JPS6240457Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6240457Y2 JPS6240457Y2 JP1980078231U JP7823180U JPS6240457Y2 JP S6240457 Y2 JPS6240457 Y2 JP S6240457Y2 JP 1980078231 U JP1980078231 U JP 1980078231U JP 7823180 U JP7823180 U JP 7823180U JP S6240457 Y2 JPS6240457 Y2 JP S6240457Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic flux
- pattern
- induced current
- printed wiring
- wiring board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 17
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 2
- 230000000593 degrading effect Effects 0.000 description 1
- 239000003574 free electron Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Structure Of Printed Boards (AREA)
- Amplifiers (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、たとえばトランスが組込まれた増幅
器における漏れ磁束等による影響を軽減せしめた
プリント配線基板におけるパターン形状に関す
る。
器における漏れ磁束等による影響を軽減せしめた
プリント配線基板におけるパターン形状に関す
る。
従来より、プリント配線基板上に回路を構成す
るようになしたものにおいては、例えば増幅器の
上記プリント配線基板のプリントパターン面にお
ける外来ノイズおよび漏れ磁束などによる影響を
軽減するために、入力信号ラインとアースライン
とをできるだけ近接せしめ、信号源→増幅器の入
力→信号源の経路から形成される閉ループを小さ
くすることが試みられている。
るようになしたものにおいては、例えば増幅器の
上記プリント配線基板のプリントパターン面にお
ける外来ノイズおよび漏れ磁束などによる影響を
軽減するために、入力信号ラインとアースライン
とをできるだけ近接せしめ、信号源→増幅器の入
力→信号源の経路から形成される閉ループを小さ
くすることが試みられている。
ところで、上記したプリント配線基板上の閉ル
ープに時間的に変化する磁束がつらぬいた場合
は、該磁束によつて発生する誘導電流が上記閉ル
ープを流れ、S/Nが劣化するものである。この
現象は誘導電場の発生といつた観点から、一般に
はプリント配線基板上における信号パターンおよ
びアースパターンに一種の電場が発生し、それま
で静止していた自由電子が移動することによつて
生ずるものと説明されている。しかし、上記した
従来におけるプリント配線基板においては、プリ
ント面での回路パターンの構成上、上記した閉ル
ープはある程度までしか小さくすることができな
かつた。
ープに時間的に変化する磁束がつらぬいた場合
は、該磁束によつて発生する誘導電流が上記閉ル
ープを流れ、S/Nが劣化するものである。この
現象は誘導電場の発生といつた観点から、一般に
はプリント配線基板上における信号パターンおよ
びアースパターンに一種の電場が発生し、それま
で静止していた自由電子が移動することによつて
生ずるものと説明されている。しかし、上記した
従来におけるプリント配線基板においては、プリ
ント面での回路パターンの構成上、上記した閉ル
ープはある程度までしか小さくすることができな
かつた。
本考案は上記した不具合を解消すべくなされた
ものであり、プリント配線基板上においてアース
ラインと信号ラインとで包囲される面を形成し、
該面をつらぬく磁束により発生する誘導電流を、
上記面を、アースラインに対して振分けるパター
ンに構成することにより上記誘導電流を相殺する
ようになしたプリント配線基板におけるパターン
形状を提供することを目的とする。
ものであり、プリント配線基板上においてアース
ラインと信号ラインとで包囲される面を形成し、
該面をつらぬく磁束により発生する誘導電流を、
上記面を、アースラインに対して振分けるパター
ンに構成することにより上記誘導電流を相殺する
ようになしたプリント配線基板におけるパターン
形状を提供することを目的とする。
以下、図面を参照しながら本考案による実施例
