JPS624101A - 水切用ごみ容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、台所の流し台三角コーナーに設置する水切用
ごみ容器に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、一般家庭の台所流し台の三角コーナーに設置され
る水切用ごみ容器は、ごみを投入するために上部を開口
した箱状の合成樹脂製容器体に水切り用の孔（丸孔、長
形溝状孔）を多数形成したものが一般的であり、その他
、目の細かい金属網により作成したごみ容器が使用され
ている。

いずれも形状は、三角コーナーに設置しやすいように横
断面を三角形としたり、また方形状、楕円状等のものが
使用されている。

このような従来のごみ容器には、調理中に生じた種々の
生ごみ、食べ残しの食品その他魚の骨のような食べかす
等が直接捨てられる。

近年は、上記するごみ容器に使用する水切用ごみ袋が提
供されている。

このごみ袋は、ポリエチレン製の網状袋やポリエチレン
製袋に多数の水切り孔を形成したもの、その他水で破け
ない特殊加工した紙袋に多数の水切り孔を形成したもの
等がある。

このような袋は、前記容器内に収納し、袋口部を容器の
開口縁部に外側へ巻きつけるようにして取りつけ、生ご
みはこの袋内に捨てられる。

〔発明が解決ようとする問題点〕

生ごみを直接容器内に捨てる場合には、ごみが有してい
る水分や調理中に容器内に入った水は水切り孔から流出
し、生ごみのみが容器内に残り、容器内のごみ収容量に
限度があるので、成る程度ごみが溜ると大形のごみ容器
に移し変えられる。

しかし、毎日のようにごみを捨てて容器を掃除しないと
、魚や肉の油分や腐ったごみが容器に付着して取り去り
にくくなり、かつ異臭を発するとともに容器全体が汚く
なって非衛生的なものである。

ごみ容器内にごみ袋を収容して生ごみを捨てるようにす
れば、ごみは直接容器に触れることがなくなり、水切り
は完全になされるとともに溜った生ごみは袋と一緒に捨
てればよくごみの処分が容易であり、容器の汚れが少な
く、掃除が簡単であって衛生的に保つことができる利点
がある。

しかし、現在提供されている各種のごみ袋は一枚あたり
の単価が高く、毎日生ごみを処分するために使用するに
は不経済なものであった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は前記のような従来使用されているごみ容器、ご
み袋に鑑み、デパートやスーパーマーケット等の例えば
食品売り場で無償で提供されるポリエチレン、ビニール
等の袋を使用して水切り可能なごみ容器を提供すること
を目的とする。

即ち、購入した商品の代金を支払うレジでは、商品を収
容して持ち帰るためのレジ袋（手提げ用袋）が提供され
ている。また、購入した商品をレジ袋に入れる場所には
、豆腐や野菜等の水分がたれないようにしたり、魚や肉
等の臭が他の商品に移らないようにしたりするために、
個々の商品を入れる袋（サービス袋）が自由に使用でき
るように設置しである。

特に、サービス袋は、一枚づつの袋が簡単に分離できる
状態で多数ロール状に巻いであるため、使用枚数は自由
である。

レジ袋、サービス袋は毎日の買物で沢山溜るため、生ご
み以外のごみ袋として使用したりまた適当に廃棄処分が
なされているのが現状であるが、本発明はこのような日
常無償で提供される袋を使用して、水切用のごみ袋とし
て利用可能なごみ容器を提供するこ・とを目的とするも
のである。

この目的達成のため本発明水切用ごみ容器は、多数の水
切用孔を形成した容器の少なくとも底板上に複数本の・
ピンを突出して設けたことを特徴としている。

更に、複数本のピンを突設した水切板を、容器の底板に
着膜可能としたことを特徴としている。

〔作用〕

複数本のピンを突設した容器内に、前記のポリエチレン
やビニール製の袋を入れ、生ごみを投入すれば、ごみや
水分の重さで袋が下方に下がり、ピンによって袋には多
数の水切用の孔が自然に形成され、水分は水切用孔から
流出して生ごみのみが袋内に残り、水切り後の生ごみは
袋とともに捨て去ることができる。

〔実施例〕

以下図面に従って本発明の実施例を詳細に説明する。

（第１実施例） 第１図、第２図において符号１は本発明に係るごみ容器
を示す。このごみ容器１は、上部を開口してごみ投入口
２とした合成樹脂製箱体３に、多数の水切用孔４を形成
したことは従来と同様であり、箱形形状は三角形とした
ものを示したが、方形、楕円形、円形いずれであっても
よい。

本実施例においては、箱体３の少なくとも底板５上に複
数本のピン６を突出して設けたことを特徴としている。

このピン６は、容器１内に入れられた袋７（鎖線により
示す）を突き通した際、水が容易に流れ出しかつ小さな
ごみが流れ出ない大きさの水切り孔を形成する太さの径
を有している。

袋７内に生ごみを投入すれば、生ごみや水の重さで袋７
は徐々に下へ下がり、袋７の下側にはピン６により多数
の水切り孔が形成されて水分は流出可能となり、袋７内
にごみが溜れば袋７とともに捨てることができる。

