設定温
度範囲TS1の上限である1℃になると、圧縮機発
停用サーモスタツトS1がオンになつて圧縮機起動
信号が出力される。このとき吸込温度TSが第3
設定温度範囲TS3′の上限である−1.2℃以上にな
つているので、補助容量制御用サーモスタツト
S3′がオフしている。このため、液用電磁弁LVと
ホツトガスバイパス用電磁弁HVが「開」、補助ホ
ツトガスバイパス用電磁弁HV′が「閉」になつて
圧縮機Aが起動して両温度TR,TSが第2低負荷
運転で第10図のように低下する。ところが時刻
t40′において、吹出温度TSが第3設定温度範囲T
S3′の下限である−2.4℃になると補助容量制御用
サーモスタツトS3′がオンになつて補助ホツトガ
スバイパス用電磁弁HV′を「開」にする。これに
より、全電磁弁LV,HV,HV′が「開」になつて
両温度TR,TSの低下速度が低くなる。吹出温度
Sが過冷却防止温度範囲TS3の下限である−4
℃以下になる前の時刻t50′において吸込温度TR
第2設定温度範囲TS1の下限である0℃になる
と、圧縮機発停用サーモスタツト(S1)がオフし
て圧縮機停止信号が出力されて全電磁弁LV,
HV′,HVが「閉」になることにより圧縮機Aが
停止する。こうして、時刻t80′までは圧縮機発停
用サーモスタツトS1のオンオフにより圧縮機Aの
発停が繰返される。ところで、圧縮機Aの停止回
数が所定数例えば3回になると、カウンタCTか
ら作動信号が発生し、この作動信号により常閉接
点CTCがオフになる。このため、吹出温度制御
用サーモスタツトS3は時刻t80′以降は正規の過冷
却防止動作を行なうことができるようになる。即
ち、時刻t100′,t120′では圧縮機発停用サーモスタ
ツトS1により、時刻t110′では吹出温度制御用サー
モスタツトS3により圧縮機が停止され、時刻
t110′,t130′では圧縮機発停用サーモスタツトS1
より、時刻t160′では吹出温度制御用サーモスタツ
トS3により圧縮機Aが起動される。なお、時刻
t90′,t140′は補助容量制御用サーモスタツトS3′に
より補助ホツトガスバイパス用電磁弁HV′が
「開」になる時刻である。このように、この実施
例では低負荷運転を2段階にすることにより、安
定運転に入いる前の過渡期で吹出温度制御用サー
モスタツトS3が正規の動作を行えないようにした
ときには、吸込温度TRが0℃になる前に吹出温
度TSが急激に低下することを抑えるようにして
急激な過冷却を防止し、安定運転にはいつたとき
は正規の動作を行える、吹出温度制御用サーモス
タツトS3により直接過冷却を防止するようにして
いる。
第11図は第9図の実施例を他の電気回路に適
用した場合の該回路図であり、第7図、第9図と
対応する部分には同一の符号が付される。第11
図の回路は第7図の回路に更に補助吹出温度制御
用サーモスタツトS3′と、回路手段Mにおける
第6アンド回路AND5′と、補助ホツトガスバイパ
ス用電磁弁HV′とを新たに設けている点を除け
ば、第7図の回路と同様な構成を有している。ま
た、第11図の回路は、補助ホツトガスバイパス
用電磁弁HV′が吹出温度TSが低下して−2.4℃に
なつたときに第6アンド回路AND5′からの論理
「1」の開信号により「開」にされるとともに吹
出温度TSが上昇して−1.2℃になつたときに第6
アンド回路AND5′からの論理「0」の閉信号によ
り「閉」にされるように動作し、それ以外は第7
図の回路動作と同様である。
なお、この実施例2によれば、実施例1に比
し、プルダウン時における圧縮機Aの発停を防止
しながら急激な吹出温度TSの低下を防止できる
利点がある。
以上の実施例の説明では、低負荷運転はホツト
ガスバイパス用電磁弁を開いてホツトガスバイパ
スを行つたが、圧縮機を低速回転としたり、圧縮
機の圧縮容積を段階的に減少(たとえば、レシプ
ロ式の圧縮機の場合、複数の気筒のうちの一部を
アンロードさせる)したりする公知の低負荷運転
にしてもよい。また電気回路としては、以上の実
施例の他、マイクロコンピユータを用いてもよ
い。この場合、各サーモスタツトはマイクロコン
ピユータにより構成され、マイクロコンピユータ
が各サーモスタツトの機能を発揮するのである。
さらに第1、第2設定温度範囲及び過冷却防止温
度範囲については、低温側の設定温度範囲の上限
が高温側の設定温度範囲の下限よりも高くなつて
もよく、低温側設定温度範囲の中心値が高温側の
設定温度範囲の中心値よりも低ければよいのであ
る。
以上のように、本発明によれば、蒸発器の吸込
温度を検出して冷蔵運転時における庫内温度制御
に使用される庫内温度感温素子と、蒸発器の吹出
温度を検出して過冷却防止に使用される吹出温度
感温素子と、庫内温度感温素子で検出された吸込
温度が、下降して第1設定温度範囲の下限になる
と低負荷運転信号を出力し、上昇して第1設定温
度範囲の上限になると全負荷運転信号を出力する
容量制御用サーモスタツトと、庫内温度感温素子
で検出された吸込温度が、下降して前記第1設定