について説明する。
について説明する。
第1図は、本考案によるプリント配線基板上に
おけるパターン構成を説明するための図であり、
図中1は信号源、2は負荷(抵抗で示してあ
る)、3は信号ラインそして4はアースラインを
示している。またS1,S2,S3は、上記信号ライン
3とアースライン4とで包囲して形成されたプリ
ント配線基板上における面を示しており、それぞ
れがアースライン4に対して図においては左右に
振分けられた構成となつている。上記したパター
ン構成とすることにより、面S1,S2,S3の該面方
向をつらぬく磁束によつて発生する誘導電流の向
きは互いに逆となり、上記誘導電流を相殺するこ
とができ、S/Nを改善することができる。
おけるパターン構成を説明するための図であり、
図中1は信号源、2は負荷(抵抗で示してあ
る)、3は信号ラインそして4はアースラインを
示している。またS1,S2,S3は、上記信号ライン
3とアースライン4とで包囲して形成されたプリ
ント配線基板上における面を示しており、それぞ
れがアースライン4に対して図においては左右に
振分けられた構成となつている。上記したパター
ン構成とすることにより、面S1,S2,S3の該面方
向をつらぬく磁束によつて発生する誘導電流の向
きは互いに逆となり、上記誘導電流を相殺するこ
とができ、S/Nを改善することができる。
更に本考案による効果を説明するために第2図
aに示すパターンの場合で考えてみる。aにおい
て信号ライン3とアースライン4とが交叉する部
分5には、ジヤンパー抵抗を使用する。ここで説
明を容易とするためにaを書き直すとbの如くと
なる。第2図bにおいて、φ1,φ2は時間関数
をもつ磁束であり、i1は面S1(ef)をつらぬく磁
束φ1によつて発生する誘導電流、i2は面S2
(abch)をつらぬく磁束φ2によつて発生する誘
導電流である。いま、第2図bの閉ループa b
c d e f g hに時間関数をもつ磁束
φ1,φ2がつらぬくと、上記閉ループにはそれ
を妨げる方向に電流が流れる。しかし、上記した
磁束φ2によつてa→b、c→d、g→hを流れ
る誘導電流i2と、磁束φ1によつてf→eを流れ
る誘導電流i1の方向は互いに逆となる。したがつ
て、上記した誘導電流i1,i2は互いに相殺され
る。
aに示すパターンの場合で考えてみる。aにおい
て信号ライン3とアースライン4とが交叉する部
分5には、ジヤンパー抵抗を使用する。ここで説
明を容易とするためにaを書き直すとbの如くと
なる。第2図bにおいて、φ1,φ2は時間関数
をもつ磁束であり、i1は面S1(ef)をつらぬく磁
束φ1によつて発生する誘導電流、i2は面S2
(abch)をつらぬく磁束φ2によつて発生する誘
導電流である。いま、第2図bの閉ループa b
c d e f g hに時間関数をもつ磁束
φ1,φ2がつらぬくと、上記閉ループにはそれ
を妨げる方向に電流が流れる。しかし、上記した
磁束φ2によつてa→b、c→d、g→hを流れ
る誘導電流i2と、磁束φ1によつてf→eを流れ
る誘導電流i1の方向は互いに逆となる。したがつ
て、上記した誘導電流i1,i2は互いに相殺され
る。
第3図は、本考案をプリント配線基板のプリア
ンプ部に実施した場合であり、aに示すパターン
図をbのような形で配線基板のプリントパターン
面に実施した例である。aに示す5の部分にはジ
ヤンパー抵抗(あるいは入力抵抗)が使用され
る。また5aの部分にも必要に応じてジヤンパー
抵抗が使われ、5b部分にはジヤンパー線(0オ
ーム)が使われる。
ンプ部に実施した場合であり、aに示すパターン
図をbのような形で配線基板のプリントパターン
面に実施した例である。aに示す5の部分にはジ
ヤンパー抵抗(あるいは入力抵抗)が使用され
る。また5aの部分にも必要に応じてジヤンパー
抵抗が使われ、5b部分にはジヤンパー線(0オ
ーム)が使われる。
以上記載した如く本考案によれば、プリントパ
ターン面に設けらた信号ライン3とアースライン
4とにより包囲された複数の面を形成し、これら
の面のうち、上記アースライン4に沿つた奇数番
目の面の面方向を貫く磁束により生ずる誘導電流
と、偶数番目の面の面方向を貫く磁束により生ず
る誘導電流とが相殺されるように構成したので、
プリント基板の片面のみを用いても、漏れ磁束に
より生ずる誘導電流に起因するノイズ成分を充分
に小さくすることができ、しかも、上記のように
プリント基板の平面のみでの処理が可能であるか
ら該プリント基板の製作が容易になる等の効果も
得られる。
ターン面に設けらた信号ライン3とアースライン
4とにより包囲された複数の面を形成し、これら
の面のうち、上記アースライン4に沿つた奇数番
目の面の面方向を貫く磁束により生ずる誘導電流
と、偶数番目の面の面方向を貫く磁束により生ず
る誘導電流とが相殺されるように構成したので、