尚、袋７を底板５側に押しつけ、あらかじめピン６によ
り水切り孔を形成した後生ごみを捨てるようにしてもよ
い。これは、袋７が丈夫な場合に効果がある。

また、生ごみを投入しても水切り孔があきにくい場合に
は、容器１を持ち上げて下へゆするようにすれば振動に
よって容易に孔あけができる。

（第２実施例） 本実施例は、底板５にピン６を複数本突設した第１実施
例の他側を示すものであり、第３図に示すように底板５
に複数本のピン６を突設する底部５ａ全体を容器１から
独立して分離可能としである。

このような構成にすれば、袋７に前記実施例と同様水切
り孔を形成することができるとともに容器１から底部５
ａを外し、底板５部分の清掃作業が容易である。しかも
、ピン６を有しない、単に水切り孔のみを形成した底部
５ａを別に用意することにより、従来と同様のごみ容器
としても使用可能となる。

（第３実施例） 本実施例は、底板５に複数本突設したピン６を着脱可能
としたことを特徴としている。

着脱技術としては、第４図に一部を示すように底板５に
複数個のネジ孔８を形成し、各ネジ孔８にピン６に設け
たネジ部９を蝮挿すればよい。

ネジ孔８は水切用孔４とは独立して形成してもよく、或
いは水切用孔４を利用し、水切用孔４の複数個をネジ孔
８としてもよい。

尚、ピン６の着脱は上記のような蝮挿に限定されるもの
ではなく、例えば第５図に示すように、鍔９を形成した
ピン６を、多数の水切用孔４の内の一部に或いは特別に
形成した挿通用孔１０に上方から挿通して取りつけるよ
うにしてもよい。

結局、ピン６を底板５に着脱自在とすることにより、ピ
ン６を取りつければ、水切り孔を有しない通常の合成樹
脂製袋７を使用してこれを水切用ごみ袋として使用する
ことができ、またピン６を取り外すことにより容器１を
従来と同様のごみ容易として使用可能となる。

（第４実施例） 本実施例は、第６図に示すように、容器ｌの底板５に取
付用空間１１を形成し、この空間１１には、同図に示す
ような水切用孔４の他ピン６を多数突出して設けた水切
板１２と、この水切板１２と同形状であってピン６を有
することなく水切用孔４のみを形成した水切板（図示せ
ず）とを自由に交換して使用できるようになっている。

従って、水切板１２を使用した場合には、水切り孔を有
しない袋７を使用し、この袋７を水切り用ごみ袋として
使用可能である。また水切板１２に変え、ピン６を有し
ない水切板を使用した場合には、容器１は従来と同様の
ごみ容易として使用可能となる。

尚、水切板１２および図示しない水切板を底板５の空間
１１に取りつけるには、空間と板を円形とした場合には
ネジ込み式に固定可能である。更に、両者が円形の場合
と、空間と板の形状を方形や楕円形等とした場合には、
第７図に示すように水切板１２、図示しない水切板を底
板５の上面からはめ込み式に載置することも可能である
。

上記各実施例において、使用する容器ｌは合成樹脂製箱
体の場合について説明したが、金属製の箱体であっても
よく、また金属網を使用して箱状に形成した容器であっ
てもよい。

また、第２実施例から第４実施例において、第１実施例
と同一部分は同符号を使用している。

〔発明の効果〕

以上に述べた本発明によれば、水切用孔４を形成した容
器１の底板５に複数本のピン６を突出して形成したこと
により、例えばスーパーマーケットやデパート等で無償
で提供されるレジ袋、サービス袋等を容器１内に収容す
ることにより、複数の水切り孔を袋に形成して水切用ご
み袋として使用可能となる。

従って、市販されている水切用ごみ袋を特別に使用する
ことなく、日常生活で使用しかつ廃棄処分するような、
水に濡れても破けることのないような袋を水切用ごみ袋
として使用できるものである。

更に、袋に水切用の孔を形成するピンを底板に着膜可能
とすれば、ピンを取り外すことにより容器は単に従来と
同様の水切用ごみ袋としても使用できることになる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の一実施例を示すごみ容器の縦
断面図および平面図、第３図は本発明の他の実施例を示
すごみ容器の要部の縦断面図、第４図は本発明の更に他
の実施例を示すごみ容器の要部拡大断面図、第５図は第
４図の他例を示す同部分の断面図、第６図は本発明の更
に他の実施例を示すごみ容器の要部拡大断面図、第７図
は第６図の他例を示す同部分の断面図である。 １はごみ容器、２はごみ投入口、３は箱体、４は水切用
孔、５は底板、６はピン、７は袋、８はネジ孔、９はネ
ジ部、１０は挿通用孔、１１は取付用空間、１２は水切
板である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）多数の水切用孔を形成した、合成樹脂又は金属製
   ごみ容器において、ごみ容器の底板上には複数本のピン
   を突出して設けて成ることを特徴とする水切用ごみ容器
   。
2. （２）複数本のピンは着脱可能として成ることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項に記載の水切用ごみ容器。
3. （３）多数の水切用孔を形成した、合成樹脂又は金属製
   ごみ容器において、複数本のピンを突設する水切板を、
   ごみ容器の底板に着脱可能として成ることを特徴とする
   水切用ごみ容器。