温度範囲よりも低温の第2設定温度範囲の下限に
なると圧縮機停止信号を出力し、上昇して第2設
定温度範囲の上限になると圧縮機起動信号を出力
する圧縮機発停用サーモスタツトと、吹出温度感
温素子で検出された吹出温度が、下降して第2設
定温度範囲よりも低温の過冷却防止温度範囲の下
限になると圧縮機停止信号を出力し、上昇して過
冷却防止範囲の上限になると圧縮機起動信号を出
力する吹出温度制御用サーモスタツトと、圧縮発
停用サーモスタツトの出力信号に応答して冷蔵運
転開始時からの圧縮機停止回数をカウントし、所
定カウント数のときに作動信号を出力するカウン
タと、カウンタから作動信号が出力されるまでは
吹出温度制御用サーモスタツトの出力信号とは無
関係に圧縮機発停用サーモスタツトの出力信号に
より圧縮機の発停を行わせ、前記作動信号が出力
されたときには圧縮機発停用と吹出温度制御用の
両サーモスタツトのいずれか一方の圧縮機停止信
号の出力により圧縮機を起動する回路手段とによ
り構成して、冷蔵運転開始時からほぼ定常運転状
態になるまでの過渡期においては過冷却防止のた
めの吹出温度制御を行わないようにしたので、吸
込温度制御による正規の容量制御運転になるまで
の過渡期においては、過冷却防止のための吹出温
度制御による圧縮機の停止を行なわないようにす
ることにより速やかに吸込温度を低下させてこの
過渡期を短縮し、これにより圧縮機の不要な発停
の頻度を減らして冷蔵品の品質を良好に保持する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は従来例を示し、第1図は海上
コンテナ用冷蔵装置の概略的構成図、第2図は温
度制御装置を示す電気回路図、第3図は吸込温度
と吹出温度との変化を示す線図、第4図〜第7図
は本発明の一実施例を示し、第4図は冷凍サイク
ルを示す図、第5図は温度制御装置を示す電気回
路図、第6図は吸込温度と吹出温度との変化を示
す線図、第7図は他の電気回路図、第8図〜第1
1図は本発明の他の実施例を示し、第8図は冷凍
サイクルを示す図、第9図は温度制御装置を示す
電気回路図、第10図は吸込温度と吹出温度との
変化を示す線図、第11図は他の電気回路図であ
る。 RS……吸込温度感温素子、SS……吹出温度感
温素子、A……圧縮機、S1……圧縮機発停用サー
モスタツト、S2……容量制御用サーモスタツト、
S3……吹出温度制御用サーモスタツト、ARC1
CTC……常閉接点、ARC2,ARC3……常開接
点、CT……カウンタ、AR……補助リレーコイ
ル、HV,HV′……ホツトガスバイパス用電磁
弁、LV……液用電磁弁、M,M′,M″,M……
回路手段、AND1〜AND5,AND5′……アンド回
路、I……インバータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 蒸発器Eの吸込温度TRを検出して冷蔵運転
    時における庫内温度制御に使用される庫内温度感
    温素子RSと、蒸発器Eの吹出温度TSを検出して
    過冷却防止に使用される吹出温度感温素子SS
    と、庫内温度感温素子RSで検出された吸込温度
    Rが、下降して第1設定温度範囲の下限になる
    と低負荷運転信号を出力し、上昇して第1設定温
    度範囲の上限になると全負荷運転信号を出力する
    容量制御用サーモスタツトS2と、庫内温度感温素
    子RSで検出された吸込温度TRが、下降して前記
    第1設定温度範囲よりも低温の第2設定温度範囲
    の下限になると圧縮機停止信号を出力し、上昇し
    て第2設定温度範囲の上限になると圧縮機起動信
    号を出力する圧縮機発停用サーモスタツトS1と、
    吹出温度感温素子SSで検出された吹出温度TS
    が、下降して、前記第2設定温度範囲より低温の
    過冷却防止温度範囲の下限になると圧縮機停止信
    号を出力し、上昇して過冷却防止温度範囲の上限
    になると圧縮機起動信号を出力する吹出温度制御
    用サーモスタツトS3と、圧縮機発停用サーモスタ
    ツトS1の出力信号に応答して冷蔵運転開始時から
    の圧縮機停止回数をカウントし、所定カウント数
    のときに作動信号を出力するカウンタCTと、カ
    ウンタCTから作動信号が出力されるまでは吹出
    温度制御用サーモスタツトS3の出力信号とは無関
    係に圧縮機発停用サーモスタツトS1の出力信号に
    より圧縮機Aの発停を行わせ、前記作動信号が出
    力されたときには圧縮機発停用と吹出温度制御用
    の両サーモスタツトS1,S3のいずれか一方の停止
    信号の出力により圧縮機Aを停止し、両方の起動
    信号の出力により圧縮機Aを起動する回路手段と
    により構成されてなる冷蔵装置の温度制御装置。
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