JPS624178Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は学生用カバンに係り、特にカバンの堤
手取付片にデジタル時計を組込んだ時計付きの学
生用カバンに関するものである。

本考案の目的は従来のものの体裁を変えずに、
デジタル時計が取付られ、実用上便利な学生用カ
バンを提供することにある。

しかして本考案は、カバン本体１と一体の蓋
１′に堤手２の両端の取付金具３，３′を固定した
ものにおいて、前記取付金具３，３′の一方又は
双方に、デジタル時計４を内蔵するケース６が嵌
まる窓孔５を形成し、かつ取付金具３にはケース
６の数字表示部６′の露出孔７を設け、ケース６
の止鈑８を堤手固定帯金９にねじ１０により着脱
可能に固着した学生用カバンである。尚、係合切
欠１１には止鈑８に形成した止めピン１２のを係
合させるので、止鈑８の装着はねじ１０を締める
だけで良く、製造が非常に容易であるとともに、
時計取付箇所を変える場合にも好都合である。１
３は帯金９の繰抜孔で、窓孔５に嵌まる起立枠１
４を突設しデジタル時計のケース６がこの繰抜孔
１３から取付金具３に入り、止鈑８で繰抜孔１３
から取付金具３に入り、止鈑８で繰抜孔１３を塞
ぐ。１５はデジタル時計の裏蓋１６に突出した日
付修正ボタン、１７は時分修正ボタン、１８は修
正棒、１９は錠係止鈑、２０は錠本体、２１は蓋
掛け外し用操作子、２２は鍵孔、２３は蓋止めバ
ンド、２４はその尾錠を示す。しかして図示のも
のはケース６の数字表示部６′を段状に成形して
露出孔７の嵌合させるようにしてある。又２５は
肩かけバンドの支持環で、取付金具３の側面に設
けた切欠２６より取付金具３内に支持環２５の軸
部を入れてこれにコイルばね２７を作用させ、不
使用時は第１図実線で示すように取付金具３の円
周部に沿うようにさせ、使用時に鎖線のようにコ
イルばね２７に坑して起立させる。

本考案によれば、左右いずれか一方の取付金具
３にデジタル時計を組込むこともできれば、他方
にもケース６が組み込めるようにすることがで
き、その場合カバンを左右いずれの手で携帯して
も常に見易い方の取付金具３にデジタル時計を嵌
め変えることが可能である。従つて製造上そして
その後付け変え、付け足しのために非常に便宜で
あり、この場合には一方にはケース６のみを嵌め
込んでおく。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る学生用カバンの一実施例
を示す一部の斜視図、第２図は蓋を開いた斜視
図、第３図は要部の縦断側面図、第４図は同上縦
断正面図、第５図はデジタル時計の斜視図、第６
図は同じく裏面斜視図である。 １……カバン本体、２……堤手、３……取付金
具、４……デジタル時計、５……窓孔、６……ケ
ース、６′……表示部、７……露出孔、８……止
鈑、９……固定帯金、１０……ねじ、１１……係
合切欠、１２……止めピン。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) カバン本体１と一体の蓋１′に堤手２の両端
   の取付金具３，３′を固定したものにおいて、
   前記取付金具３，３′の一方又は双方に、デジ
   タル時計４を内蔵するケース６が嵌まる窓孔５
   を形成し、かつ取付金具３にはケース６の数字
   表示部６′の露出孔７を設け、ケース６の止鈑
   ８を堤手固定帯金９にねじ１０により着脱可能
   に固着した学生用カバン。 (2) 止鈑８は、一端に蓋１′に設けた止めピン１
   ２への係合切欠１１を有し、多端にねじ１０の
   固着部を有する実用新案登録請求の範囲第１項
   記載の学生用カバン。