プリント基板の片面のみを用いても、漏れ磁束に
より生ずる誘導電流に起因するノイズ成分を充分
に小さくすることができ、しかも、上記のように
プリント基板の平面のみでの処理が可能であるか
ら該プリント基板の製作が容易になる等の効果も
得られる。
第1図は本考案によるプリント配線基板上にお
けるパターン構成を説明するための図、第2図は
本考案による効果を説明するための図、第3図は
本考案をプリアンプ部に応用した場合の一実施例
を示す図である。 1:信号源、2:負荷、3:信号ライン、4:
アースライン、S1,S2,S3:面。
けるパターン構成を説明するための図、第2図は
本考案による効果を説明するための図、第3図は
本考案をプリアンプ部に応用した場合の一実施例
を示す図である。 1:信号源、2:負荷、3:信号ライン、4:
アースライン、S1,S2,S3:面。
Claims (1)
- 回路配線パターンをプリント配線基板上に形成
するものににおいて、上記基板のプリントパター
ン面に設けられた信号ラインとアースラインとに
より包囲された複数の面を形成し、これらの面の
うち、上記アースラインに沿つた奇数番目の面の
面方向を貫く磁束により生ずる誘導電流と、偶数
番目の面の面方向を貫く磁束により生ずる誘導電
流とが相殺されるように構成したことを特徴とす
るプリント配線基板におけるパターン形状。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980078231U JPS6240457Y2 (ja) | 1980-06-05 | 1980-06-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980078231U JPS6240457Y2 (ja) | 1980-06-05 | 1980-06-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS572682U JPS572682U (ja) | 1982-01-08 |
JPS6240457Y2 true JPS6240457Y2 (ja) | 1987-10-16 |
Family
ID=29440765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980078231U Expired JPS6240457Y2 (ja) | 1980-06-05 | 1980-06-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6240457Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6982927B2 (ja) * | 2017-12-18 | 2021-12-17 | 日置電機株式会社 | 回路基板および測定装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4876358A (ja) * | 1972-01-12 | 1973-10-15 | ||
JPS4913952A (ja) * | 1972-05-20 | 1974-02-06 | ||
JPS51128023A (en) * | 1975-04-30 | 1976-11-08 | Shimizu Constr Co Ltd | Process of constructing multi-storied pipe-shaft unit |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5049025U (ja) * | 1973-08-31 | 1975-05-14 |
-
1980
- 1980-06-05 JP JP1980078231U patent/JPS6240457Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4876358A (ja) * | 1972-01-12 | 1973-10-15 | ||
JPS4913952A (ja) * | 1972-05-20 | 1974-02-06 | ||
JPS51128023A (en) * | 1975-04-30 | 1976-11-08 | Shimizu Constr Co Ltd | Process of constructing multi-storied pipe-shaft unit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS572682U (ja) | 1982-01-08 |
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